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死刑制度についてひと言お願いします

2063ufloat:2009/06/22(月) 01:51:53
最近、なぜか眠い割に寝不足で、何か変なことを書いてしまうかもしれませんが・・・。

>>2054
まずはお答えいただきありがとうございます。
でしたら、カレーライスさんの意図としては、記事中で「コスト」と書いてはみたものの、
それは存置理由とはしない、ということでよろしいでしょうか
(単なる確認です。トラップなど仕掛けてはおりません(笑)。念のため)。

さて、本題にお答え願えたので、この先を書く必要はあまりない気がしないでもありませんが、一応。
死刑に金がかかる理由が、裁判費用などにあることについてはほとんど議論の余地はありませんが、
そのようになる理由としては、私は「最高刑だから」ではなく「罰による部分が大きい」と考えています。
米国では分かりませんが、少なくとも日本の今の制度では。
まずカレーライスさんのおっしゃる
>すでに最高刑判決が出ているために、控訴、上告でこれ以上重い罰の判決が出ることはないと
>わかっているためにほとんどの被告人が行うこととなります
これですが、刑事訴訟法の第四百二条に
「被告人が控訴をし、又は被告人のため控訴をした事件については、原判決の刑より重い刑を言い渡すことはできない」
とありますので、最高刑だから控訴する、ということはないでしょう
(被告人と検察が双方控訴した場合には、当然判決が重くなることはあります)。
それでは、いかなる場合に控訴や上告、再審請求といった行為が行われるのでしょう。
例えば、日本で絞首刑以上の刑罰を導入したとしましょう。lovelessさんが言及されているような時代の、
火刑だとか、一族根絶やしだとか、キリストの十字架だとか、何か絞首刑より重い刑罰を。
もし私がそのような判決を出されたら、それはもう、死に物狂いで控訴や再審請求を出すと思いますよ。
しかし、絞首刑より重い刑罰が作られたからといって、絞首刑判決の被告人や死刑囚たちが
控訴をしなくなったり、再審請求を出さなくなるかといえば、私にはそうは見えないのです。
絶対に減らないかは検証しようがありませんが、ほとんど減らないのではないかと考えています。
一方で、控訴や上告がなされているうちは未決ですし、再審請求も死刑を回避できる可能性がありますので、
死刑の執行を遅らせる意味で、これらをやっている被告人・死刑囚らも少なくないでしょう。
終身刑や無期懲役は、収監自体が目的の刑罰ですから、このようなことは発生しえませんよね。
したがって、死刑が終身刑よりコストがかかるのは「死刑だから」と表現することもでき、
Kenさんが >>2058 にて紹介されているような主張にも、十分な説得力が出てくるかと考えています。

ちなみに・・・。
私は死刑反対派ではなく、廃止派と名乗るにも語弊があり、「慎重派」くらいかと、自分では考えています。
現状はひとまず安定した形ではあるものの、もしそれより良い方法があるのなら、死刑存続にこだわるつもりはなく、
死刑廃止もいとわない、程度に考えていただければと。ただ、私はまだ「良い方法」を得られておらず、現在模索中です。


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