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死刑制度についてひと言お願いします

1996紫煙狼:2009/06/14(日) 20:58:26
>>1995
中崎タツヤ氏(漫画家)の「じみへん」という短編集の中で、人が物を使うという本来の
姿をはなれ、モノによって人は使わされる…という実態を暴いた作品があるんですね。

つまり、子供の頃初めて虫眼鏡を手にした、あの時の「使いたくってたまらない」感ですね。
特に必要もないのに、なんでも拡大して見て見たくなる、あの感覚。つまり、モノには
人にそれを「使いたい!」と思わせる魔力がある。ちなみに、その作品のオチは、
「コンドームを持っているが故に、誰彼かまわず異性を抱いて試したい…のは違うな」
という、非常に私好みのオチなのですけれど。。。

で、まぁ、それも確かにあるな、と思うわけです。時代劇に出てくる若殿様が新しい刀を
手に入れてしまい、その魔力に魅入られて、辻斬りを繰り返す…とかね。私自身、LEDの
懐中電灯(光の強いやつ)を買うと、何でも照らさずには居られない(笑)従って、
>「実は当時被告はフラフラっとホームセンターに寄って何気なく凶器となる得物を買って、
>それを見ているうちに人を殺したくなったのです。」
という弁明はありえるし、それが事実である可能性も否定できない。ならばいっその事、
裁判員は「自分の心象を第一に」考えればよろしいのかな…と。この弁明を一笑に付すも、
真剣に事実と受け止めるも、裁判員の心象ひとつに委ねて構わないのではないでしょうか?

また、
>アリバイ偽装のための計画と、殺人の成功を期するため(目的どおりに遂行するため)の
>計画と、どちらが悪質なのか
これも、心象に委ねましょうよ。それこそ「自由心象主義」で宜しいのではないでしょうか?
無理に計画性を認めて刑罰加重する必要も、無理に計画性を認めず情状酌量する必要も、
それこそ、まーーーーーーったく、ないんですよ(笑)

確かに、審理当日は「計画性がある!これは凶悪だ!もっと重い罰を以って!」と考えた裁判員が
後日「いや、あの時は冷静さを欠いていた。あそこまで重い罰を課す必要はなかった」と思うかも
知れませんね。それがイヤで、つまり自分のその時の見解が一生涯変わらぬ見解足るかの自信が
ないため、裁判員になるのを拒む人は多く居るでしょう。自ら望んで判事になるのと、ある日突然
裁判員に選ばれるのではワケが違いますものね。自分が誤った判断を下すのではないかという、
恐怖のため、裁判員制度に反対している人の存在は、私も無理からぬことと思います。


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