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死刑制度についてひと言お願いします

1854無精髭:2008/08/04(月) 14:32:08
>>1845
実は、私も同じようなことを考えたことがございます。ご指摘がなかったら言おうと
思っておりましたが、先に言われちゃいましたね(笑)。同害報復の理念を突き詰めて、
忠実に実践しようとすれば、シェンロンさんの仰るような不具合・不整合が出てくるのは
当然。ただ、私の場合、「同害」判定の困難さ(基準の重点をどこに置くか、等)が
難問として残ることから、結局、完全な同害報復など原理的に不可能なのではないか
との疑いが強かったので、どうしても本質論的な構えに陥りがちで、シェンロンさん
のように、倫理や社会秩序維持の面での考察を深める事が出来なかったのですけど。
あと、同害とは何か、色々と考えてはいるのですが。難しすぎます。

>同害報復の主体が被害者であるべき(以下略)

シェンロンさんの論理は、実に明快かと思うのですが、多分上記のように規定して
しまいますと、「同害報復」じゃなくて「過剰報復」でしょう・私たちゃあそんなこと
言っとりませんぜ・ダンナ。と反論されるでしょうね。もちろん、論理的帰結としては、
シェンロンさんの仰ってることで大方間違いないと思いますが、「同害報復の主体」云々
の前提そのものが同害報復論者の間で異なっている可能性はあり得ますよね(というか、
そもそも「同害報復」の定義付けが一つしかないなんてことは、ちょっと考えられません)。

私は、「同害報復の主体は国家であるべき」こそが前提だと思っておりましたので、寧ろ、
シェンロンさんとは異なり、加害者本人を殺すだけで充分、という方が同害報復の理念に
適っているのではないかと思うのですが。こう仮定した場合、国家が代行する報復の主体は
国家以外の誰であるかは前提に反しますから、問題にはならないかと思われます。国家の
見地からしてみれば、こちらに断りもなく勝手に国民の命を奪ったのだから、そんな損害を
出す野郎は放っちゃおけねぇということで、そ奴の命を取り上げることで万事を済まそう
というだけ(?)なのですから。但し、それでは何故、殺人だけが同害報復の対象となるのか
(換言すれば、死刑だけが同害報復として正当化されるのか)という、Kenさんの疑問に
応えることにはならないでしょう(取り返しが付かないから? なら、今更もう一人殺そうが
生しておこうが、何やったって同じですよね? 国家的見地にそのような視点はありえない
と思います、所詮国民同士のいざこざですから、替りは国民の中に幾らでもいるでしょうね。
国家って何考えているのだか、一国民には全く以って分からないですね。)。


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