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死刑制度についてひと言お願いします

1796Ken:2008/06/20(金) 15:45:36
行きずりさんのコメントは私にとっても非常に興味深いです。私も以前似たような
こと書いたことがあります。普通死刑になるのは二人以上殺した場合ですけど、
一人殺した後で、も一人殺せば死刑になるからここいらでやめとくか、なんてこと
絶対にないでしょう。殺人者は殺すときには一人でも二人でも何人でも殺します。
自分は絶対に捕まらないという自信があるからなのでしょう。逆にひょっとすると
捕まるかもと考えれば殺害を思いとどまるかもしれない。だから死刑ではなくて
警察力のほうが殺人の抑止には大事なのではないかと。日本では殺人の検挙率は
めちゃくちゃ高いですよね(ここ最近下がっているようですが)。ここいらあたりに
日本の殺人率が低い理由があるのではなかろうかと。紫煙狼さんの意見は今まで
私になかった視点ですけど、それはそれで非常に理にかなっていると思いました。

ところでせっかくですから私も>>1783に反論してみようと思います。

>>ちなみに、私は終身刑には賛成できないのです。
>>行刑にあたる人の困難が目に見えるからです。
>>死刑廃止論にたてない理由もここにあります。

実務にあたる人の立場で考えれば、死刑存続に賛成、終身刑導入に反対とのことですが、
むしろ逆じゃないのかと思いました。理由は以下のとおり。

1.厳罰化のあおりで有期刑は最高で30年、無期懲役は仮釈放が基本的に認められないなど
実質的に終身刑はすでに導入されている。
2.司法当局には死刑は執行してもしなくてもよいというフリーハンドがあり、
死刑判決を受けながら終身刑で処遇されている死刑囚が多数いる。95歳で老衰で
亡くなった帝銀事件の平沢貞通元死刑囚が代表例。
3.死刑執行のほうがどう考えても実務としてきつい。想像ですけど、処刑の実務に
携わっている人なんて日本には両手で数えられるくらいしかいないのと違いますか?
二ヶ月に一回召集されて何人かをいっぺんに「処理」するんですよね。めちゃくちゃ
えげつない仕事だと思いますけど。
4.米国の刑務所元所長で90名の処刑に立ち会ったClinton Duffyはリタイア後に
死刑廃止論者に転向している。絞首刑はしばしばとんでもないことになるんだそうです。
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