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死刑制度についてひと言お願いします

1422Jonah:2006/03/10(金) 08:48:08
中学生の頃、ビクトル・ユーゴーの「死刑囚最後の日々」を読んで以来、年に一度は自分が死刑囚として収監され、最後の日に怯える夢を見ます。「こんな筈では無かった。こんな結末ではなかった」と汗をかき目覚めるのです。
ご存じの様に、この小説は死刑制度撤廃を意図して描かれた小説です。私自身そのユーゴーの思惑にはまった様に「死刑囚の立場」を夢の中とは言え味わされている様な気がします。
しかし、私は「死刑制度撤廃論者」ではありません。理性では死刑に反対しても、本能では死刑に賛成しているからです。
死刑に値するとされる犯罪者達が、理性的行動では無く、本能的行動に基づいて罪を犯した以上、刑も本能的(復讐的死刑)であっても良いと言うのが一般的な考え方ですね。
しかし死刑には別の極めて理性的な側面があると思います。
それは、「恐怖は理性に伴う」と言う考え方です。特に日本では死刑が確定してから、執行されるまで時間をかけ、充分な恐怖を囚人に与える事に成功しています。死刑囚が「理性に伴う恐怖」を味わい、理性に目覚めていく。のであれば、それは「刑の価値・効力」と言えるのでは無いでしょうか。
当然、中には、その恐怖プロセスの中で、理性に目覚め、理性に更正する(罪を悔い改め懺悔する)死刑囚も出てくるわけですね。
本能に生きる重犯罪者を、理性を目覚めさせる為の「死刑制度」と言うアプローチは成り立たないのでしょうか。
終身刑でさえ不充分だと思うのは「本能的行動犯罪者に理性復活を促す力」は無いからです。
故に、「死刑制度」そのものが、極めて理性的な刑であると考えてしまいます。当然、最後まで「理性の目覚め無く刑に処せられる囚人」もいるでしょう。また「死刑囚親族の感情」と言う問題も出てくるでしょう。
しかし、社会の安全性・被害者親族の感情(極めて本能的感情)・法制度の合理性等を優先するならば「理性的な死刑制度・理性を自覚させる為の死刑制度」存続は正論となるので無いでしょうか。


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