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ネットの議論ってそもそも意味あんの?

198ヤスツ ◆0lcRIkF0ks:2006/07/09(日) 00:05:26
>>148
右派の説得力についてはわかりませんが、世界的に見て左派が凋落し右派が台頭しているのは確かなんですよね。
フランス、ロシアでは極右勢力(その国の中での)が大きな力をつけていますし。

もちろん、これらはそれぞれの国の事情がありますので、ひとつの理論で説明することは難しいとは思いますので、ひとまず置きますが、「右派の台頭」は、融和の理論より排除の理論のほうが力を持っているときに起こってくるのではないかな、と思います。
排除の理論、端的には「移民により、既得権益を侵された人々の不満」とか。フランスの失業問題に端を発した暴動は、移民により雇用が減ったから、という側面もあると聞きます。「移民により雇用が」というのは、ナチスドイツの台頭の温床にもなっていますし、ロシアの極右(現在の、ですよ)が支持を得る理由にもなっていますね。

人間が「人に優しく」できるのは、自分にゆとりがあるときだと思うんです。
富裕層が寄付・ほどこしができるのは、「金にゆとりがあるから」で、むしろもらう側の人は殺してでも、殺すことを正当化してでもそれを得ようとしますよね。(芥川龍之介の「羅生門」はもちろんご存じのことと思いますが)
左派台頭(かつての共産主義の隆盛もそうですが)は、余裕があったからできたこと。
高度成長期という余裕のあった時代に生きた団塊の人々が「施しに積極的=左派思想」なのも、そうしたところからきているのだと思います。

バブルがはじけた後からですよね。日本が右に回頭してくるのは。
高度成長期やはじける前のバブルで益を受けた人々はまだなお融和的で左派的で施しに理解があります。
が、その後の氷河期によって「新卒就職」の機会を逸して、フリーターにならざるを得なかった層には、当然「施しの余裕」や、「他者に分け与える余裕」は少ないものと思います。
それこそ、ナチス台頭時代のドイツの失業者のようなものです。(ネオナチの支持者も、やっぱり雇用機会喪失者が多いようですよ)

「日本は豊かだ」「だから分け与えるべきだ」という意見がありますが、それほど豊かを経験していない世代には「施し」や「融和」は難しいのではないでしょうか。
一方で、「格差社会だ、政府が悪いんだ」という意見に、どうして「施しを経験していない豊かでない層」が食いついていかないんでしょうか。
これは、「若い世代はみんな貧乏だから」もしくは、「格差社会の上のほうにいて、学生運動の思ひ出に浸りながら自分は昔の貯蓄で喰ってる」のが、施し大好きな団塊の世代だったりするせいかな? と思ったりもします。

議論云々のソースどうのという話はひとまずおいて、「世界的に見た右派の台頭は、雇用機会喪失に対する不満、施しをするゆとりがない世代の増加と連動している」ということとしておきたいと思います。

友引さんが60代なら、「団塊の世代で、学生運動を堪能し、社会人初期を高度成長期を高収入で過ごし、社会人円熟期をバブルの高収入で過ごし、組合の力も強く、生活に余裕があった」ということで、左派的な心情(施しと融和をよしとする)を正義と感じられるお気持ちはわかります。
イカフライさんが40代なら、バブルのけつっぺたですよね。左派最後の時代。
「組織の住人」であるうろちいさんが左派なのは納得がいきます。

他の右派の方がどうかはわかりませんが、「組織は守ってくれない」「施しをするゆとりはない時代を生きてきた」という人間が、自分だけを頼りにする思考を持つのは、不思議ではないと思いますよ。


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