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靖国問題について考える
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>>911
>で、戦犯に対してですが、戦後になって靖国神社の合祀の基準はかなり
>緩やかになりまして、軍人においては戦病死、飢え死に、行方不明という
>もともとの合祀基準とは変わりました。
その「かなり緩やかになった」ことを昭和天皇がどう思われていたか、が問題の
核心なんですけどね。戦後、国家管理を離れて一宗教法人となった靖国神社が、
それまでの伝統的な合祀基準を変更したわけです。これは「神格」の拡大ですから、
私たちが思うほど軽い変更ではありませんよ。
とはいえ、昭和天皇は少なくともBC級戦犯が合祀された後も参拝はされてます
から、BC級戦犯の合祀までは良しとしたんでしょうね。従ってA級戦犯合祀に
反対するとなると、理由としては「周辺国への配慮」が最も可能性としては
高いことになるでしょうか。
>で、「騒がれるのが嫌だから」と言うのならばこれの方が矛盾が生じません。
矛盾が生じないと言うより、抽象的過ぎてどうとでも受け止められますよね。
何に対して「騒がれる」のか、と言えばA級戦犯を合祀した靖国神社に参拝
することに対して、ということでしょう。それを予期したからこそ合祀に
反対の意思を持たれたと考えればすっきりするでしょう。
>A級戦犯全員を行幸するのが嫌なほどお嫌いならば
>あえてA級戦犯が居るかどうかを尋ねられた理由も分かりますが。
富田メモに記された発言内容から見ると、松岡、白鳥についてはやはり合祀
対象者に含むには拡大解釈が過ぎるという印象を持っていたのは間違いないだろう
と思いますが、A級戦犯全員を嫌っていた、ということではもちろんないと思い
ますね。むしろ嫌ったのは「易々と」合祀を進めた松平宮司ですよ。「親の心子
知らず」というのは、松平宮司の行為というより、思想や歴史観を含めての批判
と受け止めるべきだろうと思います。
少なくともA級戦犯合祀については、一部の遺族と、宮中ぐらいしか知らなかった
わけですから、この段階では騒がれてはいません。ただ、表ざたになれば内外から
騒がれる予測はできたことです。表ざたになったのは中曽根首相の公式参拝の時
ですね。岡崎久彦氏が参拝中断の理由とした三木首相の靖国参拝問題のときは、
国会でこそ取り上げられましたが、内外ではさほど問題にはされず、平穏なもの
でした。
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