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イラク攻撃、日本はどう出る? どうする?

740壱学生:2003/04/11(金) 16:31
>イカフライ氏の>>723
上の>>739の続きになりますが、イカフライ氏は「緊急避難」という概念をご存知でしょうか?
これはお互いに非の無い場合であっても、それ以外に方法がない場合に限り他人の権利侵害(それには生命を含みます)を認める概念です。

例えば客船が沈没して救命ボートに乗客が避難したとしましょう。
その際あるボートの定員が上限10名だった場合、乗せられない人は見殺しにしても罪には問われない、
なぜならそれ以上の人員をボートに乗せるのは、既にボートに乗った人達の生命を脅かすからだ。
というものです。マンガなら「金田一少年の事件簿」の7巻などに紹介されています。

これは古代ギリシャの時代から、「カルネアデスの板」という形で哲学上の命題になっている概念で、
その際客観的には「自分の命」=「他人の命」だが主観的には「自分の命」>「他人の命」なので、自分の命を優先する事は正当かできます。

>「自己の命と他者の命は同価値である」
というのは正しい概念なのですが、かように現実には単純に適用できるものではありません。
それが「国民全員の生命・財産」に責任を持つ「国家」ならなお更です。
『理念』を『政策』化して現実を動かすのはそういう難しさを理解できていなくてはいけません。

イカフライ氏も以前、「他人の命よりも自分と家族の命の方が重要だ」という本音を述べましたよね?
その通りで、世の中には自分の『理念』の為には自分の命も投げ出せる人とそうでない人がいます。
また内心では「投げ出したい」と思ってはいても、その後の家族や仲間への責任の為に投げ出せない人もいます。
一国の指導者なんかはその最たるものです。自分の政党に対する責任、国民に対する責任、世界に対する責任、様々なものが彼らの肩にかかっています。
少なくとも近代においては、指揮官先頭で一国の指導者が戦場に身を置くことなんかはできっこありません(ナポレオン辺りが最後でしょう)。

少なくとも民主主義国家においては、一国の指導者の個人的感情だけで戦争ができるわけではありません。
それまでのその国の歴史だとか、政治や経済の体制だとか、世界情勢だとか、国民世論だとか、そういう糸がこんがらがって「戦争」という結果に結びついた訳です。
それが戦争をする事の免罪符になるわけではありませんが、そういった事情を理解する事無しに「戦争反対」とだけ主張するのは安易な姿勢です。

こういう考え方はできませんか?
「アメリカの大統領って大変だな〜。日本の事を考えたりヨーロッパの事を考えたり。場合によってはアフリカの奥地の事まで考えなきゃいけないし。
 でも一番重要なのはアメリカ国民の事だよね。なんたってアメリカの有権者に選ばれた訳だし。
 アフリカの奥地の内戦が悲惨なのは十分分かるけど、だからといってアメリカの若者が死ぬような介入はできないよね。
 じゃあ資金援助で何とかするかな?でもロシアの核解体とか国内の雇用対策とかで予算が足りないよね。
 結局なんにもできないのかな。あぁ、カーターみたいに『元』大統領だったらもう少し考えられるんだけど。」 って。

アメリカの大統領も自由なわけではありません。
逆に言えば「世間のしがらみ無し」に自由にモノが言えるのは、世間に対して無責任な者に限られるわけです。
「世間に対して無責任な者」が世間に対して有意義な行動ができるのでしょうか?
『大人』ってのはそういう相手の「世間のしがらみ」を十分理解した上で、なお「建設的な」事を話し合える人達の事じゃないのかな?




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