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人生における分岐点

1H.Fujiwara:2009/06/12(金) 15:13:56
人生行路において幾つかの重要な分岐点があり、それが人生にとっての節目を作る契機として、思いがけない飛躍や挫折を決定付けることがある。
結婚や転職がその機会になることもあるし、糖尿病で糖分の摂取を医者に禁じられたり、大手術で生活パターンが変わることもそれだったりする。
このような分岐点の一つに現在の私が遭遇し、生活のリズムに変調をきたして低迷気味なので、閉塞間の中で気力喪失に陥っている日本のように、情けない状態にこのまま沈み込まないためにも、「禍福あざなえる」人生パターンにおいて、何を+か-かに見るかについての省察を試みたい。
四半世紀住み慣れた米国の砂漠を去り、南国の蝶が舞い飛ぶ台湾に移り住み、やっと二ヶ月が過ぎ去った今という時点の段階で、二つの大きな生活上の変化に見舞われた。
最初の精神的なものは移住後一週間で現れ、第二の肉体上の変化は一ヶ月が過ぎてから、具体的な数字を伴って着実に私の身体上に定着した。

2藤原肇:2009/06/15(月) 16:46:04
まず最初の精神的なものは情報面において現れ、山奥に住みインターネットの接続が悪くて、一種の情報断絶に遭遇したフラストレーションが、私の生活のリズムを完全に狂わせたことだ。普通ならこれほど急激に体験しないので、ショックがこれほどひどく現れないだろうが、米国の砂漠と台湾の仙境の落差は白髪三千丈で、何とも形容ができないほどのものに思えた。それまで空気のように取り込めた情報が希薄になり、ある意味で酸欠に似た情断状態で体調を崩し、一種の高山病を患ったようで息苦しかった。いうならば麻薬の禁断状態に似て、情断状態は精神と共に肉体を痛打したので、頭は壊れ体がコムラ返ししそうだった。馬齢を重ねただけにショックは絶大だった。
情報革命の渦の中に巻き込まれて生き、その最先端のアメリカに住む場を維持して、ヨーロッパからの目線で世界を把握したのが、観察者として私が確保した足場だった。だから、ヨーロッパの新聞や雑誌の一流コメントは、慣れ親しんだものとして扱ったし、それに近い問題意識の保持に誇りを感じて、アメリカの言論レベルを見下す余裕もあった。それが過去20,年間の私のスタンスであり、密かに抱いていた誇りの源泉だったのに、それが一瞬のうちに崩れ去った感じだった。

3千々松 健:2009/06/18(木) 15:29:58
藤原博士が砂漠の地から緑地の仙境の地に無事に「軟着陸」されることを願ってから、もう3ヶ月が過ぎようとしています。
その間に博士の体内の細胞は入れ替わって、新しい水の中で徐々に生まれ変わったものと想像されます。人生における分岐点としての住環境の変化は「智情意」の三面で表れると思われますが、智に関しての「情報断絶症候群」が最初の関門になったようですね。「禍を以って福と為す」となりますように。

4千々松 健:2009/06/25(木) 19:39:23
実は、6月22日に「賢く生きる」をアマゾン経由で入手して読み始めたところです。
その矢先に次の本が出るようだという報に接しました。タイムリーな出版になるのではないかと今から期待しています。
一方、それとも関係して先生の血圧の数値が高くなっておられるのではないかと心配です。

「賢く生きる」の中から<フィボナッチ数列の第12項目に現れる144の数に因んで>
360度の円を5で割った72度の倍は144度で、144の数はフィボナッチ数列のキーナンバーになる。
ただし、シュトーレンのダイヤモンドカットに144面体カットが不成立なのは残念。
また、倉田大嗣博士の話を引用させていただきます。
「四つの基元素からすべての元素が成り立ち、原子転換によってウランまで行くわけで、変化の原動力はNSの磁性共鳴にあります。・・・そして、四つの基元素の表と裏の組み合わせによって、原子転換で146まで行くと考える」p163-164。
この146という数値は、もしかしたら144のミスプリントかも知れないと私は思いました。
それは、最近知った新型インフルエンザの種類の理論値が3^2×4^2=12^2=144になることからの連想です。
もちろん「四つの基元素」は「神聖方陣とラセンモデル」に現れる「FLKM系列」の四つ数の流れに相当すると考えてよいと思われます。

5千々松 健:2009/07/07(火) 18:39:29
量子力学の父と言われたハイゼンベルグは「部分と全体」の中で、「専門家は、その対象とする部門について非常に多くの知識を持っている人というのではなくて、その専門とする分野において、起こりうる最も重大な間違いを知っており、したがって、いかにしてこれを回避できるかを知っている人である。」と述べている。これはまさに「リスク・マネジメントと危機管理」の分野でも大切なことであると思う。

また「部分と全体」の中に面白い部分をみつけました。ミュンヘン大学の理論物理学のゾンマーフェルト教授を指して、その下でハイゼンベルグと共に学んでいたパウリが「彼は数の関係を信じている。まるでピタゴラス学派の連中の弦の振動の調和(ハーモニー)のように一種の数の神秘教の信者だ。だからわれわれは、彼の学問についてのこの側面を“原子秘教”(Atomystik)と面白がってよんでいるのだが、しかし今のところ、誰もそれ以上のものを知らないのさ。それどころか、ひょっとしたら今までの堂々とした物理学をまとった形でまだ十分よく知っていない者の方が、もっとたやすく正道をみつけ出すことができるかも知れないぜ。だから君は有利だよ。」と皮肉っている箇所です。
「Atomystik」はそこから何かが産まれ出てきそうで、語源からするMatrix(母岩・・・)と「母数」と言えないでしょうか? 秘数といえば何といっても「9」がメインですが、その9を法とするモジュラー形式の「mod9」が母なる数をして、すべてを創り出す仕組でもあるのです。仕組みは四組に言葉が重なるのは偶然とも思えません。四つの数の流れの組み合わせを現わしてもいるからです。

今宵は七夕です。良い「真夏の夜の夢」が観られることを願います。

6藤原肇:2009/07/21(火) 17:12:29
台湾の山奥に拠点を構えたことによって味わったのは、インターネットへの接続における不便さという、インフラストラクチャーにおけるハード面での欠陥だが、これは台湾だけでなく日本における共通の欠陥に基づくもので、オリジナル文明とコピー文明の差に由来するように思われた。
日本や台湾では高速光ファイバーADSLが利権化して、地域別やサービス別に私的企業の縄張りに組み込まれ、通信アンテナのネットワークとして区分されて、個々の会社との年間契約をすることになっている。
そのために人工衛星を使い空間という地球規模の技術が、地上のアンテナという細切れ技術に矮小化されて、21世紀に相応しい惑星技術に結びついていないのである。
いうならば、国境の枠を乗り越えた世界規模の地球文明の成果が、20世紀的な国民国家の枠組みに絡めとられてしまい、折角の外に広がるインターネットがノートルダムの背虫男のように、捻じ曲がって歪んだ構造になっていると感じさせられるのである。

7千々松 健:2009/07/22(水) 12:19:33
科学は主体と客体を区分することから始まると言われていますが、人文科学においても主体と客体を区分して思考することが大切と最近感じています。
人間の発するオープンクエスチョンは通常5W1Hですが、Which,Whose,Whomの三つの客体を加えて、初めてストーリーや全体像が見えてくるようです。
主体は何かといえばWhy,Who,Howの三つです。そして、Howは元来のHow many,How much,という程度だけに絞り、How toは客体の三つに移管されると考えてよいでしょう。残りのWhen,What,Whereはいつ、どこで、何をテーマにするのかという「場」です。これらの9つのWhat?疑問文を展開して、思考し、質問し合うことで、それぞれの関係性において最適な組み合わせが形成されて、物語なり、実行計画なりが構築されて行くのです。

さて、米国でのマネー資本主義の破綻は、機械論的、還元的アプローチの失敗でした。それはデカルトやニュートンの産んだ近代科学の限界を如実に知らされた思いでした。
今こそ、新たな「複雑系」を取り入れた動態平衡や生命システム論に学び、たとえ部分では正しくとも、全体としては必ずしも正しくならないような性質の問題についても、より良い最適解を探り、対処していかねばならないのです。

8藤原肇:2009/07/22(水) 14:38:42
それはハードとソフトの役割における関係として、私がかつて綿々と強調してきたことである。具体的には、後進あるいは発展途上国にいけば行くほど、ホテルや建築物が近代的なものになるのに似て、ハードに属す技術移転は比較的に簡単だから、箱物としての設備や軍備などの装備に典型的に見られるとおりで、物を数や量で揃えることは至って簡単である。
それはアフリカや中東のスーク(市場)で体験できるが、コンピュータや精巧な電化製品を並べて売っていても、売っている親父は電気の知識がなくても平気だし、故障したときに修繕する能力はまったく無くて当たり前だ。だから、形の上で一見するとインフラが出来上がっているように見えても、それがスムースに機能するかどうかは別問題になる。
ハードでさえこれだけの違いがあるのだから、ソフトになると人材や歴史における蓄積の厚さが決め手になるので、実力の差は見えないソフトに関わっている。情報革命を自ら開拓して情報スーパーハイウェーを築いた米国と、そのコピーキャットとして発達したアジアなどの地域では、プロと素人の違いが歴然としているのであり、それを五年ぶりに訪れた日本と台湾で痛感したのだった。

9藤原肇:2009/07/23(木) 16:27:35
同じコンピュータやインターネットを使っているにしても、普通に使っている場合にはあまり問題にならないが、アメリカで「裏ワザ」として使い慣れていたのに、同じものが使えなくなるのは仕方が無いにしても、後進国に行って困るのはHotmail.comが先ず使えなくなることだ。
無料のサイトだから仕方が無いといえばそれまでだが、急遽アドレスを変えようとしても手遅れになることは、コスタリカに行ったときに難渋したが、それと同じようなことがアジアなどの各地で発生して、世界を旅する生活が欧米以外では困難だと実感した。
しかも、言葉はソフトにとって決め手になるものであり、14億の中国に比べて1億数千万の日本の人口では、同じような漢字体を使っても力の違いが圧倒的で、日本語の言語空間に中文の文章が津波のように押し寄せ、コンピュータはたちまちフリーズ状態に陥ってしまう。

10千々松 健:2009/07/26(日) 22:16:39
外から入る情報は、少な過ぎても、多過ぎても困りものですね。
 生命科学者の中村桂子さんは「サイエンス、科学というのは、既知のことを未知の仕組みで理解することだ」という一見すると逆説的なことを述べています。科学の本質は、未知を既知で説明するのではなく、既知を未知で説明することにあるいう、なんと創造的な視点でしょう。
それはまさに「順序」ではなく「逆序」の思考法と言えます。
 イリヤ・ブリゴジン博士を日本に招いて1992.9.29に開催された「生命論パラダイムの時代」のシンポジウムは、無生物と生物や、自然科学と人文・社会科学の関係について、多くのヒントを残してくれました。熱エネルギーに関する「散逸構造理論」は難しいとしても、自己組織化、複雑系、非線形、一回性をはじめ、最近では「動的平衡」のキーワードにつながっています。

11千々松 健:2009/07/26(日) 22:49:54
清水博さんは京都の東寺に伝わる両界曼荼羅を指して「二つのマンダラは表裏一体となって宇宙観を示す。それは同時にシステムとしての関係性の構造体である」と述べておられる。
「21世紀マンダラ」*も同様な構造体であるが、それは空間ばかりではなく、「数の流れ」という時間の流れに関係するものを持っているので、自己組織化や自己創出により役に立つものである。
この場合の「役に立つ」とは変革して行くことのできる何か(智慧)を内蔵しているという意味です。
 旧システムの崩壊(破壊)と新システムの創造が行なわれる時に必要なものは、先ずは哲学と思想であって、そのためには、このような知のパラダイム転換が重要であると思われます。
*「21世紀マンダラ」とは何かは下記をご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/thinking-way-8W1H/Divine_Matrix_and_Spiral_model.pdf

12藤原肇:2009/07/27(月) 10:07:47
マイクロソフトは米国特有の一種の詐欺商法であり、ソフトの新旧のバージョンに互換性がないだけでなく、最近では新しいソフトほど機能が劣化していて、VISTAになるとガラクタのおもちゃ同然といってよく、それを買わされた人は不便この上ない。
それはデリバティブを証券化して売るのと共通で、使う人の立場より金儲けが先に来ているのと、情報の盗聴の目的を果たす機能優先のためだ。
しかも、双方向性を求めて多層性を追求しようというのではなく、リニア的にドアーの数を数量的に増やして、捕獲量を増加させようという嫌らしい発想だから、文明の進歩の方向にはほとんど寄与しないから、智慧を内蔵していないのは明白なのである。
米国が世界に君臨して支配しているエシェロンは、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドという、アングロサクソン系による情報盗聴のネットワークだが、その威力の源泉はソフト中の隠しドアーにある。
この隠しドアーをいかに巧妙にたくさん組み込むかが、マイクロソフトが君臨している秘密の鍵と言われるし、コンパクト化が進む中でドアーを構築する技術は、ウィンテルの技術覇権にとっての決め手になっているという。

13藤原肇:2009/07/27(月) 11:26:56
ロバート ベアが書いた『CIAは何をしていた?』は、中東の石油権益を舞台にした映画「シリアーナ」の原作だが、この本にコンピュータの隠しドアーについて書いてあった。しかも、隠しドアーをつける作業場の存在する場所として使われたのが、パームスプリングスに近いカバゾンのインディアン居留地だったので、コンピュータの隠しドアーについて興味を感じて調べたら、従来は隠しドアーが二個が知られた情報だった。
エシェロンと直結して情報を盗むために、少なすぎるので四個にしたというところまでは、ベアも本の中に書いていてあった。それが中国政府の独自のソフト開発計画の遠因だが、マイクロソフトのソフトの劣化の原因になっていて、隠しドアーの無理が関係しているという説もある。
そのせいで一般の利用者が粗悪品を売りつけられ、迷惑しているのだとしたらたまったものではないが、ウィンテルの名の通りウィンドウズとインテルに支配された状態で、外箱とキイボードを買わされている利用者としては、不都合をすべて押し付けられていることになり、それが多くのトラブルの原因を作っていることに、アメリカを離れたことで気づくことになったのは皮肉である。

14千々松 健:2009/07/27(月) 15:36:08
 コンピュータの「隠しドアー」は、思わずドラえもんの秘密道具の一つである「どこでもドア」を連想してしまいました。(笑いごとではないですが)
利用者が知らないうちに情報を盗まれたり、逆にサブリミナル効果のように知らないうちに情報を流しこまれたり、ウィルス感染したり、サーバーテロに遭う恐れもあり得るので、何とかしてリスクマネジメントをする必要があるということですね。

 さて、トヨタとホンダの違いを一言でいえば、改善(カイゼン)と創造(共創)の違いであると思う。
改善と創造の違いは、今までの常識、規範、コンセプトをいったん否定するかしないのか一点にあり、清水博氏は創造について「創造とは、自己が自己の境界を越えて新しい自己の境界を創出することである」また「創造とは、論理的な因果律にしたがって、現在から未来の方へ進んでいくことでは断じてない」と述べている。(創作的場所論からの引用)
今般のGMの崩壊と再生劇をトヨタやホンダはどのように見ているのであろうか? トップの経営戦略の違いが事業継続という課題にどのような影響を与えるのかは、ここ数年で明らかにされるのではないでしょうか。

15藤原肇:2009/07/27(月) 17:28:17
もの作りを放棄して金融ビジネスに乗り換えた米国は、GEまでがエジソン以来の伝統を放棄して、家電部門を売り払って金融会社に化け、ノンバンクとしてあぶく銭を追ってしまったが、マイクロソフトの技術力は最初からGE以下で、ソフトバンクや光通信と似た一発屋的な会社だった。
そういう意味ではITブームもバブルだったし、日本で盛り上がったネットバブルが象徴していたように、日本の携帯電話がカラバゴス化だったのに似て、日本語もカラバゴス化しつつあるように台湾で実感した。
台湾で利用するインターネットの日本語情報は、文字化けすることが多いと感じていたが、送った手紙や届く手紙にも文字化けが多い事実があるという発見。そういう目で眺めると日本語における情報の撹乱は、ヴィールスによって簡単に出来そうであり、アメリカの基準が世界のスタンダードになっては困るが、こういったことへの政治的な配慮が行われないまま、茶番劇に明け暮れている日本の現状は狂っていると言える。
それにしても、これがアジアにおける情報革命の実態の一端であるならば、情報の量や数によるインフォーメーションに埋没して、とてもインテリジェンスの水準に達し得ないという気持ちになった。

16千々松 健:2009/07/28(火) 10:34:37
確かに日本の携帯電話は「ガラパゴス化」の道を歩んでいるようですね。
先日、プラズマテレビの開発をコンソーシアムの形で進めて、成功に導いた倉重氏のお話を聞きましたが、世界標準にすることの意義を知らされました。
また、今後はグローバル化の中でも日本としては「グレートチャイナ」をより意識して行かねばならないと感じています。

17藤原肇:2009/07/28(火) 16:23:28
インフォーメーションからインテリジェンスへの転換において、スムーズにことが進まないことに悩まざるを得ないという事実は、米国にいたときには予想もしなかったことだ。
それは高い山に登って酸素が薄くなったことに気づき、割れるような頭痛に悩まされて酸素の価値を再評価しても、ちょっとばかり手遅れなのに似ている。
米国ではそれほど情報がふんだんに存在していて、それをインテリジェンス化するのが簡単であり、社会としてのインフラが整備できていたのだと気がついた。
だが、このインフラを作り上げたのは20世紀のアメリカ人たちであり、21世紀のアメリカは没落して破産寸前を呈して、過去の遺産にすがり付いているのが現実である。
そういった状況の中でインテリジェンス能力を低下させ、それが嫌だと嘆くのでは情けない限りだが、そろそろ年貢の納め時だと考えることによって、弱みを強みに転換できる可能性はないかと考えた。

18藤原肇:2009/07/29(水) 19:06:16
台湾の仙境に住んで情断の悲哀を嘆息した私の生活が、一週間から十日を経て二週間が過ぎた時点において、血圧を測ったら大きな変化が発生していたので、これには本当にびっくり仰天で唖然としてしまった。
というのは、それまで140/115で高血圧気味だった血圧が、一週間目に120/95になったので降下剤とアスピリンを止めたが、二週間目に何と105/80で安定していることに気づいたからだ。
まず第一に実行したのは夜の9時に寝ることで、夜明け前に目覚める生活に切り替えたことであり、第二には『賢者のネジ』に対談を収録した赤木さんの忠告に従い、頭を北にして南北の方向で寝るスタイルを実行した。
赤木説によると「君子は南面す」と「釈迦の涅槃は南北方向」であり、この秘伝の実行は不老長寿の秘訣であるだけでなく、生命の健康維持にとって最良だというのである。
ハムレットではないがここが思案のしどころであり、「インテリジェンスか」それとも「生命の健康か」の選択が、私にとって次の課題として突きつけられたのである。

19千々松 健:2009/07/30(木) 11:33:47
仙境に移られた藤原先生の血圧を心配していたのでしたが、稀有に終わって安心いたしました。全く正常の範囲に返ったようで何よりです。
「天丹、地丹、人丹」の三つの仙道(気功)を行うことは先生の「ウエットウェア紀(生命の歴史)」の最後に現れた人類としても、丹田を重視した大腸生命論的なクラインの壺、あるいはメビウスの輪としての人間存在に回帰することになるのではないでしょうか。
そして、それは同じくデジタル(コンピュータ的線形世界)からアナログ(生命論的非線形世界)への回帰を意味するのかもしれません。

20藤原肇:2009/07/30(木) 22:39:01
頭を北にして南北に寝る必要があることについては、七年前から珪水さんに何度も忠告されていたことだが、同時に寝室から本を完全に追放しない限りは、PCB中毒で血圧は下がらないと言われたこともあり、米国からの引越しが実現するまではベッドを動かしただけだった。
赤木さんには電磁波障害性甲状腺機能不全だから、とりあえず南北に寝ることから始めて、コンピュータの使用を少なくすることが、血圧を下げ健康管理の秘訣だと念を押された。
アメリカから台湾に移ったことで情報の場が変わり、インターネットの利用が物理的にも困難だったのと、毎日のように有機食品ばかり食べたせいで、血圧は低い状態で安定するようになった。
だが、台湾に移り住んで三ヶ月の間に東京を四回訪れ、出版のための詰めとコンピュータを使う生活で、再び血圧は上に向かってスイングし、台湾と東京の往復のたびに数値は上下に大きく振れた。
そこで分岐点の前にたって考えたことは、より若い世代の活躍を期待して第一線を退き、適塾の原点に立ち戻ってパトロン役に徹し、やり残したことに取り組むことが最善である。
また、ちょうど『さらば、暴政』を世に送ったことに合せて、さらばゾンビとの係わり合いということになったので、ひとつ江戸っ子としての意地を張ることにした。
そして、江戸っ子精神を体系付けている九鬼周造の「いきの構造」を取り出し、何十年ぶりかで再び読み直すことにしたのである。

21藤原肇:2009/07/31(金) 07:23:25
それというのは、「いきの構造」の中に書いてあった言葉として、確か『箱根の山の東には、野暮と化け物は住まない』というような文章あって、それが江戸っ子の心意気だという説明があったと記憶する。ところが、明治維新以降の東京は薩長の田舎者が支配し、江戸っ子の心意気は萎縮して姿を消してしまい、愚民政策と野暮な風潮が君臨し続けた。
そんな情けない時代精神に反発した江戸っ子として、それを受けて『情報戦争の時代』を上梓したときに、友人のマッド・アマノと出版社の協力を得て電車の中吊りを作り、一週間ほど東京周辺の電車に広告を出したが、果たして覚えている人がいるだろうか。
中吊り広告の中央に本の写真と書名を黄色のバックに黒字で大きくいれ、その隣に「藤原肇の舌鋒炸裂!」という文字と共に、『日本政府は自民党に操られて完璧なまでに私物化され、インテリジェンス能力は限りなくゼロに近い。(本文より)とある。中央左にはマッド・アマノのパロディー描写で、当時の首相の誰にでも見える人物が洋式便器に座り、『インテリジェンス戦争の時代』を読みながら、「うーん、なるほどそうか!!」と気張っている。
その隣には赤い文字で『自民党の代議士諸君は大臣から陣笠まで、この本を便所の中でこっそり読んどるよ!!』(元閣僚の談話)とあり、そ能登なりには太いゴシック体の文字で、「しかし、国民の皆さん!!!あなたは明るい所で堂々と御読み下さい。愚民政治を吹き飛ばす凄いエネルギーが生まれます」というメッセージが輝いていたのである。

22千々松 健:2009/07/31(金) 23:26:21
清流出版から10年前に出た「バイオメーション」を読む。
渥美和彦氏が「21世紀の方法序説」について7人の賢人と対論し、正慶孝氏が解説を加えている。特に黒川紀章氏との対論は内容が深いと思われた。黒川の「共生の思想」は元々は彼の仏教の素養から来ていたことを知った。また「侘び寂び」の日本文化の心髄が共生の美意識にあるということも良く理解できる。
そして、本から離れるが、前回の都知事選挙に黒川氏が敢えて出馬したことの意味が今にして分かったような気がした。
p363から引用
『今の我々の社会は、カタストロフかアナストロフかの選択の分岐点である。カタ(下への)ストロフ(転換)は、「この世の終わりの日」の選択であり、アナ(上への)ストロフ(転換)は「楽園回復」の道である。言うまでもなく、我々の選択は後者でなければならない。』

23藤原肇:2010/06/21(月) 23:08:47
帰国して逢ったその道に詳しい知人たちから、「よく生きて帰ってきた、まさか幽霊じゃないだろうね」とか、「元気すぎる感じで大病したなんて嘘みたいだが、本物の藤原さんでしょうね」と言われた時には当惑したが、皆が私の帰国を歓迎してくれたものの、口裏を合わせるように怪訝な顔をした。
もっと直截的だったのは外国特派員クラブの知人たちで、「何で」アメリカで手術なんかしたのか」とか「生きてよく東京に戻れたね。不用心だよ」と叱られただけでなく、「手術の時にチップを埋め込まれなかったか、チェックしたほうが良い」とまで言われた。国際経験の豊かな彼らの立場からして、そこまで考えて心配してくれるのは有難いが、私はどこのひも付きではない一匹狼で、狙われて抹殺されるほどの存在ではなく、今の私の立場は20年前より穏健だから、まさか本気で狙われることはないと考えていた。
それでも、民主党内閣の誕生を革命と規定し、その成功への期待を表明して対談を活字にしていたので、それに反発する勢力がいても不思議ではない。しかも、日本では反革命を目指す既得権集団の官僚やメディアが、発狂状態で反政府のキャンペーンを煽っていただけでなく、何の見さかえも無く弾圧攻勢を展開し、その背後には外国の勢力が控えていたので、ある意味では私が危険な立場にいたのは否定できない事実だった。
特に「三宝会」や「青の会」について活字にしていたし、平野さんがかなり注目される発言をしていて、その対談相手として必要以上の情報に触れ、それが活字になっていたことからすれば、そういったことを気にする集団がいてもおかしくなかった。

24T.N.:2010/06/23(水) 00:41:41
>23 考えることは皆同じ、ということでしょうか。以前何かで”死にたくなければ病院には入るな、と言われ
ている”という記述を読んだことがあります。

 あと、林輝太郎著「株式成功の基礎」からの引用
 ”政府の批判ばかりしていた社会評論家が、ある高官に呼ばれ「いくら欲しい」といわれたが買収に応じなかった
ので「命の保証はない」とおどかされた。
 高をくくっていたら、交通事故、山登りの途中での遭難など、別件(?)で何度も殺されそうになったので、ほん
とうにこわくなり、政治と無縁の「臨死体験」とか「インターネット」などに路線変更した。
 信条をまげることができないから転身したのだ。”

25藤原肇:2010/06/23(水) 09:29:52
それにしても、言論の自由はアメリカにとって最優先のものだし、見せしめの羊にされるほどの過ちは犯していない。政府や大組織などの権力には無縁の野人だし、カネや女などに魅惑される時代は卒業して、俗界より仙境の方が居心地が快適に思える年齢だった。だから、秘密に近づくのは驚きの体験のためで、リトビネンコのような薄汚い動機には無縁であり、ボロンを使ったソ連のようなことは起こりえない。しかし、岸や中曽根がCIAの買弁だったことや、小泉が稲川会と密着していたのを見ても、日本の政治が汚れて諜報機関やマフィアが介在し、暴政支配が君臨していたのは衆知の事実だ。
http://oujyujyu.blog114.fc2.com/blog-entry-666.html
その汚れ具合は日本とロシアは共通していて、リトビネンコほど派手な立ち回りはないにしろ、言論人を白昼に消すような手荒なアプローチは、やり方としてはお粗末だと私は思い込んでいた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%93%E3%83%8D%E3%83%B3%E3%82%B3
だが、小泉や安倍をなどのゾンビ政治家の背後に、暴力団やカルト集団が控えているだけでなく、国際レベルで活動する権力集団が布陣を敷いていた以上は、用心の点で甘かったのは確かだった。

26藤原肇:2010/06/23(水) 23:19:21
考えてみると小泉政権の疑惑を追及したことで、幾人かの新聞記者が怪死している事実があり、共に小泉内閣の末期における出来事だった。その例としては読売新聞の政治部の石井誠記者が、後ろ手で手錠をかけられた状態で口にテープを張られ、口の中に靴下を詰められて窒息死した事件がある。石井記者は郵政民営化にまつわる不正事件を追い、竹中総務相を批判した記事を書いていたジャーナリストだ。
http://www.asyura2.com/07/nihon22/msg/1007.html
それに、朝日の辣腕記者として知られた鈴木啓一記者が、その少し前の時期に不可解な水死をしていたという事件もあり、彼のような記者が入水自殺すると考えることは非常に困難だと、記者仲間の内で皆が揃って証言していたというのである。http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/236.html
また、首をつって自殺したとされる中川昭一財務相は、ローマでの記者会見で酒か何かを盛られたといわれるが、薬理学の専門家の説によると毒キノコ中毒らしく、それはユーチューブによる写真の分析をすれば明白に分かるという。http://www.youtube.com/watch?v=P0W7OY9UwYs
小泉は自分に従わない者を敵視して抹殺を試み、「自民党をぶっ壊す」と発言したのは有名なことだし、911選挙で「刺客」を差し向けたように、性格的にきわめて異常な行動を実行してきた権力者だ。しかも、彼がその気になって頼みさえすれば、抹殺にでも手を貸す外国のエージェントが、幾らでもいることは想像するに難しくはないし、それは石井紘基議員の刺殺で予想できるのだ。しかも、歴史とは運命がすれ違う交差点であり、ことによると避け得た事柄の集積だし、一瞬の差で世界が大きく変わるだけの力を秘めているものである。

27藤原肇:2010/06/26(土) 15:33:23
石井議員は25歳から31歳までの六年半も、モスクワ大学に留学したことにより世界に開眼しているが、25歳から30歳までグルノーブル大学に学び、私も似たような体験を味わっているせいもあり、彼の持つ危機意識に対して共鳴するところが多い。しかも、私の場合はソ連政府の給費留学試験に落ち、レニングラード大学で学ぶチャンスがなかった幸運のお陰で、71歳の今日まで生き延びることが出来た。だが、公共善を踏みにじって税金を私物化することで、天下り役人と利権政治家が日本の社会を食い荒らし、堕落と腐敗で祖国を蝕んでいることに、耐え難い思いに支配されてじっとしていられないから、私は言論人として歴史の証言を書き残している。
それにしても、石井議員が謀略によって刺殺されていなければ、権勢欲だけが強い腰抜けの菅直人が首相になることがなく、平成無血革命はよりスムーズに足場を固めて、官僚支配の蹉跌から日本を救っていたのではないか。石井議員はソ連の政治腐敗をモスクワで目撃して、日本も役人の利権構造が蔓延しているので、政治家としてその解明と追及に全力を挙げて取り組んだ。
http://www.youtube.com/watch?v=RIWZX_Sd4Fc&feature=related
石井の言う「日本病」は私の言う「日本の病理」と共通だ。
http://www.youtube.com/watch?v=ONelHU53Cto&NR=1
特別会計と日本の裏帳簿の追及をしたが、自公体制の最も秘匿したい恥部だった。
http://www.youtube.com/watch?v=BdSRmeFqLvs&NR=1
道路公団や石油公団が作り上げた利権の闇は、自民党支配にとって最大の既得権であり、利権の仕組み解明に挑んだのが命取りになった。
http://www.youtube.com/watch?v=_pQCdzqQhI4&NR=1
刺殺犯の伊藤白水の名前には泉が含まれていて、それが小泉なのか大泉のひねりかは分からないが、官僚の利権と小泉ファミリーの寄生体質には、共通のものがあると感じないために、小泉内閣は911クーデタで長期政権を維持した。ゾンビ政治の背景を調べて証言禄の形で仕上げて、次の世代の資料にした「小泉純一郎と日本の運命」は、小泉政権とカルト集団の卑劣な工作のために、黙殺だけでなく抹殺されて日本の書籍界から葬られたが、石井議員は人間として葬り去られてしまった。

28藤原肇:2010/06/27(日) 23:58:52

http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E8%87%AA%E6%BB%85%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E2%80%95%E5%AE%98%E5%88%B6%E7%B5%8C%E6%B8%88%E4%BD%93%E5%88%B6%E3%81%8C%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%84%E5%B0%BD%E3%81%8F%E3%81%99-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E7%B4%98%E5%9F%BA/dp/4569614140/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1277300340&sr=1-1
(この部分は何度書き込んでもNGワードが含まれていますというサインがでて、書き込みが完了しないので、疾患の代わりにXXを使ってみたが、それでもダメなのである言葉をローマ字にしてみた。それでも書き込めない状態が続くので、出来るだけローマ字かを続けるので偶然書き込めれば幸運に思う)

29藤原肇:2010/06/28(月) 00:05:28
どこが問題か分からないまま一時間以上も悪戦苦闘したので、28の部分を上から少しづつ入れてみる。
生理学的に見ると石井議員が果たした役割は、免疫システムにおけるT細胞だといえるが、ゾンビ政治が支配する日本はがんが強くて、T細胞が白昼下で殺されて迷宮入りになってしまうのだから、政界が免疫不全症になっているのに等しい。

30藤原肇:2010/06/28(月) 00:07:24
この記事を読んで活用したのが堀内通産相であり、富士急の社長だった経歴で決算書が読める能力を生かし、公団の税金乱費を徹底的に追及した堀内光男議員は、石油公団の解体が実現できたと喜びのこもる文面で、毛筆の手紙を雑誌社気付けで送ってきたのが懐かしい。

31藤原肇:2010/06/28(月) 00:08:55
言論界は権力の逸脱の監視をするのが使命であり、社会の木鐸として批判精神を持ってペンを揮い、「ペンは剣より強し」を実現する責任を持つ。このモットーを校章にした福沢諭吉は慶応大学を創り、人材を育てる目的を実行していたのだが、それにあやかって対談相手の名前に福沢油吉を使ったので、それが意外な効果を生む結果と結びついたのである。
ガンらしい腫瘍があるとの診断から手術に至る期間を利用して、ロスの紀伊国屋や旭日屋書店に出向いた私は、大量のガンに関した書籍を買い込んで読み、この謎の疾患についての情報と治療法の知識を頭の中に詰め込んだ。脳腫瘍になった脳外科医の体験記の本を始めとして、新免疫療法やガンとの共生を勧める本など、毎日のようにガン関係の本を読み漁ることになった。しかも、偶然見つけて買った石井議員の遺書になった著作を発見して、「日本が自滅する日」を読むことができたのは、ガン退治に挑む直前だけにタイムリーな出来事だった。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E8%87%AA%E6%BB%85%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E2%80%95%E5%AE%98%E5%88%B6%E7%B5%8C%E6%B8%88%E4%BD%93%E5%88%B6%E3%81%8C%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%84%E5%B0%BD%E3%81%8F%E3%81%99-%E7%9F%B3%E4%BA%95-%E7%B4%98%E5%9F%BA/dp/4569614140/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1277300340&sr=1-1

32一色:2010/06/28(月) 21:45:42
28から31にかけての件であるが、NGワードというのは言葉狩りのような感じがするけれど、
誰が使えない言葉を決めているのだろうか。自己検閲だとしたらどの言葉がよくて、
どの言葉がどれが基準に抵触しないと決めるのか不思議だ。29から31にかけての文章の内容は、
病理や病気に関してのものだが、どうしてこの文章を受け入れないのか理解困難だ。
こんな検閲は言論の自由に違反し、憲法違反なのと違うのではないか。

33藤原肇:2010/06/29(火) 08:00:59
「がん」は生体の細胞がコントロールを失って急速に増殖することで、無制限に栄養を使って増殖するために、生体は急速に消耗して死に至る疾患である。そして、臓器の正常組織を機能不全に陥れるという意味で、役人が利権として作った特殊法人や公団によく似ており、その悪行を追及し摘出しようとして石井議員は、悪性腫瘍の研究の成果を生かそうとした外科医に似た役割を演じ、社会のがん退治を志して返り討ちにあった政治家だ。悪性腫瘍の「がん」はそれを取り除かないと、生命体にとって命取りになりかねない内部秩序の崩壊現象であり、71歳の私の体にある腫瘍がガンらしいということは、私がソ連や日本と似た病に蝕まれていることを意味する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E6%80%A7%E8%85%AB%E7%98%8D
まさに石井議員がいう「日本病の正体」に相当するものが、「日本の病理」について書いた著者の身の上に起きて、生命体としての私の滅亡を促しているとしたら、この腫瘍をどう扱うかが緊急課題であるとはいえ、外科の対症療法が主流のアメリカで発症したために、免疫療法派の私にとって選択は限られていた。
症状としての私の肉体における異常現象は、酷い便秘に悩まされで苦しんだことに始まり、血便の内容が斑点状の血液がアメーバー状から、次第に粘液性を強めるようになったのを観察したので、私はそれがお瘀血の排出ではないかと考えた。瘀血は漢方における病理現象の重要な概念であり、西洋医学では相当するものがないので説明するのに困るが、瘀血が排出されることは病状が回復を始めて、健康を取り戻すプロセスの第一歩だと考えられている。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:rrmxyFjBzKkJ:www2.odn.ne.jp/matsui.hsp/shokunai/html/study/study81.htm+%E7%98%80%E8%A1%80&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

34藤原肇:2010/06/29(火) 23:59:30
人体には健全な普通の細胞とがん化した細胞が、共生した形で存在しているのが一般的と考える私は、免疫力が低下することで均衡が破れて、その結果としてがん化が進むという理論を長らく受け入れてきた。しかも、免疫療法をポジティブな形で使うことによって、がん化の傾向を持つ細胞が萎縮や退化する時に、血を吐いて変性するのが排便に混じる出血現象であり、がん化した細胞の退行が進む度合いが強まれば、血液は粘性を強めて瘀血の形をとるのではないか。このように考える私の目の前で瘀血の排出の現象が起きて、理論的には納得できる症状が現れているのに、他方では排便の困難とガス化が酷くなって不快なので、私は苦しさのあまり医者に相談することにした。
しかも、私は過去30年ほど病院を訪れたことがなかったし、42歳の厄年の時に人間ドックに入って健康診断を受け、その時に何も問題がないと言われたから、それ以来の診断と治療は歯医者と眼科医だけだった。そして、病院で検査や治療を受けることはなく、後は自分で血圧や体重を測るだけで、病気にならずに健康を維持し続けていただけでなく、孔子の「身体髪膚、これ父母に受く、あえて毀傷せざるは孝のはじめなり」という言葉を信じ、これまで身体で切ったのは髪の毛と爪だったので、手術などは他人事で自分に関係するとは考えたくなかった。若いころの刷り込みは恐ろしいものであり、高校生になって学んだ漢文の授業の時に、この「孝教」の教えが「仰げば尊し」の歌の源で、「だから、君たち身体を大切にし給え」という教師の言葉に感激したことが、外科手術への偏見を生んだのかも知れない。
http://members3.jcom.home.ne.jp/sennjinn/kou.html
身体的な病気のほとんどは、不快感や異常感と共に始まるが、過去30年間の私には苦痛を伴う症状はほとんどなく、過去一年ちかく続いた便秘症を除くなら、日本の暴政による亡国現象に由来する、精神の苦痛を除いては何もなかったといえる。そのような観察と体験のカルテとしての記録が、「平成幕末のダイアグノシス」や「日本が本当に危ない」などの著書であり、最近になって「小泉純一郎と日本の病理」や「さらば暴政」が更に加わった。「紺屋の白袴」と昔からいうように、関心事が他にあると専門領域への注意が手薄になり、「油断大敵」ということになってしまうが、まさかがんの腫瘍があるとは予想もせずに、地球の医者の私が「医者の不養生」を犯していたのである。

35千々松 健:2010/07/02(金) 21:59:51
 幸運に恵まれて、梅雨の晴れ間に自宅の引越しを完了することが出来ました。
定年後の老い支度のため、東京を中心にして、江の島・鎌倉のほぼ点対象の地点に転居いたしました。そこはその昔、平将門が城を築いたと言われる場所の周辺で、東方角には鹿島神宮が位置しています。
TX(つくばエキスプレス)のおかげで、アキバや霞が関には思いのほか出やすいようです。
 人生の分岐点を転地(天地・転置)というカタチで迎えることになりました。藤原博士のように、米国から台湾へという国際的な転地ではなく、国内約100キロの移動に過ぎませんが、庭の梅の実の熟する時期に当たり、本日収穫を済まして、
梅酒、梅ジュース、梅ジャム等に変身する準備を家内としたところです。
さて、松岡正剛氏は胃がん手術を乗り越えた後、更に活躍の輪を広げている様子です。「医者の不養生」を体験された博士は、今年前半の手術を経て、益々意気盛んとなられることでしょう。

36藤原肇:2010/07/03(土) 19:01:47
(日本を出る前に何度も書き込みを試みたが、NGワードがあるとかで書き込み不能だった。亀山さんの指示によるとhttp//をはずすようにとのことなので、それを試みた次第だが、果たしてうまく行くかどうか。)
それにしても、手術を使って謀殺があるという仮説は、自分の場合になると実感としては信じ難いことであり、謀略が介入する可能性について懸念して、私なりのシュミレーションを試みたのは確かである。
また、絶対に外国で手術するなと軽率なことだから、無理しても理由をつけて帰国しろというアドバイスが、何人かの友人から届いていたのも事実であり、うっかり出来ないと考えざるを得なかった。
中には「賢く生きる」の中で対談した赤木さんのように、私のガンは電磁波による障害性の異常に属すものだから、これは遠隔気功でガンは治るタイプに属している。
だから、手術ではがん化の進んだ組織を切り取って、見かけ上の異常組織は取り除くことは出来ても、電磁波障害の解決には役に立たないので、手術しないで大急ぎで帰国するべきだとアドバイスした人もいた。そして、帰国が遅れるなら髪の毛を3cmほど切って大至急送れば、遠隔気功をするから安心するようにと言い、手術だけは絶対に避けるべきだと強く主張した。また、ロスの読者の一人はロスの周辺は色んな面で危険だから、手術をするなら日本に帰ってやれと助言してくれたが、その理由はケムトレールの出現が増えているためだ。ケムトレールはここにきて注目を集めている謀略説の一種で、賛否各論があり現段階ではよく分かっていない。
//webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:KiN5lBfdx1MJ:www40.atwiki.jp/inkyo/pages/16.html+%E3%82%B1%E3%83%A0%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
いずれにしても、私が帰国のために飛行機に乗ることに、医者が反対して原則としてダメだと言ったのに驚いたが、米国では一度でも医療システムで医者の診断を受け、医者にダメと言われたら飛行機に乗るのも、条件付になるということを私は初めて知ったのだった。それは万一の事態が起きた時の防御策として、患者が飛行機の中で発病した場合のために、医者は高いカネヲ払って免責保険に加入しており、そこを狙う悪徳弁護士も多いということらしい。果たしてどこまで冗談かどうかは分からないが、医者が言うには一等席に乗って看護婦か医師の付き添いがあれば、飛行機で国境を越えるのは可能だそうで、そんな手配までして帰る必要があるだろうか。
しかも、一等客の多くは暴力団の幹部か税金で旅する政治家や役人で、時には成金や大企業の幹部がいるにしても、自分で切符を買う人はビジネスクラス止まりであり、そんな世界に足を踏み入れたいと思うわけがない。いずれにしても、看護婦付で一等に乗りたいとは思わなかったが、知人たちが手術を悪用されることについて、それが生命の安全に関わることであると、病気よりも事故について心配したくれていたことを知り、却って私自身が驚いてしまったのである。

37藤原肇:2010/07/03(土) 19:08:50
話は飛んで<閑話休題>ということになるが、二週間の予定で出かけた米国への旅行が疾病で、何と三ヶ月もの長期滞在になってしまった。しかも、やっとのことで医者から飛行機に乗ることを許可されて、日本に戻ったのに今度は台湾行きの空席がなく、三週間後の七月半ばまでキャンセル待ちで、蒸し暑い梅雨の日本に滞在せざるを得なくなった。六月末から七月前半は大学の年度末で、大量の学生が移動するのと夏の旅行シーズンが重なるらしく、一ヶ月先まで飛行機は満席で空席がないという。幸運にも天然温泉を持っている知人の招きで、湯治を兼ねて野天風呂に浸かりながら体験談を整理し、「掲示板」に書き込みを始めたせいだろうが、ビジネスクラスなら座席があるとの連絡が届いた。そこで一等席とは客種が違うと納得し、台北にたどりついて北投温泉に滞在して、世界に二つしかない青鐄泉の名湯を楽しんだが、それにしても、過去三ヶ月の体験は人生の分岐点の踏み越えであった。
//fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/onsen.htm
ここは秋田県の多摩川温泉と並ぶ世界の名湯で、この温泉の持つ治癒能力の秘密は石膏の親戚の含鉛硝酸バリウムにあり、その主成分はマグネシウムによるドロマイト化の産物だから、私はマグネシウムとは実に縁が深いと再認識した。

(書き込みは可能になったが、残念ながら引用ができなくなったので、問題が解決するまで一時中止することにした)

48千々松 健:2010/07/05(月) 21:59:45
北投石と玉川温泉の石は共通しているようですね。その薬効が期待されます。
さて、昨日の情熱大陸というTV番組に松岡正剛氏が登場していました。頬は削げていますが精悍さは変わりませんでした。例の松丸本舗の最新のテーマは「女本・男本・間本」とのこと、三拍子にしたところは面白いと思う。
番組の最後で、インタビュアーに応えて彼が話していた内容は興味深いものでした。「未知と既知」―全体を10として既知が四割、未知の部分が六割ずーっと続く状態が好い―
これぞ「知の巨人」にしての無知の知でしょうね。
以前引用して、一部が違っていたようなこともあり反省していますが、「既知のものを未知のもので説明したり、未知のものを既知のもので説明したりする方法」=逆序と順序のバランスが重要と思います。
個人的には逆序すなわち既知のものを未知のもので説明したり、見たりすることに興味が湧きます。
今だ誰もが認識していないことにチャレンジすることの楽しさは計り知れないのです。多分、知の辺境にこそ創造性が潜んでいるのですから。

49T.N.:2010/07/05(月) 23:33:01
>48 以前、サマセット・モームの言葉として、こんな話を聴いたことがあります。人類が世界や宇宙のことに
ついて何かを知ると、それに伴い知らないことが幾つも生じる。既知のことを分子に、未知のことを分母にとると、
既知が増えるよりも未知の増大の方がずっと大きいので、この値は小さくなる一方。結局、世界や宇宙のことを知れ
ば知るほど、それに対する人類の存在は小さなものになる、というような話でした。

 あと、どこの国の言葉か忘れましたが、こんな言葉も
”何が世界を動かしているかが分かった頃には、そんなことはどうでもよくなっている”

50藤原肇:2010/07/10(土) 18:18:05
〔指示に従って別のやり方で何度も書き込みを試みたが、成功しなかった。暫く様子を見たがだめであり、そんなところにメールが幾つか届き、httpの部分を読む人が自分で復元すればよく、私は首の部分を削って書き進めというアドバイスがあった。首の部分を切れば書き込めるならそれも名案だと思い、それで続けることにした〕
油断できない条件に取り囲まれていた点を思えば、アメリカへのこのこ出かけて行ったのは軽率のきわみだし、そこで病気ということで手術をするのは、全く脇が甘いと言わざるを得ない不手際であった。しかも、胃腸科の専門医から精密検査の必要があると言われて、Colonoscopyの検査を受けた段階において、麻酔で一時間半近くも昏睡状態だったのだから、何かを施されたなら先ずこの段階が第一の関門のはずだ。私自身は地質の専門家として地球の医者であり、「間脳幻想」の体験で藤井先生から医学の手ほどきを受け、生命に関しては普通の医者よりも心得があるつもりだった。どうやらここに落とし穴があったような感じで、知っていると思うことは進歩を停止させる驕りの証拠であり、その段階で新しい驚きへの関心がなくなってしまうために、大部分の人がこの思い込みで失敗してしまう。だから、この思い込みの罠のせいで成長がストップした、何人もの人を目撃していたこともあり、「無知の知」への敬意を払い続けて来たつもりだ。だが、アメリカへの旅で緊張が緩んで油断していたと見えて、驕りの気持に支配されていたのかも知れない。
『間脳幻想』は原点に立ち戻る奥義書であり、この種の思い込みに中毒した時に読むことで、逸脱から立ち戻ることを教えていて、さすがに藤井先生は名医だったとその薫陶を有難いと思う。ヒポクラテスを読むようにとのアドバイスは、藤井先生に相手をしていただいた時であり、そのお陰で、ヒポクラテスの故郷で医学の源流であるエーゲ海のコス島を訪ねて、医神のアスクレピオスの神殿に参拝したことで、ドロマイトの持つ威力と秘密の解明を果たしていた。
fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/la93w.htm
同じドロマイトを構成するマグネシウムの威力が、カトリック世界最大の聖地としてのルルドにおいて、水による治癒力の秘密を生み出している点に関し、地球の医者としてのカルテをまとめたことは、洞察力を持つ読者には完璧に読み取れたに違いない。また、北海道の珪水さんが80回以上も読み、鹿児島の飯山一郎さんが三冊目でを持ち歩くが、二冊はボロボロになるまで読んだのに較べ、私などは未だとても読み方不足というレベルであり、何度か原点に立ち戻った程度に過ぎない。
ルルドの聖水の秘密もドロマイト化であり、石灰岩のカルシウムが苦灰化でマグネシウムに置き換わって、有難い治療効果をもたらしたものだった。
カルシウムがマグネシウムで置き換わることで、石灰岩が苦灰岩(ドロマイト)になる絶妙なプロセスは、人間のレベルでは聖なる泉や湯治効果の高い温泉になる。マサビエルの洞窟の泉源の写真を見れば、断層面を挟んで上の白い石灰岩に対して、下の黒っぽい苦灰岩の違いが明白に分かるのに、ルルドに行く人は水ばかり観察とて岩を見忘れ、それが百年以上も続いてきたのだから情けない。
fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/lourdes.htm
また、ウォルト・デズニーはルルドを訪れて、その観光地としてのポテンシァルを捉えた点では、大したビジネス感覚を持っていたので、全世界に数多くのデズニーランドを作って遊園地化したたとはいえ、病人や死人を相手にするノウハウを誇るバチカンには敵わなかった

51藤原肇:2010/07/11(日) 10:11:47
どの本だったかについて記憶にないが、『虚妄からの脱出』が出版できた縁起として、時事通信で出た『日本浮沈の条件』の「あとがき」に、「この本の前に本当はXXがあるが、こちらが先に出た」と書いたら、「その原稿を読みたい」という手紙が届き、原稿を送ったら出版したいという返事が来た。
名もない出版社だったので不思議に思い、どんな本を出しているかと聞いたら、漢方の本を出しているという返事であり、なぜ漢方の本屋がこの本を出すのかと尋ねたら、わが社は人間の健康を扱う漢方の本屋だが、藤原さんのこの原稿は社会の漢方薬として、社会の健康に大切だと考えて出したいという返事。
この言葉に感心して出したのが『虚妄・・』だが、この中に「石油開発の弁証法」という記事があり、医学と石油開発の相似象を論じており、それが東明社の吉田社長の興味を引き、活字になって本が誕生したのであるし、私と漢方医療との出会いでもあった。
東明社は社長が編集長兼小使いの会社で、電電公社に納品書や請求書を印刷して納め、カネが出来ると気に入った漢方の本を出す、道楽と社会奉仕の混じった出版社で、宇宙を始め生命や神秘の分野にも関心を持っていて、出版事業の原点みたいな存在だった。
ある時に『虚妄・・』を20冊も買った医者がいて、藤原さんの発想に興味を持っているので、対談をしてくれませんかと言われて、藤井先生の銀座内科に案内されたことが、『間脳幻想』の「まえがき」に書いた顛末だ。
お陰で世界レベルの名医の知遇を得て、対話して学んだ成果が本になったし、十年通う間に医学書を千冊以上も読むことが出来、先生の薫陶で脳内ホルモンに強く興味を持ち、シカゴ大学医学部に世界一の教授がいたので、娘の人生を狂わすようなことまで体験してしまい、私は西洋医学に関して野次馬医者的な存在になった、
だから、医者が死ぬまでに一度は訪ねるという、ムスレムのメッカに相当するコス島も訪れたし、この旅が縁で阿久津さんと知り合うことになり、ちょうど彼もギリシア旅行でコス島を訪問して帰り、似たような時期に同じ体験をしたわけで、面白いシンクロニシティの実現を体験した。そして、この段階で西洋医学に疑問を感じたらしい私が、彼の家族がガンで亡くなった体験に、余り強い関心を払っていないことを知り、「無知の知」に気づかなかったことを後悔した。
fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/isei.htm
それにしても、この対談は「医聖」と題した本により、西洋医学の裏面史の主役を演じた医学者たちが、どんな位置にあったかという観点で、医学史の解説を書く代わり「アンチ解説」として、全力投入して医学の歴史を古代まで遡行し、イシスの世界にたどり着いた記録になっている。
fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/isei02.htm

52藤原肇:2010/07/11(日) 13:43:42
東明社で出た拙著第一号の『虚妄からの脱出』には、英文の記事が二つ収録されており、英語の綴りにかなり誤植が多かったが、吉田社長が編集したのだから無理はないが。それでも、アメリカで名刺代わりに配った効果で、オイルマンたちにはけっこう読まれることになり、閉鎖的な社会での人脈作りに役立った。
テキサスで知り合った石油会社の社長には、百万長者や億万長者が掃いて捨てるほどいて、石油や財産を鼻にかける夜郎自大型で、田舎者だが威張っているタイプが多かった。投資して掘削すれば石油は出るし、カネがあれば幾らでも財産は増やせて、頭脳よりカネだという野卑な発想は、不愉快に感じる思いを何度も体験させられたが、相手も「良薬口に苦し」を感じたことだろう。
私が鉱物資源は地球におけるガンであり、石油はそれが腐ったウミに過ぎないし、地質のプロは生理異常の診断をする医者で、石油会社は病院に過ぎないから、病院が繁盛しているのはおかしいのに、それを指摘する者がいないと挑発した。そして、箱物の病院の規模や繁盛ではなくて、質のいい診断医の確保が決め手であり、ハードからソフトに価値が移る時代に、テキサスは立ち遅れが目立つと言うと、そんな話は始めてだと怪訝な顔をしていた。
そこで、『虚妄・・』をプレゼントしてから、この中には「石油開発の弁証法」という記事があり、日本語だが石油開発が医術の応用で、文明の歴史における産業の進化が、図表の形で表せるのだと口上を述べ、英文の三角図表を見せると勝負ありで、次に会う時には著者と読者の立場になった。それから後は通用門が簡単に開くのに似て、彼らの仲間や敬意を持つ人に紹介され、相手の人脈に乗れば良い状況になり、後は「回路の日和」を待てば良いだけだった。
自分より劣る者を尊敬する人物に対して、紹介しないのが世界共通の心理であるし、逆に自分がこれはと感じた者がいれば、敬愛する人に存在知らせたくなるのが、人の世を支配する普遍原理であ。その意味で、『虚妄・・』がその切り札として役に立ち、東明社の吉田さんに原稿を拾われて、それが縁で滞米生活がスムーズになったが、一冊の本の存在と活用は有難いものである。

53藤原肇:2010/07/12(月) 10:23:38
これは私が生み出したノウハウではなくて、藤井先生との付き合いを通じて伝わったというか、薫陶のエキスを濃縮して学び取った、名人芸を身に着ける上での奥義に属していた。藤井博士は日本最高の情報通の一人で、銀座に陣取って町医者を開業しているのに、不思議なことに各地から人が集まって、情報を持ち寄って先生の診断を仰ぐだけでなく、そのやり取りを聞くために人が参集し、それを楽しむ人生を送る不思議な日本人だった。
それに気づいたのは出会いから一年後ほどで、先生が医者の医者だということが分かり、その背景には『エンサイクロペディア・ブリタニカ』の医学の監修をし、国内向けには『外辺医療』の「あとがき」を執筆し、代替医療についての理解者として、その筋では知る人ぞ知る存在でもあった。しかも、対外的にはガンの特効治療の米国特許を持ち、葉緑素の前駆体のプロトポーフィリンを使い、がん細胞の増殖を制御する理論を作ったことで、世界的に功績を知られていたのに、国内的にはそうした業績を知る人は少なかったが、先生はそれを気にかけていなかった。
しかも、先生の布石は見事に効いていたのであり、彼の特許は一部の最高権威の注目を集め、ノーベル賞の審査員の推薦者に指名され、そういった世界の人と仲間付き合いをして、世界各地の組織の理事になることで、情報の流れ作りに貢献するように仕組んでいたようだ。藤井先生は文明のレベルで物事を考え、大局観に基づいて情報革命の意味を理解しており、科学と技術の違いをはっきり識別し、「内科は科学に属すが外科は技術に他ならず、精神医学は神学に属しているので・・・」とある日の会話で呟いた。
そして、技術の進歩でディジタル化が進み、医療制度の非人間化が著しくなるが、生命現象はアナログの世界であるし、医学の本質がアナログである生命活動の統御にある。そうである以上は、道具としてのディジタルに幻惑されず、地味だがアナログの道の習熟を目指巣のが正道であり、それが名人芸への近道だと伝えるために、『アナログという生き方』という本を遺書として残してくれた。

54藤原肇:2010/07/13(火) 14:04:08
藤井先生がアメリカの特許として構想した、プロトポーフィリンを活用するがん療法は、植物と動物の生命活動の根源部で、原子移転が機能していたことを予想させ、それが原子転換にまで発展するなら、現代版の錬金術の奥義をかいま見せる。葉緑素の活性化を司る銅の働きが、動物の血液では鉄に置き換えられている点に、決め手があると着眼した所に出発点があり、これは誰かが21世紀に挑む課題である。原子転換は生物の生態連環だけでなく、森羅万象を支配していることであり、ATPのエネルギー転換においても、地球における水の循環が気象と気候を支配して、地球を生命体にした基本メカニズムだ。
しかも、ATPがミトコンドリアの排泄物であり、そのエネルギーが生命活動を支えている点で、三十数億年も昔に葉緑素が誕生し、寄生体のミトコンドリアと共生したことで、単細胞から多細胞による生物進化が続き、系統発生の成果がヒトの誕生になった。それにしても、一個の細胞に数百のミトコンドリアがあり、一個のミトコンドリアの中に数個のDNAがあって、ミトコンドリアが病めはヒトが病気になるとは、この宇宙や世の中は不思議な連環で繋がっている。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:IhGFoBQqyS4J:ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2+%E3%83%9F%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2&amp;cd=1&amp;hl=ja&amp;ct=clnk&amp;lr=lang_ja&amp;client=firefox-a
原子転換の本家はフランスのケルブランで、これを桜沢如一が日本に紹介しているが、石灰のない土地で鳥が卵を生み続け、周辺には雲母に富む土があるだけだから、雲母の中のMgが生体内で原子転換し、Caになったという予想に出発点がある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%83%A9%E3%83%B3
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E6%B8%A9%E6%A0%B8%E8%9E%8D%E5%90%88
これにヒントを得て思いついた現象が、ルルドの聖水の背後にある石灰岩が変質して、苦灰岩にとドロマイト化したことで、CaイオンガMgイオンになったプロセスだった。この考えをグルノーブルに留学した頃に思いつき、世界の温泉めぐりを始めて岩を観察したのだが、学位論文を書いた場所の地質調査は、地中海に近い石灰岩地帯で苦灰岩作用があったのと、グルノーブルの地質研究所の過去に遠因があった。

55藤原肇:2010/07/13(火) 16:47:48
ドロミチゼーションは石油の貯油層を構成し、石油開発において重要な役割を果たしていて、中東の石油の多くはこのドロマイト層から産出されている。また、石灰岩のドロマイト化で作られた山塊が、オーストリーに近いイタリアのドロミチであり、ここの岩場はすばらしいロッククライミングの舞台で、あの「アルピニズモ・アクロバチコ」を提供してくれ、そのそそり立つ山容はアルピニストの楽園である。私の母がなくなったときに追悼の気持ちで「岳人」に掲載した記事に、ドロミテのチマ・グランデを背景にした留学生時代の私が、使った写真で微笑んでいるのは、グルノーブルと関係が深いことから選んだのだった。
fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/mountaineering.html
というのは、ドロミチはフランス語ではドロミテと呼ぶが、ドロミチに近い町のコルチナ・ダンペッツオは冬季オリンピックの開催地で、グルノーブルとは姉妹都市の関係で結ばれている。しかも、ドロミチ山塊のドロマイトを発見したのは、グルノーブル大学地質研究所のドロミュウ教授であり、彼の名前から苦灰岩はドロマイトと名づけられ、私はその研究所で学位を取ったのだった。そして、世界各地の聖なる泉や温泉を訪れたことで、苦灰化現象という地球の錬金術によって、人間は素晴らしい効能を持つ水に恵まれ、それによって病気が治癒するという素晴らしい贈り物を貰った。
しかも、水と油という対立した関係があるにも関わらず、二十世紀を支配した石油までも手に入れたと気づき、水質と油質が作る攪拌のテクネには、マヨネーズを作る秘密と同じものががあつた。水を掘りにサウジに出かけた私が、テキサスで油を掘って人生を終わったので、この遍歴の生涯は水と油の関係だし、水から油ができるのもガイア生体の原子転換だと分かった。

56藤原肇:2010/07/13(火) 19:23:37

地球の血液は流動的なマグマであるが、それが地殻では珪酸塩になるし、地表では水の形で流動と循環をして、そこに全体的な生命循環が成立し、地球が生命体としてガイア誕生を成功させた。しかも、SiO2とH2Oは親戚関係にあるし、その酸素を活用するミトコンドリアの実態が、内を外にして外を内にすることで、クラインの壷の役割を果たしているである。
しかも、海洋が誕生する前の地殻の中は高温で、何百気圧の下で酸素分子もないのに、硫化水素や二酸化炭素を食料にして、硫酸イオンからエネルギーを取り出した、原始環境における微生物が生きていた。これが古細菌と呼ばれる最初の生き物で、三十数億年も昔の原始海洋において、鉱物を触媒に菌類と藻類の相互反応で、初期の堆積岩を作り出したのだった。その中に生命現象の遺物である有機鉱床の形で、ストロマトライトという岩体を残し、これがカナダやオーストラリアで開発され、世界最大の鉄鉱床になっており、鉄が介在するのでガイアの健康が維持されている。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:GRmXgz86RMgJ:ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88+%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88&amp;cd=1&amp;hl=ja&amp;ct=clnk&amp;lr=lang_ja&amp;client=firefox-a
そうして誕生した原始生命の細胞の中に、潜り込んで寄生したのがミトコンドリアだが、『パラサイト・イブ』という小説の怖さは、ミトコンドリアが叛乱を起こすことにあり、生命とは何かについて反省させられる。
しかも、二十世紀は産業革命の行き詰った時期で、乱開発によって生態環境を破壊して、人間は自然を殺すエコサイトで荒れ狂い、戦争と自然破壊で人類のアポートシスを体験している。
森林が消えれば海洋の生命が衰退して、「森が死ねば生みも死ぬ」というように、地球の生命現象における鉄の役割は、予想以上に重要な機能を発揮している。だから、二十世紀まではエコノミーが主体だったが、二十一世紀はエコロジーに中心が移ることで、共にギリシア語のオイコスに由来する、家の問題を整理することが課題である。封建時代までは家の問題として、政治は家計とお家騒動が中心だったし、近代になって国家は経済活動が、国家運営のガイドラインを決定した。
 だが、ポスト工業化の新しい社会関係は、世界化と国際化の流れの中から、生命の生存環境としての地球では、エコロジーが優先課題になっている。だから、場としての地球が生命の生きる環境は、共進する可能性の追求する上で、新しい理念に基づく行動を要求するし、その学問的アプローチの検討が、どうしても不可欠になるのは当然である

57藤原肇:2010/07/13(火) 20:01:55
現在の私は台湾の読者に招かれてアメリカから移り、広大な大自然の中にある慧智研究センターに陣取っているが、大地主の謝さんは台湾の日本研究会の前会長で、台湾における環境問題のリーダーである。彼に関しては「賢者のネジ」の冒頭に対談があり、世界の一流ホテルについて論じているが、この本に登場する黄さんや彭さんなどの逸材は、謝さんの仲間に属す台湾の頭脳に相当する。
いずれにしても、私は謝さんの農場に滞在するので、啓蒙思想が縁でポッダムのサン・スウシ宮殿に招かれた、ヴォルテールの立場に少し似ている。ただ、歴史の相似象による教訓に従えば、問題はフリードリッヒと議論して喧嘩になり、追い出されたケースへの警戒と自重である。
インターネットの接続と速度が悪くて、私の世界や国際情勢への理解力が低下し、ここにいるのが苦痛になることが多いが、それがもとで喧嘩になるのを防ぐのは、精神衛生上よくないのでストレスになる。それでも、朝霧に包まれて百花繚乱の中で高山蝶が舞う、この有機農場には霊芝を培養する近代施設があるし、霊芝の染糸体はガンの予防にも有効で、免疫力を高める効果は抜群なのである。
fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/reishi.htm
また、台湾訪問する時に利用する定番のコースは、桃園国際空港と慧智研究センターの往復に際して、多くの場合に北投温泉の宿泊を間に置き、のんびりと湯治をして寛ぐようにスケジュールを組んでいる。日本人の客は「熱海」や「京都」を始め、近代的な設備の豪華ホテルに泊まるが、私は温泉のお湯の質の良さが分かっているので、古いが湯元の新秀閣大飯店を愛用している。

58藤原肇:2010/07/13(火) 21:06:10
こうした恵まれた環境をフルに活用しているし、霊芝の染糸体のカプセルは十年前から飲んでいて、ガンの腫瘍が出来るはずがないと考えていたが、三年前にガンが茸の一種だという学説に出会った。ロスで開催された外辺医療の国際会議に出席し、ローマから来たシモネッチ博士の講演を聞いた私は、ガンが茸だという学説に強い印象を受けていた。
webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:aE1UQiLOdoAJ:www.cancerfungus.com/+cancerfungi.com&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
そして、シモニッチ博士の仮説をビデオで何度も見て、三年前から茸である霊芝の代わりに重曹を溶かした水を飲むことで、ガン細胞を消す療法を試みていたのだ。この素人療法の結果らしいが便秘がひどくなり、血便が出たのを私は瘀血だと考えて主張したのに、これは普通の血と違うと米国の医者に説明するのが、非常に困難だったのがトラブルの始まりである数年前にロスで開催された外辺医療の国際会議に出席し、ローマから来たシモネッチ博士の講演を聞いた私は、ガンが茸だという学説に強い印象を受けていた。
webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:aE1UQiLOdoAJ:www.cancerfungus.com/+cancerfungi.com&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
そして、シモニッチ博士の仮説をビデオで何度も見て、三年前から茸である霊芝の代わりに重曹を溶かした水を飲むことで、ガン細胞を消す療法を試みていたのである。この素人療法の結果らしいが便秘がひどくなり、血便が出たのを私は瘀血だと考えて主張したのに、これが普通の血と違うと米国の医者に説明するのが、困難だったことがトラブルの始まりになった。
だが、重曹がガンの治療の特効薬になるという仮説は、マグネシウムを含む水が病気を治す聖水として有効であり、ルルドの聖水を始めとして世界各地の神秘の水として、使われている事実に対して地質の専門家として興味深かった。
www.curenaturalicancro.com/therapy-sodiumbicarbonate.html
オンコロジーは石油や鉱脈を発見する上で、地球にそれを応用する意味で私はプロとして生きてきた。
webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:iSVHh4XszhsJ:ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%AB%E7%98%8D%E5%AD%A6+%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC+wiki&cd=3&hl=ja&ct=clnk&gl=jp。
だが、重曹がガンの治療の特効薬になるという仮説は、マグネシウムを含む水が病気を治す聖水として有効であり、ルルドの聖水を始めとして世界各地の神秘の水として、使われている事実に対して地質の専門家として興味深かった。
www.curenaturalicancro.com/therapy-sodiumbicarbonate.html
オンコロジーは石油や鉱脈を発見する上で、地球にそれを応用する意味で私はプロとして生きてきた。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:iSVHh4XszhsJ:ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%AB%E7%98%8D%E5%AD%A6+%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC+wiki&amp;cd=3&amp;hl=ja&amp;ct=clnk&amp;gl=jp
霊芝を飲むのを手控えて三分の一にしていたので、それが免疫力の低下に影響を及ぼして、腫瘍が発達した可能性も考えられるのである。

59藤原肇:2010/07/13(火) 21:09:44

免疫療法にはいろんな種類が昔からあって、インチキから新仮説まで幅が広いし、学者の間でも定説が確立していないので、一種の百花奔放とでもいう状態にある。その最大の理由はがんの原因が何かが、はっきり分かっていないためである。原因がはっきりしていない状態が続き、仮説が次々と登場するせいもあり、治療法や処方箋ばかりが乱立して人々が迷っている。
治療法としては主流の三種類が君臨し、1),外科療法,2)放射線療法、3)化学療法の三つが、病院や一般治療所で採用されていて、伝統的な西洋医学の思想に基づき、対症療法としてメインになっている。原因や治療法関しては多くが語られ、たくさんの教科書や啓蒙書があるので、ここで屋上屋を書ける必要はないが、最近の傾向として免疫学の成果を活用して、免疫療法が注目を浴びて登場している。
だが、若い学問でニッチ的な領域が多いので、悪徳商人やインチキ施療師も多く参入し、一種のフロンチアの野放し状態であり、それだけに未開の領域が広がって、驚きと好奇心を満足させるから、山師的な趣味を持つ私には楽しい穴場だ。かつて丸山ワクチン騒動が取り沙汰されて、インチキだとか詐欺だと論じられ、がん治療にまつわる騒ぎは山ほどあったし、ミ―チュリン農法騒ぎの教訓もある。
丸山ワクチンの場合は結核患者には、がん患者が少ないということから、結核菌からワクチンを作ったので問題になった。大体ワクチンは免疫の領域であり、免疫についての研究が遅れていたために、今でも鳥インフルエンザやエイズなどで、ワクチンに対しての疑惑が取りざたされている。江戸時代には天然痘のワクチンの問題や、野口英世における疑惑などがあって、この世界はプロの研究者でも難題続きで、鬼神と同じで敬して敬う世界だった。だが、ミトコンドリアやマイクロファジーの研究と、遺伝子についての理解が進んだので、そのせいで免疫学がわかってきて、西洋医学と東洋医学が接近し始めて、私のような博物系の世界に接近してきた。

60藤原肇:2010/07/14(水) 16:23:40
西洋医学に基づいた近代医学の伝統は、心臓、肝臓、肺臓、腎臓などの臓器を始め、大脳、神経、脊椎、眼球などの異常や、発熱、出欠、下痢などの病気が中心で、免疫系の異常については二の次だった。ヒポクラテスの時代から治療は行われたし、戦争があれば外科の治療もなされたが、自然の中で生活していた関係もあり、ペストや天然痘などの疫病の伝染を除き、人々は自然治癒力で問題を解決していた。
それと共に学問の進歩で医学が発展して、コッホやパスツールが病原体を発見し、ウィルヒョウによる病理学の確立を始め、病院制度が社会に普及したお陰もあり、医療は福祉制度の一環として定着した。
だが、産業革命によって工業と経済の活動が、社会活動において主役を占めたことで、人間は忙しく立ち働く存在になり、自然の秩序を開発の名の下に破壊して、近代的な資本主義は環境を汚染し、人間の生活の場の劣化を推進した。その結果、大気汚染や飲料水の劣化で健康を損ね、それに大気汚染やストレスなどが加わり、アレルギーや新しいタイプの疾患で、人々は疲労困憊し生命力を弱めている。
こうした状況の中で学問の成果として、DNAなど分子レベルでの研究が進んで、免疫の分野に新しい発見と理論が生まれ、ヴィールスや遺伝子に原因する疾患が、医学の分野でのフロンチアになった。しかも、かんやエイズが医療文化の舞台において、脚光を浴びる存在になったことが、相乗効果として研究の成果を生み出し、量子力学の発想を導入することで、ナノテクを超えてナノサイエンスになった。

61藤原肇:2010/07/14(水) 19:06:34
岩石中の鉱物が風化してミネラルになり、ヴィールスやバクテリアを経て藻類など、20億年まえに多細胞生物が地球上に繁殖し、管状生物としての動物の進化が始まって、管の両側は口と肛門の機能を持ち、消化管に生物の原型が刻印されている。
消化管の周辺が特殊化して臓器になり、脳を始め心臓、肺臓、肝臓、腎臓などの臓器や、神経系、血管系、内分泌系が骨格に支えられ、系統発生の最後に脊椎動物が誕生し、われわれヒトもその仲間に加わった。
このような生物の歴史は管の発達史であり、管や臓器の内部にある空間というのは、生命体の外部を内部に取り込んで、外部を内部化したクラインの壷である。口から肛門までの管の胃から肛門までは、一般に消化管とよばれ大部分が腸であり、この消化管の粘膜は絨毛が生えた襞が、伸縮自在する状態で腹に収まっている。
この消化管の中を食物や水が通過して、反応可能な栄養源は細菌や酵素で分解され、
粘膜面から吸収されて活力源に転換し、空気中の酸素は血管で全身に送られるが、残渣物は肛門に送られて排出される。腸内で食物が糞になるこの機構が、デパートやショッピングモールと同じであり、食物になった自分が歩く通路は外路で、売り場の中に立つ売り子は内部にいて、細菌や酵素の役割を演じていると思い、思わず苦笑して通り過す儀他経験がある。
ミトコンドリアも細胞内にもぐりこみ、内に取り込んだ外を活用することで、酸素呼吸をして細胞と共生しているし、消化管も人体の中に潜り込み、外の世界の産物を取り込んで生きており、外を内に取り込むメカニズムに、共生を支える原理があると言えそうである。
外が内になり内が外になるメカニズムが、ホロコスミックの基本原理であり、多層構造で成り立つ自然の階層には、内が外で外が内になる原理が働いて、それをメビウスの輪が分かり易く体現しているのである。

62藤原肇:2010/07/15(木) 09:27:04
若かった頃の私は一時だが医者になろうと考えたが、医者になるためには死体の解剖が必修であるし、血や肉を見るのが苦手だったのと共に、中学時代から山歩きが好きで自然に親しんでいたので、地質学をやり地球の医者になってしまった。大学に入るより学士山岳会に憧れていたせいで、京大の理学部を受験して落ちているが、当時は60年アンポ闘争の時代だったから、私は岸内閣を倒すために学生運動に生き甲斐を感じ、ほとんど授業に出ないで岸政権を葬ることに熱中した。
アンポ闘争後に埼大の地質学教室に戻ったが、五年後にインドのニューデリーで地質学会があると知ったので、会議にヒマラヤを越えて参加しようと思い立ち、北京の地質学院に留学しようと考えた。だが、当時は毛沢東が文化大革命を推進して混乱していたし、中国の学問レベルが低いと分かったので、北京留学を断念して専門の地質学の勉強に取り組んだが、もし北京留学が実現していたとすれば、温家宝首相は私の数年後輩になっていたはずだ。
しかも、構造地質学を独学で勉強しているうちに、ベルーゾフ教授が世界一の学者だと分かったので、大学より世界一の先生に学ぶべきだと考えた私は、ソ連政府の給費留学生の試験をうけたのだが、成績不良のせいで留学生になれなかった。これが私の人生に幸運をもたらせる「塞翁が馬」になり、寒くて山がなく食事がまずいロシアに行かずに、アルプスが聳える南東フランスに行ったことで、私の人生は運命の女神に導かれることになった。ベルーゾフ教授と並び立つデベルマス先生に師事するために、グルノーブル大学に留学したとはいえ、登山靴とリュックサックを持って渡仏した私は、大学に登録する前にフランス山岳会の会員になっていた。
その辺の事情は「山岳誌」の補説に書いてあるが、オリンピックを選手や役員として体験したし、ドゴール政権を相手の倒閣運動を通じて、ヨーロッパの近代史の真髄を学ぶことができ、自然と社会を含む文明が相似象で対応しており、社会と人体も相似象であることがよく分かった。

63藤原肇:2010/07/15(木) 09:41:19
それが私の宇宙観を構成する基礎であり、それが錬金術を媒体にして医学と繋がることが、藤井先生に師事した時に「間脳幻想」の誕生に結びつき、仙道との兼ね合いで張さんと「宇宙巡礼」が生まれた。藤井先生との対談の醍醐味を楽しむ過程で、何冊も共著ができる量の録音として、テープに吹き込んで保管していたが、当時はミニカセットの全盛時代であり、磁気テープは音が歪んでしまい、書き出すのがほとんど無理だったのが惜しまれる。
「今日できることは明日に伸ばすな」は、「リチャードの暦」のフランクリンの言葉だが、録音した当時にすぐ書き出しを開始したら、こんな悔しい思いをしないで済んだだろう。『間脳幻想』を読んで気がつくことだが、先生は寸鉄言の名人であっただけでなく、洞察に満ちた味のある発言をして、後になって聞くとたいへん奥深い人生の知恵が感じられ、そこまでお見通しだったかと感心してしまう。
私が住むパームスプリングスについて話題にした時に、80以上もゴルフ場があるのにやらないのに誘う人に、「百歳を過ぎてからやる。今はまだ若いからスイスに行き山に登るが、百を過ぎたら垂直より水平が楽だから、その時にゴルフに誘って下さい」と断っていると述べたら、「曾孫と一緒に行きます」と答えろと言われた。
しかも、「病気になったら診断はサンティエゴかマイアミ、手術をするならボストンかシカゴだ」というので、大学のことだろうとその時は思った。
ところがそうではなく、人間と気温の関係で生活の場が変わり、老人になると暖かい場所を選んで引退するので、名医はアメリカの最南端の町に移り、そこで診断しながら余生を楽しむものだ。若い腕のいい外科医は研究があるし、寒くても施設のいい病院で働いて腕を磨いて稼ぐから、手術は中堅の医者がいる所を選び、そこでやるのが賢明だと後になって知った。これもちょっとしたノウハウであり、確かに優れた学者や経済人で引退した人は、魚や果実が美味く気温が温暖で、水と空気の良い環境に住んでいて、「良禽は樹を選ぶ」を実践していた。

64藤原肇:2010/07/16(金) 09:31:23
藤井先生に対話の相手をして貰ったお陰で、ドーパミンとセロトニンの役割の重要性を知り、それが21世紀の医学の主要テーマだと分かったので、藤井先生を訪れて相手になってもらうために、医学部図書館で脳内ホルモンの本を読み漁った。
お陰で四十代で勉強する習慣がついて、老化を延ばすのに役に立ったと思うが、シカゴ大学にドーパミンの大権威がおり、その先生に学びたいと思ったが手遅れで、仕方がないから嫌がる娘を説得し、とりあえずシカゴ大学に入学させてみた。
実はこの大学はアメリカの保守主義の砦で、米国の共和主義の秘密を知るために、偵察したいという個人的な狙いがあり、大学図書館の蔵書が素晴らしかったし、父兄の立場をフルに活用したのである。入学後に調べたらユダヤ人と韓国人が多く、予習と復習が酷くて猛勉強を強い、学生の自殺率が全米でトップとかで、娘の成績では追いつくのが大変であり、ストレスで神経衰弱になりかけた。
医者になる必要はないが先生に近づき、ドーバミンの知識を盗むためには、医学に隣接する薬学の側から接近し、先ず人間を知る心理学から始めて、次に生理学で生命について理解するように、親父の立場からガイダンスをした。学問は縦に動かずに横にずれるのが王道だと、藤井先生から学んでいたお陰で、それを娘を使って実験してみたのであるが、これ既にミッシェル・フーコが試みた路線である。
娘のレミは嫌がり泣いて抗議したが、私は獲物を追いかけるのに夢中で、娘の抗議を無視してシカゴ大探検を続けたら、遂に彼女は円形脱毛症で髪が抜け出した。そこで休学して国内留学をしたのだが、加州大学サンディエゴ校に行くことなり、大学事務局に単位認定を申請したら、シカゴ大ではサンディエゴ校の教授でも、三人の講義の単位しか認めないと学部長がいう。
そこで、その教授の経歴を調べてみたら、三人はケンブリッジ大学で教えた後で渡米し、アイビーリーグの大学で名誉教授を勤めてから、暖かい隠棲地を求めてサンティエゴに移ったと知り、昔聞いた藤井先生のアドバイスを思い出した。アメリカでもどこの大学の卒業かではなく、誰の授業で単位を取ったかを見て、評価するシステムが存在しているのだし、誰の弟子として薫陶を受けたかが、学問をする上で重要であるとすれば、世界一の先生を選ぶことは貴重になる。
娘の人生を狂わせたのは残念だが、シカゴ大に狙いをつけた私の道楽は、アメリカを立ち去る理由付けに役立ったし、ノーベル賞の背景の理解に繋がったのは、何にも増して得難い収穫になった。そして、この成果を日本人の多くに知らせて、対米認識の参考に使ってもらうために、雑誌に発表して活字に出来たのは、『さらば小泉純一郎』の著者の天木大使と、『さらば暴政』の著者の私が再会した、娘をシカゴ大に送り込んでから25年目で、何かをするには時間が必要なのである。
fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/newleader100501.htm

65藤原肇:2010/07/17(土) 06:52:30
人間のレベルでは治療と施薬は医学だが、地球のレベルでは鉱山と精錬の仕事になり、地球の医者として生きてきた私には、医学の問題は自然開発のバリエーションで、そんな感じで自分の病気について考えてみた。
人間を相手にする現代医学に対して、私があまり信頼を置いていない理由は、人間の体が小宇宙で大宇宙と照応しているのに、近代の医者はそれを余り考慮しておらず、人間をモノ扱いしているからである。具体的には、生き物は生命体として一体として成り立ち、病気はひとつの臓器の異常ではなくて、全体の調和が乱れていることを見ないで、器官の異常として病名をつけがちだ。
あるいは、せっかく症状や症候群が現れており、生理状態が狂っていると示すのに、症状をなくしたり痛みを沈静させて、それを治療と考えていたりするのだ。悪いところの切除や苦痛を取り除いて、原因ではなく現象を消すことだけで、問題を解決したと考えて済むのであれば、頭痛の時には頭を切り落とすべきだ。
最悪のケースは熱が出た時の処置であり、熱さましを与えて折角の警告を消すし、同じことは血圧が高くなった時には、血圧降下剤を飲んでそれを措置だとする。だが、体温が上がるのは温度を高めることで、黴菌やウィールスの活動を抑制して、病因を軽減させ回復促進を図るのではないか。問題は高熱のために脳の機能が低下し、生命活動が阻害されないような形で、対応策を講じることではないだろうか。
現在の生理学では分かっていないが、摂氏42度の周辺に一種のシキミ値として、細胞が活動できなくなるポイントがあり、氷点や沸騰点と同じような作用をして、未知の相の転換点である可能性もある。あるいは、量や数値では現れない質の転換を促す、特異点に等しいものが存在しており、数量化し得ないので盲点になっている。いうならば、われわれは未だ知るに至らないが、現象がそこでワープする領域があり、ミステリー・ゾーンを構成しているのかも知れない。
最も気になるのは重力や引力との関係で、太陽や月の影響によって機能が変わり、季節や時刻によって分泌にリズムを持つ、セロトニンやメラトニンがあるように、薬の投薬量に変化が必要ではないか。それだのに、医者や薬剤師がそこまで考えて、処方した話しは聞いたことがない。
満月の時に子供が誕生するのであり、新月の時に死ぬことが多いのに、生命活動の始めと終わりの瞬間についてさえ、現代医学は無関心であることが、私にとっては不信のたねになっていて、病院に近づかない人生になっている。しかし、生身の体が示す便秘という症状に加えて、血便と腹部が苦しいことのために、内科医の紹介で大腸の専門医の診断を受け、やっと治療への第一歩に編み出した。

66藤原肇:2010/07/18(日) 19:17:28
だが、ホームドクターの内科医は一種の監視役で、必要のない軽度の病人が専門医に行かないように、主治医的な役割を果たしている。だから、自分で適切な診断を下す必要に基づき、専門医に治療の指示を与えるために、患者について各種のテストを実施して、データベース作りを担当しているらしい。だから、血液や各種の化学検査を始めとして、血圧や心電図などを検討してから、血圧が高いのが心配だという理由で、別の循環器医師の所に行かされ、そこで超音波検診をさせられてから、やっと大腸の専門医にたどりついた。
分業がこれほど細かになると大変で、診療の組み合わせの米国式より、一人の医者が何でもこなした、日本的なドンブリ勘定的なの診察が、懐かしく感じられるほどだった。しかも、新しいし医師の診断を受ける度に、病歴、アレルギー、飲んでいる薬、家族の病気を問われ、看護婦が血圧や体温を測って、診断記録を作るだけでなく、治療についての同意書に署名し、同意書の署名だけでも数種類で、契約社会だけあって書類攻めだ。
こんなことを何度も繰り返した揚句に、やっと専門医までたどり着いたが、その間に体験した各種のテストは、石油開発の作業を小型化したもので、心電図は地磁気異常や地震探査だし、心エコー診断はソニック・ログであり、医療は何とちまちました世界かと思った。そして、病んだガイアの立場になった自分が、体の中の異常現象を探査されて、これから開発のメスを加えられ、立場が逆転した形で体験する意味で、環境汚染の問題があるならば、実に皮肉な運命だと痛感したのである。

67藤原肇:2010/07/18(日) 21:08:37
地域で腕の良さで知られた大腸の専門医は、温厚な人柄の中年医師でユダヤ系であることは、鼻の形と大きさで一瞥して分かったが、ニューヨークの新谷博士から技術を学んだ弟子だった。日本の医師が発明者の検視鏡について、私はかつて興味を抱いて調べていたし、新谷さんは前田病院で治療をするが、予約が大変だと友人が教えてくれたので、その弟子筋なら良いだろうと納得して、彼の知識と経験を信じたのですべて一任した。
だが、
コロノスコピーで大腸を検査した医師は、何枚も撮影した大腸の連続写真を指し示しながら、肛門から6cmほどの直腸に向かって、結腸の付近に長さ5cmの細い腫瘍があるという。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:lhyerOS7lW4J:ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E8%85%B8+%E7%9B%B4%E8%85%B8&amp;cd=1&amp;hl=ja&amp;ct=clnk&amp;gl=jp
果たしてガンかどうかは精密検査が必要であり、オンコロジストによる診断が決め手だと言われたので、私の知的好奇心は大いに盛り上がった。何しろ、日本には総合システムとしてのオンコロジーが未発達であり、X線や血液検査を始め組織検査(バイオプシー)くらいで、後は機械を使う検査は普及していても、ソフトに弱い日本の学問の性質のために、こういった領域での診断学が育っていない。しかも、米国にはオンコロジスト(腫瘍専門医)は5000人いるのに、日本には各県り一人で合計50人もいないために、腫瘍の診断に関しては立ち遅れているという。そうであるが故に、日本の政治と社会の病理と腫瘍について、私が行う議論はこれまで黙殺され続けたのであり、私の問題提起は誰にも相手にされなかったし、それが日本を亡国の淵に陥れたと考えていたので、オンコロジーに出会ったのは千歳一遇に思えた。
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10H10500.html
私の友人には優れたオンコロジストが何人もいて、これまで腫瘍について私は多くの議論や討論をしてきたし、私が理事を引き受けたカナダのビオノミー研究所長のベギン博士も、肉腫の研究をしているオンコロジストである。ローマのシモニッチ博士もオンコロジストであり、がんは最先端の研究分野であるために、いろんな仮説が百花奔放状態の中で、かなり異端な存在として知られるが、がんが茸という仮説は私にとっては興味深いものだ。

68藤原肇:2010/07/19(月) 06:41:24
日本にオンコロジストが少ないと論じたが、それ以上に少ないのが一般総合診療医であり、健康全般や生命体としての人間について、臨床医学や人間学の立場で診断し、患者の疑問の相談役になる医者が少ない。ホームドクターがその役目の一部を担うが、 家庭医の多くは内科の専門家が多く、大学卒業時の医師国家試験の段階で、専門医になっていなかっただけで、総合的な診断学の訓練が足りない。
その理由は医学教育と臨床訓練の場が、日本では大学や大病院に限られるし、試験を通った研修医が医局に配置されて、名目上は医者のタマゴであっても、低賃金で雑用に近い仕事に追い回され、勉強を続ける時間もなくなる。なぜなら、アルバイトしないと生活が成り立たないし、系列化した地方の病院や診療所に、医局から派遣されて診療しているが、そのほとんどが知識も技術も未熟である。
もっと大きな日本的な因習の弊害として、日本の医学は寡占状態(Oligopoly)に支配されていて、病院や診療所が東大系と慶応系の形で、二大系列の支配圏が出来上がっている。しかも、医者が学問や技術の違いでなく、源氏と平家に似た医局閥に従属しており、その枠組みからの脱却は難しい。
それは経済界や政界でも同じであって、自民党閥と民主党閥の形態を取り、日本を自己の利権として支配するが、そこには国民や患者の立場はない。だが、この構造への批判は日本ではタブーで、誰も勇気を持って挑戦しないために、医局制度による系列支配は盤石であり、それを野蛮だと医者自身が感じないし、医療制度の立ち遅れを意識していない。
個人的には良心的で優れた医師が存在し、この問題を解決しようと努力したが、挑戦に敗れて国外に脱出した医者には、リトル東京の入江先生を始めとして、ニューヨークの桑間先生などがおり、東大の酷さを告発した生き証人だ。彼らの説だと日本の医療制度は立ち遅れ、医局の医師は奴隷同然に酷使されて、臨床医の能力はお粗末の限りだし、優れた医師を育てるシステムはない。しかも、「日本には医療機器は豊かだが、ソフトである医師の訓練は未開で、日本の診療レベルの低さは、フィリッピンの医者に馬鹿にされた」という証言は、国内にいる限りは活字にならない。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%85%A5%E6%B1%9F%E8%A8%BA%E7%99%82%E6%89%80-%E5%85%A5%E6%B1%9F-%E5%81%A5%E4%BA%8C/dp/4794204035/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1279454565&amp;sr=1-1

http://www.amazon.co.jp/%E8%A3%B8%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%8C%BB%E8%80%85%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%81%A1%E2%80%95%E5%90%8D%E5%8C%BB%E3%81%A8%E8%BF%B7%E5%8C%BB%E3%81%AE%E8%A6%8B%E5%88%86%E3%81%91%E6%96%B9-%E6%A1%91%E9%96%93-%E9%9B%84%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4828409335/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;s=books&amp;qid=1279454410&amp;sr=1-1


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