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人生における分岐点

61藤原肇:2010/07/14(水) 19:06:34
岩石中の鉱物が風化してミネラルになり、ヴィールスやバクテリアを経て藻類など、20億年まえに多細胞生物が地球上に繁殖し、管状生物としての動物の進化が始まって、管の両側は口と肛門の機能を持ち、消化管に生物の原型が刻印されている。
消化管の周辺が特殊化して臓器になり、脳を始め心臓、肺臓、肝臓、腎臓などの臓器や、神経系、血管系、内分泌系が骨格に支えられ、系統発生の最後に脊椎動物が誕生し、われわれヒトもその仲間に加わった。
このような生物の歴史は管の発達史であり、管や臓器の内部にある空間というのは、生命体の外部を内部に取り込んで、外部を内部化したクラインの壷である。口から肛門までの管の胃から肛門までは、一般に消化管とよばれ大部分が腸であり、この消化管の粘膜は絨毛が生えた襞が、伸縮自在する状態で腹に収まっている。
この消化管の中を食物や水が通過して、反応可能な栄養源は細菌や酵素で分解され、
粘膜面から吸収されて活力源に転換し、空気中の酸素は血管で全身に送られるが、残渣物は肛門に送られて排出される。腸内で食物が糞になるこの機構が、デパートやショッピングモールと同じであり、食物になった自分が歩く通路は外路で、売り場の中に立つ売り子は内部にいて、細菌や酵素の役割を演じていると思い、思わず苦笑して通り過す儀他経験がある。
ミトコンドリアも細胞内にもぐりこみ、内に取り込んだ外を活用することで、酸素呼吸をして細胞と共生しているし、消化管も人体の中に潜り込み、外の世界の産物を取り込んで生きており、外を内に取り込むメカニズムに、共生を支える原理があると言えそうである。
外が内になり内が外になるメカニズムが、ホロコスミックの基本原理であり、多層構造で成り立つ自然の階層には、内が外で外が内になる原理が働いて、それをメビウスの輪が分かり易く体現しているのである。


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