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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

72尾崎清之輔:2007/12/27(木) 23:00:25
根本さん。ご無沙汰しております。お元気そうで何よりです。また、近況をご報告いただき、有難うございます。

私も、宇宙巡礼という以前からの貴重な『場』に加えて、今年は更にこのようなスレッドを立ち上げ続けていこうという決心に至った貴重なご縁があり、おかげさまで今年一年を無事に終えつつ、来年以降に向けたテーマに邁進することができそうです。

根本さんも仰っておりましたが、私も自分が生きる『場』を日々精一杯整えながら、何とかやっているというのが実情で、『自身が生きる土台の脆さ』に気付くという意味では、決して他人事ではないと思っており、それが自身に課したテーマの一つとして、このスレッドを立ち上げるに至った次第ということになり、身の回りの事柄からはじまり、より大きく広く高い次元への言及と展開が行えるよう、そして少しでも実践に繋げられるよう、やや大げさな言い方ですが修養の日々を過ごしております。

さて、寄り道して放っておいたままとなっていた、アルベール・アンカーの作品群の感想を思い出しましたので、今夜はその話も織り交ぜさせて頂きたいと思います。

先に述べましたように、アンカーは、あの「バルビゾン派」に通ずるが如く、主にスイスの村の自然が奏でる風景画や、その中に生きる方々の人物画を描いており、その作品群の写真的な正確さと絵画的な大胆さの見事な調和は、見る者に一種の感動を覚えさせますが、それと同時に、彼の考える「権威主義的でない近代の教育理念」を念頭に置いていたことも、彼の作品群から一目瞭然でした。
そんな彼も、やはり生活のため、食べていくためには肖像画の製作にも携わっており、注文主とのやり取りにはそれなりにご苦労されたようですが、それでも注文主に対して、『美しく描いてほしいか? それともあなた自身を描いてほしいか?』と言えるだけの、常に矜持を失うことのなかった素晴らしい姿勢には感銘を覚えております。

そして、こうしたことへの気付きの大切さこそ、以前に申し上げた「自由とはFree toであり、自由気ままに生きていけるだけの心の余裕の持ち方」へ繋がると思っており、意識的か無意識的かに関わらず、そのようなきっかけを与えてくれた方々へは、本当に心から感謝する次第であり、今年一年を漢字一文字で表す際に『覚(かく)』をあてさせて頂いたのは、「めざめる」「おぼえる」「さとる」といった意味以外に、同音で似たような意味合いを持つ『確』つまり「たしかさ」へ繋げていこうという思いがあるためで、それが私自身より良く生きるための、そして私が敬愛する周りの方々と、同じ場所や同じ時間を通じた「共感」と「共鳴」、そして「共創」へと発展させていくことで、喜びを分かち合えるようにしていくことが、来年の、そして来年以降の課題と考えております。


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