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【news+】ニュース速報スレ【全般】★9
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どの会社にもいる自覚のないパワハラ“加害者”たち
また、診察室の経験から考えると、パワハラをやっている人のほとんどにはその自覚はない。たまに「うつ病の原因はパワハラ」とはっきりしている場合に、本人の了解も得てその“加害者”である上司に同席してもらうこともあるのだが、そこでも自覚のない人にどうやって理解してもらえばよいのか、困ってしまうことも多い。
それどころか、「私もそうですが、ウチの職場は人を大切にする方針でして」「どうして部下がうつ病なんかになってしまうのか。とても心配してるんです」などと、まったく反対のことを言う人もいる。隠しているのではなく、心からそう思っているのだろう。
そういう人にいきなり「あなた、パワハラしてますね?」と言っても、「なんてことを言うんですか!」と気を悪くして、心を閉ざし非協力的になるだけだろう。
そういう場合は取りあえずは、「そうですか。部下のことを思ってらっしゃるのですね」と相手の言い分を尊重した上で、「でも、受け取り方って人それぞれですよね」と少しずつ気づきを促さなければならない。
そして、逆に「ウチでもパワハラはありうる」と意識している職場では、実際にパワハラが起きることは少ないように思う。
ミーティングで「パワハラについて考えてみよう」というテーマが提案されるなど、日ごろから「パワハラ」という単語がタブーでない職場では、実際に深刻なパワハラが起きる前に「部長、それ以上はパワハラ注意報ですよ!」「おっとアブナイ」と軽く注意もし合えるだろう。
「ウチにはパワハラはない」というところほど、実はパワハラが起きやすい。
「では、パワハラと教育、指導の線引きは?」という問題については、また次回、考えてみよう。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120419/306181/?ST=business&P=3
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