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【news+】ニュース速報スレ【全般】★9

1137名無し松江城主:2012/04/23(月) 22:12:49
国際教養大、全国で人気 首都圏予備校が対策コース新設
合宿で、学生(右)のアドバイスを受けながら、英語を勉強する高校生たち=由利本荘市

 国際教養大(秋田市)の志願者が全国に広がり、急増中だ。今年4月入学者の入試には前年度より千人多い2632人が出願、平均倍率は17.5倍だった。留学の義務づけや高い就職率が注目され、首都圏の予備校で地方公立大としては異例の対策コースもできた。

■関西からも来校

 福井、福山など西日本ナンバーの車が国際教養大の駐車場に並ぶ。9月18日にあったオープンキャンパスには736人が訪れ、遠方からの親子も目立った。

 大阪府茨木市の女子浪人生(19)は昨年度、第一志望の大阪大外国語学部が不合格で、選択肢を広げようと訪れた。「少人数制に魅力を感じた。緑が多いキャンパスの雰囲気も気に入り、志望度は上がった」。母親(48)も「大阪から遠いが、意欲があれば伸びる環境だと感じた」。

 2004年に開学した国際教養大は「英語で学び、英語で考える大学」と入学案内に明記する。英語力が鍛えられるとともに、歴史から政治経済、環境まで幅広く学べるのが特徴だ。

 9月22日にあった県内高校校長との懇談会で中嶋嶺雄学長は「入学時に専攻を区分けする従来型の大学とは違い、大学院も含めた長い目で専攻を絞り込むべきだ」と「教養」を重視する教育内容を強調した。

 就職も好調だ。昨年度の卒業生は、就職希望者106人全員が大手メーカーや総合商社などから内定を得た。米沢輝夫事務局次長は「8割の学生が学内に住み、生活費は安く済む。しっかり勉強し、就職も好調なので、費用対効果が高い大学と見られているのでは」と分析する。

●英語環境PRへ学生が合宿

 首都圏を中心に12校を展開する予備校トフルゼミナール(東京都新宿区)は09年に国際教養大対策コースを新設、毎年約30人の高校生が受講している。

 首都圏には早大や上智大など英語で授業をする大学が多いが、あえて国際教養大を目指す高校生が増えているという。船橋校の加藤芳明・進路カウンセラーは「海外留学を経験したいと考えている高校生にとって、学費に留学費用が含まれていることが魅力のようだ」と分析する。

 国際教養大の学生が8月に由利本荘市で1週間実施した合宿にも東北や関東を中心に、九州からも参加があった。英語の面白さを伝えようと開いたもので、学生が英文エッセーの書き方などを教えた。宇都宮市から参加した高校3年、鶴岡夏美さんは「日本の大学でこれだけ英語漬けの環境は少ないので魅力的」と話した。

●県内からの入学者は1割強どまり

 「難易度が上がり、県内高校生があまり入学できないことをどう考えるか」。9月21日の県議会教育公安委員会で、県議から質問が出た。大手予備校の国公立大ランキングによると、入試日程によっては国際教養大の難易度は東大や東北大などに準ずるとされる。

 白山雅彦教育次長は「合格者を増やしたいのは事実。だが、(高倍率で)保護者や本人が受験を諦めることもあると聞いている」と答弁した。

 秋入学も含め、今年度入学した県内出身者は全入学者183人のうち25人で、1割強にとどまる。大学側は、県内高校生を対象とした入試を導入し、「県内出身者重視」を強調。校長懇談会でも県内高校生の少なさを指摘されたが、「県民の総意でつくった大学なので(一般入試を経て)多くの県出身者に入ってほしい」とした。

 国際教養大は県が設置を主導し、運営経費を年間約10億円支出している。秋田を支える人材をもっと育てるべきだとの声は根強い。(大隈悠)




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