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第50回衆議院議員総選挙(任期満了2025年)スレ
2683
:
OS5
:2024/10/22(火) 09:57:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/20cb922e07c3831f9d90003340b819701ecef82a
崩れた共闘、消える共産票 立民幹事長、崖っぷちの戦い 衆院香川1区ルポ【注目区を行く】
10/22(火) 7:02配信
時事通信
衆院選香川1区のポスター掲示板=19日、高松市
野党共闘が大きく後退した今回の衆院選。
香川1区で自民党の閣僚経験者としのぎを削る立憲民主党の小川淳也は、共産党の組織票を失い、無党派の政権批判票を共産と争う構図となった。幹事長として全国を飛び回る中、崖っぷちの戦いが続く。(敬称略)
◇録音
「政治改革の断行へ全力で頑張ります」。19日昼前、高松市の中心街に止まった街宣車のスピーカーから小川の声が響いた。だが、そこに本人の姿はない。流れたのは前夜に録音した演説だ。
【ひと目でわかる】政治改革に関する各党の主な公約
幹事長に起用され、メディアへの露出は増えた。一方で、録音が相手では立ち止まって聞く人も少ない。本人不在の選挙は初。動き出した街宣車の後を妻の明子らが自転車で追い、街を行き交う有権者に支持を求めた。
公示から6日目の20日、小川はようやく高松に入り、自身の集会に参加。涙声で「次世代に胸を張れる政治と社会をつくろう」と訴えた。浮動票を意識し、数日前から一般向けに告知していた会だ。ただ、地元活動はこれが最後の予定。1時間弱滞在し、慌ただしく隣の愛媛県へ向かった。
2005年に初当選し、6回連続で議員バッジを着けてきたが、小選挙区を制したのは前回21年を含めて2度しかない。今度は党を率いる立場。「選挙区で勝てなければ、幹事長を即辞任する」と周囲に語った。
◇奇縁
小川と共産の関係は悪くなかった。16年の参院選を前に共闘の「確認書」にサイン。以後、2回続けて共産は香川1区に独自候補を出さなかった。これも前回の小選挙区勝利の要因となった。
一転して共産が新人田辺健一の擁立を発表したのは9月10日。安全保障政策などを巡り、共闘の土台が崩れたと判断したためだ。皮肉にも田辺は16年参院選の野党統一候補。小川も推した側に立っていた。
この10年ほど、国政選挙や県議選で共産が香川1区の区域内で出した票はおよそ1万。ギリギリの戦いを重ねた小川には無視できない数字だ。「今回は一緒にやれない」。共産県委員長の中谷浩一がこう伝えると、小川は「仕方ない」と応じた。これ以降、二人は連絡を取っていない。
18日、高松市の百貨店前で田辺は自民裏金事件に触れ、「共産が伸びれば政治は必ず変わる」と語り掛けた。ここは21年前、初めて衆院選に挑戦した小川が街頭で最初にマイクを握った場所だ。
◇名門
小川とずっとライバルだったのが自民の元デジタル相平井卓也。国会議員3世、県内シェア約6割の地元紙の社主一族だ。
基本戦略は組織固め。各種団体や企業をこまめに回り、朝礼の機会などに投票を呼び掛ける。
市内の農協支店の会議室を借りて開いた18日の集会は、そろいの作業着姿の一行ら約160人でごった返した。「最後の選挙のつもりで戦います」。平井もまた、退路を断つ覚悟を強調する。
懸念は裏金事件を受けたイメージ低下。旧岸田派の平井も政治資金収支報告書に不記載があったとして告発された経緯がある。危機感は広がっており、前首相の岸田文雄が19日に高松入り。「発想力と情熱を持った政治家だ」と持ち上げた。
香川1区には日本維新の会の町川順子、参政党の小林直美の両新人も立候補している。
◇衆院香川1区立候補者
小林直美 50 作家 参 新
田辺健一 43 党県常任委員 共 新
小川淳也 53 党幹事長 立 前(6)
平井卓也 66 元デジタル相 自 前(8)
推(公)
町川順子 65 元議員秘書 維 新
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(27日)時点、丸数字は当選回数、「推」は推薦。参=参政党、共=共産党、立=立憲民主党、自=自民党、公=公明党、維=日本維新の会。
2684
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:53:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0fe3816355907377141056ee79359575988b1f3
《激戦区を行く》論戦、秋の陣突入 茨城1区 前職2人しのぎ削る 知名度向上急ぐ維新、共産
10/16(水) 8:00配信
茨城新聞クロスアイ
有権者と握手を交わす(左上から時計回りに)田所嘉徳氏、武藤優子氏、高橋誠一郎氏、福島伸享氏
衆院選が15日公示され、茨城県内小選挙区に立候補した24人が12日間の選挙戦に突入し「秋の陣」が火ぶたを切った。地方活性化や物価高対策、「政治とカネ」問題への対応が注目される中、27日の投開票に向けて激戦を繰り広げる選挙区の姿を追った。
【1区】(届け出順)
田所嘉徳 70 自民 前(4)
武藤優子 60 維新 新
高橋誠一郎 29 共産 新
福島伸享 54 無所属前(3)
自民と無所属の前職2人がしのぎを削る中、維新と共産の新人2人が加わり、4人の選挙戦となった茨城1区。
「真摯(しんし)に反省しているが、それだけで政治が良くなるわけではない」。15日、笠間市で街頭演説に立った自民前職の田所嘉徳氏(70)は声を張り上げた。
党派閥による裏金事件を巡り、逆風にさらされる自民。応援弁士は「今回は厳しい」「正念場」などと訴えたが、陣営幹部は「逆風だが、田所氏に後ろめたいことは何一つない」と強調、責任政党として実績と力を訴える構えだ。
無所属前職の福島伸享氏(54)は、小選挙区で敗れれば比例復活がなく、支援に回る参院議員は「他の政党も(候補が)乱立している。非常に厳しい」と危機感を募らせる。支援者からは前回のような「野党共闘」が実現せず、「失った票は大きいのでは」との声も漏れるが、陣営幹部は「負けたら終わりは前回も同じ。『背水の陣』、再びだ」と支持基盤をさらに固める意向を示す。
維新新人の武藤優子氏(60)は前回4区から1区に変更し、知名度向上に余念がない。15日は「象徴的な場所」として水戸市のハローワーク水戸前を第一声の場所に選び、「日本を茨城から変えていく」と声を張り上げた。
その後も選挙カーをフル稼働させ、水戸、笠間など4市1町6カ所で街頭に立ち「日本の政治は一から大どんでん返しが必要」と政権交代の必要性を訴えた。
「暮らしと平和を守る代表として国会に押し上げて」。共産新人の高橋誠一郎氏(29)は15日、水戸市内のスーパーや市営団地などで街頭演説に立ち、消費減税や労働時間の短縮、賃上げ実現の必要性を訴えた。
29歳の若さを前面に押し出して知名度アップを図る。選挙戦では水戸、笠間の両市や城里町などで遊説を重ね、幅広い支持を集めて同党の比例票獲得にもつなげたい考えだ。
茨城新聞社
2685
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:54:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/f97a46869ca1e8ec66a93504a3f833d18dc554da
《衆院選2024 激戦区を行く》茨城3区 「ダブル逆風」葉梨氏危機感 野党乱立、批判票争奪
10/19(土) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
有権者に支持を訴える(左から)梶岡博樹氏、加川裕美氏、葉梨康弘氏、橋口奈保氏、大内久美子氏
茨城県内最多の5人が名乗りを上げた3区は、激しい選挙戦が繰り広げられている。自民党派閥による裏金問題などで逆風にさらされ、巻き返しを図る自民前職候補。一方、野党は4候補が乱立し、政権批判票の奪い合いとなっている。
【3区】(届け出順)
梶岡博樹 47 立民 新
加川裕美 60 れいわ新
葉梨康弘 65 自民 前(6)
橋口奈保 47 維新 新
大内久美子 75 共産 新
自民前職の葉梨康弘氏(65)はいつも以上に危機感を抱く。応援弁士も続々と選挙区に入り、16日の岸田文雄前首相に続き、21日には高市早苗氏が駆け付ける。法相在職時の失言で「ダブル逆風」(陣営関係者)だが、葉梨氏は「奇策はない。地道に訴える」。陣営も「票を固めていく」と組織をフル回転させる。
立民新人の梶岡博樹氏(47)は「保守票の奪い合いになる」と分析。約8万票を当選ラインと見込み、裏金問題や失言で逆風の自民前職から離れた保守票を取り込みたい考えだ。街頭演説は1日約20カ所。保守層を念頭に訴えを続けるとともに、地元の守谷市などに多い無党派層への浸透を図っている。
維新新人の橋口奈保氏(47)は、同党所属の県議や市議の支援を受けながら草の根運動を展開。陣営は「地方議員も増え、それなりに地盤ができてきた」と自信をのぞかせ、支持率調査の結果には「一喜一憂しない」と冷静に受け止める。団体献金の廃止や減税を繰り返し訴え、自民批判票の取り込みを狙う。
水戸市を長く拠点にしていた共産新人の大内久美子氏(75)は、初めて3区に立候補。同市議と県議を計40年務めた実績を強調し、共産支持層が厚い同区で地盤固めに懸命だ。自民の「政治とカネ」問題を追及し、政権批判票の獲得や比例票上積みを目指す。21日は小池晃書記局長が取手市に駆け付ける。
「第1公約は消費税廃止。主婦や子育て世代なら共感するはず」。れいわ新人の加川裕美氏(60)は、スーパー前での街頭演説に注力。今月初めに立候補を表明し、選挙カーのマイクも自ら握る。「準備期間がなかった。早く知名度を上げたい」と陣営。党の街宣車を3区外にも走らせ、比例票の獲得を狙う。
茨城新聞社
2686
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:54:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/395062c42a30ecd8854b983762fdba57f12992ad
《衆院選2024 激戦区を行く》茨城5区 「浅野VS石川」3度目火花 鍵握る労組外・保守票
10/20(日) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
有権者に支持を訴える(左から)千葉達夫氏、浅野哲氏、石川昭政氏
衆院選公示から初の週末となった19日、激戦区の一つ茨城5区の候補者は、街頭や集会を精力的に回り支持を訴えた。3度目の対決となる国民と自民の前職2人が激しい接戦を展開し、共産新人が懸命に追っている。
【5区】(届け出順)
千葉達夫 42 共産 新
浅野哲 42 国民 前(2)
石川昭政 52 自民 前(4)
国民前職、浅野哲氏(42)は日立市内を中心に演説に立ち、午後の決起集会には約300人(陣営発表)が参加。「国民のための政治を取り戻す」と強調し、「年収の壁」引き上げなどの政策を訴えた。
日立製作所労組出身で労働界が全面支援するが、近年は組合員減少が課題となり、区内の日立グループ組合員は現在約7千人。このため組織外に支持を広げようと地域で培った人脈で票の上積みを図る。浅野氏は「変化を望む有権者の期待は感じる」と手応えを語り、応援に入った榛葉賀津也幹事長も「党にとって茨城5区は北関東の牙城。選挙区勝利がマスト」と語った。
前回比例復活の石川昭政氏(52)も、大票田の同市内で演説を重ねた。ガソリン代補助などの実績を示し「本当に厳しい選挙戦。5区から自民党の火を消してはいけない」と訴え、派閥裏金事件についても「無派閥議員の中心として、党をたたき直す」と改革の先頭に立つ覚悟を示す。
党の支持団体・企業から支援を受けるが、県内の自民候補では唯一公明の推薦を得ておらず、保守層の票固めに懸命だ。夕方には総裁選で支えた高市早苗前経済安全保障担当相が来援し、約1200人(陣営発表)を前に「すぐにでも経産大臣として活躍できる人材」と支持を呼びかけた。
共産新人の千葉達夫氏(42)は同市内のスーパー前を中心に街頭演説。労働時間の短縮や賃上げ実現などを掲げ「格差や貧困の解消へ暮らし最優先の政治にしたい」と訴える。
選挙区内には日本原子力発電東海第2原発(東海村)が立地し、候補者の中で唯一、廃炉を主張。「再エネ普及の流れに逆行する」と再稼働反対の立場を鮮明にする。陣営は「従来の共産支持層は堅い」とみる一方、「無党派層への広がりが弱い」と分析。「自民党への不満を持つ人は多い」とした上で派閥裏金事件を「組織的な犯罪」と指摘し、政権批判票の受け皿として支持拡大を図る。
茨城新聞社
2687
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:54:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/db55951730becced6912c88fb82072a92ebe2b2e
《衆院選2024 激戦区を行く》茨城6区 大票田つくば、しのぎ削る 前職対決、共産挑む
10/21(月) 11:00配信
23
コメント23件
茨城新聞クロスアイ
有権者に支持を訴える(左から)青山大人氏、間宮美知子氏、国光文乃氏(届け出順)
6区は自民と立民の前職による3度目の対決に、9月末に立候補表明した共産新人が挑む三つどもえとなった。焦点は有権者の最も多い茨城県つくば市。市長選と市議選の「トリプル選」となり、選挙戦はヒートアップ。公示後、唯一の日曜日の20日、3候補は同市や同県土浦市などで支持を訴えた。
【6区】(届け出順)
青山大人 45 立民 前(2)
間宮美知子 77 共産 新
国光文乃 45 自民 前(2)
自民前職の国光文乃氏(45)は、つくば市長選と市議選が告示されたこの日、出陣式を巡って各候補の応援演説でマイクを握った。自らの国会議員7年の実績にも触れ、医療や社会保障の充実、外交や安全保障などを訴えた。
過去2回、小選挙区で競り勝ったが、「これまでにない逆風を痛いほど感じている」と話す。自民党派閥裏金事件の影響に危機感を強める。
党県連は「最重点区」の一つと位置付ける。議席の死守に向け、同じ旧岸田派の岸田文雄前首相、上川陽子前外相が選挙区に入って応援。23日には石破茂首相が駆け付けるなど支持固めに力を入れる。
立民前職の青山大人氏(45)は公示後、つくば市を重点的に巡り、20日は自らの出身地、土浦市で人の集まるスーパーや駅などを回った。消費税減税の必要性を主張。「国内の消費を活性化させ、経済を回す」と訴えた。
連合茨城の推薦のほか、地元選出の市議や県議などから支持を受ける。過去2回、小選挙区で敗れ、比例復活当選。前回は野党候補と一本化が実現。今回は三つどもえとなったが、陣営幹部は「出陣式には前回よりも人が集まり、若い人も多い」と手応えを示す。一方で「ふたを開けてみなければ分からない」と、悲願の小選挙区当選を目指して浸透を図る。
共産新人の間宮美知子氏(77)は、つくば市内で街頭演説。市議選の共産党候補者とともにマイクを握った。最低賃金引き上げや消費税減税などを掲げ、「私たちの生活のために税金を使うことが必要」と呼びかけた。
政治とカネの問題にも力が入る。「国民はしっかりと税金を払っているのに、自民議員の一部は裏金をポケットに入れ、政治資金収支報告書に虚偽の報告をしていた」と批判。陣営では「支持が広がっている実感はあるが、総量が足りない」と分析。「普段選挙に行かない人たちに(共産党を)浸透させたい」と街頭演説を中心に票の掘り起こしに努める。
茨城新聞社
2688
:
OS5
:2024/10/22(火) 14:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/55a20da4de743d9be36ecba33f9ad0d3e89bb1b1
《衆院選2024 激戦区を行く》茨城7区 「永岡VS中村」新対決 「背水」ともに危機感
10/22(火) 11:00配信
茨城新聞クロスアイ
有権者に支持を訴える(左から)中村勇太氏、永岡桂子氏
茨城県内で唯一、一騎打ちとなった7区は、無所属新人と自民前職が競り合う。比例復活のない無所属新人は「背水の陣」として裏金問題で自民を批判。自民前職は6期19年の実績と文部科学大臣を務めた経験を強調。政界引退した中村喜四郎氏の地盤を引き継いだ新人と自民前職の新たな真っ向対決は激しさを増している。
【7区】(届け出順)
中村勇太 38 無所属新
永岡桂子 70 自民 前(6)
無所属新人の中村勇太氏(38)は前衆院議員の父・喜四郎氏と同様に、オートバイで地域を細かく回る戦術を踏襲。喜四郎氏の後援会「喜友会」を受け継いでおり、演説では毎回、「父は最初の選挙で4年間で10万軒を回った。私も今後4年間で10万軒を歩く。地道に努力する」と訴え、支持獲得に懸命だ。
区割り変更で旧下妻市が1区から7区に変わったが、1区候補の後援会から名簿を引き継ぎ、新たな票の掘り起こしを狙う。
選挙戦では立民県連と連合茨城から実質的な支援を受けており、茨城県選出の参院議員なども選挙区入りして支持拡大を訴える。坂東市で17日開かれた演説会で、応援弁士は「無所属候補は政見放送がなく、ビラは政党公認候補より4万枚少ない。もちろん比例復活もない。負ければ終わりだ」と強調した。
文科大臣を務めた自民前職の永岡桂子氏(70)は21日、街頭で「今回の選挙は大変厳しい。自民党に逆風が吹いているが、負けるわけにはいかない」と声を張る。
喜四郎氏は過去6回にわたって競り合ってきた「大きな壁」。新たに相手となった長男と党への逆風を含む「三つの壁が立ちはだかっている」と危機感を募らせる。
選挙区内8市町の首長や自公の県議、地元議員らが応援に入り、各地でマイクを握る。首長の1人は「地域と国とのパイプは永岡候補しかいない。ぜひ小選挙区で勝利を」と意気込んだ。
同日は五霞、境の両町を重点的に回り、支援拡大を呼びかけた。「まだやらなければならないことがある。地域の声を国に届けられるのは私。再び壇上に上げてほしい」。経験と実績を訴え、票の上積みを目指す。
茨城新聞社
2689
:
OS5
:2024/10/22(火) 15:33:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cc11f5b856ea3d497756a0a706364956513cd24
全国唯一の政令市またぐ小選挙区 新設の神奈川19区 新人6人、知名度向上へ激しい戦い
10/22(火) 15:05配信
産経新聞
神奈川県内最多となる新人6人が立候補した神奈川19区に設置された掲示板=川崎市宮前区
今回の衆院選で、神奈川県は小選挙区が2つ増加した。区割り変更で新設された19区は県内最多となる6人が立候補し、前職候補がいないのは県内でここだけとなる。横浜市都筑区と川崎市宮前区が区域で、全国で唯一、2つの政令市にまたがるという複雑な事情によって知名度向上のハードルがあり、各陣営は難しい選挙を迫られている。
【リストでみる】夕刊フジが作成した「神奈川全選挙区当落予測」
■地盤がなかったエリア
日が傾き始め、肌寒い風が吹き抜ける中で行われた20日午後の演説会。宮前区の広場に集まった支援者らを前に、自民党の草間剛氏の言葉に力がこもった。
「自民党を中から変えることができるかが問われているのが今回の選挙」
都筑区選出の横浜市議として3期12年務めた実績を持ち、街頭では派閥パーティー収入不記載事件など自民の負の部分にも触れる。「新人なので裏金はない」とフレッシュさを前向きに出し、地盤のなかった宮前区に選挙事務所を構え、支持拡大を図ってきた。
県内最多の6人が立候補し、土日ともなれば選挙区内の主要駅は候補者が入れ替わり次々と演説を繰り広げる。元財務官僚でもある立憲民主党の佐藤喬(たかし)氏は、逆風が吹く自民の批判票の受け皿となるべく、自民ではできない経済対策などを積極的に訴える。組織力に不安はあるが、「組織が応援してくれる利点、欠点はある気がしている」と自らの戦いに集中する。
都筑区と宮前区は隣同士だが、異なる政令市ということもあり、関係は深くない。日本維新の会の添田勝氏は、宮前区選出の川崎市議を10年以上務めるなどしてきたが、都筑区で認知してもらうことの難しさを痛感する。街頭では得意とする介護政策などを前面に出し、「この人は何をやる人なのかを覚えてもらえれば比例して知名度にもつながる」と地道に訴え続ける。
■各党、候補者応援に
知名度向上は新人候補にとっては共通の課題であり、全候補新人の19区では政党名で投票先が決まる空気感を危惧する声もある。「小選挙区は候補者が掲げる政策で勝負にもっていかなければ」とは野党陣営の関係者。また、国民民主党の深作ヘスス氏は、街頭で宮前区育ちを口にしながら、「権力闘争の場ではなく、政策論争の場としていこう。政策で選んでほしい」と強調する。
選挙戦が激しさを増す中、各党も19区の候補者応援に力が入る。自民は、18日に菅義偉元首相、20日に小泉進次郎選対委員長が入った。19日には維新の藤田文武幹事長、国民民主の榛葉賀津也幹事長も街頭でマイクを握った。
19区では、共産党の横関克弘氏や無所属の木吉小百合氏も票の上積みを進めている。ある陣営幹部は「票読みはなかなか難しい。基礎票を組織力でしっかり固めて、あとは無党派にどこまで候補者が気に入ってもらえるか」と悩ましそうに話した。(小川寛太)
▽神奈川19区(6人、敬称略)
横関克弘(71)党地区委員 共産党新人
添田勝(46)☆元県議 日本維新の会新人
草間剛(42)☆元横浜市議 自民党新人 公明党推薦
深作ヘスス(39)☆元知事秘書 国民民主党新人
佐藤喬(42)☆元財務省職員 立憲民主党新人
木吉小百合(69)元小学校教諭 無所属新人
(届け出順、☆は比例代表との重複立候補者)
2690
:
OS5
:2024/10/22(火) 15:35:09
https://www.saitama-np.co.jp/articles/105396/postDetail
岩槻移り、構図変動 地盤の優位薄れ伯仲 衆院選埼玉1区(さいたま市浦和、緑、見沼区)
2024/10/18/12:21
8647、8806、9351、9956―。自民前職の村井英樹(44)が初当選した2012年から過去4回、岩槻区で立民元職の武正公一(63)につけた票差だ。前回は全体の票差2万4166票の4割以上を岩槻が占めた。
埼玉県内各選挙区の候補者はこちら
村井にとって大票田の岩槻区が区割り変更で新設の16区へ移る。村井は「手足がもがれる思い」と表現し、事務所関係者も「選挙戦で痛いのはもちろん、精神的なショックも大きい」と打ち明ける。党への逆風も重なり「過去4回に比べ一番厳しい選挙戦だ」と語る関係者も少なくない。
■“親離れ”
区割り変更決定後の昨年2月、村井は市民会館いわつきで感謝の集いを開いた。出席者によると、定員超えの700人以上が駆け付けて立ち見が出るほどで、感謝の言葉を伝える際に感極まる場面もあったという。「初出馬から岩槻の方々には息子のように、弟のように、家族のようにかわいがってもらい、いつも温かく迎えてくれた」。そして「ある意味“親離れ”しないといけない時期なのかな」と、これまでの恩を力に変えることを誓う。
裏金問題を巡り、自民が向かい風を受ける選挙戦。村井自身は裏金と関係なく、3年間、首相補佐官、官房副長官として政権の中枢を担った自負がある。「奇をてらうことなく、正々堂々とこれまでの取り組みや次の期に懸ける思いを訴える」。公示翌日には岸田文雄前首相が応援へ駆け付けて側近を激励。村井は聴衆に深々と頭を下げた。
■新代表で追い風
捲土(けんど)重来を期す武正は00年の初当選を含め小選挙区4連勝後、村井に4回連続で涙をのんだ。岩槻の除外には「票を見れば差が縮まる可能性はあると思う」と慎重な言い回しだ。実際に岩槻以外の他の3区でも一定の差をつけられてきた。ただ見沼区は前回、前々回から票差を約半分に縮めている。区割り変更で全域が選挙区となる見沼では21年の衆院選以降、後援会見沼支部を強化。浮動票や無党派層の取り込みを狙う。
選対幹部は「逆転するには分厚い中間保守層の票を取れるか」と指摘。別の選対関係者は「野田さんが代表になったのは追い風だ」とみる。野田佳彦代表と武正は政策グループ「花斉会」に所属。考えも共通する部分が多く、訴えが有権者に浸透しやすいのではと分析する。
前回は立民、共産、社民、れいわの野党4党統一候補として出馬したが票は伸びず不完全燃焼だった。8日の総決起集会には党の長妻昭代表代行、15日の出陣式には岡田克也前幹事長が駆け付けた。武正は「日本を変えるうねりを埼玉1区から起こしましょう」と大声を張り上げた。
■台風の目に
「強大な2大勢力に捨て身の挑戦」と銘打ち、初の国政選挙となる維新の浅野目義英(66)は上尾市議と県議を4期ずつ務めた。「選挙は何万票取ろうが、まずは1票から」と、政治改革を掲げ、朝の駅立ちや「6時間駅頭」を定期的に行うなど知名度向上と支持層拡大に注力する。
公示前の13日には党ナンバー2の藤田文武幹事長が「地方の生活に密着した課題を解決してきた浅野目さんをぜひ国政に」とアピール。浅野目の長男で事務長を担う紘彰(38)は「名前に“目”も入っているし、台風の目になりたい」。
共産は17年以来の独自候補として川口市議を3期12年務めた新人の矢野由紀子(60)を擁立。10日の演説会で石川県金沢市出身の矢野は「災害は待ったなしだ。防災・減災予算を増やしていく」などと訴えた。みんなでつくる党新人の三上恭平(42)は、スタートアップ企業の積極支援などを掲げ、主にユーチューブやXを活用した選挙戦を展開する方針。=敬称略
◇
県内16小選挙区に66人が出馬した衆院選。激戦を展開する注目区を報告する。
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OS5
:2024/10/22(火) 15:35:52
https://www.saitama-np.co.jp/articles/105757/postDetail
背水と平常 対照的 手法異なる選挙運動 衆院埼玉6区(鴻巣市、上尾市、桶川市、北本市)
2024/10/21/11:41
埼玉6区は旧川里町が12区から編入されて鴻巣市の全域がまとまり、伊奈町が外れた。鴻巣市のほか、上尾、桶川、北本のJR高崎線沿線4市による区割りに再編。維新の新人細谷美恵子(64)、無所属前職の中根一幸(55)、立民前職の大島敦(67)、共産新人の秋山もえ(48)の4人が立候補している。
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中根と大島は7度目の対決。過去6回は大島の5勝で、民主(当時)が自民に政権を奪還された2012年で比例復活したのを除き、大島が全て制している。両者は今回、対照的な立場で臨む。
■人生かけ初心戻る
自民旧安倍派の中根は、派閥の裏金事件で1860万円の政治資金収支報告書不記載が発覚し、党の役職停止6カ月の処分を受けた。逆風で通算6期目を目指すことになったが、非公認も決定。関係議員の処遇見通しは二転三転し、公認されないとの連絡は解散した9日朝に受けたという。中根は「公認候補として準備していたので、ショックだった」と振り返る。
中根が掲げたテーマは、「初心にかえる」と「人生をかける」。公示日の15日、JR上尾駅東口で行った出陣式には、自転車に乗って登場した。25歳で鴻巣市議選に初当選した時、行っていた活動スタイルだ。選挙期間中は可能な限り、選挙区内を自転車で巡る予定。「もう一度、一人一人の有権者と同じ目線で話したい」と覚悟を示す。
無所属とはいえ、事実上の自民候補だ。4市を北上しながら実施した出陣式には、自民の県議や各市議らが顔をそろえた。陣営幹部のある県議は「立候補を断念する選択肢もあったが、本人が強い決意を固めていた。党の埼玉6区支部長であることは変わらない」と全面支援を誓う。
だが、過去5期のうち4期は比例での当選だった。無所属のため、今回は選挙区で勝つしかない。連立政権を組む公明の推薦もなく、友党の組織票は期待できない公算。陣営側は「地元の要望をダイレクトに国へ働きかけられる人材を失ってはならない」と、危機感を募らせている。
■普段通り活動貫く
9期連続当選に挑む大島は、公示後も日常行っている朝の駅立ちから活動を始める。「24年間ずっと続けてきたこと。駅を利用する人の顔を見ていると、世の中の雰囲気が分かってくる」と大島。ベテラン政治家は、地域に根を下ろしたスタイルを貫く。
過去8回の当選のうち、7回は選挙区を制した。政党色を打ち出すよりも自身の政策を説き、幅広い支持層は「大島党」とも評される。ただ、陣営幹部は「70代以上の人が中心」と、若い世代への浸透が課題と認識。長年議席を争ってきた中根の“失点”にも気を緩めることはない。
前回は12区の旧川里町は保守が強く、自民の得票が選挙区を制した立民を上回った。それでも、陣営幹部は「鴻巣や北本では負けない」と地道な活動で培った地盤に自信を示す。「中根さんは人口の多い上尾を中心に無党派層へ訴えるだろうから、そこで票を取られないことだ」と議席を守る鍵を挙げた。
■裏金批判集票狙う
細谷は12年以来、維新として12年ぶりの公認候補だ。街頭では裏金問題に関与した中根を批判するばかりか、当選8回の大島に対しても多選の弊害を強調。無党派層に訴えるほか、中根の自民支持層を切り崩し、幅広く浸透している大島からも保守系の票を取り込んで比例復活を狙う。細谷は「あちこちでゲリラ的に演説したい」と言う。
共産も前々回以来、7年ぶりに公認候補を立てた。秋山も細谷と同じく、演説で中根の裏金問題を徹底的に追及している。自身は重複立候補をしていないが、共産の基礎票に加え、政治と金の問題に厳しい目を向ける無党派層からも賛同を得て、比例票の積み上げを目指す。秋山は第一声で、「裏金政治を大掃除しましょう」と呼びかけた。=敬称略
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OS5
:2024/10/22(火) 15:36:15
https://www.saitama-np.co.jp/articles/105763/postDetail
自、立 父から地盤 割って入る維、共新人 衆院埼玉7区(川越市、富士見市)
2024/10/21/12:43
「川越から新しい日本をつくりたい」―。高く青い空が広がった13日、首相の石破茂が埼玉県の川越市内で言葉を放った。自民前職、中野英幸(63)の総決起大会の会場だ。当の中野が登壇した。「石破政権の中で成長と分配の好循環をつくっていきたい」。こう述べた上で、今回の総選挙に触れ「自民党が引き起こした数々の問題によって大変厳しい」と支持を求めた。会場には公明の議員らも駆け付けた。
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さかのぼること4日。石破の下で衆院が解散された。議員バッジを外したばかりの立民前職、小宮山泰子(59)は9日夜、東京・永田町から列車で地元に戻り、川越駅で街頭に立った。「解散は自民の政権維持のためだ。皆の負担ばかりを増やす古い政治と戦う」。そう批判を強めた。
■接戦
中野と小宮山。2人はそれぞれ清(88)、故重四郎という地元選出の元衆院議員を父に持つ。
2021年の前回総選挙で、2人は接戦を繰り広げた。中野の9万8958票に対し、小宮山のそれは9万3419票。小宮山は比例で復活する。中野は5500票余りの差で逃げ切った戦いを「執念だった」と顧みる。
競り合いの背景の一つには、選挙区の事情があるといわれている。中野も小宮山も、父から続く保守系の支持層を持ってきた。「川越には保守層にも、小宮山ファンがいる。だから(自民と)ほぼ互角の戦いが続いている」。関係者からはそんな声が聞こえてくる。
■険しさと地力
国会議員に至る中野の道程は、険しかった。17年衆院選。県議だった中野は川越市議らから推され出馬を模索したが、当時の党幹事長、二階俊博の「裁定」で断念した。「次回は公認候補にする」。二階の言葉を信じた先に、21年からの中野の議席はあった。
対する小宮山は7期を重ね党県連代表にも就くベテランだが、自民候補を前に4回連続で比例当選に甘んじている。前回総選挙で掲げられた野党共闘では「統一候補」として臨んだ。その効果について自身は「めったにない現象で分からない」と顧みつつ、「今回はそれを説明する必要がなくなった。狙うところは政治への不安を持つ人々だ」。地力による09年以来の小選挙区での勝利に、照準を定める。
■「川越票」7割超
「私は世襲ではない。民間感覚を持った2児の母だ、現役世代だ」。維新新人の伊勢田享子(47)が14日、川越駅の駅頭で自らを紹介した。初出馬の前回は中野と小宮山の戦いに割って入り、3万1475票を集めている。陣営関係者は「今回の石破の対応が『安倍派つぶしだ』と憤っている人の受け皿になれれば、プラスになる要素がある」と話し、保守色の強い票の獲得も見据える。
共産新人の佐藤一馬(33)は、党が県内14小選挙区に立てた候補者の中で最年少だ。公示後の17日には、川越市内のスーパー近くでマイクを持った。元病院事務職員の経歴を持つ佐藤は、年金制度を引き「今は若い世代も、将来が心配だと手を挙げ始めている」。演説では比例票の上積みを重ねて求めた。
今回は区割りが変更され、ふじみ野市の一部が隣接の8区に編入された。7区を構成する川越、富士見両市の有権者数38万8千人余りのうち、川越市分の割合は約75%に及ぶ。大票田となる「川越票」の動向が注目される。=敬称略
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OS5
:2024/10/22(火) 15:36:39
https://www.saitama-np.co.jp/articles/105907/postDetail
「裏金」巡り自立激戦 旧上福岡票 勝負を左右 衆院選埼玉8区(所沢市、ふじみ野市、三芳町)
2024/10/22/12:24
8選を目指す自民県連会長の前職柴山昌彦(58)は18日、区割り改定で7区から移った旧上福岡市地域を回りながら、「いろいろな声がある。厳しい声も頂く」と険しい表情を浮かべた。政治資金の収支報告書不記載問題を受け、党の公認は得たものの、比例との重複立候補は認められなかった。「大変厳しい選挙戦」と自身、陣営を引き締めながら支持を求めている。
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立民の新人市来伴子(47)。対立候補の「個人攻撃」を控える市来だが、15日の公示日に応援に駆け付けた同党ナンバー2の幹事長小川淳也はマイクを握ると、「きょうの朝、1千万円のところに行ってきました。お昼は500万円、そしてここ、900万円。何のことか分かりますか」と問いかけ。支援者からは「裏金」と鋭い声が飛んだ。
■政治の在り方問う
柴山は今年2月に会見を開き、896万円の不記載について経緯を説明して陳謝。ラストサンデーの20日には、群馬県知事の山本一太が応援に駆け付け、「柴山は本当にクリーンな政治家なんです。(不記載について)党内でもずっと反対して訴えていた」と擁護した。7回の選挙のうち、比例復活したのは旧民主党に政権を奪われた2009年総選挙のみ。9万票余りを集めるも旧民主候補に敗れている。
市来は「政権交代がないから利権や癒着がある。このような政治でいいのか、判断をしてもらう選挙になる」と自民を批判し、政権交代を呼びかける。それぞれ新人で維新の市野一馬(40)、共産の平井明美(80)も「政治改革」を訴える。市野は、資金のかかる政治や選挙の制度改革を掲げる。平井は「(自民)総裁選でも企業献金、政党助成金をやめるといった人はいなかった」と厳しく責める。「今回は『政治とカネ』が大きな争点だ」
■地元の信頼根強く
20年前も、「政治とカネ」を争点に論戦が繰り広げられていた。2003年、8区で初当選した自民議員の選挙違反で、市議ら複数人が逮捕、起訴される事態となった。翌年、当時の現職の辞職に伴う補選で、同党幹事長だった安倍晋三の支援を受け、自民の公募第1号として38歳の柴山が初出馬。「政界浄化」を掲げ、第一声で「しがらみや因習を改革して、正直者が報われる社会をつくります」と誓った。
自民批判をはねのけて初当選し、「誠実さ」「クリーンさ」を印象づけてきた。地元所沢では「誠実なイメージが強い。(政治資金不記載問題は)柴山さんには影響はないんじゃないか」(40代会社員男性)、「雨の中、落とした資料を拾い集めてもらったことがあると(人から)聞いた。腰が低い対応をしているのを見たこともあるので、人柄が良いと思う」(50代パート女性)との人物評も目立つ。
■3万票が鍵を握る
今回から旧上福岡市地域が7区から移り、ふじみ野市の分割が解消された。前回選挙の同地区の有権者数は5万321人。投票率は50・70%で、投票数は2万8184票。そのうち自民候補者票が1万1890票、立民候補者が1万1226票と、拮抗(きっこう)している。前回衆院選で柴山は10万4650票、事実上の野党統一候補が9万8102票で6千票の僅差だった。柴山が上福岡票をどれだけ取り込めるかが鍵になりそうだ。
候補者がふじみ野市内の活動に力を入れる一方、市民の関心はあまり高くないようだ。前回衆院選で立民の候補者を支持したという主婦(62)は候補4人のポスターを見て、「全員、全く知らない…」と途方に暮れる。「政党でなく、個人を見たい。これから演説も聞いて、ゆっくり考えたい」。陣営は「市内は興味が薄いとは感じる」と苦笑い。別の関係者も「全然浸透していない。重点的に回る」と気合を入れた。=敬称略
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OS5
:2024/10/22(火) 16:11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/57b21a67c97f1a8bde504820b82e76ca89d08b65
〈“ノーモア立憲共産党”が裏目?〉リベラル票の分散で“自民逆風選挙”でも思わぬ苦戦を強いられる選挙区も…立憲と共産「野党共闘」のホンネと建前
10/22(火) 7:02配信
集英社オンライン
各党の思惑が交錯する
10月27日に投開票される衆議院議員選挙。自民党は裏金問題による逆風で大幅に議席を減らすと予想されている一方で、野党第一党である立憲民主党は与党劣勢の中で議席を増やす見通しだ。しかし、前回選よりも苦戦している選挙区がいくつか出てきている。いったいなぜなのか。背景には野党共闘が瓦解したことによる誤算がありそうだ。
〈画像〉共産党との選挙協力が崩れ、立憲が厳しい戦いを強いられている選挙区
共産と距離を置くデメリット
「特に接戦の地区を選んで応援に来ています」
投開票日を1週間後に控えたラストサンデーである10月20日。東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前で立憲代表の野田佳彦元首相が力強くマイクを握った。
この東京18区は菅直人元首相のお膝元であり、リベラル層が強い地盤としても知られている。
菅氏の引退に伴い、今回は前武蔵野市長である松下玲子氏が立憲公認で立候補したが、自民公認の福田かおる氏と接戦を繰り広げており、その選挙情勢は予断を許さない状況だ。
立憲関係者は語る。
「この東京18区は野党共闘が始まった2016年以来、共産党が候補者を立てずに菅氏を応援してきたが、今回は共産も候補者を擁立したため、リベラル層が割れて自民候補に対して苦戦している。せっかく自民が裏金問題で窮地に追い込まれているのに、野党乱立で漁夫の利を許してしまうかもしれない」
裏金問題で大逆風の自民とは対照的に、選挙戦で勢いづいている立憲だが、このように共産との選挙協力が崩れたことによって、一部の選挙区では前回選よりも厳しい情勢となっているのだ。
もともと、立憲は前回の2021年衆院選で、政権交代を果たした際に共産と「限定的な閣外からの協力」をするという約束を交わし、多くの選挙区で候補者調整する野党共闘の態勢で挑んだ。
あくまで共産が閣内に入るわけではなく、連立政権ではないと主張した形だが、与党は選挙戦で「立憲共産党」と批判をし、中間層が離反。
その結果、序盤情勢では議席を増やすとみられていたのが、まさかの議席減となり衆議院で100議席を割ってしまう事態となった。
その後、立憲の代表は枝野幸男氏の引責辞任から泉健太氏に代わり、そして今年の9月23日にあった代表選では党内きっての保守派の論客である野田佳彦新代表が誕生した。
ある意味、前回の衆院選からの反省によって、共産からは距離を取る方向、つまり今後は「立憲共産党」とは言われない方向に舵を切っていったと言えるだろう。
実際に、野田氏は共産と政権構想を交わすことには否定的な見解を示し、反発した共産は野党共闘から手を引き、野田氏が出馬する千葉14区にも候補者を擁立した。
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OS5
:2024/10/22(火) 16:12:09
リベラル票が割れ苦戦する選挙区も
立憲からすれば共産との野党共闘瓦解がすべての選挙区でマイナスに働くわけではないが、冒頭に触れた東京18区においては、共闘解消が選挙情勢に大きな影響を与えてしまっている。
東京は地方と比べて流動性が高いため、組織票や固定票が定着しにくく、浮動票や無党派層が多い傾向にある。
そのため、共産党を支持するリベラル層の票も他地域に比べると一定程度出るため、立憲都連では共産に候補者を降ろしてもらうことが選挙戦略のセオリーになっており、そのなかで共産の支援によって自民に競り勝つ候補も多くいた。
実際に、立憲が議席を減らした2021年衆院選でも、東京都内では8つの選挙区で立憲が自民に勝つなど一定の成果を残している。
しかし、今回は複数の選挙区で共産が新たに候補者を擁立したため、情勢が前回よりも厳しくなってしまっているわけだ。
共闘瓦解に苦しむもう1つの選挙区が東京15区だ。
東京15区といえば、今年4月に行なわれた補欠選挙で、自民が「政治とカネ」の問題で候補者擁立を見送る中、小池百合子都知事が乙武洋匡氏を支援したが不発に。
その中で、立憲の酒井菜摘氏が初当選を果たしたが、このとき、共産は擁立する予定だった候補者を降ろし、酒井氏と政策協定を結んでいた。
まさに、野党共闘が実現した形だったわけだが、今回は共産も前回降ろした小堤東氏を擁立。
各政党や報道各社による情勢調査の一部では、酒井氏が自民の擁立した大空幸星氏にリードを許している情勢となっている。
立憲都連関係者は「大空氏がテレビ出演も重ねてきた25歳の超若手で勢いがあるという面もあるが、やはり共産に候補者を立てられてリベラル層の票が取られている影響は大きい。
情勢調査でも立憲と共産を合わせたら自民に勝てる数字なのに、割れているがゆえにリードされているような状態だ」とため息をついた。
共産の狙いはあくまで野党共闘
このように、これまで野党共闘が成立していた選挙区の一部で新たに候補者を擁立した共産党だが、その背景について野党関係者は、「共産には立憲が離れようとするのを牽制する狙いがある。
共産も党員数が年々減る中で、候補者をあちこちに立てるのは資金的にも組織的にも厳しくなってきており、本当は野党共闘を進めていきたいのが本音だ。
今回の選挙で共産が支援しないと勝てる選挙も勝てなくなることを示すことで、選挙後に立憲の方向性を考え直させようとしているわけだ」と語った。
一方で立憲内からは「そもそも共産が候補者を立てていても選挙に勝てる力を各議員つけなければいけない。そうでなければ永遠に『立憲共産党』と揶揄されて終わりだ。今回の選挙は、共産と選挙協力しなくても勝てることを示す良い機会だ」(中堅議員)という声も挙がっている。
そもそも立憲と共産では天皇制や自衛隊、日米安保などの基本政策における隔たりが大きい。
そのことを無視した選挙協力によって、これまで「野合」と批判され、議席がいまひとつ伸び悩んできたのが、民主党政権崩壊後の野党だったはずだ。
共産党の候補者を迎え撃ちながら、自民の候補者に競り勝つことができるのか。まさに今回の選挙では、立憲議員の地力が試されているといえるだろう。
取材・文/宮原健太
集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン
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OS5
:2024/10/22(火) 16:13:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b8cc850c39ed081f9ae5b647575e28b5bd4c89
6人中5人が女性候補「少し残念」 自民・島根県連幹事長 衆院選
10/21(月) 22:01配信
毎日新聞
自民党島根県連幹事長の園山繁県議=松江市で2024年9月7日午後5時52分、松原隼斗撮影
自民党島根県連幹事長の園山繁県議は21日、松江市内であった会合で、衆院選の島根県の候補者について「少し残念に思うのは、今回島根県で立候補した6人のうち5人が女性であること」などと発言した。
衆院島根1区には自民を含む女性3人、2区には自民の男性1人と野党の女性2人が立候補している。園山幹事長は県内で女性候補が多いことに触れた後、「私の家庭ばかりではなく、どうも社会が女性を希求してきた証しではないかと思っている」と語った。
会合では、石破茂首相の妻佳子さんが講演し、園山氏は終盤のあいさつで発言した。衆院選の候補者本人は出席していなかった。
講演会終了後、毎日新聞の取材に応じた園山氏は「政治や社会活動などは男がやってきたが、そうではなくなった。感慨深いものがあるという意味だった」と話した。【松原隼斗】
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OS5
:2024/10/22(火) 16:52:59
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_OZW65RSLTVISLKUGVPP4AYPN5A.html
2024年秋・衆院選 「比例重複剥奪」候補の大量落選も 石破首相が蒸し返した「政治とカネ」問題、執行部改革アピール裏目 与党、過半数割れの可能性
2024/10/22 15:30夕刊フジ
2024年秋・衆院選 「比例重複剥奪」候補の大量落選も 石破首相が蒸し返した「政治とカネ」問題、執行部改革アピール裏目 与党、過半数割れの可能性
(夕刊フジ)
政治評論家・有馬晴海氏が分析
衆院選(27日投開票)の情勢予測で衝撃の数字が出た。産経新聞社とFNNが19、20日に行った調査で、自民党と公明党の与党で公示前の288議席から70議席程度減らし、過半数(233議席)を割り込む可能性があるという。自民党を率いる石破茂首相(党総裁)は、派閥パーティー収入に絡む裏金事件に関与した議員らの「非公認」を打ち出すなどしたが、自民党への〝大逆風〟はむしろ勢いを増している。重複立候補による〝比例復活〟の保険が認められず、生贄(いけにえ)になった形の34人の候補も後のない戦いを迫られている。政治評論家の有馬晴海氏が個別情勢を分析した。
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「最大の危機感で残り6日間を戦う」「自公過半数を割ればどうなるか。自公だけが責任を持ってこの国を次の時代につなぐことができる」
各地を街頭演説で駆け回る石破首相は21日、危機感をあらわに聴衆に訴えた。
情勢予測で〝低迷〟する大きな要因は、「政治とカネ」の問題だ。有馬氏は「選挙戦で有権者に『裏金事件』が強くインプットされた。野党の攻勢に加え、皮肉にも石破自民党が自ら争点化させた形だ。比例重複を外された候補は必死だが、『必死さ』が『みっともなさ』に見えると挽回は難しい」と指摘する。
自民党は裏金事件で12人を非公認とした。また、34人に小選挙区・比例区の重複立候補を認めなかったが、有馬氏の分析では、この過半数が「落選危機」だ。
夫婦議員の大塚拓氏(51)=埼玉9区=と丸川珠代氏(53)=東京7区、「ヤンキー先生」が愛称の義家弘介氏(53)=神奈川16区、保守派で知られる高鳥修一氏(64)=新潟5区=らも厳しい戦いを強いられている。
参院からくら替えした丸川氏は連日、「私は小選挙区1本です」「どうかお助けください」と号泣しながら支持を訴えている。
有馬氏は「石破首相は総裁選で裏金事件のケジメを『国民に示す』と約束した。だが衆院選で当初は公認の容認に傾き、公示直前に『非公認』『小選挙区・比例区重複立候補を認めず』という対応を打ち出した。基準が不明確でチグハグな対応となり、有権者は党内事情などを優先させたと受け止め、『われわれが自民党にお灸をすえる』との思いを強めた。裏金事件を投票行動に反映させる意向は選挙戦が進むにつれて強まっている」と分析する。
ある自民党議員は「石破首相は『改革』を印象付ける世論受けを狙い、党が既に処分を下した問題を蒸し返した。そもそも『岸田文雄前首相が裏金問題の引責から逃げ回った』と不評だったところに来て、一事不再理を覆した。保守層は『自分を棚に上げ、旧安倍派をまたもつるし上げた』と激怒している。選挙戦の現場からも『執行部の完全な戦略ミス』『肝心の政策論が伝わらない』と悲鳴が上がり、裏金が指摘されなかった候補にまで深刻な影響が出ている」と吐き捨てる。
一方、岸田政権で官房長官を務めた松野博一氏(62)=千葉3区、稲田朋美氏(65)=福井1区、福田達夫氏(57)=群馬4区ら閣僚や党要職経験者は健闘を見せているという。
有馬氏は「これまで地盤を固めてきた『貯金』が〝明暗〟を分けている。地元の熱心な支持者は容易に離れない。閣僚や党役職の肩書も、永田町での実績として説得力がある」と指摘する。
石破首相、森山裕幹事長、小泉進次郎選対委員長ら幹部は21日、党本部で菅義偉副総裁らを交え会談し、終盤戦でテコ入れする重点区などを協議したが、挽回できるのか。
公明党内部で連立に不満の声も
有馬氏は「自公の選挙協力は不安だらけだ。そもそも公明党が振るわない。内部に『連立参加は裏金事件に加担しているとみなされる』と不満の声があり、選挙戦を支えてきた組織力が機能していない。自民党も非公認や重複立候補を認めなかった影響で根本的に得票数は落ちる。また、〝処罰〟を受けた候補の支持者は比例区で自公を推さない傾向がある。ポスター完成後に非公認とされ、『比例区は自民党』と記した部分を削除した候補もいる。さらに、非公認や重複外しとなった候補の補充で擁立された人材も、急場しのぎだっただけに『難あり』と見る向きがある。こうした得票の激減は、石破首相の想定外だったのではないか」と指摘した。
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OS5
:2024/10/22(火) 17:21:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cadaf86d17451ee42afc748d99c38d191de2fcf
二階氏三男と世耕氏が激突する和歌山2区の複雑 「二階王国」で勝利しても、早期復党は困難
10/21(月) 6:11配信
東洋経済オンライン
質問に答える世耕氏(写真:時事)
10・27衆院選もすでに後半戦に入り、石破茂首相、野田佳彦立憲民主党代表ら各党党首は連日全国を駆け巡り、声をからせて有権者の支持を訴えている。その中で、与野党幹部や永田町関係者が注目しているのが、裏金議員として無所属となった世耕弘成元参院自民党幹事長(61)がくら替えで殴り込んだ衆院和歌山2区の選挙情勢だ。
そもそも、衆院小選挙区の「10増10減」を受けて減員の対象となった和歌山は、これまでの3選挙区から区割り変更によって2選挙区となり、和歌山3区で当選してきた二階俊博・元自民党幹事長の引退を受けて、長年秘書を務めてきた三男・伸康氏(46)が自民公認での出馬が決まった。
これに対し、地元有力議員として二階氏とライバル関係にあった世耕氏が、「衆院くら替えの絶好のチャンス」(周辺)と判断、あえて伸康氏に戦いを挑んだというのが実態だ。
もちろん、二階氏は引退表明以降も、いわゆる「二階王国」の最高実力者としてなお影響力を残しており、新2区の選挙戦でも“世耕つぶし”に腐心しているとされる。
これに対し、世耕氏は参院5期で築いた「全県規模の強固な地盤と人脈」(自民県連幹部)を駆使して、くら替え当選にまい進しており、メディア各社などの情勢調査でも、「五分五分以上の戦い」との見方が多い。
その一方で、新2区の自民支持層も「『世耕vs伸康』で真っ二つに分断」(同)しているとされ、漁夫の利を狙う野党候補の浮上も含め「勝敗は最後までわからない」(選挙アナリスト)との見方もある。
さらに「世耕氏が勝った場合でも、伸康氏が比例復活すれば、次の衆院選での戦いも含め、“10年戦争”になる」(自民県連幹部)ことは避けられず、しかも、「自民党本部も当分、世耕氏の復党は認めない」(選対幹部)とされるため、「“二階・世耕戦争”は自民党の政権運営の大きな火種となる」(政治ジャーナリスト)ことは確実だ。
■「安倍派5人衆」の1人で、“裏金議員”の代表格
世耕氏は自民党最大派閥だった「清和政策研究会」(旧安倍派)のいわゆる“5人衆”の1人で、安倍晋三元首相(故人)の側近として、経済産業相や自民参院幹事長などを歴任し、特に旧安倍派の参院議員約40人を束ねることで、長期にわたった第2次以降の安倍政権下で、大きな影響力を駆使してきた。
ただ、昨年秋に発覚した「巨額裏金事件」で、世耕氏自身も1542万円のキックバックを受け取り、政治資金規正法違反容疑などで告発されたものの不起訴になったが、「いわゆる“裏金議員”の代表格として、今年4月に自民から離党勧告を受けて離党に追い込まれた。
その世耕氏が今回、無所属という不利な条件にもかかわらず、衆院くら替えに挑んだのは、「衆院議員となって総理・総裁の座を目指すという“宿願”」(側近)が背景にあるとされる。
というのも、同じ参院5期でライバル視していた林芳正氏(現官房長官)が、世耕氏に先駆けて衆院くら替えに挑み、2021年10月の前回衆院選で山口3区から出馬、当選したことで、「次は自分の番」(周辺)と決意を固めたとみられている。
2699
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OS5
:2024/10/22(火) 17:21:58
■ライバル・林氏は「ポスト石破」の有力候補に
ただ、自民党に弓を引く形となった世耕氏に対しては、同党内では所属していた旧安倍派も含めて批判的な空気が広がっている。
離党後も参院旧安倍派の議員への影響力を誇示し続け、9月の総裁選では高市早苗氏を支持する立場で「決選投票」に臨んで石破氏に敗れたが、旧安倍派議員の間からは「世耕さんへの反発から石破さんに投票した」(若手)との声も漏れていた。
その一方で、総裁選に出馬した林氏は、「3強」と呼ばれた石破、高市、小泉進次郎3氏に次ぐ4位となり、「ポスト石破の有力候補として、着々と首相への階段を登り始めている」(自民長老)だけに、「世耕氏との差は開くばかり」(政治ジャーナリスト)だ。しかも、和歌山で二階・世耕戦争が長期化すれば、「首相候補どころか、“お荷物”扱いされかねない」(同)のが実態だ。
世耕氏は早大卒業後、NTTに入社し、1998年に伯父の世耕政隆氏の急逝に伴う参院和歌山選挙区補欠選挙に出馬し、初当選。その後、「故安倍氏のお気に入りの1人」(旧安倍派幹部)として官房副長官や経済産業相などを経て参院自民党幹事長に就任、「参院の最高実力者」にのし上がった。
■「勝っても総理・総裁の座は遠のくばかり」との見方も
その世耕氏は、今回の和歌山2区での戦いについて、「戦車に竹槍で向かっていくような選挙だ」と表向きは控えめな態度だ。
しかし、祖父が創立した近畿大学の理事長を務めるなど和歌山での知名度は抜群で、地元の各種団体の多くが支援していることから、「最終的にはライバルの伸康氏より優位に立つはず」(地元マスコミ幹部)との分析につながっている。
ただ、和歌山2区には、立憲民主党の新古祐子氏(52)、共産党の楠本文郎氏(70)、諸派の高橋秀彰氏(42)が野党候補として参戦しており、「保守分裂により新古氏ら野党候補にもチャンスがある大混戦」(選挙アナリスト)でもある。
そうした中、今回のくら替え出馬に至る一連の経緯は「まさに権謀術数を駆使した複雑怪奇な構図」(同)との指摘も多い。
それだけに永田町では「首尾よく勝ったとしても、総理・総裁の座は遠のくばかり」(政治ジャーナリスト)との厳しい見方が広がる。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
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OS5
:2024/10/22(火) 18:45:42
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20241022-OYTNT50045/
富山1区ルポ 終盤戦へ訴えに熱
2024/10/22 05:00
27日投開票の衆院選は終盤戦に向かい、候補者たちの訴えにも熱がこもる。候補者たちの戦いを報告する。(敬称略)
野党分散行方は 立・共 原発政策異なる考え
支援広がり驚き 山
17日に富山市の呉羽会館で開かれた立憲民主党新人の山登志浩の個人演説会は、約60人が詰めかけた。立民は前回選でも同会館で公認候補の演説会を開いたが、参加者は20人ほどだった。陣営は急いで椅子を追加し、立ち見する人も出る中、山は「働く皆さんのための政治を」と声を張った。
推薦する連合富山からは、大西吉史事務局長や組合員約20人も姿を見せ、陣営幹部は「これほど組合員が来たことはない。支援の輪が広がっている」と驚く。
連日のビラ配りも、組合員が協力。国民民主党を支援する構成組織からも参加者は多く、連合富山幹部は「近年の選挙と違い、連合が一つにまとまっている。比例選との相乗効果も狙えるはずだ」と意気込む。
アイデアを実現 吉田
各候補の選挙カーが市内を駆け巡った17日、無所属前議員の吉田豊史は、ひときわ目立つオレンジの車を市中心部に止め、「ロッキーのテーマ」にあわせて登場した。横に立つのは参院議員で元埼玉県知事の上田清司(無所属)。「無所属を心配する人もいるが、国会議員としてアイデアを実現する実行力をつけてきた」と声を張り上げた。
吉田は前回選に日本維新の会公認で出馬し、比例復活。2022年に党を除名された後は無所属で活動する。SNSや街頭での手振りに注力し、無所属ならではのクリーンさをアピールし続けている。陣営幹部は「手を振り返してくれる人が本当に多い」と手応えを語り、終盤戦は企業回りやミニ集会も増やす。
信頼回復で対話 田畑
自民党前議員の田畑裕明は18日夜、富山市の熊野公民館でミニ集会を開催した。その名称は「信頼回復対話集会」だ。
40年来の党員の男性から「パーティーの件は納得できない」と苦言を呈されると、「冷静に熟慮した判断ができていなかった」と陳謝した。「政治とカネ」の問題で批判を受ける田畑は双方向の対話を重ね、逆風を乗り切りたい考えだ。
だが、陣営幹部は「集会に来ない有権者の目は相当厳しい」と気をもむ。直前まで一部市議が出馬に反対したこともあり、「自民支持層すら固められていない」(ベテラン市議)。
雨が降る19日、街頭に立った田畑は傘を放り出して訴えた。「皆さんの役に立つ仕事をやる自信がある」
最速で決起集会 浅岡
公示から2日後の17日、維新新人の浅岡弘彦は、1区候補の中で最も早く「総決起集会」を開いた。その狙いについて、報道陣に対し「名前も党名も政策も浸透していないから早くやらないと」と明かす。会場には約200人の支援者が集まったが、「電話帳めくってお願いしただけ」と冷静に現状を分析する。
昨年8月の出馬表明以降、街頭演説を重ねているが、知名度不足への危機感は強い。屋外では少しでも注目を集めようと、友人の遺品でもある大きな帽子をかぶってマイクを握る。演説内容は分かりやすさを重視し、教育無償化と社会保険料の減免に絞る。若い世代の取り込みに向け、「作戦はない。誠実にやるだけ」と語った。
比例票獲得目標 青山
「何より比例代表で共産党と書いていただきたい」
16日、富山駅前での街頭演説で、共産新人の青山了介は訴えた。党副委員長の山下芳生らがマイクを握ったが、内容は大半が比例票。「青山」との呼びかけが計9回だったのに対し、「比例」は19回を数えた。
共産は21年の前回選で北陸信越ブロックの比例議席を失った。定数が1減となった今回は、県内全選挙区に候補者を立て、比例票の掘り起こしに全力を注ぐ。
富山1区では、前回選の倍近い1万3000票の比例票獲得を目標に掲げた。知事選に出馬している党推薦候補とも一緒に活動し、議席奪還に躍起だ。
青山はこう語る。「ダブル選で大変だが一人でも多くの人に政策を届けたい」
小選挙区立候補者 届け出順
山登志浩44 立 新
吉田豊史54 無(維)前《2》
田畑裕明51 自 前《4》
浅岡弘彦61 維 新
青山了介49 共 新
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OS5
:2024/10/22(火) 18:54:58
https://www.asahi.com/articles/ASSBN0R11SBNUJHB001M.html
区割り変更で移った票の行方は 前職同士の5度目の戦い 茨城1区
富永鈴香2024年10月22日 18時00分
4人が立候補した1区。自民の田所嘉徳氏と無所属の福島伸享氏の2人がぶつかるのは5度目となる。
変更による影響は5万5千人
初対決の2012年は得票率にして16ポイント以上の差をつけられた福島氏だが、徐々に巻き返し、前回21年に初めて田所氏の得票を上回った。
その福島氏。今年10月5日に茨城県笠間市の友部地区にある地域交流センターで支援者を前にこう話した。「笠間市が今回の主戦場。笠間で負けたら勝利はない」
区割り変更により、笠間市の友部地区、岩間地区、水戸市の内原地区が2区から1区に移った。有権者数は約5万5千人にのぼる。
福島氏は2年前から、1区に加わる地域の約1万軒をあいさつして回ったという。「党より人物」を掲げる福島氏。前回初めて無所属で立ち、勝利を収めた。「党の色がつくことで離れる人もいるから」と陣営幹部。ただ、それは、党の力を借りずに自ら地盤を開拓しなければならず、比例復活の可能性も断ち切ることになる。
投開票日のマラソン大会 無党派層に影響か
前回は野党共闘が成立して田所氏との一騎打ちに持ち込めたが、今回は共産と維新が候補を擁立。非自民票が割れることになる。
また、1区全体の半分以上の有権者がいる水戸市では、投開票日にマラソン大会が催される。投票率が下がり、無党派層からの票が得られない可能性に、陣営は気をもんでいる。
福島氏は選挙制度の抜本改革を議論する超党派議連の幹事長を務めた実績に触れながら、「改革をやるために、もう一度国会に戻らせてください」と訴えている。
受けとったバトン
田所氏も、新1区地域に注力する。旧下館市出身で県西地域に地盤がある田所氏にとって、「旧下妻市がすべて1区からなくなるのは痛手」(陣営幹部)。前回水戸市で福島氏に1万4千票ものリードを許しただけに、旧2区でどれだけ票を積み上げられるかが鍵だ。
2区は衆議院議長も務めた額賀福志郎氏の地盤。田所氏は、額賀氏が地元で開いた国政報告会だけでなく、都内にある議長公邸に額賀氏の後援会の人たちが訪れる際は何度も顔を出した。後援会の人たちに対して額賀氏は「これからは田所さんをよろしく」と言い、田所氏は「バトンを受け取った」と振りかえる。
自民県連は11日、22年にあった県議選の水戸市選挙区でトップ当選した舘静馬氏の自民会派復帰を決めた。舘氏の支援者は福島氏と一部が重なっており、福島氏に流れそうな自民票をつなぎとめる狙いが透けて見える。
首相とのパイプ
田所氏にとって頼みの綱は石破茂首相とのパイプ。田所氏は旧石破派で、総裁選では推薦人にもなった。9月の総裁選では石破氏は笠間市の友部地区と水戸市の内原地区を訪れ、その人気から延べ約1200人を集めた。後援会からは「小選挙区で勝った暁には閣僚のポストを」と期待する声もある。
公示日の15日、田所氏はJA水戸内原支店前でこう訴えた。「4期12年で副大臣も務めた。この蓄積を地元に返したい。しっかりと、石破さんと地方主役の政治をつくっていきたい」
4人が立候補
1区にはこのほか、維新の武藤優子氏、共産の高橋誠一郎氏も立候補している。
武藤氏は食料自給率の低さや荒廃する田畑の改善を訴え、自身のユーチューブチャンネルでの発信にも励む。
党機関紙「しんぶん赤旗」の記者だった高橋氏は若者との対話を通して「倍増するべきは軍事費ではなく教育費だ」と考え、「学費無償化の願いを私に託してください」と訴える。(富永鈴香)
茨城1区の候補者
田所嘉徳 70 自 比 前(4) <元>法務副大臣
武藤優子 60 維 比 新 <元>衆院議員秘書
高橋誠一郎 29 共 比 新 党県政策委員長
福島伸享 54 無 前(3) <元>経産省職員
届け出順。敬称略。氏名の後は投開票日(27日)時点の年齢。比は比例区と重複立候補。()内の数字は当選回数
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OS5
:2024/10/22(火) 18:58:30
https://www.asahi.com/articles/ASSBP240LSBPUUHB001M.html?iref=pc_politics_top__n
三つどもえの衆院選栃木3区、裏金問題が影 保守分裂の兆しも
有料記事
海東英雄 石原剛文 山下龍一2024年10月22日 7時00分
自民前職と立憲新顔、無所属新顔の三つどもえの戦いとなっている衆院選栃木3区は、「裏金問題」がじわりと影響している。
栃木県の北東部に広がる3区は、大田原市など4市2町からなり、農業や畜産が盛ん。観光地・那須地区も抱える。ここも人口減少と高齢化が大きな課題だ。市街地の空洞化や公共交通機関の先細りの懸念がつきまとう。
小選挙区で4連勝を目指す自民前職の簗和生氏(45)は、2014年衆院選で、みんなの党解党により無所属で出た渡辺喜美氏を破り、渡辺美智雄・元副総理から続いた「渡辺王国」を突き崩した。各市町に後援会組織を作り、選挙のたびに票数を伸ばしてきた。
15日の出陣式では、平山幸宏・那須町長ら4市町長が並んで簗氏を激励。出席できなかった渡辺美知太郎・那須塩原市長もメッセージを寄せた。地元の自民系県議6人もエールを送った。
簗氏は「私は国会議員に戻らなければならない。県北3区の発展のために働きます」と訴えた。
東京都出身の簗氏は「地元密着・現場主義」を掲げ、アポなしで敬老会や野球大会に顔を出すなどしてきた。「小さな駅伝大会で、市長も市議もいないのに、ひょっこり現れてびっくり」(矢板市の元県職員の60代男性)といった具合だ。
「俺たちが育てた国会議員」
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:2024/10/23(水) 00:10:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/2550efee773b23cc2a7ee5edf49949451c335235
オール沖縄「歴史的役割終えた」 れいわ山本太郎代表が批判「選挙互助会に落ちぶれた」
10/22(火) 23:15配信
産経新聞
応援演説で「オール沖縄」について言及したれいわ新選組の山本太郎代表=22日午後、沖縄県豊見城市(大竹直樹撮影)
れいわ新選組の山本太郎代表は22日、衆院選(27日投開票)の応援演説のため沖縄県入りし、共産党や立憲民主党、社民党などが支援し、玉城デニー沖縄県知事を支持する「オール沖縄」について、「選挙互助会に落ちぶれた」と批判。「歴史的な役割は終えた」との認識を示した。
山本氏はオール沖縄について、「辺野古『新基地』(反対)という一点でスタートしたのはいいが、今はフェーズ(局面)が大きく変わっている」と指摘。沖縄で自衛隊を重点配備する「南西シフト」が進んでいることを念頭に、「先島(諸島)が軍事要塞にされる危機が迫っているところで、選挙互助会として機能することを認めることはできない」と批判した。
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OS5
:2024/10/23(水) 00:23:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ea7396d166b403bd46c5ed18d132b1e9048e34f
北側氏引退で三つどもえ 維新は両にらみ、立民「漁夫の利」 公明後継が猛追 大阪16区
10/22(火) 22:12配信
産経新聞
大阪16区の各党候補の応援に駆けつけた、(左から)日本維新の会の吉村洋文共同代表、公明党の北側一雄元国土交通相、立憲民主党の枝野幸男最高顧問=いずれも堺市
衆院選(27日投開票)で、大阪16区(堺市堺区、東区、北区)は日本維新の会、公明党、立憲民主党による三つどもえの激戦になっている。公明は「常勝関西」といわれる強固な地盤で当選10回を果たした前職、北側一雄元国土交通相の引退を受けて、参院議員からくら替えした女性候補を後継として擁立。ここに維新が初挑戦し、立憲民主党が漁夫の利を狙う。
【リストでみる】夕刊フジが作成した「大阪全選挙区当落予測」
■頭下げる重鎮
「私の後継です。よく仕事しますので、どうぞよろしくお願いします」
北側氏は22日、JR堺市駅周辺で、公明新人の山本香苗氏(53)を伴い、飲食店や商店を一軒一軒、頭を下げて回った。
北側氏は党幹事長や副代表などを務めた重鎮。安倍晋三政権下で成立した安全保障関連法を巡る自民との与党協議で公明側の責任者を務めるなど安保政策に明るく、党憲法調査会長として憲法改正議論をリードした。公明に加え、自民や維新の支持層にも食い込んでいた。
山本氏は参院議員を4期務めた実績を訴えている。高齢者の医療費窓口負担を原則3割に引き上げる維新公約を批判し、「命と暮らしを守る」を前面に打ち出す。ただ、北側氏が携わった安保や憲法に触れる場面は乏しく、自民支持層への広がりに課題を抱える。
■維新と立民が競合
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による終盤情勢調査では、維新新人の黒田征樹氏(44)と立民前職の森山浩行氏(53)が競り合い、山本氏が追う展開だ。
黒田氏は堺市議時代に市の財政改革を進め、医療や福祉、教育に投資した実績をアピールしている。さらに維新は情勢を踏まえ、公明だけでなく立民もにらんだ「二正面作戦」に出ている。
維新の母体である地域政党「大阪維新の会」の横山英幸幹事長(大阪市長)は20日、堺市内で演説し、自民の派閥パーティー収入不記載事件に関し「自公政権は私腹を肥やす30年だ」と訴えた。立民についても源流の旧民主党が政権を担ったことを踏まえ「(政治とカネの問題を)批判しているが自分たちも政権を担っていた。(現在は)大きな野党だ。何もできていない」と批判した。
森山氏は直近2回の衆院選で北側氏に敗れたものの比例代表で復活当選した。「北側氏が引退した今がチャンスだ」として、旧民主が政権交代を果たした平成21年以来の小選挙区での勝利を目指している。
森山氏は19日、南海堺東駅前で、2025年大阪・関西万博の予算の膨張を念頭に「利権としがらみで身動きが取れなくなっている。維新と公明が連携してやってきたことの大掃除をする」と訴えた。この日は立民の枝野幸男最高顧問も応援に入った。陣営幹部は「リベラル票を固めた上で反自公、反維新票を取り込みたい」と鼻息が荒い。(石橋明日佳)
▽大阪16区
黒田征樹 44 元堺市議 維 新
山本香苗 53 元厚労副大臣 公 新【自】
森山浩行 53☆元党副幹事長 立 前
(届け出順。☆は比例と重複、【】の文字は推薦政党の略称)
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OS5
:2024/10/23(水) 00:26:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d281d046b966a313ff345da3f225bc90ec3837e
問われる世襲議員の存在 「父以上に徹底的に歩く」 批判強める立民 茨城7区・福島2区
10/22(火) 20:02配信
衆院選(27日投開票)では、政治家の親や親族の地盤(選挙区、後援会)、政治資金を引き継ぐ「世襲政治家」の是非も問われている。与野党問わず世襲候補が出馬しており、選挙区ごとに出馬の経緯は異なる。だが、立憲民主党は公約で国会議員の資金面での世襲制限を打ち出し、対立する自民党の世襲候補への批判を強めている。
■父の関係で応援はこの1回だけ
「日本一ストイックといわれた中村喜四郎を超えたい。父以上に徹底的に地元を歩くことが、世襲といわれる私が示せる覚悟だ」
衆院選が公示された15日、茨城7区に無所属で出馬した新人の中村勇太氏(38)は茨城県古河市内の公園で開いた出陣式で、元建設相の父・喜四郎氏の名前を出した。
喜四郎氏の姿はなかったが、中村氏が「父の関係で応援してくれるのはこの1回だけと理解している。この1回をちゃんとやるのかを見られている」と語ると、喜四郎氏の支援者たちから拍手が涌いた。
出陣式を終えた中村氏は、選挙カーではなくバイクに乗って会場から遊説に出発した。その姿は、バイクでの選挙区回りで知られた喜四郎氏をほうふつさせた。会場で見送った支援者はこう解説した。
「父への憧憬や敬意の表れだ」
前回の衆院選で立民入りした喜四郎氏の引退に伴い出馬した中村氏だが、立民が世襲制限を打ち出したことや、「(立民の)野田佳彦代表の後ろ盾の小沢一郎氏と喜四郎氏の確執」(立民県連幹部)もあり、立民公認での出馬はかなわなかった。中村氏周辺は「世襲であるが故に公認が得られなかった。退路を断っての出馬が吉と出るか凶と出るか」と話す。
中村氏との一騎打ちに臨む自民党前職の永岡桂子元文部科学相(70)は夫の死去を受けて平成17年の選挙で地盤を引き継いだ。そのため中村氏の世襲を批判する場面はわずかで、「自身の実績を訴える選挙戦」(選対幹部)を展開する。
■対立候補「ただの世襲に負けない」
国会議員の世襲には、多様な人材の政治参加を阻んでいるとして、強い批判がある。今回の衆院選では、現職議員が公示直前に引退を発表し、駆け込みで親族への世襲を認めるケースが相次いだ。
自民公認で福島2区から出馬する新人の根本拓氏(38)は、元厚生労働相の父・匠氏の地盤を引き継いだ。匠氏は9月29日に引退を表明。自民は公募で公認候補を決めるのが原則だが、福島県連は公募せずにわずか4日後、拓氏の擁立を決めた。
県連関係者は「公募に時間をかけられなかった」とした上で、「県内を探しても根本氏以上の候補者はいない」と強調。米ハーバード大大学院修了後に弁護士事務所に所属し、米国企業や経済協力開発機構(OECD)で勤務した経歴と能力に太鼓判を押す。
「やるべきは政権交代ではなく世代交代だ。自民党は新しく生まれ変わる」
根本氏は今月17日、福島県須賀川市で演説し、若さをアピールした。匠氏の姿はなく、演説でも触れなかった。陣営の市議は「親子で並ぶなんて露骨なまねはしない。若くて優秀な人材だから父の影は可能な限り薄める」と説明した。
演説はたどたどしいが、はにかみながら聴衆一人一人と握手する様子に、支援者の男性は「父親と違って初々しいところが応援してやりたくなる」と語った。
対する立民前職の玄葉光一郎元外相(60)は根本氏の世襲批判を強めている。
「お父ちゃんの後援会を使って、お父ちゃんに全部業界団体をつけてもらって。ただの世襲に負けてはだめだ」
17日、同県平田村での街頭演説で世襲批判を展開し、聴衆から拍手を浴びた。さらに、茨城7区で中村氏が父が所属した立民の公認を得ずに無所属出馬したことにも言及し「そういう気概、心意気がなくてどうする」と訴えた。(永井大輔)
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OS5
:2024/10/23(水) 00:26:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecb75f75cea48d4c9c6ed5a443274f8af22ea969
石破首相「厳しい」自民、立民躍進の情勢調査にピリピリ 改憲や皇位継承への影響懸念
10/22(火) 19:54配信
産経新聞
石破茂首相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
衆院選(27日投開票)の情勢調査で苦戦が伝えられる自民党が、立憲民主党が躍進した場合、安定的な皇位継承を巡る与野党協議が振り出しに戻ったり、改憲論議が後退したりする可能性があるとして警戒を強めている。方向性を共有してきた日本維新の会も逆風に直面しており、連携強化で苦境を脱する見通しは立っていない。
「こんなに厳しい選挙を私は知らない。至らぬところがあって、ボロ負けに負けて野党になったとき以来の厳しい選挙だと思っている」。石破茂首相(自民総裁)は22日の演説で、民主党に政権を奪われた15年前の状況に触れながら危機感をあらわにした。
産経新聞社とFNNが実施した衆院選の合同情勢調査は、与党が過半数割れする可能性があり、立民は公示前に比べ大幅に勢力を拡大するとの見方を示した。
衆院選後は政府の有識者会議が示した伝統的な男系継承を重視する内容の報告書を参考に、与野党が「立法府の総意」をまとめる方向だ。
立民の野田佳彦代表は女性皇族が婚姻後、当主として皇室にとどまる「女性宮家」創設に強いこだわりを持つ。しかし、当主の子が宮家を引き継ぐことになれば前例のない「女系天皇」誕生の糸口となるだけに、自民や維新などには反対意見が多い。自民幹部は「立民が伸びれば野田氏が議論の仕切り直しを求めてくるのではないか」と警戒する。
立民の伸長は改憲論議にも影響を及ぼす可能性が高い。党内に護憲派を抱える立民はこれまでも憲法改正の動きにブレーキをかけてきたからだ。
自民が政権を奪還した平成24年以降は自民や公明党、維新、国民民主党など「改憲勢力」が主導権を握ってきた。しかし、今回の衆院選で国民民主以外は苦戦が伝えられている。改憲勢力が後退した場合、必ずしも憲法改正に前向きではない公明が方針転換する可能性も否定できない。
実現は困難視されているが、自民重鎮は単独で過半数を獲得する必要性があると指摘。「参院で改憲論議が進まないのは単独過半数を持っていないからだ。衆院選で単独過半数を割れば衆院でも前に進まなくなる」と語る。(内藤慎二)
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:2024/10/23(水) 08:39:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/72d201e672c7f1cff78f240a5300fd72172fd37f
【衆院選】区割り変更 代々の地盤手放した自民前職、新エリアで地元強調 野党は比例票の掘り起こしを重視 山口1区
10/23(水) 6:31配信
中国新聞デジタル
山口1区
「昨年12月に宇部市民になった。昔から、ここにいるんじゃないかと思う」。3選を目指す山口1区の自民党前職高村正大(53)の声がグラウンドに響いた。衆院選が公示された15日の午後。宇部市での出陣式に地場企業の従業員や県議ら約300人が集まった。同市の篠崎圭二市長もマイクを握り「宇部市民の候補。地元を代表して応援する」と言い切った。
衆院選山口1〜3区の立候補者一覧(計9人の略歴)
1区は区割り変更で周南市が外れた。高村は旧徳山市長で衆院議員だった祖父、同党副総裁を務め12期で引退した父から引き継いだ地盤の周南市を手放す形となった。一方で旧3区だった宇部市が新たに加わった。
旧3区も旧1区と同様に同党が議席を守ってきた。2017年の前々回選までは河村建夫、21年前回選は林芳正が当選している。高村の宇部市の後援会幹部は「優位は変わらないが、宇部での知名度不足は否めない。河村さんや林さんを応援してきた人が『ロス』で離れ、投票しない懸念もある」と漏らす。
高村は「初めての場所で、活動せずに選挙を迎えられない」と3月、政治とカネの問題への視線が厳しさを増す中、宇部市のホテルで政治資金パーティーを開いた。石破内閣で外務政務官の続投が決まった後も「宇部市民」を前面に出して回る。
対する野党。立憲民主党、共産党、国民民主党がそれぞれ候補を立てて戦う。市民団体「市民連合@やまぐち」(市民連合)は前回選直後から野党一本化を目指し、立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、新社会党の5党派と会合を重ねたが実現しなかった。市民連合は立憲民主党新人坂本史子(69)と共産党新人三藤美智子(67)の双方を「応援」の形で落ち着いた。
共闘に至らない背景には、保守王国とされる山口での比例票の掘り起こしを重視する各党の思惑がある。
立憲民主党の陣営幹部は小選挙区に注力するとしつつ「地道に回ることが比例票にもつながる」と力を込める。坂本は公示日の出陣式で「全国でこの選挙を勝ち抜き、自公政権に代わる市民の政治を実現する」と声を張り上げた。
共産党県委員会は比例中国元職の議席獲得を最大の目標に掲げる。15日、県委員会幹部は街頭で「県内で5万5千の得票を目指す」と宣言。三藤も「『今回は共産党』を合言葉に集まった皆さんが伝えていってほしい」と繰り返した。
市民連合と距離を置く国民民主党も同様のスタンス。17日に山口市で同党新人野田陽志(48)の応援に立った党幹部は「野党が乱立し自民が強い。楽な選挙区ではないが比例票を掘り起こせば中国ブロックで初の議席が取れる」。野田は「私と党に1票を託してもらえれば手取りを増やす政策が実現できる」と訴える。=敬称略
中国新聞社
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OS5
:2024/10/23(水) 08:40:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/396a7198c8e32dcfbc4ad00c9e893de59ed4bc4e
西村康稔氏は優勢も…不安要素多数 兵庫9区 裏金問題に加え「兵庫県知事問題」見え隠れ
10/23(水) 4:40配信
スポニチアネックス
多くの支援者から握手を求められる西村康稔氏
派閥裏金事件を巡り苦しい戦いを強いられている自民党の中で、安倍派「5人組」の西村康稔元経産相(兵庫9区)は堅調な戦いを続けている。
裏金事件でやはり非公認となった西村氏は、兵庫9区に無所属で出馬した。「イチから、いやゼロからのスタートです」と頭を下げているが、実際には公明党から推薦を取り付け、自民の明石・淡路各支部は引き続き支援。報道各社の情勢調査でも対立候補をリードしている。
それでもある後援者は「批判は予想以上に強い」と心配する。裏金に加え「兵庫県知事問題」が見え隠れするからだ。2021年の知事選で維新とともに自民は斎藤元彦前知事を推薦。その中でも手厚く支援していたのが西村氏だった。
陣営は、泉房穂前明石市長の存在も気にしている。9区の大票田、明石市で圧倒的な知名度と人気を誇る泉氏を、立憲民主党の橋本慧悟候補が“政治の師”と仰いでいるからだ。「泉さんがいつまた“一番弟子だ”と言うてる立憲の候補を支援しだして、そっちに風が吹くか分からんから」(陣営関係者)。西村氏にとっては、最後まで気の抜けない選挙戦だ。(土谷 美樹)
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:
OS5
:2024/10/23(水) 08:42:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/11e3c2238b3500a1f87c6e9891dd06614cf40bba
「恩義」か「即戦力」か 自民分裂、惑う地域 衆院和歌山2区ルポ【注目区を行く】
10/23(水) 7:07配信
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時事通信
集会で拳を上げる参加者=17日、和歌山県印南町
衆院選和歌山2区は自民党勢力が真っ二つに割れて争う構図となった。
地元に利益を長年もたらした重鎮への「恩義」を取るか、「即戦力」として期待できそうな新たな有力者を選ぶか、地域の苦悩は深い。背景にあるのは1次産業や公共事業に寄り掛かる経済。中央とのパイプ確保が絡む「紀州戦争」の現場を追った。(敬称略)
◇公認と無所属
「私は自民唯一の公認候補だ。皆さんの思いを法律や予算に反映させる」。16日昼、三重県に接する和歌山県新宮市の市役所前。新人の二階伸康は小雨にぬれながら、身ぶり手ぶりを交えて200人余りの聴衆に呼び掛けた。
【写真】街頭演説の聴衆と言葉を交わす世耕弘成氏
自民幹事長を歴代最長の5年超務めた二階俊博の三男。父が掲げた「紀伊半島一周高速道路」構想に触れ、南海トラフ地震に関して「国土強靱(きょうじん)化」を訴えた。そんな伸康を市長や県議らが横で見守る。
前日、既に日が落ちた同じ場所で党参院幹事長だった世耕弘成が200人弱を前にマイクを握っていた。最大勢力の旧安倍派で「5人衆」の一人に数えられたが、裏金事件で離党勧告処分を受け、党を離れた。今回、無所属で立候補した。
演説では1998年の参院議員初当選以来26年の「経験値」と、官房副長官や経済産業相を務めたキャリアを強調。雇用創出などを挙げ、「もう1回新宮のため働けと言ってもらえるかどうか謙虚に聴きたい」と語った。
◇締め付け
地元では「衆院は二階、参院は世耕」というすみ分けが定着していた。裏金事件の責任を取り、俊博が衆院選不出馬となったことで状況が一変。首相の座を目指し、かねて衆院へのくら替えを狙っていた世耕は、伸康への「代替わり」を絶好の機会と判断して動いた。
「公認候補を不利に陥れる行為は党規違反となります」。二階支持で固まる党県連がこんな文書を党員にまいたのは、世耕が正式に出馬表明する前日の今月4日。伸康に対抗して立てば、世耕の復党は認めないとの趣旨の幹事長森山裕の意向も記されていた。
町村会も締め付けに動いた。2区内は市長も二階派が多い。「伸康の集会は強制参加だ」。ある町議はこう証言する。
◇ささやき
俊博は83年に国政に出て以来、地元の道路建設や漁業振興に力を入れてきた。国の補助金を引っ張り、ハコモノと呼ばれる文化複合施設などを造るのにも尽力した。
「ご恩は返さないと」「功績は大きい」。首長も住民も異口同音に語る。とはいえ、俊博は引退した。人口減が進む中、次の実力者を欲する心理が広がる。
世耕はそこを突く。「余った票があれば回してほしい」。太平洋側の町長は世耕本人に電話でささやかれた。市長の一人は「表は二階でも心は世耕を」と水面下の助力を直接求められた。
◇禁じ手
公明党にも秋波を送る。「比例は公明へ」。17日夜、世耕は紀伊水道に面する美浜町で集会を開き、聴衆にこう求めた。比例代表で公明票を出す見返りに小選挙区で支持を得る―。自民公認では公言しづらいが、無所属なら言える。
過熱する争いに、多くの首長らは股裂きとなった。「立場を明確にしない方が得だ」「どちらが勝ってもしこりは残る」。諦めやいら立ちの声が漏れる。
和歌山2区には立憲民主党の新古祐子、共産党の楠本文郎、諸派の高橋秀彰の新人3人も立候補している。
◇衆院和歌山2区立候補者
楠本文郎 70 元県議 共 新
新古祐子 52 元和歌山市議 立 新
二階伸康 46 元議員秘書 自 新
高橋秀彰 42 政治団体代表 諸 新
世耕弘成 61 元経産相 無 新
(注)敬称略、届け出順。年齢は投開票日(27日)時点。共=共産党、立=立憲民主党、自=自民党、諸=諸派、無=無所属。
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OS5
:2024/10/23(水) 08:44:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/f68634a9780c5949a412225f6e060e963683c0cf
立・国、連立政権参画を否定 野田氏「あり得ない」
10/22(火) 18:18配信
共同通信
街頭演説する立憲民主党の野田代表=22日午前、埼玉県入間市
立憲民主党の野田佳彦代表は22日、衆院選で自民、公明両党が過半数割れした場合の連立政権参画を否定した。埼玉県春日部市で記者団に「内閣不信任決議案を提出した。その対象政党と組むのは基本的にはあり得ない」と述べた。国民民主党の玉木雄一郎代表は東京都内で記者団に、連立入りは否定する一方、政策や法案ごとに与党と連携する「部分連合」には含みを残した。
共同通信など報道各社の情勢調査で与党過半数確保が微妙な情勢だと報じられている点に関し、野田氏は「相手側も相当な危機感を持っている。これからが勝負だ」と語った。
玉木氏は連立入りを「ありません。政治とカネの問題はとても賛同できない」と打ち消す一方で「政策本位だ。良い政策には協力する」とも指摘した。
自民の森山裕幹事長は20日、与党が過半数割れした場合の対応について「過半数割れしようとしまいと、同じ政策をもって国の発展を図ろうという政党とは前向きに協議していくべきだ」と言及した。
2711
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OS5
:2024/10/23(水) 09:05:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b46ca36817e5b41396a5f39fb8dff691c7d66e6f
「このままではマズいですね」石破総理が真っ青に…自民党が行った総裁選「極秘調査」衝撃の中身を公開する
10/23(水) 7:05配信
現代ビジネス
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間近に迫る衆院選の投開票。石破総理は「裏ガネ議員」の一部非公認、比例重複を認めない方針を決め、勝負に出たと思われた。しかし、これは国民を欺く罠だった。選挙区を回り、その実態に迫る。
自民党が行った極秘調査で衝撃の結果が…
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「たしかにこのままではマズいですね……」
石破茂総理がボソリと呟いた。10月6日午後1時、自民党本部。石破は幹事長の森山裕、選挙対策委員長の小泉進次郎と机を囲み、2つの資料を眺めていた。
一つは自民党が行った全国の選挙区情勢調査の結果。もう一つは自民党事務総長で「自民党の金庫番」と呼ばれる元宿仁氏が極秘で行った「元宿調査」の結果だった。旧安倍派の裏ガネ議員など、苦戦が予想される23の小選挙区に特化した資料である。
2つの資料から算出された自民党の獲得議席数は、最大で衆院過半数の233。反対にもし激戦区の23選挙区で全敗すれば議席数は210。現有議席247から大きく失うことを示す調査結果だ。210議席では自公過半数も危うい。
石破はこの極秘資料を見て危機感を募らせ、すでに決めていた「裏ガネ議員6人の非公認」では世論を納得させられないと判断。さらに6人を追加し、非公認を二桁の12人に増やした。
「追加の6人の原案は小泉選対委員長の周辺が作成しました。非公認の理由は『どうせ当選の可能性がないから』。裏ガネに厳しい自民党をアピールするために人身御供とされた」(自民党幹部)
二階のオヤジがブチギレた!
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場当たり的に立てられた自民党の選挙戦略。これが石破にとって吉と出るか凶と出るか――。本誌は石破政権の今後を占う注目10選挙区へ飛び、現地取材を敢行した。
石破裁定により最も不幸な目に遭ったのが、非公認の「追加の6人」の一人である東京9区の今村洋史だ。実は、今村に公認が出されなかったのは、彼が「裏ガネ議員」の一人だったからという単純な理由ではない。有権者に現金などを配って'21年から公民権停止となっていた菅原一秀が、10月9日に自民党に復党し、同区から出馬することが決まったからだ。
「菅原さんといえば、菅副総裁の最側近。しかも公民権停止中も駅頭での挨拶を続け、知名度は圧倒的。立憲民主党の現職・山岸一生に迫る勢いです」(練馬区議会関係者)
菅原の復活とともに「用無し」となった今村は、13日昼に記者会見を開いて不出馬を表明。夕方には事務所も閉鎖された。石破自民の非道の一番の犠牲者となった。
一方で、裏ガネ作りに中心的に関わったとされる旧安倍派の幹部たちの動向はどうか。
「そんなことは聞いていない!」
10月9日、国会内で記者団の質問に答えていた元幹事長の二階俊博は、世耕弘成の動向について問われると、こうブチギレた。二階はこの日限りで引退、地盤を三男の伸康に引き継いだ。ところが「離党勧告」の処分を受けた世耕が、参院から鞍替えするため、同じ和歌山2区で出馬したのだ。
「世耕さんは4月に離党してからすぐに地元で集会を始めた。もちろん鞍替えするとは言わず、ひそかに動いていました」(和歌山県議会議員)
ステルス作戦が功を奏したのか、自民党本部の電話調査では「世耕が伸康に2倍のポイント差をつけてリードしている」(地元選挙関係者)との結果が出た。
「二階さんは地元に道路を作ったり橋を架けたりして建設業界は潤ったけれど、一般のサラリーマンはなんの恩恵もない。これまで地元の支持者は、衆院は二階、参院は世耕と両方を応援していたのですが、どちらかを迫られ、世耕さんを支援する人が増えてきています」(同前)
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OS5
:2024/10/23(水) 09:05:36
高市早苗の夫が突然…
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同様に保守分裂となっているのが福井2区。元安倍派事務総長の高木毅が非公認となった途端、前回衆院選で同選挙区からの出馬を断念した山本拓が名乗りをあげた。
「'04年に高市早苗さんと結婚するも、『政治的スタンスの違い』から'17年に離婚。ところが3年前再婚し、姓も変えて高市拓となった。今なら高木さんに勝てると出馬を決めたようです」(地元紙記者)
地元関係者は、漁夫の利で野党が勝つと見るが、大番狂わせもありうる。
「勢いのある高市が山本の応援に入ったらひっくり返るかも。高市姓だが、ポスターはさすがに『山本拓』だった」
高木と同じタイミングで非公認を告げられた萩生田光一(東京24区)は、選挙の直前からマスコミを完全シャットアウト。13日には八王子市内の貸し会議室で、保守の論客である櫻井よしこを招いて国政報告会を開いたが、メディアは入ることが許されなかった。
「取材に応じても叩かれるだけなので、ブログやX(旧ツイッター)で情報発信している。自民党の調査では10ポイント差で立憲の有田芳生にリードしており、優勢です」(全国紙政治部記者)
後編記事『まさかの!このままだと当選しそうな「裏ガネ議員」たちの名前…そして選挙後、「石破おろし」が始まる』へ続く
「週刊現代」2024年10月26日・11月2日合併号より
週刊現代(講談社・月曜・金曜発売)
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OS5
:2024/10/23(水) 09:10:40
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361961
<衆院選かながわ 注目区を歩く>20区 重鎮と新風 争い激しく
2024年10月23日 07時24分
◆20区 相模原市南区、座間市
三つどもえの戦いとなった20区=相模原市で
甘利明75 自<前><13> 公
大塚小百合44 立新
金子洋一62 維新
衆院小選挙区の区割り改定で新設された20区。政府と党で要職を歴任した自民党前職の甘利明さん(75)は、比例代表に「73歳定年制」を敷く党の規定で重複立候補をしておらず、敗れれば即、議席を失う背水の陣だ。立憲民主党新人の大塚小百合さん(44)、日本維新の会新人の金子洋一さん(62)との三つどもえの争いは日を追うごとに激しさを増す。
「40年以上の政治経験があるが、初陣のつもりでもう一度初心に返り、高い志を持って頑張りたい」。甘利さんは公示日の第一声で、支援者らを前にこう力を込めた。
2021年の前回選は、旧13区で立民新人に約5500票差で苦杯をなめ、就任したばかりの党幹事長を退いた。今回は、中選挙区時代に地盤としていた相模原市を含む20区を選択。23年初頭から本格的に始めた地元活動では「新人のように地域のさまざまな行事に顔を出してきた」(陣営幹部)という。
もっとも、16年に経済再生担当相辞任へ追い込まれた金銭授受問題を巡る負のイメージは今も払拭しきれていない。党派閥の裏金事件などで「政治とカネ」問題がクローズアップされる中、逆風は強い。
捲土(けんど)重来を期す重鎮の前に現れた強力な援軍が、民主党などで衆院議員を3期務め、19年に相模原市長へ転じた本村賢太郎さんだ。「甘利さんがいなければ相模原の未来は先行きが見えない。国と市のパイプ役として引き続き国政のど真ん中で仕事をしていただきたい」と訴える。
街頭などで甘利さんへの支持を呼び掛ける本村さんの動きに、大塚さんの陣営は「現職の首長としてやり過ぎだ」と不快感をあらわにする。
市内の老人ホームの元施設長で、2児の母の大塚さん。昨年6月の党公認内定直後から駅前に立つなどして浸透を図ってきたが、知名度不足という課題は残る。「時間がない中、露出を増やすしかない」と、自転車で町中を巡るなどして浮動票を手繰る戦略を描く。
無党派層への働きかけを強める背景には、立民の支持母体である連合から推薦を得られず、支持止まりとなったことがある。昨年、立民を離党した地元選出の県議が甘利さんの応援に回り、一部の労働組合も同調するなど「足並みが乱れている」(連合神奈川幹部)ため、組織票頼みの選挙戦は難しい。
好材料は、県内ほとんどの選挙区に立てた共産党が「候補者一本化を求める地元の意見が強くあった」(県委員会幹部)として擁立を見送り、一時は割って入る構えを見せた国民民主党も矛を収めるなど、リベラル系野党候補が乱立する事態を回避できたことだ。「女性で若く、甘利さんとは好対照」と党の期待も高く、野田佳彦代表ら幹部が続々と駆け付ける。大塚さんは「暮らしや介護、子育ての中心を担ってきた女性の声を国政に届けたい」と主張する。
維新の金子さんは経済企画庁職員を経て、民主党などで参院議員を2期務めた。街頭で直接、有権者に語りかけることを重視し、主に減税や防衛力増強を唱える。藤田文武幹事長は「経済通で、われわれの即戦力だ」と力を込める。 (曽田晋太郎)
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OS5
:2024/10/23(水) 09:11:08
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361632?rct=kng_shu24
教団問題で辞任した元閣僚は「マスコミから逃げてばかり」 神奈川18区 野党のみならず身内からも集中砲火
2024年10月22日 06時00分
「報道関係者の入場をお断りしております」。衆院選公示日の15日、川崎市高津区のホテル3階宴会場の入り口付近に貼り紙があった。会場内では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題で閣僚を辞任した自民党前職の山際大志郎が出陣式を開いていた。
◆代表取材で旧統一教会に触れず、経済対策ばかり
会場に入れたのは代表取材の川崎市政記者クラブの幹事社のみ。代表取材によれば、山際は教団の問題には一切触れず、「デフレから本当に脱却し、豊かな国になったと思ってもらえるようにしたい」などと経済対策を中心に訴えたという。
陣営の話では、選挙期間中の日程は原則非公表。秘密裏に行動する理由に挙げるのが、教団の問題だ。選対本部長を務める川崎市議の大島明は「山際本人がそういう方向でやりたいと言うから、選対会議で議論して決めた。(教団と関係があるかのように発言を)切り取られるからだ」と説明する。
山際は2021年10月に岸田文雄内閣の経済再生担当相として初入閣を果たし、新型コロナウイルス対策などを担当した。同月の前回衆院選後に発足した第2次岸田内閣、続く改造内閣で再任されたものの、教団トップと会合で同席するなど、教団側との接点が次々と発覚し、辞任に追い込まれた。
山際側は「事務所スタッフまで含め、当該団体に所属している者はいない」と主張するが、足元の自民からも疑問の声が上がる。
◆安倍元首相銃撃事件前から問題視してきた自民県議が
公示3日前の12日、出陣式の会場と同じホテルの7階会議室。高津区選出の神奈川県議で現在7期目の小川久仁子が記者会見を開き、山際が党公認で立候補することに抗議するとして、県連に離党届を提出したと明らかにした。
小川は、安倍晋三元首相銃撃事件の前から教団と山際の関係を問題視してきた。会見では「教団と関係があるかどうかを再調査すべきだと県連に求めてきたが、受け入れられなかった。長年一緒に活動してきた仲間たちと離れるのはつらいが、自分の支援者を裏切ることはできない」などと時折涙ぐみながら語った。
神奈川県第18区選挙区の選挙ポスター掲示板=川崎市中原区で
大島は「(小川の動きは)選挙に影響はない」と言い切る。しかし、陣営内からは「教団の問題がクローズアップされるのはマイナス」「マスコミから逃げてばかりで選挙になるのか」などと不安の声も漏れる。
◆取材拒否の姿勢は「有権者無視と同じ」
教団の問題は、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件に隠れがちだが、18区の野党候補は争点化に余念がない。
立憲民主党新人の宗野創は15日の第一声で「(18区は)旧統一教会との癒着問題で不誠実な政治の舞台となってしまった。今回の決戦で新しい政治をつくる」とアピール。公示前日の14日に18区入りした立民幹事長の小川淳也は「説明責任からの逃げ方は政治家としてもっての外だ」と指摘する。
共産党新人の君嶋千佳子は、街頭演説などで教団の問題に多くの時間を割いてきた。取材を拒否する山際の対応を「有権者を無視しているのと同じ。こんな不誠実で無責任な態度があるのか」と厳しく批判する。(敬称略、佐藤圭)
神奈川18区 区域は川崎市中央部の高津区と中原区。選挙人名簿登録者数(14日現在)は44万4169人。今回の区割り変更で宮前区が19区に移行する一方、10区だった中原区南部が18区に加わった。高津区は旧宿場町の溝口を中心に発展してきた歴史を持ち、市内では比較的保守地盤が強い。武蔵小杉駅周辺にタワーマンションが林立する中原区は市内7区の中で人口が最も多く、支持政党なし層が多いとされる。2012年から自民が4連勝中。
◆神奈川18区 立候補者(届け出順)
君嶋千佳子 74 共産 新
西岡義高 47 国民 新
山際大志郎 56 自民 前⑥
宗野創 31 立民 新
横田光弘 66 維新 新
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OS5
:2024/10/23(水) 09:12:32
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361896?rct=tky_shu24
裏金、旧統一教会問題…「王国」東京24区を覆うかつてない緊張感 野党党首の演説にもきついヤジが飛んだ
2024年10月23日 06時00分
選挙カーの上には、自民党都連会長の前衆院議員井上信治、地元の自民都議、八王子市長ら。車の前には自民市議たち。衆院選公示日の15日、JR八王子駅前で開かれた無所属前職の萩生田光一の出陣式は、党派閥の裏金事件を受けて党非公認になっても、多くの自民関係者がずらり並んだ。
◆「批判のために来た候補がいいのか」
「非公認でも安心して応援して」
「八王子の発展には萩生田さんが必要」
応援弁士らが口々にその実績を強調した萩生田は、経済産業相や党政調会長などを歴任。前回衆院選では次点に10万票差で圧勝するなど、地元の八王子市は「萩生田王国」と言われてきた。
衆院選公示日に候補者演説に耳を傾ける人たち=東京都八王子市で
だが今回は、自民の前議員で3番目に多い2728万円の政治資金収支報告書不記載があり、公示直前に非公認に。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)からボランティアの選挙支援を受けるなどの関係も判明し、二重の逆風となっている。
約500人を前にマイクを握った萩生田は不記載について「裏金をつくるとか、私的流用、脱税とかの事実は一切ない」と釈明。立憲民主党が「刺客」として擁立し、旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの元参院議員有田芳生についてはこう訴えた。
「批判のためだけに八王子を選んだ野党候補がいいのか、この町に生まれ育ち、声を国政に届ける私がいいのか」
◆見送られた公明の推薦「4万票」
「裏金!」とヤジが飛ぶ場面もあったが、大勢の聴衆が拍手を送った。支援者の女性は「萩生田さんは派閥のルールに忠実に従っただけ。これまでもこれからも応援する」と熱っぽく語った。選挙カーやチラシには「比例は自民へ」と明記。秘書は「これまでの選挙と何ら変わったことはない」と強調する。
東京24区の選挙ポスター掲示板=東京都八王子市中町で
しかし、選挙区内に創価大を抱え、4万票以上とも言われる公明党の推薦は、前回から一転して見送られた。党関係者も、旧統一教会との接点や裏金問題を挙げ、「ポロポロといろんな話が出て、現場は推薦に抵抗がある」と説明する。
◆決起集会は報道シャットアウト
自民の地元支部幹部も「いつもなら『分かった』と投票してくれる人の中に『今回はダメだ』『(不記載の)2700万円はどうなったんだ』と断る人がいる」と厳しい状況を認める。
16、18両日の決起集会では報道関係者をシャットアウト。別の自民関係者は「支持者の一部が離れ、経済団体に『もっとやってくれ』と陣営は必死。今までにない緊迫感でピリピリムードだ」と明かす。
歩行者デッキの上から候補者の演説を聞く人々=東京都八王子市のJR八王子駅前で
一方、立民の有田は「裏金だけでなく、カルト教団にもべったりの政治を八王子から終わらせようではありませんか」と萩生田への攻勢を強める。
◆批判票バラバラ「野党をまとめろ」
日本維新の会も新人の佐藤由美、国民民主も新人の浦川祐輔を擁立。さらに、参政党と無所属の計2人が立候補した。立民と国民の両党の候補がいるため連合が推薦を見送るなど、野党の競合で萩生田への批判票が分散しかねない構図にもなっている。
立民の野田佳彦代表が15日、有田の第一声の応援で「裏から支えてきた旧統一教会との結びつきも強い。裏金議員を裏で支える自民党政治に決別しよう」と訴えていると、聴衆からこんなヤジを浴びた。「野党をまとめろ!」(敬称略、長竹祐子、松島京太)
◆衆院東京24区 東京のベッドタウン、八王子市の大半部分を占める選挙区。年間登山者数世界一の高尾山など自然に恵まれ、古くから養蚕や織物で栄えた多摩地方の都市。選挙人名簿登録者数は47万3665人(14日現在)。小選挙区制が導入された1996年以降、自民党は7勝2敗。公明党の支持母体、創価学会が関連する創価大学が市内にある。今回の衆院選から区割り変更で南大沢など市の南東部は21区に移った。
◆東京24区 立候補者(届け出順)
与倉さゆり 40 参政 新
有田芳生 72 立民 新
畑尻文夫 69 無所属 新
浦川祐輔 31 国民 新
佐藤由美 52 維新 新
萩生田光一 61 無所属 前⑥
2716
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OS5
:2024/10/23(水) 09:13:04
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361344?rct=tky_shu24
「裏金問題の震源地」東京11区…「元事務総長」の牙城は盤石なのか「崩れつつある」のか 5氏の戦い
2024年10月20日 06時00分
自民党派閥の裏金事件で「政治とカネ」が最大の争点となった。9期連続当選で盤石の強さを誇ってきた前職の下村博文は、旧安倍派の元事務総長として渦中の人物となり、党員資格停止1年の処分を受けた。東京11区に無所属で出馬すると、対立候補らは「牙城は崩れつつある」と口をそろえ、猛プッシュをかける。
◆「みそぎ」「ペナルティー」与野党で異なる選挙の意義
「裏金のあった候補者は当選すれば『みそぎ』が済んだと言えるか」。13日、板橋区での公開討論会で、当時の立候補予定者4人が〇×で質問に答えた。下村だけが「〇」。会場がどよめく。政治資金パーティーの廃止や企業団体献金の禁止について問われると「今後国会の中で議論されれば、法にのっとって適切に対処したい」と述べるにとどまった。
有権者らに握手しながら支援を呼びかける候補者=東京都板橋区で
前回は下村に惜敗率71.5%(約3万5000票差)で敗れた立憲民主党元職の阿久津幸彦は「今回は最大のチャンス。勝負できる」と言い切る。この選挙区では2度目の挑戦。5年間の活動で、知名度が上がったと手応えを感じている。
自民離反票を「しっかりと取り込みたい」と狙う。党も同区を重視し、野田佳彦代表は9月末、就任後初の街頭演説の場所に選んだ。「必ず勝たなければならない。(裏金事件の)ペナルティーを与える大事な選挙区だ」と強調した。
◆攻勢に出る野党候補たち
「裏金をつくらないと政治ができないのか」。日本維新の会新人の大豆生田実(おおまみうだ・みのる)が訴える。元栃木県足利市長。裏金事件など問題が噴出する自民に憤り「(問題の)震源地で出馬したい」と党に打診し、縁もゆかりもない11区で立った。知名度が課題だが「体力が続く限り回る。下村さんのポスターをはがす人もおり、自民支持層が揺らいでいるのは間違いない」とみる。
共産党新人の伊波政昇(まさのり)は、7月の都議補選板橋区選挙区で共産候補が健闘したことを念頭に「攻めていきたい。自民党への怒りを受け止めたい」と息巻く。
◆大ベテランは「おわび行脚」を重ね、駅頭でチラシ配る
1996年の小選挙区制導入以来、自民議員として地元に君臨し、党政調会長や文部科学相など要職を歴任してきた下村。今回は公認候補ではないのに、公示日の第一声には板橋区選出の自民の都議2人と区議16人が駆けつけた。逆風にさらされたことで「いつも以上に一致団結した」(陣営関係者)といい、強固な組織は健在だ。
下村は不信払拭のために、今年に入り支援者宅を一軒ずつ回る「おわび行脚」を実施。解散前で8000軒以上になった。前回は地元に入ったのはわずかだったが、今回は連日区内を遊説し、駅頭でチラシを配る。
代表を務める資金管理団体と政党支部の2023年分の政治資金収支報告書を、1円以上の支出まで記載してホームページで公開していることもアピール。だが、区内の主婦(76)は首をかしげる。「報告書を公開すればいいという考え方でいいのかしら。再選しても、政治とカネの問題は帳消しにはならないと思う」。不信という強風が吹く中、有権者は目を凝らしている。(敬称略、西川正志)
衆院東京11区 選挙人名簿登録者数は39万875人(14日現在)。都内有数の商店街「ハッピーロード大山商店街」がある。複数の鉄道路線が通り、都心へのアクセスが良好なことからベッドタウンでもあり、子育て世帯も多い。今回の衆院選で変更された区割りで、高島平団地がある板橋区北部は12区へ移った。
◆東京11区 立候補者(届け出順)
下村博文 70 無所属 前⑨
伊波政昇 72 共産 新
阿久津幸彦 68 立民 元④
大豆生田実 58 維新 新
斎藤孝幸 58 無所属 新
2717
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OS5
:2024/10/23(水) 09:13:38
https://www.tokyo-np.co.jp/article/360941?rct=tky_shu24
半年前の「野党共闘」が崩壊した東京15区リポート 立憲と共産が競合、「最年少」狙う自民新人ら5氏の戦い
2024年10月18日 06時00分
衆院選で野党間の候補者調整が難航し、各地で競合する構図があふれる中、半年前の補選で立憲民主党と共産党が共闘したばかりの東京15区でも、両党が一転して争う形になった。自民党は25歳の新人を立て議席奪還を期し、元参院議員の無所属新人らも絡んで混戦模様となっている。
◆「意地張ってんじゃねえよ」「うちだけ歩み寄れ、はない」
「市民と野党の共闘をこれまでやらせていただいた。今回は共産候補が出ているが、市民の声を代弁していくと変わらず訴えたい」
街頭で支援を呼びかける立候補者=17日、東京都江東区で
公示日の15日、立民前職の酒井菜摘は第一声の後、報道陣に語った。「まっとうな政治」を訴え、補選では共産委員長の田村智子も一緒に街頭に立った。それが、今回は「野党共闘」がご破算に。酒井陣営は「ポスター貼りや電話かけなど何から何まで人手が足りない。組織戦ができない」と悲鳴をあげる。
背景には安保法制を巡る両党の隔たりがある。共産は安保法制の廃止を共闘条件の第一に挙げてきたが、立民代表の野田佳彦が慎重な姿勢を示し、決定的な溝が生まれた。
「(共闘しなければ)自民を利するだけ。意地張ってんじゃねえよ」。共産側に酒井への一本化をぎりぎりまで働きかけてきた市民団体「江東市民連合」のメンバーは憤る。一方の共産関係者は「江東区の共産支援者は、原則を大事にする。共闘は政党間の約束。うちが歩み寄れっていうのは、ない」と突き放した。
共産が擁立した小堤東は、共闘のために4月の補選と2021年の衆院選で2回続けて立候補を断念した経緯もある。陣営関係者は「前回は選挙10日前におろされた。『今回は大丈夫だよね』との声を支援者から多くもらっていた」とも明かす。
◆25歳自民新人 裏金問題「私は全く関係ない」
同区選出の衆院議員が相次いで逮捕された自民。25歳の大空幸星を擁立し、イメージ刷新に躍起だ。
「自民期待の新人。今度は間違いない」。公示前の6日、東京メトロ豊洲駅前の演説で、自民区議が訴えた。党選対委員長の小泉進次郎も駆けつけ「当選すれば最年少の国会議員」「自民っぽくない」と強調した。
孤独・自殺対策で無料チャット相談を行うNPO法人「あなたのいばしょ」を学生時代に立ち上げた。Z世代の論客として知られ、「悩みを聞き、支援に携わるうち限界を感じた。そもそも悩まなくていい国をつくりたい」と訴える。
党派閥の裏金問題を巡っては「私は全く関係ない」と強調。陣営には複数の国会議員の元秘書らが入り、公明の推薦も受けた。
ただ、有権者からは冷めた言葉も。17日に区内を歩いていた男性(71)は「『いいかげんにせえよ』と言いたい。これまでろくな人物がいなかった。まっとうな人を選びたい」。
◆元参院議員は「地元」強調、「民間の当たり前を国政に」と新人
4月の補選で次点だった無所属新人の元参院議員須藤元気は、既存政党に対する批判の受け皿として、無党派層の取り込みを狙う。「落下傘に冷たい」(地元区議)とされるエリアで、「江東区生まれ、江東区育ち」をアピール。元格闘家の知名度に加え、補選後はほぼ毎朝、街頭に立って「ドブ板選挙」に徹し、消費税減税を訴える。
日本維新の会を離党し、3回目の挑戦となる無所属新人の金沢結衣は「民間の当たり前を国政に」と訴えている。(敬称略、井上真典)
衆院東京15区 東京都江東区の全域がエリア。衆院小選挙区の区域が一つの自治体だけで完結し、分割もされないのは全国的にも少ない。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件や、2023年4月の江東区長選での買収事件で、自民党衆院議員が相次いで逮捕された。買収事件に伴う議員辞職で行われた今年4月の同区補選で、自民党は候補者擁立を断念した。今月14日現在の選挙人名簿登録者数は、43万3451人。
◆東京15区 立候補者(届け出順)
小堤東 35 共産 新
須藤元気 46 無所属 新
酒井菜摘 38 立民 前①
大空幸星 25 自民 新
金沢結衣 34 無所属 新
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OS5
:2024/10/23(水) 09:14:52
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361478?rct=chb_shu24
裏金で逆風…前官房長官が繰り広げる「ゲリラ的」選挙戦 千葉3区 「今回ばかりは」有権者の心は揺れる
2024年10月21日 06時00分
◆不記載1051万円 報告書は訂正「問題ない」
衆院選が公示された15日、千葉市緑区のJR誉田駅前。千葉3区選出で政権中枢の官房長官などを歴任してきた自民党前職・松野博一は、第一声で「今までで一番厳しい」と声を張り上げ、支援者に駆け寄った。
党派閥の裏金事件で、最も多い処分者を出した旧安倍派の元事務総長。自身の政治資金収支報告書への不記載額も1051万円に上った。昨年12月に官房長官を辞任し、今年4月には党役職停止1年の処分を受けた。今回党公認は得たものの、比例代表との重複立候補はできなかった。
街頭演説後に支援者と握手する候補者(右)=千葉県市原市で
「領収書を添えて全て(収支報告書を)訂正し、政治資金として問題ないことが認められている」。松野はこの日の演説でこう強調し、会場に集まった約100人の聴衆からは「必ず勝って」と声援が飛んだ。松野は党の処分後、町内会単位で数十回の支援者向け集会を開いて謝罪行脚してきたといい、日本舞踊指導者の女性(81)は「温和であんないい人はいない。裏金問題は気にしない」と言い切る。
◆対立候補はそろって「政治とカネ」を争点化
「裏金や脱税を許していいのですか」
同じく公示日の市原市のスーパー前。これまで松野と7回対決し、2回は小選挙区の議席を奪った立憲民主党元職の岡島一正が批判を強めていた。キャッチフレーズの「待ったなし。新時代」を繰り返し、応援に駆け付けた立民の総合選挙対策本部長代行を務める小沢一郎も「おかしな政治を直すため、政権交代しかありません」と呼びかけた。
共産党新人の加藤和夫も「金権腐敗政治を一掃しよう」と街頭で訴える。インターネットを中心に選挙活動している無所属新人の大薄裕也も「政治とカネの問題への終止符」を主張の一つに掲げる。
◆行動予定を隠す前職…「岩盤支持層としか向き合っていない」との見方も
裏金問題を主要争点に掲げる対立候補陣営に対し、「説明済み」との姿勢がにじむ松野陣営。松野は活動も見えにくく、第一声の予定こそ後援会員やメディアに周知したものの、その後の日程は前首相の岸田文雄が選挙区入りした16日を除き、非公表。事務所は「ゲリラ的に活動している」。
他陣営には、なるべく目立たず支持固めを優先する戦略に映る。「街頭にほとんど現れず、岩盤支持層としか向き合っていない」と指摘が上がる。
過去3回連続で得票率が過半数を占め、圧倒的な強さがあった松野陣営内にも懸念はある。連立を組む公明党の推薦を取りつけたのは、公示前日の14日。市原市のベテラン自民市議は「松野さんを直接知る人は応援してくれるが、無党派層(の支持)は何とも言えない」。
長年の支援者も納得している人ばかりではないようだ。市原市の男性(76)は「釈明はしているが、ごめんなさいっていう感じじゃない。今回ばかりは野党に投票するかもしれない」と心が揺れている。(敬称略、長屋文太)
千葉3区 東京都内や千葉市中心部への通勤者が多い同市緑区と、東京湾臨海部にコンビナートが広がる市原市で構成。14日現在の選挙人名簿登録者数は33万4041人。小選挙区制が導入された1996年以降、衆院選で自民党は6勝3敗。自民が負けた時は、新進党(1996年)、民主党(2003年、2009年)の候補が勝利した。
◆千葉3区 立候補者(届け出順)
大薄裕也 36 無所属 新
加藤和夫 75 共産 新
岡島一正 66 立民 元③
松野博一 62 自民 前⑧
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OS5
:2024/10/23(水) 09:15:44
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361989?rct=stm_shu24
<衆院選埼玉>注目区ルポ 11区(秩父・本庄・深谷市、横瀬・皆野・長瀞・小鹿野町、東秩父村、美里・神川・上里・寄居町) 「草の根」に対抗 政権批判
2024年10月23日 07時45分
街頭演説を聞く地元住民ら=皆野町で
柿沼遥輝 41 党地区副委員長 共新
島田誠 66 (元)寄居町長 立新
小泉龍司 72 (元)法相 自前<7>公
「長い長い間、変わらぬ支援をいただいてきた」
公示から3日目、山に囲まれた秩父地域での街頭演説。昨年、法相として初入閣を果たした自民の前職小泉龍司さんは冒頭、支持者らに感謝を伝えた。
2000年の初当選を含め、小選挙区で7回の勝利を重ねてきた小泉さん。立憲民主、共産の候補者と三つどもえとなった前回は、次点に倍以上の大差をつけた。
農業が盛んな地域や中山間地が多く、県議がほぼ自民系という保守的な土地柄の選挙区。ただ、これまで自民党の公認を得て戦ったのは、03年と前回(いずれも当選)のみ。05年の郵政解散で離党後、17年まで無所属で選挙戦に臨み、「刺客」に惜敗した05年を除き、自民の公認候補らを破ってきた。
強さを支えるとされるのが、草の根の活動だ。初当選前から、選挙区内を小規模な集落までくまなく回り、「5〜10人規模のミニ集会を開く」(陣営関係者)といったきめ細かい運動を展開。「自民かどうかは関係なく、個人として応援してくれる信頼関係を各地で築いた」(地元の政界関係者)という。
「政治とカネ」を巡る自民党への逆風が吹く今回も、こうした方針を踏襲。人口の多い市部だけでなく、人出の少ない中山間地にも足を運び、8選に向け支持固めを図る。
だが、地域では少子高齢化や人口減少が深刻化し、暮らしや産業に影を落としている。野党側は、こうした状況を招いたとして、自民党政権そのものへの責任追及に力を入れる。
前回に続き、2度目の挑戦となる元寄居町長で立憲民主の新人島田誠さんは、大票田の深谷市など、人通りの多い市街地での演説に重点を置き、批判票の取り込みを狙う。
18日、秩父市内の商業施設の近くでマイクを握った島田さんは「格差の拡大、物価高を招く自民の経済政策では、持続可能な地域社会も、庶民が幸せになる仕組みも作れない」と主張。「政治を立て直すためにも、立憲民主を中心とする政権作りをやらせてください」と声を張り上げた。
共産の新人柿沼遥輝さんは17年の衆院選で10区(東松山市など)から出馬し、落選。今回は、自身の育った本庄市が含まれる選挙区にくら替えして臨む。「裏金事件では、共産が先頭に立って(自民を)追い詰めてきた。腐敗政治を断ち切る」と強調。長時間労働などを問題視し、「残業しなくても生きていける、物価上昇に負けない賃上げに力を入れる」などと訴えている。(福田真悟)
2720
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OS5
:2024/10/23(水) 09:16:02
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361752?rct=stm_shu24
<衆院選埼玉>注目区ルポ 5区(さいたま市西・北・大宮・中央区) 7戦目 競う地域密着
2024年10月22日 07時42分
県内最大のターミナル駅である大宮駅で街頭演説を聞く有権者たち=さいたま市大宮区で
牧原秀樹 53 法相 自<前><5> 公
辻村千尋 56 (元)環境NGO職員 れ新
枝野幸男 60 (元)党代表 立前<10>
山本悠子 72 (元)小学校教諭 共新
2005年以来、実に7回目の対決となる立憲民主の前職枝野幸男さんと自民の前職牧原秀樹さん。前回は一騎打ちだったが、今回は共産、れいわ新選組の新人も参戦した。「野党第1党の創業者」VS「石破内閣の新法相」の戦いは、混戦に拍車がかかる。
「今回の選挙は地元で直接訴える機会を半分ぐらい持てる。何とか勝ち抜かせていただきたい」。公示日の出発式で枝野さんは、集まった支持者らの前で地元重視の姿勢を約束した。
旧民主党時代から要職を務めてきた枝野さん。ここ15年ほどは選挙期間となれば全国を飛び回り、地元入りすることは少なかった。だが、前回衆院選で党の敗北を受けて代表を辞任。自身の選挙も牧原さんに約6千票差まで迫られた。以来、この3年間は集会や行事への参加など地元活動を重視。「『しっかり力を蓄えて』という声をたくさんいただいた」と振り返る。
9月の党代表選で敗れたが、「次につながるいい機会だった」と受け止め、代表選でも掲げた「人間中心の経済」を訴える。法相になった牧原さんには過去6回全勝しているが、「相手がどんな立場になろうと(戦い方は)変わらない」と意に介さない様子だ。
一方の牧原さんは、初当選した05年から駅立ちや会合への出席など地道な活動を続けてきた点をアピールする。弁護士であり法務行政に明るい経歴から石破内閣で法相に就任。公示日の出陣式では「仕事で評価されるように頑張りたいので、引き続き大臣職を続けられるように力を貸してほしい」と呼びかけた。
特に強調するのが、地元から電車通勤を続ける「庶民派」の顔と、派閥の裏金事件で逆風が吹き荒れる自民党内で無派閥を貫いてきた政治姿勢だ。「問題のずっと前から、この国の目指すべき政治をやってきたのは自分しかいない」とクリーンさを訴える。
だが、法相就任後に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が発覚。クリーンさに影を落とす結果となり、党関係者は「選挙戦への影響はある」とこぼす。法相就任で警察の警護対象となり、街頭演説の場所選びにも苦労しているが、念願の小選挙区での勝利に向けて奔走する。
前職2人の戦いに風穴を開けようとするのが、共産新人の山本悠子さんとれいわ新人の辻村千尋さんだ。山本さんは「自民党政治と戦争する国づくりを止める」などと訴え、辻村さんは消費税の廃止や自然環境の保護などを主張する。(藤原哲也)
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OS5
:2024/10/23(水) 09:16:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361542?rct=stm_shu24
<衆院選埼玉>注目区ルポ 1区(さいたま市見沼・浦和・緑区) 大物バック、風の行方占う
2024年10月21日 08時33分
大物政治家が応援に駆けつけたJR浦和駅前で、握手をして回る候補者=さいたま市浦和区で
矢野由紀子 60(元)川口市議 共新
村井英樹 44(元)官房副長官 自前<4> 公
武正公一 63(元)財務副大臣 立元<6>
浅野目義英 66(元)県議 維新
三上恭平 42 福祉施設経営 み新
「まだ埼玉県からは総理大臣が出ていない。『埼玉初』を狙える人材だ」。JR浦和駅前で16日、岸田文雄前首相が持ち上げたのは自民党の前職村井英樹さん。岸田政権で首相補佐官、官房副長官を歴任した。
初出馬から4連勝中の村井さんだが、表情は厳しい。「埼玉1区は都市型選挙区の代表。逆風を真正面から受けやすい。もっともっと、この国のために仕事をしなければいけない。助けてください」
人口が増え続けているさいたま市の中でも、浦和区、緑区は新住民が多いエリア。区割り変更で保守地盤の厚い岩槻区が16区に移り、ますます浮動票の重要性は高まっている。
首相官邸詰めの日々が続いた村井さんは、石破新政権が発足するや、約1年ぶりに朝の駅立ちを再開。19日には、党総裁選で支援した小泉進次郎選対委員長とともに東武野田線七里駅前で支持を呼びかけた。
一方、雪辱を期す立憲民主党の元職武正公一さんの元にも、党重鎮が集う。8日の決起集会は長妻昭代表代行を招いた。15日に浦和駅前で開いた出陣式では、岡田克也前幹事長が「野田総理が誕生すれば、ど真ん中で支える立場だ」と激励。武正さんは「日本を変えるうねりを起こしてほしい」と声を張り上げた。
中道イメージの強い野田佳彦代表が率いる党内グループに所属し、党の代表選では野田陣営の会合にも参じた武正さん。選対幹部は「分厚い中間保守層を奪えれば、その分、自民側の票が減る」と算段する。近く野田氏も応援に入る予定だ。
日本維新の会の新人浅野目義英さんは、かつて武正さんの秘書を務めた元県議。浦和駅前での出陣式には学生時代から付き合いがある前知事で無所属の上田清司参院議員が駆けつけた。
上田氏から「大事な友人」と紹介された浅野目さんは「強大な二大勢力に立ち向かう。組織、団体、組合に支えられて政治の方向性が30年間、ゆがめられてしまった」と第三極の立場を強調。公示前の駅立ちでも上田氏の選挙戦でおなじみの「ロッキー」のテーマ曲を流すイメージ戦略を打った。13日には維新の藤田文武幹事長も応援に入った。
共産党の新人矢野由紀子さんは、1区で7年ぶりの党候補となる。出馬が決まったのは9月下旬と出遅れたが「共産党の候補者というだけで知名度は高い。共産党をたくさんの方に知っていただくのが私の役割」と意気込む。志位和夫議長、山下芳生副委員長の応援を受け、知名度アップを図る。
みんなでつくる党の新人三上恭平さんは、交流サイト(SNS)などで自身の訴えを広げている。(杉浦正至)
◇
27日投開票の衆院選。県内で注目される選挙区を紹介する。
2722
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OS5
:2024/10/23(水) 09:16:52
https://www.tokyo-np.co.jp/article/361170?rct=stm_shu24
初陣の公明代表が背水の陣で臨む埼玉14区リポート 問われるのは自公協力の「真価」か「しがらみ」か
2024年10月19日 06時00分
「自公連立の象徴。統一候補である私に力強いご支援を」。公明党の新代表として埼玉14区に出馬した前職の石井啓一は、今回の選挙戦でこう訴えている。これまで主に比例北関東ブロックで当選を重ねてきたが、今回は小選挙区での初陣。比例で重複立候補せず、背水の陣で臨む。
◆「自民党にもある程度納得いただける候補」
街頭演説では、石破茂首相との関係を強調する場面も。「石破さんと私、時々ちょっと固いと言われる。2人とも名前に石がついているので…。決意は固く、頭は柔らかく」。今月13日には、応援に駆け付けた石破首相と手を取り合い、蜜月ぶりをアピールした。
候補者の訴えに拍手で応える支援者ら=15日、埼玉県草加市で
公明が石井を同区に擁立すると発表したのは昨年3月。「党としての本気度を示し、自民党にもある程度納得いただける候補」として、当時幹事長だった石井に白羽の矢が立った。
今回から、県内の選挙区は1増で計16区になった。これまで草加、三郷市などを地盤に自民で当選してきた2人が、それぞれ3区と13区から出馬することになり、新たな区割りとなった14区は、公明から石井が入り込む形となった。
◆「寝耳に水」「公明を応援しろというなら辞める」
こうした経緯に、地元の自民関係者は強く反発した。「寝耳に水だ。公明を応援しろというなら辞めるという党員もいる」。自民県連は独自候補の擁立を模索。最終的に石井を推薦する党方針を了承したが、今も地元の自民党員には不満がくすぶる。
勝負の焦点は大票田・草加市の票の行方だ。前回衆院選は自民前職が旧3区の同市で5万3000票を獲得した。このうち石井が今回どれだけの票を取れるのかがカギとなる。
石井は地域の課題を探りながら、自民との距離を詰めてきた。その一つが国道4号と県道が交わる草加市内の谷塚仲町交差点の渋滞解消だ。2015年から4年間、国土交通相を務めた石井は、地元の自民県議から相談を受けると現地を視察。国や県と交渉を重ね、将来に道筋を付けた。
この自民県議は「与党幹部の実力者なのに腰が低く、行動するスピードと実現する力は市民のためになる」と話す。石井は自公協力の地ならしに手応えを感じつつあるが、自民の派閥裏金事件で、自公政権全体が逆風下にある。党代表として選挙区に張り付けないジレンマも抱え、「厳しい選挙だ」と危機感を募らせる。
◆「壁を乗り越える」「依存し合う政治を終わらせる」
対する前回比例復活の国民民主前職の鈴木義弘は11日、三郷市での事務所開きで「組織力、資金力、動員力、何一つとっても私が劣っているが、高い壁を乗り越えるために力を貸してほしい」と強調。日本維新の会新人の加来武宜も15日、東武線・草加駅前での第一声で「自公のしがらみと依存し合う政治を埼玉14区で終わらせることができるかが問われる」などと力を込めた。共産新人の苗村京子らも対決姿勢を強める。
自公協力について、ある陣営は「昔からの自民支持者の一部には公明支援にアレルギーがあり、『小選挙区は白紙で、比例は自民』とする党員もいるようだ。これまでの自公票の単純な足し算にはならない」と付け入る隙をうかがう。(敬称略、大沢令)
衆院埼玉14区 埼玉県南東部の選挙区。旧14区の八潮、三郷市と旧3区の草加市が区割り変更に伴って統合した。選挙人名簿登録者数は40万1244人(14日現在)で、草加市が最多の約21万人を占める。東武線やつくばエクスプレスなどで東京都内に通う人たちも多く、住宅開発が続く。外環自動車道や常磐道などで車のアクセスも良く、三郷市の大型商業施設は週末、多くの人でにぎわう。
◆埼玉14区 立候補者(届け出順)
加来武宜 43 維新 新
石井啓一 66 公明 前⑩
関根和也 44 無所属 新
鈴木義弘 61 国民 前③
高橋易資 68 諸派 新
苗村京子 65 共産 新
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OS5
:2024/10/23(水) 10:49:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/afd15eeeeb25fc169a7312fb9396dd205336b166
自民に危機感、石破首相「悪夢のような民主党政権」と安倍氏が多用のフレーズで野党批判
10/22(火) 22:09配信
読売新聞オンライン
石破首相(21日)
自民党は、衆院選で逆風が強まっているとみて危機感を高めている。情勢が厳しくなる中、「重点区」を設定し、自民、公明両党での過半数獲得に向けて組織をフル稼働させる構えだ。野党は攻勢を強めている。
石破首相(自民党総裁)ら自民幹部は21日夜、党本部で約1時間協議し、小選挙区の「重点区」を絞り込んだ。関係者によると、20都道府県の40選挙区と、大阪府の「全選挙区」が選ばれた。終盤戦に向けて党幹部が集中的に応援に入る予定だ。
報道各社の情勢調査では、自公で過半数割れする可能性も取りざたされている。首相は21日付で出した陣営向けの党の緊急通達で「死にもの狂いで全国を駆け回る」と切迫感を示した。
演説内容も野党批判が色濃くなっている。首相は22日、愛知県豊田市での演説で「悪夢のような民主党政権と言うが、あの頃のことを覚えている人は随分減った」と指摘。続いて行った同県小牧市での街頭演説では「あんな人たちにこの国を任せるわけにはいかん」とボルテージを上げた。
「悪夢のような民主党政権」のフレーズは、安倍晋三・元首相が多用したことで知られる。小泉進次郎選挙対策委員長は栃木県小山市で「無責任な野党に政権を渡すわけにはいかない」と強調した。
自民内では選挙後を見据えた発言も出ている。森山幹事長は20日のNHK番組で、自公連立の枠組みを広げる可能性を問われ、「協議は前向きにしていくべきだ」と否定しなかった。
一方、立憲民主党の野田代表は22日も接戦区を中心に遊説し、自民の「政治とカネ」の問題を批判した。野田氏は埼玉県春日部市で記者団に「相手側も相当な危機感を持っている。これからが勝負だ」と語った。国民民主党の玉木代表は都内で記者団から衆院選後に自公連立政権に加わる可能性を問われると、「ありません」と明確に否定した。
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OS5
:2024/10/23(水) 11:50:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/55c2aa464e874ed25059692cf51f53fc37caf637
無所属だけど「比例は公明を」…衆院選鹿児島2区で保守同士が票を取り合い 自民公認候補に推薦出ず
10/23(水) 11:49配信
南日本新聞
県内最多の5人が争う衆院鹿児島2区のポスター掲示板=22日、鹿児島市
自民党会派で活動してきた無所属・三反園訓氏(66)と、自民・保岡宏武氏(51)の事実上の前職対決になっている衆院鹿児島2区で「公明票」の取り合いが繰り広げられている。県内4選挙区で唯一、自民公認候補に公明党の推薦が現時点で出ておらず自主投票になっているためだ。
「比例区は公明党」-。
掲示板に貼られた三反園氏の選挙ポスターには、白抜きで明示されている。比例での投票呼びかけがあった集会には公明関係者も出席。マイクこそ握らなかったが、司会者に紹介された。陣営幹部は「政権与党を応援するのは当然のことだ」と説明する。
保岡氏は公明に推薦願を出したものの、色よい返事は得られていない。ポスターに記載はないが、演説では本人や石破茂首相ら応援弁士が比例で公明に投票するよう呼びかける。選対幹部を務める鹿児島市議が公明市議を通じて支援依頼するなど「協議は続けている」と陣営も明かす。
共同通信社が実施した2区の終盤情勢調査でも創価学会員が大半を占める公明支持層の分裂ぶりが浮き彫りになった。三反園氏が3割、保岡氏は2割弱。投票先を決めていない人は3割強に上った。前回衆院選の2区で公明が獲得した比例票は約3万3000票だった。
公明県本部の窪田哲也代表=参院議員=は「推薦は党本部が決定する」とした上で「2区は保守層の中で支持が割れているのが現状。地域事情もあり、推薦が出ることで支持者や支援団体の皆さんを困惑させてしまうことになりかねない」と語る。これまでも保守系が割れている地域で推薦が出ない例はあるという。
自民県連が保岡氏を公認候補として党本部に推す方針を固めたのは衆院解散前日の今月8日。保岡陣営と選挙協力を巡り十分に協議する時間がなかったのも要因の一つとみられる。推薦を出していない候補の集会に公明幹部らは出席せず、基本的に組織としての動きはない。一方、「投開票までに保岡氏に推薦が出る可能性はゼロではない」との見方もある。
2区にはほかに、参政党新人の矢竹ゆかり氏(61)、共産党新人の松崎真琴氏(66)、日本維新の会新人の辻健太郎氏(38)が立候補している。
南日本新聞 | 鹿児島
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OS5
:2024/10/23(水) 11:52:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e6b3aa005f63bc994dc3dbf1a6bd3de742262c7
市域の分断ようやく解消…佐世保の3地区 衆院選の区割り改定、各陣営は票集めに熱 長崎
10/23(水) 10:45配信
長崎新聞
宮ふれあい祭りに訪れ、支持を求める候補者=佐世保市城間町(写真は一部加工)
「1票の格差」是正に伴う区割り改定で市域分断の衆院選が続いて10年。長崎県佐世保市早岐、三川内、宮3地区は今回から定数減による再びの改定で佐世保市を中心とする小選挙区に戻った。「長かった。正直、国会議員が遠い存在になっていた」と翻弄(ほんろう)されたこの間を振り返る住民。選挙区となった長崎3区出馬の3陣営は三者三様、票集めに躍起になっている。
「やっと同じ行政区域から立候補する人に投票できる。よかった」。佐世保市勝海町の井戸徳明さん(90)は市域の分断解消に安堵(あんど)の表情を浮かべる。
区割りが見直されたのが2013年。3地区はそれまで同市を中心とする旧長崎4区だったが、翌14年の衆院選から切り離され、大村市を中心とする旧3区に組み込まれた。早岐地区に暮らす井戸さんは14年以降の3回の衆院選と23年の旧4区補選は、県北の代表を決める選挙に1票を投じられなかった。
「どうしても(生活区域と)違うところの“お殿様”でなじみが薄かった」。井戸さん自身は投票に行っていたが、周囲の関心の低さを肌で感じていたという。
実際、衆院選の過去3回の投票率を見ると、市域が分断された3地区はいずれも40%台。旧4区の佐世保市と比べて同じ選挙でも4・55ポイント〜10・65ポイントも低かった。区割り変更で住民の選挙への関心が薄まっていたことをうかがわせる。
衆院選は後半戦に突入し「佐世保や県北をよくしてくれる候補者に票を入れたい」と井戸さん。交通網整備や農漁業の振興、働く場の確保など課題山積みの中、候補者の主張を吟味している。ただ一方で今回の区割りに納得はしていないとも。本土と離島の組み合わせなどを挙げ「生活環境や歴史、文化などが考慮されていない。数合わせだけになっていないか」と疑問を投げかける。
3地区は交通の要衝として栄え、以前から農・窯・商業が盛んな場所。一方で近年は新興住宅地としても注目されている。有権者は約3万1千人おり、3陣営とも集票に力を入れる。
日本維新の会新人の井上翔一朗候補(41)は半年前の旧3区補選から継続して選挙事務所を早岐地区に置き「ホームタウン」を自認する。補選では人海戦術などが奏功し3地区で約3600票を獲得。「補選より『頑張れ』という声が増えた」と手応えを語る。
自民党前職、金子容三候補(41)の陣営では選対幹部に早岐や三川内を地盤、活動拠点にする県議や市議が就任。3地区に後援会組織をつくり票の掘り起こしを図っている。選対本部長代行の県議は「最低でも立憲民主党候補と五分に持っていきたい」と語る。
立民元職、末次精一候補(61)の陣営は「重要エリアの一つ」と位置付ける。新興住宅地などに無党派層が多いとみて「政治とカネ」を追い風に自民離反票の取り込みに懸命。陣営関係者は「労組関係者が多い。いかに広げていけるかが勝負」と気を引き締める。
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OS5
:2024/10/23(水) 16:22:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f07180113d11ec61638d4970dd688a10803a3d5
「裏金」非公認支部に2000万円 自民本部、衆院選で
10/23(水) 15:21配信
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時事通信
自民党が派閥裏金事件で非公認とした候補の党支部に2000万円を支出していたことが分かった。
党関係者が23日、明らかにした。森山裕幹事長は「政党支部に党勢拡大のための活動費として支給した。候補者に支給したものではない」とするコメントを出した。
森山氏はコメントで「県連に活動をしていただいていることと同様に、組織としてしっかり党勢拡大のための活動をしていただきたいという趣旨だ」と説明した。
自民は裏金事件の「けじめ」として政治資金収支報告書に不記載があった前衆院議員らのうち、重い処分を受けるなどした12人を非公認とした。このうち9人が無所属で立候補した。
23日付の共産党機関紙「しんぶん赤旗」は、2000万円の支出を報じた。ある支部の会計責任者への取材では、13日付の文書で「党勢拡大のための活動費」として2000万円を振り込む旨の連絡があり、衆院選公示直後に政党交付金用口座に振り込まれたという。
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OS5
:2024/10/23(水) 16:27:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/51a83658a0a3d779af893e8daf35e30d11b1adf7
衆院選「東京11区」都内屈指の激戦区 9期連続当選のベテラン議員が“裏金問題”で窮地に 立憲が攻勢 合わせて5人が乱立【衆議院選挙2024】
10/23(水) 12:01配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
「東京11区」では、9期連続当選のベテラン議員が裏金問題で窮地に。合わせて5人が乱立する都内屈指の激戦区となっています。
無所属 下村博文 候補
「皆さんに大変な政治不信、このことについてまず皆さんにお詫びを申し上げたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」
自民党安倍派の元幹部で、文部科学大臣や党の要職を歴任した下村博文氏。1996年の初当選以降、一度もこの「東京11区」で敗れていませんが、いま最大の危機が訪れています。
下村博文氏(衆院・政治倫理審査会 3月18日)
「(キックバックの復活について)どんな形で誰がどう決めたのかということについては、私も全く承知をしておりません」
裏金問題をめぐって安倍派の事務総長を務めた下村氏は、党から1年間の党員資格停止処分を受け、無所属での立候補に追い込まれました。
無所属 下村博文 候補
「この日本の立て直しを、そして教育改革の実現を果たしたい」
“お詫び”行脚に加えて、専門の教育改革で必死に支持を訴えますが、自民党の看板を失った下村氏に対し、立憲民主党の阿久津幸彦氏が大接戦を繰り広げています。
立憲民主党 阿久津幸彦 候補
「裏金は脱税ですからね、脱税は法律違反ですからね。法律違反をしている、そういう人たちに法律を作ってもらう気になるでしょうか」
立憲民主党は、下村氏から選挙区を奪う千載一遇のチャンスだとして、ここを“最重点区”と位置づけ、攻勢を強めています。
野田代表もトップ就任後初めての街頭演説先に選んだのが、この選挙区でした。
一方、元・栃木県の足利市長で、日本維新の会から立候補している大豆生田実氏は、今回の選挙では下村氏を支えてきた自民票が分散していると手応えを感じています。
日本維新の会 大豆生田実 候補
「(Q.現状の手応えは)抜群にあります。抜群です。きょうも駅を使ってらっしゃる方々が私の目を見て挨拶してくださるんですね。こんなことは今までないですね」
共産党から立候補している伊波政昇氏は、「裏金は組織的な犯罪だ」と追及しています。
共産党 伊波政昇 候補
「(下村候補は)『当選すれば禊ぎを果たせる』、そんなこと言っています。そして旧統一教会との癒着についても、真相解明に後ろ向きです。こんな候補に負けるわけにはいきません」
このほか、無所属で立候補している斎藤孝幸氏は、SNSなどで政策を訴えます。
無所属 斎藤孝幸 候補
「いま、日本の国政は同じようなことを言う同じような政治家ばかりいませんか。その人たちが互いに足を引っ張り合い、新しい経済対策を考えず、国力が低下し、経済が滞っています」
大接戦となった東京11区。“政治とカネ”をめぐる有権者の判断まであと4日と迫っています。
TBSテレビ
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OS5
:2024/10/23(水) 19:30:06
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/545681
【焦点区を歩く 2024年衆院選】⑥「政治とカネ」と区割り変更、自民に逆風 野党競合で批判票分散か 広島2区
14:04
(最終更新: 18:27)
twitter
平口洋氏
6選を目指す自民党前職平口洋(76)は、再び謝罪から幕を開ける選挙戦となった。「まず謝ることから始めなければいけない」。15日、広島市西区のJR西広島駅前であった出陣式で党派閥の裏金事件をわびた。
2021年の前回選も19年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件の陳謝から始まった。自身は関与していないものの有権者の政治不信は共通する。党への逆風を機敏に感じ、世論の怒りを鎮めようと腐心する。
さらに気をもむのが区割り変更だ。広島2区は旧2区の江田島市の一部が外れた。同市は平口が育った場所。前回は得票率8割の5千票を得ていただけに大きな痛手だ。
2区は03年、09年の選挙で当時の民主党候補者が議席を獲得するなど、時々の「風」で与野党の勝敗が入れ替わる選挙区とされてきた。ただ、与野党一騎打ちとなった前回選は大規模買収事件への批判があったにもかかわらず、平口が立憲民主党新人を6万票余り離して圧勝した。
風に左右されない地力を付けてきた平口に対抗する野党。今回は、候補者の一本化に成功した前回選から一転、日本維新の会、共産党、国民民主党の3党がそれぞれ候補者を擁立した。
国民民主党は県内では党初の小選挙区の候補者として新人の福田玄(42)を立てた。党は支援組織の連合広島の要請を受け、県内では同じく民主党の流れをくむ立憲民主党と競合を避けると申し合わせていた。ただ、調整は難航し、候補者を発表したのは公示のわずか4日前だった。
「手取りを増やす政策をやらせてほしい」。福田は17日、西区のJR横川駅前に立ち、聴衆に訴えた。出遅れを挽回しようと、選挙戦では街頭での活動に専念し、名前と顔を売り込む。選挙カーには急きょ「42歳」と書いたステッカーも貼った。若さをアピールし、70代の平口との違いを強調する。
前回選で候補者を取り下げた共産党は今回、新人の岡田博美(65)を擁立した。ただ、立候補の表明は公示1カ月前だった。知名度不足を補おうと街頭に出ては「今の政治を大もとから変える」と訴える。長年の看護師経験を生かし、医療・介護の充実も主張する。
一方、日本維新の会新人の金城政孝(49)は昨年8月に立候補を表明し、着々と準備を進めてきた。廿日市市を中心に駅前などに立ち、地域の催しにも参加してきた。党の地方議員の支援を受けて選挙区内を回り「暮らしの改善を実感できる」政策の実現を訴える。
野党3人の立候補は与党批判票が分散し、平口に有利に働くとの見方はどの陣営にも共通している。野党各党は終盤戦の23、24日に党幹部を広島市内に投入し、てこ入れを図る=敬称略。(伊藤友一)
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OS5
:2024/10/23(水) 19:34:23
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/obs/1505706?display=1
“保守分裂” 注目の衆院選大分2区 三つ巴の激戦
2024年10月23日(水) 16:39
国内
保守分裂となった衆議院選挙大分2区。立憲民主党・前職の吉川元氏(58)、前大分県知事の次男で無所属新人の広瀬建氏(50)、自民党旧安倍派最高顧問の前職・衛藤征士郎氏(83)による三つ巴となり、激戦となっています。
14選を目指す自民党の衛藤征士郎さんは、派閥の裏金問題で党の処分を受けた逆風の中、自民党公認、公明党推薦と大枠ではこれまでと変わらない態勢で、党本来の組織型選挙を展開しています。
県内で最も広い2区を選挙カーで駆け回り、国会議員歴47年の経験と実績を強調しながら支持を訴えています。
衛藤征士郎候補:
「石破総理と一緒に国を守る地方を守る国民を守る。そういう立場でしっかりがんばっていきます」
「新しい地方創生、地方再生、それは地方経済の建て直しだ。『私は即戦力、いま政治家・衛藤征士郎働き盛り』こういうことでみなさんに訴えている」
前回654票差で敗れ、比例復活を果たした立憲民主党の吉川元さんは、5回目の出馬となります。今回も労働組合を中心に支援を受けながら野党勢力を結集させた戦いで、選挙区での初勝利を目指します。
政治とカネの問題を巡る政権の対応を強く批判し、大分から政権交代ののろしをあげたいと訴えます。
吉川元候補:
「今の自民党に政権をこれ以上委ねるわけにはいきません。政権交代を成し遂げなければなりません」
「地方が非常に疲弊をしている。地方の中小企業を元気にしていく。あるいは農林水産業に力を入れていく、そして人を大切にしていくことをしっかり訴えていきたい」
無所属の広瀬建さんは、25年務めた神戸製鋼所を辞めて国政に初挑戦です。父は広瀬勝貞前知事、祖父は郵政大臣を務めた広瀬正雄氏。日田市を拠点に選挙区をくまなくまわり、支持拡大を図っています。
自民党の公認は得られませんでしたが、推薦する保守系団体や広瀬家の支援者の後押しを受けて初当選を目指します。
広瀬建候補:
「組織のない私ですので、本当にみなさま一人ひとりの力が本当に必要になってきます」
「一次、二次、三次といろんな産業がありますが、それをさらに広げて深めて、経済を元気にしないと日本全体がどんどん沈んでいきますので、経済政策をまず真っ先にという思いはあります」
衆院選の県内選挙区では2005年の大分1区以来、19年ぶりとなる保守分裂の構図。各陣営とも支持層を固めつつ、いかに無党派層を取り込むかが選挙戦のカギを握ります。
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OS5
:2024/10/23(水) 19:37:23
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20241021120169
福島県内選挙区最前線ルポ 1区 激戦極める1対1 亀岡氏 組織挙げ「背水の陣」 金子氏 政権批判の受け皿に
2024/10/21 09:46
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県都・福島市を中心とした県北地方を範囲とする福島1区は自民党の前職亀岡偉民(69)と立憲民主党の前職金子恵美(59)が県内唯一の与野党一騎打ちを繰り広げている。2人が議席を争うのは4度目。戦績は亀岡1勝、金子2勝でいずれも接戦だった。選挙は後半戦。ともに地盤としてきた福島、伊達両市と伊達郡に加え、新たに選挙区となった二本松、本宮、大玉3市村での総力を挙げた陣取り合戦は激しさを極める。(文中敬称略)
亀岡は20日、福島市北西部を重点的に回った。「国を動かして復興を成し遂げ、世界に発信する」。演説に自然と力が入る。
金子に敗れた過去2回は比例東北で復活当選できた。今回は小選挙区のみの立候補となった。「負けられない」との思いが陣営を突き動かしている。選挙区全域の行政区ごとに整えた後援会を基盤に展開。若手事業者らによる「政(まつり)塾」の後押しで票の上積みを狙う。自民の元厚生労働相根本匠(73)が築いた旧2区の地盤を引き継ぎ、自民・公明の県議や市村議をフル稼働している。公示後は石破茂首相や加藤勝信財務相が二本松市や本宮市の演説会に駆け付けた。
「県北の与党国会議員がいなくなっては困る」と懸念する農業や商工業、医療などの党友好団体をまとめるのにも余念がない。中央で連立を組む公明党の推薦も受け、「小選挙区は亀岡、比例は公明」と連呼して組織票を固める。背水の陣で前回より3千票多い12万1千票を目指す。
ただ、党派閥による政治資金の裏金問題で幹事長注意を受けたことが影を落とす。関係者は「個人演説会の入りが伸び悩んでいるのは裏金問題が関係しているのではないか」と推し量る。
選対本部長の県議佐藤政隆は「県民生活の安定には亀岡が必要と訴える。(組織票に加え)無党派層も取り込む」と力を込める。
◇ ◇
金子は20日、伊達市、伊達郡に選挙カーを走らせた。「本気の政治改革を実現できるのは私だ」と声を張り上げた。
前回は約5500票差で振り切った。草の根的な活動で輪を広げてきた支援者が支える。ただ、前回衆院選で旧2区のうち1区に加わった地域で立民公認候補が自民公認候補に6千票差で敗れた。金子は非常勤講師を務めた二本松市の旧福島介護福祉専門学校の教え子との縁を生かし、子育て世代への浸透を図る。
連合福島系の労組とつながる地方議員らの動きも活発だと選対幹部は手応えを感じる。政策的に一致する点があるとして共産党県委員会が自主的な支援の方針を示したのに対し、今回はあえて政策合意を結ばなかった。そうした関係が奏功していると陣営はみる。
「苦しむ人のための政治を」と障害者や生活困窮者らの共感を誘う。立民の枝野幸男最高顧問や小川淳也幹事長らの応援を得て政権批判票を掘り起こす。前回より2千票多い12万5千票を目標に掲げた。
懸念は「気の緩み」。報道各社の序盤情勢分析で「金子優勢」と報じられ、一部に「今回も大丈夫だ」との気持ちが芽生えたという。20日に緊急の選対会議を開き、組織を引き締めた。
選対本部長の県議亀岡義尚は「最後まで油断せずに支援の輪を広げる。保守系の取り込みにも総力を挙げたい」と意気込む。
■立候補者
亀岡偉民 69 自民 前⑤
金子恵美 59 ☆立民 前③
(届け出順、敬称略。丸数字は当選回数。☆は比例東北との重複立候補)
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OS5
:2024/10/23(水) 20:17:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f0ea0d56d59560e9fbde8f451a3f9db19480173
衆院選公示後、さえない株価…市場は「与党苦戦」報道を嫌気か 〝政変〟への警戒感強く
10/23(水) 19:10配信
産経新聞
日経平均株価の推移
23日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比307円安の3万8104円で取引を終えた。下落は3営業日連続だが、その日の始値より終値が安く、相場が弱いことを示す「陰線」という値動きになったのは11営業日連続となる。報道機関各社の衆院選情勢調査で与党の苦戦が伝えられ、政権が不安定化することへの懸念が背景にあるとみられる。過去の政権交代前にも、東京株式市場で陰線が続く動きがあったという。
日本時間の22日夜に国際通貨基金(IMF)が最新の世界経済の見通しを公表。今年の日本の経済成長率は前回から0・4ポイント引き下げられ、0・3%となった。米国の成長率は上方修正されたため、円安ドル高となった一方、日本経済の成長性に対する懸念が強まり、23日の東京市場で株が売られた。大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストは、「23日はIMFの見通しの影響が大きかったが、ここ数日、政権の不安定化懸念で日本の投資家が売っている」と指摘する。
木野内氏によると、いずれも政権交代が起きた1993年の宮沢喜一政権の退陣前には8日連続、2009年の麻生太郎政権の退陣前には6日連続で陰線が見られたという。
平均株価は石破茂氏が自民党総裁に選出された後、初めての取引となった9月30日に1910円安と大幅下落したが、10月2日に石破首相が「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と発言した後、上昇基調に転じた。しかし、16日にはオランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングによる業績見通しの下方修正を受け、半導体市況の悪化懸念から730円安に。その後、米国ではエヌビディアなどの半導体株が復調したが、日本では衆院選後の政治状況への懸念もくすぶり、さえない動きが続いている。(高橋寛次)
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OS5
:2024/10/23(水) 21:11:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2cd703491bf6294f2961371edef5173121d97cb
愛媛2区自民候補、小泉氏ら批判 規制緩和「ついていけぬ」
10/23(水) 20:48配
共同通信
衆院選に愛媛2区で立候補した自民党前職の井原巧氏(60)は23日、小泉進次郎選対委員長らを名指しで批判した。愛媛県今治市での街頭演説で、規制緩和への積極姿勢に触れて「自民でも8割は考えが違う。生活に困らないで国会議員になっている人がよくいて、派手なことばかりに目が行く。小泉進次郎とか河野太郎にはついていけない」と述べた。
2人には「勝ち組ばかりが取り巻く」とも語った。
井原氏は派閥裏金事件で幹事長注意を受け、比例代表の重複立候補が認められなかった。愛媛2区には立憲民主党前職の白石洋一氏(61)、日本維新の会の新人梶野耕佑氏(40)も立候補している。
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OS5
:2024/10/23(水) 21:13:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc52231b682250e675589493a112dbe5f630fecb
孤立深める共産 機関紙で立国維を攻撃「野田佳彦氏個人への批判は控えている」
10/23(水) 20:29配信
産経新聞
共産党本部=東京・千駄ケ谷(酒巻俊介撮影)
衆院選の終盤戦に入り、共産党が機関紙「しんぶん赤旗」で野党各党を攻撃している。選挙戦で立憲民主党を含む野党との選挙協力が限定的なことを踏まえ、政権批判の受け皿としての存在感を示したい狙いが透ける。ただ、他党への攻撃は選挙後の関係にも響きかねず、再び孤立を招きそうだ。
しんぶん赤旗が繰り返し取り上げるのが、野田佳彦代表率いる立民だ。共産は野田氏の政治姿勢が保守的などと主張し、今回は積極的な選挙協力には踏み切らなかった。23日付では元立民の国会議員がインタビューに応じ、野田執行部について「安保法制、原発など共闘の原点から外れてきていますが、野党共闘の再構築のために共産党が伸びることが重要です」と批判した。
選挙戦で共産は比例代表を主戦場に据え、比例票650万票、得票率10%以上などを目標に掲げる。機関紙での他党攻撃は、比例票を積み増すための戦略の一環との見方もある。19日付の論評記事では日本維新の会の馬場伸幸代表と国民民主党の玉木雄一郎代表を攻撃。支持層が重なるれいわ新選組にも批判的だ。
ただ、自民、公明両党が過半数を割り込む場合も想定し、立民や国民民主からは選挙後の政局を見据えた発言も相次ぐ。強気な共産に、立民幹部は「仮に議席を増やしても十数人でしょ。国会内で少数政党のままでいいなら、それでいいけど」と突き放した。
共産関係者は「機関紙では立民への政策批判をしている。だが、選挙後の関係もあり、野田氏個人への批判は控えている」と語り、今後の野党政局に一枚かみたいとの思いをにじませる。
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OS5
:2024/10/23(水) 21:14:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/bccc15fe46362025249aabf45e7420bae752903d
【衆院選あきた】3小選挙区で激しい議席争い 「秋田1区」の各候補者の動きを追う
10/21(月) 22:22配信
秋田テレビ
秋田テレビ
衆院選秋田1区には、前職2人と新人2人の4人が立候補している。各候補者の選挙戦を追った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
立憲・前 寺田学氏(48):
「今回の選挙は、国民の皆さんに背を向けた自民党のその背中に、選挙結果をもって厳しい結果をたたきつける。そしてまた、政治を正面から向いた、皆さんに向き合った政治を取り戻していく。そういう大事な選挙だと私は思っています」
立憲民主党の前職・寺田学氏。秋田1区への出馬は今回で7回目だ。
自民党の派閥の裏金問題を受け、政治倫理審査会では疑惑があった議員と対峙(だいじ)してきた。
寺田氏は今回の選挙を「政治とカネの問題を決着させる戦い」と位置付けている。
寺田学氏:
「今、政治に対する不信感が非常に高いと思っています。今回の選挙できっちりとけじめをつけて、前に進む大きい機会にしたいと思ってます」
選挙戦で寺田氏が力を入れているのが「有権者との対話」だ。歩きながら選挙区を回るほか、集会を開いて有権者の声に耳を傾けている。
前回は自民党前職との一騎打ちに敗れた寺田氏。今回は「野党のライバル」が戦いに加わった。それでも寺田氏は、自らの足で支持を広げ、選挙区での議席獲得を誓う。
寺田学氏:
「残すところ数日ではありますが、自分の体力の続く限り、有権者の皆さんに訴えていきたいと思っています」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
維新・新 松浦大悟氏(55):
「人生において選択肢のある、そんな社会を私はつくっていきたい」
参院議員を務めた経験を持つ維新の松浦大悟氏。衆院選は、希望の党から出馬した2017年以来7年ぶりの挑戦だ。
松浦氏は「改革」をテーマに掲げていて、「選択肢の多い秋田を目指す」と訴える。
松浦大悟氏:
「地元の資源を生かしたアイデアでもって、若い人たちがスタートアップできるような、そんな環境を整えていかなければならないと思っています」
松浦氏は「維新」の一員として活動している約2年間、ほぼ毎日街頭に立っている。加えて選挙戦では、選挙区をくまなく回り、支持を呼びかける。
松浦氏は、政治改革をはじめ、社会保険料の減額や教育の無償化など8つの政策を公約に掲げ、無党派層の取り込みを狙う。
「頑張ってください、応援していますので」と声をかけてくれた有権者に、松浦氏は「ありがとうございます。なんとか秋田を変えるために頑張りますのでよろしくお願いします」と応えていた。
松浦大悟氏:
「秋田市民の皆さんの顔を見て、しっかりと話を聞くということだと思います。自分の一方的な主張ではなくて、思いを受け止めるというところに重きを置いて活動しています」
自身を「自民党」でも「立憲」や「共産」でもない「第4の選択肢」と話す松浦氏。17年ぶりの国政復帰を目指し、戦い抜く。
2735
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:14:57
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「絶対勝つぞ!絶対勝つぞ!」
5回目の当選を目指す自民党の冨樫博之氏。2012年から選挙区で自民党の議席を守り続けてきた。
選挙戦では、前職としての実績を強調するとともに、地元の県議の協力を得るなど組織力をフル活用して、企業や団体訪問に力を入れている。
今回の選挙で争点の一つとなっているのが「政治とカネ」について。冨樫氏は「政治改革の必要性」を訴える。
自民・前 冨樫博之氏(69):
「どこの社会でもペナルティがありますよ、必ず。会社でも、スポーツでもそうじゃないですか。ルールを守らない国会議員はもう退場してもらうしかない。辞めてもらう」
菅義偉元首相:
「政治不信に関わることがあったことを、国民の皆さんに心からおわびを申し上げます」
19日は湯沢市出身の菅義偉元首相が応援に駆け付け、信頼回復に向けて「党が変わること」を約束した。
冨樫博之氏:
「厳しいと思っています。だから、あとこの1週間が勝負だと思いますので、全身全霊で頑張っていきますので、よろしくお願いいたします」
冨樫氏は組織の手厚い支援を受けながら、さらなる票の上積みを狙う。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
共産・新 鈴木知氏(47):
「自民党の政治が続く限りは政治は変わりません。政治を変えるためには、今の政治の構造を大本から変えていく、このことが必要です」
共産党の鈴木知氏は、15年ぶりに衆院選に名乗りを上げた。秋田市議会議員の経験がある鈴木氏だが、選挙戦のポイントは「広く知ってもらうこと」だと話す。
鈴木知氏:
「新人・挑戦者という立場なので、政策を正々堂々と訴えていこうという気持ち。これまでもそういう気持ちでやっていましたが、そこは変わらないでやりたいと思います」
選挙戦で鈴木氏は、国道など多くの人が行き交う場所に立ち、マイクを握る。
演説の回数は1日10回以上。その中で鈴木氏が強く訴えていることは「政治とカネ」についてだ。
また、賃金の引き上げや消費税の減税などを公約に掲げ「暮らしに寄り添う姿勢」を強調する。
共産・志位和夫議長:
「皆さんの暮らしを応援して、経済を良くし、景気を立て直す。この政策にチェンジをしようではありませんか」
19日は党の志位和夫議長が秋田を訪れ、党の支持を訴えるとともに、鈴木氏を後押しした。
鈴木知氏:
「地方と東京の格差が大きいので、地方にこうやって足を運んでもらえるのは本当にありがたいことだと思います。最後まで声がかれるまで政策を訴えて頑張りたいと思います」
鈴木氏は、今の政権に不満を持つ人に訴え続ける。
秋田テレビ
2736
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:15:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/130f8388f44ac7f6de6dd09d779ed5f44832076d
【衆院選あきた】3小選挙区で激しい議席争い 「秋田2区」の各候補者の動きを追う
10/22(火) 19:20配信
秋田テレビ
秋田テレビ
衆院選秋田2区には、前職と新人2人の3人が立候補している。各候補者の選挙戦を追った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自民・新 福原淳嗣氏(56):
「かねてより自民党は、政治は国民のものと掲げておりました。ならばいま一度、自民党は原点に立ち返らなければなりません」
前の秋田・大館市長の福原淳嗣氏。自民党の公認を得て、初めて国政に挑んでいる。
福原氏は今回の選挙戦を前に、15市町村に後援会組織を立ち上げた。組織の支援を受け、市町村長や県議とともに選挙カーを走らせるほか、公示後初めての日曜日・20日には「20年来の友人」という自民党幹事長代行の福田達夫氏が応援に駆け付けた。
自民党の派閥の裏金事件を受け、福原氏は「自身に向けられる有権者からの目が厳しくなった」と話す一方で、「いまこそ政治改革のとき」と力強く訴える。
そんな福原氏を突き動かすのは「仲間」の存在だ。気心知れた仲間との時間。そして、有権者からの声を励みに選挙戦を展開している。
福原淳嗣氏:
「市長辞めてまで頑張れよという声もいくつかいただいて、涙が出るくらいうれしかった。ぎりぎりまで頑張りますので、どうか最後まで厳しい選挙です。皆さま方のご支持賜りますよう、ご声援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」
福原氏は、組織の力強い支援を受けながら、さらなる票の上積みを狙う。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
立憲・前 緑川貴士氏(39):
「政権交代でしか日本の政治を新しくすることはできません。膿(うみ)を出し切るための徹底した真相解明は必要ですし、その上で、これ以上政治の腐敗が起きないような再発防止策をしっかりと打ってまいります」
立憲民主党の前職・緑川貴士氏。前回選挙では、自民党のベテラン議員との一騎打ちを制し、初めて選挙区の議席を獲得した。
選挙戦で緑川氏は、学生時代から取り組んできた陸上競技の経験を生かし、自らの足で地域を駆け回っている。走って走って走って有権者のもとに駆け付け、一人一人と対話する時間を持つことを心がけている。鍛え上げた脚力と体力に自信をのぞかせる緑川氏だが、公示後は日々の気温の変化に悩まされているようだ。
緑川貴士氏:
「夏じゃないですけど、結構喉が渇く暑さ。3枚着ているんですよ。すみません、汗だくで。ちょっと後悔しています」
このほか、緑川氏が欠かさないことの一つが街頭に立つこと。選挙戦でも朝晩のルーティンとなっている。緑川氏は「選挙戦が進むにつれ、有権者の期待の高まりを感じている」と話しながらも、自身を「挑戦者」と位置付ける。
緑川貴士氏:
「相手は新人とはいえ、あくまでもそこは与党側にいらっしゃるので、地域をより良くできるのはどちらか。そこもしっかり勝負をしていくという意味では、常に挑戦者であると思っています。残りの期間は特に大事に、1日1日を大切に過ごしながら、残りの期間、駆け抜けていきたいと思っています」
緑川氏は、きめ細かく選挙区を回り、無党派層の取り込みを狙う。
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共産・新 山内梅良氏(76):
「皆さん、今度のこの選挙でどの党が伸びれば裏金を無くし、そしてきれいな選挙が、きれいな政治ができるかどうか。私は皆さんに、ぜひ日本共産党をご理解いただきたいと思うのです」
2回目の国政選挙挑戦となる共産党の新人・山内梅良氏。山内氏は、秋田市雄和出身。今回の選挙区にゆかりはないものの、街頭から力強い訴えを続けている。特に多くの時間を費やしているのが、物価高対策や暮らしの向上についてだ。
山内梅良氏:
「私たち日本共産党は、東京も秋田も全国一律に同じ賃上げ、これを政府の責任でやろうかと話しています」
短期決戦となっている選挙戦。山内氏は「有権者の声が力になっている」と話す。
山内梅良氏:
「やっぱり政治をきれいにできるのも日本共産党。大企業から1円ももらっていないし、政党助成金も受けていない。本当に皆さんの心に寄り添って、皆さんとともに新しい政治をつくる。これをやりたいと思います」
山内氏は、支持拡大を目指し訴え続ける。
秋田テレビ
2737
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:15:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa882203f64de5524223b3a2eaeb3254b3822693
【衆院選あきた】3小選挙区で激しい議席争い 「秋田3区」の各候補者の動きを追う
10/23(水) 20:29配信
秋田テレビ
秋田テレビ
衆院選秋田3区は、前職と元職、新人2人の合わせて4人が立候補し、論戦を展開している。各候補者の選挙戦を追った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
共産・新 藤田和久氏(75):
「軍拡や大企業へお金が回るために、国民の暮らしや福祉・教育には予算が回らない。こういう大企業応援政治、これを切り替える政治にしなくてはならないと思います」
共産党の新人・藤田和久氏は、大仙市議会議員を務めた経験を持つ。藤田氏が今回の選挙戦で多くの時間を使うのが街頭演説。「自民党政治からの脱却」を訴える。
藤田和久氏:
「街頭宣伝でたまに2、3人出てきてくれて、声をかけてくれる。『もっと自民党を批判してもらいたい』という人が3人もいた。それだけ自民党におきゅうを据えてほしいという声があることが分かりました」
藤田氏が心がけているのは、日々生活する中での経験を有権者に伝えることだ。
藤田和久氏:
「金融緩和策でゼロ金利にして、いま円安です。円安になったら輸入品が物価高になりました。国民生活大変です。それに輪をかけているのが消費税です。国民が苦しんでいるのに、経済対策、何もしてくれません。これが経済無策です」
藤田氏は、街頭から訴え続けることで支持拡大を図る。
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立憲・新 小川幾代氏(39):
「やる気や勇気や挑戦がかなう社会になれば、地方から声を上げれば、地域が明るくなる、地域の活性化がされていくと考えています」
立憲民主党の新人・小川幾代氏は、由利本荘市議を辞職して今回の選挙に挑んでいる。
小川氏は県内選挙区で唯一の女性候補。「古い政治から脱却する」と訴え、女性や若い世代を中心に支持を呼びかける。
有権者(女性):
「頑張って、頑張って。子どもたちのために頑張って」
小川幾代氏:
「背広を着た男性陣ばかりだった政治の社会に、新しい女性の風を吹かせたい」
小川氏が力を入れていることの一つがSNSなどでの活動。若い世代に政治に興味を持ってもらうのが狙いだ。小川氏は手応えを力に変え、戦い抜く。
小川幾代氏:
「若い人たちからの反応がすごく良いなという感触がある。そしてその声は『今の政治変えてほしい』というお願い。切実なる気持ちが直接私の方に届いているので、ありがたいと思うのと、この政治変えようという気合に変わっていっています」
2738
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:16:02
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
国民・元 村岡敏英氏(64):
「結果が出せない。本当に申し訳ない。じくじたる思いがあります。ただ私には大きな財産ができました。秋田県全域の人たちの話を聞き、語り合いました」
国政返り咲きを目指す国民民主党の村岡敏英氏。党の手厚い支援を受けながら、くまなく選挙カーを走らせる。
公示日には、党の榛葉賀津也幹事長が駆け付けた。
国民・榛葉賀津也幹事長:
「この選挙、最も大事な選挙区はどこか、この秋田3区であります」
翌日には、玉木雄一郎代表が応援に駆け付けた。
国民・玉木雄一郎代表:
「農政・農業の現場の声をしっかり分かった人、私は村岡氏とかつて一緒に働いていたので分かっているので、農業者の声をしっかり国政に届けてもらいたい」
村岡氏が強く訴えるのは、自然エネルギーの可能性だ。
村岡敏英氏:
「秋田は地熱、太陽光、風力、洋上風力、全国でナンバーワンの自然再生エネルギーを生み出すことができます。エネルギーあるところに新たな産業が生まれる」
人口減少と少子高齢化を秋田の課題に挙げる村岡氏。さまざまな政策を訴えながら無党派層の取り込みを狙う。
村岡敏英氏:
「例えば教育の環境やがんセンターなどを総合的に進めることで、秋田は必ず変われるということを訴えていきたい」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
自民・前 御法川信英氏(60)
「本当に一から出直すつもりでやらなくては、自民党はもちろん駄目になってしまうし、ひいては国が駄目になってしまう」
自民党の前職・御法川信英氏。党のほか、支援企業や団体の協力を得て選挙戦を展開している。
前半戦では、党の組織運動本部長・小渕優子氏とともに支持を訴えた。
自民・小渕優子組織運動本部長:
「私の敬愛する大好きな御法川先生が、この地元で本当に苦しい厳しい戦いをしている。御法川さんなくして国会は回らない」
選挙の最大の争点は「政治の信頼回復」と話す御法川氏。強い覚悟で選挙戦に臨んでいる。遊説では、地域の実情に合った政策を訴える。
御法川信英氏:
「洋上風力、これは国家政策としてやっていかなければならない。しかし、このことは地場の皆さんの漁業に大きな大きな影響を与えます。スピード感をもって、私必ず取り組ませていただきたい。あの豪雨でしたから、激甚災害指定というのを数週間後に、これは極めて早かったと思います。日本の農業を永続できるために、何をしなければいけないのか」
イベントでは高校生と意見を交わす場面が見られた。
御法川氏:
「完全無農薬、いいと思う。だけどやっぱり農薬使うのと全然違うか?」
農業高校生:
「はい、虫とか草とか多いので」
御法川氏はさまざまな声に耳を傾けながら、あらゆる世代で支持拡大を狙う。
秋田テレビ
2739
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:17:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/f54d3fb805ca4ee0d5c0dfa2f457d22642ee2c9d
【衆院選あきた】中盤情勢 秋田1区は前職2人が横一線で競り合う
10/21(月) 20:29配信
秋田テレビ
秋田テレビ
秋田県内3つの小選挙区で論戦が展開されている衆議院議員選挙は、後半戦に入った。FNNは世論調査で中盤の情勢を探った。21日は秋田1区を見ていく。
秋田1区には、立憲民主党の前職・寺田学氏、日本維新の会の新人・松浦大悟氏、自民党の前職・冨樫博之氏、共産党の新人・鈴木知氏の4人が立候補している。
FNNは20日までの2日間に、電話とオンラインによる情勢調査を実施し、全国の有権者約14万人が回答した。
秋田1区は、立憲民主党の寺田氏と自民党の冨樫氏が横一線で激しく競り合っている。
維新の新人・松浦氏と共産党の新人・鈴木氏は支持の広がりが限定的だ。
一方で、約3割の有権者が投票先を「決めていない」もしくは「分からない」としていて、情勢は変わる可能性がある。
秋田テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f847898bc809ba364f3d925477d7ca6d6a10f54
【衆院選あきた】中盤情勢 秋田2区は立憲・前職と自民・新人が横一線の争い
10/22(火) 19:11配信
秋田テレビ
秋田テレビ
秋田県内3つの小選挙区で論戦が展開されている衆議院議員選挙。FNNは世論調査で情勢を探った。22日は秋田2区を見ていく。
秋田2区には、自民党の新人・福原淳嗣氏、立憲民主党の前職・緑川貴士氏、共産党の新人・山内梅良氏の3人が立候補している。
秋田テレビは、電話とオンラインによる調査とこれまでの取材をもとに情勢を探った。
秋田2区は、立憲民主党の緑川氏と自民党の福原氏が横一線で争っている。
山内氏は支持の広がりが限定的だ。
一方で、約3割の有権者が投票先を「決めていない」もしくは「分からない」としていて、情勢は変わる可能性がある。
秋田テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c5f11809296ed39b15f1be453a0e70f4980c53f
【衆院選あきた】中盤情勢 秋田3区は国民・元職と自民・前職が横一線の戦い
10/23(水) 18:58配信
秋田テレビ
秋田テレビ
秋田県内3つの選挙区で論戦が展開されている衆議院議員選挙。FNNは世論調査で情勢を探った。23日は秋田3区を見ていく。
秋田3区に立候補しているのは、共産党の新人・藤田和久氏、立憲民主党の新人・小川幾代氏、国民民主党の元職・村岡敏英氏、自民党の前職・御法川信英氏の4人。
秋田テレビは、電話とオンラインによる調査とこれまでの取材をもとに情勢を探った。
秋田3区は、国民民主党の村岡氏と自民党の御法川氏の横一線の戦いが続いている。
立憲民主党の小川氏は追い上げを図っている。
共産党の藤田氏は支持の広がりが限定的だ。
一方で、2割以上の有権者が投票先を「決めていない」もしくは「分からない」としていて、情勢は変わる可能性がある。
秋田テレビ
2740
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:22:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/721b4f719b91aa16ea80870f5f6f7a88c329d583
<衆院選>今回から”区割り変更”「宮城1区」は”三つ巴”の戦い 候補者3人の主張
10/22(火) 22:00配信
ミヤギテレビ
27日に投開票が行われる衆議院選挙。
「宮城1区」について、お伝えする。
この「宮城1区」の特徴は、1票の格差是正のため、今回の衆院選から”区割り変更”の対象となった。
今回は、以前「宮城3区」だった仙台市太白区の秋保地区が入って、仙台市の青葉区・太白区の全域が選挙区となった。
ミヤギテレビ
有権者数は、東北で2番目の約44万7000人。
都市部の特徴としていわゆる無党派層が多いと言われるこの選挙区で、有権者はどんなことを政治に求めているのか、聞いてみた。
29歳男性
「(Q支持している政党はありますか?)特にないです。これだけ物価高が騒がれているので、国民のことを考えてくれている政党がいい」
ミヤギテレビ
28歳女性
「子どもがいるので、子育てに関して言っている人は特に見ちゃう。3人っていいよねってなるけど、時代が…諦めなきゃいけないのかなと思っています」
55歳男性
「(政治を)クリーンにするのであれば何より」
29歳男性
「政策とかもありますけど、最終的には熱意ややる気を持っている方を応援したい」
ミヤギテレビ
この「宮城1区」で争うのが、3人だ。
それぞれ”無党派層”への浸透をポイントにあげるなか、どのような訴えを届けているのか。
ミヤギテレビ
岡本章子候補
「政権交代こそ、最大の政治改革です」
立憲民主党の前職・岡本章子候補(60)。
仙台市議会議員を5期務めた後、2017年に国政の世界に飛び込んだ。
イメージカラーは“幸せを呼ぶ”というイエロー。
岡本章子候補
「おはようございます。18歳から投票できますよ。(高校生に対して)ありがとう」
朝の街頭活動で声をかけるターゲットは”学生”だ。
岡本章子候補
「(Q高校生とかに意識的に声かけている?)そうですね、ここ高校生多いので、高校生に少し関心持ってもらいたいなって」
これまで、不妊治療の保険適用や児童手当の受給期間延長など、子どもや若者に向けた政策に力を入れてきたという岡本候補。
今回の選挙戦でも、大学や専門学校の学費無償化や奨学金の返済支援を公約に掲げる。
これまでの衆院選では、2度にわたってこの選挙区で土井候補に敗れ、いずれも比例復活での当選。
今回の選挙戦では、周囲から「優勢」との声も聞こえてくるそうだがー。
岡本章子候補
「実感としては、そんな楽勝なんて全く思えない選挙。さらに緊張感をもって最後までがんばります」
有権者一人一人に駆け寄り、支持を訴える。
岡本章子候補
「子どもたちのためのチャンスを奪いとるような政治ではなくて、次代を担う若者が明日はよくなるよね、あしたは自分にもチャンスがあるよね、そう思える国づくりを岡本章子にさせていただきたいと思います」
2741
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:23:05
そして、自民・立憲の候補者が並ぶ「宮城1区」で”第3の選択肢”を目指すのが日本維新の会の新人・高橋浩司候補(61)。
高橋浩司候補
「古い政治を抜本的に変えていかない限りこの国を守っていくことはできない」
街頭演説では、自民党による「政治とカネ」の問題を厳しく追及。社会保険料の負担軽減や、企業・団体献金の禁止など徹底的な政治改革を行い、「市民政治」の実現を訴える。
高橋浩司候補
「物価問題もありますけれど、根本はしっかり政治が手を打っていないことにありまして、まずここをしっかり壊して、税金は納めた人に直接戻す、市民政治を取り戻していこうと」
神奈川県鎌倉市で28年間市議会議員を務めた高橋候補は、去年10月宮城県に移り住んだ。
知り合いもいない、企業や団体の後ろ盾もないなか、1年間地道に街頭活動を続けてきたと言う。
高橋浩司候補
「街頭演説は私たちからすると修行の場」
初挑戦となる国政選挙は、一緒に仙台にやってきた家族と臨む戦いでもある。
高橋候補の妻・洋子さん
「急に(解散)決まっちゃいましたんでバタバタ。家族一丸にならないと乗り越えられないので頑張っています」
一人でも多くの有権者に訴えを聞いてもらおうと、高橋候補は街頭に立って演説を続ける。
高橋浩司候補
「企業や団体と癒着をしない、しがらみを作らない、この政治を行っていかない限り、利権政治をぶち壊すことはできない」
そして、前回を含め、これまで「宮城1区」を5度制した自民党の前職・土井亨候補(66)。
土井亨候補
「自民党の国会議員として、政治資金の問題関わらなかった、 関わりはなかったと逃げるつもりはありません。私は政治資金を集めるようなパーティーは、今後一切やりません」
いわゆる「裏金問題」には関わっていない、という土井候補だが、選挙戦では逆風を感じているようだ。
土井亨候補
「劣勢ですからもう…泣きたくなってくる」
選挙戦では、「地域の元気が日本の元気」として、地域経済への集中的な支援や社会保障制度の充実などを訴える土井候補。
これまで国土交通副大臣や復興副大臣を歴任し「災害に強い国づくり」に尽力してきたという土井候補だが、自分の実績をアピールするのは少し苦手…。
土井亨候補
「あんまり(自分の実績)言わないタイプだから」
そんな土井候補の背中を押すように、石破総理をはじめ総裁選で推薦人も務めた高市氏。そして、宮城県議時代からの付き合いという村井宮城県知事や、かつては国政の座を争った郡仙台市長も応援にかけつけた。
この日、土井候補が演説の場所として選んだのは仙台市青葉区の大倉地区。「地域の頑張る姿がここにある」と、自らの主張を重ねた。
土井亨候補
「今しっかりと日本の地域社会を作り直さなければならない。皆さん方が安心して仕事ができるようにしっかりと結果を出していく」
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OS5
:2024/10/23(水) 21:33:35
https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=676fe9e8ea30456c9a74b22d872cedc6
公明、共産、社民 存在感発揮に苦慮 県内の比例票 衆院選長崎
2024/10/18 [10:25] 公開
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「比例区は公明党」と記したステッカーを貼る自民候補の選挙カー=長崎市内(写真は一部加工)
「比例区は公明党」と記したステッカーを貼る自民候補の選挙カー=長崎市内(写真は一部加工)
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衆院選で公明、共産、社民の老舗3党が比例票獲得に向けた存在感発揮に苦慮している。長崎県内小選挙区で自民党に対する立憲民主党や国民民主党、日本維新の会の戦いぶりに注目が集まり、連立与党の公明は独自色のアピールに懸命だ。共産、社民は他党の陰に隠れないよう票の掘り起こしを狙う。
「目標の比例4議席を獲得するには100万票が必要。今はまだ2議席分しか見えていない」。公示直前、佐世保市であった自公合同の総決起大会。公明県本部副代表の大塚克史佐世保市議は壇上で危機感をあらわにした。
公明が比例九州で4議席を獲得したのは2000年以降の8回の衆院選のうち2回のみ。約104万票を獲得した前回21年は4人目が定数20の20番目にどうにか滑り込んだ。22年の参院選では全国比例で目標に据えた800万票に届かず、支持者の高齢化や支持母体である創価学会の組織力低下も指摘されている。
今回はさらに自民派閥の裏金事件が影を落とす。公明関係者によると、事件への支援者からの不満は根強く「クリーンな党を標ぼうしてきたのに、同じ穴のむじなと思われる」「2区の不記載候補を含めて推薦を出すのは擦り寄り過ぎだ」との嫌悪感も渦巻く。
一方で自公をつなぐ「かすがい」となってきたのはほかならぬ選挙でもある。選挙至上主義とも言える姿勢で相互依存を深め、今や公明が比例九州で目標を達成するには自民支持層の取り込みが欠かせない。「09年の政権転落が教訓だ。なりふり構ってはいられない」。公明関係者は言う。
そこで今回「より一層の協力態勢」(川崎祥司県本部代表)を敷くため、自民候補3人の後援会側から公明に推薦状を出すという「これまで聞いたことがない」(自民関係者)取り組みを試す。そもそも公明内には「自民からの票が期待通りに入っていない」との声がくすぶる。実際、前回衆院選の県内比例票で公明の約9万7千票は自民の半分にも満たない。
自民陣営には「票を確約する証文を出せ、と脅す行為だ」と反発する声があるが、公明幹部は意に介さない。「まだまだ自民から票をもらう余地はある。県内比例で12万票は取りたい」とそろばんをはじく。
「もしかしたら九州・沖縄で持っている1議席も厳しい」。共産の中西敦信長崎市議は公示前の決起集会で、こう現状分析した。自民派閥の裏金問題などをいち早く追及するなど戦う条件は悪くないとされる共産。ただ短期決戦の中、県委員会の原口敏彦委員長は「前回衆院選などと比べ運動量が追いついていない」と焦りを口にする。
県内の比例目標を4万6千票に設定。これは2議席を獲得した14年衆院選を3千票上回る強気の設定だ。中西市議は「残りの期間で現状打開する」と語る。
社民は埋没感を懸念する。前回衆院選で県内比例は約1万5千票を獲得したが、旧民主党への政権交代が起きた09年衆院選で獲得した3万8千票の4割に満たない。今回は1万7千票を目標にしているが、支持者の高齢化や労組離れは否めない。県連幹事長の坂本浩県議は「作戦という作戦はない。限りなく近づけるように頑張るとしか言えない」と話す。
2743
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OS5
:2024/10/23(水) 21:36:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/194af2533b054fb0b0deaa427a43f1f6b6fbe9af
【衆院選リポート】宮崎2区 自民、国民、共産 前職同士の戦いに新人1人が加わる構図
10/23(水) 19:31配信
宮崎2区は12年ぶりの前職同士の対決に新人が加わる選挙戦となっています。
(今栖那菜記者)
「2期目を狙う長友候補、今回は選挙区での当選を目指します。」
国民民主党・九州比例区前職の長友慎治候補は、この3年で各地区での後援会組織を立ち上げ選挙態勢を作ってきました。
(国民・前職 長友慎治候補)
「手応えはあります。次も議席を獲得し、皆さまの課題を一緒になって解決していきたい。」
長友候補は農業の担い手不足の解消や子牛価格の上昇、食料自給率の向上などを訴えます。
(国民・前職 長友慎治候補)
「自民党の皆様が拾わない、弱い立場の皆様の声こそ国会や国政に届けていく。経済政策として、畜産や農家の皆さんたちの課題を解決していくということも訴えていきたい。」
新富町に航空自衛隊新田原基地がある宮崎2区。安全保障については、同盟国との連携は積極的に図るべきとの考えを示す一方で…
(国民・前職 長友慎治候補)
「私達が知らないところで訓練が行われたり、知らないところで話が進むということがあってはならない。そこに対しては政治家としてもしっかり発言をしていかないといけないと思います。」
長友候補は選挙戦で、政権交代と世代交代を訴えています。
(秦萌)
「新人の白江候補は、前職2人とは違う存在感を示し、受け皿になりたいという思いからの出馬です。」
共産党・新人の白江好友候補は行き詰った自民党政治を変えたいと訴えます。
(共産党・新人 白江好友候補)
「ぜひ日本共産党を伸ばしていただきまして、日本を変える、政治を変える、この力にしていこうではありませんか。」
最低賃金1500円や社会保障の充実などを訴え、延岡市上空でのオスプレイの低空飛行問題を批判し、憲法9条に基づく平和外交を訴えます。
(共産党・新人 白江好友候補)
「軍事対軍事があおられるばかりで、この東アジアでどうやって日本が平和を作っていくのかということを、日本共産党以外は語っておりません。憲法9条に基づく平和外交で、この東アジアを平和な地域にしていくと、戦争を起こさないことが政治の役割だということをぜひ訴え抜きます。」
(秦萌)
「8期目を目指す江藤候補。これまでにない危機感と緊張感を持ちながら選挙戦に臨んでいます。」
(自民党・前職 江藤拓候補)
「無派閥でずっとやってきた私が自民党を立て直します。」
自民党・前職の江藤拓候補。応援で全国を飛び回った前回とは違い、今回は地元をくまなく回っています。決起大会では、日本を取り巻く国際情勢を危惧し防衛力を強化し不測の事態に備える必要性を訴えます。
(自民党・前職 江藤拓候補)
「日本は戦争する国であってはなりません。しかし、巻き込まれる可能性あるんだと。そのためにはですね、必要な備えもあるんだということをですね、地道に訴えていくしかないと思っています。周辺基地対策。これはですね、増額した防衛予算の中でしっかり面倒を見る必要があります。」
また生産年齢人口の減少を懸念し、思い切った子育て支援策に取り組みたいと力を込めます。
(自民党・前職 江藤拓候補)
「子供が増えれば増えるほど、税金が減るN分N乗方式。これをですね、何とか導入したい。若者たちには、夢を見ることのできる未来を拓く。そしてお年寄りには安心して暮らせる老後、それを実現したいということを訴えて選挙を戦っています。」
テレビ宮崎
2744
:
OS5
:2024/10/23(水) 21:36:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b1caf65944f561a03799ffe96655d638d6dcbdb
【衆院選リポート】宮崎1区 立憲、自民、維新、参政 前職同士の戦いに新人二人が加わる構図
10/22(火) 19:06配信
テレビ宮崎
衆議院選挙の投票日まであと5日。宮崎1区には4人が立候補しています。
(早瀬純哉記者)
「物価対策や被災地のいち早い復興が強く求められている宮崎1区。前職同士の戦いに新人二人が加わる構図です。」
自民党・前職で5期目を目指す武井俊輔候補。党の政治資金問題や自身の不祥事で失った信頼を取り戻す選挙と捉えています。
(自民・前職(九州比例区)武井俊輔候補)
「私は政治生命をかけて、お返しをしていかなければいけない。」
岸田前総理が応援に駆け付けた決起集会では、8月の台風10号での激甚災害指定の実績を強調しました。
(自民・前職(九州比例区)武井俊輔候補)
「まさに岸田総理の英断で、激甚災害を獲得することができました。大事なことはこれからきちんと補正予算をつけて、しっかりとそれらの方が最後の1人まで生活再建をしていく。まだこれが終わっていないんです。」
参政党・新人の滋井祐香候補。子供の教育環境の改善などを訴えています。
(参政・新人滋井祐香候補)
「政治のプロの方と比べたら、経験もないし何もないと思われるかもしれない。そこが弱みでもあるけど、そこが一番の強みであって、国民目線の言葉でちゃんと伝えることができるし、国民が思っていることも本当に一緒だと思う。」
一児の母でもある滋井候補は子育て世代の女性を中心に「政治に関心を持ってほしい」と呼びかけます。
(参政・新人滋井祐香候補)
「子供の未来を本気で考えなければいけません。だからこそお母さんが政治に関わっていく。自分事として捉えていくことが大切なんです。」
衆院選6度目の立候補となる、日本維新の会・新人の外山斎候補は保守層の受け皿になることを目指しています。
(維新・新人外山斎候補)
「政治家自らがどれだけ徹底し身を切る改革を行う事によって、国民の理解を得られるか。」
(維新・新人外山斎候補)
「果たして自分たちの子や孫のことを考えた時に、今のような政治の在り方で良いのかなという風に疑問を感じております。」
外山候補は企業団体献金の廃止を掲げ、「政治とカネ」の問題解決に取り組む姿勢です。
(維新・新人外山斎候補)
「今回の選挙戦で何度も伝えておりますけど、やはり政治の信頼というものが異常なほど失墜しておりますので、まずは政治の信頼を回復するということを最優先にする。」
立憲民主党・前職の渡辺創候補は2期目を目指します。
(立憲・前職渡辺創候補)
「宮崎の皆さんの本音。本当の宮崎の思いを示した結果であったということを是非とも今度の衆議院選挙でもしっかりと結果を出すことによって、本物の思いであったということを是非皆さんに証明していただきたい。」
賃金が上がらない中での物価高について経済的に苦しい環境にある人に迅速な対応するための給付が必要と考えています。
(立憲・前職渡辺創候補)
「宮崎の経済を支えているのは中小企業、幅広い地場の皆さん。賃上げがそこまでおよばないとなかなか多くの皆さんの暮らしに結び付くことになりませんので、そのために何の工夫をすべきかということを考えていくべきだと思っています。」
渡辺候補は「現職としての3年間の実績が問われる選挙」ととらえています。
テレビ宮崎
2745
:
OS5
:2024/10/23(水) 22:24:39
合計 公示前 追記中間値
自民171-225(256) 198
立憲126-177(098) 151
維新029-040(043) 034
公明023-029(032) 026
共産007-009(010) 008
国民023-029(007) 026
れい006-007(003) 006
社民____001(001) 001
参政000-001(001) 000
みん----000(000) 000
諸派001-006(000) 003
無所010-017(014) 013
中間値で
自民198+公明26=224議席
自民非公認系無所属いれて過半数行くかどうか・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0fe958c04148ee8a700c84e244787577f336be1
自民200議席下回る可能性 選挙区40超で競り合い 終盤情勢調査
10/23(水) 21:12配信
毎日新聞
毎日新聞は22、23の両日、第50回衆院選(定数465=小選挙区289、比例代表176)の27日投開票を前に特別世論調査を実施し、取材を加味して終盤情勢を探った。連立政権を組む自民党と公明党は15、16日調査の序盤から失速し、過半数を維持するか微妙な情勢だ。派閥裏金事件の逆風を受ける自民の苦戦が目立ち、単独過半数(233議席)を割り込み200議席を下回る可能性もある。立憲民主党は公示前の98議席から大幅増、国民民主党は議席倍増の勢いだ。
調査では小選挙区で4割弱が投票態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性がある。
自民は序盤、域内全ての小選挙区で優勢な県が七つあったが今回は山形、鳥取、高知、熊本の4県に減った。全289小選挙区のうち優勢は110程度で、40以上の選挙区で激しく競り合う。比例代表でも序盤の勢いは失われ、60議席前後にとどまる公算が大きい。小選挙区と比例を合計した推定獲得議席は171〜225。
公明は候補者を擁立した11小選挙区のうち4選挙区で優勢を維持するが、4選挙区が接戦で、埼玉14区に立候補した石井啓一代表も激戦が続く。比例と合わせ、公示前の32議席を確保できるかは見通せない。
立憲は北海道、宮城、福島、新潟、佐賀などで優位に立つ選挙区が多く、議席の大幅な上積みを視野に入れる。比例も前回の39議席から積み増すのは確実だ。
日本維新の会は地盤の大阪で優勢な選挙区が増える一方、比例は伸び悩んでいる。全体で公示前の43議席に届かない可能性がある。
共産党は沖縄の1選挙区を接戦に持ち込んだ。比例は前回(9議席)を下回りそうな情勢が続いている。
国民民主は全国的に勢いが増しており、全体で公示前の7議席からの3倍増もうかがう。
れいわ新選組は公示前(3議席)から倍増の勢いを維持。社民党は公示前と同じ1議席を確実にした。参政党は議席獲得の可能性を残している。政治団体「日本保守党」は複数議席を確保しそうだ。【影山哲也】
2746
:
OS5
:2024/10/23(水) 22:38:51
https://www.asahi.com/articles/DA3S16063183.html
(ルポ激戦区 2024衆院選:1)公認なき戦い、揺れる「帝国」 裏金・教団問題、街頭ではヤジも
2024年10月20日 5時00分
衆院選の公示の1週間ほど前。東京都八王子市に住む古参の自民党員の男性に、同市の大半が入る東京24区で立候補する萩生田光一氏(61)から電話がかかってきた。
萩生田氏とは旧知の仲だが、数年間、疎遠だった。突然の電話に驚きつつ、こう告げられた。
「あんたとはねじれちゃってるけど、頼む。(職場を)回ってくれないか」。仕事関係の知人に支持を呼びかけてほしい、という依頼だった。
15日に公示された衆院選で大きなテーマと位置づけられているのが、自民党派閥の裏金問題だ。
その最大の舞台となったのが、安倍派の政治資金パーティーだった。安倍派の有力者「5人衆」の一人だった萩生田氏も、政治資金収支報告書で2728万円の不記載が判明。党の役職停止の処分を受けたうえ、石破茂首相の方針にもとづき、公示直前になって萩生田氏は公認を得られないことが決まった。
男性に電話がかかってきたのは、非公認の見通しが報じられたころだ。電話口から、焦りがにじんでいた。
萩生田氏は地元の八王子市の市議や都議を経て、衆院議員を6期務める。安倍晋三元首相の最側近として知られ、党の要職も歴任。前回衆院選では2番手に10万票以上の差をつけて圧勝しており、元秘書らが市議として名を連ねる八王子市は地元政界で「萩生田帝国」と呼ばれてきた。
その「帝国」がいま、揺らいでいる。
裏金問題による逆風にくわえ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係についても、2022年の参院選で立候補予定者を伴って教団施設を訪問したことなどが発覚し、批判を浴びた。今年7月の都議補選では擁立した元自民市議が惨敗し、地元の議員関係者に衝撃が広がった。
「本人もピリピリしている」(選対関係者)。危機感を募らせた萩生田氏が力を入れたのが、「どぶ板」の活動だ。
党幹部として全国をまわっていた状況から一変。関係者によると、15分刻みで日程を組み、市内の中小企業3〜4カ所の朝礼に顔を出す。昼や夜は業界団体の会合や市議の後援会の集まりにこまめに出席。毎回、裏金問題について「ご心配をおかけした」と頭を下げているという。
そのうえで、無所属で立候補した萩生田氏が頼るのが、安倍派に連なる人脈だ。16日は安倍元首相の妻の昭恵氏が会合に参加し、「主人の後を継ぐのは萩生田さん」と涙ながらに激励。17日には高市早苗前経済安全保障相が駆けつけた。
それでも、街頭に立てばヤジが飛ぶ。19日には「20年来の友人」という日本維新の会前代表の松井一郎氏と一緒に街頭演説し、「意図して裏金づくりや私的流用、脱税をしたという事実は全くない」と訴えると、聴衆から「言い訳するな!」と声が上がった。「裏金議員いらない」などと書かれたプラカードを手にする人たちと支持者が怒鳴りあうなど、騒然とする場面もあった。
2747
:
OS5
:2024/10/23(水) 22:39:07
「クリーンな政治」を掲げる公明党も今回、推薦を見送っている。八王子市には創価大など、公明の支持母体・創価学会の関連施設が多く、存在感も大きいが、萩生田氏と距離を置いている。
「親の代から自民一筋」という後援会員の80代女性も「引き出しに3千万円近くも入れていたなんて冗談じゃない」と怒りが収まらない。「さすがに愛想が尽きた。かといって野党も信頼できず、投票する心境にもなれないし……」。選挙区は白票を入れようかと悩んでいるという。
■批判票、野党が奪い合い
「萩生田氏を落とす千載一遇のチャンス」。野党側がそう勢いづくなか、立憲民主党が擁立したのがジャーナリストの有田芳生氏(72)だ。
「『刺客』として立候補する。一部の政治家が裏金をためこんで特権化した日本社会の象徴がここだ」。公示前、有田氏が市内のホールでそう力を込めると、集まった支援者から拍手がわいた。
立憲の狙いは明確だ。有田氏は以前から旧統一教会を追及しており、裏金問題にくわえ、「教団の問題も思い出させてくれる」(立憲都連幹部)と争点化を図る。各地で候補者を積極的に擁立した共産党も、東京24区では早い段階で立候補を見送り、支援にまわっている。
陣営にとっての誤算は、日本維新の会と国民民主党の動きだ。
維新公認で立候補した元都議の佐藤由美氏(52)は、前回衆院選で国民民主から立候補し、次点だった候補。その後、教育無償化を実現する会に合流して国民民主とたもとを分かち、公示直前に維新に合流した。「萩生田氏から離反した層を取り込む」と意気込む。
佐藤氏の動きを受け、国民民主は弁護士の浦川祐輔氏(31)を擁立。浦川氏は「裏金や旧統一教会の批判だけしている人や、国民民主を裏切った人とは一本化できない」と、立憲や維新陣営への批判を強めている。
萩生田氏への批判票が分散しかねない状況のなか、立憲の野田佳彦代表が公示日の第一声の場所に選んだのが、東京24区だった。「裏、裏、裏の自民党政治と決別しようではありませんか」と批判のボルテージを上げたが、拍手に交じって聴衆の一人の怒声が響いた。「野田さん、本気で野党をまとめろよ!」
参政党からは與倉さゆり氏(40)が立候補し、「教育改革と日本経済の復活を成し遂げたい」と主張。無所属新顔の畑尻文夫氏(69)も立候補している。
石破首相の就任からスピード解散だったことをふまえ、野党関係者の一人はこぼす。「短期決戦で野党側がまとまる時間がなかったのが本当に痛い」(後藤遼太)
■安倍政権以後の課題、内包
前回衆院選から3年。日本政治を動かしてきたのは岸田政権だった。この間に新たに加わった課題が大きく二つある。
一つは、安倍氏死去によって注目を集めた旧統一教会と自民の関係だ。一昨年、自民は教団と各議員の過去の接点を報告したが、その後も新たな事実が次々に判明している。朝日新聞は9月、安倍氏と旧統一教会会長らが2013年に自民党本部の総裁応接室で面談していたとみられると報じた。
だが首相は、「新たな接点が明らかになれば追加的に報告説明を行う」としつつ「現時点で対応が必要とは考えない」と再調査に消極的だ。
もう一つは、昨年末からくすぶり続ける裏金問題だ。自民は4月に関係者を処分したが、起訴された前議員の公判は続いており、事件としても終結していない。不正な手続きでプールされた資金の使途はなお判然とせず、実態解明は遠い。
東京24区は、12年の政権再交代以降、積み重なってきた多くの問題を内包する選挙区でもある。第2次安倍政権以降、要職にあり続けた萩生田氏の政治力はなお大きく、その当落は今後の石破首相の政権運営にも少なからず影響を与えそうだ。(笹山大志)
■東京24区
與倉さゆり 40 参政新 飲食会社員
有田芳生 72 立[比]新 ジャーナリスト
畑尻文夫 69 無新 〈元〉学習塾経営
浦川祐輔 31 国民[比]新 弁護士
佐藤由美 52 維[比]新 〈元〉都議
萩生田光一 61 無前(6) 〈元〉経産相
※届け出順。敬称略。氏名の下は投開票日(27日)時点の年齢。比は比例区と重複立候補。カッコ内数字は当選回数
◇衆院選での争点や政治的対立が凝縮された選挙区を歩き、候補者らの戦いぶりを伝える。
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OS5
:2024/10/23(水) 22:39:43
https://www.asahi.com/articles/DA3S16064657.html?iref=pc_ss_date_article
(ルポ激戦区 2024衆院選:2)公明VS.維新、初の全面対決 公明、無党派層支持狙う
2024年10月22日 5時00分
選挙サンデーの20日午後。京阪守口市駅前の広場や歩道橋は人であふれかえっていた。選挙カーの上に立った公明前職の伊佐進一氏(49)に、男性が「頑張れ!」と両手の拳を突き上げると、これに呼応するように聴衆から次々と歓声があがった。応援に駆けつけた石破茂首相の姿もあった。
大阪市北東部と、隣接する門真、守口両市からなる大阪6区は、公明が「常勝」と誇る関西のなかでもとりわけ伝統的に強い選挙区だ。1996年衆院選で小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、新進党時代も含めて敗れたのは旧民主党への政権交代につながった2009年衆院選の1度だけ。同年以降、毎回10万票程度の得票を維持し、府内の比例得票が最多の選挙区でもある。
そんな同区にあっても、当初は「勝負にならないかもしれない」(府本部幹部)との悲観的な見方が広がっていた。今回初めて、関西で日本維新の会と全面対決することになったためだ。
国政では与党と野党、第4党と第3党としてしのぎを削る公明と維新だが、大阪では長く共存を図ってきた。大阪で強固な地盤を誇る維新は、これまで公明候補がいる関西の6小選挙区では候補擁立を見送ってきた。維新がめざす大阪都構想で公明の協力を引き出すための配慮からだった。しかし、維新が昨春の統一地方選で府と大阪市の両議会で初めて過半数を獲得。公明の協力は不要となり、一転して6小選挙区への候補者擁立を決定し、今回の対決に至った。
公明にとって大阪は「発祥の地」とも言える特別な場所だ。支持母体・創価学会の故・池田大作名誉会長が陣頭指揮を執り、1956年の参院選で初めて選挙区で議席を得たことを機に党勢を拡大させた歴史を持つ。
その池田氏が昨年亡くなって初の大型国政選。支持者の一人が「(池田氏に)勝利の報告をしたい」と語るように、全国の支持者が連日大阪入りし、知人らに支持を訴えている。伊佐氏は公示日の夜から動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」でライブ配信を開始した。陣営幹部は、「公明支持層を固めるだけでは勝てない。いかに無党派層を取り込めるかだ」と話す。
■維新、自公協力にくさび
一方、維新は公明の追い上げに強い危機感を募らせている。
新顔の西田薫氏(57)は15日の出陣式冒頭、「もう一度私たちにチャンスをください。もう一度私たちを信じてください」と訴え、頭を下げた。その意図について陣営関係者は「大阪での維新離れを肌で感じているからだ」と漏らす。
維新は今春以降、本拠地・大阪での地方選で敗北が相次いでいる。8月の箕面市長選では結党以来初めて公認の現職市長が落選した。開催経費が増えた大阪・関西万博や、維新が推薦した斎藤元彦・前兵庫県知事の問題への対応などをめぐって風当たりが強まっており、陣営幹部は「昔のような維新への追い風はもうない」と語る。
同区での維新の支援者にとって、地元からの候補擁立は長年の悲願だった。守口市議を経て府議の5期目だった西田氏は、2010年の維新の結成当初からのメンバー。「自公政権の是非を問う選挙」と位置づける西田氏は「自民と公明には国家観、憲法観に大きな違いがある」と主張。自公の選挙協力にくさびを打つことを狙う。公示日から吉村洋文共同代表(府知事)も応援に駆けつけ、支持拡大を図る。
激しさを増す維新と公明の争い。両党が激突する府内の4小選挙区では、ともに比例重複せず復活当選の道を断っており、一つひとつの当落が互いの党勢に影響を及ぼすことになる。報道各社の情勢調査で自民党の議席減が取り沙汰されるなか、選挙後は、連立を組む公明はもちろん、自民と共同歩調を取ることも多い維新の動向がより注目されることにもなる。
吉村氏はこう強調する。「守りには入らない。負けたら終わりだ」
大阪6区では他に、立憲民主党新顔の福留陽子氏(55)、共産党新顔の渡司考一氏(72)、参政党新顔の月足舞子氏(33)が立候補している。(原田達矢、野平悠一)
■大阪6区
月足舞子 33 参政新 派遣社員
西田薫 57 維新 〈元〉府議
渡司考一 72 共新 〈元〉大阪市議
伊佐進一 49 公前(4)〈自〉 〈元〉厚労副大臣
福留陽子 55 立[比]新 〈元〉コンサル
※届け出順。敬称略。氏名の右は投開票日(27日)時点の年齢。比は比例区と重複立候補。カッコ内数字は当選回数。〈 〉内政党は推薦
2749
:
OS5
:2024/10/23(水) 22:40:25
https://www.asahi.com/articles/DA3S16065715.html?iref=pc_ss_date_article
(ルポ激戦区 2024衆院選:3)世襲VS.くら替え、悩む「王国」 道路・病院、双方から恩恵
2024年10月23日 5時00分
和歌山県の紀伊地域は、これまで大物政治家が絶大な影響力を誇る「王国」だった。その「あるじ」であり、衆院選で13回の当選を重ねた二階俊博氏(85)が引退した。新たな代表を選ぶ和歌山2区は、「世襲VS.くら替え」の構図に区割り変更も重なり、戦いを複雑にしている。
参院からくら替えする世耕弘成氏(61)は、裏金問題で自民党から処分を受けて4月に離党し、無所属で衆院選に挑む。一方、自民公認を得た俊博氏の三男・二階伸康氏(46)も、俊博氏の秘書を務めていた時期があり、裏金問題と完全に無関係とは言い難い。
保守が分裂し、双方とも負い目がある中で競い合うのは、地域貢献だ。
和歌山市内から車で約2時間の場所にある本州最南端の串本町。人口約1万4千人、温暖な気候と黒潮の恵みが自慢の景勝地だ。
「災害に強く信頼のできる道路がこの町へ」
高台の大きな看板が、自動車専用道路「すさみ串本道路」(19・2キロ)の開通が近いことを伝えていた。俊博氏が尽力した通称「二階道路」の一部で、地元のホテル従業員は「観光客が増える」と完成を心待ちにする。
一方、看板にほど近い台地に建つ町立病院は、勤務する10人の医師全員が、世耕氏が理事長を務める近畿大学の関連病院から派遣される。町は、双方に支えられてきた。
「町長のつらい立場もわかります」。田嶋勝正町長は先月、世耕氏から電話でこう告げられたという。世耕氏の貢献は肌で感じているが、二階氏支持で固まる町村会の決定には逆らえなかった。田嶋氏は「理解してもらい、ほっとした」と胸をなで下ろすが、選挙支援を期待したはずの世耕氏の本心がどこにあるかは分からない。
■衆参すみ分け、崩れた均衡
10増10減による区割り変更で、和歌山県の選挙区は3から2に減少。二階王国と言われた旧3区に県北の市町が加わり、県面積の約9割を占める新2区になった。
二階氏は、父の地盤だった旧3区での票固めが欠かせない。
17日、自民の森山裕幹事長が旧3区の田辺市と印南町を訪れた。「政治の道を踏み外してはいけない」。世耕氏を批判すると、集まった約500人から拍手が起きた。
世耕氏は、過去5回の参院選を全県で戦っており、区割り変更にも対応しやすいのが強みだ。
二階王国の外から新2区に入る九度山町の山下晴夫副議長(76)は「即戦力の世耕さんから知恵をもらわなあかん」。昨年、県の人口減少率は全国で7位タイとなり、地域の衰退が大きな課題だ。内閣官房副長官や経済産業相を歴任した実績に期待を寄せる。
王国の外でも二階氏を推そうと、20日には石破茂首相が海南市に入った。約900人の聴衆を前に「いま二階伸康に入れようと思っている方、それだけでは足りない。決めていない方々に『二階伸康を頼む』と言っていただかなければならない」と訴えた。
それでも、ある二階陣営の市議は唇をかむ。「1回や2回頼んだって、(支持者の)頭の中には残らへん」
衆院の議席を40年以上守り続けた俊博氏と、26年参院議員を務めた世耕氏は本来、互いの選挙を支援し合う関係だが、必ずしもそうなってはいない。その理由は、「源流の違い」にある。
1998年、世耕氏が伯父の死去に伴い参院補選に立候補した際、俊博氏は自民を離れて小沢一郎氏らと結成した自由党にいた。補選でも別の候補を支援し、世耕氏を苦しめた。俊博氏は2003年に自民へ戻ったが、しこりは残り続けた。
だが、「衆院は二階、参院は世耕」とバランスを取り、双方を応援してきた人がいることも確かだ。そんな支持者らは今回の選挙でどちらにつくか、選択を迫られることになる。「選挙が終わればノーサイドだ」。楽観する声がある一方、ある元市議は「なかったことにはなれへんよ」とつぶやいた。
和歌山2区では、いずれも新顔で立憲民主党の新古祐子氏(52)、共産党の楠本文郎氏(70)、諸派の高橋秀彰氏(42)も立候補している。(堀之内健史、高橋杏璃、松永和彦)
■和歌山2区
楠本文郎 70 共新 〈元〉和歌山県議
新古祐子 52 立新[比] 〈元〉和歌山市議
二階伸康 46 自新[比] 〈元〉衆院議員秘書
高橋秀彰 42 諸新 農業
世耕弘成 61 無新 〈元〉経産相
*届け出順。敬称略。氏名の後は投開票日(27日)時点の年齢。比は比例区と重複立候補。
2750
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OS5
:2024/10/23(水) 22:46:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/be906f3dd053b0d38e62d1537665d2458da185ea
大阪6区〝頂上決戦〟 維新・吉村氏「不記載」批判 公明・石井氏は初めて関西に
10/23(水) 22:05配信
産経新聞
大阪6区の応援演説をする(左から)公明党の石井啓一代表、日本維新の会の吉村洋文共同代表=23日午後、大阪府門真市(いずれも鳥越瑞絵撮影)
衆院選(27日投開票)の大阪6区(大阪市旭・鶴見区、守口市、門真市)で全面対決する日本維新の会と公明党のトップが23日、同じ場所において時間差で街頭演説に立った。両党は大阪府と兵庫県で激突する6小選挙区のうち大阪6区を最激戦区と位置づけ、支持拡大を急ぐ。これまで支持を明確にしてこなかった有権者も少なくなく、こうした層の取り込みが勝敗を左右しそうだ。
先にマイクを握ったのは、維新の吉村洋文共同代表(大阪府知事)。門真市の京阪古川橋駅前ロータリーで、自民党の派閥パーティー収入不記載事件に触れ「公明は(自民が非公認にするなどした)裏金議員を推薦している。まともな政治ができるのか」と批判した。
約2時間後、公明の石井啓一代表がロータリーに現れた。高齢者医療費の窓口負担を増やす維新の公約をやり玉に挙げ「高齢者に冷たい政党に日本の政治を任せるわけにいかない」と強調した。公示後の石井氏の関西入りは初で、この日は大阪と兵庫の計6小選挙区を回った。
大阪6区は、維新新人の西田薫氏(57)と公明前職の伊佐進一氏(49)の対決が軸。鍵を握りそうなのが、過去の衆院選に際し白紙で投じられた票(白票)だ。
令和3年の前回選で大阪6区では白票を含む無効票が約8%を占めた。公明候補が出馬した府内の他の3小選挙区では最大12%に達し、2%前後にとどまる他の府内小選挙区に比べて高い。
公明候補の小選挙区に自民候補は立たず、これまで維新も対抗馬を擁立してこなかった。一定数の保守系有権者が「投票先がない」と考えたとみられる。
この状況を踏まえ西田陣営は保守層を意識し「自民と公明の間で国家観、憲法観が大きく違い、防衛、外交政策の議論が進まなかった」と訴える。対する伊佐陣営は無党派層を重視。知名度が高い石破茂首相(自民総裁)らを街頭での応援演説に招き、交流サイト(SNS)などを活用し公明支持層以外への発信を強化している。
一方、立憲民主党の西村智奈美総合選対副本部長は23日、京阪守口市駅前(守口市)で、新人の福留陽子氏(55)の応援演説に立ち「一人一人の暮らしに目を向けた政治の実行」を訴えた。共産党新人の渡司考一氏(72)、参政党新人の月足舞子氏(33)も支持を呼びかけた。(藤谷茂樹)
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OS5
:2024/10/23(水) 23:06:57
https://www.sankei.com/article/20241023-CHIAANKMPNI55FBB3IHLNQNG5A/?outputType=theme_election2024
「自民分裂」の衆院選和歌山2区 石破首相と安倍元首相側の代理戦争か、姿見えぬ元幹事長
2024/10/23 21:16
和歌山県海南市で、自民党候補の応援演説をする石破茂首相=20日午前(彦野公太朗撮影)
和歌山県海南市で、自民党候補の応援演説をする石破茂首相=20日午前(彦野公太朗撮影)
衆院選(27日投開票)で全国屈指の注目を集めるのが、「自民党分裂」となった和歌山2区だ。自民元幹事長を父に持つ自民新人の二階伸康氏(46)と、派閥パーティー収入不記載事件で自民を離党し、参院議員からくら替え出馬した無所属新人の世耕弘成氏(61)が全面対決。組織対個人の構図にとどまらず、応援弁士の顔ぶれからは、さながら石破茂首相(自民総裁)と安倍晋三元首相側の代理戦争の様相を呈す。
安倍氏形見の靴で臨む
21日夜、本州最南端の和歌山県串本町。熊野灘を望む高台に建つレストランで世耕氏が個人演説会を開いた。約100人の聴衆の中に首長や地方議員とみられるスーツ姿の人は少ない。
世耕氏は、凶弾に倒れた安倍氏との思い出を語る中で、第1次政権退陣後の安倍氏が平成21年衆院選に挑んだときに履いた靴を形見分けしてもらい、今回の選挙で自身も履いていることを明かし熱弁をふるった。
「失敗してもう一度立ち上がっていいかどうかを有権者の皆さんに聞いて歩く選挙にふさわしい靴だ。今の私は、あのときの安倍さんと同じ気持ちでいる」
世耕氏はかねて首相を目指す考えを示しており、衆院へのくら替えの機会をうかがってきた。演説会には安倍氏の妻、昭恵さんも駆け付け、安倍氏が信頼していたという世耕氏の当選が「この地域や国のためになると心から信じている」と後押しした。
◇
衆院小選挙区の「10増10減」に伴い新たな区割りとなった和歌山2区は、東西と南北の距離がそれぞれ100キロ前後に及ぶ県土の約9割を占める。大部分は、今回引退した元自民党幹事長の二階俊博氏が地盤とした旧3区。首長や業界団体の大半は、俊博氏の三男で後継の二階伸康氏側に回る。
二階氏側の地方議員は「相手に付くのはルール違反にくみする。大義はこちらにある」と強調。それでも世耕氏の陣営関係者は「個々でこちらの政策に共感してくれる人は多い」と強気だ。
党本部の総力を投入
自民執行部にとって、権勢をふるった元幹事長のおひざ元「二階王国」での勝敗は党勢に直結するため、党本部の総力を投入している。世耕氏の演説会前日の20日午前、串本町の約90キロ北西に位置する海南市のJR海南駅前でマイクを握ったのは、石破首相だ。
首相は演説で、能登半島を襲った地震と豪雨、和歌山でも甚大な被害が予想される南海トラフ巨大地震に触れ、俊博氏が掲げた「国土強靱化」の必要性を強調。「災害は場所と時を選ばない。二階伸康は、必ず災害に強い日本を和歌山からつくっていく」と支持を訴えた。
世耕氏に対する牽制も忘れていない。17日に現地入りした森山裕幹事長は田辺市の演説会で世耕氏を念頭に「長い間、自民党で政治活動をしてきたのだから、党が苦しい選挙をしているときに配慮があってもよかった」と苦言を呈した。
父の秘書を長年務めた二階氏は街頭や集会で「皆さまの声を国政に届ける役割を任せていただきたい」と地道に訴える。ただ、自身が率いた旧二階派の「政治とカネ」を巡る問題の責任を取って政界を引退した俊博氏は選挙戦の表舞台に姿をみせていない。県議の一人は「父親がいま出てきても、どちらに転ぶか。戦略として難しい判断だ」と漏らした。(秋山紀浩)
▽和歌山2区(5人)
楠本文郎70 元県議 共新
新古祐子52☆元和歌山市議 立新
二階伸康46☆元議員秘書 自新
高橋秀彰42 政治団体代表 諸新
世耕弘成61 元経済産業相 無新
2752
:
OS5
:2024/10/23(水) 23:11:37
https://www.sankei.com/article/20241022-AHATOEC5XZHEPFTUMRC7OEOG3A/?outputType=theme_election2024
石破首相も比例重複不許可候補へ、高市氏は非公認も 自民総裁選上位3人全国行脚リスト
2024/10/22 17:17
衆院選で自民系候補の応援に駆け付ける(左から)石破茂首相、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎選対委員長
27日投開票の衆院選は22日、8日目を迎えた。9月の自民党総裁選で第1回投票のトップ3に入った石破茂首相(党総裁)、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎選対委員長の3氏には自民系候補から応援依頼が相次いでいる。
石破首相は21日までに34人の応援に入った。総裁選で自身の出馬に必要な推薦人となった前議員は3人で、高市氏の推薦人の4人より少なかった。総裁として、遊説先は党の情勢調査に基づく判断が優先されたためとみられる。
首相は派閥パーティー収入不記載事件で、公認を見送った前議員らの応援には入っていない。一方、公認しながら比例代表との重複立候補を認めなかった6候補の地元に足を運んだ。
高市氏は応援に入った21人のうち、自身の推薦人や選挙責任者は8人と最も多かった。
東京24区に立候補した旧安倍派幹部ら公認が見送られた4人の前議員の応援にも駆け付けた。公認されたが、比例重複が認められなかった候補2人の選挙区にも出向いた。高市氏は党の役職に就いていないため、公認の有無などに関係なく、遊説先を決めているとみられる。
小泉氏は、延べ37人の応援に入った。自身の推薦人は9人。次いで小林鷹之元経済安全保障担当相の推薦人が3人。不記載事件で公認しなかった候補や比例重複を認めなかった候補の応援には行っていない。東京では、全国最年少となる25歳の新人候補の応援に唯一2回入った。小泉氏も石破首相と同様に、党の情勢調査を踏まえ、接戦区を優先的に回っているとみられる。
3氏が公示日の15日から21日に応援に入った選挙区は以下の通り。
(訪問順。選挙区の候補者の派閥は麻生派以外は原則、かつて所属した派閥。ただし退会届を提出、受理された場合は無派閥。総裁選で推薦人、選挙責任者になった場合、候補者名も記載した。敬称略。●は非公認、★は比例重複が認められなかった候補の選挙区)
石破茂氏
福島4区(新人)
福島2区(新人)
★福島1区(旧安倍派、加藤勝信)
宮城1区(無派閥、高市早苗)
宮城2区(旧茂木派、河野太郎)
宮城4区(麻生派)
徳島2区(麻生派、上川陽子)
香川1区(旧岸田派)
香川2区(麻生派)
★愛媛2区(旧安倍派)
★長野1区(旧安倍派、高市早苗)
長野3区(麻生派、上川陽子)
山梨1区(旧茂木派)
北海道4区(麻生派、高市早苗)
北海道1区(新人)
北海道2区(無派閥)
北海道3区(旧二階派、小林鷹之)
北海道9区(新人)
★北海道5区(旧安倍派)
鹿児島3区(無派閥、石破茂)
鹿児島2区(無派閥、石破茂)
鹿児島1区(旧森山派)
千葉1区(無派閥、石破茂)
和歌山2区(新人)
大阪17区(元職、旧二階派)
兵庫1区(旧岸田派、上川陽子)
奈良1区(旧二階派、高市早苗)
大阪1区(元職、旧岸田派)
大阪2区(元職、旧岸田派)
★大阪4区(元職、旧安倍派)
大阪12区(新人)
★大阪10区(新人)
京都4区(無派閥)
滋賀2区(旧森山派、加藤勝信)
2753
:
OS5
:2024/10/23(水) 23:12:49
高市早苗氏
●新潟2区(旧安倍派)
★新潟5区(旧安倍派、高市早苗)
★長野1区(旧安倍派、高市早苗)
東京10区(旧茂木派、茂木敏充)
東京9区(元職、無派閥)
●東京21区(旧安倍派)
●東京24区(旧安倍派)
神奈川8区(無派閥)
岐阜5区(無派閥、高市早苗)
岐阜4区(旧岸田派、林芳正)
★愛知7区(旧安倍派、高市早苗)
東京12区(旧安倍派)
埼玉3区(無派閥)
●埼玉13区(旧安倍派、高市早苗)
埼玉7区(無派閥、加藤勝信)
茨城5区(無派閥、高市早苗)
奈良1区(旧二階派、高市早苗)
茨城3区(旧岸田派)
宮城4区(麻生派)
宮城1区(無派閥、高市早苗)
宮城2区(旧茂木派、河野太郎)
小泉進次郎氏
大阪7区(元職、旧茂木派)
大阪14区(新人)
滋賀3区(無派閥、小泉進次郎)
滋賀1区(旧二階派)
京都4区(無派閥)
兵庫4区(無派閥)
兵庫6区(無派閥、小泉進次郎)
埼玉10区(旧茂木派)
埼玉12区(旧茂木派)
群馬3区(旧茂木派、茂木敏充)
新潟4区(旧二階派、小泉進次郎)
静岡3区(新人)
愛知11区(無派閥、石破茂)
愛知9区(麻生派、河野太郎)
滋賀2区(旧森山派、加藤勝信)
愛知2区(麻生派、小林鷹之)
愛知1区(無派閥、小林鷹之)
千葉8区(新人)
埼玉1区(旧岸田派)
埼玉15区(無派閥、小泉進次郎)
埼玉4区(無派閥、小泉進次郎)
東京20区(旧岸田派)
東京19区(旧二階派、小林鷹之)
東京15区(新人)
神奈川6区(無派閥、小泉進次郎)
神奈川12区(無派閥、小泉進次郎)
神奈川13区(新人)
神奈川19区(新人)
神奈川8区(無派閥)
神奈川9区(麻生派)
神奈川20区(麻生派)
東京18区(新人)
東京8区(新人)
東京5区(旧茂木派)
東京1区(旧安倍派、小泉進次郎)
東京15区(新人)
東京2区(旧岸田派、小泉進次郎)
2754
:
OS5
:2024/10/24(木) 10:36:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/da1ed8b69853ce7e60fda916cab140058116acd0
自民非公認の「安倍派5人衆」高木氏と「高市氏の夫」山本氏が共倒れも 福井2区「保守王国」崩壊か
10/24(木) 6:30配信
スポーツ報知
国会議事堂
自民党候補が長年にわたって圧勝を続けてきた福井2区は、裏金問題で同党から党員資格停止6か月の処分を受けた前職・高木毅氏(68)が公認を得られず、無所属で出馬した。ここに元職の山本拓氏(72)が「保守系の受け皿になる」と突然、無所属での立候補を表明し、保守は分裂。立憲民主党の新人・辻英之氏(54)と、日本維新の会の元職・斉木武志氏(50)が接戦でリードするとの情勢調査もあり、「保守王国」崩壊の危機に直面している。(古田 尚)
保守王国崩壊のカウントダウンは始まっている。自民党から非公認となり無所属で出馬する「安倍派5人衆」高木氏に、高市早苗氏(63)の夫でもある元職・山本氏が挑戦。2人の争いになると思いきや、最新の共同通信の情勢調査では「立民公認の辻氏が支持層をほぼ固めて先行。維新公認の斉木氏、自民非公認の高木氏が巻き返しに懸命」、別の調査では「斉木氏が僅差で先行」と票の潰し合いにより保守共倒れの恐れが出てきた。
高木氏は個人演説会を連日複数回開き、おわび行脚に奔走中。政治資金不記載問題について「おごりがあった。深く反省し、一から出直す。初心に返る」と深々と頭を下げた。これまで当選8回を重ねてきたが、崖っ縁に立たされている。
陣営には「これまで戦った中でも厳しい選挙」と悲壮感が漂う。同じ保守系から山本氏が出馬したことに対して「有名な方のご主人が出られるのは本当に残念」と非難する。高木氏も裏金問題については謝罪はしたものの、内容について詳細は話さず、表面上のおわびにとどまった。「24年間の経験とネットワークを生かしたい」と政策通を強調するが、有権者の中には「本当に反省しているのか…」と不信感を持つ人もいた。
一方の山本氏は、妻のキャッチコピー「日本列島を、強く豊かに。」を引用。高市色を前面に押し出し、草の根運動を展開する。山本氏は「3年後には高市早苗を女性初の総理にする」「次の世代に向けて基盤整備が必要。自民党は変わらないといけない」と、あえて高市氏の名前で勝負。地元のお祭りに参加しては、気さくに有権者と握手し談笑するなど低姿勢が目立つ。中には握手を拒否する有権者もいたが「思っていたよりも拒否反応は少ないね」と、選挙カーで選挙区内の隅々まで回る選挙戦が続く。
共倒れの危機に、自民党関係者が漏らした「どちらか1人の出馬だったら…」という言葉の重さが、日ごとに増しているのは確かだ。
共産新人の小柳茂臣氏も出馬 “漁夫の利”失敗も
福井2区には辻氏と斉木氏に加えて共産新人の小柳茂臣氏(70)も出馬し、野党候補も3人が乱立する混戦となった。立民が8月に擁立した辻氏は街頭演説で「国民の思いからどんどんかけ離れていくような政治姿勢を持っている政治家を選ぶのか、国民の思いにきちんと向き合い、寄り添う政治姿勢を持っている政治家を選ぶのか、それが問われる選挙」と熱弁。「知名度が最大の課題」と本音を漏らし、公示日の15日には野田佳彦代表、21日には岡田克也常任顧問が選挙区入り。立民も重点選挙区としててこ入れを図っている。
斉木氏は個人演説会で地元の意見を聞くなど、精力的に活動。高木、山本両氏をリードすると伝えられるが、野党候補の一本化が実現しなかったことには危機感をにじませる。「裏金問題の受け皿が誰になるのかがカギ。正直言うと、僕と高木氏の一騎打ちが良かった」。若い世代を中心に支持を広げており、「しがらみを超えた国民の縮図」と息巻くが、野党候補の乱立により“漁夫の利”を逃しかねない状況だ。
◆福井2区(敦賀市、小浜市、鯖江市、越前市、池田町、南越前町、越前町、美浜町、高浜町、おおい町、若狭町)
小柳茂臣 70 共 新
山本拓 72 無 元
斉木武志 50 維 元
辻英之 54 立 新
高木毅 68 無 前
【注】届け出順。年齢は投開票日
報知新聞社
2755
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OS5
:2024/10/24(木) 10:37:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f94840dcfbf804af4a533d8b52767c4b7074f87
郡和子仙台市長、宮城1区の自民、立民陣営を応援で「はしご」最終盤の動きに与野党注目
10/24(木) 10:30配信
河北新報
立民前議員の集会で応援演説する郡市長
衆院選(27日投開票)で、郡和子仙台市長が21、22の両日、宮城1区の自民党前議員土井亨氏(66)と立憲民主党前議員岡本章子氏(60)の集会に相次いで出席した。激しく争う両陣営をはしごする「変幻自在のカメレオン」(自民県議)が最終盤でどう動くのか、与野党が注目している。
郡市長は22日、市中心部であった岡本氏の個人演説会に顔を出し、「存分に力を発揮してほしい」と応援。前日21日には同じく市中心部で土井氏の総決起集会に参加し、「仙台には先生が必要」と持ち上げた。
郡氏は2017年、旧民進党の衆院議員から市長に転身。岡本氏が後継に収まった。郡氏は前回21年衆院選で初めて、自身も1区で過去4度戦った土井氏の応援に入った。当日朝に知らされた岡本氏陣営が強く反発し、急きょ翌日の集会に呼んだ経緯がある。
今回もアポイントは自民が先とみられる。郡氏の対応を、自民市議は「与党に世話になっているという市長の判断だ」と説明。郡氏は公示日15日も、土井氏の第一声に出張中のフィリピンから電話で参加する異例の計らいを見せた。
一方の立民。岡本氏は「市長の立場を考えれば仕方ない」と言う。立民市議は「バランスだけ取ってくれれば」と求める。
このバランスは、早々崩れると複数の関係者が予想する。派閥裏金事件で逆風下の自民が、郡氏の知名度をさらに利用するとの見立てだ。自民重鎮市議は「立民の応援は22日だけだが、自民の応援はこの先も頼めば受ける」と断言する。
野党系市長のルーツを捨て、政権与党との距離を詰める郡氏。立民県議は「もう完全に自民の人だ。出自を忘れると、そのうち足をすくわれる」と警告。自民県議も「今や自民の『準党員』。節操のなさは強みにも、弱みにもなる」と嫌み混じりに指摘する。
1区には維新新人高橋浩司氏(61)も立候補している。
河北新報
2756
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OS5
:2024/10/24(木) 10:38:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a163c3615b6974d39c108690cbf6f2a31f5fbc4f
衆院選 長崎・島原半島と西彼2町…都市部と並ぶ「主戦場」 与野党、思惑交錯させ火花
10/24(木) 10:30配信
長崎新聞
街頭で通行する車に手を振る候補者。島原半島や西彼2町でも与野党が火花を散らしている=長与町(写真は一部加工)
区割り変更で選挙区が広がり、有権者数が約40万人と県内で最も多いエリアとなった長崎2区。しのぎを削る旧2区の自民党前職、加藤竜祥候補と旧3区の立憲民主党前職、山田勝彦候補の両陣営が都市部の諫早、大村両市と並ぶ“主戦場”とみるのが島原半島と西彼長与、時津両町だ。地元の同半島を死守しつつ、無党派層が多く革新系が強いとされる両町にも浸透したい加藤陣営。逆に山田陣営は同半島で接戦に持ち込み、両町で攻勢に出る狙い。思惑を交錯させ激しく火花を散らしている。
「ここ島原半島が、私の一番の頼りなんです」。16日、島原市であった出陣式。加藤氏は深々と頭を下げ、悲壮感をあらわにした。集まった支持者を前に、県議団を代表してマイクを握った徳永達也議長も念を押すように語った。「島原半島から自民の火を消してはならない」
農業が盛んな同半島3市(島原、雲仙、南島原)は保守地盤とされ、有権者数は票田諫早市に匹敵。自民は旧2区時代、同半島でリードし諫早などを接戦に持ち込んで勝利を収めてきた。区割り改定に伴う今回からの2区でも同半島は有権者の約26%を占める。自民派閥裏金事件の影響で厳しい戦いを強いられる加藤陣営だが、後援会関係者は「島原半島でいかに“貯金”をつくれるかが勝負」と口をそろえる。
しかし、山田氏には同半島を浸食できる余地がある。1次産業の振興を訴えており、父・正彦氏は元農林水産相。加藤氏の父・寛治氏は元農水副大臣だが、正彦氏の代から支援してきた農業関係者も複数いるため、加藤陣営は神経をとがらせている。
「長与、時津両町でしっかり勝ちきることが2区全体の勝利につながる」。17日、JR長与駅付近での街頭演説を終えた山田氏は力強く語った。両町の有権者数は2区の約14%。農業を中心に昔から住む人と町外から移住した人が入り交じり、近年は子育て世代も多く都市化が進んでいる。前回衆院選では長与で立民が自民を1301票上回り、時津では自民が立民を68票差でかわした。
山田氏は地盤である旧3区の大村市で仮に加藤氏を上回ったとしても、島原半島で水をあけられれば苦戦は必至。「立憲民主党の中でも農政の専門」とアピールし、「旧民主党の時の戸別所得補償制度を復活させたい」と訴える。陣営は「島原半島で票差が開かないように粘って、長与、時津で上回りたい」と地道な街宣活動を続けている。
一方、加藤陣営は「島原半島で圧倒して、長与、時津は何とかしのぎたい」と組織の引き締めを急ぐ。ある自民関係者は混沌(こんとん)とした情勢をこう表現した。「本当の天王山は諫早、大村ではなく西彼地区だ」
参政党新人の髙木聡子候補、日本維新の会新人の横田朋大候補も各地域で街宣活動に力を入れている。
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OS5
:2024/10/24(木) 12:27:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/39e7d00febb74a9262b0a898a6291599bdd8683f
衆院選比例中国、定数1減で議席争い激化 9党の51人がひしめく
10/24(木) 7:00配信
中国新聞デジタル
衆院選比例代表中国ブロックの政党別の獲得議席
27日投開票の衆院選が終盤戦に入り、比例代表中国ブロックの議席争いが激しくなっている。「1票の格差」を是正する改正公選法の施行で今回から定数は1減の10となった。比例単独の17人を含む9党の候補者は51人。比例単独の各候補は街頭活動や集会を重ね、政党や支持組織もフル回転している。
<ビジュアルニュース>衆院選2024 公約を比べる
「逆風選挙。深い反省を持って党改革を進めないといけない」。自民党前職(49)は22日、広島県呉市での集会で「政治とカネ」の問題に触れ、危機感をあらわにした。旧広島4区から比例単独に回り、主に広島県内の小選挙区候補を応援する。2021年の前回選で過去最多の6議席だった党は5議席以上の確保を狙う。
定数1減の影響をとりわけ危ぶむのが同じ与党の公明党だ。比例中国前職(58)は17日、広島市安佐南区の街頭で「大変厳しい、厳しい戦い。勝たせてください、助けてください」と声を張り上げ、現有2議席の確保に向け支持を求めた。前回選の党の2議席目は最後の11番目。陣営は懸命に支持団体を引き締める。
一方の野党。立憲民主党は比例名簿1位に小選挙区の候補14人を重複で登載し、15、16位を単独候補にした。山口県内に拠点を置く16位の新人(77)は連合傘下の労働組合に党の公約集を配り、街宣車で地域を回る。党県連幹部は「少なくとも前回選を上回る3議席を目指して最後までしっかり戦う」と力を込める。
共産党は17年の前々回選で失った1議席の奪還が悲願だ。比例中国元職(46)は23日、中区で通行人に手を振り「大激戦の比例中国。なんとしても再び私を国会に送ってください」と呼びかけた。党の幹部や広島県内の小選挙区の候補も駆け付け、比例重視の方針をアピール。元職の返り咲きに全力を傾ける。
日本維新の会と国民民主党は単独候補を立てず、比例名簿1位に小選挙区の候補を重複させた。維新は現有1議席の上積みを狙い、国民は20年の結党以来で初の議席獲得を期す。
れいわ新選組と社民党、参政党は比例単独候補各1人を立てた。れいわ新人(56)は各地を街宣車で回り「消費税の廃止を」と訴える。社民新人(68)は「電話作戦と街頭活動の両方を充実させたい」と語り、参政新人(46)は街頭演説などを重ね「交流サイト(SNS)でも浸透を図りたい」としている。
中国新聞社
2758
:
OS5
:2024/10/24(木) 13:23:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b5d4fa6aeed4a4a959959cd23a08d27bcbdf406
異例ずくめ 混戦続く 選挙区激変、見通し不明 衆院選埼玉14区(草加市、八潮市、三郷市)
10/24(木) 12:28配信
埼玉新聞
駅前で有権者に支持を呼びかける立候補者=23日午後、草加市(画像の一部を加工しています)
自民が候補者擁立を見送り、公明の代表が出馬した埼玉14区。区割り変更で県東部を南北に細長かった選挙区は4市2町が外れ、残った有権者約11万6千人の三郷市と約7万6千人の八潮市に、新たに約21万人の草加市が加わった。構成が大きく変わった選挙区で自民不在の選挙。先の読めない混戦が続いている。
政治の信頼回復なるか 衆院選公示 埼玉16小選挙区に66人立候補 女性候補は倍増の17人
■3分の2を充てる
「党として本気度を示すため私が挑む」―。公明前職の石井啓一(66)は9月の会見で決意を述べた。1993年の初当選以来、当選10回の実績を誇るが、小選挙区で立候補するのは初めて。党の威信を懸けて比例重複せず、背水の陣で臨むが、石井は「本当に自分の名前を書いてもらえるのか不安」とも口にした。
それでも自公の結束は固い。衆院解散直後の13日、自民総裁の石破茂がいち早く草加市内を訪れ、「自公連立政権がこの日本を再び強くする」と石井の手を取った。公示後も応援議員や地元の自民県議や市議がマイクを握り石井を支える。
ただ、独自候補を擁立できなかった地元の自民支持層には混乱も起き、一部の自民支持者は他候補のポスターを張っている。関係者は「ポスターを見れば、簡単にはいかないことが分かるよ」とぼやく。
公明は衆院解散の9日、裏金問題で自民の公認を得られなかった三ツ林裕巳の推薦を決めた。三ツ林は区割り変更で13区に回るが、地盤の一部は14区に残る。推薦は自民支持層の離脱を最小限に抑えたい意図を指摘する声がある。
報道各社の情勢調査は多くが接戦と判断。党代表として全国を回らなければならない石井だが、公示から23日までのうち、3分の2の日数を選挙区内に充てた。「厳しい情勢だが何とか勝たせてほしい」。頭を下げる日々を送る。
■地道さを強調
草加が新たに加わったものの、国民前職の鈴木義弘(61)は候補者6人の中で14区との付き合いが最も長い。地元の三郷と隣接する八潮での知名度は高い。「空中戦では駄目。直接対面で会わないと」と小まめに地域を回る。
そもそも鈴木は自民との縁が強い。参院議長や知事を務めた故土屋義彦の秘書から始まり、県議を4期務め、自民県連の青年部長などを歴任した。自らを保守系改革派と称し、候補者を立てられず不満のくすぶる自民支持層との距離を縮める。
自身も会社を経営し中小企業支援や経済政策にこだわる。政府の物価高や少子化対策を批判、「油にまみれる80代の社長がいる。利益が増えない中小零細企業がどう従業員の給料を上げればいいのか」と現場の声を届ける姿勢を打ち出す。裏金問題や石井の話題にはあまり触れず、地元で地道さを強調する戦略だ。
■見当がつかない
「自民と立民が立候補しない不思議な選挙区」―。与党批判の受け皿の様相を見せる立民の候補者がいない中、選挙戦後半、維新新人の加来武宜(43)と共産新人の苗村京子(65)が追い上げる。
2人は鈴木以上に裏金問題を鋭く追及し、政治改革を訴える。自民不在の選挙区で、加来は保守層の子育て世代や、維新が強い都市部の浮動票を掘り起こす。苗村は三郷で市議を6期務め、県東南部では党の地域の顔。組織を固めた上で、立民支持層や女性票に食い込みを図る。
過去の実績や組織票から、見通しが立つ三郷市や八潮市に比べ、浮動票が多いとされる草加市の約21万票の行方が読めない。関係者は「草加は皆目見当がつかない」と口をそろえる。異例ずくめの激戦は続く。=敬称略
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OS5
:2024/10/24(木) 14:02:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/198c0c848b36c5e463a29d9810ad0b5a3772f4e2
衆議院選挙鹿児島3区、農相に勝てば「政権交代への追い風」…公務に追われ「十分に回れていない」
10/24(木) 13:53配信
読売新聞オンライン
衆院選は、27日の投開票に向けて各候補が論戦を繰り広げている。激戦となっている注目選挙区で現場を追った。
鹿児島3区
候補に拍手を送る支持者ら
立憲民主党・野間健と自民党・小里泰弘の与野党一騎打ちとなった。2人の対決は3回連続で、前回は野間、前々回は小里が制した。今回も激戦の様相だ。
「相手は大臣だ」危機感をあらわ
鹿児島県阿久根市で22日に開かれた野間の集会。陣営で選挙対策委員長を務める元衆院議員・皆吉稲生らは「厳しい戦い」「相手は大臣だ」と参加者に危機感をあらわにした。陣営は小里の農相就任によって、一定の票が相手に流れるのではないかと危惧している。
ただ、閣僚に勝利すれば与える衝撃は大きく、立民県連幹部は「政権交代への追い風になる」と意気込む。他の野党との表立った協力関係はないものの、反自民や恩師・松下忠洋元金融相(故人)時代からの保守系支持者らの票も期待される。
野間は「日本一のご用聞き」を目指して、選挙区内の様々な地域に足を運んで住民の話を聞いてきた。こうした草の根の活動の積み重ねで関係を築いてきた人は少なくない。
野間は集会後、選挙戦終盤に向けて、こう語った。「私に組織を締めつけるという特効薬はない。今までご支援いただいた方との絆を再確認していく」
公明党などの推薦受け、組織戦展開
「農政連もけしんかぎい(必死に)頑張ります」
21日に同県姶良市で開かれた小里の集会で、県農民政治連盟あいら総支部長の中條秀二が聴衆に呼びかけた。
小里は県農政連や公明党から推薦を受け、組織戦を展開する。集会には同党県本部代表で参院議員の窪田哲也も出席。会場では比例選で同党への投票を呼びかけるチラシも配られ、小里も「友党」の支援に感謝を述べた。
陣営は農相就任がプラスに働くことを期待する。だが、公示前後は、地震や大雨で被害を受けた石川県の視察や、鳥インフルエンザの発生対応で公務に追われた。石破首相が応援に入った19日も、全国育樹祭への出席のため不在だった。陣営関係者は「地元に戻っても警護が厳しく、遊説中に思うように立ち回れない。もどかしい」と漏らす。
「選挙戦前半は公務で十分に回れていないというのが正直な気持ち。(終盤は)全域を回りたい」。そう小里は力を込める。(敬称略、門岡裕介)
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OS5
:2024/10/24(木) 14:02:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25647b4a6b7c59878d8d53c4d056834a557df2b
公明「悪夢再来は避けたい」 維新「有権者に選択肢」 浮遊する票獲得するのは 大阪3区
10/24(木) 13:48配信
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産経新聞
公明党候補の応援に駆け付け演説する石破茂首相。右は公明の山口那津男前代表=20日、大阪市住之江区(柿平博文撮影)
衆院選では大阪府と兵庫県の計6小選挙区で「常勝関西」といわれる強固な地盤を持つ公明党と大阪を本拠地とする日本維新の会が初めて激突した。このうち大阪の4小選挙区ではどちらも比例代表との重複立候補がない「背水の陣」を敷く。大阪3区では公明副代表で前職の佐藤茂樹氏(65)が地域政党「大阪維新の会」創設メンバーで参院議員からくら替えした新人、東徹氏(58)の攻勢を受けて巻き返しに躍起になっており、保守票の行方が焦点になる。
【写真】衆院選で応援演説をする日本維新の会の吉村洋文共同代表
■与党幹部が続々
「相手が一歩リードしている。死に物狂いで走り抜いて逆転を勝ち取る」
佐藤氏は20日、大阪市住之江区での街頭演説でこう強調した。選挙期間中唯一の「選挙サンデー」だが、石破茂首相(自民党総裁)と公明の山口那津男前代表がそろって応援に駆け付けた。公示日の15日には自民の小泉進次郎選対委員長と山口氏が3区に入り、与党の危機感がうかがえる。
佐藤氏は維新の公約のうち、高齢者の医療費窓口負担を原則3割にする内容について「高齢者の7割が1割負担だ。単純計算では3倍になる。高齢者にしわ寄せがいく悪い政策は何としても阻止する」と訴えた。
衆院選で公明が候補を擁立した選挙区を巡り、維新は令和3年の前回選まで、看板政策の「大阪都構想」実現へ公明の協力を得るため対立候補を擁立しなかったが、昨年4月の統一地方選で大阪維新が躍進したのを機に主戦論が高まった。
前回衆院選で、大阪3区の無効投票率は10%に達し、府内平均の3・6%を大きく上回る。こうした票の動向が勝負の鍵を握るとみられる中、維新幹部は「有権者にようやく選択肢を示すことができた」と意義を語った。
公明にとって大阪は、昭和31年の参院選で支持母体である創価学会の推薦候補が初めて選挙区の議席を得た重要な場所だ。しかし学会員の高齢化が進むなどして、平成21年衆院選では関西6小選挙区で全敗を喫した。ある公明関係者は「悪夢の再来は避けたい」と話し、公明府本部幹部は「維新は大阪で横綱的存在で、かつてない厳しい戦いだ。保守層や無党派層にも支持を広げなければ、勝利できない」と強調する。
公明が大阪や兵庫で、自民の派閥パーティー収入不記載事件に関係したとして非公認になったり比例重複が認められなかったりした候補を推薦しているのも、見返りに支援を受ける狙いがあり、危機感の裏返しといえそうだ。
■維新は吉村氏がてこ入れ
一方、東氏は16日、大阪市西成区の集会所で開いた個人演説会で「今の政治は自民と公明のなれ合い、もたれ合いだ。3区から日本の政治を変えていく」と自公連立政権への対決姿勢を鮮明にした。約100人の支援者が詰めかけ、立ち見が出る盛況ぶりだった。
「政治とカネ」の問題を巡り、東氏は、維新が企業・団体献金の受け取りを全面禁止しているとした上で「自公の政治は政治家や業界団体のためにしかならない」と強調した。公示日の15日には吉村洋文共同代表(大阪府知事)がてこ入れし、必勝の構えだ。
ただ「第三極」として躍進した前回選と比べ、今回は兵庫県の告発文書問題で後手に回った対応に加え、党関係者らの相次ぐ不祥事や離党が影響し、失速は否めない。本拠地の大阪でも取りこぼして獲得議席が伸びなければ馬場伸幸代表ら執行部の責任問題に発展しかねず、波乱含みだ。(石橋明日佳)
◇
▽大阪3区
佐藤茂樹65 元党国対委長 公 前【自】
渡部結43 党准中央委員 共 新
中条栄太郎55 会社役員 無 新
東徹58 前参院議員 維 新
萩原仁57☆党府副代表 立 元
(届け出順。☆は比例と重複、【】は推薦政党の略称)
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OS5
:2024/10/24(木) 18:56:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/1400d554d12a6d51f9337d86ab79d855379d2d44
石破茂も青ざめる…自民党の「あまりの劣勢」を前に、幹部たちが進めている「追い込み戦略」の意外な中身
10/24(木) 17:15配信
現代ビジネス
過半数割れが見えてきた
〔PHOTO〕Gettyimages
裏金問題の影響で自民党や公明党にかつてないほどの逆風が吹いている衆院選。
報道各社による情勢調査では、自公合わせた与党で過半数割れする可能性も出てきており、永田町には衝撃が走っている。
【一覧表】石破解散・総選挙「落選危機」自民党議員
自民党は終盤にかけてテコ入れする重点区を絞り込み、応援演説に幹部を投入するなど攻勢をかけているが、予想以上の苦戦に各陣営では焦りの色がにじんでいる。
10月21日の午後9時ごろ。
自民党本部に集まった石破茂首相、菅義偉副総裁、森山裕幹事長、小泉進次郎選対委員長らの表情は一様に暗かったという。
永田町関係者は語る。
「今回の衆院選は序盤から自民党が約30議席ほど減らし、単独過半数に届かないという厳しい情勢が伝えられていたが、選挙中盤に各政党や報道各社が実施した情勢調査によって、自民党は約50議席ほどを減らし、公明党と足し合わせた与党でも過半数に届かない可能性が出てきた。このような結果になると石破政権にとっては大ダメージになることが必至で、政権幹部には危機感が漂っている」
この夜の会議では野党と接戦を繰り広げている重点区を選定。
自民党関係者によると、与野党が一進一退の攻防を繰り広げている首都圏の選挙区のほか、北は北海道4区、南は福岡2区までの約40の選挙区をピックアップし、さらに、大阪万博や兵庫県の斎藤元彦元知事の問題で勢いが落ちている日本維新の会に対抗するため、大阪の全選挙区を重点区としたという。
一方で、党の情勢調査で野党と10ポイント差以上で負けているところは、諦めて重点区から外すことや、石破首相が応援に入った選挙区で惨敗した場合は責任問題となるため、敗色濃厚なところは避けることなども確認されたようだ。
なぜここまで追い込まれたのか
もともと自民党に逆風と言われていた衆院選だが、選挙戦の中盤から終盤になって、与党の過半数割れが浮上するほど追い込まれた原因は何なのか。
永田町関係者は「石破首相が裏金議員の一部を非公認にしたことや、全員の比例代表への重複立候補を禁じたことが裏目に出たのではないか」と分析する。
「裏金議員に対して厳しい措置を取ることによって、問題にけりをつけようと石破首相は考えたのかもしれないが、その結果、萩生田光一氏や下村博文氏、高木毅氏や丸川珠代氏などの、大臣を経験した大物議員が小選挙区で落ち、比例復活もできず、ついに議員バッジを外すかもしれないと注目されてしまった。衆院選を巡るニュースも、裏金議員の選挙戦にフォーカスが当たっており、有権者も裏金問題を一層意識することになったのではないか」
また、この一連の措置によって、裏金問題の舞台となった旧安倍派の保守系議員から反発が相次いでおり、保守層の自民党離れも起きている。
かわりに、まだ国政議席を持っていない日本保守党が、河村たかし前名古屋市長が出馬する愛知1区だけでなく、比例代表で複数議席を獲得する見込みだ。
結局、石破首相が土壇場で決めた裏金議員に対する対応は、リベラル層や中間層からは問題を再認識させる機会となり、保守層からは反発を招く事態を生んでしまったと言える。
一方、立憲民主党などの野党も終盤に向けて引き締めを図っている。
永田町で出回っている、10月16から20日にかけて自民党が実施したとされる情勢調査の情報によると、東京で裏金問題による逆風を受けていた、1区の山田美樹氏や7区の丸川氏、11区の下村氏が追い上げをみせているほか、24区の萩生田氏も力強さを示していて、立憲関係者は「最後まで油断できない」と各陣営の押し上げに励む。
結果によっては石破政権にとって致命傷となるかもしれない衆院選。この衆院選が終わった後、永田町ではどのような動きが起きるのか。
【つづき】「自民・公明の「過半数割れ」もある…そのなかで始まった「連立」をめぐる暗闘のゆくえ」の記事でくわしくお伝えする。
宮原 健太(ジャーナリスト)
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OS5
:2024/10/24(木) 18:56:44
https://gendai.media/articles/-/140043?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related
2024.10.24
自民・公明の「過半数割れ」もある…そのなかで始まった「連立」をめぐる暗闘のゆくえ
宮原 健太ジャーナリスト
プロフィール
もし過半数割れしたら…
10月27日に投開票される衆院選では、自民党と公明党の議席を足し合わせても過半数に届かない「与党過半数割れ」が取り沙汰されている。
選挙結果によっては石破政権が致命傷を負う可能性もあるわけだが、そうした中で、自民党内からは連立政権を拡大し、他の野党を取り込む案が早くも浮上。
選挙戦と同時並行で、選挙後の政治体制確立に向けた動きが表面化している。
「過半数割れをしようとしまいと、同じ政策をもって国の発展を図ろうという政党とは協議は前向きにしていくべきだと思っている」
10月20日午前に放送されたNHKの日曜討論で、自民党の森山裕幹事長は「過半数割れした場合に連立の枠組みを広げる可能性はあるか」という質問に対して、前向きと取れるような発言をした。
〔PHOTO〕Gettyimages
一方、具体的にどの党に連立入りを働きかけるかについては「どの党を念頭に置いているわけではない。基本的な考え方を述べただけ」と明言しなかった。
その翌日である21日夜、自民党本部には森山氏のほかに、石破茂首相、菅義偉副総裁、小泉進次郎選対委員長らの姿があった。
選挙戦の後半戦に向けて、どの選挙区に幹部を投入するかなどの戦略を話し合う場だったが、与党過半数割れの可能性についても言及されたという。
自民党関係者は語る。
「会議では与党過半数割れに備えて、連立の枠組みを広げることに関する相談も行われたようだ。実際に党内では連立入りに声をかける先として国民民主党などが浮上している」
実際に与党が過半数割れすることになれば、多数派として政権を維持したとしても、予算案や法案を通すために毎回、一部の野党の協力を得なければならないことになる。
政権は非常に不安定になる可能性が高く、国会運営は一筋縄ではいかなくなるだろう。
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OS5
:2024/10/24(木) 18:57:25
連立の相手がいない
ただ、こうした連立拡大の動きに対する野党の反応はみな否定的だ。
立憲民主党の野田佳彦代表は22日、連立政権に加わる可能性について「あり得ない」と全否定。
日本維新の会の音喜多駿政調会長も同日に出演した日本テレビのYouTube番組で、「連立に入るかどうかは(可能性は)ゼロだと思う」とした一方、「政策に一致があれば賛成する」という従来の是々非々の姿勢を見せた。
また、国民民主党の玉木雄一郎代表も「ありません」と記者団に明言した一方、「政策本位で、良い政策には協力する」とも語り、これまでの与党との協調路線は維持する見解を示した。
永田町関係者は「今の石破政権は沈みゆく泥船になっていて、その連立政権に乗っかるのは、たとえ大臣ポストを得られたとしても非常にリスクが高い状態になっている」と分析。
「維新や国民民主はこれまで通り、自分たちが掲げる政策の実現を交渉材料にした与党との連携には意欲を示した形だが、自民党や公明党としては安定的に法案や予算案を通すために、何としてでも連立入りさせたいと働きかけるはずだ。選挙後にその動きが本格化するのではないか」と語った。
もちろん、まだ与党で過半数割れすることが決まったわけではなく、選挙の結果によって政権の枠組みは大きく変わっていく事になる。
だが、過半数割れした場合には、石破茂首相はその責任を強く問われる一方で、その後に迎える国会の運営や、補正予算案の審議などで野党の協力を取り付ける必要が出てくる。
予算や政策を巡る駆け引きにはかつてないほどのエネルギーを使うことになり、その行方によっては石破政権が非常に短命で終わる可能性もあるだろう。
裏金問題によって大波乱となっている衆院選だが、選挙が終わった後も、永田町では政界が揺れ動く日々が続きそうだ。
*
さらに「石破茂も青ざめる…自民党の「あまりの劣勢」を前に、幹部たちが進めている「追い込み戦略」の意外な中身」の記事では、衆院選の最新情勢について報じている。
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OS5
:2024/10/24(木) 18:58:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/03df975f2a54fbb2de055dd586d7839b4e80b206
衆院選「逆風自民vs.分裂野党」不安要素も 北の激戦区で因縁の対決再び 北海道11区
10/24(木) 17:06配信
テレビ朝日系(ANN)
衆院選「逆風自民vs.分裂野党」不安要素も 北の激戦区で因縁の対決再び 北海道11区
衆議院選挙の投開票は27日に行われます。これまで北海道で自民党と立憲民主党の女性候補による対決が何度も繰り広げられてきました。今回は、逆風に直面する自民党と、分裂する野党という不安要素をそれぞれ抱えています。
【画像】各候補者が切実な訴え 新たな候補者も…
■「中川王国」継承 自民・中川郁子候補
北海道11区から立候補した自民党前衆院議員・中川郁子候補(65)は「十勝を、日本をいい地域にしていきたい」と述べました。
元農水大臣の義父・中川一郎氏から続く「中川王国」と呼ばれた地盤を、2009年に元財務大臣の夫・昭一氏が急逝した後、中川候補が引き継ぎました。
2012年に初当選し、次の2014年の選挙でも連続当選しましたが、直近の2回は小選挙区で立憲民主党・前衆院議員の石川香織候補(40)に連続で敗れています。(2021年は比例復活)
中川候補
「政治資金の問題で十勝の皆さんにも大変なご心配をおかけし、逆風の中で選挙を戦っています」
中川候補はいわゆる裏金議員ではありませんが、党として逆風が吹くなか次のように訴えました。
中川候補
「この北海道農業、全国で食料自給率をしっかり応援できているのは北海道農業でありますので。食料安定供給のために、北海道が果たす役割、このことを新しい食料基本計画に織り込んでいくことがとても重要だと思っています」
北海道11区は帯広市を中心とする広大な十勝平野で、有権者の多くが酪農や畑作などの農業従事者です。厳重な警備態勢が敷かれるなか、応援に駆け付けた自民党・麻生太郎最高顧問(84)が語ったのも農業の話です。
麻生氏
「俺のところは九州。『あまおう』なんてイチゴ作ってるよ。イチゴ作ってるおかげで海外に輸出してる。そして、もうかってるよ」
麻生氏の演説後、マイクを握った中川候補が口にしたのは、2009年に亡くなった夫の話でした。
中川候補
「私の夫、中川昭一は『麻生太郎先生を内閣総理大臣に押し上げたい』と、この夢のためにずっと戦っていました」
麻生氏は夫・昭一氏のことを「昭ちゃん」と呼んでいて、生前、2人が仲良く談笑するシーンはたびたび見られました。
中川候補
「私たちが今生きている社会は、過去の先人の皆さんが願ってやまなかった未来です。私たちはその未来を明るくするために、照らすために頑張っていかなければいけないと思います」
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OS5
:2024/10/24(木) 18:58:37
■「危機感」立憲・石川香織候補
一方、対峙(たいじ)する立憲民主党・石川候補が訴えていたのは「地域農業の発展」です。
石川候補
「頑張っても所得が伸びない。その仕組みがおかしいということで、民主党政権時代にあった個別所得補償制度をブラッシュアップして、直接支払制度の重要性を訴えています」
中川候補と争うのは3回目で、過去2回とも勝利していますが、前回はわずか6000票差でした。
石川候補
「今回の選挙戦は3回の中で一番厳しい」
これまで中川候補との一騎打ちだったところに、今回は共産党から新たな候補者が立候補しています。
石川候補
「厳しいです。単純計算では明らかに私の票が足りない。今まで共産党に入れていた人が共産党にそのまま候補に入れるとしたら、引き算したら、やっぱり自民候補よりも全然足りないので」
今までにない危機感…。応援に駆け付けた立憲民主党・枝野幸男最高顧問は、自民党への批判を強めます。
枝野氏
「裏金の政治じゃダメ。今の政治を大きく変える。そのために、この選挙は大変大事」
石川候補
「政治とカネ、この問題で政治不信が渦巻いていて、誰に話を聞いても自民党には任せていられない、自民党には本当に怒っているという声をたくさん聞かせていただいております」
厳しい選挙戦も終盤に差し掛かるなか、有権者に一番訴えたいことは…。
石川候補
「政党同士の戦いではあるんですけど、やはり政党を構成しているのは一人ひとりの人間なので、人間の本質というか議員の資質とか、そういうところを見極めてもらうことが大事なのかなと」
「石川香織は皆さんに支えていただいて、熱意では絶対に負けないと思っておりますので、ここからが勝負です」
■「初出馬」共産・佐藤耕平候補
共産党から名乗りを上げたのが、初出馬となる共産党・佐藤耕平候補 (48)です。
佐藤候補
「裏金を作っていた自民党政治を、国民の皆様の力で大元から変えていく大事な選挙です」
「安保法制の廃止を(立憲民主党代表)野田さんは『今すぐには見直すとは考えていない』と言った。だから、今回は戦うしかないんです」
今回、立憲民主党とは安全保障政策などで考え方が合わず、共闘関係が崩れる形となりました。
佐藤候補
「大企業の利益最優先の政治、そして、アメリカ言いなりの政治。社会のゆがみを大本から変えていく。そういう訴えが必要。そして、そういう政治に変えていく必要がある」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年10月24日放送分より)
テレビ朝日
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OS5
:2024/10/24(木) 19:01:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/34470b9006b3748877c20106d0f595eabd8fe83a
衆議院選挙・浮動票がカギ握る鹿児島1区、女性や若者意識し訴え…自民・立民・参政が三つ巴の争い
10/24(木) 16:56配信
読売新聞オンライン
衆院選は、27日の投開票に向けて各候補が論戦を繰り広げている。激戦となっている注目選挙区で現場を追った。(敬称略)
鹿児島1区
候補(左)と握手を交わす有権者ら
鹿児島県の都市部で無党派層が多いとされ、浮動票の動向がカギを握る鹿児島1区。各陣営とも女性や若者を意識した訴えや取り組みに力を入れる。
石破首相が応援「掃除や洗濯もする」
16日午後、鹿児島市内のホテルで開かれた自民党・宮路拓馬の演説会。加藤鮎子・前少子化相は「こども家庭庁が必要だと声を上げ続けてきたのが宮路さんだ」と集まった約300人に語りかけた。
その後、壇上に立った宮路は、障害者福祉や子育て支援策の充実を訴えた。生理や更年期障害など、女性特有の健康に対する悩みを先進技術で解決する「フェムテック」にも言及した。
19日にJR鹿児島中央駅前で演説した石破首相も宮路のことを、「掃除や洗濯もする」と紹介し、「女性が持つ能力を最大限に生かせる社会を作らなければならない。宮路はそのために一生懸命頑張ってきた」と強調した。
経済対策などを中心に訴える同党の候補が多い中、宮路の訴えは異色にも見える。陣営幹部は「こうした主張や姿勢が幅広い層からの支持につながるはず」と期待する。
「有権者に近い距離で」街頭演説50回
「庶民の生活が分からなくなった自民党を許してはいけない」
21日午後、JR鹿児島中央駅近くで立憲民主党・川内博史は声を張り上げた。泉健太・前代表も駆けつけ、「世襲や金持ちではなく、志があればチャレンジできる政治にする」と訴えた。
前回選では宮路との一騎打ちに敗れたが、同党衆院議員の補欠選挙立候補に伴い、4月に国政復帰した。浪人時代も含めて選挙区内をくまなく歩き、有権者と対話を重ねてきた。
選挙戦では、世襲や自民党派閥の「政治とカネ」の問題に言及し、政権への批判票の取り込みを狙う。非正規で働く女性の雇用環境の改善など、女性や子育て世代へのアピールにも力を入れる。
公示後、街頭演説は約50回を重ねた。陣営幹部は「有権者に近い距離で話を聞いてもらえる街頭演説に力を入れている」と語った。
SNS発信に力、街宣との両輪で
参政党・昇拓真は2022年の参院選鹿児島選挙区で約4万7000票を獲得した。今年行われた鹿児島市議選や与論、喜界両町議選で公認候補が議席を獲得するなど、県内でも党勢を拡大しつつある。
20日午後、JR鹿児島中央駅近くで行った街頭演説には神谷宗幣代表が駆けつけ、「政権与党にはっきり物が言えるのが参政党だ」と呼びかけた。
昇はSNSの発信に力を入れ、若年層や無党派層への浸透を図る。陣営幹部は「街宣で地道に訴えを続けながら、SNSでも訴えを広める両輪で支持を広げたい」と話す。(小園雅寛、小林未南)
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OS5
:2024/10/24(木) 19:03:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e1bac12803b467f5d5b1d4ed12c06becd5b5637
【衆院選2024・岐阜4区】「5連敗しても諦めない男」VS「政治家一家のサラブレッド」 因縁の対決を制するのは…
10/24(木) 15:02配信
衆議院選挙まであと3日。激戦と伝えられる岐阜4区で、親子2代を相手に5連敗している野党候補と、祖父の代から政治家というサラブレッドの、因縁の対決を取材しました。
悲願の初勝利となるか…? 立憲民主党の元職・今井雅人氏
立憲民主党の元職・今井雅人さん
10月15日、岐阜県可児市で行われた出陣式で、支援者を前に熱く決意を語っていたのは、立憲民主党の元職・今井雅人さん(62)です。
立憲(岐阜4区) 元職 今井雅人氏(62):
「自民党にはできないから、政権交代こそ本当の政治改革なんです。保守王国で選挙区で勝ち抜いて、この地から政治改革を実現したいと」
選挙の準備でも自ら動き回る今井さん
決意の裏にはあるワケがありました。実は今井さん、これまでに衆議院議員を4期務めましたが、前回の衆院選では比例復活もかなわず落選。初めて“浪人生活”を送ってきたのです。
公示の2週間ほど前、下呂市にある実家では、なにやら動き回る今井さんの姿が。「浪人中なんで事務所のスタッフもあんまりいませんから」と、自らもスタッフの一員として、選挙の準備に駆け回っていました。
今井さんを支える妻・恵子さん
妻の恵子さんも、今回の選挙には並々ならぬ思いを持っています。最初は一人で事務の仕事を担い、時には一緒に地域を回って、全力で今井さんを支えてきました。
妻・恵子さん:
「落選ってことは人生変わるってことなんで、本当に大変でした。3年間、毎日毎日必死でやってきたので、それが伝わればいいかなと思っています」
東海3県で最大の広さを持つ岐阜4区。相手候補とその父親に5連敗している今井さんは、都市部から離れた地域にもくまなく足を運び、支持を訴え、悲願の小選挙区での勝利を誓います。
立憲(岐阜4区) 元職 今井雅人氏(62):
「大変厳しい選挙なんで、もう気を抜いたらすぐ負けちゃいます。(目標は)選挙区で勝利することです。そのためには、とにかく最後まで全力でやるだけですね」
政治家一家のサラブレッドに岸田前総理ら応援も続々 自民党の前職・金子俊平氏
自民党の前職・金子俊平さん
因縁の相手候補、自民党の前職・金子俊平さん(46)は、祖父と父も国会議員。2期7年の間、飛騨地域をはじめとする地盤を守ってきました。
自民(岐阜4区) 前職 金子俊平氏(46):
「責任をもってさま方の安心安全・経済を守っていく所存です。本当に厳しい。国会にもう一回送ってください。衆院議員以外の立場で国会に行くつもりはありません」
激戦と伝えられる岐阜4区。3代続く議席の死守を誓うのは本人だけではありません。10月17日、下呂市で行った演説に助っ人で登場したのは、岸田文雄前総理。
さらに翌日、金子さんが高山市で演説しているのと同じ時間に、100キロ以上離れた可児市で高市早苗氏が「日本の未来をつくる金子俊平。どうか皆さまの力でもっともっと活躍させてやってください」と演説。公示から1週間で党本部から大臣経験者ら7人が応援に。強固な組織力を発揮し、総力戦を展開していました。
二男とスマートフォンで話す金子さん
そんな選挙活動の休憩時間に金子さんが取り出したのはスマートフォン。実は、この日は小学3年生の二男の誕生日だったのです。「誕生日プレゼント何がいい?」と聞く金子さんに「パパと遊ぶこと」と答える二男。子どもたちに申し訳なく思いながらも、久しぶりに顔を見て、活力は十分。
3回目の当選を狙う政治家一家のサラブレッドは、自民党の候補者として、裏金問題に責任を感じながら選挙戦に臨んでいます。
自民(岐阜4区) 前職 金子俊平氏(46):
「逆風がある選挙なのは重々承知していますが、今後どういうふうに自民党を改革していきたいのか、若手の一人として自分の役割を果たしていきたい」
10月15日に公示された衆議院議員選挙は、10月27日(日)に投開票です。
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OS5
:2024/10/24(木) 23:28:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab484202fbe9a7f1e24f1c5468e35b36c95eb6af
自民の演説会場壇上に引退した維新前職の足立氏が…衆院選大阪9区は仁義なき戦い
10/24(木) 21:05配信
産経新聞
衆院選大阪9区の自民党候補の応援に駆け付けた石破茂首相(自民総裁)=24日午後、大阪府茨木市(泰道光司撮影)
石破茂首相(自民党総裁)は24日、衆院選(27日投開票)の公示後3度目となる大阪府内での遊説に奔走した。大阪が本拠地の日本維新の会と対決する府内15小選挙区では「政治とカネ」の問題を巡り守勢に立たされ、接戦とされる大阪市外の3小選挙区で巻き返しを図った。大阪9区(茨木市、箕面市、豊能町、能勢町)の演説会場では、衆院選不出馬に追い込まれた維新前職も壇上に立ち、仁義なき戦いの様相だ。
■5新人の争い
「極めて厳しい選挙だ。まだまだ票が足りない」。首相は茨木市で自民新人の東田淳平氏(41)の応援演説に臨み、支持を呼びかけた。経済対策や自民の派閥パーティー収入不記載事件を受けた政治改革などを訴えた。
大阪9区は維新衆院議員だった足立康史氏の政界引退を受け、5新人が争っている。維新新人の萩原佳氏(47)と東田氏が激しく競り合い、残る3人が追う展開だ。首相はこの日、大阪7区(吹田市、摂津市)と8区(豊中市、池田市)にも足を運んだ。
自民は令和3年の前回選で維新に15小選挙区で全敗した大阪を重点区と位置付ける。首相は20、21両日にも訪れ、ほかに閣僚経験者らが続々と現地に入っている。
維新の母体である地域政党「大阪維新の会」の横山英幸幹事長(大阪市長)は24日の記者会見で「向こう側の緊迫感(の表れ)だ」と述べ、表情を引き締めた。
■失速の「震源地」
前回選で躍進した維新にとって、大阪9区は失速をもたらした「震源地」の一つだ。3月告示の茨木市長選では候補を擁立できず、不戦敗。8月の箕面市長選では大阪維新の現職が新人に敗れた。
足立氏は、交流サイト(SNS)で不適切な投稿をしたとして党員資格停止処分を受け、衆院選で公認を得られず引退を決めた。
萩原氏の公認発表は衆院解散前日の今月8日。他候補に比べて出遅れる中、陣営は「現役世代への投資」を掲げ、社会保険料引き下げや子育て費用無償化などを訴える。24日の自民演説会場で足立氏はマイクこそ握らなかったが、軋轢(あつれき)が影響して維新支持層が割れる可能性もある。
ほかに社民党新人の長崎由美子氏(68)、参政党新人の片岡真氏(33)、無所属新人の磯部和哉氏(52)も支持拡大に動いている。(沢田大典)
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OS5
:2024/10/24(木) 23:33:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/a63dcd5d56874d411c48b4096b0304bbca0c0604
広島2区、逆風警戒の自民前職は低姿勢 野党は競合、批判票分散か【焦点区を歩く 2024年衆院選】
10/24(木) 7:00配信
中国新聞デジタル
衆議院議員選挙
6選を目指す自民党前職平口洋(76)は、再び謝罪から幕を開ける選挙戦となった。「まず謝ることから始めなければいけない」。15日、広島市西区のJR西広島駅前であった出陣式で党派閥の裏金事件をわびた。
<ビジュアルニュース>衆院選2024 第1回トレンド調査
2021年の前回選も19年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件の陳謝から始まった。自身は関与していないものの有権者の政治不信は共通する。党への逆風を機敏に感じ、世論の怒りを鎮めようと腐心する。
さらに気をもむのが区割り変更だ。広島2区は旧2区の江田島市の一部が外れた。同市は平口が育った場所。前回は得票率8割の5千票を得ていただけに大きな痛手だ。
2区は03年、09年の選挙で当時の民主党候補者が議席を獲得するなど、時々の「風」で与野党の勝敗が入れ替わる選挙区とされてきた。ただ、与野党一騎打ちとなった前回選は大規模買収事件への批判があったにもかかわらず、平口が立憲民主党新人を6万票余り離して圧勝した。
風に左右されない地力を付けてきた平口に対抗する野党。今回は、候補者の一本化に成功した前回選から一転、日本維新の会、共産党、国民民主党の3党がそれぞれ候補者を擁立した。
国民民主党は県内では党初の小選挙区の候補者として新人の福田玄(42)を立てた。党は支援組織の連合広島の要請を受け、県内では同じく民主党の流れをくむ立憲民主党と競合を避けると申し合わせていた。ただ、調整は難航し、候補者を発表したのは公示のわずか4日前だった。
「手取りを増やす政策をやらせてほしい」。福田は17日、西区のJR横川駅前に立ち、聴衆に訴えた。出遅れを挽回しようと、選挙戦では街頭での活動に専念し、名前と顔を売り込む。選挙カーには急きょ「42歳」と書いたステッカーも貼った。若さをアピールし、70代の平口との違いを強調する。
前回選で候補者を取り下げた共産党は今回、新人の岡田博美(65)を擁立した。ただ、立候補の表明は公示1カ月前だった。知名度不足を補おうと街頭に出ては「今の政治を大もとから変える」と訴える。長年の看護師経験を生かし、医療・介護の充実も主張する。
一方、日本維新の会新人の金城政孝(49)は昨年8月に立候補を表明し、着々と準備を進めてきた。廿日市市を中心に駅前などに立ち、地域の催しにも参加してきた。党の地方議員の支援を受けて選挙区内を回り「暮らしの改善を実感できる」政策の実現を訴える。
野党3人の立候補は与党批判票が分散し、平口に有利に働くとの見方はどの陣営にも共通している。野党各党は終盤戦の23、24日に党幹部を広島市内に投入し、てこ入れを図る。(敬称略)
中国新聞社
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OS5
:2024/10/24(木) 23:36:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6a486aa89424d78f2221d607011de7ebb16ab4b
立民と連合トップ、異例のそろい踏み 野田氏と芳野氏が神奈川で街頭演説、「政治とカネ」批判
10/24(木) 22:31配信
カナロコ by 神奈川新聞
衆院候補をそろって応援する連合の芳野会長(右)と立憲民主党の野田代表=24日、横浜市旭区
衆院選(27日投開票)が最終盤に突入した24日、立憲民主党の野田佳彦代表と連合の芳野友子会長が、神奈川県内の街頭で並んでマイクを握った。与野党が接戦を繰り広げている選挙区に駆けつけ、政権交代の実現に向け支援を訴えた。2氏のそろい踏みは異例で、今回の選挙戦では初めて。
連合は国内最大の労働組合の中央組織。立民にとって最大の支援団体だが、傘下の産業別労働組合(産別)の一部が国民民主党を支持する「股裂き」状態が続いている。
衆院選前には「与党の過半数割れ」を目指し、両党の候補者調整を求めるなど連携強化を促す方針を決定。立民の新代表に野田氏が就き「非自民反共産」路線で共鳴したが、「距離感を詰める時間がない」(連合関係者)まま選挙戦に突入した。県内では立民11人、国民1人を推薦しており、両党が競合する選挙区もある。
芳野氏はこの日、横浜や川崎で立民と国民の4候補を応援。このうち立民候補と自民党候補との接戦が伝えられている3選挙区では野田氏と並んで演説し、「政治とカネ」問題などを批判した。
神奈川新聞社
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OS5
:2024/10/24(木) 23:38:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/46ad82e9a84f4919a4f9c840eeeb451862535a31
「ポスト石破」候補も応援奔走 選挙後にらみ党内基盤固め 応援候補の当落影響も
10/24(木) 21:03配信
産経新聞
衆院選候補者の演説を聴く有権者ら=20日、大阪市住之江区(柿平博文撮影)
27日投開票の衆院選では、9月の自民党総裁選で石破茂首相(自民総裁)に敗れた候補者たちが自民系候補の応援のため、全国を駆け回っている。総裁選で支援を受けた前議員を中心に応援に入るなど、選挙後の党内基盤固めにつなげたいとの思惑もにじむ。ただ、応援に入った候補の当落によっては、将来の「ポスト石破」レースに影響が出る可能性もありそうだ。
【動く地図でみる】石破茂氏、高市早苗氏、小泉進次郎の遊説先
■「見たことないくらいの人が…」
「世界が激動の時代に日本が不安定化したら、政治も外交も経済もズタズタになりかねない。自民、公明両党で過半数を取らせてほしい」。小泉進次郎選対委員長は22日、自民前職の応援に入った青森県内の街頭演説で、こう訴えた。石破政権で初の党四役入りを果たした小泉氏は、連日各地の応援に奔走している。
総裁選では党員票が伸び悩み9人中3位だったが、高い集客力は健在だ。19日に東京都内で演説した際には、地元の地方議員が「見たことがないぐらい人がいる」と漏らすほどの聴衆を集めた。
15日には選挙期間中に最初で最後となる地元の神奈川県横須賀市に入り、総裁選について「(敗れて)悔し涙を流した。ただ、あの悔しさは次に必ずつながると思っている」と振り返った。小泉氏に近い閣僚経験者は「選対委員長として衆院選で結果を出せば、『経験不足』の批判をはね飛ばせる」と期待する。
■「総裁になって」に相好崩す
小林鷹之元経済安全保障担当相も、中堅・若手の前議員や新人候補らを中心に応援に飛び回る。選挙期間中に応援に入るのは50カ所を超え、日程的に調整できなかった依頼も十数カ所に上るという。
「次の総裁選でも小林氏は必ず出る」と小林氏に近い前議員は断言する。16日に千葉県内の別の候補の小選挙区に応援に入った際には、マイクを握った地元の地方議員から「党総裁になってほしい」とエールを送られ、小林氏がおもわず相好を崩す場面も。総裁選では知名度不足で一般党員からの支持に広がりを欠いたため、衆院選での応援演説を通じて知名度アップにつなげたいところだ。
■結果次第で「ポスト石破」本格化か
林芳正官房長官は、外相など豊富な閣僚経験に基づく政策通ぶりを総裁選で発揮し、首相ら上位3人に次ぐ4位に滑り込んだ。「4位という結果に喜んでいてはいけない」と語るなど次期総裁選への意欲を持ち続けている。
衆院選では危機管理を担う官房長官であるため遠出はできないが、公務の合間を縫って都内を中心に接戦区を行脚する。23日には地元の山口県下関市で開かれた決起集会にオンラインで出席し、「全国で大変厳しい状況だ。私も毎日仲間の応援に駆け回っている」と自民の窮状を訴えた。
高市早苗前経済安保担当相や茂木敏充前幹事長、上川陽子前外相らも応援のため全国を駆け巡っている。
衆院選は報道各社の情勢調査で「自公過半数割れ」の可能性もあるとされている。選挙結果次第では「ポスト石破」に向けた動きが本格化することも予想される。
(竹之内秀介、大島悠亮、永原慎吾)
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OS5
:2024/10/24(木) 23:42:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8a1ec192cbd001269ee30104147803476e174ca
【衆院選2024注目選挙区】公明党代表が大ピンチ?どこよりも詳しい埼玉14区の情勢を徹底解剖!
10/24(木) 20:27配信
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コメント47件
選挙ドットコム
【衆院選2024注目選挙区】公明党代表が大ピンチ?どこよりも詳しい埼玉14区の情勢を徹底解剖!
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。
2024年10月23日に公開された動画のテーマは「衆院選注目選挙区特集・埼玉14区」。
毎週次々と激戦区が出てくる今回の衆院選。埼玉14区は区割りが大きく変更。公明党の石井啓一代表が地元の自民党の反発を抑え、立候補したものの、まさかの苦戦が予想されます。中盤の情勢調査結果を踏まえ、選挙芸人・山本期日前氏が詳細解説!
【このトピックのポイント】
・公明代表・石井氏に国民民主党・鈴木氏が肉薄?その背景は
・近隣首長の動きも活発化 小池都知事まで?
・勝敗を左右するのは、自民支持層の動きか
国民民主・鈴木氏の追い上げに、公明・石井代表が大ピンチ?
埼玉14区は八潮市、三郷市、草加市で構成
MC陣が「意外な、サプライズすぎる激戦区」と語る、埼玉14区。区割りが大きく変更し、旧埼玉14区の一部と旧埼玉3区の一部が一緒になりました。
エリア的には八潮市、三郷市、草加市。最も人口が多いのは草加市です。
立候補者の顔ぶれは、届け出順に以下の通りです。
加来 武宜(かく・たけよし)氏(日本維新の会)
石井 啓一(いしい・けいいち)氏(公明党)
関根 和也(せきね・かずや)氏(無所属)
鈴木 義弘(すずき・よしひろ)氏(国民民主党)
高橋 易資(たかはし・やすし)氏(日本保守党)
苗村 京子(なえむら・きょうこ)氏(日本共産党)
公明党の石井代表が立候補しています。「ここが激戦区になっているのが相当まずいのですが……」と語る山本期日前氏。
山本期日前氏「公明党は、基本的に石井代表も比例重複なしで臨んでいます。1票でも落としたら完全落選。いろんな人が注目しています」
情勢調査では石井氏が先行しているところが多いですが、「明らかに地元に張り付く機会が増えてきた」と証言する山本氏。
埼玉14区には6人が立候補!
その石井氏が競っているのは、国民民主党の鈴木義弘氏。前回は、旧埼玉14区で立候補していました。自民党系県議として活動していた鈴木氏は、前回の選挙では、三郷市でなんと自民党候補に競り勝っています。
MC鈴木邦和「今回、国民民主党は日本全体で勢いがあるのかなあと思います。そういう部分も追い風になっているのかなと」
山本氏からは、草加市内に住んでいる石丸伸二氏のファンが、鈴木氏を応援し始めたというプチ情報も。石丸氏を応援していたYouTubeチャンネルが、こぞって国民民主党の切り抜き動画を上げ、これまで国民民主党がリーチできなかった層にアプローチしているとのことです。
加来氏を擁する日本維新の会は、草加市出身の青島健太参院議員(日本維新の会)の知名度が高く、「本来は草加市で強いはず」と山本氏。
2023年春の埼玉県議選(草加市)で議席を確保した維新ですが、当選者に居住実態がなく、議席を失っています。このことが選挙戦にどう影響するか、と山本氏は疑問を投げかけます。
山本氏「草加市の動向次第で、国民の鈴木さんに消極的な票が集まる可能性があります。ちなみに、立憲の一部の市議も、鈴木さんのところに入っています」
石井氏は自民党の推薦を強調していますが、自民党員の中には鈴木氏を支持する人も一定数いるのではないかと予測します。
共産党の苗村京子氏と関根氏は、活動の本拠地である三郷市で票の奪い合いが予想されます。
また、草加市では、共産党市議団がセクハラ問題で消滅。党員にも離党が見られ、党員票が衆院選と参院選の比例票より落ちることが予想されます。
保守層の受け皿になる可能性があるのが関根氏と高橋氏です。
無所属の関根和也氏は、過去に埼玉県議や三郷市長選に立候補した経験があります。保守の受け皿となる可能性があり、X(旧Twitter)のアイコンに自民党保守派の論客として知られる高市早苗氏とのツーショットを採用しています。
高橋易資氏は、石濱哲信氏が代表を務める政治団体「日本保守党」の公認候補です。過去に参院選埼玉選挙区に立候補したこともあります。
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OS5
:2024/10/24(木) 23:44:34
地元・近隣首長の動きは?
地元・近隣首長の動きは?
埼玉14区では、公示前には予測できなかった問題が積み重なり、激戦区になっていることが見て取れます。
「与党統一候補」とのキャッチフレーズを掲げる石井氏ですが、公明党も草加市内で一枚岩ではなく、選挙区選びの際、自民党の地元議員と揉めたとも言われていました。国土交通大臣ポストをもっている公明党に対して、つくばエクスプレスの東京駅延伸などを期待する地元がどう反応するでしょうか。
地元首長にも、特筆すべき動きが見られます。
三郷市長は石井氏と鈴木氏の両方へコンタクトを取っていますが、八潮市長は鈴木氏を応援しているとのこと。
また、埼玉県の大野元裕知事はもともと国民民主党出身ですが、今回は石井氏のビラに加わっています。為書きは鈴木氏にも贈っているとの情報ですが、選挙戦にどのように影響するでしょうか。
また、なんと小池百合子都知事が、石井氏の応援演説に入るという事態も。鈴木氏は希望の党の創立(チャーター)メンバーでしたが……。
MC鈴木邦和「埼玉14区は日本の政治の縮図みたいになってきましたね」
勝敗の行方は、自民党支持層の動き
勝敗の行方は、自民党支持層の動き
今回の勝敗は、自民党支持層が、最後にどちらへ投票するかがポイントになると、山本氏は予測します。
裏金問題に不満を持つ層と、岩盤支持層の両方に動く可能性があると指摘します。
前回、埼玉14区で自民党から立候補していた三ツ林裕巳(みつばやしひろみ)氏は、政治資金問題で今回は無所属での立候補になりますが、公明党が推薦を出しています。裏金批判票がどう反応するか、気になるところです。
山本氏「公明新聞で石井さんの写真の位置が右に移ったら、危険度が上がってきます(注:公明新聞では激戦区から順に候補者写真を掲載すると言われています)」
実直で実務能力が高いと評価の石井氏ですが、山口前代表に比べて演説の盛り上がりが弱いと指摘します。
山本氏「山口さんはよく、勝たせてください、働かせてください、押し上げてくださいと言っているんですが、石井さんは勝たせてくださいの三連発なんで……」
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OS5
:2024/10/24(木) 23:48:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd675b2c518932f46b14de38b1b04bf79b24a2ea
維新公認の候補者「推薦受けてない」後援会を「推薦人」と記載 「法的責任は軽くない」と弁護士解説
10/24(木) 19:17配信
関西テレビ
「日本維新の会」公認(大阪6区)西田薫候補
「日本維新の会」公認で衆議院選挙の大阪6区に立候補する西田薫さんが、謝罪会見を開きました。
■【動画で見る】維新公認の候補者 解散済みの後援会を無断で「推薦人」と記載 法的な問題は?
推薦を受けていない後援会を「推薦人」だなどと記載し、有権者2000人に選挙運動のハガキを送ったということです。
■推薦を受けていない元守口市長の後援会を「推薦人」と記載
西田薫さん
【「日本維新の会」公認(大阪6区)西田薫候補】「私のこの度の選挙運動におきまして、記載の誤ったハガキを作成し、配布した事実が判明しました。誠に、申し訳ありませんでした」
衆院選投開票を3日前にした日本維新の会公認の候補者の謝罪会見。
西田さんによると、すでに解散している元守口市長の西端勝樹さんの後援会に登録していた42人に無断で推薦人の欄に「西端後援会」と書いて衆院選の選挙運動用ハガキを送ったということです。
■既に亡くなっている人も推薦人と記載
西端元市長の後援会に届いたハガキ
【「日本維新の会」公認(大阪6区)西田薫候補】「私の支持支援者名簿はエクセルで管理していて、私が初めて選挙に出た22年前から更新を繰り返しています。最も新しい関係性で表示して発送すべきところだったが、誤って、第一紹介者の欄の氏名、名称を推薦人として記載するミスをしてしまったと(担当者から)聞いています」
ほかにも、西田さんはすでに亡くなっている人も推薦人だと記載していてあわせて2000人にこうしたハガキを送っていました。
■「無断で名前を使われ非常に迷惑」
西端後援会元会長
実際にハガキを受け取った西端元市長の後援会関係者は『無断で名前を使われ迷惑』と語っています。
【西端後援会元会長】「これは非常にうちとしてじゃ困ると。こうやって西端後援会がすでに解散してるし、無断で名前を使われると非常に迷惑している」
■選対会議で「清く正しく美しくやっていこう。うちは狙われている」
左:大阪維新の会・徳村聡大阪6区選対本部長
2週間前の今月10日には、西田さんの陣営で実施された選対会議で、選挙活動についての注意喚起がなされたばかりでした。
【大阪維新の会・徳村聡大阪6区選対本部長】「とにかくきつくやる。『多分』とか『グレー』は排除します。グレーやったらやめてください。とにかく清く正しく美しくやっていこう。それくらい、うちは狙われてるから1人1人気をつけて下さい」
西田さんは今回の件を受けて、24日午後の選挙活動を停止しました。
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OS5
:2024/10/24(木) 23:48:36
■「あってはならない」と吉村共同代表 処分について言及せず
日本維新の会・吉村洋文共同代表
【日本維新の会・吉村洋文共同代表】「僕からも謝罪を申し上げます。操作ミスとはいえあってはならないことですから」
日本維新の会の吉村共同代表は、「あってはならないこと」としながらも西田さんの処分についての言及はありませんでした。
左から 参政党・月足舞子さん、共産党・渡司考一さん、公明党・伊佐進一さん、立憲民主党・福留陽子
衆院選大阪6区には、西田さんのほか、参政党の月足舞子さん、共産党の渡司考一さん、公明党の伊佐進一さん、立憲民主党の福留陽子さんが立候補しています。
■「法的責任は決して軽いものではない」と菊地弁護士
菊地幸夫弁護士
この問題について菊地幸夫弁護士は「法的責任は決して軽くない」と話しています。
【弁護士 菊地幸夫氏】「(まだ事実がはっきりしないところはありますが)公職選挙法には『虚偽事実の公表罪』という罪があります。
例えば、公職の候補者は、推薦とか指示に関して、虚偽の事実を公表すると、2年以下の禁固または30万以下の罰金に処すると規定されています。
もし有罪になってしまえば、当選が取り消され、失職するということになりますから、決して軽いものではありません」
■投票日まで3日、選挙への影響は…
神崎博報道デスク
【関西テレビ 神崎博報道デスク】「24日午後から選挙活動を停止して、25、26日は通常通り活動されるとのことですが、いずれにしても、この問題を含めて、どう判断するかは、大阪6区の有権者に委ねられることになりますね」
(関西テレビ「newsランナー」2024年10月24日)
関西テレビ
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OS5
:2024/10/24(木) 23:54:12
https://www.tokyo-np.co.jp/article/362129?rct=tky_shu24
裏金→「香典配り」…候補擁立めぐり自民系が混乱 東京9区 「まさに反省がない」立憲前職は批判強める
2024年10月24日 06時00分
ここでも、政治とカネの問題がくすぶる。有権者に香典を配り、2021年に公職選挙法違反の罪で罰金刑を受け、今年7月に公民権を回復した元経済産業相で無所属元職の菅原一秀(いっしゅう)は、自民、公明両党の推薦を得て返り咲きを狙う。自民公認で出馬するとみられていた別の元職は、自民派閥の裏金問題で撤退した。立憲民主党の前職山岸一生(いっせい)は「自民には反省がない」と語気を強める。
◆再起目指す元職「元旦から休まず早朝の駅前に立ってきた」
17日の昼下がり。西武池袋線の石神井公園駅前での街頭演説で、菅原は「人生の全てをかけて戦います。どうか最後までお力をください」と声を張り上げた。聴衆は数百人。区議と都議、衆院6期を経て、支持層を積み上げてきた。総裁選で決選投票に進んだ高市早苗も応援に駆けつけ「経済をよく分かっておられる。豊富な知識と経験をもって、必ず皆さまのお役に立つ」と持ち上げた。
菅原は取材に「初心に戻って地域の声を聞こうと3年間、元旦から休むことなく、早朝の駅前に立って訴えを続けてきた」という。自民の公認見込みだった元職今村洋史(ひろふみ)は裏金事件に絡み、公認を受けられず、公示2日前の13日に出馬断念を発表。一方で菅原は9日、自民への復党を認められ、公示後には自公の推薦が決まった。
街頭演説に集まった多くの人たち=17日、東京都練馬区で(中村千春撮影)
「直前まで今村をやるって言っていたのに、という声もあった」と明かす自民区議。「今村さんでは勝ち目がないということだ。ただ、もう少し早く一本化していれば、もっと準備できたのに」と嘆きながら、菅原の支援に走る。都連関係者からは「個人的には、本部のやり方はどうかとも思う」という本音が漏れる。
◆「政治とカネが争点の選挙で、自民は事件を起こした人を…」
無所属ながら事実上の自民候補といえる菅原に、2期目をうかがう立民の山岸は厳しい目を向ける。
「政治とカネが争点の選挙で、自民は事件を起こした人を(事実上)擁立してきた。まさに反省がない」。15日、石神井公園駅前での出陣式で指弾した。
山岸は取材に「物価高で生活は苦しいのに、政治はどこを向いているのか。これまで自民に投票していたであろう穏健保守の人たちからも『頼むから何とかして』『変えてくれ』という声を受ける。負けるわけにいかない」と力を込める。
共産党は候補を立てず、野党が共闘する選挙区の一つ。自民に議席を奪還させられないという思惑も見て取れる。
自民を支持してきたという60代男性は、公示前後に候補の非公認や復党、推薦などが相次いだことに「区民は置き去りにされた」と冷ややかだ。「当選者には聞こえの良いことを言うだけでなく、本当に国民の暮らしを改善する政治をしてもらいたい」と願った。
維新から出馬したのは元兵庫県宝塚市議の大河内茂太。「今、政治を正さなければ、日本は良くなりません」。15日、西武池袋線の保谷駅前でマイクを握り、消費税の減税などを訴えた。他にみんなでつくる党の党首、大津綾香も立候補している。(敬称略、浜崎陽介)
東京9区 練馬区の中西部。西武池袋線と新宿線が通り、大泉学園や石神井公園など乗降客数の多い駅がある。ベッドタウンとなっていて、子育て世帯が多い。今回の衆院選での区割り変更で、光が丘、高松、貫井など笹目通りの東側の大部分が、旧10区だった地域と共に新設の28区となった。選挙人名簿登録者数は30万8563人(14日現在)で、都内30選挙区の中では最も人数が少ない。
◆東京9区 立候補者(届け出順)
山岸一生 43 立民 前①
菅原一秀 62 無所属 元⑥
大河内茂太 53 維新 新
大津綾香 31 みんな 新
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:2024/10/24(木) 23:54:55
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<衆院選かながわ 注目区を歩く>1区 課題抱える有力3候補
2024年10月24日 07時29分
◆1区 横浜市中・磯子・金沢区
浅川義治 56 維<前><1>
松本純 74 自元<7>公
蓮池幸雄 72 共新
伊東万美子 53 参新
篠原豪 49 立前<3>
27日投開票の衆院選で、神奈川県内は計20選挙区85人の候補が激しい争いを続けている。1区(横浜市中、磯子、金沢区)は、野党の前職2人に、自民党に復党した元職1人、新人2人が入り乱れる。前職2人と元職の有力3候補は、党勢の陰りや陣営の人手不足といった課題を抱えており、新人が食い込みを狙う。
前回は比例復活で当選した日本維新の会前職の浅川義治さん(56)は「立憲民主党は増税派が代表になった。維新は減税を訴えている」と、選挙区で苦杯をなめさせられた立民前職に対抗意識を燃やす。自民党派閥の裏金問題も「有権者の反応が違う」と言及に余念がない。
一方、前兵庫県知事のパワハラ問題への対応や、党所属地方議員の不祥事などの影響で党勢には陰りも見える。浅川さんは「もともと関東で維新の支持率は高くないから」と意に介さないが、「参政党が立候補したのは痛い」と、保守系浮動票の行方を気にかける。
自民元職の松本純さん(74)は「有権者から『国会議員は何をやっているのか』という声をもらう。その通りだと思う」と、裏金問題を巡る批判に応じる。2021年の前回、自らの不祥事で党公認を得られず、無所属で出馬して敗北。「浪人」を経て再起を図るが、今度は党全体の問題で逆風にさらされる。
街頭演説する候補者=横浜市内で
「もらい事故だよ」と陣営は語る。党の「定年制」で比例重複もないが、野党候補が複数出馬していることに勝機を見いだす。「組織票をまとめれば勝てる」とみて、支援者回りを精力的にこなす。その分、街頭に出る機会は減っている。
立民前職の篠原豪さん(49)は前回、3度目の挑戦で勝ち取った小選挙区の議席の死守を期す。街頭では「自民による不健全な政治が繰り返されてきた。国民の方を向いている政治に変えていく」と決意を語る。
懸念は、前回の衆院選で共闘した共産党が独自に候補を擁立したことだ。陣営は「人手が少なく、やれないことが多い」と、共産支持者が選挙運動に協力した前回との違いをこぼす。派手な演出を控えつつ、浮動票を掘り起こすため、自転車で街頭を回るなどして1人でも多くの有権者との接触を図る。
共産新人の蓮池幸雄さん(72)は「立民とは協力関係を築けなかった」と事情を説明。「1区で10年ぶりに出馬した共産党の候補だ」とアピールし、選挙区内の共産支持層に根強かった、小選挙区候補の待望論に応える。「比例を伸ばしてほしい」と訴え、比例票の上乗せも図る。
1区には参政新人の伊東万美子さん(53)も出馬。22年参院選では秋田県で出馬した経験があり、今度は出身地・神奈川で勝負すると決め、1年以上前から活動を続けてきた。「唯一の女性候補」「明るい未来を子どもたちに残したい」と、政権批判票の取り込みを狙う。(志村彰太)
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:2024/10/24(木) 23:55:30
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<衆院選埼玉>注目区ルポ 13区(久喜・蓮田・幸手・白岡市、伊奈・宮代・杉戸町) 「裏金」追及、5人の包囲網
2024年10月24日 07時57分
◆埼玉13区
沢口千枝子 73 (元)鷲宮町議 共新
高井崇志 55 党幹事長 れ元<3>
中原由棟 33 (元)農林水産省職員 維新
橋本幹彦 28 (元)航空自衛官 国新
橋本勉 71 税理士 諸元<1>
三ツ林裕巳 69 (元)内閣府副大臣 無前<4>公
自民党派閥の裏金問題により、13区は14区と並ぶ埼玉県内最多の6人が立候補した。2018〜22年の政治資金収支報告書の不記載が全国の立候補者で最高額(2954万円)の前職三ツ林裕巳さんが、自民の公認を得られず、無所属で臨む。対抗馬たちは「包囲網」を形成するかのように、注目区で知名度も上げようと裏金問題を追及している。
6人が立候補した13区の掲示板ポスター=久喜市で(一部画像処理)
「本当に申し訳ないことをしました」。公示日に三ツ林さんは地元の幸手市の事務所前で開かれた出陣式で頭を下げた。「私への批判が集中している。はいつくばってでも勝ち、地元の土に戻るまで全力を尽くす」と声を張り上げた。
自民の看板なしで5回目の当選を目指す三ツ林さんだが、壇上には13区内の首長たちに加え、三ツ林さんを推薦する公明の地方議員たちも並び、推薦状を手渡す一幕もあった。
弁士に立った公明の議員は推薦の理由として、今回の区割り変更で、一部の地域が三ツ林さんの選挙区だった14区に、同党の石井啓一代表が出馬した点に言及。推薦の見返りに、三ツ林さんの支持者たちの投票を期待する思いをにじませた。三ツ林さんは医師の肩書も持ち、医療関係団体などの組織力を生かして選挙戦を展開している。
国民民主の新人橋本幹彦さんは昨夏、13区内に移住し、前職以外の5人の中で最も早い昨秋に出馬表明した。公示日の久喜駅前での第一声で「金権政治の一掃も必要だが、新しい政治をつくりたい。給料は上がらず、物価が上がっている」と訴えた。連合埼玉が推薦し、序盤戦では党の玉木雄一郎代表が応援演説。橋本さんは連日、若さを武器に自転車で遊説する。
共産新人の沢口千枝子さんは13区内の旧鷲宮町議を4期目まで務めた。裏金問題に「自民党の組織ぐるみ。三ツ林氏だけでなく、自民の政治を変えたい」と主張。同区内を中心にした党所属議員らと支持を訴える。
残る3人はいずれも公示直前に13区内に移住し、全員が三ツ林さんに照準を合わせる。れいわ新選組の元職高井崇志さんは「三ツ林氏が裏金額がナンバーワンだと知らない有権者が、うっかり投票しないように呼びかけたい」と明言。党幹事長の肩書を活用し、メディアに積極的に登場して持論を展開している。
日本維新の会の新人中原由棟さんも「敵は三ツ林氏と意識している。裏金額ナンバーワンを駆逐し、若者が政治に関心を持つようにしたい」と若さを強調し、つじ立ちを続ける。
諸派の元職橋本勉さんも「裏金額が一番多い三ツ林氏が13区にいるのが出馬の理由。彼を破らずに、問題は解決しない」と主張している。(菅原洋)
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:2024/10/24(木) 23:56:18
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<衆院選とちぎ 注目区を行く>4区 「党の顔」続々 熱弁ふるう 立民「引き締め」 vs 自民「逆転を」
2024年10月24日 08時18分
◆4区 小山・真岡・下野市、芳賀・下都賀郡
立候補者(届け出順)
佐藤勉 72 自前<9>公
川上均 68 共新
藤岡隆雄 47 立<前><1>
「いま、政治が不安定化するかどうかの瀬戸際。大逆転の選挙を実現しよう」とゲキを飛ばす自民党の小泉進次郎選挙対策委員長。立憲民主党の野田佳彦代表は「腐敗した政権に経済政策はできない。投票箱が閉まるまで声をかけ続けて」と引き締める。接戦が続く栃木4区。終盤戦に入った22日、「党の顔」が続々と大票田の小山市に結集し、街は選挙一色に染まった。
自民前職の佐藤勉さん(72)と立民前職の藤岡隆雄さん(47)による5度目の対決に共産新人の川上均さん(68)が加わる構図。自民党の「政治とカネ」問題が影を落とし、藤岡さんがやや優勢との情勢報道が目立つ。
自民党幹部を歴任し10期目を目指す佐藤さんは一時、支持者に表明した引退を撤回。今回の選挙を「政治家人生の集大成」と位置付ける。一方の藤岡さんは前回惜敗率95.7%で比例復活し初当選。3年弱で55回の国会質疑討論に立つなど党期待の若手。「今度こそ小選挙区で」と意気込む。
小山総合公園の駐車場で午前9時すぎから開催した佐藤陣営の演説会に約800人、市役所前御殿広場で午後6時半からの藤岡陣営の演説会には約600人の聴衆が詰めかけた。ともに主催者発表。
佐藤陣営の演説を聞き入った小山市の会社員山中久美子さん(41)は「小泉さんに関心があって訪れたが話し方も立ち振る舞いも存在感があった。政治への関心がより高まった」。壬生町の農業鈴木進吉さん(67)は「佐藤さんは地元への貢献が大きい政治家。有終を飾らせてあげたい」と話した。
藤岡陣営の演説会に参加した地元の主婦竹内一江さん(58)は「さすがに野田代表は演説がうまい。藤岡候補の若い熱意も感じる」。地元、白鷗大3年の大野卓哉さん(20)は「人生初の投票になるので一票に責任を持ちたい。物価高、大学授業料無償化などの話は興味深かった」と振り返った。
一方、衆院選解散当日の9日に出馬を表明した共産新人の川上さんは広範な選挙区を選挙カーで巡る戦術。この日も小山市、野木町を回り、賃上げや消費税減税など生活者目線の訴えを続け、党勢拡大を狙う。「激戦区になったことで有権者の関心が高く、好意的に話を聞いてもらっている。物価高騰に苦しむ人の多さを痛感する」と話した。(梅村武史)
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:2024/10/24(木) 23:56:37
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<衆院選ぐんま 注目区を行く>4区 「裏金」批判票 どこまで 前職、謝罪と改革強調 野党「政治と金」追及
2024年10月23日 08時13分
◆4区 高崎(旧高崎市、新・吉井町)・藤岡市、多野郡
立候補者(届け出順)
山田博規(65) 立新
萩原貞夫(75) 共新
福田達夫(57) 自前<4>公
「逆風の一端を担ってしまった。不注意でしたことだったが、自民党の体質にあったのも事実。二度とこうしたことのないよう自民党をつくり直す」。自民党派閥の裏金問題で当事者となり、逆風の中で5選を目指す自民前職の福田達夫さん。公示日の15日、旧市町村ごとに開いた出陣式で、裏金問題への謝罪と党改革の意欲を繰り返した。
党総務会長を経験し、石破政権で党幹事長代行という重責に就いた。祖父、父と2代続けて首相を務め、強固な地盤と組織力を誇るが表情は険しい。選対関係者は「丁寧におわびして一定の理解はいただけた。だが『福田とは書くけど自民は書けない』という支持者もいた。何も言わないまま離れてしまう人もいるだろう」と厳しく受け止める。
党務などで地元入りは限られ、個人演説会では本人のビデオ動画で中小企業政策や物価対策、地域振興などを柱に支持を訴える。
自民に挑む野党は、3年前の前回のような「共闘」体制を築けなかったが、立民新人の山田博規さん、共産新人の萩原貞夫さんが「政治とカネ」の問題を追及して攻勢をかけている。
衆院解散直前に立候補表明した山田さんは、裏金問題に加え、政治家の世襲を「社会の病」と厳しく批判。医師の立場から医療制度改革を政策の重点に掲げ「既得権益にまみれた政治を改革する」と訴える。
都内在住で知名度不足が課題だが、ほぼ連日JR高崎駅前でマイクを握り「既得権益のない自由な立場から改革を実現する」と声を張り上げた。選対を支える県議は「裏金、世襲、医療の三つの改革を訴え、前回選挙より『風』は良い。有権者の与党への不信感は強い。候補本人を知ってもらうことで票につながる」として、交流サイト(SNS)も使って幅広い層への浸透を図る。
前回は野党間の候補者調整で出馬を見送った萩原さんは、街頭演説などで「戦争反対という皆さんの思いを背負って頑張っているのは日本共産党しかない」と力を込める。消費税減税や教育費負担の軽減などを訴え「大企業中心の自民党政治におさらばしよう」と意気込む。
15日に山添拓参院議員、17日には田村智子党委員長が駆け付け「裏金議員に審判を」などと自民を批判。社会保障の充実なども訴えて支援を呼びかけた。選対関係者は「裏金問題への批判で大きな手応えを感じる。政治改革を中心にアピールし、若い世代の関心を盛り上げたい」と話した。(石井宏昌)
◇
27日投開票の衆院選は後半戦に突入し、各候補の舌戦も熱を帯びてきた。群馬県で注目の選挙区を追った。
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:2024/10/24(木) 23:59:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/784eb36e1880e3123b403c4fb8cde61e98c6b2ef
与党過半数の攻防、自民苦戦し小選挙区130超で接戦・立民大幅増へ・国民も躍進…読売終盤情勢調査
10/24(木) 22:01配信
読売新聞オンライン
読売新聞社は、27日投開票の衆院選の終盤情勢を探るため、22〜24日に世論調査を行った。選挙戦は、定数465のうち与党の過半数(233議席)確保を巡る激しい攻防となっている。自民党は政治資金問題を受けて苦戦する一方、立憲民主党が議席を大幅に増やすほか、国民民主党も躍進する情勢だ。日本維新の会は勢いが停滞している。
終盤情勢の分析は、調査結果に全国の総支局などの取材を加味した。
全国289小選挙区の情勢を分析すると、自民候補が追い上げられている選挙区が目立つ。自民候補266人のうち、優位な戦いを進めるのは序盤段階の102人から87人に減少。接戦となっている候補が118人から133人に増えた。比例選の獲得議席は、2021年前回選の72から50台にまで減らす可能性がある。公示前の247議席の維持や単独での過半数獲得は見通せなくなっている。
政治資金問題に関連した自民前議員ら44人は、半数以上が小選挙区選で後れを取っている。
公明党は、小選挙区候補11人のうち優勢なのは序盤の2人から変わらず、石井代表(埼玉14区)を含め大半が接戦を演じる。比例選でも、前回選並みの議席獲得は微妙な情勢だ。
(写真:読売新聞)
立民は、序盤の勢いを加速させている。劣勢の候補が序盤の73人から56人に減る代わりに、接戦を繰り広げる候補が101人から116人に拡大。混戦から抜け出して先行する候補もおり、東北や首都圏を中心に優位な候補は33人から35人に増えた。比例選では40議席台後半をうかがい、党全体で公示前98議席から大きく積み増す見通しだ。
国民も、3人が優位に立つほか、序盤で劣勢だった33人のうち5人が接戦にまで盛り返している。比例選も前回選の5議席からの倍増を視野に入れる勢いで、公示前の7議席を上回るのは確実な情勢だ。
維新は、優位に戦いを進めるのが関西の選挙区の7人にとどまり、序盤の9人から後退。比例選でも前回選の25議席から減らす公算が大きい。公示前44議席の維持は不透明感を増している。
共産党は比例選で議席を増やす勢いだ。れいわ新選組、社民党、参政党、諸派の日本保守党も議席を確保しそうだ。
調査は電話とインターネットで実施し、計24万7576人から回答を得た。一定数の回答者が投票先を挙げておらず、情勢は流動的な要素もある。衆院選には、小選挙区選(定数289)に1113人、比例選(同176)に231人(重複立候補を除く)の計1344人が立候補している。
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:2024/10/25(金) 00:00:32
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20241024-OYT1T50160/
比例でも自民苦戦、立民上積みも・国民は急伸…読売終盤情勢調査
2024/10/24 23:00
読売新聞社が実施した衆院選の終盤情勢調査では、比例選でも自民党が苦戦し、公示前の65議席に届かない可能性が明らかになった。立憲民主党は公示前より議席を積み増す勢いを維持しており、国民民主党の獲得予想議席は序盤から大きく伸びた。
自民の比例選の予想議席は序盤情勢調査では60議席台だったが、60議席を割り込む可能性が出ている。無党派層を7%しか取り込めておらず、自民支持層も7割台しか固めきれていない。自民の小選挙区候補が比例選で公明党への投票を呼びかけることもあるため、自民支持層の5%程度が公明に流れており、立民にも5%程度が奪われている。
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東北、北関東、東京、東海の各ブロックでは、序盤情勢で当落線上にあった議席を取りこぼしそうだ。石破首相や岸田前首相のお膝元である中国では5議席目の獲得が微妙になった。20議席前後を獲得する見込みの公明と合わせても、自公で比例選定数176の過半数89を達成するのは難しそうな情勢だ。
立民は公示前の38議席から積み増し、40議席台を獲得する勢いを見せる。無党派層から22%の支持を得ており、今後の情勢次第では50議席台に手が届く。強い地盤を持つ北海道で自民の予想議席を上回り、東北と北関東、北陸信越で予想議席が自民と同数になった。
国民の予想議席は序盤情勢の1桁台から、10議席台に伸びた。公示前の3議席から大きく増えそうだ。無党派層からの支持が序盤情勢の5%から8%に増加し、南関東などで複数議席を視野に入れる。玉木代表の地元がある四国でも議席獲得の可能性が出てきた。
日本維新の会は10議席台で、公示前の26議席を維持するのが困難な状況は変わっていない。共産党は公示前の9議席と同程度の10議席前後が見込まれる。
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