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中部 地方議会・首長,政治・選挙スレ

920OS5:2024/04/26(金) 08:51:50
静岡県に本社を構える有名企業といえば、浜松市にある自動車メーカーのスズキであるが、そこで最高経営責任者などを務めた鈴木修相談役は川勝知事の後ろ盾として活動。
静岡県がリニア中央新幹線の着工に反対を続けているのも、表向きはトンネル工事が地下水に影響を与え、大井川の水量が減少してしまうからだとされているが、実際のところは静岡を素通りするリニアに鈴木修氏が強く反対しているという事情が大きい。

この鈴木修氏はこれまで鈴木康友氏の支援もしてきたため、鈴木康友氏が次の知事となれば、鈴木修氏が今後も県政に強い影響を及ぼし続けるのではないかと懸念する政財界関係者は多い。
さらに、スズキの本社が浜松市で、鈴木康友氏が前浜松市長であることから、”浜松色”が強く出すぎていて、他地域が反発する可能性もある。特に静岡市は静岡大学と浜松医科大学の法人統合、大学再編をめぐって浜松市と対立してきており、両者の溝は深い。

自民党はこうした事情を勘案して、鈴木修氏の影響力に懸念を示している県内の財界関係者や、浜松市以外の地域の票をまとめ上げることができれば、大村氏が逆転可能だと考えたようだ。
実際に自民党静岡県連の増田享大幹事長は大村氏を支援する理由について「(元副知事として)全県的な視点で課題を捉えている」と語っている。

早期解散となれば負けられない前哨戦となるが…
だが、こうした構図作りも宮沢氏のスキャンダルによって台無しとなってしまった。
ただでさえ裏金問題の逆風を抱えている自民に、宮沢氏の不祥事も有権者の投票行動に影響を与えれば、多くの無党派層の離反を招きかねない。自民党関係者からは「推薦を出して敗れるくらいなら、党本部としては推薦を見送ったほうがよいのではないか」との声もあがり始めている。

静岡県連は23日に自民党の茂木敏充幹事長に大村氏の推薦を上申したが、茂木幹事長は「党本部として大村氏を推薦するかは相談しながら考える」と述べるにとどめたといい、雲ゆきは怪しい状態だ。
党本部が静岡県知事選の対応に慎重なのは、ここで与野党対決に敗れれば、岸田首相の解散戦略に影響を及ぼしかねないからだ。

9月には自民党総裁選が予定されており、「岸田おろし」を警戒して岸田首相が早期解散に踏み切るという観測も根強いが、現在、苦戦が伝えられている4月28日投開票の衆院3補選・島根1区に続いて、静岡県知事選でも負けを重ねれば、一気に岸田文雄首相の求心力は低下しかねない。

一方で現在行われている東京15区補選でも、小池百合子都知事が擁立した乙武洋匡候補の推薦を、自民党が急きょ見送ったことは記憶に新しい。

解散や総裁選に向けた自民党内のさまざまな思惑、そこに鈴木修氏の影響力をめぐる政財界の動きや、静岡市と浜松市の対立などが重なり、知事選に向けた情勢は非常に混沌としている。


地域の課題、国政の課題について静岡県民はどんな判断を下すのか。静岡県知事選は1ヶ月後の5月26日に迫っている。

取材・文/宮原健太


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