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中部 地方議会・首長,政治・選挙スレ
233
:
チバQ
:2022/03/30(水) 21:32:37
「おととし、去年、そして今年と、地方選挙での自民党分裂がずっと続き、その極め付きが石川県知事選挙。組織の溶解とでも言うのか、県連のまとめ役が不在となり、国会議員も組織をまとめられなくなり、役所内の調整も効かなくなった。そしてついに、一番結束力が強いはずの派閥すらまとめることができなくなってしまった」(自民党の選挙関係者)
主要な地方の首長選は確かに保守分裂選挙が目立つ。2020年10月の富山県知事選を皮切りに、昨年は1月の岐阜県知事選、4月の秋田県知事選、7月の兵庫県知事選、10月の岡山市長選。今年に入っても、1月の長崎県知事選と東京・町田市長選が保守分裂だった。
こうした傾向は、国政における野党の凋落と比例した動きなのは間違いない。自民党にとって政権を奪われそうな明確な「敵」が存在すれば、党内でガタガタしてはいられない。党内で一致結束して、野党に向き合い、戦わざるを得ない。
しかし、政権を脅かされる恐れがなければ、権力争いは野党ではなく内部に向かう。地方県政の主導権をめぐる自民党国会議員の争いは昔からあるとはいえ、野党不在のいま、それが日常茶飯事になってしまった。
「昨年10月の衆院選が終わって、保守分裂選挙は一段落ついたかと思ったのだが・・・。野党がますますバラバラになって、自民党は野党の存在を心配する必要がない。敵がいないから内輪揉めになってしまう」(同上)
今年7月に予定される参議院選挙に向けても、自民党はのんびりと構えている。3月13日の党大会で岸田文雄首相が「私が先頭に立つ」「気を緩めることなく一致団結してこの戦いを勝ち抜こう」と気勢を上げてはいたが、党執行部に危機感はなく、公認候補者の決定も例年より遅れている。
自民党の政党支持率は3〜4割を保ち堅調で、野党は1人区での共闘態勢すら進まない。国民民主党は新年度予算案に衆議院で賛成し、事実上の与党になってしまったし、やはり自民寄りで「ゆ党」と呼ばれる維新が政党支持率では立憲民主より高い調査もある。
自民党としては「警戒すべきは維新に保守票をどの程度奪われるかだけ」(別の選挙関係者)という楽勝ムードすら漂う。
そんな中で自民党内の非主流派は、新型コロナウイルス対策やロシアのウクライナ侵攻への対応などで岸田首相の指導力に懐疑的な視線を向け、「ポスト岸田」に備えた権力闘争に虎視眈々。菅義偉前首相が4月にも発足させる勉強会はその土台となりそうで、菅氏に近い無派閥議員のグループに加え、二階派や森山派、菅氏の盟友で麻生派を退会したばかりの佐藤勉・前総務会長らの参加が見込まれている。
こうした派閥の動きも、参院選に「敵なし」と見る自民党内の余裕から生まれる内輪揉めのようなものだ。
想像だにしなかった戦争が始まり、激動の世界情勢の中で今ほど国会の議論が重要な時はない。内向き自民党と弱体野党では政治に緊張感が生まれない。野党の奮起を期待したい。
■小塚かおる(日刊現代第一編集局長)
1968年、名古屋市生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒業。関西テレビ放送、東京MXテレビを経て、2002年から「日刊ゲンダイ」記者。その間、24年に渡って一貫して政治を担当。著書に『小沢一郎の権力論』、共著に『小沢選挙に学ぶ 人を動かす力』などがある。
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