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中部 地方議会・首長,政治・選挙スレ

225チバQ:2022/03/17(木) 19:06:51
はつらつさが消えた
余裕の選挙戦になるはずが、誤算が続き、馳は次第に追い込まれていく。

馳を支援する県議会議員は告示直前のある日、「馳は最近気分の落ち込みが激しい」と話した。
馳は立候補会見では明るくはつらつとした姿だったが、情勢の厳しさが伝えられると次第に元気がなくなり、周囲からは「立候補を断念したほうがよいのではないか」、そんな声も出るほどだったという。

光明か それとも…
そんな馳が、気力を取り戻す瞬間があった。

それは、旧知の国会議員を招いた街頭演説。
告示前から、菅義偉前総理大臣をはじめ、誰でも一度はテレビで見たことがある、そんな議員たちを次々と招き、国政との強いパイプをアピールする戦略を徹底した。



さらに、告示直前には日本維新の会から推薦を受けることが決まった。
苦しい状況の中に、一筋の光明が差したようにも思われた。

しかし、有名人頼みの戦略に、馳と親しい県内の市長や地方議員などからは懸念の声もあがっていた。
「あれは馳のやりたい戦い方ではない」
「石川県の知事選びに東京から口出しするように見えてしまい、かえって票が離れる」

決戦は金曜日!?
それでも馳陣営は、告示後も、有名議員を招くという戦略を継続した。

安倍晋三元総理大臣をはじめ、小泉進次郎前環境大臣や河野太郎党広報本部長、それに高市早苗政務調査会長らが、続々と石川入りした。


そして、街頭演説の前後には、関係団体をきめ細かくまわり支持を呼びかけた。

さらに、電話の自動音声のよる支持の呼びかけなど、あの手この手で票の掘り起こしが続いた。

関係者によると、こうした取り組みは金曜日に集中的に行ったという。
週末に行われることの多い報道各社の情勢調査を前に支持を呼びかけることで、週明けの情勢分析の記事で、馳の優勢をアピールするのが狙いだ。
保守分裂の争いに、地元経済界などでは、日和見の態度もみられたが、馳優位の情報が出回ることで、“勝ち馬”に乗ろうとする動きにつなげることができるというのだ。
陣営では、選挙戦の最終盤、山野に1~3万票の差をつけて勝つという強気の見方も出るようになった。

しかし地元メディアが伝える情勢分析も、めまぐるしく変わり、3陣営ともに、誰が勝つのか読み切れないまま、投票日を迎えた。

分裂は自民だけじゃない
保守分裂の大混戦に、投票率は61.82%と、石川県知事選挙としては過去最低だった前回4年前の選挙に比べて20ポイント以上も跳ね上がった。


そして開票の結果、わずか7982票の差で馳が山野を抑え、大混戦を制した。

当落をわけたのは何だったのか?

NHKの「出口調査」を見ると、有権者は政党の推薦や支持の通りに動かなかったことがわかる。


今回の選挙で自民党県連は馳と山田の2人を「支持」した上で、自主投票とすることを決めた。一方で山野から出された「支持願い」は認めなかった。

馳は自民党の支持層の約40%から支持を得た一方、約30%は山田に、20%台半ばが山野に流れた。

山田を県連として推薦した立憲民主党の支持層では、山田と山野がそれぞれおよそ40%の支持と大きく割れた。馳も10%台半ばの支持を得た。

さらに、馳を推薦した維新の支持層では、もっとも多い支持を得たのは山野で、40%台半ばが支持した。馳は30%あまりにとどまった。

NHKが選挙期間中の11日間、県内15か所の期日前投票所で投票を済ませた有権者1万3080人を対象に行った調査でも変わらかった。

分裂していたのは、自民党の支持者だけではなかったのだ。


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