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中部 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1372OS5:2025/11/03(月) 21:23:38
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/712284
燕市長選挙の勝敗分けた「わずかな差」とは…最終盤の強雨「危機感の差」浮き彫りに、演説会でも違いが
連載「144票差の決着」<上>
2025/10/20 21:20
(最終更新: 2025/10/21 20:17)
初当選を決め、関係者から花束を受け取る佐野大輔さん(右)=19日午後11時過ぎ、燕市東太田

 燕市長選は19日に投開票され、無所属新人で前市議の佐野大輔さん(41)が、無所属新人で元会社員の佐々木剛さん(59)にわずか144票の僅差で勝利した。鈴木力市長が4期目途中での辞職を表明し、15年半ぶりのトップ交代。大きな争点もなく、盛り上がりに欠けるといわれた選挙戦で、何が勝敗を分けたのか。選挙戦の戦いぶりや出口調査などから大接戦を振り返り、薄氷の船出となる新市政の課題を探る。(3回続きの1)


 19日午後11時ごろに選管最終の開票結果が発表されると、佐野陣営の東太田の選挙事務所はようやく喜びに沸いた。「本当に厳しい選挙戦だった」。佐野さんはかみしめるように語った。

 前回市議選でトップ当選した佐野さんと、政治経験がなく選挙に不慣れな佐々木さん。2人の「危機感の差」が顕在化したのが選挙戦最終日の夜だった。

 18日、燕市内では午後から強い雨が降っていた。

 「最後の最後まで、どうか支援の輪を広げてほしい」。午後8時前、「まだ3分ある」などと支援者らに促され、佐野さんは事務所前で雨に打たれながらかすれた声を絞り続けた。ぎりぎりまで選挙カーを走らせ、仲間と一緒に雨がっぱを着て街頭に立った。

 佐々木陣営は日が暮れて雨脚が強まる中「支持者、支援者に万が一のことがあっては」との判断から、出身地の西燕地区を会場にしたマイク納めの演説を午後6時ごろから行った。佐々木さん自身の演説は10分足らずで終わり、6時半ごろには「活動の振り返り」(陣営)のため早々に事務所に引き揚げた。



 選挙戦が始まってから両陣営は市内各所で個人演説会を開催。佐々木さんは約35年、国内外の金融機関で重ねたキャリアを紹介し、行政経験はないものの「民間で培った経験と知見を生かす」と強調した。英語でスピーチしたこともあった。演説会では会場からの質問は少なく、時間通りに散会したことが多かった。

 これに対し佐野さんの個人演説会では、会場から地域の課題や市政に関する質問が次々挙がり、佐野さんはそれに一つ一つ応じた。終了時間後、有権者と話し込む姿も見られた。

 選挙戦終盤に、有権者に「動きが見えない」と言われたのも陣営の危機感を高めた。当選を決めた19日夜、佐野さんは「一人でも多くの人に会いに行く、こまめに回るというやり方でやってきた」と追い込みを振り返った。



支持者らに頭を下げる佐々木剛さん(右)=19日午後11時半前、燕市白山町3

 19日夜、佐々木陣営の集会会場の萬会館(白山町3)では、「あー」という落胆のため息が漏れた。佐々木さんは「知名度を回復するための努力をもう少し早く、時間をかけてやっておけば、わずかな差を取り返せたのかもしれない」と悔しさをにじませた。報道陣の取材に対し、「政策に具体性が少し乏しかったかもしれない」とも語った。

 2人とも基本的に現市政を継承、発展させると訴え、産業振興、子育て支援、教育の充実といった政策は似通っていた。ただ、戦い方は対照的だった。



 20日には燕市役所で、佐野さんが当選証書を受け取った。

◆佐野大輔さん「一つになって同じ目標へ」
燕市長に初当選し、抱負を語る佐野大輔さん=19日、燕市

 接戦を制しての当選。有権者の投票先が二分される結果になったが、相手方を支持した層も含め「どう巻き込んでいけるかが大切。気を引き締めて市政に取り組みたい」と語り、「行政と民間や、世代を超えて、一つになって同じ目標に向かっていけるそんな燕市を目指したい」と意気込む。

 「人がいてこそ、まちづくりも、ものづくりもできる。とにかく人づくりにどれだけ政策が打てるかだ」と、人材確保や育成策を重視する。企業誘致やものづくりの支援に加え、農業分野でも「継続的、一貫した支援をやっていきたい」と強調する。

 取り組む政策の一つとして、「ライフワーク」として関わってきた障害者教育を挙げる。選挙戦では「発達障害のあるお子さんや、重度障害のあるお子さんの保護者の方から、応援すると言っていただいた」という。県教育委員会は燕労災病院跡地に特別支援学校の設置を計画。さらに県立吉田病院の建て替え事業も念頭に、「県と一緒に、県にお願いしながら進めたい。周りの市町村とも連携したい」と語る。

 一方、公共施設の在り方や学校統廃合、下水道整備などを課題に挙げ、「しっかりと取り組んでいきたい」と意気込んだ。


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