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中部 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1229OS5:2025/04/28(月) 22:11:09
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/595548
[糸魚川市長選挙2025]「新しい発想で活性化を」現職の後継候補を僅差で破り初当選…課題山積、行政手腕は未知数
連載[変革への選択 久保田新市政]<上>
2025/4/22 11:30
糸魚川市長選で初当選し、拳を握って喜ぶ久保田郁夫さん=20日、糸魚川市寺島1

 三つどもえの激戦となった任期満了に伴う糸魚川市長選挙は20日投開票され、いずれも無所属新人で、元教員の久保田郁夫さん(67)が、前市議会副議長の横山人美さん(59)、前市議の伊藤麗さん(34)を退けた。現職の後継候補の横山さんとはわずか358票差。市民が選んだのは変革だった。20年ぶりに誕生した新市長を待ち受ける難題や今後の市政を探った。(3回続きの1)


 幹線道路沿いにある選挙事務所が拍手と歓声に包まれたのは、投開票日の20日午後11時半前だった。「皆さんと一緒に新しい糸魚川市をつくっていきたい」。2度目の挑戦で市政のかじ取り役をつかみ取った久保田さんは顔を紅潮させ感謝の言葉を繰り返した。

 人口減少に対応し、選択と集中でまちの充実を目指す「縮充(しゅくじゅう)」を掲げ選挙戦に臨んだ。勢いを感じさせたのは告示前の3月上旬、市中心部のヒスイ王国館で開いた集会だった。市民との「座談会」として企画。動員はしなかったが、150人超の市民が集まった。

 市の現状への意見を求めると、参加者から相次いで手が挙がった。若手の男性は、現市政が進める「駅北子育て支援複合施設(仮称)」を批判し、「これにお金をかけず医療体制の拡充に回してほしい」と訴えた。年配の男性は「働く場所もなく、若い女性もいない。新しい発想で市を活性化してほしい」と求めた。

 会場には、現状の閉そく感をなんとかしてほしいという雰囲気が漂っていた。

▽市政刷新の機運、前回市長選でも

 2005年の旧糸魚川、能生、青海の1市2町による合併以来、5期20年にわたり市をけん引したのは米田徹市長(76)だ。

 米田市長は国連教育科学文化機関(ユネスコ)が認定した「糸魚川世界ジオパーク」を軸とした地域づくりなどに尽力した。しかし、5期目当初の21年5月には官製談合事件が発生。市職員1人も逮捕、起訴され、有罪判決を受ける不祥事があった。

 トップが長く続いたことによる組織の緩みを市議会などから指摘されていた。

 20日の投開票日に新潟日報社が行った出口アンケートでは、久保田さんに投票した人が変化を求める思いを口にしていた。50代男性は「路線を変えないと。糸魚川が変わるきっかけになってほしい」と話した。

 市政刷新の機運は、米田市長と久保田さんとの一騎打ちとなった21年の前回市長選でも表れていた。知名度と組織力で圧倒的に劣る久保田さんだったが、多選批判の声を受け、1873票差まで迫った。今回の選挙戦でも市政転換を訴えた。市中心部の浮動票の取り込みにも力を入れ、批判票の受け皿になった。

▽課題山積「喜んでいる時間はない」

 一方、高校教員だった久保田さんの行政手腕は未知数だ。

 最後は糸魚川市の海洋高校長を務め、キャリア教育などに力を注いだ。その実績を買われ、退職後の18年4月に市産学官推進企画幹に就いた。立場は非常勤職員。市によると、高校を核とした人材育成なども目指した任命だった。ただ前回選に出るため退職し、在籍期間は約2年8カ月だった。

 久保田さんは市長就任後、待ったなしの行財政改革など多くの課題に向き合うことになる。市によると、人口4万人を割り込んだ自治体でありながらコンサートなどが可能なホールは4カ所ある。公共施設全体にかかる維持管理費は年間約14億2千万円(23年度)。財政を圧迫し市の幹部は「十分な予算を組めない状況にある」と語る。他市に比べ、保育園民営化や学校統廃合の遅れを指摘する声もある。

 20日、当選を受けての万歳の後、「喜んでいる時間はない」と戒めるように話した久保田さん。その言葉通り、課題山積の難路が待ち構えている。


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