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首都圏・東京 地方政治綜合スレ
3112
:
OS5
:2026/01/04(日) 13:00:00
当初、幸夫はカジノ誘致に前向きの姿勢を見せていた。だが、アメリカ系カジノ企業が事業に参入する可能性がある計画の全貌を知った2019年頃になると、一転して強硬なカジノ反対派に回り、その先頭に立った。
単なるビジネスの論理とは別の黒船来航に始まる、横浜の歴史が背景にあったと見るのは自然なことではあるまいか。
幸夫は、当初賛成だったIR誘致で反対に回った理由をこう語っている。
「最大の理由はギャンブル依存症だよ(略)。(カジノは)人に迷惑をかけている。海外では依存症で家庭が崩壊しているどころか、街が死でいる。外国の金融マフィアといってもいい人たち(カジノ業者)が、荒稼ぎしてお金を持って帰っちゃう。影響を受けるのは横浜に住む一般家庭だ」(朝日新聞2019.05.08)
彼は専門家らに依存症の恐ろしさを聞き、こうした考えに至った旨を語っている。その聞く耳を持ったのも、「博徒の血筋」だったからこそだと見ればわかりやすい。
菅元総理の「義理と恩」
林も「ミナトのアイデンティティ」は理解していたことだろう。しかし、悩み抜いた挙げ句、市長(経営者)としての合理的な計算に基づいて最終的にIR受け入れを表明し、それを市議会の場で決めた。そこに至るまでの林の苦悩は手に取るようにわかる。
ところが、林の苦渋のその決断を尊重してくれるはずだった小此木八郎が、IR反対を掲げて市長選に立候補してしまった。八郎のこの行動は林にとって大きなショックだったに違いない。おまけに、小此木家に恩のある菅も八郎の決断を支持した。IRを事実上推進してきた菅の影響下にあった自民党の市会議員の大半も林を裏切って八郎についた。
彼らは林市政の与党であり、IR推進を主張して市民からの住民投票の要求を撥ね付ける際の援軍だった。「ブルータスよ、お前もか」である。このままでは苦労して作りあげてきたIR誘致の計画が反故にされてしまう。林のショックは焦りに変わり、予定していた引退を撤回して出馬する決意を固めた。
出馬を説明する記者会見の折に、記者から「(林の支援者である)菅さんは何といっていましたか?」と質問され、林は口ごもりながら「(小此木家への)恩がどうのこうのとかで(私の出馬に)賛成できないといっていました」といった受け答えをしていたが、ふだん冷静な林がこのような愚痴を口にするのは珍しいことだった。
菅は、林の合理的判断よりも小此木家に対する「義理と恩」を優先した。だが、それはおそらく表向きのことで、2020年11月の大統領選でトランプが落選し、トランプの最大の献金者で有力なカジノ企業の経営者だったシェルドン・アデルソンが2021年1月に逝去したので、横浜にカジノを誘致する根拠がなくなったからだと見てよい。菅のこの判断も合理的に見えるが、菅の視線は横浜よりも永田町や霞ヶ関に注がれているのが常で、林はその点にも不満を抱いていたはずだ。「横浜の未来を本気で考えない横浜選出の代議士(政治家)などありえない」と林が考えていたとしてもまったく不思議ではない。
おそらく林にとっていちばん腹立たしかったのは、菅と市議が一体になって梯子を外したことだろう。だからこそ自分の出馬は、彼らの裏切りに対する意趣返しとなる。
開票結果を見るかぎり、それは成功したように見える。
当選したのは山中。有権者に大きく訴えたのは、政治経験はないがコロナ対策の専門家であるという点だった。
ただし、八郎と林の得票を合算すれば、当選した山中の得票を上回っていた。林が出馬しなければ結果が変わっていた可能性はある。
敗北を受けて開かれた林の記者会見は、敗者のそれとは思えない和やかなものだった。菅に従わず自分に付いてくれた6人の自民党市議を持ち上げながら、久々に人前で見せた林の満面の笑顔からは、「してやったり」という達成感が強く感じられた。自分は敗れたが、同時に裏切り者を敗者にすることに成功したのだ。
第1回【地元政界の恩讐が渦巻いた「2021年横浜市長選」…カジノ誘致に反対した「ハマのドン」の思惑と「ミナトの裏面史」】では、藤木氏を軸に一筋縄ではいかないミナトの歴史を振り返っている。
篠原 章(しのはらあきら)
批評家。1956年山梨県生まれ。経済学博士(成城大学)。大学教員を経て評論活動に入る。主なフィールドは音楽文化、沖縄、社会経済一般で、著書に『日本ロック雑誌クロニクル』、『沖縄の不都合な真実』(大久保潤との共著)、『外連の島・沖縄』などがある。
デイリー新潮編集部
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