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新・自動車綜合スレ

54とはずがたり:2019/05/23(木) 16:26:51

池田直渡「週刊モータージャーナル」:
マツダの決算 またもや下がった利益率の理由 (1/5)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1905/13/news028.html#utm_source=yahoo_v3&utm_medium=feed&utm_campaign=20190520-018&utm_term=zdn_mkt-bus_all&utm_content=rel1-2
2019年05月13日 06時47分 公開
[池田直渡,ITmedia]

 5月9日。マツダは2019年3月度の決算を発表した。まずは概要をチェックしよう。

 前年の売上高、3兆4740億円に対して、今年は3兆5647億円で3%のプラス。これだけ見ると成長しているように見えるが、中身が悪い。営業利益は43%(634億円)のマイナス、経常利益で32%(553億円)のマイナスだ。当期純利益は43%(486億円)のマイナスとかなり壮絶な展開だ。

 その結果、元々高いとはいえなかった売上高営業利益率が4.2%から2.3%と1.9ポイントもダウン。利益率に関しては徳俵に足がかかっているといってもいい。参考までに自動車メーカーの適正利益率は8%といわれている。端的にいって稼ぐ力が無さすぎる。

 先生に呼び出しを受けるくらいの成績の急落で、かなり心配である。日々製品に接している立場からいえば、感覚的にはクルマそのものは明らかに良くなっているのだが、それでなんでこんな結果になるのかがなかなか分かり難い。

北米と中国での不振
 最初に疑うのはクルマが売れてないということだろう。確認してみる。

19年3月度の決算資料から販売台数状況
 グローバル販売台数は163.1万台から156.1万台で4%(6.9万台)のダウン。確かに売れていない。地域別に見るとどうなのか?

日本 21万台 → 21.5万台の2%(0.4万台)プラス
北米 43.5万台 → 42.1万台の3%(1.4万台)マイナス
欧州 26.9万台 → 27.0万台の0.3%(0.1万台)プラス
中国 32.2万台 → 24.7万台の23%(7.5万台)マイナス
その他市場 39.4万台 → 40.9万台の4%(1.4万台)のプラス
 となり、北米と中国という2つの巨大マーケットでの負け越しが大きい。

 問題はそのマイナスの原因だ。一時的な理由なのか、それとも深い構造的原因があるのか? マツダ自身の説明によれば、その理由を「販売費用増、OEM供給減、中国向けノックダウン出荷減」の3つにまとめている。OEM供給減とノックダウン減に関しては、長期的に見れば他社との関係の中でそういう時期もある。



 23%と下落幅が最も大きい中国に関していえば、ノックダウンだけの影響とはいえまい。中国市場の減速感は極めて強く、失速はマツダだけではない。ただ、全自動車メーカーが同じなのかといえばそうではなく、同じ条件下でもマツダのダウンはやはり大きい部類に入るだろう。日本でプラスになっているマツダの魅力が中国では訴求できていない。それはおそらく北米も同じだ。

 それをひも解くキーワードが「販売費用」だろう。販売費用にはいろいろあるが、決算書でこの言葉が出てくる場合、それは多くのケースで販売店への販売奨励金(インセンティブ)である。…値引き勝負は過去6年間、マツダが取り組んできた「構造改革ステージ2」のメインテーマである「質的成長とブランド価値の向上」に反する。

 つまり今回の決算では、その構造改革ステージ2がうまく行った地域とうまく行かなかった地域が明確に色分けされたといえる。ブランド価値向上が明らかにうまく行ったのは日本で、及第点に達したのが欧州。逆にほぼ空振りに終わった中国と、クロスプレーでタッチアウトになった北米ということだろう。


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