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新・自動車綜合スレ

241荷主研究者:2021/09/11(土) 11:26:58

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/578800?rct=n_hokkaido
2021年08/17 05:00 北海道新聞
86 ホクダイ 鋳造品 車の安全支える

溶かした金属を金型に入れて部品を製造するホクダイの工場。部品は社員が一つ一つ点検する

谷川年啓社長

 企業名は「北海道でアルミのダイカストを手がける会社」を意味する。ダイカストとは、溶かした金属を金型に流して製品を成型する、いわゆる「鋳造(ちゅうぞう)」のこと。製品のほぼ全量が自動車関連の部品で、エンジン回りやエアコンに使われている。谷川年啓(としひろ)社長(50)は「軽くて頑丈で高品質の製品が自慢。自動車の安全な走りのために安定生産を目指している」と話す。

 各部品は長さや直径が10〜40センチほど。工場では6台のダイカストマシンを使い、600度以上の高温で溶かしたアルミニウム合金などを部品の金型に注ぎ、それぞれに最大850トンの力をかけ成型する。金型内の空気を吸引して真空状態にしてから合金を注ぐ独自の方法で空気の泡などを入りにくくするなど、精度の高い製品を追求している。

■「トヨタ式」導入

 親会社の部品製造業「グンダイ」(群馬県伊勢崎市)が業務拡大のため1994年に設立。釧路市出身のグンダイ創業者が雇用創出のためと道内進出した。

 転機はトヨタグループの企業との相次ぐ出合いだった。2006年、道主催のゼミで、講師役のトヨタ自動車北海道(苫小牧)から「トヨタ生産方式」を伝授された。動作の無駄を省くため、社員の構内の移動距離を最短にし、素材の置き方も工夫する―。生産効率を高めるための意識と方法論が社員に浸透した。

 11年には、人材交流を縁に同グループのアイシン北海道(苫小牧)と取引を始めた。エンジン内部で冷却水を循環させる「ウオーターポンプ」などの納入を機に、ホクダイ全体の生産量が一気に拡大。現在は月産部品約15万個の半分以上がアイシン向けで多くのトヨタ車に搭載される。

■事業多角化課題

 胆振東部地震による一部設備の損傷や、新型コロナウイルス禍による減産も乗り越え、工場の稼働は堅調。ただ、今後は部品数がガソリン車の半分以下とも言われる電気自動車(EV)の普及が見込まれ、部品の出荷先の多角化が急務になっている。谷川社長は「事務用のイスなどにも軽くて丈夫なダイカスト製品をもっと使ってもらえるよう、取引先を開拓したい」と話す。(工藤雄高)

 ☆

▽本社   胆振管内安平町早来富岡257
▽創業   1994年
▽事業内容 アルミの鋳造・加工、自動車用のエンジンやエアコンの関連部品製造
▽売上高  7億9千万円(2021年3月期)
▽従業員数 38人
▽採用   2人(21年春実績)


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