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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

1チバQ:2017/12/06(水) 23:12:37
ということでスレ立てします!

第48回総選挙(2017年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/l50

第47回総選挙(2014年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1364563920/l50

第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

3898とはずがたり:2021/10/27(水) 19:57:48

譲り合いの岐阜4区、「地獄の」総力戦に 自民、野党共闘に危惧
https://mainichi.jp/articles/20211025/k00/00m/010/156000c
黒詰拓也
毎日新聞 2021/10/25 18:15(最終更新 10/25 21:21) 有料記事 1100文字

 選挙区の範囲が6000平方キロ超と全国有数の広さで、都市部から過疎に悩む地域までを抱える岐阜4区。「保守王国」の岐阜にあって、組織力を生かした選挙を大々的に展開する自民前職と、4度の比例復活当選を経て初の小選挙区での勝利を狙う立憲民主前職が2017年の前回衆院選同様に激しく競り合い、維新新人が2人を追う。

 「岸田総理の政策は我々『チーム岸田』が作った」。選挙戦序盤の21日、岐阜県可児市であった自民前職、金子俊平氏(43)の演説会。応援に駆け付けた岸田文雄首相にぴったりくっついた金子氏は約1000人の聴衆を前に、自身の所属派閥が岸田派で、首相との間に太いパイプがあることを強調。岸田首相は「私の側近として活躍する将来のホープ」と持ち上げた。

 演説会では県選出の参院議員に加え、4年前に政界を引退し、金子氏が地盤を譲り受けた父で元国土交通相の一義氏の盟友で、父とは同じ選挙区のライバルでもあった藤井孝男元運輸相も招かれ、応援弁士としてマイクを握った。

 自民がここまでの組織戦を展開するのは、1996年の小選挙区制導入以降、金子氏と藤井氏が交互に出馬するなどして守ってきた議席が、脅かされているためだ。県連は4区を重点地区に定め、所属県議に有権者100人の名簿を集めてくるよう指示。県連会長代行の猫田孝県議は首長や業界団体代表者との面会を重ね「地獄のような選挙」と気を引き締める。

 同じ日の夜、立憲民主前職、今井雅人氏(59)は…

3899岡山1区民:2021/10/27(水) 21:12:25
https://nordot.app/825897605977227264?c=174761113988793844
長崎県内 衆院選終盤情勢 1区 西岡氏、初村氏に依然先行 4区 北村氏と末次氏 競り合う
3区 谷川氏リード 山田勝氏追走、2区 加藤氏が松平氏に優勢保つ

2021/10/27 10:00 (JST)10/27 10:30 (JST)updated
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だれに投票するか決めていますかという質問への回答
 長崎新聞社は、共同通信社が23〜26日の4日間に行った衆院選の全国電話世論調査を基に、県内4選挙区の終盤情勢について取材を加味し分析した。長崎1区は国民民主前職の西岡秀子候補(57)が自民新人の初村滝一郎候補(42)を依然先行。4区は公認問題で出遅れていた自民前職の北村誠吾候補(74)が盛り返し、立憲民主新人の末次精一候補(58)と競り合っている。3区は自民前職の谷川弥一候補(80)が一歩リードし、2区も自民新人の加藤竜祥候補(41)が優勢を保っている。
 ただ回答者の4割弱が誰に投票するかまだ決めておらず、31日の投票日までに情勢が変わる可能性がある。
 注目の与野党対決の1区は、政党支持別で西岡氏が国民と立民を幅広くまとめた。公明の過半数と自民の2割強にも食い込み、支持する政党がない「無党派層」の3割強にも浸透。初村氏は自民の7割を固めたが、公明は4割弱にとどまる。共産新人の安江綾子氏(44)は厳しい戦い。
 4区は北村氏が全域で優勢だが、平戸市と北松佐々町以外ではもう一歩伸び悩む。公明の8割を固めたが、自民は半数を割り込んでいる。末次氏は立民の8割弱に浸透しているが、他の野党との共闘が十分に機能していない。自民の一部は無所属新人の萩原活(ひろし)氏(61)に流れている。無所属新人の田中隆治氏(78)は知名度不足が響き、広がりが見られない。
 3区は谷川氏が離島部と佐世保市南部に手堅く浸透しているが、大村市でやや苦戦し、東彼3町の一部で劣勢を強いられている。立民新人の山田勝彦氏(42)は必死に追走するが、立民以外の野党をまとめきれていない。無所属新人の山田博司氏(51)は地元の五島市で善戦。諸派新人の石本啓之氏(52)は苦しい。
 2区は加藤氏が自民の8割強を固め、全域で優勢を保つ。立民前職の松平浩一氏(47)は立民の8割強をまとめた。
 比例代表で投票する政党は、自民が37.3%でトップ。続いて立民18.1%、公明10.7%、国民5.8%、共産2.6%などの順。分からない・無回答は20.2%。また今回の衆院選に「大いに関心がある」が23.1%、「ある程度関心がある」が50.2%で、合わせて7割を超えた。

3900岡山1区民:2021/10/27(水) 21:16:49
https://www.shinmai.co.jp/feature/election/2021/shuinsen/article/2021/10/27002913.php
衆院選 長野3区・5区激しい攻防 1区・2区「立民」、4区「自民」優位
2021/10/27 10:00 
世論調査・有権者の声
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 信濃毎日新聞社は26日、県内有権者2014人を対象に実施した衆院選電話世論調査(23〜25日実施)の結果をまとめ、期日前投票の出口調査や取材を総合して県内5小選挙区の情勢を探った。3、5区は自民党と立憲民主党の候補が激しい攻防を繰り広げ、予断を許さない状況。1、2区は立民の候補が、4区は自民の候補が優位に立っている。31日の投開票に向け、無党派層の動向や投票率も鍵を握りそうだ。

 衆院選への関心については「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」の合計が82%に上り、2017年前回選の同時期に実施した調査とほぼ同水準だった。各立候補者は最終盤に向け、こうした有権者を引き付けられるかどうかが選挙結果に影響を与えそうだ。

 比例代表北陸信越ブロック(長野、新潟、富山、石川、福井5県、定数11)について、「まだ決めていない」「分からない」とした人も含めて現時点で投票先を聞くと、長野県内は自民が30・6%でトップ。立民が25・9%、公明党が8・7%、共産党が6・7%、日本維新の会が2・8%、社民党が1・2%、れいわ新選組が1・0%、国民民主党が0・9%、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」が0・2%だった。

(結果は比例投票先を除き、小数点第1位を四捨五入した

3901岡山1区民:2021/10/27(水) 21:18:44
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211027649691.html
西村(1区)米山(5区)リード
本社世調 細田(2区)安定 斎藤(3区)やや先行
2021/10/27 08:25
 31日投開票の第49回衆院選で、新潟日報社は23〜26日、新潟県内6小選挙区を対象に電話による世論調査を実施し、各区での取材も加味して選挙戦終盤の情勢を探った。1区と5区で野党共闘候補がリードを保っている。2区では自民党候補が安定した戦いで、野党2候補を突き放している。3区も自民党候補がわずかに先行。4区と6区は与野党候補が横一線で並び、互角の戦いを展開している。ただ、全選挙区で3〜4割の有権者が投票先を決めておらず、情勢が大きく変わる可能性がある。(敬称略)


 ◎4、6区は激しく競る

 【1区】立憲民主党前職の西村智奈美がリードし、自民新人の塚田一郎が追う。西村は立民など野党支持層を固め、無党派層の5割に浸透する。塚田は自民からの支持が6割強にとどまり、無党派層からの支持も薄い。日本維新の会元職の石崎徹は広がりを欠く。

 【2区】自民前職の細田健一が安定感を増し、国民民主党新人の高倉栄と共産党新人の平あや子を引き離す。細田は自民・公明支持層を固め、無党派層にも浸透。全域に支持が広がる。立民など野党支持層は高倉、平だけでなく、細田も含む3人に分散している。

 【3区】自民前職の斎藤洋明がやや先行し、立民前職の黒岩宇洋が肉薄する。斎藤は自民、公明の支持層を固めており、村上市や郡部で支持を広げている。野党統一候補の黒岩は立民、共産の支持層をまとめつつあるが、大票田の新発田市周辺で伸び悩む。

 【4区】立民前職の菊田真紀子と自民新人の国定勇人が横一線で激しく競り合う。菊田は野党支持層の9割を固めた。国定は自民の約7割、公明の約8割の支持を得ている。無党派層の支持を分け合っており、投票先未定の残る3割の取り込みが勝敗の鍵を握る。

 【5区】序盤から先行する無所属新人の米山隆一を自民前職の泉田裕彦が追う。米山は立民、社民、共産をまとめ、中高年層に浸透。泉田は基盤の自民支持層固めを進め、長岡市で支持を広げる。無所属新人の森民夫は無党派層や同市以外での浸透が課題だ。

 【6区】自民県連会長の前職高鳥修一と立民新人で野党統一候補の梅谷守が激しく競り合う。高鳥は自民支持層の8割近くを固め、全域に支持を広げる。梅谷は無党派層に浸透。前回選で大差を付けられた糸魚川市で健闘している。無所属新人の神鳥古賛は厳しい。

3902岡山1区民:2021/10/27(水) 21:20:08
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211027649710.html
比例北陸信越 自民5議席確保か
終盤情勢世論調査 立民4議席うかがう
2021/10/27 09:49
 新潟日報社などが行った衆院選の終盤情勢を探る世論調査では、比例北陸信越ブロック(新潟、富山、石川、福井、長野)は、自民党が安定した支持を得て前回と同じ5議席を確保する見通しだ。立憲民主党は前回得た2議席に、立民前職が旧・希望の党の比例枠で得た2議席を上積みした4議席をうかがう。公明党、共産党、日本維新の会がそれぞれ1議席の確保に総力を挙げる。

 比例北陸信越には9党が比例単独、重複合わせて53人を名簿に登載した。前回の2017年衆院選での獲得議席数は自民5、立民2、旧・希望が2、公明と共産がそれぞれ1。

 終盤調査では本県の政党別投票先は自民40・7%、立民19・1%、公明4・5%、共産3・6%、維新2・6%などとなった。態度未定が25・4%いる。北陸信越ブロック5県では、自民が42・0%で、立民18・9%、公明6・1%、維新5・0%、共産4・0%と続いた。

 自民は若い世代で支持を広げている。比例単独1位の新潟2区前職、鷲尾英一郎の当選は確実とみられる。本県6小選挙区を含む北陸信越全19小選挙区の候補者全員を同率2位としている。小選挙区で敗れても惜敗率の高い4人は比例復活できる見込みだ。

 立民は、旧・国民民主党が合流したことにより、前回より票を伸ばす勢い。高齢者の支持が高く、3議席確保は確実な情勢で、4議席目の獲得に注力する。小選挙区に立候補した14人を同率1位としている。

 公明は現有1議席の維持に懸命だ。日本維新の会は小選挙区を足がかりに議席獲得に力を注ぐ。比例単独の現職がいる共産も議席死守を目指す。

 国民民主党、れいわ新選組、社民党、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得が厳しい情勢だ。

3903岡山1区民:2021/10/27(水) 21:34:48
これ枝野本当にヤバイのか?野党共闘失敗のシンボルが生まれる?

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8b3c4b0146598bf4541c45f38080ad8e04ccf92
自民堅調 共闘の野党伸びず 世論調査終盤情勢/埼玉県
10/27(水) 19:04配信

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テレ玉

 10月31日に投開票が行われる衆議院選挙の終盤情勢を探るため、テレ玉は、10月23日から4日間、電話世論調査を実施しました。

 調査は、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に選んで電話をかける「RDD方式」で行いました。

 県内の小選挙区では、自民党が堅調な一方、共闘を進めて、候補者の一本化を図るなどした野党は伸び悩んでいます。

 1区は自民の村井さんが先行し、立憲民主の武正さんが追います。村井さんは自民支持層の7割強、公明支持層の6割強を固め、優位に選挙戦を展開しています。

 2区は、自民の新藤さんの独走状態となっています。

 3区は、自民の黄川田さんがリード、立憲民主の山川さんが追います。

 4区は、自民の穂坂さんが、ほかの候補を大きく引き離しています。自民支持層の8割近くを固め、無党派層にも、一定の支持を広げています。

 5区は、自民の牧原さんが立憲民主の代表・枝野さんと互角の戦いです。

 6区は、立憲民主の大島さんが、無党派層の5割近くに浸透して、やや先行し、自民の中根さんが追う展開です。

 7区は、自民の中野さんと、立憲民主の小宮山さんが、激しく競り合っています。

 8区は、自民の柴山さんが、幅広い年代に支持を広げ、優位な展開です。無所属の小野塚さんは、支持拡大に懸命です。

 9区は、自民の大塚さんが、安定した戦いです。

 10区は、引退を決めた父・泰明さんの地盤を引き継いだ自民の山口さんが、大きく引き離しています。

 11区は、自民の小泉さんが盤石の戦いです。

 12区は、自民の野中さんと立憲民主の森田さんが、デッドヒートを繰り広げています。野中さんは、自民・公明の支持層の6割強を固めています。一方、森田さんも立憲民主の支持層の8割を固めているほか、自民・公明の支持層にも食い込んでいます。

 13区は、自民の土屋さんが、ほかの候補を引き離しています。

 14区は、自民の三ツ林さんが、ほかの候補を大幅にリードしています。

 15区は、自民の田中さんが、一歩リードし、立憲民主の高木さんが追います。

 しかし、まだ投票先を決めていない人が4割ほどいて、情勢は流動的です。

3904名無しさん:2021/10/27(水) 22:55:54
テレビ埼玉は前回枝野が大差を付けられていると報道したそうです
アンチ枝野、もしくはそういう激励なのかも知れません

3905とはずがたり:2021/10/27(水) 23:21:45
毎度恒例の芸みたいなものらしいっすねw

でも朝日も競ってるとか報道はしてましたがどうなんでしょうかね。。

3906チバQ:2021/10/28(木) 08:35:05
https://www.sankei.com/article/20211027-JXW5TLNYJ5OCTIWJCTUP3EB2A4/
和歌山3区 「二階王国」異例の地元密着選挙、人口400人の村でも演説
2021/10/27 20:15
張 英寿
自民幹事長を歴代最長の5年あまり務めた前職、二階俊博氏(82)が立候補している和歌山3区。「二階王国」とされる強固な支持基盤を誇るが、今回は、82歳という高齢に加え、幹事長退任で影響力低下もささやかれるなかでの選挙戦となった。陣営では13選に向けて「過去最高得票」を目標に掲げるが、二階氏本人が紀伊半島奥地の村まで踏み入るなど異例の「地元密着」選挙を展開している。

「私の政治の原点はふるさとにある」。二階氏は公示翌日の20日、選挙区内にある全国唯一の飛び地の村・北山村に入り、演説した。三重、奈良の両県に囲まれた村の人口は令和2年の国勢調査で404人と、県人口全体の0・04%に過ぎない。選挙区で負けたことがなく、幹事長時代の選挙戦ではほとんど地元入りできなかった二階氏がこの小さな村に入るのは異例だという。


地元関係者によると、当初は予定がなかったが、前日に急遽(きゅうきょ)、二階氏の事務所から連絡があり、慌てて準備を整えた。村内の4カ所に各約30人が集まり、二階氏の滞在時間は予定より約1時間延びた。事務所関係者は「小さな村も大事にするということ」と説明する。

ただ、ある和歌山県議は「(幹事長退任で)影響力が低下したために行ったパフォーマンスでは」とうがった見方をする。


二階氏が13選を目指し立候補の意向を示した10月2日の後援会会合では、過去最高だった平成15年の約14万8千票を超える得票を目指すことを決めた。しかし、ある後援会幹部は「人口が減っており、実際は難しい」と打ち明ける。同県田辺市の市議は「今回票を減らす可能性があるための引き締めでは」とみる。


二階氏は、公示後最初の週末を迎えた23日にも、当初は東京に滞在する予定を変更し、地元入り。田辺市や印南町で個人演説会を開催した。

小選挙区制が導入された平成8年以降、3区では21年を除いて毎回、擁立してきた共産陣営関係者も、二階氏側の「異変」を感じている。

今回、野党統一候補として立候補した共産新人の畑野良弘氏(61)の陣営幹部は「『二階王国』は弱まりつつある」とみる。

異変の兆しは5年前にさかのぼる。


二階氏の出身地・御坊市では平成28年の市長選に、元々は二階氏の支援を受けて市長になった現職と二階氏の長男が対決し、保守分裂に。二階氏は積極的に長男の応援に入ったものの、現職が7選を果たした。

分裂のしこりは残り、前回衆院選では、御坊市で共産候補が二階氏に約1600票差まで詰め寄った。一昨年の県議選御坊市選挙区(定数1)では、同じ共産候補が、二階氏の秘書だった現職を破り初当選した。

今回衆院選に立候補した畑野氏は昨年8月に立候補を表明し、1年以上、選挙区内を歩いている。陣営幹部は「県議選の当選は大きな出来事。その流れを生かし、二階氏支持者らにも支持を広げたい」と力を込める。


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3区にはこのほか、二階氏を「親中派」と批判する元総務省職員の諸派新人、本間奈々氏(52)と無所属新人の根来英樹氏(51)が立候補している。(張英壽)

3907チバQ:2021/10/28(木) 08:36:02
https://www.sankei.com/article/20211027-IWTKRA6ADJON3KESIUB7HHPFWY/
世襲新人に選挙の洗礼 与野党問わず接戦
2021/10/27 19:29
今仲 信博

2021衆院選


投開票が31日に迫る衆院選で、世襲の新人候補が苦戦している。先代の政治的遺産を引き継ぐため他候補よりも有利とみられてきたが、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による終盤情勢調査では与野党を問わず接戦となっているケースが目立つ。かねて世襲批判は少なくなかっただけに、戦績によっては政党による候補者の選定手法にも影響を及ぼす可能性がある。

「大変厳しい1対1の戦いをしている。何としても議席を守り、新しい日本を創造していくために挑戦する」。埼玉10区から出馬した自民新人の山口晋氏は27日、埼玉県東松山市内での街頭演説で聴衆にこう訴えた。


同区は山口氏と立憲民主党元職の坂本祐之輔氏との一騎打ちの構図で、山口氏は党選対委員長などを歴任した父、泰明氏から地盤を引き継いだ。三つどもえの争いとなった平成29年の前回衆院選は、泰明氏が坂本氏に約2万票差で勝利したが、野党共闘が成立した今回は坂本氏が一歩リードしている。

三重2区からは自民新人の川崎秀人氏が、運輸相や厚生労働相などを歴任した父、二郎氏の後継として出馬した。文部科学相などを歴任した立民前職の中川正春氏との一騎打ちとなっており、両者一歩も譲らない情勢となっている。


愛媛1区から出馬した自民新人の塩崎彰久氏は、第1次安倍晋三政権で官房長官、第2次安倍政権で厚労相を務めた恭久氏の長男だ。立民新人の友近聡朗氏との一騎打ちだが、これまでのところ塩崎氏が選挙戦を優位に進めている。

一方、北海道3区から出馬した立民新人の荒井優氏は、国家戦略担当相などを務めた父、聡氏の跡を継いだ。自民元職の高木宏寿氏と日本維新の会新人の小和田康文氏との3人での争いとなり、荒井氏と高木氏が接戦を繰り広げている。


世襲候補は先代から後援会組織などの「地盤」、知名度に当たる「看板」、カネを指す「かばん」の「3バン」を受け継ぐため、非世襲候補に比べ選挙に有利と目されてきた。小泉純一郎元首相から引き継いだ進次郎前環境相らが該当するが、「不公平だ」と冷たい視線を浴びる該当者も少なからず存在する。



非世襲の閣僚経験者は「今の時代、国会議員も専門性を持っていないと通用しない。強みがなければ『なぜ国会議員になるのか』と思われてしまう。『親が引退するから次は子供で』というほど甘くはない」と語った。(今仲信博)

3908チバQ:2021/10/28(木) 08:36:47
https://www.sankei.com/article/20211027-OJKOOSCBTVIPVJBLBGZK3MTPY4/
衆院選躍進想定の維新、九州など地方で「選挙区当選」の壁
2021/10/27 19:35
衆院選の終盤情勢で日本維新の会が躍進の勢いをみせるが、福岡など地方の「選挙区」では軒並み苦戦を強いられている。橋下徹・元大阪市長が平成24年に旗揚げして以来、各地で浸透を図ってきたが、いまだ九州の選挙区では当選の壁は高い。地方分権を目指す維新にとって、地方での議席獲得は将来の党勢を左右する。勢いを本拠地・大阪以外での支持拡大につなげられるか、課題に直面している。

改革の本家アピール
「私たちだけが本家本元の改革政党。自民党も立憲民主党もピリッとさせられる政党が日本維新の会だ」


21日、福岡市内で演説した維新の馬場伸幸幹事長は「改革」という言葉を繰り返し、存在感をアピールした。

立ち止まる聴衆は数人とさみしかったが、橋下氏のファンという男性や、配布ビラに載った大阪府知事の吉村洋文副代表に反応する女性もいた。馬場氏は「単に議席が増えたから万歳ではなく、大阪以外の地方でも選挙区で候補者を通さないといけない。福岡は重点地区。党勢を拡大し、九州に広げる」と表情を引き締めた。

維新は全国で96人を擁立し、九州の選挙区では福岡で4人、宮崎で1人の計5人が選挙戦に臨んでいる。情勢調査で維新は、公示前の11議席から30議席前後へと躍進する勢いをみせる。自民や立民の批判票の受け皿となり、全国での候補者擁立が比例票の掘り起こしにもつながっている。


それでも九州の各選挙区をみると、いずれも自民や立民候補を追う厳しい展開。5人のうち4人が新人で強固な組織力がなく、党幹部や地方議員の応援を受けながら地道な街頭活動を続けている。

問われる実行力
過去の衆院選で、維新は、地方分権の訴えや東京一極集中に対峙(たいじ)する姿が有権者の心をつかみ、九州でも存在感を発揮した。橋下氏は、明治維新の志士を生んだ鹿児島を、党結成後初めてとなる全国遊説の地に選び、街頭には千人近い人が集まった。橋下旋風に加えて、熊本を地盤とする議員らが九州での得票に貢献した。

しかし選挙区当選の壁は高く、全国で54議席を獲得して第3党に躍り出た24年の衆院選でも、九州では擁立した14人のうち、選挙区当選は熊本4区の前職1人のみ。26年は4人、29年は3人を擁立したが、選挙区当選はゼロだった。比例代表をみても、九州の選挙区での立候補者のうち24年は4人が復活当選したが、26年は2人、29年は「改革保守」を掲げる旧希望の党の登場で保守票を分け、比例復活でも議席を得ることはできなかった。


ただ、地方でも維新の掲げる「身を切る改革」や、改革を通じた成長戦略に期待する声は多い。福岡市内で演説を聞いていた山口県下関市の男性会社員(61)は「競争することで経済成長を促す維新の政策に共感している」と語った。掲げる改革を実行するにも人材の層を厚くする必要がある。

馬場氏は「厳しい戦いをしていくのが日本維新の会。九州では(浸透は)まだまだで、候補者が踏み倒されるかもしれないが、その後をまた維新の志士が歩んでいく」と語り、選挙戦を通じた党勢拡大に意欲をみせる。




維新は、橋下氏の政界引退や大阪都構想の住民投票否決で党の求心力を失うかにみえたが、所属議員の地道な活動で国政政党としての地位を維持している。大阪以外での勢力拡大に成功し、地方から力のある議員を送り出せるか。党発足から10年近く経過する中、ようやく地方でも、選挙区当選を目指す位置に付いたといえる。(一居真由子)

3909チバQ:2021/10/28(木) 08:45:57
https://www.tokyo-np.co.jp/article/139156?rct=kng_shu21
注目区を歩く 神奈川1区、6区 銀座クラブ問題の余波は
2021年10月27日 07時50分
 衆院選は終盤を迎え、神奈川県内でも舌戦はさらに熱を帯びている。中でも1区(横浜市中、磯子、金沢区)、6区(同市保土ケ谷、旭区)は与党にとって「信頼回復」がテーマ。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中の一月に東京・銀座のクラブに行ったとして、1区では自民前職が離党、6区は公明の出馬予定者が議員辞職した。いずれも、与党系候補と立憲民主党、日本維新の会の候補による三つどもえになっている。(志村彰太、丸山耀平)
 
◆1区 横浜市中・磯子・金沢区
浅川義治 53 維新 
松本純 71 無前<7>
篠原豪 46 立<前><2>
「不祥事はしっかり反省し、一生忘れない」。無所属前職の松本純さん(71)は街頭演説で繰り返し反省を口にし、「みそぎの選挙」と位置付ける。「自民全体への負のイメージになる」として選挙前の復党は見送られたが、自民地方議員が比例復活がない松本さんを全面支援する。
 個人の政策ビラを自民の政策集と一緒に配ったり、安倍晋三、麻生太郎という二人の元首相を応援に呼んだりと「自民系候補」の印象付けを狙う。麻生氏は二十三日の応援演説で「当選したら復党もある。これは党の総意に近い」。聴衆から罵声を浴びせられることもあるが、陣営は「着実に巻き返している」と語る。
 立民前職の篠原豪さん(46)は「アベノミクスは失敗した」と与党を批判。「地元の店はどんどんつぶれている。普通の政治に戻しましょう」と有権者の共感を誘う。自転車で選挙区内を回り、県民との触れ合いを重視。陣営は「チラシの受け取り具合と、有権者の反応が良い」と小選挙区での初勝利を期待する。
 前職二人の争いに、維新新人の浅川義治さん(53)が「第三の選択肢」を掲げて食い込む。ビールケースの上に立って「1区の皆さんは政治不信が強いのではないか。利権政治を打破する改革の一票を」と訴える。浅川さんは「いつもは自民に入れるけど、今回は維新に入れるという声をよく聞く」と話した。
◆6区 横浜市保土ケ谷・旭区
串田誠一 63 維<前><1>
青柳陽一郎 52 立前<3> れ
古川直季 53 自新  公
長らく自公連携の象徴として、公明が候補者を擁立してきた選挙区に、二十五年ぶりに自民の候補が立った。自民新人の古川直季さん(53)は旭区選出の元市議で、会派団長も務めた。銀座クラブ問題で公明が擁立を断念した際、後釜の候補を巡って自民内部は混乱したが、市議時代の実績を菅義偉前首相が評価し、出馬が決まったという。
 ただ、「保土ケ谷区では無名」(陣営幹部)で、公明の地方議員が活動を連日手伝う。古川さんは「自民党、公明党の連立与党にこれからもお任せいただきたい」と「政治の安定」を強調し、初当選を目指す。
 立民前職の青柳陽一郎さん(52)は「困っている人に手をさしのべ、国民の声に寄り添う政治にしたい」と主張。八月の市長選では推薦した新人候補を勝利に導き、追い風に乗る。立民幹部が連日応援に駆けつけ、れいわ新選組の推薦も得て「総力戦」で小選挙区二連勝を目指す。陣営は「自公政権批判票の受け皿にしたい」と話す。
 維新前職の串田誠一さん(63)は「維新っぽくない候補者」を自認。選挙カーも党のイメージカラーの緑ではなく、ピンクに染める。演説の話題は、ライフワークとしてきた動物愛護と人権問題に集中させ、「動物の問題は票にならないからと言って、扱う議員は少ない。この問題を続けてやらせてほしい」と語る。

3910チバQ:2021/10/28(木) 08:46:55
https://www.tokyo-np.co.jp/article/139365?rct=kng_shu21
注目区を歩く 神奈川18区 政権批判票のゆくえは
2021年10月28日 07時13分
18区(川崎市中原区西部、高津区、9区以外の宮前区)では、政権発足の勢いに乗る新閣僚と、政権への批判票を集約したい野党の二候補が対峙(たいじ)。前回の総選挙から二度の首相交代を重ねる自公政権への評価を巡り、激しい舌戦が繰り広げられている。(竹谷直子)
◆18区 川崎市中原(西部)・高津・宮前区(9区を除く区域)
三村和也 46 立元<1>
横田光弘 63 維新 
山際大志郎 53 自前<5>
 「菅前総理の唯一の欠点は、国民への説明があまりお上手ではなかったことだ」
 川崎市高津区の溝口神社で十九日に開かれた出陣式で、自民前職山際大志郎さん(53)が初入閣への感謝とともに切り出したのは、前首相に対する評価だった。
 一見辛口の分析でアピールしたのは、政府のコロナ対策への努力と成果。岸田政権の経済再生担当相として「何がまずかったか、ちゃんと検討して皆さんにお伝えする」と訴え、コロナ対策に奔走する姿勢を強調した。地元入りの機会もほとんどないが、陣営では「大臣が前回より票を落とすことはできない」と気を引き締める。
 自民陣営に挑むのは、野党統一候補として立つ立民元職の三村和也さん(46)と「第三極」を掲げる維新の新人横田光弘さん(63)。
 県内では十八選挙区のうち、野党統一候補は九人。衆院解散直前の今月十三日に、共産が2区と13区で候補予定者を取り下げるなど「野党共闘」も進んでいる。18区も早くから模索してきた選挙区だ。
 前回、小池百合子東京都知事が立ち上げた旧希望の党への合流騒動で旧民進が分裂。2区から国替えした三村さんは旧希望から出馬し、野党候補の統一は頓挫した。
 18区はかつて、山際さんと旧民主系の候補が交互に当選してきた因縁の選挙区。自民が政権復帰を果たした二〇一二年の選挙から負け知らずの山際さんから議席を奪うため、三村さんは、野党共闘を後押しする市民グループ「神奈川18区市民の会」の呼び掛けに呼応。旧希望への反発が根強い市民らと対話を重ね、十月三日に支持をとりつけた。
 ただ、野党共闘に忌避感の強い川崎の地域連合への配慮から、政策協定書への調印はしていない。共産の地域組織や政治団体「緑の党」が三村さんの政策を「評価する」という形で共闘を実現。三村さんは「公文書すら平気で偽造する乱暴な政治は許されない」などと訴え、政権批判票の集約を図る。
 一方、横田さんも森友学園への国有地売却にからむ公文書改ざん問題などを挙げながら自民批判を展開。「自民党政権に不満を持っている人、野党共闘に疑問を持っている人、両方の受け皿になる」とし、保守票の掘り起こしを狙う。

3911チバQ:2021/10/28(木) 09:03:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a3f8c9414f1c55387c4d53e9971a04d8361be83
衆院選2021 かつて民主党の“プリンス”…細野豪志氏、背水の無所属 “無職”転落の危機
10/28(木) 5:00配信

サンケイスポーツ
かつてのプリンスが背水の陣-。民主党政権時に要職を歴任した細野豪志元環境相(50)が、静岡5区で無所属での闘いを強いられている。2年前に自民党二階派の特別会員となり同党入りを目指しているが、公認候補は総裁派閥の岸田派に所属する前職の吉川赳氏(39)に決まった。敗れたら「政界を引退する」と退路を断って必死の選挙戦。求められるのは〝圧勝〟だ。

かつてない厳しい選挙戦だ。当選7回を数える細野氏が、初めてとなる無所属での出馬。「安全保障を考えると、共産党と組むことはできない」。野党共闘を批判しながら、自民入りを目指す方針に理解を求めた。

富士、三島市などの静岡5区。公示前の今月1日、細野氏は「今回勝てなければ政界を引退する」と宣言した。

直近3回の2012、14、17年衆院選では民主党や希望の党公認として、いずれも自民公認の吉川氏に圧勝。17年は吉川氏に比例復活当選を許さない大差をつけた。

民主党政権時に39歳で初入閣するなど〝プリンス〟として注目され、同党幹事長も務めた。17年衆院選前、東京都の小池百合子知事が立ち上げた希望の党発足時の中心メンバーに。だが同党が挫折すると、19年1月に自民入党を希望して二階派の特別会員となった。

この〝転向〟には批判が根強い。自民党静岡県連も「細野氏の入党希望を断固拒否する」と反発した。後ろ盾は二階派を率いる二階俊博氏(82)だったが、岸田政権の誕生で二階氏は党幹事長を退任。同区の公認争いは19年に繰り上げで比例当選していた岸田派所属の吉川氏で決着した。

保守分裂に加え、立憲民主新人の小野範和氏(48)も野党統一候補として参戦。それでも政治評論家の有馬晴海氏は「引退宣言した効果は大きく、支援者がそれほど離れていない。政治家としての実績も他の候補と大きな差がある」として細野氏が優勢とみる。

ただ、勝てば即自民に入党できるほど単純ではない。「自民公認はあくまで吉川氏。比例復活を許さないくらい圧勝し、この区では細野氏には誰もかなわないと思わせない限りは認められないだろう」と有馬氏。大差での勝利が、念願の自民入りへと導く。同区では諸派新人の千田光氏(43)も出馬している。


https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0008
【静岡】5区、細野が先行

 1区は自民前職上川が優位な戦い。立民新人遠藤、国民元職高橋らが追い上げに懸命。2区も野党が一本化できず、自民前職井林が優勢。3区は4度目の戦いで初めての一騎打ちとなった自民前職宮沢と立民元職小山が接戦を展開している。

 4区は故望月義夫元環境相後継の自民前職深沢が市議、県議時代からの地盤を生かしリード。5区は自民入りを目指す二階派特別会員の無所属前職細野が自民前職吉川に先行。

 立民前職の渡辺が自民前職の勝俣に前回、約600票差で勝利した6区は今回も横一線。7区は強固な支持基盤を持つ自民前職城内が安定した戦いぶり。8区は10選を目指す自民前職の塩谷を立民前職の源馬が猛追。共産は候補者を取り下げた。

3912チバQ:2021/10/28(木) 09:06:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e968621f5de94bfb4c79d45791dfa88d356b64ed
激戦東京5区 野党共闘の“象徴区” 現職大臣に「危機感」 コロナの影響が直撃した候補者も
10/28(木) 1:06配信
 衆議院議員選挙の投開票まであと4日。激戦区の一つ、東京5区では立憲・共産などの野党統一候補が現職大臣を射程に入れています。一方、コロナの影響が直撃した候補者も出ています。

「おはようございます」
あさ7時半、駅頭に立ち、有権者に声をかけるのは、若宮健嗣万博担当大臣。

自民党 若宮健嗣万博相
「私ども政権与党である自公連立政権は、まず困った方にすぐ手立てをしていこう。何より日々の生活の安定・安心安全を守って参りたい」

当選4回、岸田内閣で初入閣した若宮候補は外交・安全保障の政策通として知られ、自民党内でも一目置かれる存在です。ただ前回は、わずか2000票余りの差での勝利。今回は野党側が候補を一本化したため、激しい選挙戦となっています。現職大臣の敗北は政権へのダメージに繋がりかねず、自民党側は危機感を募らせています。

自民党 若宮健嗣万博相
「岸田内閣の一員、誰かでも落とせば一つ穴をあけたことになるだろうと思う。向こうは必死になってくると思います。これは絶対に負けられない勝負だなと思っています」

「よろしくお願いします」
若宮大臣を射程に入れるのが、立憲民主党の手塚仁雄候補です。

立憲民主党 手塚仁雄候補
「久しぶりに政権選択選挙になった。腐敗を許さない。隠ぺい・改ざんを許さない。そういう政治の体質づくりが強く求められている」

立憲民主党の都連幹事長として野党共闘の調整にあたり、今回は自ら野党統一候補となりました。共産党を取り込んだ野党共闘には批判もありますが、手塚候補は「野党票が割れれば、自民党に漁夫の利を与えてしまう」と一本化の意義を強調します。

立憲民主党 手塚仁雄候補
「立憲民主党のみならず野党各党の結束も固い。ここは共闘の象徴区だ。ヒリヒリした戦いを毎回毎回やってますけど、そういう意味では今回は手応えを感じます」

一方、この2人に挑むのが、日本維新の会の田淵正文候補です。

日本維新の会 田淵正文候補
「本当に必要なのは、皆さんのことを一番に考える政治なんですね」

現役の医師としてコロナ患者に対応してきた経験をアピールしています。

日本維新の会 田淵正文候補
「本当にこのままでは日本沈没していく。コロナの問題に的確な治る、収まる政策を提案して、みなさんの前にご提示して、命も守り、経済も守っていきたい」

ただ選挙戦中盤、そのコロナが田淵陣営を直撃しました。

田淵候補のフェイスブックより 10月25日
『体調不良を訴えた当事務所スタッフがPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルス陽性と判明いたしました』

陣営スタッフにコロナの感染者が出たことで、田淵候補は当面、街宣などの選挙活動を休止することになったのです。

投開票まであと4日。コロナ禍で行われる初の全国規模の選挙。激戦の東京5区は異例の展開を見せています。(27日23:15)

https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0005
【東京】18区、元首相と自民前職が接戦

 全25選挙区のうち、3選挙区が事実上の与野党一騎打ち。18区は元首相の立民前職菅と自民前職長島が競る。23区は自民前職小倉と立民前職伊藤が互角の戦い。25区は自民前職井上が立民新人島田をリードする。

 13選挙区は与党と野党統一候補の間に維新が割って入る構図。1区は立民前職海江田と自民前職山田が横一線。5区は自民前職若宮と立民前職手塚が、6区は立民前職落合と自民前職越智が競り合う。4区は自民前職平が、7区は立民前職長妻が優位に立つ。8区は自民前職石原と野党統一候補となった立民新人吉田が接戦を展開し、9区は立民新人山岸と自民前職安藤が、10区は自民前職鈴木隼人と立民新人鈴木庸介が伯仲する。

 12区は前代表太田から地盤を引き継いだ公明前職岡本と共産元職池内が激戦。14区は自民前職松島に立民元職木村が迫る。20区は自民前職木原が優勢。19区は立民前職末松と自民前職松本が、21区は立民前職大河原と自民前職小田原が拮抗(きっこう)する。いずれの選挙区も維新は厳しい。

 野党候補が競合するのは8選挙区。3区は立民前職松原と自民前職石原が競り、共産新人香西が追う。13、16区は立民が自民に詰め寄る。22区は立民前職山花を自民前職伊藤が猛追。2、11、17、24区は自民候補が手堅い。

 一方、15区は与党系無所属の前職柿沢と元職今村が激突し、立民元職井戸が絡む混戦。

3913チバQ:2021/10/28(木) 09:10:38
https://kahoku.news/articles/20211023khn000050.html
秋田2区、組織VS個人の攻防熱く 大接戦の前回同様に一進一退
2021年10月24日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(1)
 31日投開票の衆院選は間もなく折り返し地点に差し掛かり、後半戦へと突入する。東北23小選挙区で圧倒的な数の力を維持する自民党に対し、野党は候補者の一本化やすみ分けでかつてない共闘態勢を構築。東北6県の激戦区で展開される熾烈(しれつ)な競り合いを追った。(6回続き)


マスク姿で演説会場に集まり、候補者の訴えに拍手を送る支持者=22日、大館市
厚み増す戦線
 前回苦杯を喫した地で、雪辱を誓う。

 「大館で勝ちにいく戦いだ」

 公示日の19日。自民党前議員金田勝年は秋田2区の大票田・大館市で第一声に臨んだ。

 2017年の前回、金田は法相時代の「共謀罪」法案を巡る不安定な国会答弁が尾を引き、立憲民主党前議員緑川貴士に1672票差まで迫られた。

 元々、沿岸部の能代市を地盤としてきた金田。前回3351票差で緑川の後塵(こうじん)を拝した大館を苦戦の「元凶」と見定める。9月末に新たに事務所を構え、反転攻勢の橋頭堡(ほ)を築いた。

 戦線も再構築した。若い世代への浸透を目指し、若手経営者らによる後援会を設けた。選挙区内全15市町村の首長を中心とする後援会に加え、約70の後援会支部が組織の網を張る。

 厚みを増す戦線とは裏腹に、戦況は一進一退の攻防が続く。報道各社の序盤情勢調査で、秋田2区は金田、緑川が横一線だ。

 22日昼前。前党幹事長二階俊博が大館に入った。

 「地元でどれくらい支援してもらっているか。それが国会での評価の対象だ」

 永田町を知り尽くす派閥領袖(りょうしゅう)が求めたのは「圧倒的勝利」。その意味を感じ取ったのか、金田の表情が一瞬、こわばった。

 続いてマイクを握った金田。「大館のため命懸けで戦う」。ギアを上げた。

政党色薄める
 「安倍、菅政権で地域経済は疲弊した。岸田政権もこれまでの継続にすぎない。秋田から政権交代の風を起こしたい」

 対する緑川。21日昼、金田の本拠地、能代市で街頭に立ち、政権批判のボルテージを上げた。

 36歳。「世代交代」を繰り返し訴える。秋田1区の党公認候補との合同リーフレットにも同じ文字が大きく躍る。一方で、党名は下に小さく記されただけだ。

 「『昔の自民は良かったが、今は良くない』と言う人もいる。自分は立民だが、他の政党支持層、無党派層にもアプローチが必要だ」。党県連代表を務める緑川自身が理由を語る。

 前回は東京都知事小池百合子が率いた希望の党から挑み、金田と共産党新人との三つどもえだった。共産新人の獲得票は1万3000余り。緑川の得票と合わせた野党票は金田を上回っていた。

 今回、共産は擁立を見送り、事実上の野党統一候補となったが、立民は政権奪取した際に共産と限定的な閣外協力を結ぶことで合意。対して政権与党は「立憲共産党」の大合唱だ。

 共産と接近する立民のカラーを薄め、個人戦に徹する緑川。前回、「敵失」で舞い込んだ保守票をつなぎ留め、さらなる上積みをも狙う。一方で、候補一本化による共産票の取り込みを図る。初の選挙区勝利へ、したたかな戦略を立てる。

 組織か、個人か。前議員同士によるデッドヒートは激しさを増している。(敬称略)

【秋田2区立候補者】
金田勝年 72歳 自前④(公推)
緑川貴士 36歳 立前①

https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【秋田】全3区、与野党一騎打ち

 全3区で与野党一騎打ちの構図となり、1、2区はいずれも前職が接戦を演じる。1区は組織力に勝る自民冨樫を立民寺田が世代交代を訴えて追う。2区は自民ベテラン金田と立民の若手緑川がほぼ互角の戦い。3区は自民前職御法川が共産新人杉山を相手に安定した戦いぶり。

3914チバQ:2021/10/28(木) 09:11:37
https://kahoku.news/articles/20211024khn000017.html
宮城1区、民意受け「経済」重視 演説内容 自在に変化
2021年10月25日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(2)
ワクチン短縮
 聴衆の反応や相手候補の出方に応じ、演説の内容が自在に変化する。

 「暮らしの安心には経済の立て直しが必要。そのための予算は与党議員でなければ組めない」

 選挙サンデーの24日朝。新型コロナウイルスの「第5波」が収束に向かい、人出が急増した仙台市中心部で、自民党前議員土井亨がマイクを握った。「暮らしを守る」と繰り返す野党候補への逆ねじは明らかだ。

 選挙戦中盤に入り、経済重視の姿勢を鮮明にした。コロナが落ち着いたとみるや、序盤戦で強調していた国産ワクチン開発の訴えは思い切って短縮した。

 動員を自粛している陣営に、所属する細田派の党役員や閣僚経験者が次々応援に入る。24日は党総務会長福田達夫が「国土交通(事業)には土井さんが必要」とアピールした。

バランス腐心
 経済の話題に食い付きがいいことは立憲民主党前議員岡本章子も把握済み。5期務めた仙台市議時代から、政治活動の柱である子ども・子育て政策とのバランスに腐心する。

 遊説中に子ども連れを見つけると必ず駆け寄り、制服姿の一行には「高校生?」と声を掛けて「大学や専門学校の学費負担を減らしたい」と説明する。陣営は尊重しつつも「もっと経済の話を」と進言する。

 「消費税減税はばらまきではない。地元でお金を回し、内需を高める経済対策だ」。岡本は22日夕の個人演説会で聴衆に語った。この日の朝一番の街頭演説で減税の訴えが漏れたことを受けて軌道修正した。

 「有権者が聞きたがっているのは政権批判よりも経済」と選対幹部。経済に明るい党地方議員もサポートし、演説に磨きをかける。

 前議員2人の争いに割って入ろうと、日本維新の会新人春藤沙弥香も経済論戦の土俵に立った。

 「私たちにはプランがある。消費税5%、消費税5%への減税だ」。23日夕の街頭演説で、春藤は序盤にはほぼ言及しなかった消費税減税を叫んだ。

 陣営関係者は語る。「極論すれば、今回の選挙は選挙カーを走らせて街頭演説するだけ。組織は関係なく、何を言うかに尽きる」

 無所属新人の大草芳江も教育の充実による産業活性化を訴える。

 東北一の大都市で展開される空中戦の比重は、コロナ下で極限まで高まっている。民意の風向きに、各陣営は神経をとがらせる。
(敬称略)

【宮城1区立候補者】
岡本章子 57歳 立前①
春藤沙弥香 40歳 維新 
土井亨 63歳 自前④(公推)
大草芳江 39歳 無新


https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【宮城】1、2区競り合う

 1区はいずれも前職の立民岡本と自民土井が激しく競り合う。岡本は反自民票の受け皿を目指し、土井は組織戦を中心に支持拡大を図る。維新新人春藤は知名度向上が課題。2区は自民前職秋葉と立民元職鎌田が互角の戦い。

 3区は自民前職西村が安定的に戦いを進める。立民新人大野は無党派層への浸透を図る。4区は自民前職伊藤がリード。いずれも新人の共産舩山、維新早坂は政権批判票をどれだけ集められるかが課題だ。

 5区は立民前職安住が知名度を生かして優位に立ち、自民新人森下は支持層固めを急ぐ。6区は自民前職小野寺が共産新人内藤を大きく引き離す。

3915チバQ:2021/10/28(木) 09:13:30
https://kahoku.news/articles/20211025khn000030.html
福島4区、「恒三票」激戦に拍車 共闘効果読み切れず
2021年10月26日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(3)
 2人の前議員が2012年からしのぎを削る福島4区の戦いは、4度目にして初の一騎打ちとなった。

 2017年の前回は立憲民主党の小熊慎司、14年の前々回は自民党の菅家一郎がわずかな差で苦杯をなめた。野党共闘の効果に加え、昨年8月に死去した地元の元衆院副議長渡部恒三の存在がどう影響するか読み切れない中、因縁の対決はますます熱を帯びる。

後継アピール
 「恒三先生が皆さまに約束した二大政党の実現に向け、志を継ぐ私が正しい政治のために頑張っていく」

 小熊は23日、雨が降りしきる福島県西会津町の街頭で後継の立場をアピールし、支持を訴えた。

 衆院議員を14期務めた渡部は前回、小熊の選対本部長を務めた。長年の強固な支持層が小熊を支える基盤となり、今回もかつての渡部を支えたスタッフが選挙戦をサポートする。「先生亡き今、相手はなりふり構わず、『恒三票』にも手を付けてくるだろう」。陣営幹部は不安を隠さない。

 希望の党から出馬した前回は1209票差で敗れ、比例復活した。今回は野党統一候補となり、共産、社民両党の候補が前回獲得した計約1万7500票を取り込めば、戦いが優位に進む皮算用も成り立つ。

 小熊は「単純な足し算とはいかない」と話し、候補者一本化による組織の緩みを警戒する。「地域との向き合い方をどう深められるか、自分自身との戦いだ」と緊張感を保ち続ける。

切り崩し狙う
 「地域の生活を守るための政権与党へのパイプ役は私しかいない。ここで身を引くわけにはいかない」

 対する菅家は公示日の19日、会津坂下町の街頭で声を張り上げた。

 大差で小熊を下したのは12年の初戦のみ。前回はわずかな差で勝ったものの、前々回は416票及ばず、比例復活に甘んじた。一歩も譲れない戦いに野党共闘の波が襲う。

 野党統一候補の小熊に、前回共産、社民候補が獲得した票が上乗せされると陣営は見る。前回の票差を差し引けば、約1万6000票及ばない計算だ。菅家は「厳しい戦いだ。追い掛け、追い付き、追い抜かなければならない」と危機感をあらわにする。

 自民が誇る組織力を武器に、連携する公明党とのネットワークも活用し、人口の多い会津若松、喜多方市の都市部での浸透を図る。

 「共産と組むなんて、恒三さんが草葉の陰で泣いている」と陣営幹部。保守層を含む「恒三票」の切り崩しを狙う。
(敬称略)

【福島4区立候補者】
小熊慎司 53歳 立前③
菅家一郎 66歳 自前③(公推)


https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【福島】1区で金子、亀岡競る

 全5選挙区で与野党一騎打ちの構図。1区は前職同士が激しく競り合う。立民金子は野党共闘でウイングを広げ、自民亀岡は業界団体回りや大規模集会で支持層固めに注力する。2区は自民前職根本が元厚労相の実績を生かして優位に戦いを進め、立民新人馬場は知名度向上を図る。

 3、4区も前職同士の争い。3区は立民玄葉が野党共闘を追い風に大きくリードし、自民上杉が若さをアピールして追い掛ける。4区は立民小熊が自民菅家を引き離す。5区は自民前職吉野が元復興相の経歴を生かして安定した戦いを進め、共産新人熊谷は政権批判票の掘り起こしを狙う。

3916チバQ:2021/10/28(木) 09:14:18
https://kahoku.news/articles/20211026khn000038.html
青森1区、区割り変更で攻防変容 「初陣」対「地盤」火花
2021年10月27日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(4)
 当選7回ながら「初陣」となる前議員と、6度目の挑戦で初勝利を目指す元議員が火花を散らす。

浸透不足補う
 公示日の19日、青森市浪岡地区。「1年坊主に力を与えてほしい」。自民党前議員の江渡聡徳が街頭で声を張り上げた。

 南部地方の十和田市出身。前回2017年から青森県の定数が一つ減り、強固な地盤を誇った十和田、三沢両市は2区に編入された。1区からの出馬を目指したが、候補者調整で比例東北に転出。津軽地方は初めて攻め入る戦場となる。

 街頭演説後の個人演説会は空席が目立った。「顔が知られていないから仕方がない。もう少し人を入れたかったが…」。戦いに向けて慌ただしく設立された地元後援会の幹部が話した。

 浸透不足を分厚い組織が補う。県議や市町村議が党支持者との橋渡し役を担い、首長もマイクを握る。「浮動票は当てにしない」と陣営幹部。江渡は与党の実績と防衛相などを務めた政治経験を前面に押し出す。

 コスタリカ方式で比例東北に転出した自民前議員津島淳は、有権者の7割を占める大票田・青森市を中心に別部隊でミニ集会を重ねる。「津島と書かずに江渡と書いて」と呼び掛ける。

労組気掛かり
 「青森に住んで15年。骨を埋める覚悟だ」。22日、青森市郊外の大型店駐車場。立憲民主党元議員の升田世喜男は、江渡の出身地を意識し、「津軽の男」であることを強調した。

 津軽半島の先端にある旧小泊村出身。村議3期、県議2期を務めた。社会福祉法人の幹部から国会議員に転じた江渡との違いを際立たせようと、こうも語った。「地方議員を経験したからこそ、地域の声を国政に届けられる」

 参院選1回も含め、国政挑戦は7回目。14年衆院選で維新の党から立って比例復活したものの、希望の党から出た前回は落選した。「風頼み」からの脱却を目指し、つじ立ちや支持者回りなど「どぶ板」を徹底し、名前を売り込んできた。

 気掛かりなのは労組との関係だ。「原発に依存しない社会」を掲げる党の原子力政策は、県内で影響力を持つ電力労組との距離を遠ざける。升田は原発に関する訴えを控え争点化を避ける戦術を取るが、「一枚岩になりきれない」と連合青森幹部はため息を漏らす。

 共産党新人の斎藤美緒は賃金格差の是正や子育て支援の拡充などを訴え、党勢拡大を図る。
(敬称略)

【青森1区立候補者】
江渡聡徳 66歳 自前⑦(公推)
升田世喜男 64歳 立元①
斎藤美緒 41歳 共新 

https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【青森】自民、議席独占狙う

 自民が全3区で優位に立つ。1区は自民前職江渡を立民元職升田、共産新人斎藤が追う。江渡は「コスタリカ方式」で今回は比例に移った津島淳の支援を受け保守層を固める。野党は一本化できなかった影響が大きい。2区は新人同士の戦い。自民神田に立民高畑、共産田端が挑む。神田は引退した大島理森前衆院議長の全面支援を受ける。唯一、与野党一騎打ちとなった3区は、自民前職木村を立民新人山内が追う。前回は兄の弔い合戦として木村が優位だった。今回は山内がどこまで政権批判票の受け皿となるかが焦点。

3917チバQ:2021/10/28(木) 09:14:56
https://kahoku.news/articles/20211027khn000046.html
岩手1区、「孤立無援」対「組織」 三者三様の思惑絡む
2021年10月28日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(5)
 孤立無援の立憲民主党前議員、大物弁士を続々呼び込む自民党前議員。対照的な2人が盛岡市と岩手県紫波、矢巾両町で5度目のぶつかり合いを演じる。

公認巡り対立
 立民の階猛は公示翌日の20日、県連が入居する盛岡市中心部のビルから50メートルの場所に立った。

 「余裕のある人が苦しい人を支える税の仕組みが必要だ」。公認候補として、支え合いをうたう党の政策を訴えるものの、応援に駆け付けた県連の面々の姿は見当たらなかった。

 県連と政治資金を巡る訴訟を抱える階。2年前の参院選岩手選挙区や知事選での野党共闘に参画しなかったことも尾を引く。公示前には県連が刺客として新人の擁立を発表し、瀬戸際に立たされた。階に近い県連関係者は「立ち回りが難しい」と明かす。

 党の現職優先の方針で公認は得られたが、全党的な支援は受けられない。選挙中は毎日40カ所を駆け回り、夜には有識者との対談を動画で配信し続ける。

 「1人で戦っている姿は、むしろ好印象につながるはず」。陣営は有権者の判官びいきに期待する。

苦杯続き背水
 対する自民の高橋比奈子は背水の陣を敷く。過去3回は比例東北で復活したが、1区の戦いでは初挑戦の2009年から階に敗れ続けてきた。

 20日夜、高橋の個人演説会。陸前高田市長戸羽太は「正直、選挙が弱い」と、会場の笑いと同情を誘った。アイドルグループ「嵐」の曲で陽気に入場した高橋は、話が勝負の行方に及ぶと表情を一変させた。「小選挙区で勝ちたい。どうか助けてください」。涙を流し、すがりつくようにして声を振り絞った。

 高橋は同席した党広報本部長河野太郎を「総理を目指す河野さんに付いていく」と持ち上げ、したたかさも見せた。23日は党幹事長甘利明の隣で、文部科学副大臣の実績を強調した。

 8月には連日、ツイッターで首相や閣僚との写真を投稿。「無党派層の支持を広めるには知名度の高い人と並ぶのが効果的だ」。陣営の戦略は徹底している。

 岩手での野党共闘の一翼を担ってきた共産党は、結束を欠いた立民に割って入る。4度目の戦いに挑む新人吉田恭子は昨年8月の擁立発表以来、積極的に選挙区を回ってきた。

 21日の演説会で、党県委員会副委員長の斉藤信は「吉田こそ実質的に野党の代表だ」と力説。吉田も達増拓也知事から届いた応援メッセージを披露し、「本気の野党共闘が築けている。共産が信頼を得てきた結果だ」と訴えた。

 三者三様の思惑が、県都で絡み合う。
(敬称略)

【岩手1区立候補者】
吉田恭子 40歳 共新 
階猛 55歳 立前⑤
高橋比奈子 63歳 自前③(公推)



https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【岩手】1、3区で立民先行

 1区は立民前職階が支持層を固めて先行し、自民前職高橋が追う展開。階は政治資金問題で立民県連と係争中だが、無党派層に浸透。共産新人吉田は「唯一の野党共闘候補」をアピールする。2区は自民前職鈴木が強固な地盤を生かし、財務相就任も追い風に安定した戦い。追う立民新人大林は支持層固めを急ぐ

3918チバQ:2021/10/28(木) 10:33:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9092049ef5f01f46897107ffcdeff72ab746dbb9
自民党・萩生田光一がブチ切れた! 衆院選「東京15区」で起きたヤバすぎる現実
10/28(木) 7:32配信

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現代ビジネス
萩生田が怒った!
萩生田が怒った! photo/gettyimages

 「うちの党は何を考えているんですかね!」

 衆院選の真っ只中。街頭演説の場で公然と党幹部を批判するのは自民党の萩生田光一経産大臣。言わずと知れた安倍元首相の側近で、岸田内閣ではこれまでの文科大臣から経産大臣へと「出世」した実力議員である。東京都連では総務会長を務める「都連幹部」の一人である。

【写真】黒幕は誰だ? 萩生田光一がブチ切れた衆院選「東京15区」の超混乱

 萩生田が怒っているのは東京15区についてだ。

 小選挙区は289あるが、公明党の候補者が出る9つを除いた280選挙区のうち、自民党が公認候補を立てなかったのは3つ。銀座クラブ通いで離党して無所属で出る松本純の神奈川2区と田野瀬太道の奈良3区。そして、残る1つの東京15区では『2人の候補に推薦を出す』という異例の対応を取ったのだ。

 その2人の候補とは柿沢未途と今村洋史だ。

「うちの党はなにを考えているのか」…
候補者が乱立する東京15区

 「東京都連は15区に元職で15年に自民党に入党している今村さんを公認することを決め、10月8日には党本部に書類を提出した。11日の一次公認には間に合わなかっただけで、二次公認では発表されるものだと信じて疑いませんでした。自民党は基本的に地元が主導して候補者を決めるからです。

 ところが、都連で決まった後に党本部がいきなり柿沢さんを入れ込んできた。無所属とはいえ、ついこの間まで立憲民主党の会派で活動していた人を推薦するなんて理解できません。執行部もさすがに公認はやりすぎだと思って推薦にとどめたのでしょうが、この決定には到底納得できない」(都連関係者)

 10月21日の夜、江東区の門前仲町で行われた街頭演説にやってきた萩生田は執行部への不満をあらわにし、冒頭のセリフを口にしたのだった。

 「江東区の皆さんには本当にわかりづらい選挙になってしまって申し訳ないと思っています。当の私たち、東京都連の幹部もよくわからない。だって、今村さんのこのタスキ、党で用意して、この前政見放送も一緒に撮ったんですよ! 

 そしたら前日になって『推薦だ』と。なんで推薦なんだろうなと思ったら、もう一人、この間まで自民党のことを散々批判していた人が一緒に推薦って、うちの党は何を考えているんですかね!」

「高校が一緒」って…
柿沢は選挙ビラでも谷垣との繋がりをアピールしている

 実際、今村のつけているタスキには赤文字で「公認」と印字されていたが、その部分が剥がされていた。今村陣営は「それどころか、『自民党公認』と書いたビラを11万枚も刷っていたのに全部無駄になった」と嘆く。

 それにしてもなぜ柿沢が自民党推薦を得られたのか。

 「柿沢さんは名門の麻布高校出身ですが、高校の先輩である谷垣禎一・元自民党総裁を頼ったんでしょう。昨年出した著書では谷垣さんに帯を書いてもらっていた。今回も谷垣さんを通じて有隣会(谷垣グループ)で代表世話人を務めている遠藤利明選対委員長に話を通したと言われています」(全国紙政治部記者)

 谷垣は柿沢に送った応援動画で、「私も柿沢さんの将来を広げるということに少しでもお手伝いをして、また柿沢さんとスクラムを組んで歩んでいきたいと思っています」と語っている。

 こうした流れでの決定だけに、萩生田の怒りの矛先は選対委員長の遠藤に向けられている。

 「江東区のことは江東区の人たちが決める、東京のことは東京の我々が決めるんですよ!  山形県の政治家(遠藤利明)に東京や江東区の何がわかるんですか!  私、なんでこうなったんだと文句言ったら、前の総裁(谷垣禎一)の後輩が相手の候補(柿沢未途)なんですって。『高校が一緒』ってなんの話してるんですか!  そんなことで日本の政治を語ってどうするんだと思いますよ!  我々東京の自民党が推薦しているのは今村さんだけですよ!」

3919チバQ:2021/10/28(木) 10:34:07
こんなことは許してはならない
事務所開きで決意を述べる柿沢

 実際、東京都連のホームページには他の公認候補と並んで「推薦」として今村の名前は載っているが、柿沢は存在しないことになっている。

 一方、柿沢は10月17日の事務所開きで、与党に入る決意を語った。

 「首班指名で私は意を決して岸田文雄総裁の名前を書き、本会議場で一票を投じました。これにより無所属であった私ははっきりとした立場を内外に明らかにした。そのことを重く受け止めて頂き、いまの岸田総裁の執行部の先生方から大変前向きなお取り扱いをいただきました。

 この衆議院選挙においても自由民主党から私を擁立するというお話もありました。しかしながら、東京都連で別の候補者が擁立をされ、公認決定されるという事態になりました。不徳の致すところだと思っています」

 こうした柿沢の変節に怒りを示しているのは自民党都連だけではない。

 10月16日、亀有駅で街頭演説に立った立憲民主党の枝野幸男代表はこう叫んだ。

 「選挙直前まで自民党とは違うもう一つの塊の中で、国会で仕事をされていた方が、選挙直前に自民党の側に行ってしまう。二大政治勢力の川のこっちからあっちへ行くというのは意味が違います。自民党がやってきた政府の問題があるからこそ野党勢力で4年間、国会で仕事をしてきたはずの人が、選挙直前に自民党側に行くというのはこの4年間仕事をしていなかったということに他ならない。こんなことは許してはならない」

有権者には理解されない
10月18日に突然不出馬会見を行った秋元司

 また、前回まで東京15区で自民党公認として柿沢と3度戦った秋元司も首をかしげる。

 「正直言って今までの彼のとってきた言動からすると、我が党もなぜ彼を今回推薦したのか甚だ疑問が残る。東京都連も受け入れなかった方を党本部がいきなり推薦という形としておろしてきたのか。これまで自民党本部は筋の通らないことはしてこなかったが、今回はそれが著しく崩れた。なぜそんなことになったのか」

 秋元は無所属でも立候補する意思を表明していたが、公示前日に突如立候補を取りやめた。

 「萩生田さんが説得したようです。これで都連は今村で一本化した。都連は柿沢を応援しないよう締め付けをしています」(前出・都連関係者)

 江東区の自民党区議13人と江東区選出の山崎一輝都議は今村支持。一方、野党系会派の「民政クラブ」では立憲民主党所属の5人が井戸正枝支持、無所属のうち4人は柿沢支持。

 「自民党区議でも水面下で柿沢に近づいている議員が数人いるのではないかという疑いがある。さらに公明党も水面下では柿沢支持だという声もあり、柿沢と一緒に公明議員が挨拶回りをしていたという目撃情報も出てきた」(前出・都連関係者)

 こうした複雑な構造もあり、結果の読めない選挙戦が続いている。だが、一人しか選ばれない小選挙区制において、同じ政党から推薦を受ける候補者が2人も出ている状況は有権者には理解されないだろう。

自民党内で噴き出す「火種」
演説する萩生田大臣(左は山崎都議)

 萩生田は演説でこうも語っている。

 「『この選挙が終わったらきっちりけじめつけてやる』。そんな思いでこの戦いを進めているところであります。私は自民党の国会議員でありますが、正すべきは正していく。党内できちっとものを申し上げていく。その姿勢に一点の曇りもありません」

 演説終了後に萩生田を直撃すると、「田舎者が選対委員長やっちゃダメなんだよ!」と斬り捨てた。

 選挙後、自民党内で吹き出す火種は確実に生まれた。岸田政権の統治能力が問われる。

 (敬称略、写真は筆者撮影)

小川 匡則(週刊現代記者)

3920チバQ:2021/10/28(木) 10:47:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b011aeaacf44913cbe401fdc8ee055c79461292
衆院選宮崎1区 自民「魔の3回生」に逆風 立民は幹部投入
10/27(水) 19:40配信

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産経新聞
街頭演説に集まった支持者とともに拳を突き上げる候補者=26日、宮崎市

終盤に差し掛かった衆院選(31日投開票)で、宮崎1区は自民党前職と立憲民主党新人の対決を軸に、保守系の無所属新人、日本維新の会新人が絡む全国有数の激戦区となっている。自民前職は6月に起きた不祥事の影響で支持層が分裂し、逆風にさらされる。立民側は敵失を追い風に、九州で唯一、衆参とも野党議員がいない「空白県」での議席奪取に向け幹部を相次ぎ投入している。

26日、宮崎市内のうどん店駐車場。自民の武井俊輔氏(46)は、子供時代から通うなじみの店の前でマイクを握り、集まった約100人の支持者らに深々と頭を下げた。

「大変なご迷惑をおかけし、まずもっておわびする。二度とこのような恥ずかしいことがないよう、しっかりと取り組ませていただきたい」

平成24年衆院選で初当選した「3回生」の武井氏をめぐっては6月、秘書が東京都内で車検切れの乗用車を運転し、当て逃げ事故を起こした。車には武井氏も同乗しており、地元でも批判が噴出した。自民県議、市議が支援者に頭を下げて回る中、武井氏を含めて地元事務所の対応が後手に回ったこともあり、自民支持層にも不満が鬱積(うっせき)した。

それでも1区内の全地域支部は、武井氏を党公認候補として推薦することを決めたが、宮崎県連は党本部に武井氏の公認を申請せず、1区の対応を「自主判断」とした。

さらに9月末には無所属の元自民県議、脇谷典子氏(64)が「現職(当時)批判の受け皿になる」として出馬を表明した。武井氏のセミナーで脇谷氏が司会を務めるなど両氏の距離は近かったというが、一転して敵対することに。県連内の主導権争いも絡み、1区外選出の県議が脇谷氏擁立に動いたとの観測もささやかれる。

結局、党本部が武井氏を公認したことで地元自民も支援に回った格好だが、自民関係者は「県議、市議がそれぞれ独自に動いているだけで、一枚岩ではない」と漏らす。支持層も「(脇谷氏と)二分している」と危機感をあらわにする。

前回選挙では旧希望の党から出馬した維新の外山斎氏(45)も自民への批判票を狙っており、情勢は厳しさを増している。

武井氏は街頭演説で「もし私が議席を守ることができなければ、宮崎にさまざまな予算や情報がこない」と、与党議員の必要性を訴える。岸田派に所属し、岸田文雄首相との近さもアピール。選挙ポスターには武井氏の横に岸田氏が並ぶ。29日には岸田氏が来援する予定で、最終盤の追い込みを図る。

「大きいものや強いものに寄り添おうとする自民党に対し、私たちは皆さんの暮らしの中に軸足を置く」

立民の渡辺創氏(44)は26日、宮崎市の百貨店前で集まった約300人に向かって声を張り上げた。続いて枝野幸男党代表がマイクを握り「宮崎1区は全国屈指の大激戦区になっている」と強調。新聞記者から転身し、宮崎県議を3期務めた渡辺氏を「即戦力で、将来の首相候補」と持ち上げ「何とか小選挙区で勝たせてほしい」と支持を呼び掛けた。

宮崎県は、衆参ともに自民が議席を独占しており、野党候補に比例復活も許していない「保守王国」の一つに数えられる。立民は今回、県内では唯一、1区に候補を擁立した。自民側の分裂もあり、枝野氏は「五分五分以上の(当選)可能性がある」と自信をのぞかせる。同区を自民打破の象徴的な選挙区と位置付け、党幹部が連日、応援に入る異例のてこ入れ態勢を敷いている。

立民、共産党など野党5党の地元組織と市民団体「市民連合みやざき」は、県内3小選挙区の野党候補を互いに応援することを確認している。渡辺氏は前回選挙で共産候補が得た約2万票の取り込みも図る。

陣営は当初、武井氏との事実上の一騎打ちを想定していたが、脇谷氏の参戦によって「自民への批判票を一手に得る戦略だったが、分散してしまう」(陣営関係者)との懸念も抱く。(小沢慶太)

3921チバQ:2021/10/28(木) 15:49:37
https://www.asahi.com/articles/ASPBW6FT6PBSIIPE016.html?iref=comtop_BreakingNews_list
夫からの因縁、そこに絡む鈴木宗男氏 女性一騎打ちの北海道11区
2021衆院選

中沢滋人2021年10月28日 15時00分

候補者の第1声で「、頑張ろう」と拳をあげる支援者ら=2021年10月19日午前9時35分、北海道帯広市


 前回衆院選と同様に、立憲前職の石川香織氏(37)と、自民元職の中川郁子氏(62)の一騎打ちとなった北海道11区。2005年の衆院選では石川氏の夫・知裕氏と中川氏の夫・昭一氏(故人)が対決し、それ以来の「因縁」が続く。さらに別の「因縁」がある鈴木宗男参院議員(73、日本維新の会道総支部代表、新党大地代表)もからみ、選挙戦は激しさを増す。

選挙区を歩く@北海道
 衆院選が公示され、道内各地で激しい選挙戦が展開されています。北海道の各選挙区で問われる政策課題や選挙戦の状況を追います。今回は道11区を歩きます(随時掲載します。候補者の年齢は投開票日現在)

 「議員になってから、野党議員では公共事業が減らされるといううわさとの戦いでした。それは真実ではありません。就任前と比べて公共事業費は今年度は135%。減っていません」

 公示日の19日、石川氏は北海道足寄町の個人演説会で100人超の聴衆に語りかけた。予算委員会で質問に立ち、政策に影響を与えたことなどを語り、「候補者が信用できる人かどうか、この4年間でどれぐらい成長できたか、それを皆さんに判断してもらうことが、この選挙戦だと思っています」と語った。

 石川氏は前回衆院選で、政治資金規正法違反事件で有罪が確定し、公民権停止中だった知裕氏に代わり立候補。野党共闘で候補擁立を取り下げた共産の支援も受け、初当選を果たした。今回は実績を強調し、街頭演説やミニ集会を続ける。知裕氏は「4年間で彼女は大きい仕事をした。もう『石川知裕の代わり』ではない」という。

 一方の中川氏。昭一氏の急死後、義父・一郎氏時代からの「中川王国」を引き継ぎ、12年に初当選。しかし前回は石川氏に約1万6千票差で敗れた。復活を期す今回は、1次産業振興や物流強化などを訴え、党中央とのパイプがある与党代議士の必要性を強調する。

 そんな中川氏を支援するのが、推薦を出している新党大地の鈴木氏だ。

 「宗男先生とはこれまでいろいろありました。義父中川一郎が亡くなってから数々の非礼を宗男さんにおかけした。この非礼をわびたいと思います」

 21日、足寄町の農協庁舎前。雨の中、街頭演説で中川氏はそう語った。隣には足寄出身の鈴木氏と、長女で自民前職の比例単独候補、鈴木貴子氏(35)の姿があった。

 マイクを握った鈴木氏は「私が政治家として今日あるのは中川一郎先生のおかげ。その先生に報いるためにも、もう一度、この十勝に中川という名前を復活させてください」と声を張り上げた。

 鈴木氏はかつて秘書として仕えた一郎氏の死去後、後継を巡り昭一氏と同じ選挙区で争った。以来、十勝の保守派は分裂状態が続いた。新党大地の発足後は、同じ足寄出身で民主党(当時)から立候補した知裕氏と連携。知裕氏は12年の総選挙では大地公認で立候補した。

 だが、前回衆院選前に大地は自公支援に回った。大地は前回も中川氏に推薦を出したが、当時、鈴木氏が大地の比例北海道ブロックの候補者だったことなどもあり、鈴木氏と中川氏が並んでマイクを握ることはなかった。今回、鈴木氏は中川氏の事務所開きや決起集会にも駆けつけ、「歴史的和解」(鈴木氏)をアピール。中川陣営からは「ここまで宗男さんが熱く応援してくれて本当に感謝している。保守の大同団結ができた」(道議)との声が上がる。

 石川陣営は、十勝地方に根強い支持基盤を持つ鈴木氏の動きを警戒する。陣営幹部は「鈴木氏本人がマイクを握る影響は小さくはない」と見る。今回、石川氏とは別に政党選挙カーで回ることを徹底している知裕氏が、19日の足寄の個人演説会では石川氏の隣で支持を訴えた。「宗男氏が中川氏支持に大きくかじを切った。それでもなお、香織を頼みますとお願いしないといけないと考えた」と理由を話す。

 複雑な心境で眺める支持者もいる。

 中川氏と鈴木氏の街頭演説を見ていた大地支持の70代男性は、長年鈴木氏を応援してきたという。それでもこう話す。「大地が決めたから、中川と書けるかと言われても、そう簡単にいかない。鈴木宗男、中川昭一の骨肉の争いが、いまだに僕らの胸の中に刺さっている。僕も今迷っている」(中沢滋人)

3922チバQ:2021/10/28(木) 15:52:00
https://digital.asahi.com/articles/ASPBV0BYGPBTUJHB02Q.html?pn=2&unlock=1#continuehere
第30回
あえて無所属、「野党嫌い」の自民票狙う 自民はパイプ役強調 茨城
会員記事2021衆院選自民

佐々木凌2021年10月27日 12時00分

 衆院選茨城1区は、無所属元職の福島伸享(のぶゆき)氏(51)と自民前職の田所嘉徳氏(67)の一騎打ちとなり、これまでにない激戦となっている。前回希望の党から出た福島氏は今回は無所属で立候補し、自民票の切り崩しを狙う。田所氏は地元と政府のパイプ役を務めてきたと主張して、組織戦を展開する。


過去3連敗、前回は希望の党から
 「党の名前だけで選んできたから日本の政治はだめになったんじゃないですか。党より人物で選んで欲しい」。22日夜、無所属の福島氏は、茨城県城里町内の演説会で声を張り上げた。

 その4日前。自民の田所氏は、派閥の領袖(りょうしゅう)である石破茂・自民党元幹事長を招いて筑西市で講演会を開いた。「党より人物というけど驚きますね。党がない人が、(政治の世界で)仕事ができたという話を私は知らない」などと批判した。

 茨城1区で2人が激突するのは4回目。過去3回は田所氏が制した。だが今回は様相が違う。1996年の小選挙区制度導入以降初の一騎打ちとなり、前回は希望の党から立候補して落選した福島氏が初めて無所属で立つからだ。

 福島氏は「有権者には与党にも野党にも不信感がある」と語る。今春、1区内の有権者に調査をした結果、前回田所氏に投票した有権者の3割が次の衆院選での投票先を迷っていた。無所属であれば、その一部を取り込めるかもしれない――。そう判断し、あえて比例復活の可能性のない無所属での立候補を選んだ。

 福島氏は浪人中の4年間で、1区内の3万5千軒以上を回るとともに、会合などを通じて、自民候補を支持することも多かった商工会議所のメンバーらとも連携を深めた。今回の選挙活動で中心的な役割を果たしているのは、同世代の若手経営者たちだ。

 「『野党は嫌いだが、無所属なら今回は応援するよ』という声も多く聞く」と水戸市内の地区で福島氏の後援会役員を務める50代男性は語る。自民党員で、今も県議選などでは自民候補を応援している。だが、森友・加計(かけ)問題など、国政での自民には不信感があり「不正や疑惑を追及できる議員が必要だ」と訴える。

自民候補「政策決めるのは自公」
 情勢が厳しいとみる田所陣営は危機感を募らせる。

 田所氏は菅政権で法務副大臣を務めた。公務が忙しく、これまでより地元に入る時間は制限された。自身も「まれに見る短期決戦で、厳しいハンディを背負った選挙」と語る。

 田所氏は、政権与党の前職として1区内の首長や業界団体と政府をつなぐパイプ役を務めてきたと強調し、組織戦を展開する。公示日に水戸駅南口で行った第一声では、県農政連、看護連盟、建設業協会など20近くの団体ののぼりが所狭しと並んだ。田所氏は「政策を決めるのは自公。自公の力を結集できるのが私の力だ。連携の力で茨城1区から国政を変える」と力を込める。(佐々木凌)

茨城1区の候補者
福島伸享 51 無元②〈元〉経産省職員

田所嘉徳 67 自前③〈元〉法務副大臣

※敬称略。届け出順。丸数字は当選回数

3923岡山1区民:2021/10/28(木) 20:37:20
>>3904 3905
https://cdp-japan.jp/news/20211028_2498
枝野マイク納めが自分の選挙区というのをどう考えるか・・・

3924名無しさん:2021/10/28(木) 23:38:28
枝野の苦戦など全くそんな雰囲気は感じず、実感と乖離した話ですけどね
相手の自民牧野が不適格な人物ということもあります

3925岡山1区民:2021/10/29(金) 05:37:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf5540f09441531144532234737fef9ce8bbdf8
自民の単独過半数維持は微妙、立民が議席増・維新勢い保つ…読売・衆院選終盤情勢
10/28(木) 22:00配信

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読売新聞オンライン
 読売新聞社は31日投開票の衆院選の終盤情勢を探るため、26〜28日に世論調査を行った。自民党は単独での衆院定数の過半数(233)維持が微妙な情勢だ。立憲民主党は議席を増やす公算が大きく、日本維新の会は勢いを保っている。289ある小選挙区の約4割で接戦となっている。

【表】有権者から「デートして」・宴席で有力者に体触られ…「票ハラ」に悩む女性候補

(写真:読売新聞)

 調査結果に全国の総支局などの取材を加味し、情勢を分析した。

 自民は終盤に入り、野党に追い上げられる小選挙区が目立っている。優勢を保つ候補は113人にとどまり、劣勢は序盤の46人から60人に増えた。当落線上で104人がしのぎを削る。特に野党の地盤が強い北海道、大阪、沖縄で苦戦している。一方、保守地盤の強い富山、山口、高知では安定した戦いを展開しており、山形でも議席独占の可能性が出てきた。比例選では70議席近くを視野に入れるが、公示前の276議席からは減らしそうだ。

 公明党は、9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める。比例選では順調に議席を積み増し、前回の2017年衆院比例選の21議席を上回る可能性がある。自民、公明の与党では、国会を安定的に運営するための「安定多数」(244)をうかがう。

 立民は、優勢な小選挙区を序盤の30から七つ増やすなど公示前の110議席から30近く増やす可能性がある。ただ、94人が接戦を演じており、情勢は流動的だ。比例選では40議席を超える見通しとなっている。

 共産党は沖縄1区で優位に立ち、比例選でも2桁の議席確保を狙う。公示前の12議席は上回る勢いだ。

 維新は拠点の大阪で、19ある小選挙区の半数以上を制しそうだ。比例選でも20議席台に乗せる可能性があり、公示前の11議席から3倍超をうかがう。

 国民民主党は、公示前の8議席を確保できるかどうかが焦点だ。

 調査は電話で実施し、18万2039人から回答を得た。一定数の回答者が小選挙区選や比例選で投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢はなお流動的な要素もある。

 衆院選には、小選挙区選(定数289)に857人、11ブロックの比例選(定数176)に194人(重複立候補を除く)の計1051人が立候補している。

3926岡山1区民:2021/10/29(金) 05:38:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc779ab4f475c407c8cb3394dbd7c424359fe49d
比例選は自民が堅調さ維持、維新も浸透・立民は伸びず…読売・衆院選終盤情勢
10/28(木) 22:12配信

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読売新聞オンライン
 読売新聞社が実施した衆院選の終盤情勢調査では、比例選(定数176)で自民党が序盤情勢調査に続いて堅調さを維持している。日本維新の会はさらに伸長する勢いだ。

 自民は、比例選の全11ブロックで安定した戦いを繰り広げている。公示前の66議席を上回り、70議席に届く勢いを保っている。岸田首相(党総裁)のお膝元の中国ブロックでは6議席目に手が届きそうだ。

 公明党も前回選の21議席を上回る展開で、自民、公明両党で比例定数の半数を超えそうな情勢だ。

 一方、維新は地盤とする近畿に加え、南関東、東海両ブロックでも浸透が進んでいる。公明と同程度の20議席台に乗せる可能性がある。

 立憲民主党は40議席台に達する見通しだ。共産党は前回選の11議席を上回る勢いを保っている。

3927岡山1区民:2021/10/29(金) 05:49:49
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA273VA0X21C21A0000000/
自民が単独過半数の攻防 与党で過半数の勢い、終盤情勢
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA283DC0Y1A021C2000000/
比例、自民は序盤の勢い鈍る 維新は議席増の見通し
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA27CLI0X21C21A0000000/
小選挙区、接戦なお4割 終盤も共闘効果 競合区は与党が優位

3928チバQ:2021/10/29(金) 08:31:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b57898ddd68b18722d27f707bc7db3e8c9aee2
山形2区、空白の米沢が草刈り場 野党の地盤狙う自民
10/29(金) 6:00配信

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河北新報
候補者に拍手を送る支持者ら=24日、米沢市

■衆院選 ドキュメント東北(6完)

 草刈り場となった票田の米沢市を舞台に、4選を期す前議員と野党共闘を旗印とする新人が、つばぜり合いを繰り広げる。

【写真】戦後70年でずいぶん変化した選挙運動

■悔しさにじむ

 選挙サンデーとなった24日。自民党前議員の鈴木憲和の到着を待つ支持者のざわめきの中で、山形県議を10期、県議会議長も務めた陣営の重鎮が、失地奪還の決意に燃えていた。

 「今回は米沢で勝たなくちゃ。圧倒的な勝利を収めたい」と話し、強力に選挙戦を後押しする。「過去3回とも米沢で勝てなかった」と公示前に悔しさを口にした鈴木も1日で市内の15カ所を飛び回り、夜になっても街頭で訴えを続けるなど、執念をにじませた。

 米沢市は前回2017年まで3度戦った野党系の元議員近藤洋介の地盤だ。前回、選挙区の17市町で16勝した鈴木が唯一、後塵(こうじん)を拝した。近藤の父で元労相の故鉄雄以来続く後援会組織が、東京都出身の鈴木に厚い壁として立ちはだかる。

 前回落選して比例東北での復活もかなわなかった近藤は19年の市長選に転じて落選し、今回出馬を断念した。鈴木の陣営は「米沢が盛り上がっていない。票が読めない」と投票率の先行きに気をもみつつ、野党の地盤で支持拡大を図る好機とみて精力的に選挙カーを走らせる。

■結束アピール

 国民民主党代表の玉木雄一郎、党政調会長で県選出の参院議員舟山康江らが両脇を固め、米沢市の有権者に手厚い布陣と本気度の高さをアピールした。

 27日夜に市内であった国民新人加藤健一の個人演説会。無所属の県選出参院議員芳賀道也も演壇に立ち、知事吉村美栄子の支持者も集った。16、19年の参院選、今年1月の知事選と全県選挙で自民に3連勝した野党系の結束を演出した。

 「困っている人に手を差し伸べるのが、本来の政治の役割だ」。21歳で難病の筋ジストロフィーを患った加藤は車いすから声を張り上げ、口調はいつにも増して力強さを帯びた。

 会場に、かつて県内の野党の中心的な存在だった近藤の姿はなかった。次の市長選で保守票を取り込むため、静観を決め込んでいるとの見立てがもっぱらだ。

 舟山や米沢市議らの組織がフル回転し、南陽市出身の加藤を押し上げようと浸透を急ぐ。加藤は「選挙は熱の伝導合戦」との言葉をよく用いるようになった。残り2日の選挙戦で支持の熱気を巻き起こそうと、懸命な訴えを重ねる。

(敬称略)

【山形2区立候補者】

鈴木憲和 39歳 自前③(公推)
加藤健一 40歳 国新 

河北新報

3929チバQ:2021/10/29(金) 08:37:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f09bdb0297df0d32a18aeb66712e415496335c08
混乱&陰謀論も… 島根1区に2人の「かめいあきこ」が立候補
10/29(金) 6:15配信

東スポWeb
投票で混乱も?(写真はイメージ)

 31日投開票の衆院選島根1区に名前の読みが同じ「かめいあきこ」氏2人が立候補し、陰謀論まで持ち上がる事態となっている。

 島根1区は、自民党細田派会長の前職・細田博之氏(77)に対し、前回は比例復活した立憲民主党前職・亀井亜紀子氏(56)が挑む一騎打ちの構図だった。ところが公示直前の今月15日、無所属新人の亀井彰子氏(64)が名乗りを上げたのだ。

〝あき〟の漢字こそ違うが、読み方は同じ。地元政界関係者は「彰子氏は完全なダークホース。三つどもえ、しかも〝ダブル亀井〟で名前の読みも同じだなんて、誰も予想していなかった」と目を丸くする。

 投票用紙に「亀井」や「あきこ」とだけ記入された場合、選挙管理委員会は投票先が分からないと判断する可能性が高い。その場合、公職選挙法では「案分票」とし、得票数に応じ2人の亀井氏へ振り分けることになる。

 陣営筋によれば、亜紀子氏は選挙ポスターやチラシを急きょ、下の名前の漢字「亜紀子」を強調するデザインに差し替えたという。かたや彰子氏のポスターは、漢字の姓名などが手書き、顔写真の代わりに似顔絵と手作り感タップリ。しかも選挙区内でポスターを掲示した場所はわずかで、「選挙公報には載っていたが、実際に姿を見たことがない」とある松江市民は語る。

 選挙区内やネット上では「裏がある」「〇〇(政党や政治家名)が操っている」といった陰謀論が飛び交い、ものものしい雰囲気に。同姓同名の候補者といえば、特定の候補者を落選させる常とう手段として使われる。9月にはロシアでも、サンクトペテルブルク市議選に同姓同名の3人が立候補し、騒ぎになった。

 ただ地元政界関係者いわく「陰謀の事実は全く確認できなかった。同姓同名は偶然としか言いようがない」。後から立候補した彰子氏は岡山県出身だが、いわゆる〝落下傘候補〟ではなく、何年も前から松江市に住み、以前は教職に就いていたという。

 当選10回の細田氏は、直々に選挙区内を回り運動量を上げ、選挙戦をリード。対する亜紀子氏には、公示日(19日)の第一声に立民の枝野幸男代表が駆け付けたほどで、浮動票や女性票を掘り起こす展開だ。

「同情票が集まるのではと、今回の騒動は亜紀子氏にとって追い風になっているようだ。となると、ますます陰謀の意味がなくなる」と前出関係者。彰子氏は選挙戦最終日の30日、松江市内で個人演説会を開き主張を伝える予定だという。

東京スポーツ

3930チバQ:2021/10/29(金) 08:37:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/88ad252e71bc35bc3239163c7f825c6ed255484f
安倍元首相 パワーに陰りも 11月にも「安倍派」に代替わり予定 根強い反安倍…情勢厳しく
10/29(金) 5:30配信

スポニチアネックス
安倍晋三氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 苦戦が伝えられる自民党の安倍晋三元首相が精力的に全国を飛び回っている。11月にも最大派閥・細田派が「安倍派」へと代替わりするとみられる中、一人でも多くの同志を国会に戻すべく、28日までに15都道府県の39選挙区に入った。しかし情勢は厳しく、選挙結果次第ではキングメーカーとしての地位に陰りが出ると指摘する声も出ている。

 12年ぶりに地元の山口で第一声を上げた安倍氏は、公示翌々日から全国遊説をスタート。初日には立憲民主党の枝野幸男代表が立つ埼玉5区に殴り込み、「批判ばっかりしていたって何の結果も出ていません」と声を張り上げた。演説の模様は経歴や実績など、各候補を売り込む文言に写真や動画を添え、フォロワー数230万を誇る自身のツイッターで発信する念の入れようだ。

 289ある小選挙区で細田派所属の公認候補は50人以上。うち、地盤が弱いとされる当選3回以下の若手は半数を占める。序盤の情勢では競り合う選挙区が10以上、劣勢区は15ほどあった。

 安倍氏が応援した39人を派閥別に見ると、細田派が18人と最多で、ほとんどが接戦区や劣勢区。この18人は若手か、安倍氏の影響力が及ぶとされる中堅の当選4回だ。

 苦戦の理由としては自民党政権の新型コロナウイルス対応に対する根強い不満に加え、「安倍政治」への批判も指摘されている。立民は一部富裕層だけが恩恵を受けたなどと「アベノミクス」攻撃を展開。「政治とカネ」問題への対応など、安倍・菅両政権の「負の遺産」も争点化している。自民党候補の関係者からは「安倍氏の存在を押し出しすぎると、マイナスになる恐れがある」との声も出た。

 終盤でも情勢は厳しく、全体で接戦区は60〜70台半ば。うち、僅差で争う激戦区は30ほどとされる。細田派も予断を許さない状況だ。自民党選対関係者は「これらは何かの拍子でオセロのようにパタパタと片方に振れる」と話し、“アベノリスク”にも気をもむ。

 自民党が議席を減らすとみられる中、政府関係者は「細田派は最大派閥ゆえに減り幅が目立つ」とし、さらに「党全体での減り幅次第では、野党に加え一部党内からも“安倍政治”批判で勢いを失ったとの声が上がる可能性がある。派閥の領袖(りょうしゅう)となっても影響力に陰りが生じかねない」と指摘。自民党関係者は「当選4回組や、安倍チルドレンの落選が多いと影響力低下に拍車がかかる」と断言した。

3931チバQ:2021/10/29(金) 08:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/31126ca4fadf6851aa41affbfb00a7876c77302f
衆院選2021 維新・田淵正文氏、新型コロナ感染入院 感染広がらない形の選挙運動に
10/29(金) 5:00配信

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サンケイスポーツ
新型コロナウイルスの新規感染者数がようやく落ち着いた中、衆院選東京5区に日本維新の会から立候補している新人で医師の田淵正文氏(63)が新型コロナに感染し、入院していることが28日、分かった。公示後に候補者の感染が判明したのは初めてとみられる。田淵氏の陣営では、複数のスタッフも感染。「事務所内にクラスター(感染者集団)が発生した」としている。

コロナ禍で初の全国規模の選挙。新規感染者は激減しているが、ウイルスの脅威は侮れない。

田淵氏によると、16日に派遣運転手、18日には事務員の感染が判明。感染者は出勤停止し入院。保健所の指示に従い、車の消毒と濃厚接触者のPCR検査も行った。

さらに、23日には選挙事務所のスタッフも感染したことが判明。田淵氏はこのスタッフと行動を共にしており、同日から発熱と倦怠(けんたい)感の症状が出た。

24日には選挙活動を中止。田淵氏もPCR検査を受けたところ、25日に感染が確認された。現在は入院中。「事務所内にクラスターが発生した」としている。

田淵氏は内科医。東大医学部を卒業後、東京共済病院などを経て、1991年に中目黒消化器クリニック(東京都目黒区)を開業。院長を務めている。同クリニックでは新型コロナ患者の診察にあたっていた。

田淵氏は自身の感染について、「試練。第5波ではあれだけ患者がいて、診察していても事務所は大丈夫だったのに」と答えた。

選挙戦では20日に維新の松井一郎代表(57)、22日には維新の音喜多駿参院議員(38)が応援演説をしている。いずれも屋外の風があるところでマスクを着用していたため、濃厚接触者には当たらないと保健所が判断したという。

その松井氏は28日の記者会見で「(感染の)報告はすぐに受けた。感染防止策をしていても一定のリスクはある」と述べた。自身はPCR検査をしておらず、受ける予定はないと説明した。

衆院選は終盤。選挙活動は大きな影響を受けている。田淵氏は「感染が広がらない形で行っている」と説明。街宣活動は中止し、「電話隊」が中心になっている。

東京5区では立憲民主党の前職、手塚仁雄氏(55)と自民党の前職、若宮健嗣氏(60)も立候補。両氏が4度目の対決で激戦となっている中、最後の追い上げ場面で、田淵氏のダメージは大きい。

■東京5区(3人)

手塚仁雄55党幹事長代理立前
若宮健嗣60万博担当相 自前
田淵正文63内科医 維新

3932チバQ:2021/10/29(金) 08:52:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/da947c2b51db1593ab49310793cdf395c36bfa17
東京8区〝2強〟に挑む東大卒の元ホームレス候補の「波瀾万丈」人生
10/29(金) 5:15配信


東スポWeb
街頭演説する笠谷氏(東スポWeb)

 31日投開票の衆院選で与野党の激戦が全国で繰り広げられているなか、特に注目を集めているのが東京8区だ。自民党のベテラン石原伸晃候補と、野党統一候補である立憲民主党の吉田晴美候補が競り合っていることばかりが話題になる同区だが、実は一騎打ちではない。なんと元ホームレスの候補が出馬しているのだ。

 日本維新の会から3人目の候補として出馬しているのが、笠谷圭司候補(41)だ。どうしても石原氏と吉田氏が目立つが、経歴は笠谷氏も負けていない。高校を中退してから大検に合格し、東京大学へ。さらに自民党の市議会議員までしていたというのだが…。

 笠谷氏は「35歳のとき市長選に出たんです。そこでお金を費やして勝負したのですけど負けました。市長選って負けると周囲から人が引いて行ってしまう。当時、自民党にいて、離党勧告が出ました。市長選は保守分裂選挙だったのですが、(分裂の)主犯格が私だということにされて追い出される形になりました」と明かした。

 笠谷氏が出馬したのは2015年の兵庫・三田市長選で、次点で敗北した。ただ、大変だったのはここからだ。

「家も売って住むところもない。大阪でアルバイトしようにも採用されたりされなかったりで…。そうすると心が折れちゃうんですよね。無気力になってずっと公園や駅のベンチで寝ていました。純粋にホームレスだった時期は秋から冬の5か月ほど。いろいろ考えましたよ。コンビニのゴミ箱をあさって、お弁当とかパンを見つけて食べていました」

 つまり、ホームレス同然の生活を送っていたのだ。

「空き缶を集めて業者に持っていって400円もらって、ピースだったかホープだったか200円くらいのタバコとパンとチョコレートを買う。そんな生活でした。それで少しずつ頑張ろうという気持ちになれたんです」

 その後、廃品回収の仕事を見つけ、燃やせるゴミを集めるように。空き地で廃材を燃やしていたら焼き芋を焼こうとひらめいた。

「食べたらおいしかったんですよ。駅前で焼き芋を売ろうと思って、屋台を整えました。それでキャッシュができてきたんで、弁当屋さんを始めました。今度は経営に興味が出てきて、経営の勉強を本気でしようとするなかで社長をしてる方と知り合って、自民党の国会議員を紹介され、議員秘書もやりました」

 秘書時代に維新の松井一郎代表と縁ができ、共感して今に至るというわけだ。

「維新はしがらみがない。『これをやったらあの団体に反対される』とかがない。自民党を中から壊せないので外から壊したいです。新陳代謝を計りたい」

 今回、注目を集める東京8区でどう戦っているのか。

「(石原氏と吉田氏は)2大巨大会社ですね。ビルがドンッと2つあって僕はその真ん中にあるラーメン屋のような感じ。2大会社の戦いに疲れた人やうんざりした人が応援してくれている」

〝石原VS吉田〟の構図にどこまで食い込めるか。

東京スポーツ

3933岡山1区民:2021/10/29(金) 08:58:42
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/
[スキャナー]自民、当落線上104人…衆院選終盤情勢
2021/10/29 06:45
この記事をスクラップする
党幹部・閣僚も…「野党一本化」響く
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

立民5割近く横一線
危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3934とはずがたり:2021/10/29(金) 09:48:37

田淵は医者の癖にイベルメクチン派らしい。天網恢々だ。

維新候補のスタッフがコロナ陽性 少なくとも3人感染か…選挙戦終盤でピリピリムード
10/27(水) 11:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6e8f9808dbf7a527508433fc7ac33f9b35a4f2e
東スポWeb

 全国的に新規感染者数は落ち着いたが、ついに――。衆院選(31日投開票)の東京5区で日本維新の会の新人で医師の田淵正文氏(63)が25日、自身のフェイスブックで事務所スタッフが新型コロナウイルスに感染したと発表した。衆院選の候補者陣営で感染者が出たのは初とみられる。

 田淵氏は「23日、体調不良を訴えた当事務所スタッフがPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルス陽性と判明いたしました」と報告。「24日はすべての活動を休止」し、「私自身もPCR検査を行っており、結果は判明次第お伝えします」とした。

 今後の選挙戦は「街宣等の選挙活動は休止」し、「ネットを中心」に政策を訴えていくという。

 田淵氏は東大医学部を卒業後、東京共済病院の内科医長などを歴任。がん治療に取り組んできた。自身の公式サイトによると、平成の天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)の内視鏡検査も担当したという。

 関係者によると、田淵氏の事務所スタッフでは「少なくとも3人感染した」との情報が浮上。感染経路は不明だ。

 田淵氏の事務所に26日、①同氏のPCR検査結果、②少なくとも3人の事務所スタッフが感染したとの情報は事実か――の2点を取材したが、回答はなかった。

 衆院選の候補者陣営で初めて出た感染者とみられるが、実際は氷山の一角とされる。

 ある候補者関係者は「コロナ禍のため有権者との接触は極力控えています。でも、その裏で、例えば事務所に戻れば、スタッフがマスクなしで会話しているケースは少なくありません。有権者の目が届かないところで気を抜いてしまうんでしょう」と明かす。

 投開票まであとわずか。候補者はもちろんのことスタッフが感染すれば選挙活動に影響が出るだけに、各陣営のピリピリモードは続く。

 東京5区は他に、立憲民主党前職の手塚仁雄氏(55)、自民党前職の若宮健嗣氏(60)が出馬している。

3935とはずがたり:2021/10/29(金) 10:10:33
>「できることは選挙チラシのポスティングぐらいだが、野党陣営には増子を押し上げてもらった恩義がある。家出した父親に代わって家族が借金を返済するようなもの」

増子参院議員、雲隠れ 野党勢力離れ自民会派入り 双方に遺恨、中立貫く
https://kahoku.news/articles/20211028khn000033.html
2021年10月29日 06:00

 衆院選の5小選挙区全てで与野党一騎打ちの舌戦が続く福島県にあって、来年夏に改選を控えた増子輝彦参院議員(74)=福島選挙区=の存在感がかすんでいる。昨年秋に野党勢力とたもとを分かって自民党会派入りした増子氏。福島県内で与野党双方に遺恨を残す立場となり、雲隠れを決め込んでいる。


郡山市内の増子事務所。スタッフによると増子氏が立ち寄ることはめったにないという
「裏切り者」
 「助けてください」。選挙戦も終盤となり、2区の野党統一候補で立憲民主党の新人馬場雄基氏(29)の街頭演説が、にわかに「懇願」の様相を呈してきた。

 報道各社の世論調査は、総じて自民前職の根本匠氏(70)が先行し、馬場氏猛追と伝えた。共産、国民民主、社民の各党支持層に浸透し、連合福島もフル稼働。「残る手だては増子さんの個人票だが…」。選対幹部の表情が曇った。

 2016年の前回改選で野党統一候補だった増子氏は、自民現職の法相に小差で競り勝った。政治歴は国政だけ見ても30年以上。2区の大票田郡山を拠点に自前の個人後援会を持つ。

 それが一転、昨年9月に野党勢力を離れ、10月には参院会派「自民党・国民の声」に入会した。連合福島の幹部は「いかに接戦でも裏切り者に誰が頭を下げるか」と語気を強める。

握手できぬ
 増子氏に対する感情的しこりは自民も同じだ。ある県議は「こっちは時の大臣を落とされた。いまさら握手なんてできない」と気色ばむ。

 特に地盤が重なる根本氏にとっては、増子氏が参院議員に転身するまで衆院選のたびに議席を争ってきた旧敵。選対幹部は「こつこつ支持を集めるだけ。増子票に頼るなんて考えたこともない」と素っ気ない。

 公示後の増子氏は、東京と地元郡山を行き来して通常の政治活動を続けているという。今回の衆院選後に身の振り方を明らかにするとしており、選挙戦は中立を貫く。

 増子氏の個人後援会も特定の陣営にくみすることはないが、60代のある男性支持者は立場を伏せて馬場氏の選挙運動を手伝う。

 「できることは選挙チラシのポスティングぐらいだが、野党陣営には増子を押し上げてもらった恩義がある。家出した父親に代わって家族が借金を返済するようなもの」。そうつぶやきながら選挙区内の家々を回っている。

3936岡山1区民:2021/10/29(金) 10:26:06
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000203
2021総選挙香川/最終盤の情勢 1区 幅広い浸透図る・小川 維新の礎を築く・町川 背水で一気攻勢・平井
2021/10/29 09:59

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各候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(写真はコラージュ)
各候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(写真はコラージュ)

 衆院選も終盤に入り、県内各選挙区の舌戦も激しさを増している。各選挙区の情勢を追った。

■共闘の先進区
 今衆院選では、全国の小選挙区の7割で立民や共産など野党5党による共闘が実現した。その野党共闘の先進区となったのがこの香川1区だ。

 始まりは2016年の参院選。立民前職の小川淳也は当時、民進党県連代表を務めていたが、擁立を決めていた女性候補を取り下げて、全国唯一の共産候補による野党共闘を実現、同じ選挙カーに上がって応援演説もした。

 それに応えたい共産は4年前の前回衆院選で初めて香川1区からの候補者擁立を見送り。小川は念願の1対1の構図に持ち込んだものの、わずか2千票差で敗れ比例復活した。この時話題になったのが、5千票に上った白票だ。小川が保守の色濃い希望の党(当時)公認だったことへの反発があったと言われた。

 今回、共産は前回の「自主投票」より一つ踏み込んだ「自主支援」とした。また、保守層切り崩しのため、ゼネコン汚職で実刑判決を受けながらも選挙区で無敗を誇る立民の中村喜四郎と選挙区内を回った。SNSも活用し、若年層も含めて幅広い層へのアピールにも余念がない。

 しかし、望んでいた与野党一騎打ちの構図は維新新人の出馬でなくなった。「1対1」を希望する小川は維新の候補者やその家族、維新幹事長の馬場伸幸に出馬断念を求めた。馬場の腕をつかんで直談判する小川の様子を、維新議員がネットで取り上げたことで波紋を呼んだ。小川は「与野党1対1の対決構図が国民のため。正当な政治活動だ」とする。

 それでも、昨年公開の映画で知名度がアップした効果は大きい。次の立民代表選に出ることも明言。選挙区での勝利に向け、代表の枝野幸男ら幹部クラスの応援が相次いでおり、陣営も「非常に勇気づけられる」と手応えを感じている。

■第三の選択肢
 前職2人の争いに割って入ったのが、県内では女性初の衆院議員を目指す維新新人の町川順子だ。小川本人から立候補断念か、もしくは3区からの出馬を打診されたほか、自民県議からも3区出馬を言われたという。「私の人生、私が決める」といずれの要請も一蹴。自公与党や現在の野党共闘の枠組みとは異なる「第三の選択肢」としてのアピールに力を入れている。

 22日、応援で来県した幹事長の馬場は「(立民の候補は)『自分が野党統一候補をやっているのに、なぜ入ってくるんだ』と何度もおっしゃっていたが、うちは関係ない」と重ねて強調。「選択肢が少なく、第三極がない方が国民にとって不幸だ」と指摘する。

 今衆院選の争点について馬場は「改革をするか、しないか。この一点に尽きる」と断言する。“大阪生まれ”の維新には、府議会で身を切る改革を行って財源を生み出し、学費の無償化などを実現してきた実績があるとし、「大阪モデルの改革を香川でもやっていきたい。日本の大改革にチャレンジするのは維新だ」と力を込める。

 出馬表明の遅れもあって町川自身の浸透度はまだまだだ。が、「今回だけで終わるつもりはない。次の人たちにもつなげたい」ときっぱり。来年の参院選や再来年の統一地方選も見据え、四国に維新の礎を築き、新たな選択肢としての確立を目指したい考えだ。

3937岡山1区民:2021/10/29(金) 10:26:37
>>3936
■国のパイプ役
 小選挙区の議席死守を目指す自民前職の平井卓也。この4年間で、2度の入閣を果たした。特にデジタル改革担当相、デジタル相時代は、既得権益や税金の無駄遣い打破など改革の最前線で取り組んだ。

 しかし、デジタル庁創設に向けて多忙を極め、1年間ほとんど地元に戻れなかった。大切にしていた住民との対話は減り、選挙準備も大幅に遅れた。

 さらに内部会議の音声データ流出や接待問題などの週刊誌報道も。陣営は「有権者に説明すれば理解してもらえる」とするものの、受け身の戦いになっている。

 陣営には危機感が募る。「比例もある」との反応だ。四国における自民の比例枠は単独を除いて良くても2枠。四国内に接戦区が複数あり、香川県選出(比例を含む)の与党衆院議員は初めてたった1人になる可能性がある。「国と地方をつなぐパイプがなくならないか心配」「地域間競争が激しい中、地盤沈下しないか」との声が行政関係者らからも漏れ聞こえる。

 22日夜、通常なら終盤に開く企業・団体向け決起大会を前倒しで開いた。菅内閣で二人三脚で規制改革に取り組んだ河野太郎前行政改革担当相が応援動画で、「平井さんに支援を」と深々と頭を下げた。

 「自民党総裁選と、岸田首相の誕生。最近の新型コロナ感染者の激減を世論はどう判断するのだろうか」と陣営幹部。

 急きょ、28日に岸田首相が応援に駆け付けた。陣営は「日ごとに勢いが増している。一気に攻勢をかけたい」としている。

3938岡山1区民:2021/10/29(金) 10:27:38
>>3936
2021総選挙香川/激戦1区応援過熱 立民・小川氏 安住氏「一緒に仕事したい」 自民・平井氏 首相・知事・市長「必要な人」
2021/10/29 08:25

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小川候補と共に支持を呼び掛ける立憲民主党の安住国対委員長(左)=高松市
小川候補と共に支持を呼び掛ける立憲民主党の安住国対委員長(左)=高松市

岸田首相(右から2人目)、公明党の石田副代表、浜田知事、大西高松市長と共に気勢を上げる平井候補=高松市
岸田首相(右から2人目)、公明党の石田副代表、浜田知事、大西高松市長と共に気勢を上げる平井候補=高松市

 与野党3人が争う衆院香川1区。激しい選挙戦を反映して立民、自民の前職2人の陣営には党大物による応援が相次いでいる。28日も、立民前職の応援には安住淳国対委員長が、自民前職の元には、選挙戦で初の四国入りとなる党総裁の岸田文雄首相がそれぞれ訪れ、支持拡大をアピールした。選挙戦も残り2日。1議席を巡る舌戦は日々過熱している。

 香川1区に立候補しているのは、立民前職の小川淳也氏、維新新人の町川順子氏、自民前職の平井卓也氏の3人。

 28日に高松三越前でマイクを握った安住氏は、聴衆に向けて「国民が時の権力に厳しい目を注ぐ。これをきちんとやれば日本の政治は必ず良くなる」と力強く訴えた。

 小川氏については、「弁論が爽やかで理屈が立つ。私は国対委員で、一度この男を使ってみたいと思った。地道にやってくれた」などと仕事ぶりを評価し、「私がいるうちに責任を持って、総理大臣にしたいと思う。ぜひ東京で一緒に仕事をさせてほしい」と呼び掛けた。

 小川氏の元には、枝野幸男代表をはじめ、岡田克也常任顧問、辻元清美副代表、野田佳彦最高顧問が駆け付けている。蓮舫代表代行は公示直前を含めて2度来県し、支持拡大を求めた。

 一方、岸田首相は28日夜、高松市のサンメッセ香川で行われた演説会に登壇。支援者ら約2500人(事務所発表)を前に平井氏について「私の右腕として活躍している。香川1区、政権にとっても欠くことができない人物だ」と太鼓判を押した。

 浜田知事、大西高松市長も参加。知事は「経済対策など皆さんが困っていることを一つ一つ実行してくれるのが平井氏だ」とエール。市長も、丸亀町商店街の再開発事業などに平井氏が貢献したことを紹介し、「これからの高松にとってなくてはならない。当選を心から祈念する」と訴えた。

 平井氏の応援では、27日には甘利明幹事長が来県したほか、29日には麻生太郎副総裁も訪れる。

 また、町川氏の応援では、馬場伸幸幹事長が22日に来県し、与党や共闘する野党とは異なる「第三の選択肢」としての必要性をアピール。町川氏は会員制交流サイト(SNS)で維新の参院議員らと共演するなどし、浸透に努めている。

3939岡山1区民:2021/10/29(金) 10:28:43
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000204
2021総選挙香川/最終盤の情勢 2区 本人不在も一丸・玉木 支持拡大へ全力・瀬戸
2021/10/29 10:00

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 党代表として初の衆院選に臨む国民前職の玉木雄一郎。選挙期間中は他県の選挙区の応援に駆け回っており、本人不在の戦いが続いている。

 「地元のため日本の未来のため、しっかり頑張る。後押しをお願いしたい」。23日朝、坂出市などで演説に臨む玉木の姿があった。公示後、香川に戻ったのはこの日が初めて。滞在時間はわずか3時間。昼前には茨城へと向かった。

 玉木は「玉木党」と呼ばれる強固な支持基盤を持ち、小選挙区で4回連続当選中。ただ、期間中のほとんどで地元を空ける選挙は初めてだ。移動中に香川の演説会場とオンライン中継を結ぶなど、「生の声」を直接届ける機会に工夫を凝らす。陣営幹部は「本人が一番不安なはずで、楽観することはできない。陣営一丸となって勝ち抜く」と気を引き締める。

 ただ、党の目下の課題は、与党の対抗軸としての存在感を欠くことだ。自身の勝利はもちろん、公示前の8議席を増やせるかどうかが焦点になる。

 対する自民元職の瀬戸隆一。玉木との対決は4回目で、前回は比例復活もならず、苦杯をなめた。序盤調査では苦戦が伝えられているものの、陣営は反転攻勢へ全力を挙げる構えだ。

 「この4年間、この地域には政権与党とのパイプ役がいなかった。これでは地域が良くならない。私に仕事をさせてほしい」。瀬戸は演説などで、2区における与党議員不在の影響を強調。中小企業支援策や子育て支援の強化などを訴え、玉木を支持する保守層の切り崩しを図っている。

 公示後は、山際大志郎経済再生担当相や、牧島かれんデジタル相も応援に駆け付け、瀬戸の手腕への期待感を示した。

 23、24日には、地元・坂出エリアに絞って演説会を集中的に開催。直接会って話した有権者に拡散してもらうことで支持拡大を狙う。陣営は「相手は強いが、こちらにも伸びしろはある。一人でも多くの人に声を届け、最後まで走り抜くしかない」と終盤戦を見据える。

3940岡山1区民:2021/10/29(金) 10:29:55
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000205
2021総選挙香川/最終盤の情勢 3区 高得票率目指す・大野 批判の受け皿に・尾崎
2021/10/29 10:00

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 4年前の前回に続いて与野党一騎打ちとなった。

 岸田内閣で内閣府副大臣に初めて就いた自民前職の大野敬太郎。連続4選を目指す今回、陣営はさらなる飛躍に向けて「勝ち方」を意識する。

 父の代から受け継いだ支持基盤を武器に、序盤から優勢が伝えられる中、陣営幹部は「社民候補との一騎打ちだった前回の得票率(69%)を上回りたい」と力を込める。

 投票率アップにも気を配る。3区の前回の投票率は、県内小選挙区最低の49・8%で5割を切った。一人でも多くの人に支持してもらうため期日前投票の積極的な利用も促す。

 大野に挑むのは、県内小選挙区で唯一の共産候補となる新人の尾崎淳一郎。立民、国民、社民が候補擁立を見送ったことで、政権批判票の受け皿としての役割を担う。知名度不足は否めず、支持をどこまで広げられるかが課題となるが、陣営幹部は、自公政権に対する不満から「党への期待を強く感じている」と話す。

 26日には善通寺市出身で党副委員長の山下芳生が応援に入った。党が目標に掲げる比例四国ブロックでの議席獲得に向け、小選挙区での戦いを比例票につなげられるかも鍵を握る。

3941岡山1区民:2021/10/29(金) 10:31:09
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000206
2021総選挙香川/最終盤の情勢 比例四国 公明・伝統の議席死守へ 共産・「野党共闘」前面に
2021/10/29 10:00

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平井候補と共に街宣車の上から支持を訴える公明党の山口代表(中央)=高松市
平井候補と共に街宣車の上から支持を訴える公明党の山口代表(中央)=高松市

応援演説に駆け付けた小川候補(右から2人目)に拍手を送る共産党の小池書記局長(左)=高松市
応援演説に駆け付けた小川候補(右から2人目)に拍手を送る共産党の小池書記局長(左)=高松市

 政党間で争う比例代表四国ブロック(6議席)。県内からは5人が単独候補として立候補している。

■ 与党の一体感
 「大事な、大事な伝統の1議席。何としても勝たせてください」。20日、高松市中央公園。公明党代表の山口那津男が声を張り上げた。

 公明党は2000年衆院選から四国ブロックでの議席を守り抜いてきた。今回、同ブロックで当選を重ねてきた党副代表の石田祝稔が引退。新人候補で臨むが、新型コロナウイルスの影響で集会の開催もままならず、十分浸透できているのかどうか手応えが分からない情勢だ。

 自公政権への批判もある中、14年衆院選以来となる山口の来県は「危機感の裏返し」との見方が強い。

 共同戦線を張る自民前職の平井卓也も街宣車に上り、「公明党の皆さんとは異体同心。国民のための改革、政策を着実に進められるのは自公連立政権だ。この議席を守り抜かなければならない」と声を張り上げた。山口は何度も「選挙区は平井、比例は公明」と声をからし、政権与党としての一体感を訴えた。

■ 感じる手応え
 一方の共産党。22日に高松市で四国ブロック候補の応援演説に臨んだ。

 「もしかしたら、小池先生がおるんではと思って」。比例候補の応援演説中の共産党書記局長・小池晃の元に、香川1区で立候補している立民前職の小川淳也が自転車で駆け付けた。

 小池は「1区で小川を必ず勝たせるために全力で支援する」と力を込め、「比例は共産」と「野党共闘」を前面に打ち出し、政権批判票の取り込みを図った。

 共産は今回、野党共闘を進めた結果、県内小選挙区に候補を立てたのは3区だけ。比例票の上積みには選挙区との連動が効果的と思えるが、県委員会は「四国を回っていても、かつてないほど手応えがいい」。18年ぶりとなる議席獲得に意欲を見せる。

■ 上積みに全力
 初の衆院選に挑むれいわは、四国では唯一の比例候補が選挙期間中、自転車で四国1周を行うなど地道な活動で浸透を図る。

 社民は今回、途切れることなく候補を立ててきた香川3区への候補擁立を初めて見送った。四国4県で街頭演説を行うなど、党の灯を守るため比例票の上積みに全力を尽くす考えだ。

3942チバQ:2021/10/29(金) 14:17:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/b39f13fefd806f6d4203e6194249c50037067dc4
「政治とカネ」激震地、自公に漂う不穏な空気【激戦区ルポ】
10/29(金) 9:55配信

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西日本新聞
街頭に張り出された衆院広島3区の候補者の選挙ポスター。6人が乱立し、激しい選挙戦を展開する

 広島市安佐北区の山裾にある集落で23日昼、高齢の自民党支持者ら70人ほどが遊説に耳を傾けていた。マイクを握るのは公明党前職、国土交通相の斉藤鉄夫。「政治、与党への信頼を損なう事件が起きた。与党として反省しなくてはいけない」と終始、神妙な顔を崩さない。広島3区は、2019年参院選広島選挙区を巡る買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行=自民を離党=の地盤だった。「政治とカネ」問題の衝撃はいまだ尾を引き、聴衆の男性(92)はこう漏らす。「あんな恥ずかしいこと。心の底では許せんが、流れに乗るしかない」

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「クリーンな政治」を掲げる公明は昨年11月、党勢拡大も視野に、比例中国ブロックで当選を重ねてきた斉藤の選挙区へのくら替えを断行した。広島は、首相で自民総裁の岸田文雄のお膝元でもある。発足から22年の長きにわたる自公連立の協力の「象徴区」(公明代表の山口那津男)として、絶対に落とすことが許されない戦いと化した。公示翌日の今月20日には岸田が入り、街頭であえて事件に触れて「自民党として、皆さまに心からおわびを申し上げなければならない」。斉藤と並び立った山口も、当選無効になった国会議員の歳費を返還させる法改正を約束し、信頼回復に努める低姿勢をアピールした。

 一枚岩に映る両党。だがその足元を、不穏な空気が覆っている。

 「自由民主党、公明党、与党統一候補です」。演説の際、斉藤は必ずそう自己紹介する。ピンクののぼり旗に「公明党」の3文字はなく、別の旗には「自民党推薦」と大書され、自民への心配りばかりが際立つ。

 河井の後釜に党所属の元県議を据えようとした自民県連の動きは、公明との全国での選挙協力を優先する党本部に退けられ、元県議は比例区に回らざるを得なかった。「本来は自民の候補者が立候補し、批判や叱責(しっせき)を頂きながら政治の信頼を回復しなければならない」。22日夜、斉藤の演説会に同席した元県議はこう悔しさを隠さず、自民県連幹部も「次の選挙では、こちらに地盤を返してもらう」と話す。

   ■                  

 対する立憲民主党の新人、ライアン真由美は同市安佐南区で23日、「大規模買収事件(の究明)を絶対終わらせてはいけないという電話が毎日、事務所にかかってくる」と声を張り上げた。21日に応援に駆け付けた立民代表の枝野幸男も、事件の再調査を否む岸田批判に照準を定めた。「忖度(そんたく)する総理大臣になっちゃった。ちゃんと再調査し、けじめをつけないと駄目だ」

 4月の参院広島選挙区再選挙では、立民などの推薦候補に政治刷新を求める追い風が吹き、自民新人を下した。ライアン陣営はその再現を狙うものの、神経をとがらせるのが、相手である斉藤の国交相就任だ。中山間地が多い広島3区は豪雨災害にたびたび見舞われ、斉藤は与党の政策実現力を前面に出して防災・減災強化を訴えている。有権者の関心の振り子は今、どこに向かうのか。立民の地方議員は「広島で『政治とカネ』問題は終わっていないと信じたい」と自らに言い聞かせる。

 報道各社の世論調査で勢いを示している日本維新の会の新人、瀬木寛親も「金権政治との決別」などを掲げて戦う。=敬称略

 (大坪拓也)

   ◇    ◇

大山宏73    無 新
矢島秀平29   ☆N 新
斉藤鉄夫69    公 前
玉田憲勲64    無 新
ライアン真由美58 ☆立 新
瀬木寛親57   ☆維 新

※届け出順。敬称略。年齢

3943チバQ:2021/10/29(金) 15:02:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/eda210e5b03124351309672167b8aa0df0f94235
岩手3区、終盤フル回転 小沢氏異例の地元3日間 藤原氏ギヤ上げ街頭演説
10/29(金) 11:50配信

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河北新報
 衆院選岩手3区に立候補している立憲民主党前議員の小沢一郎氏(79)が28日、異例の地元回りを始めた。30日までの3日間で100カ所超を巡る計画だ。対する自民党前議員の藤原崇氏(38)も1日60カ所近くの街頭演説をこなし、若さを前面に打ち出す。過去3度は小沢氏が勝利し、藤原氏は比例復活に甘んじた。4度目の戦いは、終盤に入って一段と激しさを増してきた。

■「100カ所超」行脚を計画

 小沢氏は28日、一関市と平泉町の34カ所を回った。1カ所に3分滞在し、有権者と交流する。選挙カーが先回りし、「見て、触れて、実感してください」と呼び掛けた。

 一関市藤沢町の山あいにある第31区自治会館前には午後1時ごろ、待ち構えていた約20人の前に小沢氏が姿を見せた。

 「どうも。どうもね」とグータッチを交わし、「皆さんには長年にわたってお世話になってきた。今回の選挙もあとわずか。最後の最後までご支援をお願いします」とマイクを使わず生声であいさつ。「勝つぞ」コールで気勢を上げ、次の会場に向かった。

 陣営によると、異例の選挙区行脚は小沢氏たっての希望。選挙情勢に対する危機感の表れとみられる。選挙区内の100を超える後援会組織がフル稼働して準備した。

■若さ前面に1日60カ所

 対する藤原氏。「政権交代より世代交代」。対抗意識をむき出しにしたキャッチコピーが記された選挙カーの前で街頭演説に立つ。

 「雇用を増やす。まだまだ発展できる地域だ」。3分の演説を終えると聴衆に手を振り、次に向かう。

 選挙戦9日目の27日、藤原氏は拡声器が使用できない午前7時から、JR花巻駅近くの交差点でつじ立ち。午前8時から午後5時まで計58カ所の街頭に立った後、二つの演説会で熱弁を振るった。前日までの街頭演説は1日最大40カ所だったが、ギアを上げて1・5倍の数をこなした藤原氏にスタッフは「すごくタフだ」と舌を巻いた。

 小沢王国の地盤崩しに挑む陣営関係者は「選挙カーがただ通っても印象に残らない。短時間で細かくマイクを握り、顔と名前を覚えてもらう。若いからこそできる」と意気込んだ。

【岩手3区立候補者】

藤原崇 38歳 自前③(公推)

小沢一郎 79歳 立前⑰

河北新報

3944チバQ:2021/10/29(金) 15:03:01
https://kahoku.news/articles/20211028khn000009.html
藤原、小沢両陣営が若者にロックオン 岩手3区、地盤を超えた攻防激化
2021年10月28日 10:58

 衆院選岩手3区に立候補している自民党前議員の藤原崇氏(38)と、立憲民主党前議員の小沢一郎氏(79)の両陣営が、奥州市で若い世代の支持獲得を目指した攻防を繰り広げている。元々は小沢氏の強固な地盤だが、若い世代の取り込みはどちらにもチャンスがあるとみて浸透を図る。

「若い政治家応援を」
 「残り1週間、お力添えをいただきたい。小選挙区で勝つぞ」

 25日夜、奥州市であった藤原氏の個人演説会。高校生の聴衆もいた会場で音頭を取ったのは、奥州市、金ケ崎町の若手経済人でつくる「崇友(そうゆう)会」の菊地弘樹会長(52)だ。昨年春に発足した藤原氏の応援団で、30〜40代を中心に会員は約180人に上る。

 市内の電気通信工事会社の社長を務める菊地会長は「相手候補も長年地域に貢献したが、世代交代は必要。この街のことを考え、良くしようという若い政治家を応援すべきだと思った」と結成の狙いを語る。

 普段から藤原氏を囲んだ勉強会を開いており、会員制交流サイト(SNS)を通じたネットワークも強固。選挙期間は演説会の準備や告知などを手伝う。

 奥州市は自民県議がおらず、自民市議も2人だけ。「組織力が課題」(藤原氏陣営)という敵陣の真ん中にあって、頼もしい存在となっている。


演説会場で「勝つぞ」コールをする菊地会長=25日、奥州市
「若い声にも耳傾ける」
 対する小沢候補の陣営は、祖父、父の代から小沢氏支持という30、40、50代の系列県議3人が中心となり、地盤を守り抜く構えだ。

 その1人、千葉秀幸県議は24日、日曜日の市内を選挙カーで回り、街頭から呼び掛けた。

 「私は34歳だが、小沢先生は若い声にもしっかり耳を傾け、『そうか、それじゃいかん。対策をしよう』と言ってくれる」

 花巻東高で甲子園に出場した経歴を持ち、スポーツ関係にも支持者が多い千葉県議。機会があるたびに「国政の中心で小沢先生に仕事をしてもらうことが必要だ」と売り込んでいる。

 小沢氏の後援会は高齢化が指摘される。陣営関係者は「支持者の年齢層はどうしても高い。若い3人の県議に若年層を取り込んでほしい」と期待する。

 26日まで県議会9月定例会の会期中だったため、十分な選挙活動ができなかった。千葉県議は「27日からラストスパートをかけたい」と意気込む。

 前回、小沢氏は選挙区全体で約3万3000票差をつけて勝利。このうち奥州市では半分の約1万6000票のリードを稼いだ。藤原氏陣営は「奥州市で1万票以内に差を詰めれば、勝機はある」とみており、攻防の結末が注目される。


選挙カーで街頭演説する千葉県議=24日、奥州市
【岩手3区立候補者】
藤原崇 38歳 自前③(公推)
小沢一郎 79歳 立前⑰

3945チバQ:2021/10/29(金) 15:53:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5fab92a338a12a1407d9d5ae8cbf37fd76bf024
鹿野氏の「弔い合戦」激化 山形1区 遠藤氏、異例の地元入り 原田氏、後継者アピール
10/29(金) 10:59配信

河北新報
 山形1区を地盤とし、衆院議員を11期務めた元農相鹿野道彦氏が亡くなったことを受け、同区で「弔い合戦」が激化している。自民党選挙対策委員長の前議員遠藤利明氏(71)は党四役として異例の地元入りを重ね、鹿野氏が実現に尽力した山形新幹線の高速化を強調。立憲民主党新人の原田和広氏(48)は、師と仰ぐ鹿野氏の後継をアピールする。共にかつての鹿野氏の支持者獲得に注力する。

■「何としてもお参りを」

 「(鹿野氏は)ライバルというより先輩だった。亡くなられたと聞き、何としてもお参りに行かなければと思った」

 訃報が伝わった22日夜、遠藤氏は天童市の演説会に飛び入りで現れ、熱弁を振るった。この日は仙台市での応援演説を終えて帰京するはずだったが、予定を変更した。陣営は党の選挙責任者となった本人の不在を想定した体勢を構築しており異例の地元入りだった。

 翌23日には山形市での緊急選対会議で山形新幹線に触れ、「東京-山形間の1時間台を何としても実現させる。鹿野先生の遺志は私が継ぐ」と断言。その後も街頭演説で「(鹿野氏と)個人的には大変近い存在だった」と繰り返した。

 鹿野氏とは約20年にわたり議席を争い、1区の戦績は3勝3敗。陣営関係者は「新人相手に接戦は許されない」と手綱を緩めない。

■喪章を胸に街頭へ

 原田氏は、鹿野氏が政界引退後に山形市で開いた政治塾「愛山塾」の出身。25日には胸に喪章を着けて街頭に立った。

 「魂を託す」。鹿野氏から生前に掛けられたという言葉を披露し、正統な後継者であることを訴えた。「訃報を聞き、途方もない悲しみを覚えた。議席を取り返して恩返しがしたい」とマイクを握る手に力を込めた。

 鹿野氏を長年支えた後援会「愛山会」は高齢化が進み、当人の引退で解散状態になった。2020年には事務所が閉じられ、組織は誰にも引き継がれなかった。立民に軸足を置く原田氏を後継者と認識する鹿野氏の支援者は少ない。

 原田氏の陣営関係者は「票が相手に流れることはないだろうが、こちらに入るかはまた別の話。浮遊する一部の『鹿野票』頼みが現状だ」と明かす。

【山形1区立候補者】

原田和広 48歳 立新 

遠藤利明 71歳 自前⑧(公推)

河北新報

3946チバQ:2021/10/29(金) 15:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3201cdf83104355a080970b5cc5c0d2846330ad
衆院選鹿児島 「馬毛島」争点化が影響か 期日前投票が好調 4区の西之表市、市長・市議選並み
10/29(金) 13:05配信

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南日本新聞
(写真:南日本新聞社)

 馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を抱える西之表市で、衆院選の期日前投票が好調だ。公示翌日から6日間(25日時点)の投票者数は、計画の是非が最大の争点だった1月の市長選・市議会議員選挙にほぼ並ぶ。今回も主要争点で、近年50%台にとどまる国政選挙の投票率をどこまで押し上げられるか注目される。

【写真】馬毛島

 同市の選挙人名簿登録者数に占める期日前投票者数の割合は、5日間(24日時点)で5.25%。前回2017年の同時期に比べて1.5倍となった。県全体が1.31倍、全国1.38倍で、市民の関心の高さがうかがえる。

 同市を含む鹿児島4区には3人が立候補。それぞれ同市に入り、計画へのスタンスを明確にした。

 自民前職の森山裕さん(76)は20日、集会で真っ先に計画を取り上げた。米軍施設を造るわけではないと繰り返し、「日本を取り巻く安全保障環境は大きく変わっている。国民を守るため自衛隊の訓練施設が必要だ」と理解を求めた。

 社民新人の米永淳子さん(58)は21日、街頭で「前市長も現市長も反対なのに、一方的に計画を進めている。民意とは何なのか」と自公政権を批判。「国の危うさを実感している。住民が安心して暮らせる政治に変えなければ」と訴えた。

 25日には「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の宮川直輝さん(48)が、「自衛隊誘致は賛成だが、米軍依存から脱却するためにも訓練移転は反対」と主張した。

 衆院選を“民意の指標”と捉える計画賛成、反対両派にとって、投票率は関心事だ。市長選・市議選は80%を超えた。

 賛成派の政治団体「西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会」の折口金吉会長(69)は「市民が市や国の現状を踏まえ、判断する機会。国がなし崩し的に計画を進めては理解が得られない」と話す。

 市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の三宅公人会長(69)は「事情があって反対と言えない人も多い。投票が積極的な意思表示になる」と、投票率アップを期待している。

3947チバQ:2021/10/29(金) 15:59:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4babaa1e60e005f0ccd2ed6cbe1d5243b8bdb5b
岸田首相に焦り? 「奥の手」チャーター機で衆院選接戦区を遊説
10/28(木) 18:56配信

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毎日新聞
岸田文雄首相を乗せて飛び立つチャーター機=北秋田市の大館能代空港で2021年10月28日午後0時25分、川口峻撮影

 岸田文雄首相は28日、衆院選の遊説で東北や北陸、四国地方を回るため、チャーター機で各地を移動した。自民党総裁の首相が選挙戦でチャーター機を使うのは、2009年8月に行われた衆院選の麻生太郎首相以来。全国各地に接戦区が広がるなか、数多くの応援演説をこなしたい岸田首相の焦りの表れとも言えそうだ。

【写真】高校の卒アル 凜々しい表情の岸田青年

 首相は28日朝、東京・赤坂の衆院議員宿舎を出発すると、青森、秋田、新潟、石川、香川県の順に応援演説に回った。青森市から秋田県大館市までは車を使ったが、それ以降は全日空のチャーター便を使い空路で移動した。大館市では「大激戦を何としても皆さんの力で押し上げていただきたい。こうした強い思いで駆けつけた」と訴えた。

 首相は27日までは、羽田空港を発着する定期便を利用して遊説先に出向くことはあったが、その後の移動は電車や車だった。選挙戦が終盤に差し掛かり、移動時間を短縮するため「奥の手」に出たとみられる。自民党関係者は「安倍晋三元首相は『追い風』で選挙に臨むことが多かった。今回はチャーター機を使わないと、接戦区を回りきれない」と話す。

 首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

3948チバQ:2021/10/29(金) 16:02:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d1e70ad3a87da3ff4103539cccdedb4e311d55
山崎拓氏が辻元清美氏を応援 自民大阪、除名を上申
10/28(木) 19:15配信

共同通信
山崎拓・元自民党副総裁

 自民党大阪府連は28日、山崎拓元副総裁が衆院選大阪10区に立候補している立憲民主党の前職辻元清美副代表の応援をしたとして、自民党本部に除名処分とするよう上申した。10区には自民前職の大隈和英氏が出馬しており、府連は「他党の応援に行くことは後ろから弓を引く行為で、許されない」と説明している。

 山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説に立ち「小選挙区は絶対に辻元。必ず当選させてほしい」と呼び掛けた。自社さ政権下で安全保障を巡り辻元氏と議論を交わしたと紹介し、親密ぶりもうかがわせた。

https://nordot.app/826104825867190272
山崎拓氏「小選挙区は辻元清美、比例は自民」に維新・松井代表「大阪の選挙は不思議な事がしばしば」
2021/10/27 23:43 (JST)
 自民党で幹事長、副総裁を歴任し、2012年に政界を引退した山崎拓氏(84)が27日、衆院選で大阪10区に立候補している立憲民主党・辻元清美氏の応援演説を行った。

 同選挙区には自民党の大隈和英氏、日本維新の会の新人・池下卓氏が立候補し、大激戦が伝えられている。

 辻元氏は自身のツイッターで山崎氏が「最後に『小選挙区は辻元清美、比例区は自民党』と申し上げまして私の応援演説といたします」などと訴える動画を投稿し、ツイートとともに拡散した。


 ネット上では“小選挙区は立民・辻元氏、比例は自民”との応援演説が取り上げられ、ザワつくと、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は「大阪の選挙は不思議な事がしばしばあります。」とツイートしていた。

3949チバQ:2021/10/29(金) 16:05:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fb3275a434ed4d3c6114d00d84a36827121d853
「アベノミクス」の功罪、北海道9区で論戦 トヨタも動いた
10/29(金) 6:00配信

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朝日新聞デジタル
候補者の演説に拍手を送る人々=2021年10月28日、北海道苫小牧市、松尾一郎撮影

 「組織をギリギリまで固める」「企業票を最後まで上積みする」。衆院選の選挙戦終盤、激戦区の陣営ではこんな言葉が飛び交っている。北海道の苫小牧、室蘭両市を含む胆振、日高地方を選挙区とする北海道9区。立憲前職の山岡達丸氏(42)、自民前職の堀井学氏(49)による与野党一騎打ちとなった同区では、安倍政権から続く経済政策「アベノミクス」の功罪が、論戦のテーマになっている。

【写真】立憲前職の山岡達丸氏=2021年10月27日、北海道室蘭市

 22日、道内を遊説して回った岸田文雄首相は堀井氏を応援するため、最後の訪問地に苫小牧市を選んだ。夕方、岸田首相が堀井氏の事務所に到着した際の出迎えの中に、トヨタ自動車北海道(苫小牧市)の北條康夫社長の姿があった。車から降りた岸田首相と北條社長は名刺を交換し、あいさつを交わした。

 自民に近い財界の有力企業のトヨタ自動車。これまで道9区では、トヨタ北海道が選挙で目立った自民支援の動きをしたことはなかった。しかし近年、自動車業界ではガソリン車から電動車への転換の流れから、カーボンニュートラル(脱炭素、CN)への対応が急務となっている。そうしたなかでのトヨタグループ企業の自民への「接近」は、経済界でCNに関わる政策対応の必要性が高まっていることをうかがわせる。

 堀井陣営にとって、トヨタのこうした動きは渡りに船だ。終盤にかけ、系列や下請け企業からの支援を上積みできると期待する。

 さらに陣営が企業から支援を得るキーワードとして挙げるのが「アベノミクス」だ。

 28日夕、苫小牧市の建設会社の駐車場に、建設や土木、製造の会社幹部ら千人を超える人が集まった。登壇したのは安倍晋三元首相。同市では7月に続く2度目の訪問となる。

 2012年の第2次安倍政権発足時を振り返り、「『3本の矢』といわれたアベノミクスで有効求人倍率は1を超え、まっとうな社会、経済を作り上げた」と強調。政治の使命は経済のなかでも、雇用、働く場の確保だとした。

 さらに、年金制度に触れ「15歳から65歳の年金の支え手が500万人増えた」と成果も強調した。

 堀井氏は、公約の北海道電力泊原発の再稼働で電力料金を引き下げ、選挙区内の企業や家計を守ると訴えた。陣営幹部は「森友、加計学園、桜を見る会と、いろいろ問題もあり、安倍さんはマイナスになるかとも考えた。しかし、最後の最後は、身内を固めるのが定石。アベノミクスの円安・株高で恩恵を受けた企業やその従業員にアピールすれば、一層票固めに動いてくれる」と話す。

 対する山岡氏。27日は午後から室蘭市を回り、夕方、同市の商店街で、連合北海道の杉山元会長を迎え、アベノミクス批判を展開した。

 円安と株高について、「株の運用で暮らしている人がどれだけいますか。豊かな人がより豊かになっただけ。額に汗して働く人、年金暮らしの人にとって、野菜、果物、肉という必需品が値上がりして、生活はよくならなかった」と主張。経済政策の転換と、消費税、所得税を対象にした期間限定の生活減税の必要性を訴えた。杉山会長も「岸田首相は所得の再分配をするというが、具体性は示さない。選挙目当ての発言だ」と話した。

 別の街頭演説では、新型コロナウイルスのワクチン接種で打ち手確保に協力したという「メッセージ」を読み上げ、自民を応援してきた地元医師会の政治団体の推薦を受けたことを強調し、保守層にアピールした。29日は苫小牧市役所前で、アベノミクス批判を掲げる枝野幸男・立憲代表とともに、「政権交代」を訴える。(西川祥一)

朝日新聞社

3950チバQ:2021/10/29(金) 16:13:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7be4a9971944e7795e61dc132da5a6785f8e1b9
保守分裂の静岡5区「昨日の敵は今日の友」支持者も翻弄
10/28(木) 19:37配信

産経新聞
衆院選「10・31」が目前に迫る中、保守分裂選挙となった全国屈指の注目区、静岡5区も終盤戦に突入し、舌戦は激しさを増している。昨日の敵は今日の友。与野党対決だった前回選から激戦の構図は一変し、翻弄される支持者にとっても面子(めんつ)をかけた政治決戦が繰り広げられている。

「負けたら政界引退」の背水の覚悟で8選に挑む、無所属前職の細野豪志氏(50)は27日、静岡県富士市のJR吉原駅前でマイクを握った。

「孤立無援の戦いだが、無所属候補が優勢を保っていること自体、極めて全国的にまれなことだ」と支持者に感謝。続けて「肌感覚だが、目指す圧倒的な勝利にはまだ届いていない。真の静岡5区の代表に押し上げてほしい。奇跡を起こそう」と支持拡大を訴えた。

念頭にあるのは、選挙後の自民党入りだ。「自民党の正統な議席を守るのが使命だ」と対抗する自民前職、吉川赳氏(39)の比例復活当選を許さないほど圧勝しなければ、自民党入りの高い壁は乗り越えられないからだ。

民主党政権では閣僚など要職を歴任した細野氏。野党転落後、希望の党などを経て今度は「現実的な安全保障政策」などの実現を掲げ、無所属のまま自民党入りを目指す決意を示しているが、かつての支持者からは変節に映ることも。街頭演説で「裏切り者」と罵倒され、これまで支援してきた連合静岡の関係者は「裏切られた感じだ。敵対している政党に入っても、本人のやりたい政策が本当にできるのか疑問だ」と首をかしげる。

労働組合票が見込めなくなった細野氏は、公明党支持者を含め保守層の切り崩しに照準を絞り、「比例は公明党」と連呼する。まさに「去る者は追わず、来る者は拒まず」。過去に自民党候補を応援してきたが自民党入りを前提に、細野氏支持に変えた保守層も少なくない。

今回から細野氏支持に切り替えた保守系の地元議員は理由を説明する。「細野氏が掲げる現実的な安保政策などを聞くと、こういう人材が自民党には必要だと感じた。他の政治家に比べても、地元への貢献なども含めてずば抜けて有言実行の政治家だからだ」。別の地元議員も細野氏の地元への貢献度などを理由に挙げるが、周囲からは「政界渡り鳥のような候補をなぜ応援するのか」との批判を浴びるという。

一方、細野氏に3連敗中で、雪辱を期す吉川氏は岸田文雄首相率いる岸田派所属をアピールし、政策実現力を強く訴える。自民党幹部や中堅も続々と応援に入り、組織固めを徹底する。

木原誠二官房副長官が23日、三島市の演説会で「政党を飛び歩くような候補者」と細野氏を揶揄(やゆ)すれば、福田達夫総務会長は細野氏の自民党入りについて「公認していなくても勝てば自民党に入れるという約束をしたことはない」と断言し、会場からは拍手がわいた。

「細野氏が勝ち上がった場合、どういう道があるのかは本人が地元と相談し、考える余地がある」。甘利明幹事長は追加公認に含みを持たせるが、吉川氏陣営の選対幹部は「細野氏を入れるかどうかは自民党、つまり俺たちが決めることだ。選挙結果と自民党入りは別だ」と拒絶し、こう言い放った。

「自民党に入りたければ土下座すればいい」

とはいえ、組織固めを徹底するのは強い危機感の裏返しだ。「細野氏優勢」という情勢報道を見越し、選挙区では「表向きは吉川氏支持でも腹の中は読めない地方議員は少なくない」「両方に〝保険〟をかけている支持者もいる」との声が漏れる。

政権交代を訴える立憲民主党新人の小野範和氏(48)は、保守分裂の構図について「コップの中の争い」と一蹴し、「資本主義の暴走に歯止めをかけなければいけない」と声をからす。

地元県議によると、細野氏の長年の支持者は二極化しているといい、「変節した細野氏を許せないという人と、それでも支持する人に分かれている」と指摘する。小野氏の支援に切り替えた「許せない人たち」は吉川氏陣営に「応援できないけれども頑張ってね」と敵に塩を送るような異例のエールを送れば、後援会が細野、吉川、小野3氏に支持が分裂し、保守陣営から一本化の催促に戸惑いを隠せない地元首長もいる。

刻々と近づく審判の日。選挙後は間違いなくしこりが残る。

静岡5区には諸派新人、千田光氏(43)も立候補し税制、教育、議員定数などの改革を訴えている。

3951チバQ:2021/10/29(金) 16:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6d3aac8504545049e9f8454d1f4ebd304ca4046
[衆院選2021]全国を飛び回る党首の遊説先に見る「戦略」と「事情」
10/29(金) 16:00配信

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読売新聞オンライン
街頭で立候補者の演説を聞く人たち(28日、大阪市内で)

 衆院選は31日の投開票を控え、論戦が続いています。各党の党首は全国各地を遊説し、政策のアピールと候補者の支援に躍起です。読売新聞オンラインの「全国遊説マップ」を使って、27日まで9日間の各党党首の遊説先から何が見えてくるか調べました。(読売新聞オンライン 八角一紀)

【写真】党首の「全国遊説マップ」

 遊説初日を福島県、宮城県でスタートさせた自民党総裁の岸田首相は、東京都、大阪府、広島県に2日間ずつ入りました。自民候補の応援に加え、連立を組む公明党の候補が競り合っている小選挙区を重点的に回っている様子がうかがえます。

 公明党の山口代表は、北海道、東京都、大阪府、兵庫県、広島県など、公明が小選挙区に候補者を擁立した都道府県を中心に回り、比例選の全ブロックにも足を運んでいます。比例票の掘り起こしを進める狙いがありそうです。

 立憲民主党の枝野代表は、東京都と愛知県に2日間ずつ入るなど、接戦が伝えられる都市部の選挙区を重点的に回りました。一方で、鳥取県や島根県など自民が強いとされる地方にも足を運んでおり、陣営のテコ入れを図ったようです。

 共産党の志位委員長は、小選挙区に擁立した公認候補の激戦が伝えられる東京都に3日間、入りました。大阪府と神奈川県にも2日間ずつ入るなど、序盤から重点区の選別をはっきりとさせたようです。一方で、北海道と沖縄県も訪れるなど全国を飛び回っています。

 日本維新の会の松井代表は、大阪府に6日間入るなど、拠点の大阪府内を固めようとする狙いが明確です。東京都に2日間入ったほか、北海道や新潟県、神奈川県も訪れており、小選挙区での勝利を通じて大阪府外への勢力拡大を図りたい考えも伝わります。

 国民民主党の玉木代表は、重点区と位置づける長崎県に3日間入っています。参院の補欠選挙で野党系の候補が勝利した静岡県には2日間入っており、補選で勝利した勢いを衆院選につなげたいという考えのようです。

 れいわ新選組の山本代表は7日間滞在した東京都を中心に、関東に限定して活動しています。社民党の福島党首は神奈川県、大阪府、福岡県を2日間ずつ訪れ、大都市で比例票の掘り起こしを図ったようです。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花党首が遊説したのは東京都のみでした。

3952チバQ:2021/10/29(金) 16:21:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0950b5a25b06e49155cea4e7292f025b4dd05955
社民青森県連苦悩の選挙戦 候補なく街宣車、マイク使用制限
10/29(金) 11:18配信

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Web東奥
メガホンを使って政策を訴える社民党県連の今村代表=23日

 衆院選で社民党青森県連が難しい戦いを強いられている。比例代表東北ブロックでの議席獲得を目標とするが、青森県選挙区に候補を擁立していないため、街宣車やハンドマイクが使えないなど選挙活動に制約を抱える。期待していた野党共闘も成立せず、非自民候補と並んで街頭に立つ場面もない。どう存在感を示せるか。党員は悩みながら選挙戦を送っている。

 23日、青森市郊外の住宅街。今村修県連代表はメガホンを手に「原発に頼ってはならない。福島の惨事を忘れてはならない」と訴え、比例代表は社民党に投票するよう呼び掛けた。公選法による制限で、公示前まで使えた社民党の名前入りの旗やハンドマイクを使用できない。使えるのは、比例代表の候補者が来県した時だけ。そばにいた党員は「やっぱり拡声器がいいな」と悔しがった。

 昨年12月の臨時大会で、県連は立憲民主党への合流を希望する党員の離党を認めた。長く代表を務めてきた三上武志氏や幹事長だった齋藤憲雄氏も立民へ。その後の党員数は、県連は非公表としつつも数十人程度とみられる。トップには、かつての代表で元衆院議員の今村氏が再び就いた。

 今回の選挙で県連は人材難から候補を擁立できず、立民、共産各県組織に対して野党候補一本化を働き掛けてきた。しかし活動は実らず、県連は「反自民の自主投票」を方針とせざるを得なかった。

 「やっぱり一本化は無理だったか」と、党員の一人はため息。青森市の県連事務所では「統一候補の方が勝てる可能性が高いのに…」と、選挙戦の最中の今も残念がる声が聞こえる。

 国政でも退潮が続く社民党にとって、衆院選での目下最大の目標は、公選法上の政党要件を満たす得票率2%の死守。28日は比例東北の久保孝喜候補が青森県入りし、県連としてようやく本格的な街頭活動を行った。「社民が元気でないと国民生活はしぼむ。選挙戦を戦い抜く」と吉川進幹事長。今村代表は「やりづらい選挙だが、分裂騒動で小さくなった社民党がなぜこれから先も必要なのか訴えていく」と力を込める。

3953チバQ:2021/10/29(金) 16:21:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d8f228ae284df577e065037ebf232a0f36ad586
維新、地元関西圏を中心にテコ入れ…議席増目指し「二枚看板」が遊説
10/29(金) 0:03配信

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読売新聞オンライン
街頭演説する日本維新の会の松井一郎代表(28日午後5時39分、大阪市平野区で)=宇那木健一撮影

 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で勢いを保っている日本維新の会は、最終盤は本拠地の大阪などの関西圏を中心にテコ入れを図る構えだ。「第3極」として、国政での影響力を持つために、大幅な議席増を目指している。

 「我々は地方の政党として住民に一番近いところで仕事をしてきた。国会で法律を出す力を与えてもらって、永田町の非常識にメスを入れさせてほしい」

 維新の松井代表(大阪市長)は28日、大阪市内の街頭演説で、維新が首長を務めてきた大阪府や大阪市で取り組んできた「改革」をアピールした。

 公示前勢力が11議席の維新は今回の衆院選で、予算を伴わない法案を単独で提出できる21議席の獲得を目標に掲げ、96人を擁立した。目標を達成するには大阪の小選挙区で議席を積み増すことが不可欠だとみて、29、30両日は、「二枚看板」である松井氏と吉村洋文副代表(大阪府知事)が府内を中心に遊説する方針だ。

 2012年に地域政党・大阪維新の会を母体に日本維新の会が誕生した。同年の衆院選では、創設者の橋下徹大阪市長(当時)の人気から「第3極ブーム」を巻き起こし、公示前の11から54に議席を増やした。

 その後、分裂や合流の結果、14年に「維新の党」となった。同年の衆院選では41議席獲得。15年には民主党との合流に反対した地域政党・大阪維新の会のメンバーらが「おおさか維新の会」を結成。16年に再び党名を「日本維新の会」に変更したものの、翌17年の衆院選では11議席にとどまった。

 昨年11月に行われた2回目の大阪都構想の住民投票が否決されたことで、衆院選への影響も懸念されていた。しかし、終盤情勢でも勢いを維持しているのは、共産党を含む野党共闘とは一線を画すことで、政権批判票の取り込みを図る戦術が奏功しているようだ。

 松井氏は28日の記者会見で「自民党が単独過半数を割り込むところまで頑張る」と強調した。維新関係者は「維新が法案に賛成しなければ国政が動かないという状況を作れればベストだ」と意気込んでいる。

3954チバQ:2021/10/29(金) 16:22:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3457e94f749386b2d9affa9bba06da3472a39d6
長崎4区、自民ベテランが野党共闘候補と競り合い
10/28(木) 23:04配信

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産経新聞
公明党の選挙カーに乗り、支持を訴える自民前職候補=27日、長崎県佐世保市

投開票が31日に迫る衆院選で、長崎4区では閣僚経験のあるベテランの自民党前職と、野党共闘候補の立憲民主党新人が激しく競り合っている。自民前職は、公認問題で支持組織や団体にきしみが生じる。選挙協力する公明党の支援を頼み、支持を訴えている。

「自公連立与党はお互い助け合い、支え合い、導き合っている。小選挙区で応援いただいたご恩返しとして、比例区は公明党に投票いただきたい」

27日、長崎県佐世保市内で公明の選挙カーに乗り込んだ自民前職の北村誠吾氏(74)は、有権者を前に、約5分の演説で比例票を公明に投じるよう求め続けた。

隣に立った公明県議は集会後、「ここまで言っていただけたら(支持母体の)創価学会員も気持ちよく北村氏を応援できる」と満足げな表情を浮かべた。

× × ×

公明への過剰ともいえる配慮は、北村氏が今回、公示前に大きくつまずき、自民支持層を固めきれていないことが背景にある。

閣僚時代の不安定な国会答弁に加え、退任時の不用意な発言が地元で不興を買った。自民党長崎県連の選挙対策委員会は9月、北村氏ではなく、自民県議の瀬川光之氏を公認申請することを決めた。選対委員の投票では北村氏の12票に対し、瀬川氏が22票と大差がついた。

ところが、党本部は公示直前の10月15日、県連の意向を退け、北村氏を公認候補とした。その結果、瀬川氏は不出馬を表明して保守分裂は回避したが、選挙区内では「北村氏が岸田文雄首相が会長を務める岸田派(宏池会)所属だったから優遇された」との不満が残った。

公認決定後、北村氏は瀬川氏を支持していた県看護連盟や県農政連からも推薦を取り付け、公示後には瀬川氏が地盤とする選挙区内南部の西海市を回るなどして融和を図る。支持組織や団体を再び「一枚岩」とすることを目指すが、北村氏は周囲に「自民支持層の5割強が誰に入れていいか分からないとしている調査さえある。本当に恐ろしい。無所属で戦った選挙戦以上に苦しい」とこぼした。

× × ×

一方、立民新人の末次精一氏(58)は〝敵失〟に乗じて、選挙区での勝利を目指す。共産党が候補者擁立を見送ったことで野党共闘候補として臨む。

公示前の今月1日に社民党の福島瑞穂党首が選挙区入りし、公示後の24日には立民の蓮舫代表代行が駆けつけた。これまで自由党や生活の党から国政に挑戦してきた末次氏は、自身の後援会が持つ基礎票に加え、労組や政党の票が乗ると見込む。「野党共闘、それも野党第一党からの出馬は初めてだ。労働組合の支援もつき、共産も表立ってではないが、相当動いてくれている」と語る。

ただ、足元では、選挙区内での労組票の主力だった佐世保重工業の事業縮小に伴い組合員が減少している上に、共産を組んだ野党共闘へのアレルギーもあり、国民民主系の民間労組の動きは鈍い。

それでも末次氏は「私にとっては今回の選挙が(立民候補としての)スタート地点だ。労組の動きなどはマイナスにはならない。共産を含め、すべてがプラスだ。勝機はある」と強調している。



長崎4区には、いずれも無所属の萩原活氏(61)と田中隆治氏(78)も立候補している。(中村雅和)

3955チバQ:2021/10/29(金) 16:22:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fee9f02157a5d338dbeda425a9084ef3cfdaf8f
野党系「無所属」の吉凶 衆院埼玉8区
10/28(木) 20:06配信

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産経新聞
衆院埼玉8区で一騎打ちを繰り広げる(右から届け出順に)自民党前職の柴山昌彦氏、無所属元職の小野塚勝俊氏=いずれも28日午前(兼松康撮影)

31日の衆院選投開票に向け、与党と野党系の一騎打ちになった選挙区で最終盤のつばぜり合いが熱を帯びている。埼玉8区では、立憲民主党から公認を見送られた無所属元職が自民党閣僚経験者に挑む。皮肉にも、無所属で臨んだことが追い上げの好材料の一つになっているようだ。

【図でみる】主要政党の予想議席数(10月25日付)

埼玉8区には届け出順に自民党前職の柴山昌彦氏(55)と無所属元職の小野塚勝俊氏(49)が立候補している。産経新聞社が23、24両日にFNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った情勢調査によると、柴山氏を小野塚氏が追い上げている状況だ。

ただ、先行を許しているとはいえ、小野塚氏は予想外の猛追ぶりを見せているというのが地元関係者の一致した見方だ。文部科学相や首相補佐官を歴任した柴山氏は、知名度や実績の点ではるかに優位に立っており、今夏ごろまでは圧勝の観測がもっぱらだった。

柴山氏は28日の埼玉県所沢市での街頭演説で、最終盤の情勢について「今のままだと非常に厳しい」との認識を口にした。

小野塚氏は平成21年の衆院選で旧民主党公認で初当選したが、その後3回の衆院選はいずれも落選した。

今回の衆院選に向け、立憲民主党に公認を申請したものの、選挙区内の大票田である所沢市の市議を中心に擁立反対論が広がり、最終的に見送られた。落選が続いていることへの厳しい評価が相次いだためだ。

しかし、一騎打ちという構図にも助けられ、野党支持層への浸透度は政党の公認候補にもひけをとらない。産経・FNNの調査によると、小野塚氏は立憲民主、共産両党の支持層を堅調に固めた上で、日本維新の会や国民民主党の支持層にも食い込んでいる。公明党支持層の一部を押さえているのも、無所属という立場ゆえかもしれない。

柴山氏は28日の演説で、衆院選で共闘する立憲民主党や共産党を念頭に「考え方の一致していない勢力が政権をひっくり返すためにくっついている」と批判を重ねた。しかし、政党の公認を受けていない小野塚氏にはアキレス腱(けん)を突かれたという認識は皆無で、「個人の小野塚として戦っている」と受け流す。

もっとも、無所属での立候補のデメリットは大きく、比例重複立候補による復活当選の余地もない。

28日、東武東上線鶴瀬駅(同県富士見市)前に立った小野塚氏は、駅利用者に深々と頭を下げて支持を呼び掛けた。

「党派を超えて戦っています!」

無所属での出馬を逆手にとるかのように声を張り上げた。(兼松康)

3956チバQ:2021/10/29(金) 16:24:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/224445a4a434495937fc920ba4366d38984f7853
広島3区・斉藤鉄夫国土交通相「勝つ以外に仕事を続けていくことはできません」比例見送り
10/29(金) 6:00配信
 広島3区は、大規模買収事件で懲役3年の実刑が確定した河井克行元法相(58)の地元選挙区だ。「政治とカネ」の震源地ともいわれ、激戦となっている。比例中国ブロックからくら替えした現職閣僚の斉藤鉄夫国土交通相(69)=公明=に、元会社役員で政界デビュー戦となるライアン真由美氏(58)=立民=が挑む。事件の影響が色濃く残る同区で、有権者はどのような判断を下すのか。(坂口 愛澄)

 「大変、厳しい選挙。3区で勝つ以外に仕事を続けていくことはできません。何としても勝たせてください」。斉藤氏は27日、JR緑井駅前で約250人を前に声を張り上げた。

比例代表との重複立候補を見送り、小選挙区で負ければ「ジ・エンド」。党副代表の現職大臣を落選させれば、党勢への影響も大きい。党幹部や自民党から連日のように応援が入る。28日には、自民の小泉進次郎前環境相(40)がマイクを握り「広島で政治の信頼を失墜することがあった。立ち上がって挑む斉藤先生の思いをくみ取ってほしい」と懇願した。

 もともと同区は河井氏ら自民の地盤だったが、流れが変わったのは19年の参院選だ。定数2の広島選挙区に自民2人が出馬し、岸田派のベテラン議員が落選。当選した河井氏の妻・案里氏(48)は翌年3月、陣営に1億5000万円が渡った巨額買収事件に関与したとして逮捕。1審で有罪判決を受け、今年2月に議員辞職した。

 4月には、案里氏の当選無効に伴う参院再選挙で、自民新人は野党統一候補の新人・宮口治子氏(45)に完敗。衆院広島3区は自民党が候補者を立てず、斉藤氏が与党統一候補になった。

 岸田文雄首相(64)のお膝元で閣僚の落選となれば、大きな痛手を負う。陣営は「『もう選挙には行かない』など厳しい批判もあった」と振り返る。それでも公示以降は「活動が浸透し、盛り返してきた」と手応えも感じている。直前まで候補者擁立を巡って対立した自民県連も全面協力。背水の陣で勝利を目指す。

 ◆広島3区(広島市安佐南区、安佐北区など)

大山宏 73歳 無 新
矢島秀平 29歳 N党新
斉藤鉄夫 69歳 公明前〈9〉
玉田憲勲 64歳 無 新
ライアン真由美 58歳 立民新
瀬木寛親 57歳 維新新

※敬称略、届け出順。数字は当選回数。年齢は31日の投開票日

3957チバQ:2021/10/29(金) 16:30:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf5540f09441531144532234737fef9ce8bbdf8
自民の単独過半数維持は微妙、立民が議席増・維新は勢い保つ…読売・衆院選終盤情勢
10/28(木) 22:00配信

読売新聞オンライン
 読売新聞社は31日投開票の衆院選の終盤情勢を探るため、26〜28日に世論調査を行った。自民党は単独での衆院定数の過半数(233)維持が微妙な情勢だ。立憲民主党は議席を増やす公算が大きく、日本維新の会は勢いを保っている。289ある小選挙区の約4割で接戦となっている。

【表】有権者から「デートして」・宴席で有力者に体触られ…「票ハラ」に悩む女性候補

(写真:読売新聞)

 調査結果に全国の総支局などの取材を加味し、情勢を分析した。

 自民は終盤に入り、野党に追い上げられる小選挙区が目立っている。優勢を保つ候補は113人にとどまり、劣勢は序盤の46人から60人に増えた。当落線上で104人がしのぎを削る。特に野党の地盤が強い北海道、大阪、沖縄で苦戦している。一方、保守地盤の強い富山、山口、高知では安定した戦いを展開しており、山形でも議席独占の可能性が出てきた。比例選では70議席近くを視野に入れるが、公示前の276議席からは減らしそうだ。

 公明党は、9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める。比例選では順調に議席を積み増し、前回の2017年衆院比例選の21議席を上回る可能性がある。自民、公明の与党では、国会を安定的に運営するための「安定多数」(244)をうかがう。

 立民は、優勢な小選挙区を序盤の30から七つ増やすなど公示前の110議席から30近く増やす可能性がある。ただ、94人が接戦を演じており、情勢は流動的だ。比例選では40議席を超える見通しとなっている。

 共産党は沖縄1区で優位に立ち、比例選でも2桁の議席確保を狙う。公示前の12議席は上回る勢いだ。

 維新は拠点の大阪で、19ある小選挙区の半数以上を制しそうだ。比例選でも20議席台に乗せる可能性があり、公示前の11議席から3倍超をうかがう。

 国民民主党は、公示前の8議席を確保できるかどうかが焦点だ。

 調査は電話で実施し、18万2039人から回答を得た。一定数の回答者が小選挙区選や比例選で投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢はなお流動的な要素もある。

 衆院選には、小選挙区選(定数289)に857人、11ブロックの比例選(定数176)に194人(重複立候補を除く)の計1051人が立候補している。

3958チバQ:2021/10/29(金) 16:31:02
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/?from=yhd&ref=yahoo
[スキャナー]自民、当落線上に党幹部・閣僚含む104人…「野党一本化」響く
2021/10/29 09:37
立民5割近く横一線
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太ふとり 栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3959チバQ:2021/10/29(金) 16:33:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3d029b636bc1ffcab42ed57e1acc93eb1ca3783
立憲・西川将人氏に殺害予告ツイート、街頭演説中止 北海道6区
10/29(金) 16:04配信
 衆院選北海道6区に立候補している立憲民主党新人で前旭川市長の西川将人氏(52)が29日、同市で記者会見し、ネット交流サービス(SNS)に自身を殺害するとの書き込みがあることを明らかにした。陣営は同日予定していた街頭演説を中止した。

 西川氏や陣営によると、28日夜にツイッターに「西川将人 襲撃して殺してOK」との書き込みがあると道警から連絡があった。西川氏は「限られた選挙日程の中で全く活動できなくなった。非常に残念で憤りを感じる」と語った。陣営は刑事告訴を検討している。士別市内のポスター掲示板には、西川氏の顔に×印のテープが張られているのが見つかったという。

 北海道6区には「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の斉藤忠行氏(30)と自民新人の東国幹氏(53)が立候補している。【土屋信明】

3960チバQ:2021/10/29(金) 16:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/72dbc7871a5400cb62c803c096627780774f2535
小沢一郎、中村喜四郎ら「無敗の男」が苦戦 自民党の追撃で地元で「どぶ板」〈dot.〉
10/29(金) 9:44配信

AERA dot.
有権者に訴える小沢一郎氏(C)朝日新聞社

 10月31日の衆院選の投開票日まであと3日と迫ってきた。

【全国289選挙区当落予測はこちら】

 激しい選挙戦が展開され、これまで衆院選で圧勝してきた立憲民主党の大御所、2人が今回は大苦戦しているという。

 岩手3区は長年、政界を牛耳ってきた小沢一郎氏の地盤だ。当選17回、数々の要職を自民党、旧民主党で歴任した。

 だが、マスコミ各社の世論調査の数字では、自民党の藤原崇氏とほぼ互角と接戦が続いている。

「しばらくぶりですけど、地元のみなさんに選挙戦の第一声をお届けすることでご支援を賜りたい」

 選挙戦初日に小沢氏は地元でこう声を上げた。だが、小沢氏の支援者は不安気に話す。

「小沢先生が公示日に地元で演説するなんて何十年も見たことがない。これまでは選挙前から当選が決まったようなムードで、相手の票数をどれぐらい上回るかが、話題になっていたほど。新聞などで小沢先生が厳しいと書いてありますが、本当なのでしょうか」

 今回の選挙戦でも小沢氏は小さな台に上がり、政策、政権交代を訴える独自のスタイルは変わらないという。

「国民の生活が第一という政治を実践したい、今回の選挙戦、大変厳しい。ご支援をお願いします。万年野党から政権交代を言い続けてきた。それが目標だ」

 小沢氏が演説をはじめると、吸い寄せられるように人が集まる光景も変わらないという。それなのになぜ、「小沢離れ」が地元で進んでいるのか。

「変わったのは地元にいる日数です。ほとんど張り付き、どぶ板状態といっていい。昔は地元に1日も戻れず、陣営だけで選挙していましたからね。これまで地元では小沢氏に政権交代、総理総裁という夢を託していました。しかし、今の野党ではとても難しい。それに小沢先生自身が野党のトップでもなく、総理総裁になることもない。小沢先生を支援してきた人たちが高齢化し、有権者の世代交代という面もある」(小沢氏を支援する地元の県議)

 もともとの地盤は岩手4区だったが、区割り変更で選挙区が一つ減って区域が広がり、3区となった。4区時代は8万票ほどの大差をつけて圧勝してきた。3区でも2〜3万票の差をつけていた。

 対照的に士気が上がるのは自民党の藤原陣営だ。

「直近2回の衆院選では、差はつけられたが、粘って比例復活して票を上積みしてきた。これまで選挙中、相手の背中が見えることはなかったが、今回は見えてきた。大番狂わせのチャンスだ」(藤原陣営の県議)

3961チバQ:2021/10/29(金) 16:35:14
 もう一人、苦戦している大御所がいる。「無敗の男」として知られる茨城7区の中村喜四郎氏だ。

 自民党時代はプリンスと呼ばれ建設大臣、科学技術庁長官などを歴任した。ゼネコン汚職事件で1994年に失脚したが、這い上がり、無所属で当選を重ねたこと14回。

 中村氏と議席を争ってきた自民党の永岡桂子氏は5回連続で比例復活での当選だが、2017年の衆院選では15000票差まで迫った。今回は維新の新人、水梨伸晃氏も参戦している。

 中村氏は選挙になるとバイクにまたがって演説会場をはしご。1回の演説に1時間を費やして、集まった有権者と握手するという独自の中村スタイルの選挙戦は地元では有名だ。その手法は「田中角栄最後の弟子」と呼ばれるほど徹底した有権者目線だ。

 ゼネコン汚職事件後はずっと無所属で小選挙区当選を果たしてきた中村氏。今回、決定的に違うのは、立憲民主党からの出馬という点だ。中村氏は選挙戦終盤の演説でその理由を説明している。

「今回は野党がまとまってきました。(ゼネコン汚職事件で)有罪判決になったが、あきらめずやってきた。政権交代となれば国民の方を見た政治になってくる。国民をなめた政治がなくなる。私は立憲民主党へ好きで入ったのではない。弱いものを強くするためです。なんで弱いのか?与党はまとまっているが、野党はバラバラ。まとめていくのは、頭を下げること。だから私は入った」

 中村氏の後援会幹部は接戦になっている理由をこう語る。

「これまで中村先生の後援会、喜友会が中核になって応援してきました。そこに公明党の推薦もありました。今回は中村先生が立憲民主党から出馬となったことで、自民党の永岡氏に公明党がついたことで接戦となっている」

一方、永岡氏を支援する自民党県議はこう意気込む。

「選挙の度に永岡氏は中村氏との差を詰めてきた。公明党が推薦をしてくれたことで、ムードも盛り上がる。今回こそは破りたい」

 自民党では東京8区の石原派会長の石原伸晃元幹事長(当選10回)や、熊本2区の野田毅・税制調査会最高顧問(当選16回)ら大ベテランの苦戦が伝えられる。

 衆院議長経験者の自民党大物の大島理森氏、伊吹文明氏、立憲民主党では赤松広隆氏らが今回の選挙で引退した。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「私も自民党時代、小沢氏や中村氏の姿を横で見てきた。田中角栄の後継者と思っていたが、紆余曲折があった。石原氏や野田氏も一緒に仕事をした。大物たちが苦戦するとは時代が変わってしまったのか。今は野党だが、田中角栄から薫陶を受けた小沢氏、中村氏は政治への執念がすさまじい。勝負は最後までわからないよ」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

3962チバQ:2021/10/29(金) 16:50:46
https://www.sankei.com/article/20211028-4HUAH2KNYJKQZOGGE6ELWEAKMU/
茨城7区 「無敗」候補の野党入りで一変 陣営も票読み困難
2021/10/28 20:07
自民党と立憲民主党、日本維新の会の3氏が立つ茨城7区(古河市、結城市、下妻市の一部、常総市、坂東市、八千代町、五霞町、境町)。「保守王国」茨城で長年、自民が議席を奪えない唯一の選挙区だ。当選14回で「無敗」を誇る立民前職の中村喜四郎氏(72)と比例復活が続く自民前職の永岡桂子氏(67)の対決が軸だが、中村氏の立民入りで支持基盤に変化が生じている。投票行動にどんな影響が出るのか両陣営とも見通せないでいる。


与党の組織力前面
「自公の安定が日本の今までを支えてきた」

公明党ののぼり旗も複数立つ街頭演説で永岡氏は、与党間の強固な連携をアピールしてみせた。亡き夫、洋治氏の後を継いで出馬して以来、選挙区では中村氏に5連敗し、比例復活に甘んじてきた。

だが、今回は風向きの違いを感じる。長らく保守系無所属だった中村氏が立民入りし野党の立場を鮮明にしたことから、中村氏を推薦してきた公明が永岡氏を推薦したのだ。

選挙区内の8首長も全て永岡氏を支援するほか、中村氏支援の県議会派を切り崩すなど「包囲網」の構築にも成功。新型コロナ対策でも「充実した医療体制を築き上げるのは、安定した自公政権だけ。7区から自民党の灯を消してはいけない」と政権与党の公認候補であることを強調する。


「党より人」期待
「党の世論調査で自民候補に3%遅れている。最初から遅れているのは初めてだ」。公示日の出陣式で中村氏は危機感を隠さなかった。自民党時代は「首相候補」とも呼ばれたが、平成6年のゼネコン汚職事件で逮捕され離党。その後は無所属で「無敗」を重ねた。

1強多弱にあぐらをかく古巣の自民を脅かす野党の存在が必要とし、昨年、立民入り。「日本再建のためには与野党を伯仲させるしかない」と力を込める。

これまで自民支持層を取り込んで勢力を維持し、公明との協力関係にも腐心してきた中村氏陣営。鉄の結束を誇る後援会「喜友会」の男性も「野党からの出馬だが『党より人』と中村を応援してくれる自民、公明支持者はいるはずだ」と期待する。永岡氏陣営でも「(長年、中村氏を支援した)公明票がどれくらいうちに流れてくるかは未知数だ」と話す関係者もいる。


野党共闘にかじを切り、中村氏支援に回った共産支持層と〝水と油〟の連合茨城の組織票、公明支持層に照準を定めた両陣営の争奪戦はぎりぎりまで続く。

世代交代を強調
公示4日前の出馬表明となった維新新人の水梨伸晃氏(42)は前職の2人を念頭に「世代交代」を掲げる。出陣式では「古い政治を必ず壊し、新しい政治をつくる」と訴えた。


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教育費の完全無償化、生活に必要な最低限の金額を一律給付する「ベーシックインカム」の検討など党の公約を打ち出し、無党派層や子育て世代の取り込みに狙いを定めている。(谷島英里子、永井大輔)

3963チバQ:2021/10/29(金) 17:41:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d18a8fd37a9f3b9ef95b101ea926d90024f6660
「甘利明幹事長」と「石原伸晃元経済再生担当相」 落選する可能性はどれくらいあるのか?
10/29(金) 6:03配信

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デイリー新潮
頭を下げた甘利幹事長
楽勝とは行かない2人

 自民党の甘利明幹事長(72、神奈川13区)と石原伸晃元経済再生担当相(64、東京8区)が衆院選で苦しい戦いを余儀なくされている。それぞれに苦戦の理由があるようだが……。

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 まずは、「岸田さん(文雄首相)は自分がトップになったらあの人を幹事長にする、とハナから決めていたそうです」と政治部デスクが話す甘利幹事長から。

 公明党が衆院選での自民党公認候補225人に対し、第一次推薦を決めたのは10月14日のこと。党4役で言えば、岸田文雄総裁、高市早苗政調会長、福田達夫総務会長、そして遠藤利明選対委員長はこれに含まれたが、甘利幹事長は除外された。

 同じ神奈川では公明党・創価学会との蜜月ぶりで知られる菅義偉前首相は含まれ、小泉進次郎前環境相、河野太郎前行政改革担当相は含まれなかった。

「進次郎さんと河野さんはそもそも公明党の支持が要らないレベルなので別として、甘利さんや彼に近い山際大志郎経済再生担当相は漏れました。甘利さんはその後の第二次でも外れ、結局推薦されたのは第三次の時点でした」(同)

 甘利氏は2016年に報じられた金銭授受問題後の17年総選挙の際に、公明党と創価学会に頭を下げて支援をお願いしたという。その甲斐あって当選を果たしたが、甘利氏とカネの問題はくすぶり続けたままだ。

選挙が終わっても遺恨が残りそう
 公明党が甘利氏に厳しい姿勢を取ったのには、自らの党の不祥事も関係していたようだ。今年に入って、同党の遠山清彦衆院議員は緊急事態宣言下でのクラブ通いが発覚し、議員辞職に追い込まれた。その後、東京地検特捜部が遠山氏の当時の秘書ら2人が貸金業の登録をせずに融資を仲介した疑いがあるとして、関係先に家宅捜索に入ったのだった。

「公明党・学会にとってカネや女性の問題は、他の党よりはるかにご法度とされています。すでに辞職しているとはいえ遠山さんのことがあったばかりなのに、甘利さんを積極的に応援するわけには行かない。推薦が遅れた理由はそこが大きいと思います」(先のデスク)

 もっとも、公明党が連立を組む相手という以上に一体化し、友党と呼ぶよりも深く連帯する自民党の幹事長をギリギリまで推薦しないとは穏やかではない。

「甘利さんもその状況を受け入れがたかったようです。とはいえ、抗議したところでこの選挙中に何かが変わるわけではありません。甘利さんが小選挙区を落とすことはないと思いますが、公明・学会との関係がギクシャクする幹事長というのは連立を組んで以降、いなかったと思います」(同)

 選挙が終わっても遺恨となりそうな気配だ。

3964チバQ:2021/10/29(金) 17:41:30
山本太郎出馬騒動も雨降って地固まる
 続いて、石原伸晃氏。現在の小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、ライバル候補に小選挙区はもちろん比例復活さえ許さず9回の当選を重ねてきた彼も苦境に立たされている。

 もっとも、これまでも石原氏が無敵だったというわけではない。

 前回選挙での東京8区には、旧立憲民主、旧希望、共産の候補らが立候補し、結果的に票が割れた。石原氏は約10万票を獲得して当選したが、次点の吉田晴美氏は約7万6000票。旧希望や共産の候補者らも合わせた得票合計は、石原氏を約4万票近く上回る。

「東京8区にはれいわ新選組の山本太郎代表が一時出馬表明しましたが、立民との調整不足が露呈し、山本代表が東京の比例に回ることで収束を図りました。立民の枝野代表のあずかり知らないところで話が進んでいた調整不足で、一時は敵を利したと言われましたが、現在は雨降って地固まると言いますか、野党共闘が吉とでています」(先のデスク)

 野党共闘と一口に言ってもアンチ自民票をそっくりそのまま合算するわけには行かないし、野党が戦略なく共闘しただけで、すなわち吉と出るわけではない。ざっくり言うと、「与党がそこまで強くない選挙区で野党が1つに固まること」に意味がある。

期日前投票でも後塵を拝して
 その点、東京8区は、「与党がそこまで強くない選挙区で野党が1つに固まる」モデルケースとなっているようだ。

「石原さんに関しては、過去に当時の総裁を裏切るような形で総裁選に出馬したり、大臣として失言が続いたりなど失点が相次いだ過去が選挙のたびに蒸し返され、今回も向かい風になっています」(先のデスク)

 政党支持率の調査をすれば自民党が常にトップで表向き他党を圧倒するが、実は「支持政党なし」が“隠れ第2党”として存在感を際立たせている。

「この支持政党なしがどれくらい選挙に行くのか、彼らの票をどれくらい得られるのかというのもポイントでしょう。今回の選挙の情勢調査では実際、石原さんは対抗馬に結構なリードを許しています。期日前投票でも後塵を拝している状況。さすがにこれだけの大物ですから投票日に向けてかなりの追い上げを見せるでしょうし、仮に選挙区で敗れても比例で救われるレベルかなとは思いますが……」

 小所帯とはいえ派閥のボスが選挙区を落とすという事態になれば、なかなかショッキングなことではあるが……。

デイリー新潮取材班

2021年10月29日 掲載

新潮社

3965岡山1区民:2021/10/29(金) 17:57:50
埼玉新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/483510bce94e9774b06236fa7584aed958db0c36
1区、村井先行 武正追う
2区、新藤が安定した戦い
3区、黄川田が一歩リード
4区、穂坂が支持固め優位
5区、枝野に牧原が猛追
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e60222484709251767a3d516e187112d3a0206b
6区、大島が8選へ手応え
7区、小宮山と中野が拮抗
8区、柴山が7期目へ優勢
9区、大塚が手堅くリード
10区、山口と坂本が競り合う
https://news.yahoo.co.jp/articles/62d0646ee31439881f42fa59c59c0786d65d2d2c
11区、小泉が優勢をキープ
12区、野中と森田が大接戦
13区、土屋が安定した戦い
14区、三ツ林が盤石の態勢
15区、田中がややリード

3966チバQ:2021/10/30(土) 07:34:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c93e5b7e6425caeca9332707496c68bc9a3d1788
衆院選、自民大物OBが後輩の足を引っ張る
10/29(金) 19:11配信

産経新聞
応援演説に立った元自民党幹事長の山崎拓氏=27日、大阪府高槻市

自民党では国会議員を引退した大物OBの言動に反発が広がっている。衆院大阪10区では、山崎拓元副総裁が自民前職の大隈和英氏と争う立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説を行ったことなどに批判が相次いだ。

自民の山田宏参院議員はツイッターで「言語道断。党重鎮のこのような行為に頰被りをすれば、党の結束はない」と書き込み速やかな処分を求めた。有村治子元少子化担当相もツイッターで「政党政治の信頼を揺るがす断固許されない反党行為です」とした。

山崎氏は27日、大阪府高槻市での演説で、選挙区は辻元氏、比例代表は自民党を支持する考えを明らかにし、党府連は28日、山崎氏の除名処分を求める上申書を党本部に提出した。同区には日本維新の会の新人、池下卓氏も出馬している。

また福田康夫元首相は27日の講演で、安倍晋三元首相が主導した日米など4カ国(クアッド)の枠組みについて「『中国包囲網』という注釈がよくない。政治が国民の感情対立を招くのはよくない」などと述べた。安倍氏に近い若手は「親中派の福田氏がまた言っている、という感じだ」と突き放した。(沢田大典)

3967チバQ:2021/10/30(土) 07:35:12
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-211030-202110290001224.html
【衆院選】最多7候補乱立、対照的な自民推薦2人の応援態勢 東京15区
2021/10/30 07:19日刊スポーツ

【衆院選】最多7候補乱立、対照的な自民推薦2人の応援態勢 東京15区

東京15区

(日刊スポーツ)

東京15区は289小選挙区で最多の7候補が入り乱れる激戦だ。

自民党の秋元司前衆院議員がIR汚職事件で離党し、有罪判決を受けたことで公認候補擁立が見送られた。自民党は今村洋史元衆院議員と、柿沢未途前衆院議員の2人を推薦。当選者を追加公認の方向だ。

自民党は今村氏だけを猛プッシュしている。前回17年の衆院選は比例・東海ブロックから出馬(落選)した今村氏は、事務所開きが公示前日と知名度が低い。大物幹部が次々に応援に入り、安倍晋三元首相も「今村さんは知名度が劣るんです。自民党がしっかり推薦しているのを知らない人が多い。写真を撮って拡散して」と懸命に呼びかけた。

対照的に父の故柿沢弘治元外相から受け継いだ地元で09年から5回目の出馬となる柿沢氏に自民党の応援はない。選挙区での勝利は12、14年で、09、17年の比例復活も含め4回連続で当選は続けており、地盤は堅い。立憲民主党会派だったが4日の首相指名選で岸田文雄首相に1票を投じ、会派を離脱。衆院選後に自民党入りする方針の柿沢氏は「地元で地道に真面目にやってきた。よその候補がどうのじゃなく、自分との戦い」とした。

野党統一候補の立憲民主党・井戸正枝氏は、17年選挙で戦った東京4区(大田区)を共産党候補に譲り、19日の公示直前の12日に東京15区に国替え出馬が発表された。井戸氏は「急に来たので、もっと受け入れられないかと思っていたが、転勤とか住居を買ってよそから来た方が多い。子育てとか、福祉に声を上げられなかった部分の受け皿になる」と手応えを口にした。【大上悟】

3968チバQ:2021/10/30(土) 07:35:40
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-211030-202110290000981.html
【衆院選】「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区
2021/10/30 07:19日刊スポーツ

【衆院選】「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区

広島3区

(日刊スポーツ)

全国的な注目を集める広島3区は、19年参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行氏の地盤だ。比例中国ブロックから鞍替えした「与党統一候補」の公明前職の斉藤鉄夫氏(69)、立憲民主党新人のライアン真由美氏(59)らが激戦を繰り広げる。当初、与党は「政治とカネ」で逆境に立っていたが、岸田文雄首相誕生で“異変”が起きている。

28日、広島市安佐南区にあるJR緑井駅前での斉藤氏の街頭演説。小泉進次郎前環境相が登場すると、大きな歓声が上がった。「広島で政治の信頼を失墜することがあった。立ち上がって挑む斉藤先生の思いをくみ取ってほしい」。元環境相の“先輩”である斉藤氏の手を持ち上げ、支持を訴えた。

30年ぶりに広島からの首相誕生、斉藤氏の国交相就任で、ムードは一変した。「首相の地元で現職閣僚を絶対に落とすわけにはいかない」(自民関係者)。敗北は岸田政権の大きなダメージになる。岸田氏は公示翌日の20日に斉藤氏の応援に入り、事件に触れ、謝罪した。“異変”について斉藤氏を直撃すると「岸田政権が誕生するまで与党に厳しい風が吹いていた。まだ僅差だ」と気を引き締めた。

現職閣僚からの「金星」を狙うライアン氏は「必ず金権政治を終わらせる」と攻め込み、「この国は大臣のポジションでさえも選挙に利用する国になってしまったんですか」と岸田氏と斉藤氏に矛先を向ける。日本維新の会の新人、瀬木寛親氏(57)は「しがらみのない政治」を掲げて戦う。あと1日、混戦を制するのは-。【松浦隆司】

3969チバQ:2021/10/30(土) 07:37:02
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211029-567-OYT1T50547.html
「私の選挙史上で一番大変」と自民・甘利氏、地元から動けず…立民は接戦区に幹部投入
2021/10/30 06:37読売新聞

「私の選挙史上で一番大変」と自民・甘利氏、地元から動けず…立民は接戦区に幹部投入

自民党の甘利幹事長(29日、神奈川県綾瀬市で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党は、最終盤を迎えた衆院選(31日投開票)で、一部の党幹部や閣僚が接戦に持ち込まれているとして、危機感を強めている。岸田首相(自民党総裁)はチャーター機を活用して全国を飛び回り、甘利幹事長は地元に張り付き、最後の追い込みに入っている。立憲民主党は、自民党幹部らとの接戦区に集中的に幹部を投入して、支持を訴えている。

 首相は29日、鹿児島、宮崎、千葉の各県を慌ただしく駆け抜けた。移動には、前日に続いてチャーター機も使用した。首相が国政選の応援で同機を使うのは、2009年衆院選の麻生太郎氏以来となる。

 首相は千葉県成田市では、千葉10区で出馬した林幹雄・元経済産業相の応援に立ち、「大激戦が続いている。林氏は要職を次々と務められ、政治のど真ん中で活躍してきた」と力を込めた。

 読売新聞社の終盤情勢調査によると、同区では、立民の谷田川元氏と、当選9回の林氏が互角の戦いを展開している。ベテラン議員の苦戦が目立つことについて、自民の閣僚経験者は「古い自民党的なものに厳しい目が向けられ、有権者が世代交代を求めているのかもしれない」と危惧する。

 一方、甘利氏は全国遊説を見送り、出馬した神奈川13区で街頭活動を行っている。同じ情勢調査では、甘利氏と立民の 太ふとり 栄志氏が終盤に入って、接戦の度合いを強めている。甘利氏は28日から同区で街頭に立ち、29日には「私の選挙史上、一番大変だ」と声を張り上げた。党幹部ら応援弁士の予定を掲載する党ホームページの一覧からは甘利氏の名前は消えた。党内には「陣頭指揮を執る幹事長が地元から動けないとは前代未聞だ」(幹部)との動揺が広がる。

 自民の遠藤利明選挙対策委員長は東京都内で記者団に「みんな大変だ。私だって大変だ」と語った。情勢調査では、自民は小選挙区の立候補者のうち104人が当落線上にいる。ただ、党本部の支援には限界があり、「個々の候補者が自分の力で勝ち抜くしかない」(ベテラン)状況だ。

 9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める公明党は、比例票の上積みを目指す。山口代表は29日、東京都内での街頭演説に力を注いだ。公明は2017年衆院選の比例東京ブロックで2議席を得た。山口氏は取材に「比例は個々のブロックでしのぎを削っている。わずかな差でどっちに転ぶかわからない」と強調した。

 議席を増やす公算が大きい立民は、自民党の閣僚らが出馬した小選挙区での議席奪取に力を注いでいる。30日には、若宮万博相が相手の東京5区に福山幹事長、石原伸晃・元経済再生相と争う東京8区に蓮舫代表代行を投入する方針だ。

 立民の枝野代表は29日、遊説先の北海道苫小牧市で記者団に「追い上げて接戦としている選挙区が大変多い。追い越せる所を取り切りたい」と訴えた。

 野党共闘のために、小選挙区の候補者を過去最少の105人に絞った共産党は情勢調査で、公示前の12議席は上回る勢いだ。小池書記局長は「反応は非常に良い。もっと伸ばしたい」と意気込んだ。

3970チバQ:2021/10/30(土) 07:37:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_NTCE7F2YY5IRLLUJOVMJUBZGDQ.html
千葉13区、最後まで三つどもえ激戦
2021/10/29 22:22産経新聞

千葉13区、最後まで三つどもえ激戦

最後まで激戦が続く衆院千葉13区のポスター掲示板ー=29日、千葉県鎌ケ谷市(小野晋史撮影)

(産経新聞)

ベッドタウンの千葉県柏市や印西市、農業が盛んな富里市まで県北部の東西に広がる衆院千葉13区。立憲民主党前職で選挙区初勝利での2期目をねらう宮川伸氏と、自民党新人で医師の松本尚氏の大接戦を、地元の鎌ケ谷市長を5期務めた日本維新の会新人の清水聖士氏が追いかける、三つどもえの激戦が、選挙戦最後の30日まで繰り広げられる。

「科学をベースとした新型コロナウイルス対策を、しっかりと進めます」。29日朝、鎌ケ谷市の新鎌ケ谷駅前には支援者らと政策ビラを配りながら、そう訴える宮川氏の姿があった。

生命科学の研究者を経て創薬のベンチャー企業を立ち上げた宮川氏。公示後は連日、各地の駅頭や商業施設前などで訴えを繰り返してきた。27日には立民の枝野幸男代表の応援を得た。「コロナ対策に不満を持っている方は結構多い。だんだんと盛り上がってきたと思う」と、取材に終盤戦の手応えを語った。

松本氏には29日、本県入りした岸田文雄首相が応援に駆け付けた。首相は終盤戦、野党と激しく競り合う全国の選挙区に入っている。13区も自民と立民が接戦を展開している。

松本氏は印西市の日本医科大の千葉北総病院を拠点に、医師が搭乗する「ドクターヘリ」の普及に貢献してきた。危機に強い医療体制づくりといった「医療の安全保障」を訴えている。コロナ対策の即戦力として期待され、24日には松野博一官房長官が「日本有数の権威だ」とたたえた。

清水氏は市長として行財政改革に取り組んだ実績を訴えてきた。そして、維新が掲げる「身を切る改革」への理解を求めている。

公示前の17日に維新の副代表を務める大阪府の吉村洋文知事が、26日には幹事長の馬場伸幸氏が相次いで選挙区に入った。馬場氏は応援演説後、「日ごとに維新の主張が広がっていると感じている」と強調した。鎌ケ谷市以外の知名度が課題とされた清水氏だが、「鎌ケ谷から遠くても手を振ってくれる」と手応えを見せた。(小野晋史)

3971チバQ:2021/10/30(土) 07:38:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/b24aebec0469b055c1ca73cd18311b41aa1485d3
宮城2区激戦再び 秋葉氏、大物を続々投入 鎌田氏、庶民目線で走る
10/30(土) 6:00配信
 衆院選は31日の投開票まで残り1日となり、東北最多の有権者約45万6000人を抱える宮城2区の最終盤の攻防が熾烈(しれつ)を極めている。自民党前議員の秋葉賢也、立憲民主党元議員の鎌田さゆりが再対決。2017年の前回は、1316票差で秋葉が激戦を制した。新型コロナウイルス禍で見えにくい民意をつかもうと、両陣営は総力戦を繰り広げる。

■物量作戦で突進

 国政と県政の大物が並び、総力戦の布陣が整った。

 仙台市宮城野区で27日夜あった秋葉の決起集会。同日選の宮城県知事選で5期目を狙い選挙中の現職、村井嘉浩がマイクを握った。

 「あれから4年。毎日、毎日、秋葉さんの何を褒めようか、ずーっと考えたんですが、やっぱり何も思い浮かばなかった」。前回の終盤でも使ったネタで、200人超の聴衆を沸かせた。

 村井が秋葉の応援に入るのは公示後初めて。マイクを握る予定はなかったが、接戦が伝えられ、県議選初当選の同期が一肌脱いだ。

 元首相の安倍晋三も駆け付けた。今月2度目。「自民党の将来のホープだと確信している。負けるわけにはいかない」。安倍の登場に会場が盛り上がる中、秋葉は「本当に厳しい選挙。訴えても訴えても足りない」と声をからした。

 秋葉は前回、党所属の地方議員との不和で足元が乱れた。「よろしく頼む」。安倍はJR仙台駅で帰路に就く際、市議に念を押すのを忘れなかった。

 首相の岸田文雄、党政調会長の高市早苗、党選挙対策委員長の遠藤利明らが相次いで来仙。序盤は鈍かった自民、公明両党の分厚い支持組織も動き始め、物量作戦で勝利に突き進む。

■「保守票剥がす」

 「選挙カー前方を走るのが鎌田さゆり本人です」

 27日午後、宮城野区岩切の住宅街を巡る選挙カーが主役の登場を告げた。

 「庶民目線」を自負する鎌田は路地から路地に人影を探し、走り続ける。姿を見るや駆け寄り、肘タッチ。個人演説会は一切開かず、有権者と直接会って話すことに重きを置く。

 陣営関係者は言う。「4年前の悔しさをばねに、村議選のように1票1票を直接つかみに行く」

 住宅街を回った26日夜は、明かりの消えた家にまで手を振る徹底ぶり。選挙戦で体脂肪率は半分に落ちて1桁になった。17年ぶりの議席に執念を燃やす。

 市議時代から泉区が地盤の鎌田は、秋葉に前回2887票差をつけられた宮城野区の巻き返しを期す。選対本部長の山崎透は「候補者同士の対決に持ち込み、保守票をひっぺがす」と意気込む。

 党代表の枝野幸男、元首相の野田佳彦、党代表代行の蓮舫…。重鎮を招いた空中戦も熱を帯びる。

 仙台駅東口に29日夜、連合初の女性会長、芳野友子が来援した。鎌田は「相手の背中に手がかかった。絶対この手を離さないで、必ず追い抜いて逆転して勝つ」と力を込めた。

 NHK党新人の林幸子は子どもの人権を重視した政策を訴える。

(敬称略)

【宮城2区立候補者】

鎌田さゆり 56歳 立元②

秋葉賢也 59歳 自前⑥(公推)

林幸子 47歳 N新 

河北新報

3972チバQ:2021/10/30(土) 07:42:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211030ddlk19010122000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>小選挙区ルポ 2区 巨象VSアリの一穴 /山梨
2021/10/30 07:30毎日新聞

 女性3候補による選挙戦が展開されている2区。第49回衆院選の投票日が4日後に迫った27日、自民前職でワクチン担当相の堀内詔子氏は都留市の富士急行東桂駅前でマイクを握った。「この地域に、多くの予算を国から取ってまいりました」。普段の控えめな演説とは打って変わり、成果を強調するような言葉に聴衆からは「必死なんだよ」との声が漏れた。

 優勢が伝えられるが、陣営は引き締めに躍起だ。堀内氏が、義父・光雄氏の後継として自民公認で初当選したのは2012年の衆院選だ。当時、無所属元職だった長崎幸太郎氏(現在は知事)に敗れたが、比例で復活当選した。

 長崎氏とは、前回選挙(17年)まで3回続けて戦った。光雄氏も引退前に2回長崎氏と対決、堀内家としては前回選挙まで5回続けて保守分裂の選挙を経験。長崎氏が19年に知事に就任し、「因縁の対決」に終止符が打たれた。

 自民が一本化され、現職閣僚として臨む初の選挙だが、堀内氏が必死になるのは、09年衆院選で閣僚経験もある光雄氏が敗れ、引退に追い込まれる様を間近で見てきたからだ。

 陣営幹部は、かつて長崎氏に投票した有権者が堀内氏に反発し、棄権が増えることを警戒。別の幹部は「今後、保守票を二分する選挙になっても揺るがない基盤を作りたい」と先を見据える。

 立憲新人の市来伴子氏は選挙サンデーの24日、富士吉田市の商店街を歩いて回った。車の運転手から運動員、誘導員まで、イメージカラーのオレンジ色ポロシャツでそろえた女性ばかりだ。「政治とともに、選挙スタイルも変えたい」と意気込む。

 市来氏は遊説を終えた午後7時から、女性を中心に10人前後を集会所などに集めミニトークを開いた。小沢雅仁・立憲県連代表は「巨象(堀内氏)に立ち向かうアリだ」と、草の根での活動を重ねる市来氏をたたえる。16日に応援で来県した立憲の福山哲郎幹事長は「アリの一穴の言葉もある」とエールを送った。

 陣営内には、連合傘下の労組や県教職員組合など、組織票の結集を重視する意見も根強い。峡東地区の男性支援者は「車の両輪でフル回転すれば、一穴もあるかもしれないが」と、草の根の活動を続ける市来氏本人と、旧来型の組織選挙を進める陣営とが一枚岩でないことを懸念する。

 比例による議席増を目指すのは共産新人の大久保令子氏だ。比例票の掘り起こしを図りたい立憲、共産両党の思惑もあり、2区は野党共闘が実現しなかった。共産は、比例南関東ブロックで、前回選(17年)は1減し2議席にとどまった。「議席奪還は私の責任」と党員や支持者に加え、無党派層にも浸透を図る。【山本悟】

………………………………………………………………………………………………………

 ◇2区立候補者=笛吹、都留、富士吉田市など

市来伴子 44 [元]参院議員秘書 立 新(比)

大久保令子 71 党県常任委員 共 新

堀内詔子 56 ワクチン担当相 (3)自[岸]前(比)[公]

……………………

3973チバQ:2021/10/30(土) 07:43:58
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-139607.html
注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は
2021/10/29 07:05東京新聞

注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は

注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は

(東京新聞)

 4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)では前回衆院選で初当選した立憲民主前職と比例復活した自民前職、敗れた無所属元職が再び激突。新人二人も加わり、県内選挙区最多の五人が熱戦を繰り広げる。情勢調査では、政権への不満票の取り込みを目指す立民前職と無所属元職が横一線で争い、自民前職が追う展開になっている。(石原真樹)

◆4区 横浜市栄区、鎌倉・逗子市、葉山町

山本朋広 46 自<前><4> 公

浅尾慶一郎 57 無元<3>

早稲田夕季 62 立前<1>

大西恒樹 57 無新 

高谷清彦 42 維新 

 神棚の手前に、金色の額に入れた公認証がうやうやしく飾られていた。十六日に鎌倉市内で開かれた自民前職山本朋広さん(46)の事務所開き。陣営幹部は「自民の公認は一人だけ。公認証はこれまでの実績を示している」と胸を張った。

 4区は山本さんと、自民党員だが無所属で立候補した元職浅尾慶一郎さん(57)が競合する「保守系分裂」の選挙区だ。山本さんは直近三回の衆院選はいずれも小選挙区で敗れ、比例復活した。今回初めて公明党と選挙協力。街頭で「小選挙区は山本、比例は公明」と繰り返し、悲願の小選挙区勝利を目指す。

 一方、公認を得られなかった浅尾さんは保守層に自民への不満が一定数あるとみて、自身と自民との距離感を逆手に取り「自民を内側から壊せるのは自分」とアピール。「自民に不満だから野党、ではなく浅尾に」と呼び掛ける。

 浪人中はこまめに地元を回り、今年四月の鎌倉市議選では、応援した候補者四人が当選した。若手支援者らが企画した今月二十二日の集会に「夜回り先生」として知られる元高校教諭水谷修さんを招くなどし、組織力のカバーを試みる。

 立民前職の早稲田夕季さん(62)は、前回選挙では小池百合子東京都知事の「希望の党」に「排除」される形で立ち上がった党への期待から追い風に乗って初当選したが、今回その風はない。再選に向けて「保守系分裂で漁夫の利なんて言われるけれど、そんなことはない」と危機感を強める。

 ジェンダー平等への世論の高まりなどを背景に、候補者五人で唯一の女性の立場から、子育てや女性の貧困問題への取り組みをアピール。街頭演説には地元の女性地方議員も顔をそろえ、「女性の声が政治を変える」と力を込める。

 元逗子市議の維新新人高谷清彦さん(42)の政治の出発点は浅尾さんの秘書。市議時代に所属したみんなの党に「おごりがある」と感じ離党した。「4区から維新が出ることを訴えたい」と票の掘り起こしを目指す。

 為替ディーラーの経歴を生かし、経済政策の大転換などを訴える無所属新人の大西恒樹さん(57)。複雑な経済の話を動画配信も使って解説し、「新しい政治が必要」と呼び掛ける。

3974チバQ:2021/10/30(土) 07:46:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk12010194000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/下 13区 「魔の3回生」消え激戦 自民・立憲・維新の三つどもえ /千葉
2021/10/29 05:24毎日新聞

 選挙カーの上から「大ヒットのドラマ『コード・ブルー』を見た人はいますか」との問いかけに、聴衆が手を挙げた。公示日の19日、新鎌ケ谷駅前の街頭演説で応援弁士が候補者を紹介した。ドクターヘリをテーマにしたドラマの医療監修者で自民党新人の医師、松本尚氏(59)が「33年間、医療現場にいた。新型コロナウイルス対策の即戦力です」と声を張り上げた。【中村宰和】

 ◇無党派層の取り込み鍵

 13区では、3期連続当選の自民前職の白須賀貴樹氏を巡って秘書による当て逃げ事故など不祥事が相次ぎ、「魔の3回生」問題は保守分裂の危機を招いていた。県議9人が2020年9月に議員辞職や離党勧告などを求める嘆願書を出す一方で、市議や町議ら58人は白須賀氏の支援を表明する署名を提出した。緊急事態宣言下の夜の会食問題が発覚したため、白須賀氏は2月に離党して立候補見送りを表明し、公募で松本氏が選ばれた。ある自民県議は「白須賀問題が消え、結果的に一つにまとまった」と胸をなで下ろす。

 松本氏の演説会には自民と公明党の議員が並ぶ。前回の13区の比例代表は自民6万6200票、立憲5万1344票で、公明2万7274票の存在は大きい。富里市で24日開かれた演説会で、応援弁士の松野博一官房長官は「政権選択の選挙で、自公政権を続けていくのか、立憲民主党から共産党までの野党に政権を託すかの判断をいただきたい」と強調した。公明県本部副代表の竹内真二参院議員が「全力で応援する。比例は公明とお書きください」と呼び掛けると、松本氏は「ドクターヘリが普及しなかった時に友党の公明が助けてくれた。比例は公明に」と配慮を見せた。

 新鎌ケ谷駅前で19日、立憲前職の宮川伸氏(51)の街頭演説があった。応援弁士の野田佳彦元首相が「宮川さんはいい政治家になる。以前ここにいたような、議員バッジをつけた途端、銀座や赤坂で飲み歩く人は伸びない」と皮肉交じりに紹介した。宮川氏は24日、栄町のスーパー前で休日の買い物客らに「8、9月の新型コロナは大変だった。国民が本当に苦しい時に国会を開かず、コロナを議論しない議員が必要でしょうか。命と暮らしを守る政治を取り戻したい」と訴えた。前回比例復活の宮川氏は、候補者擁立を見送った共産の支持層に食い込み、農業や中小企業対策を打ち出して保守層の一部の取り込みを図る。

 日本維新の会は前鎌ケ谷市長で新人の清水聖士氏(60)を擁立し、重点選挙区と位置付ける。副代表の吉村洋文・大阪府知事が公示前の17日、初めて首都圏に衆院選の応援に入り、新鎌ケ谷駅前でマイクを握った。吉村氏は「自民とガチンコでやっていくまともな野党が必要。そのために維新は仲間を増やす」と熱弁を振るった。清水氏は19日、市長を6月まで5期19年務めて新型コロナ対策の最前線にいた経験から、「国が市町村の事情を踏まえずにコロナ対応をする状況を変えなければいけない。権限を国から自治体に委譲すべき」と演説した。清水氏は「政権のコロナ対応に有権者が相当不満を持っていて、演説にうなずく人が多い」と手応えを語る。

 三つどもえの激戦は無党派層の取り込みが鍵を握る。3氏は選挙戦終盤の29、30日、駅頭や商業施設前など有権者が多く集まる場所で最後の支持を訴える。

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 ◇13区の候補者=船橋市北部、印西市など

宮川伸 51 [元]会社役員 (1)立 前(比)

松本尚 59 医師 自 新(比)[公]

清水聖士 60 [元]鎌ケ谷市長 維 新(比)

3975チバQ:2021/10/30(土) 07:47:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211028ddlk12010079000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/中 8区 ねじれ、二分 支持乱れ 与野党候補構図複雑で連携難 /千葉
2021/10/28 05:07毎日新聞

 ◇同日の柏市長選、影響強く

 柏市長選が告示された24日。JR柏駅前では、市長選の4候補がほぼ1時間おきに演説会や第一声を行い、支持を訴えた。1日平均9万人超の乗車人員がある同駅前は絶好の見せ場。衆院選千葉8区(柏市西部、我孫子市)の候補者も連日、代わる代わる街頭演説をしていたが、市長選と衆院選の支持関係が入り乱れており、この日は市長選候補に場所を譲り、4人の演説終了直後に衆院候補が活動を始めた。「柏市はもう、ぐちゃぐちゃ。一部で遊説場所の調整がつかない」。ある陣営幹部は明かす。【橋本利昭】

 8区では一時、野党3党が公認候補を擁立する構えだった。しかし、れいわ新選組で公認予定だった元職の太田和美氏(42)が市長選に転向。共産党新人も立憲民主党との候補者調整で取り下げ、野党候補は立憲新人の本庄知史氏(47)に一本化された。ただ、構図は複雑なままだ。

 「8区はお任せしたい」。9月10日に市長選に立候補を表明した太田氏は、その5日前に本庄氏に伝え、個人的な支援も明らかにした。しかし、本庄氏が総支部長を務める立憲千葉8区総支部は10月2日「市長選は自主投票」と決定、協力関係とはならなかった。

 「いろいろな人がいるから」。陣営の関係者はこう実情を明かす。本庄氏の支持者は衆院選では反自民で結集しているものの、市長選では太田氏の支持派がいる一方、政党を渡り歩いた太田氏に対し否定的な考えがくすぶり、一部は市長選で保守系候補の中沢裕隆氏(51)を応援しねじれた状態だ。このため、14日に立憲県連が「太田氏支持」を打ち出しても、本庄氏の陣営は自主投票の方針を変えていない。

 1996年の小選挙区制導入以来、8区で候補者を擁立してきた共産は立憲に譲り、街頭活動では「小選挙区は本庄氏、比例は共産」と訴える。しかし、立憲は「比例は共産」と呼びかけず、両党間の距離は縮まらない。共産の東葛地区委員会幹部は「(比例での協力は)候補者調整の条件ではなかった」と理解を示し、立憲、共産関係者は「一番大切なことは政権を変えること。お互いに票を伸ばせばいい」と話す。

 本庄氏は街頭演説で「自民党1強を変え、政権を取れる勢力を」と有権者に訴え、初当選を目指している。

   ◇  ◇

 一方の自民党。前職の桜田義孝氏(71)は五輪担当相だった2019年2月、競泳の池江璃花子選手が「白血病」と診断されたことを巡り、「がっかりしている」と述べるなどし同年4月に辞任、逆風は今も続く。また、市長選では秋山浩保市長(53)が後継指名した中沢氏と、保守系市議らが推す村田章吾氏(42)が出馬して支持層が二分し、連携はままならない。

 柏市内で15日にあった中沢氏の励ます会は危機感に包まれた。「桜田氏の言動で不快な思いをさせた」。桜田氏の陣営幹部が、集まった業界団体関係者らに謝罪すると、会場は静まりかえった。有料レジ袋の是非を巡ってツイッターで一石を投じ、地元貢献と人柄で盛り返す桜田氏だが、失言への批判はくすぶる。「政党の問題でなく資質の問題になっている」(関係者)と焦りを募らせ、17日の桜田氏の励ます会では、後援会幹部が約400人を前に「追い詰められている」と奮起を促した。桜田氏は取材に「大衆の中に入って訴えるだけ。決して諦めない」。

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 ◆8区の候補者

 =柏市西部、我孫子市

本庄知史 47 [元]衆院議員秘書 立 新(比)

桜田義孝 71 [元]五輪相(7)自[二]前(比)[公]

宮岡進一郎 80 [元]高校教諭 無 新

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 ◆柏市長選の候補者

山下洋輔 43 会社副社長 無新

太田和美 42 [元]衆院議員 無新

中沢裕隆 51 市体協副会長 無新

村田章吾 42 経営コンサル 無新

 (いずれも届け出順)

3976チバQ:2021/10/30(土) 07:48:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211027ddlk12010074000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/上 1区 自民・立憲の県都決戦 初の一騎打ち、接戦か /千葉
2021/10/27 06:33毎日新聞

 ◇過去の選挙や来年の参院選…複雑に影響

 「国政18年でようやく一騎打ち。これこそ小選挙区制が目指していた姿だ」。衆院選公示日の19日午前、立憲民主党前職、田嶋要氏(60)が第一声を上げた。対する自民党前職、門山宏哲氏(57)も同日午前の出陣式で「初めての一騎打ち。我が国を守れるのはどの政権か、政権選択の選挙」と聴衆に訴えた。【柴田智弘】

 県内13小選挙区のうち、1区(千葉市中央、稲毛、美浜区)を含む4選挙区は自民と立憲のみが候補者を擁立。県都・千葉市の半数以上の人口を占める1区の結果に注目が集まる。

 両氏は2012年から対決を続け、田嶋氏の2勝1敗。過去3度は共産党候補を含む4、5人による選挙戦だったが、今回は候補者調整で田嶋氏が野党統一候補となった。各報道機関の情勢調査では接戦が予想され、両氏の元には応援弁士として閣僚経験者らが訪れている。構図は単純になったように見えるが、過去の選挙や来年の参院選が複雑に影響している。

 門山氏の街頭演説会場には選挙対策本部長の自民県議、臼井正一氏(46)の姿がある。自民県連幹部から「有権者はどちらが候補者か迷ってしまわないように」とアドバイスを受け、臼井氏は「地元選出県議の臼井正一です」と自己紹介するにとどめ司会に徹するが、来年夏の参院選千葉選挙区(改選数3)に出馬することになっている。

 臼井氏にとっても田嶋氏は因縁の相手だ。田嶋氏が国政に初挑戦した03年、破った相手は臼井氏の父親の日出男氏(82)だった。また、臼井氏自身も09年の選挙で田嶋氏に敗れた。

 今年3月の知事選で、自民推薦候補に100万票以上の大差をつけて初当選した熊谷俊人知事は、「県政運営に集中していきたい」と述べ、衆院選から距離を置いている。ただ、門山氏の陣営は、旧民主党会派の千葉市議出身で、知事選では1区で81%の得票率を誇った熊谷氏の影響力を警戒する。自民関係者は「一騎打ちならば立憲候補に入れる(1区の)傾向が見える」と漏らす。田嶋陣営は熊谷氏との二連ポスターを作製し「県は変わった。次は国が変わる番だ」と政権交代を訴える。

 前回、候補者を擁立した共産と日本維新の会の票の行方にも両陣営は神経をとがらせる。共産は約2万4000票獲得し、維新は約1万5000票だった。勝利した門山氏と田嶋氏の票差はわずか1357票。門山氏は立憲と共産の選挙協力に「共産主義の思想を選択にするのか」と指摘し、田嶋氏は「与党が結集するなら野党も結集するしかない」とかわす。

 自民県連幹部は「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)の支持がなくては当選は難しい」と漏らす。駅頭を埋め尽くした聴衆を見ながら、候補者個人を厳しく見定める有権者の目を意識する。

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 31日の投開票に向け後半戦に入った衆院選。公示直前まで野党の候補者調整が続くなど、慌ただしい選挙戦に臨んでいる候補者の姿を追った。

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 ◆1区の候補者

 ◇1区(2)=千葉市中央区など

田嶋要 60 [元]経産政務官 (6)立 前(比)

門山宏哲 57 弁護士 (3)自[破] 前(比)[公]

 ◇名鑑の見方

◆氏名、年齢(投票日の31日現在)、職業・肩書、当選回数、党派、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。自民候補は派閥を四角囲み文字で記した。(比)は比例との重複立候補。末尾の四角囲み文字は推薦・支持政党

◆政党名は、自=自民党、立=立憲民主党。自民党の派閥は[破]=石破派

3977チバQ:2021/10/30(土) 07:50:47
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/823930/
【激戦区ルポ・福岡2区】閣僚級来援の「空中戦」vsどぶ板の「1棟つぶし」
2021/10/30 6:00
小川 俊一、野間 あり葉
衆院選は最終盤を迎えた。九州一の都市型選挙区ともいわれる福岡2区で、4度目の対決となる与野党前職が対照的な戦い方を展開している。自民党の鬼木誠氏は党の閣僚経験者らの相次ぐ来援を受け、街頭演説など「空中戦」で攻勢をかける。対する立憲民主党の稲富修二氏は、マンションごとにマイクを向けて訴える「1棟つぶし」作戦を決行。31日の投開票へデッドヒートが続く。

「自転車で営業していた人こそ国会議員に」

 27日、福岡市・天神。自民の片山さつき総務会長代理は集会で、元銀行員の鬼木氏をこう持ち上げた。壇上には、鬼木氏の当選同期で岸田文雄首相に抜てきされた小林鷹之経済安全保障担当相の姿も。600人の支持者は、2人の軽妙な語り口に何度も沸いた。

 19日の公示後、この日までに来援した党所属の閣僚・閣僚経験者は6人。1日半に1人のペースだ。20日は、小渕優子組織運動本部長が商店街で街宣。25日の総決起集会では、中谷元・元防衛相が約千人を前に「彼の先祖は対馬で外敵から日本を守っていた。(鬼木氏は)防衛副大臣に適任だ」と熱弁を振るった。

 鬼木氏は22、23日、防衛副大臣の在京当番のため、政治家人生で初めて選挙期間中に選挙区を空けた。だが23日には、首相自らが候補者本人不在の天神で演説。山際大志郎経済再生担当相も、博多湾の潮風漂う漁協前で支持を呼び掛けた。

 「これでご飯が進むよ。頑張ってね」。22日、防衛大臣室。福岡名物の辛子めんたいこを持参した鬼木氏は岸信夫防衛相から激励を受けた。「そうそうたる方々の応援をもらっている。絶対に負けられない」と鬼木氏。選挙戦最終日の30日は、高市早苗政調会長が駆け付ける。

   ◇    ◇ 

 「1票で結果が大きく変わる。どうか政治を変える力を私にください」

 日が落ち、肌寒くなった21日午後7時半、福岡市中央区小笹の住宅街。マイクを手に訴える稲富氏の視線の先には、高層マンションがそびえる。「頑張れよ」。ベランダから顔を出した男性が声を掛けた。別の部屋からは若い女性が笑顔で手を振っていた。

 市街地に集合住宅がひしめき合う2区。有権者へのアプローチが難しい状況で陣営がひねり出したのが、マンションの「1棟つぶし」作戦だ。

 稲富氏は、特に集合住宅が多い中央区を中心に、マイクと拡声器を持って一棟一棟の前に立つ。公示前の16日から始めた。当初、反応はまばらだったが、「次第に良くなってきた」。

 小選挙区で3連敗を喫している鬼木氏の組織力に対抗するため、「どぶ板」選挙よりもさらに泥くさく地道な「超どぶ板」(陣営幹部)に徹してきた。

 PTAやトイレ掃除ボランティアなど草の根活動で「稲富党」を開拓。朝のつじ立ちは、2区を選挙区にして以降14年間欠かさず、選挙期間以外も交差点に立ち続けてきた。「立民支持じゃないけど、稲富さんは好き」「ずっと自民支持だが今回は稲富さんに入れる」という有権者の声も届くようになった。

 公示後、以前から自民支持という福岡市の男性社長が稲富氏の熱意にほだされ「1棟つぶし」に同行した。稲富氏は「相手には相手のやり方がある。私は私のやり方で支援を増やしていく」と闘志をたぎらせた。

   ◇    ◇ 

 福岡2区には日本維新の会新人の新開崇司氏も立候補。街頭演説などで、全国民に一定額を給付する「ベーシックインカム」導入の必要性などを訴えている。

 (小川俊一、野間あり葉)

3978チバQ:2021/10/30(土) 07:53:06
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/823930/
【激戦区ルポ・福岡2区】閣僚級来援の「空中戦」vsどぶ板の「1棟つぶし」
2021/10/30 6:00
小川 俊一、野間 あり葉
衆院選は最終盤を迎えた。九州一の都市型選挙区ともいわれる福岡2区で、4度目の対決となる与野党前職が対照的な戦い方を展開している。自民党の鬼木誠氏は党の閣僚経験者らの相次ぐ来援を受け、街頭演説など「空中戦」で攻勢をかける。対する立憲民主党の稲富修二氏は、マンションごとにマイクを向けて訴える「1棟つぶし」作戦を決行。31日の投開票へデッドヒートが続く。

「自転車で営業していた人こそ国会議員に」

 27日、福岡市・天神。自民の片山さつき総務会長代理は集会で、元銀行員の鬼木氏をこう持ち上げた。壇上には、鬼木氏の当選同期で岸田文雄首相に抜てきされた小林鷹之経済安全保障担当相の姿も。600人の支持者は、2人の軽妙な語り口に何度も沸いた。

 19日の公示後、この日までに来援した党所属の閣僚・閣僚経験者は6人。1日半に1人のペースだ。20日は、小渕優子組織運動本部長が商店街で街宣。25日の総決起集会では、中谷元・元防衛相が約千人を前に「彼の先祖は対馬で外敵から日本を守っていた。(鬼木氏は)防衛副大臣に適任だ」と熱弁を振るった。

 鬼木氏は22、23日、防衛副大臣の在京当番のため、政治家人生で初めて選挙期間中に選挙区を空けた。だが23日には、首相自らが候補者本人不在の天神で演説。山際大志郎経済再生担当相も、博多湾の潮風漂う漁協前で支持を呼び掛けた。

 「これでご飯が進むよ。頑張ってね」。22日、防衛大臣室。福岡名物の辛子めんたいこを持参した鬼木氏は岸信夫防衛相から激励を受けた。「そうそうたる方々の応援をもらっている。絶対に負けられない」と鬼木氏。選挙戦最終日の30日は、高市早苗政調会長が駆け付ける。

   ◇    ◇ 

 「1票で結果が大きく変わる。どうか政治を変える力を私にください」

 日が落ち、肌寒くなった21日午後7時半、福岡市中央区小笹の住宅街。マイクを手に訴える稲富氏の視線の先には、高層マンションがそびえる。「頑張れよ」。ベランダから顔を出した男性が声を掛けた。別の部屋からは若い女性が笑顔で手を振っていた。

 市街地に集合住宅がひしめき合う2区。有権者へのアプローチが難しい状況で陣営がひねり出したのが、マンションの「1棟つぶし」作戦だ。

 稲富氏は、特に集合住宅が多い中央区を中心に、マイクと拡声器を持って一棟一棟の前に立つ。公示前の16日から始めた。当初、反応はまばらだったが、「次第に良くなってきた」。

 小選挙区で3連敗を喫している鬼木氏の組織力に対抗するため、「どぶ板」選挙よりもさらに泥くさく地道な「超どぶ板」(陣営幹部)に徹してきた。

 PTAやトイレ掃除ボランティアなど草の根活動で「稲富党」を開拓。朝のつじ立ちは、2区を選挙区にして以降14年間欠かさず、選挙期間以外も交差点に立ち続けてきた。「立民支持じゃないけど、稲富さんは好き」「ずっと自民支持だが今回は稲富さんに入れる」という有権者の声も届くようになった。

 公示後、以前から自民支持という福岡市の男性社長が稲富氏の熱意にほだされ「1棟つぶし」に同行した。稲富氏は「相手には相手のやり方がある。私は私のやり方で支援を増やしていく」と闘志をたぎらせた。

   ◇    ◇ 

 福岡2区には日本維新の会新人の新開崇司氏も立候補。街頭演説などで、全国民に一定額を給付する「ベーシックインカム」導入の必要性などを訴えている。

 (小川俊一、野間あり葉)

3979チバQ:2021/10/30(土) 07:54:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211030ddlk15010138000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>小選挙区ルポ 6区 豪雪被害対策も争点 /新潟
2021/10/30 07:29毎日新聞

 ◇梅谷氏 「雪国減税」創設したい/高鳥氏 排雪用水のダム整備を

 立憲民主党新人、梅谷守氏と、自民党前職、高鳥修一氏、無所属新人、神鳥古賛氏の3氏が立候補した新潟6区。今年1月に記録的な大雪に見舞われるなど豪雪地帯の上越地方にとって、雪の被害は切実であり、対策を願う有権者の声は根強い。候補者たちも争点の一つと捉え、それぞれ公約に掲げる。

 「雨で言えば『線状降水帯』のようなもの。数日ずっと降りっぱなしだった。3メートルくらい積もり道路も埋まって身動きが取れなかった」。上越市内で30年以上にわたり除雪作業に従事する岩崎秀夫さん(66)は、今年の大雪をこう振り返る。

 上越市などは1月、大寒波に見舞われ、気象庁高田観測所によると、8日から9日にかけて24時間降雪量が103センチと観測史上1位を更新した。同市の高田地区では9年ぶりに道路を通行止にし、雁木(がんぎ)や屋根の雪を下ろす「一斉雪下ろし」も実施された。それでも各地で除雪が追いつかず、生活インフラはまひした。

 岩崎さんは、行政の委託を受けて個人宅などの雪下ろしや除雪を請け負う。一人暮らしの高齢者ら自力で作業ができない人たちが主な対象といい、「屋根の上でスコップや雪かき用シャベルで雪を下に落としていくのはかなりの重労働。とても高齢者1人でできるようなものではない」と説明する。

 同市が取りまとめた中間報告によれば、2020年度に上越市内で確認された雪による人的被害は60人に上り、その約8割の47人が60歳以上。1月の大雪に伴う要援護世帯除雪費助成事業の申請は、多くが独居などの高齢者世帯だった。

 大雪は地域の安全にも影響を及ぼす。上越市内を管轄する上越署で地域官として対応に従事した小泉州史警視は「除雪はどうしても緊急車両が通る車道に集中し、排雪が歩道に積まれてしまう」と指摘。歩行者は車道を歩くことになり、小学生の通学路も例外ではなく、排雪能力も事故防止に必要不可欠という。

 「雪が降るのはやむを得ないこと。事故防止のためにも関係機関が連携して地域の人、特に高齢者に対するケアが重要だ」。小泉警視はソフト面の強化が必要との認識を示す。

 多種多様な課題が山積する新潟6区。中でも、度々地域を悩ませるのが雪害で、政治への期待も大きい。こうした現状認識から主な候補者たちも対策への注力を公約に掲げる。

 「『雪国減税』の創設を」。梅谷氏はこう主張する。雪国ならではの苦労などを整理した上で都市部選出の国会議員らに現場を視察してもらい、その負担について考える勉強会を開く。減税を含めた負担の軽減法案の策定を目指すとしている。

 「雪国の方々は我慢強いから、もっと声をあげるべきだ。災害が起きてからではなく、日常的にこういう状況なんだというのを知ってもらうことで、雪国の暮らしを都会に啓蒙(けいもう)していく」と力説する。

 高鳥氏は「街の機能がまひし、4日間も家から出られない状況が続く住民もいた」と1月の大雪を振り返り、自然災害などにおける住民の安心安全を優先課題の先頭に挙げる。

 公約とするのは「上越市、特に高田地区を『克雪モデル地域』に」。妙高市などを流れる関川と支流の儀明川が合流する上越市にダムを整備し、その用水を都市部の融雪溝に流すなどして排雪に備えるとし、概算額240億円のインフラ整備を掲げる。

 上越地方は今月18日、妙高山で初冠雪が確認された。まもなく雪の季節がやってくる。

 岩崎さんは、大雪対策にはインフラ整備や助成の枠組みよりも重要なことがあると感じている。雪下ろしは結局、人海戦術に頼る部分が大きく、特に大雪の対応となれば動ける人手を増やすしかないのだという。

 そして政治にこう期待をかける。「今は多くの人や企業が持続可能性や地球温暖化に関心を寄せている。目先のもので対応するのではなく、長い目を持って、地味でも現実味のある先のビジョンを見据えてほしい」【露木陽介】

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 ◇6区立候補者=十日町、上越市など

梅谷守 47 [元]県議 立 新(比)

高鳥修一 61 党政調会長代理 (4)自[細]前(比)[公]

神鳥古賛 53 派遣社員 無 新

3980チバQ:2021/10/30(土) 07:55:28
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211027-OYT1T50085/
維新 全国政党へ試金石 自民・立民 強める対決姿勢…兵庫6区
2021/10/27 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ
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 投開票を1週間後に控えた24日夜。歌劇の聖地・宝塚大劇場に近い兵庫県宝塚市の阪急宝塚駅前の広場は、黒山の人だかりだった。聴衆の目当ては、大阪府知事で日本維新の会副代表の吉村洋文(46)だ。兵庫6区で雪辱を期す維新公認、市村浩一郎(57)の応援に駆けつけ、熱弁をふるった。

 「改革する政党が、日本には一つぐらい必要だ。今の自民党では出来ない」


 維新のイメージカラーである黄緑色のパーカ姿の吉村は、大阪での「身を切る改革」の実績をアピールし、自民党への対抗心をむき出しにした。26分間の演説で「改革」に言及したのは25回。聴衆からは「頑張れ!」と声援が飛び、広場は熱気にあふれた。

 衆院議員を3期務め、民主党政権では国土交通政務官も務めた市村は、「即戦力として使ってほしい」と支持を訴えている。兵庫6区の一部は大阪府に隣接し、府内への通勤者が多い。知事として新型コロナウイルス対応で注目を浴びた吉村の知名度は抜群で、維新幹部は「維新の改革を感じてもらいやすい選挙区」と分析する。

 前回衆院選では、維新が兵庫県内の小選挙区で議席を得ることはなかった。だが、地元首長もその存在を無視できなくなっている。市村の事務所には15日、選挙区内の伊丹市長を務める藤原保幸(67)が、ため書き持参で現れ、「応援しています。伊丹を盛り上げましょう」とエールを送った。藤原はかつて、大阪(伊丹)空港の将来のあり方を巡って、維新と激しく対立したことがある。だが、「維新は今や主要政党。連携が必要だ」として、今回は、自民党公認の大串正樹(55)と市村の2人を支援する考えだ。

 維新は、2012年に元大阪市長の橋下徹(52)や党代表で現市長の松井一郎(57)らが地域政党・大阪維新の会を母体に結党した。当時から、大阪以外への浸透を図り、全国政党へと成長することが悲願だった。昨年11月には大阪都構想を巡る2回目の住民投票で敗北する痛手を被ったが、橋下、松井に続き、「第2世代」と位置づけられる吉村が今では党を引っ張る存在となりつつある。

 4月の宝塚市長選では、維新公認候補が敗れたが、当選者に約1600票差まで詰め寄った。自民が維新への危機感を一気に強めたのが、7月の兵庫県知事選だ。県議会最大会派の自民は当初、同県の副知事経験者に出馬を打診した。維新は総務省出身の斎藤元彦(43)の擁立に動き、いち早く推薦を決めた。

 これに慌てたのが自民の地元国会議員だった。「維新単独で勝利されれば、衆院選に影響がある」として、県議の一部と組んで斎藤支援に回った。自民党本部も斎藤の推薦を決め、結果的に自民、維新の相乗りで当選を後押しできた。しかし、自民は分裂選挙を強いられ、しこりが残った。斎藤は今春まで大阪府財政課長として吉村を支えた経験もあり、自民内には「斎藤が『維新の知事』との印象が県民にある」との見方が広がった。

 自民は維新に神経をとがらせている。知事選後、斎藤との関係をアピールしたい維新がさっそく、衆院選小選挙区の候補者と斎藤の写真が一緒に掲載された広報物を作成し、自民側が「待った」をかけたこともあった。

 一方、大串は、前首相の菅義偉(72)を支える衆院議員グループ「ガネーシャの会」に所属する。菅の肝いりだった携帯電話料金の引き下げでは、菅に何度も助言するなど、積極的に取り組んだ。

 菅は16日、阪急宝塚駅前でマイクを握り、「携帯電話の料金引き下げを手伝ってくれたのが大串さんだ。どうしても大串さんが必要なんです」と持ち上げた。直後には、前環境相の小泉進次郎(40)も駆けつけ、「私たちは与党だ。大串さんが、維新以上に改革をやります」と対決姿勢を鮮明にした。

 陣営は、野党である維新を意識し、演説会場などで配るビラには、実績を多数書き込んだ。大串は、与党として「取り組みをさらに進めていく」と強調する。

 立憲民主党公認の桜井周(51)は、自公政権の経済政策を批判し、維新に対しても「改革しても悪くなることもある」と攻撃する。候補者の擁立を見送った共産党支持層に加え、無党派層の取り込みも目指す。

 維新が大阪以外での勢力拡大に成功するのか。迎え撃つ自民、立民の前議員が維新の進出を阻むことができるのか。兵庫6区での戦いは、今後の維新の浮沈を占う試金石ともなる。(敬称略、大槻浩之)

兵庫6区
桜井周 51 立前《1》
大串正樹 55 自前《3》
市村浩一郎 57 維元《3》
(届け出順。年齢は投票日現在。《 》は当選回数)

3981チバQ:2021/10/30(土) 07:56:40
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/70737.html
2021年10月27日特集記事
“名門”対決の行方は
衆議院 長野3区
長野県から出た唯一の総理大臣、羽田孜。
衆議院選挙で、その羽田の選挙区が、長野県東部、戦国武将・真田氏の城跡で知られる上田市などを含む長野3区だ。

ただ、この選挙区には「羽田家」とともに、もう1つ、歴史を歩んできた“名門”の一族がある。
元官房長官の井出一太郎らを輩出した「井出家」だ。

中選挙区時代は、「羽田」と「井出」で議席を分け合ってきた。

小選挙区制度にかわり、最近では「井出家」の井出庸生が「羽田家」やその後援会と連携して、野党議員として長野3区の議席を守ってきた。
ところが、おととし、井出は急遽、自民党に移籍。
今回の衆議院選挙は、自民党の公認候補として立候補している。

「羽田家」の後援会は、井出の移籍を「裏切りだ」と訴えて、羽田の縁戚にあたる立憲民主党の新人、神津健を擁立。
そこにNHK党の新人、池高生も加わった。

各地の注目区のルポ、3回目は義理人情が入り交じる長野3区。
寒風吹きすさび始めた信州が、いま、真夏のように熱を帯びている。

(西澤文香、高田実穂)

舞台は「羽田王国」
日本有数の山並みに囲まれ、美しい自然が豊富な長野県。

県東部に位置する長野3区は、有権者40万人あまり。戦国武将・真田氏の城跡で知られる上田市や佐久市、軽井沢町など17の市町村で構成される。
故・羽田孜が長年にわたって議席を維持し、その影響力から「羽田王国」とも呼ばれる。

立憲民主党の新人、神津健(44)は、JICAやアフリカ開発銀行に勤務し、途上国のインフラ整備などに取り組んできた。
曾祖父は、地元の電鉄会社を興し、志賀高原を開発した佐久市の実業家。
さらに、羽田孜は伯父にあたり、新型コロナで亡くなった羽田雄一郎・元国土交通大臣やその後継の羽田次郎参議院議員はいとこにあたる。

3982チバQ:2021/10/30(土) 07:57:00
一方、自民党の前議員、井出庸生(43)は、この3区で4回目の当選を目指す。公明党が推薦する。

井出は、佐久地域を地盤とする政治家一家の生まれで、祖父の一太郎は内閣官房長官などを歴任。伯父の正一も厚生大臣を務め、中選挙区時代は、羽田と議席を分け合ってきた。
NHKで8年間記者として務めたあと、政治家に転身した。

年齢もほぼ同じ。ともに政治との関わりが強い家に生まれた2人。
相手のことは意識しているのだろうか。

神津
「彼のことはあまり意識していないし、自分との違いなども気にしたことはない。選ぶのは有権者。政治家としてどうあるべきか、有権者はよく見ているのではないか」

井出
「昔は相手候補が気になったが、今は、人は人、自分は自分だと思っている。だが、先代から受け継いだ看板を守り、自分の大きな決断を理解してもらうためにも負けられない戦いだ」

「個人戦」と「組織戦」
2人の選挙活動は対照的だ。

神津の選挙スタイルは「組織戦」。
後ろ盾となっているのは、総理大臣を務めた伯父・羽田孜を支え、いとこたちを国会に送り込んだ羽田家の後援会「千曲会」。
どこを回れば効果的か、誰に会えばいいのか。地域の事情を知り尽くした選挙のプロたちが、政治経験のない神津をサポート。


公示日には、参議院議員の羽田次郎も駆けつけ、「羽田家の選挙」であることを印象づけた。
神津は意気込む。
「伯父の羽田孜や、志半ばで亡くなったいとこの雄一郎の遺志を引き継ぎながら、羽田の関係者全員で戦っていきたい」

神津が訴えるのは、「子どもの未来のための政治」だ。
困難な状況に置かれる子どもを減らしたいと、まずは貧困家庭などをなくすため、所得や男女、都会と地方などの格差の是正を主張。さらに、地方に重点を置いた、持続可能な社会づくりに力を入れるとしている。


一方の井出は、「行動なくして実現なし」をモットーとする。

政治の世界に身を投じた頃から変わらぬ「個人」での活動が中心だ。「ここは」という場所を見つけては車を止めさせ、こまめに辻立ちをする。
地元の自民党県議なども支援はしているものの、自身が訴えることにこだわり、組織には頼らない。
ひとりひとりと向き合うことを意識した結果だという。SNSでもこまめに活動を発信し、夜遅くまで丁寧に返事をする。


井出は言う。
「老若男女、全ての有権者に信条を伝えることを大切にしている。
有権者は見ていないようで見ているし、聞いていないようで聞いているものだ」

今回の選挙戦では、男女間の雇用格差など、女性に関する課題の解消や、地方の雇用や教育の拡充などを主張。
災害に対する地域の強じん化や経済活性化のためにも、選挙区内を含む約34キロが未着工となっている中部横断自動車道の早期開通の実現を目指している。

3983チバQ:2021/10/30(土) 07:57:20
積もるわだかまり
そもそも、政治に縁がなかった神津が、なぜ立候補することになったのか。

その理由を象徴するあるはり紙が、神津の事務所の奥まった所に掲げられている。
燃えさかる炎を背景に、神津と羽田孜の顔、それに「不義を討つ」の大きな文字。「千曲会」の幹部が作ったという。

井出は、おととし12月、自民党へ移籍した。元々、みんなの党、結いの党、維新の党、民進党、希望の党と野党で過ごしてきた。

「千曲会」は、前回2017年の衆院選で、当時希望の党で現職だった井出の支援に回った。
この支援は、「千曲会」からすると大きな痛みを伴うものだった。
長年、会と行動を共にしてきた、同じく希望の党所属で、羽田孜の秘書を務めていた寺島義幸が4区に「国替え」になったからだ。
選挙で寺島は落選。そうまでして支援した井出の突然の移籍は、裏切られたような思いだと「千曲会」は語る。

結果、野党は、小選挙区制度になってから一度も自民党に明け渡さなかった3区で議席を失った。

移籍から2年がたとうとする今も、「千曲会」関係者の恨みは晴れない。
ある幹部は、「自民党に行くなら行くでいいが、礼を尽くすべきだし、説明不足だ」と憤る。

「説明はした。後悔はない」
一方、井出本人は、自民党への移籍をどう説明するのか。
単刀直入に尋ねると、
「違う道に行くことは申し訳ないと関係者には説明した。礼を尽くしたかどうかは、相手があることなので、納得してもらえない人もいるし、何とも言えない」

自らの理想を実現できる場を追い求め、政党を渡り歩いてきた井出が行き着いたのは、与党・自民党だった。

かつて選挙対策本部長を務めた、選挙区内の市長は、
「地元では『与党に移って』という話は多くあったし、希望の党を離れて無所属になった時点で、いずれ自民党に行くのではと思っていた。まっすぐで誠実な男だ。譲れないものがあったのでは」と推測する。
「紆余曲折あったが、政党を変えてきたことへの後悔はない。自民への移籍は、自分が描く未来を現実のものとするための決断だった」


野党議員としての生活が長かった井出だからこそ、自分が描く未来を現実のものにするには、政策を実現できる政権与党にいることが必要だという思いを強くしているのかもしれない。

「弱い立場の人を守りたい」
長野3区ではもう1人、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の池高生(53)が立候補している。



ゲーム開発会社社長を務める池は第一声で、「ゲームやアニメ、漫画への規制。行政や公共団体が、そういう規制を訴える団体に対して弱腰にならないでもらいたい」と訴えた。
選挙活動はツイッターやユーチューブを中心に行っていて、お金をかけないで選挙ができる体制の構築が必要だと主張している。
池は、「いじめを受けている弱い立場の人、ネット上でひぼう中傷を受けている弱い立場の人、こういう弱い立場の人を守りたい。
この国は長い間平和になってきたが、これからも平和であり続ける保障はないと思っている。このことを国民一人一人が強く感じ、何が自分一人一人ができるのか考えないと私の子や孫の世代が本当に大変な思いをすると思う」と話す。


さらに、「自民党の総裁選では、旧態依然とした自民党の悪いところが復活したと思う。かといって立憲民主党が共産党と手を組むであるとか、これは非常に国民の理解が得られるのかは疑問だ。はやく自民党の対抗となる政党、もしくは自民党にとってかわる政党ができないと、と思っている。遊説や演説はしないが、私の足で長野3区、もしくは長野県を歩いて、どんな素晴らしいものがあるのか、もう一度再発見し、それをユーチューブで紹介していければと思っている」と訴えている。

一歩も譲れぬ戦い
久々の名門対決となった長野3区。全国各地で事実上の与野党一騎打ちの構図が増え、激戦となる選挙区が増える中、この地の戦いは、真田の時代を彷彿とさせるような熱気に満ちている。

(文中敬称略)

3984チバQ:2021/10/30(土) 07:58:15
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000823929.html
【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負
2021/10/30 06:00西日本新聞

【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負

【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負

(西日本新聞)

自民前職の金子万寿夫氏を「熟練政治家」と持ち上げ支持を訴える岸田文雄首相=29日午前、鹿児島市有権者に積極的に駆け寄る無所属新人の三反園訓氏=23日午前、鹿児島市 自民前職の金子万寿夫氏を「熟練政治家」と持ち上げ支持を訴える岸田文雄首相=29日午前、鹿児島市2021衆院選@九州
 「おや、知事をやってた人じゃなかけ」。23日朝、鹿児島市南部の公園。ゲートボールに興じていた高齢の男性は目を丸くした。前知事の無所属新人、三反園訓(みたぞのさとし)が車を飛び出し、握手を求めてきたからだ。

 三反園はこの日も、住宅街を選挙カーで細かく回った。「前の知事さんじゃ」。有権者が玄関先に出てきたり、窓から手を振ったり。「感触はいい」。陣営幹部は手応えを口にした。

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の稼働に慎重な立場を掲げ、旧民進、社民両党の後押しを受けて2016年の知事選で現職を破った三反園。就任後は脱原発の姿勢が後退し、保守系の色を濃くしていった。昨夏の知事選では自民、公明両党の推薦を得て組織型選挙を展開したが、政策が「変節した」などと批判され、無所属新人の塩田康一に競り負けた。

 政党に縛られない身軽さと、親しみやすさのアピールが三反園の戦略だ。照準は無党派層。テレビの取材には「選挙区回りで履き続けている」と穴の開いたスニーカーを紹介するなど「徒手空拳のどぶ板」の強調に余念がない。

 三反園は知事選の落選後すぐ、鹿児島市南部の団地などでつじ立ちや戸別訪問を始めた。2区は自民前職の金子万寿夫がいるだけに、自民県連は「今度は自民を裏切るのか」と反発。政党の後ろ盾のない戦いを強いられている。だが、寒い朝に1人で立ち、酷暑の中で一軒一軒回る姿に、有権者の間で「知事までやった人が汗をかいている」との同情が拡散。自民の地方議員には「三反園さんをいじめないで」といった声が寄せられた。支持はじわじわ広がった。

 一方で、三反園が演説会で頼るのは自民の「大物」との縁だ。「岸田文雄首相はよく知っている」「高市早苗政調会長とは『さんちゃん』と呼ばれる仲だ」。27日夕の演説会では、民放キー局の政治記者時代に培った人脈を誇示した。「当選後は自民入りする」。選挙終盤に入り、こんなうわさがささやかれる。

      ■

 「これほど地元をよく知る熟練の政治家を他に知らない」。29日午前、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前。来援した首相の岸田は、県議を6期、県議会議長を8年経験した金子を持ち上げた。「国政に再度送っていただきたい」。金子も隣で声を張った。

 金子は14年衆院補選で初当選して以来、選挙戦を全て圧勝。今回も、業界団体が前面に出た組織型選挙を展開する。自身は「終盤に入っても手応えは上々」と周囲に語るが、マスコミ各社の世論調査では三反園の先行が伝えられる。

 「陣営は金子氏を取り巻く『構造的な問題』が見えていない」。ある自民県議は分析し、危機感をあらわにした。2区は鹿児島市南部など薩摩半島の南半分と、奄美群島で構成する変則的な選挙区だ。互いの距離は400〜600キロ離れ、産業も地域性も大きく違う。

 金子は奄美の生まれ。2区は00年以降、奄美で育った候補の当選が続く。本土の指宿市出身の三反園という有力候補の登場で「『今度は本土から』との雰囲気が薩摩半島側に拡大しつつある」と県議はみる。

 また、公明に広がる自民県連への不満も苦戦の背景にあるという。昨年の三反園の落選で、自民主導で支援し公明が共闘した候補は知事選で2連敗。関係者によると、「負けが続けばうちの組織力にも影響する」との不満が公明の支持団体で噴出した。特に奄美は公明の支持者が多く、自民との不協和音が直撃した。

 選挙戦は最終盤。「組織力でなんとかしのぎたい」。陣営幹部は決意を語った。

 共産党新人の松崎真琴は「奄美の軍事基地化反対」などと訴える。 =敬称略

 (片岡寛、郷達也)

3985チバQ:2021/10/30(土) 08:02:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk26010213000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 1区 伊吹氏引退 自、共、維三つどもえ 熱気と不安、入り乱れ /京都
2021/10/29 07:00毎日新聞

 31日投開票の衆院選で京都1区(京都市北区、上京区など)は、自民、共産、維新の三つどもえの構図となった。1996年の小選挙区制導入以降、過去8回の選挙では、旧民主党などへの政権交代につながった2009年衆院選を除き、議席を得てきたのは自民前職の伊吹文明元衆院議長(83)。伊吹氏の引退で全国でもまれに見る激戦となった、1区の現場を歩いた。【矢倉健次、福富智、添島香苗】

 「生まれ育った京都の思いを国に伝えます」。選挙戦序盤の22日、自民新人の勝目康氏(47)は出町桝形商店街(上京区)を練り歩きながら、有権者に支持を訴えた。傍らには、後援会組織などを引き継いだ伊吹氏が寄り添い、長年の支持者へ共に頭を下げる。「出馬表明は7月。時間が限られた中でも、当選しなければ始まらない」。陣営関係者が意図を説明する。

 2人の二人三脚ぶりはあらゆる場面で顕著だ。勝目氏の政見放送には伊吹氏も登場し、選挙公報には「伊吹から勝目へバトンタッチ‼」の文字が躍る。ほとんどの演説会には伊吹氏の姿があり、公示前から選挙区内に張り巡らされた後援会へのあいさつ回りも、二人三脚で進めてきた。

 ただ、有力支援組織の関係者は「20〜30分の滞在中、伊吹さんがほぼ一人で話し、勝目さんは傍らでうなずいていた。名前を覚えてもらえるのか心配になった」と打ち明ける。伊吹氏の存在感を勝目氏の知名度アップにどうつなげるか、模索が続いている。

   ◇   ◇

 「野党共闘候補の私を、ぜひ勝たせていただきたい」。24日、京都駅(下京区)周辺での街頭演説で、共産前職の穀田恵二氏(74)が声を張り上げた。穀田氏と一緒に並んだ志位和夫委員長も「野党共闘のキーマン中のキーマンだ」と穀田氏への支援を求めると、聴衆から歓声が湧き起こった。

 1区は立憲が最後まで候補の擁立を模索したが、最終的に擁立を見送り「事実上の」野党共闘が成立した。穀田氏の選挙事務所(上京区)には、小沢一郎氏など立憲の重鎮らから「為書(ためが)き」が届いているほか、穀田氏の選挙公報にも立憲の安住淳国対委員長や中村喜四郎氏の名前が「応援団」として並ぶ。

 党府委員会の渡辺和俊委員長は「(前回17年衆院選から)この4年間での共闘の中心に穀田氏がいた」と評する。ただ、立憲府連は共産府委員会との共闘を拒否したままで、変化の兆しは見えない。立憲府連幹部が「(共闘は)本部の事情なのだろう。京都は京都なので」と突き放す中、立憲支持層や他の支持層にも支持を広げるため、選挙区を回っている。

   ◇   ◇

 「結婚して(夢を)諦めた。子どもができて、また諦めた。でも、女性だって頑張りたいんです」。22日、京都・四条河原町での街頭演説会で、維新新人の堀場幸子氏(42)が力を込めた。維新副代表の吉村洋文大阪府知事も「厳しい選挙区だと分かった上で出馬してくれている。力を貸してほしい」と語り掛けた。

 聴衆の中には、吉村氏の写真を撮影したり、声援を送ったりする人の姿も目立つ。普段は東京で主に活動しているという、ある陣営関係者は「関西での吉村さんの人気ぶりに驚いた」と打ち明ける。

 維新が1区に候補を擁立するのは、前身の旧維新の党が立てた14年衆院選以来。この時は約3万6000票を得たが、維新が票を伸ばすには、吉村氏の応援に象徴されるように無党派層の支持が欠かせない。他党の府関係者も「維新の動きは気になる」と焦りをみせる。

 大阪を中心に根強い支持を得ている維新にとって、京都で議席を獲得することは、全国的な党勢拡大に向けて大きな意味を持つ。「京都から政治を変えましょう」。堀場氏は今日も街頭で声をからす。

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 ◆京都

 ◇1区(3)=京都市北・上京区など

穀田恵二 74 党国対委員長 (9)共 前(比)

堀場幸子 42 研修講師 維 新(比)

勝目康 47 [元]総務省室長 自 新(比)[公]

〔京都版〕

3986チバQ:2021/10/30(土) 08:04:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk40010259000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 福岡5区 一騎打ち、接戦続く 読みづらい支持者動向 /福岡
2021/10/29 05:33毎日新聞

 福岡5区は立憲新人の堤かなめ氏(61)と自民前職の原田義昭氏(77)が接戦を演じている。堤氏は共産の候補取り下げで、原田氏は公認を争った元県議・栗原渉氏(56)の出馬断念で、与野党一騎打ちの構図だ。

 堤氏が26日夜に筑紫野市で開いた個人演説会には女性の姿が目立ち、時折赤ちゃんの泣き声が響く。生活苦にあえぐ女性の実例を挙げながら「女性の声を国会に届ける」と訴えると拍手が湧いた。少人数の座談会で女性の声に耳を傾けるなどして支持を広げる一方、県教組や自治労が動き、立憲支持層と共産支持層を固めつつある。

 栗原氏の地盤の朝倉地区では「栗原さんの無念を堤に託して」と呼び掛けて支持者を取り込もうと懸命。連合に配慮して街頭宣伝や演説で共産との「共闘」に触れることはほとんどないが、堤氏は「共産党だが応援している、と声を掛けられる」と言い、手応えを感じるという。

 原田氏は公認争いにより「深い傷が残った」(陣営幹部)中での戦いに臨んでいる。27日に春日市であった個人演説会では「栗原さんの思いをしっかり実現し、バトンタッチしたい」などと述べ、融和を強調した。

 栗原氏を推薦していた団体などは原田氏の公認に強く反発したが、ここに来て変化も出ている。県医師連盟は26日、原田氏を推薦した。栗原氏との協力を進めていた公明は自主投票としながらも、今週初めから原田氏陣営と一緒に企業や団体への支援要請に回っている。ただ「朝倉地区では原田憎しというより党本部の公認の決め方への怒りがものすごい」と陣営幹部。

 両陣営とも読みづらい朝倉地区のコアな栗原氏支持者の動向が勝敗に影響を与える要因の一つとなりそうだ。【桑原省爾】

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 ◇福岡5区立候補者(届け出順)

堤かなめ 61 立新

原田義昭 77 自前

〔福岡都市圏版〕

3987チバQ:2021/10/30(土) 08:05:30
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211028ddlk40010213000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 福岡2区 無党派層の動向が鍵 都市型選挙、各陣営熱気 /福岡
2021/10/28 07:03毎日新聞

 福岡2区は、4選を目指す自民前職の鬼木誠氏(49)と、小選挙区の議席奪還を狙う立憲前職の稲富修二氏(51)が激突し、接戦が伝えられている。

 転入出の多い2区は「都市型選挙」といわれ無党派層の動向が勝敗の鍵を握る。2012年、14年と鬼木氏が勝利。前回の17年も鬼木氏が勝利したが、稲富氏も8160票差に迫り比例復活した。

 「立憲と共産が組み、どう国を守るのか」。岸田内閣で副防衛相に就任した鬼木氏は25日、中谷元・元防衛相らを招いた総決起集会で語気を強めた。「選挙区は鬼木、比例は公明」と繰り返し呼びかけ、自公連立の「安定」を印象づけた。

 今回は共産が候補擁立を見送り、陣営には「共産の票が稲富氏に流れたら負ける」との懸念は根強い。終盤に近づき一歩リードとの見方もあるが、陣営関係者は「緩んだ方が負け。一晩で形勢は変わる。しびれる」。コロナ下で屋内での集会を大幅に縮小しつつ大ホールの演説会や青空集会をこなす。

 「コロナという国家危機で2人も総理が辞めた。安倍政権以来の自民1強のおごりだ」。稲富氏も25日、総決起集会に党幹事長の福山哲郎氏らを招いた。「九州の最激戦区を制し、日本の政治を変える。何としても(選挙区を)取りたい」と声を上ずらせ、政権批判の先頭に立つ姿勢を際立たせた。

 朝夜のつじ立ち、夕食時には拡声器と投光器を用い、少人数で住宅街を練り歩くなど「どぶ板」の徹底を公示後も貫く。「選挙の熱、機運が徐々に高まっている」と稲富氏。陣営は「投票率が上がれば有利とみている。手応えはある」と話す。

 日本維新の会新人の新開崇司氏(50)は街頭演説を重ね社会保障制度改革を軸に訴える。【土田暁彦】

   ◇   ◇

 衆院選は31日の投開票に向け、各候補が支持拡大にしのぎを削っている。激戦区の状況を探った。

………………………………………………………………………………………………………

 ◇福岡2区立候補者

 (届け出順)

新開崇司 50 維新

鬼木誠  49 自前

稲富修二 51 立前

〔福岡都市圏版〕

3988岡山1区民:2021/10/30(土) 13:07:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8cb5b82176b1b4ba2f6609532c00f739f9952d0
投票率、低水準の見方=「与党有利」に懐疑論も【21衆院選】
10/30(土) 7:09配信

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時事通信
国会議事堂=東京・永田町

 衆院選の投開票を31日に控え、各党は投票率の行方を注視している。

 各党関係者の間では、戦後2番目に低かった前回2017年(53.68%)と同様、低水準にとどまるとの見方が出ている。新型コロナウイルス禍を受け、各党こぞって分配政策を公約に掲げ、対立軸が鮮明になっていないことが背景にあるとみられる。

【図解】政党支持率の推移

 衆院選の投票率は、旧民主党が政権交代を果たした09年は69.28%だったが、自民、公明両党が政権を奪還した12年は59.32%と低下。自公が政権を維持した14年は戦後最低の52.66%を記録した。

 今回、公示翌日の20日から24日までの期日前投票者数は約567万人で前回の同時期に比べ約156万人増加。期日前利用者は増加傾向にあり、前回は過去最高だった。自民党筋は、コロナ禍で密を避けるため期日前利用者が増える一方、投開票日当日に投票所へ足を運ぶ有権者は減るとみている。

 投票率が低い場合、自民党など組織力を持つ政党が有利とされる。しかし、自民党関係者は「長期政権やコロナ禍の閉塞(へいそく)感で支持者がしらけている」と指摘。セオリーが当てはまらない恐れがあると懸念を示す。

 公明党もコロナ禍で昨年来、集会を効果的に開けなかったとして、「低投票率は決して有利ではない」との認識だ。

 一方、立憲民主党は期日前投票で同党が好調との情報があることから「自民支持層が投票に行っていないのかもしれない」と推測。共産党は「低いと決めてかかる必要はない」として、政権批判票をさらに掘り起こす構えだ。

 日本維新の会のある候補者は有権者の反応は良好としつつも、「固定票があるわけではない」と投票率アップに期待を示す。国民民主党幹部は投票率は若干上がるとの見方を示した上で「どの政党にも積極的な支持が集まっていない。勝者なき戦いになる」と漏らす。

3989岡山1区民:2021/10/30(土) 13:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/31448aeddadb6cc68ef4113e67b2120afc7e2679
投票率 低いと与党、高いと野党有利? 議席数への影響どうなる
10/30(土) 7:00配信

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毎日新聞
期日前投票所で1票を投じる有権者=福島市役所で2021年10月20日、肥沼直寛撮影

 与野党が、31日に投開票される衆院選の投票率の行方を注視している。今回の選挙戦は、立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから、与野党の接戦区が増えた。そのため、投票率を左右する無党派層の動向が各党の議席数に大きく影響するからだ。

 「投票率が上がると、無党派層の票が野党に流れる。激戦区が多いので心配だ。投票日は雨になることを祈りたい気分だ」。自民党関係者は冗談めかしつつ、投票率と無党派層の動向に神経をとがらせる。

 一般的に、投票率が低いと企業・団体など組織戦を展開する自民や、支持母体・創価学会の支援を受ける公明党に有利に働くとされる。逆に、投票率が高ければ、無党派層からの票の上積みが期待できる野党に有利に働くケースが多い。

 実際、2009年衆院選は、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降で最高の投票率69・28%を記録し、旧民主党が政権交代を果たした。一方、自民党が政権に復帰した12年以降は、14年衆院選が52・66%、17年衆院選が53・68%と低水準で、安倍晋三元首相は「自民1強」体制を築いた。特に10〜30代の若年層の投票率が低かったことが低水準につながった。

 今回の選挙は、自民党が約30の小選挙区を「重点区」に設定。野党幹部は「100小選挙区が激戦だ」としている。投票率が高まれば、無党派層の票が多くなる。その動向は、接戦区の大勢を決め、選挙結果全体を左右する可能性が大きい。

 野党は投票率の高まりを期待している。立憲幹部は、菅前政権の新型コロナウイルス対応の不手際などを挙げ、「無党派層の自民党に対する不満はたまっている。正直、大雨か晴れかで、かなり選挙結果が変わってくる」との見方を示す。

 ただし、自民党内には「最近は、単純に高投票率が野党に有利とは言えない」との指摘もある。近年は20〜30代などの層に自民支持者が増えており、自民関係者は「高投票率でも勝負になる。要は、無党派層の気持ちをつかめるかどうかだ」と語る。

 今回の投票率はどうなるのか。一橋大大学院の中北(なかきた)浩爾教授(現代日本政治論)は「前回並みの50%台前半ではないか」とみる。接戦区の多さは投票率を押し上げる要因になるが、与野党に国民人気が極めて高い党首が見当たらず、野党が訴える「政権交代」の可能性も低いとの見方が広がっていることも要因のようだ。

 ただ、低投票率が与野党のどちらに有利に働くかは見通せないという。7月の東京都議選は過去2番目に低い投票率(42・39%)だったが、自民党は事実上敗北した。中北氏は、コロナ禍で自民候補と支援者の集会などが減ったとして、「組織が緩んでおり、低投票率でも、従来通り与党に有利になるかは分からない」と指摘する。【飼手勇介、加藤明子】

3990とはずがたり:2021/10/30(土) 19:42:35
[スキャナー]自民、当落線上に党幹部・閣僚含む104人…「野党一本化」響く
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/
2021/10/29 09:37

立民5割近く横一線
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太ふとり 栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3991とはずがたり:2021/10/30(土) 19:43:47
>首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

岸田首相に焦り? 「奥の手」チャーター機で衆院選接戦区を遊説
https://mainichi.jp/articles/20211028/k00/00m/010/210000c
毎日新聞 2021/10/28 18:56(最終更新 10/28 19:08) 567文字

 岸田文雄首相は28日、衆院選の遊説で東北や北陸、四国地方を回るため、チャーター機で各地を移動した。自民党総裁の首相が選挙戦でチャーター機を使うのは、2009年8月に行われた衆院選の麻生太郎首相以来。全国各地に接戦区が広がるなか、数多くの応援演説をこなしたい岸田首相の焦りの表れとも言えそうだ。

 首相は28日朝、東京・赤坂の衆院議員宿舎を出発すると、青森、秋田、新潟、石川、香川県の順に応援演説に回った。青森市から秋田県大館市までは車を使ったが、それ以降は全日空のチャーター便を使い空路で移動した。大館市では「大激戦を何としても皆さんの力で押し上げていただきたい。こうした強い思いで駆けつけた」と訴えた。


 首相は27日までは、羽田空港を発着する定期便を利用して遊説先に出向くことはあったが、その後の移動は電車や車だった。選挙戦が終盤に差し掛かり、移動時間を短縮するため「奥の手」に出たとみられる。自民党関係者は「安倍晋三元首相は『追い風』で選挙に臨むことが多かった。今回はチャーター機を使わないと、接戦区を回りきれない」と話す。

 首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

3992とはずがたり:2021/11/01(月) 00:39:22

保守、自民重鎮か43歳元財務官僚か 野党は一本化で対抗 熊本2区
会員記事2021衆院選
https://www.asahi.com/articles/ASPBC5RLQP9XTLVB00T.html
長妻昭明2021年10月12日 8時00分コメント


 熊本市西部と玉名市などが含まれる熊本2区では、自民党の現職で最多の当選16回を誇るベテランに無所属の新顔が世代交代を挑み、保守層をめぐる激しい争いが2回連続で繰り広げられる見通しだ。

 「野田毅(たけし)が役に立たんならいらんです。でも野田がいないとできん仕事がまだまだある」。9月15日、自民現職の野田毅氏(80)は熊本市で開いた決起集会で訴えた。党税制調査会長や旧自治相、旧建設相などを歴任してきた重鎮だが、支援者一人ひとりに深々と頭を下げ、笑顔でグータッチもした。

 「今回は相当厳しい戦い」と、陣営幹部は危機感を隠さない。「支持基盤が崩されてきている。相手は4年間『浪人』しただけあって、人間関係を作ってきている」。相手とは、元財務官僚の西野太亮(だいすけ)氏(43)。前回、衆院選に初挑戦するにあたり自民党公認を求めたがかなわず、野田氏に2万3千票余りの差で敗れた。今回も無所属で立候補する予定だ。

 保守層を巡って2氏が火花を散らす一方、共産党県書記長の橋田芳昭氏(65)は自公政権を真っ向から批判し、党公認で立候補する予定だ。立憲民主党などは候補者擁立を見送り、野党候補が一本化される。

 昨年10月、野田陣営に衝撃…

3993チバQ:2021/11/01(月) 07:08:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100179&g=pol
自民251議席、14県独占 立民89、維新36【21衆院選】
2021年11月01日04時00分


 31日投開票の衆院選は1日午前3時半現在、自民党が小選挙区で186議席を獲得した。14県で議席を独占。比例代表は65議席で、合わせて251議席となった。
 自民党が独占したのは青森、山形、群馬、山梨、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、愛媛、高知の各県。大阪と佐賀は全敗した。
 自民党は、東京15区、奈良3区で議席を得た同党系無所属の候補をそれぞれ追加公認した。
 同党は選挙区に277人を擁立。公示前勢力276からは議席を減らしたが、焦点だった単独過半数(233)を維持した。
 公明党は選挙区に擁立した前職9人が全勝。比例は19議席で合わせて28議席。
 一方、立憲民主党は選挙区に214人を擁立し54人が勝利した。比例の35議席と合わせて89議席。公示前勢力110から上積みを狙ったが苦戦した。
 日本維新の会はお膝元の大阪で選挙区15を獲得し、兵庫でも1議席を得た。比例は20議席。公示前勢力11人から3倍以上の計36議席となった。単独での法案提出が可能となる21を超えた。
 共産党は沖縄1区を死守し、比例7議席を確保した。
 国民民主党は選挙区で6議席を獲得。公示前勢力は8人。
 社民党は沖縄2区で新人が勝利し、議席を維持した。公示前勢力は1議席だった。れいわ新選組も議席獲得を目指す。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得が難しい情勢。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100013&g=pol
自民、過半数維持 岸田政権が継続―立民不振、維新第3党へ【21衆院選】
 第49回衆院選は31日、投開票された。自民党は公示前の276議席から減らすものの、過半数(233)を維持した。公明党と合わせ、国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261に達し、岸田政権は継続する。野党共闘を進めた立憲民主党は振るわなかった。共闘と一線を画した日本維新の会は公示前から躍進し、公明党を抜いて第3党となる見込み。

 衆院選を受けた特別国会は11月10日に召集され、第2次岸田内閣が同日中に発足する見通し。
 岸田文雄首相(自民党総裁)は1日未明、党本部で記者団に「政権選択選挙で信任を頂いたことは大変ありがたかった」と表明。一方、選挙区で甘利明幹事長は敗北し、辞任の意向を首相に伝えた。これに関し首相は「本人の話を聞いた上で私が判断する」と述べた。
 立民の枝野幸男代表は31日夜の記者会見で「足腰を強くしないと政権にたどり着くことはできない」と力不足を認めた。「結果を分析して参院選に臨みたい」と語った。
 1日午前3時半現在、自民党は選挙区で186議席を確保。比例代表で65議席を確実にし、計251議席を固めた。立民は選挙区で54議席、比例で35議席の計89議席を確保した。
 公明党は選挙区と比例を合わせて28議席を確保し、公示前の29議席の積み増しをうかがう。公示前12議席の共産党は8議席を獲得した。維新は公示前の11議席を大きく超える36議席に達した。公示前8議席の国民民主党は6議席を確保した。
 社民党は公示前と同じ1議席を維持した。
 衆院選は2017年10月以来4年ぶり。465議席(小選挙区289、比例代表176)を争った。新型コロナウイルス下で初の大型国政選挙で、コロナ対策や経済立て直しが争点となった。発足間もない岸田政権に加え、この4年間に国政を担った安倍、菅両政権の評価も問われた。
 立候補者は現行制度で最少の1051人。投開票が現行憲法下で初めて衆院の任期満了日(10月21日)の後にずれ込んだ。内閣発足から衆院解散までは10日間、解散から投開票までは17日間でともに戦後最短だった。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100083&g=pol
柿沢、田野瀬氏を追加公認 自民【21衆院選】
2021年11月01日01時52分


 自民党は31日付で、衆院選に無所属で出馬した東京15区の柿沢未途氏と、奈良3区の田野瀬太道氏を追加公認した。東京15区は候補者の調整が付かず、柿沢、今村洋史両氏を推薦。田野瀬氏は「銀座クラブ」問題で自民を離党していた。

3994チバQ:2021/11/01(月) 07:10:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100783&g=pol
重鎮、選挙区で続々敗北 自民・甘利氏、立民・小沢氏ら【21衆院選】
2021年11月01日03時15分

 31日投開票の衆院選では与野党の重鎮議員が相次いで小選挙区で敗れた。自民党の甘利明幹事長は神奈川13区で敗北が確実に。党関係者によると、1955年の結党以来、現職幹事長が選挙区で敗れた例は確認できないという。同党では石原伸晃元幹事長も東京8区で敗北した。

 選挙対策を統括する立場の甘利氏は、終盤に苦戦が伝えられると地元に張り付いて巻き返しを図ったが、立憲民主党の新人に及ばなかった。甘利氏は幹事長を辞任する意向で、岸田政権は体制の立て直しを迫られる。石原氏の選挙区も立民、共産両党などが候補者を一本化し、野党共闘の象徴となっていた。
 一方、自民党幹事長や民主党代表などを歴任した大ベテランの立民・小沢一郎氏は岩手3区で敗北。同じく立民の中村喜四郎元建設相も茨城7区で敗れた。
 また、熊本2区では17選を目指した自民党の野田毅元自治相が敗北。比例代表に重複立候補しておらず、落選となった。
 現職閣僚では若宮健嗣万博担当相(自民)が東京5区で敗北が確実。香川1区では自民党の平井卓也前デジタル相、千葉8区では同党の桜田義孝元五輪担当相がそれぞれ敗れた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100079&g=pol
公明、小選挙区全勝に安堵 来夏の参院選へ弾み【21衆院選】
2021年11月01日03時03分
 公明党は、衆院選で候補者を立てた九つの小選挙区全てで勝利したことに安堵(あんど)している。衆院選小選挙区全勝は2014年以来。今夏の東京都議選での全員当選に続き、来夏の参院選に向けて好調の流れを維持したい考えだ。

山口那津男代表は1日未明の記者会見で「滑り出しは大変厳しい状況だったが、良い結果に結びついた」と述べ、胸をなで下ろした。選挙前は、新型コロナウイルスの感染拡大で得意とする組織戦が制約されるなど不安材料が多くあり、選挙戦の行方が危ぶまれていた。
 山口氏は31日夜のテレビ朝日の番組で、与党での過半数確保について「進むことに対する信任の意味では、実に大きい」と強調。一方、自民党の議席数減については「これまでのコロナの感染状況への厳しい評価がまだ残っている。謙虚に受け止めなければならない」と指摘した。

3995チバQ:2021/11/01(月) 07:29:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100855&g=pol
自民堅調、安堵の声 甘利氏辞意、岸田首相は立て直し急ぐ【21衆院選】
2021年11月01日02時28分
 自民党は衆院選で議席減の見通しとなったが、事実上の「勝敗ライン」と目された単独過半数233を確保し、党内に安堵(あんど)の声が漏れた。ただ、岸田文雄首相(党総裁)は小選挙区で敗れた甘利明幹事長から辞意を伝えられ、態勢の立て直しを迫られる。


 「国民に認められた。しっかり政権運営、国会運営をしていく」。首相は1日未明、自民党本部で記者団にこう強調した。
 党内では、9月末の総裁交代を受けて逆風は和らいだとの見方が大勢を占めると同時に、野党の候補一本化を踏まえて公示前勢力(276)から一定の議席減は織り込んでいた。
 首相周辺は「大崩れせず、よく持ちこたえた」と指摘。党関係者は「単独過半数はびっくりだ。これが実力ということになる」と手放しで喜んだ。
 議席減に対しては、安倍政権時代に起きた森友・加計学園問題など長期政権の弊害と言える不祥事を理由に挙げる向きが党内に多い。菅政権でも新型コロナウイルス対応に関する説明不足が批判された。
 総裁選後の人事も要因とみられている。刷新感を出すよりも、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁への配慮を優先。人気者の河野太郎前規制改革担当相ら「小石河連合」の要職起用を見送った。党中堅は「首相は安倍・菅政権を継承したと受け止められた」と指摘した。
 甘利氏は現金授受問題を引きずり幹事長に就任。自身の苦戦情報を受け、終盤は地元に張り付いた。党関係者は「こんな幹事長は見たことがない」とあきれ顔で、岸田派議員は「失敗人事だった」と語った。
 首相に対しては、就任から間もないこともあり、現段階で責任論は強くない。ただ、来年夏に参院選を控え、党の「顔」として疑問視する見方は残っており、参院側から「何をやりたいのか分からず、有権者に支持されていない」(若手)との危機感が漏れた。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100833&g=pol
共闘不発、立民困惑 路線継続も執行部に不満【21衆院選】
2021年11月01日02時18分

テレビ番組のインタビューに答える立憲民主党の枝野幸男代表=31日夜、東京都港区
テレビ番組のインタビューに答える立憲民主党の枝野幸男代表=31日夜、東京都港区

 立憲民主党は公示前勢力の110から大幅議席増を目指したが、不発に終わった。共産党などと共闘態勢を構築して自信を持っていただけに、困惑の色を隠せない。枝野幸男代表は成果はあったとして来年夏の参院選でも共闘路線を継続する考えを示すものの、党内には不満がくすぶる。
 「自民党が強いところでも接戦に持ち込めた。一定の成果があった」。枝野氏は31日夜の記者会見で、今回の野党共闘の意義をこう強調。「参院選でも(改選数1の)1人区は基本的に一緒だ」と表明した。
 立民は共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の4党と213選挙区で候補者を一本化して選挙戦に臨んだ。特に共産党とは、政権交代が実現した場合には「限定的な閣外からの協力」を得ると合意するなど、共闘をより深化させた。
 しかし、政権交代とはほど遠い状況に、立民関係者は「競り勝てそうなところで競り負けた」と分析。枝野氏周辺は「共闘で接戦に持ち込めても勝ち切れなかったら意味がない。こんなのは初めてだ」と戸惑いの表情を浮かべた。 
 小選挙区では自民党幹事長経験者らを破る「金星」も挙げた。こうした点を踏まえ、ある中堅は「野党共闘は大いに意味があった。参院選でも続けなければならない」と枝野氏を支持する考えを表明。共産党の志位和夫委員長も31日夜の会見で「自民党を追い詰める上で効果を挙げた。次の参院選、衆院選でもチャレンジしたい」と語った。
 とはいえ、立民は党の力量がより表れる比例代表でも伸び悩んでいるとの見方が出ている。これについて党関係者は「今の党に魅力がないからだ」と指摘。現執行部に不満を持つベテランも「低調な政党支持率がそのまま反映された。これが実力だ」と述べ、状況の打開には党役員の刷新が必要だと訴えた。
 最大の支持団体である連合は共産党との共闘に反対の姿勢を堅持する。関係者によると、現在の芳野友子会長は特に強硬な反対論者といい、来夏に向けて連合との間合いの取り方も課題となる。

3996チバQ:2021/11/01(月) 07:32:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba68f23de1551f2fa7d1aa4d062a0491fc0ee2f0
自民「絶対安定多数」立憲14議席減 維新は約4倍
11/1(月) 6:09配信
 衆議院議員選挙は自民党が国会を安定して運営できるいわゆる「絶対安定多数」261議席を単独で獲得しました。

 自民党は公示前の276からは15議席減らしましたが、野党共闘で候補者の一本化を進めた立憲、共産両党などとの接戦に競り勝ちました。

 その結果、衆議院にある17の常任委員会すべてで委員長を出したうえで、過半数の委員を確保できるいわゆる「絶対安定多数」を確保しました。

 公明党が獲得した32議席と合わせると、与党で293議席を確保したことになります。

 岸田総理大臣:「自民党の単独過半数、これも国民の皆さんにお認め頂いた。ぜひそうした結果を踏まえてこれからしっかり政権運営、国会運営を行っていきたいと思っています」

 一方、野党側は公示前は110議席だった第1党の立憲民主党が14議席を減らしました。

 これに対して日本維新の会は公示前の11議席からおよそ4倍となる41議席を獲得し、野党第2党に躍進しました。

 共産党は公示前の12議席から2議席減らしました。

 なお、今回の衆議院選挙の推定投票率は55.33%前後で、戦後3番目に低くなる見通しです。

テレビ朝日


https://news.yahoo.co.jp/articles/2c79eaf813d621cb480bffa9fefc862eda6afa98
衆院選の全議席確定、維新が41議席で第3党 自民261、立憲96
11/1(月) 5:49配信
 31日に投開票された衆院選(定数465)の全議席が確定した。自民党が261議席、公明党32議席で、両党で絶対安定多数(261議席)を超える計293議席を獲得した。選挙協力を進めた野党5党では、立憲民主党が96議席と公示前より減らした。他の4党は国民民主党が11議席、共産党が10議席、れいわ新選組が3議席、社民党が1議席だった。そのほかでは、日本維新の会が41議席を獲得し、第3党になった。

3997チバQ:2021/11/01(月) 07:33:41

7554 :チバQ :2021/11/01(月) 07:33:15
自民は負けなかったけど、AAAが負けたってことできっしー的には良かったのでは
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2cd7d7217d398f29ec202a3a1ef7260f1ced6b8
甘利明氏、負けた 自民現職幹事長として初の敗北…比例で復活も辞意伝える
11/1(月) 6:00配信

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スポーツ報知
当選確実の花が付かなかった甘利明幹事長(左)と岸田文雄総裁(代表撮影)

 小選挙区289議席と比例選176の計465議席を争う第49回衆議院選挙が31日に投票、即日開票された。自民党は公示前の276議席から減らす見通しだが、単独で定数465の過半数を確保した。公明党と合わせて絶対安定多数を確保、岸田政権は継続する。ただ、神奈川13区で甘利明幹事長(72)=比例復活=が1996年の小選挙区比例代表制導入以降、現職幹事長として初めて敗北、辞任する意向を党幹部に伝えた。立憲民主党と共産党などの野党は候補者を一本化したが、伸び悩んだ。日本維新の会は30超の議席を得て野党第2党に躍進した。

【写真】甘利明を囲む会で加藤紗里&三原じゅん子2ショット

 「政権選択選挙において、大変貴重な信任を頂いたということになると思う」。最初のヤマ場を終え、岸田文雄首相は党本部で語った。党本部で候補者の名前が書かれたボードに、バラの造花をつける際、ほとんど笑顔はなかった。自公で絶対安定多数は確保したが、岸田氏が幹事長に抜てきした甘利氏が小選挙区で立民の新人・太栄志氏(44)に敗北。比例で復活当選したものの、辞任する意向を固め、党幹部に伝えた。

 甘利氏は「政治とカネ」の問題を最後まで払拭することができなかった。2016年1月、週刊文春が道路工事の補償を巡って都市再生機構(UR)とトラブルになった千葉県の建設会社から現金100万円を受け取ったと報じた。甘利氏は現金授受を認め、経済再生担当相を辞任した。東京地検の捜査で不起訴となったが「説明責任を果たしていない」との批判が根強く残ったまま、甘利氏は衆院選に突入した。「政治とカネ」を巡る甘利氏の姿勢に有権者の厳しい目が注がれ、逆風になったとみられる。

 この日、午後8時に開票作業が始まり3時間が経過しても、甘利氏の「小選挙区勝利」の報はないまま。同じ神奈川県を地盤とする小泉進次郎前環境相、河野太郎党広報本部長、菅義偉前首相らの当選が相次いで伝えられる中、甘利氏は党本部で時折、疲れ切った表情を見せた。

 TBS番組では、爆笑問題の太田光から「戦犯ですね?」「ご愁傷さまでした」などの厳しい質問を浴び、進退については岸田氏と相談すると応じていた。約4時間後には小選挙区敗北の報が流れ、甘利氏は厳しい表情のまま無言で帰路についた。比例で復活したものの、幹事長の交代は不可避となった。

 銀座クラブ訪問問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長が落選し、石原伸晃元幹事長、桜田義孝元五輪相らベテラン議員が小選挙区で敗北するなど衝撃もあった。甘利氏の地元では落選運動も勃発。元東京地検特捜部で弁護士の郷原信郎氏は手作りの夕刊紙風ビラを作り、甘利氏の落選運動を展開。甘利氏は不快感を示したが、郷原氏は取材に「甘利氏からも党からも落選運動について抗議は来ていない。ぜひ直接、公開の場で討論しましょう」と呼びかけた。

 岸田氏は経済政策「アベノミクス」からの転換を掲げ、「新しい資本主義」などを打ち出していたが、発足時の支持率は50%台半ばと低調だった。自公で絶対安定多数は維持する見通しだが、幹事長を失う厳しい結果を突きつけられた。

報知新聞社


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