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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

1チバQ:2017/12/06(水) 23:12:37
ということでスレ立てします!

第48回総選挙(2017年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1419422882/l50

第47回総選挙(2014年)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1364563920/l50

第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

3730岡山1区民:2021/10/24(日) 16:08:00
https://www.topics.or.jp/articles/-/609262
徳島中盤調査

3731チバQ:2021/10/24(日) 22:32:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/664664dcab59223bd601e064331846c5d724afff
東北の注目選挙区ルポ ㊤宮城5区 〝鉄壁の要塞〟に挑む元タレント
10/20(水) 20:26配信
産経新聞
立憲民主党の安住淳氏と、自民党の森下千里氏の一騎打ちとなった宮城5区のポスター掲示板=19日、石巻市 (大柳聡庸撮影)

選挙区は8連勝中

「〝鉄壁の要塞〟をどこまで攻められるか」

自民党宮城県連の幹部はこう語る。鉄壁の要塞とは、立憲民主党前職で宮城5区から9選を目指す安住淳氏の陣営だ。旧民進党が分裂したため無所属で出馬した前回も、自民候補にダブルスコアに近い得票で圧勝した。立民の国対委員長として抜群の知名度を誇る安住氏に対抗するため自民が擁立した候補が元タレントで新人の森下千里氏だ。

【グラフ】衆院選の女性候補者と当選者の割合の推移

「お年寄りは〝めんこい(かわいい)〟子が来たなあと思うだろうけど」。安住氏は、面識のない森下氏の印象をこう語った上で「20歳程度の差は、政界では同じ世代だと思う」と余裕の表情を浮かべる。

安住氏は公示日の19日に美里町での遊説で「(野党共闘で)二大政党に一歩踏み出した」と述べ、政権交代の必要性を訴えた。「地元に帰れば、小さな集会にも参加する」(立民県議)といった地道な活動も惜しまず、盤石の地盤を築いている。平成17年の郵政解散・総選挙、自民が政権を奪還した24年の衆院選でも勝利しており、現在8連勝中だ。

だが、今回の選挙は「国民に考える時間を与えないためではないか」と安住氏が苦言を呈するほどの短期決戦。党の顔の一人として応援演説で全国を飛び回り、地元を留守にすることも多いだけに、陣営では政策などを記したリーフレットを半年かけて選挙区全域に配布するなど引き締めを図っている。

つじ立ち1600回

一方、今回が選挙初挑戦の森下氏は「胸を借りるつもりで頑張る」と意気込む。森下氏はタレントとしてテレビ番組に多数出演していたが、23年の東日本大震災の発生当時に被災地を訪問。「たくさんの人の役に立ちたい」と思ったといい、令和元年に芸能界から引退し、政治家を志した。

宮城5区は、自民が擁立を予定していた元衆院議員が石巻市長選に回り、空白が生じた。そこで自民は候補者を公募。関係者によると、県選出の国会議員の人脈を頼り、森下氏に白羽の矢が立ったという。

19日に石巻市で第一声を上げた森下氏は「健康寿命を延ばす施策に取り組む」と訴えた。名古屋市出身で地盤がないことも自覚しており、6月以降は街頭での「つじ立ち」を約1600回も重ねてきた。16日には石巻市を視察した岸田文雄首相(自民党総裁)が参加した地元女性の対話集会にも出席するなど、票の掘り起こしに躍起だ。

だが、宮城で自民の議席がないのは5区だけ。ある自民県議は「5区の中心である石巻市が一枚岩ではない」と打ち明ける。平成15、17、21年の衆院選で自民候補として安住氏に3回も敗れた石巻市の斎藤正美市長が、安住氏支持を表明していることがその象徴だ。斎藤氏が安住氏支持を表明したのは、4月の市長選で安住氏が斎藤氏の支援に回ったことが背景にあるとみられる。

鉄壁の要塞を崩すためには、それを超えるだけの「結束」が自民側に問われている。(大柳聡庸)



衆院解散からわずか5日で突入した今回の選挙は、野党が候補者の一本化を図るなど与野党一騎打ちの構図となっている。注目される東北の選挙区を3回に分けて紹介する。

3732チバQ:2021/10/24(日) 22:33:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6d7bd0be623f81a1364ea35ce9c24c38ce3739
東北の注目選挙区ルポ ㊦福島5区 処理水争点に一騎打ち
10/22(金) 20:58配信
産経新聞
東京電力福島第1原発に並ぶ処理水などを保管するタンク=福島県(芹沢伸生撮影)

■大きな争点

福島県浜通りのいわき市と双葉郡(6町2村)を区域とする衆院福島5区。選挙区の大熊、双葉両町には、東日本大震災で未曾有の事故を起こした東京電力福島第1原発がある。政府は今年4月、福島第1原発で蓄積された放射性物質のトリチウムを含む処理水について、海洋放出する方針を決定した。水産業などから風評被害を懸念する声が上がっており、5区の大きな争点になっている。

「今回の選挙で岸田内閣を退陣させ、汚染水の陸上保管を続ける。汚染水で海を汚さない、野党による新しい政権を作らせてほしい」。公示日翌日の20日、野党統一候補の共産党新人、熊谷智氏はいわき市のショッピングセンター前で行った街頭演説で、処理水の問題に切り込んだ。

熊谷氏は「4月の政府方針決定後、いわきではいち早く労働組合団体の橋渡しで立憲民主、社民、共産3党で『海洋放出は駄目』との共同声明を出し、市長に対し政府に白紙撤回を要請するよう求める要望書を提出した」と話す。この3党は県の組織間でも「処理水は国民の合意がない限り、海洋放出しない」ことを盛り込んだ共通政策で17日に合意するなど「海洋放出反対」を鮮明にしている。

一方、自民党前職の吉野正芳氏は20日、福島第1原発に隣接する楢葉町の商業施設で街頭演説を行った。応援演説をした選対本部長で自民県議の吉田栄光氏は、処理水の問題に触れ「双葉郡の復興には、政府が決めた方向性を前に押し出していくのがわれわれの責任」としたが、復興相の経験もある吉野氏自身は、町長らとの良好な関係を強調した上で「課題を抱える楢葉町のために働くことを約束する」と話すにとどめた。

吉野氏は「海洋放出を分かってもらうのは難しい部分がある」としながらも「丁寧に説明すれば、賛成でなくても『仕方がないね』にはなると思う」と、処理水の海洋放出について有権者の説得に自信を見せる。ただ、選挙戦では「課題はいろいろあるが、双葉郡に国際教育研究拠点を整備することを訴える」としている。

■ポスターにも違い

処理水に対する選挙戦での両者のスタンスは、ポスターにも如実に表れている。熊谷氏は「海洋放出中止」としているが、吉野氏は「第2期復興・創生へ」と記し、処理水の文字は見当たらない。

だが、選挙区内で処理水問題を重視する有権者は少なくない。漁業関係で働くいわき市の50代男性は「最優先課題は、新型コロナウイルス対策と処理水。投票は市民を第一に考えてくれるかどうかで判断したい」と話す。

選挙戦で、処理水問題を前面に押し出す熊谷氏と、地元の復興推進を強調する吉野氏。有権者の判断が注目される。(芹沢伸生)

3733チバQ:2021/10/24(日) 22:39:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101800726&g=pol
【点描・永田町】「選挙前倒し」首相決断の舞台裏
2021年10月24日18時30分

衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸
衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

記者会見する加藤勝信官房長官(当時)=1日、首相官邸

 史上初の衆院議員任期満了後の総選挙が19日公示・31日投開票の日程で実施される。第100代の岸田文雄首相が命運を懸ける政治決戦だが、永田町では選挙日程を前倒しした首相決断の思惑や舞台裏が注目の的だ。新政権の党・内閣人事も含め、党内への配慮ばかりが目立った首相の「唯一最大のサプライズ」(自民幹部)と受け止められているからだ。そもそも9月29日の自民党総裁選での岸田新総裁誕生の段階では、次期衆院選投開票日は11月7日か14日に絞られており、公職選挙法の手続きなどを踏まえ「最短でも11・7投開票というのが政界の常識」(自民幹部)だった。しかし、首相は土壇場で選挙日程前倒しを決断した。甘利明自民党幹事長らを含め、首相側近ですら「10月4日朝に知らされた」と口をそろえる。「まさに首相の独断」(自民幹部)だったことは間違いない。
 ただ、経過を振り返ると「さまざまな伏線があった」(首相側近)ことも明らかになった。首相側近は「総裁選告示後の早い段階から、岸田新政権誕生を前提に政治日程の事前調整に着手していた」と証言する。その窓口となっていたのは、菅義偉前政権で首相官邸を仕切る立場だった加藤勝信前官房長官だ。加藤氏は9月21日に当時の菅内閣が臨時国会の10月4日召集を閣議決定した際、岸田氏陣営とも調整の上で、会期を11日間として10月8日所信表明、同11日から3日間の衆参代表質問の日程を、森山裕国対委員長(臨時国会まで続投)を通じて野党に提示した上で、合意取り付けを目指す方針だったとされる。
◇“ご祝儀相場”狙いの「逆転の発想」だが…
 ただ首相は、その時点では衆院選投開票日について11月7日か同14日で迷っていた。ポイントは10月30、31日にイタリア・ローマで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議への出席。第2次安倍晋三政権で歴代最長の4年7カ月も外相を務めた首相にとって、国際舞台デビューの絶好の機会だったからだ。出席を決めれば、11月7日投開票では選挙中の外遊となるため、帰国後の11月2日が公示日となる14日投開票も有力な選択肢に浮上した。その一方で、総裁選で首相が掲げた「数十兆円規模の大型経済対策」の早期策定のためには、その土台となる補正予算、来年度予算の編成遅れは許されず、財務省幹部も「11月7日投開票がぎりぎり」との判断を示していた。これを踏まえ、首相もいったんは「11月7日」で心を決めたとされる。
 しかし、加藤氏が事務当局に確認した上で提案したのが、10月31日投開票案。憲法や公職選挙法を踏まえれば、「衆院選投開票は解散から40日以内」「選挙手続き上、解散から投開票まで23日以上が必要」というのが基本だ。ところが事務当局は「首相が事前に解散の日時を明示すれば、それを前提に投開票日を設定するのは手続き的にも可能」との見解だった。「解散後に投開票日を決めるのではなく、事前に解散日と投開票日を決めておくという逆転の発想」(総務省)だ。
 首相は「衆院任期満了後の空白はできるだけ短くすべきだ」と日程前倒しの理由を力説する。しかし、「ご祝儀相場での選挙戦突入と、『決断する岸田』の誇示を狙ったのは明らか」(自民選対)だ。さらに、ワクチン接種加速で、投開票日まで感染者数再拡大はないとの計算もにじむ。ただ、「周囲も欺く奇襲作戦が国民に見透かされるリスク」(自民長老)は拭えない。安倍・菅長期政権の“負の遺産”を抱え、野党が政権交代を叫ぶ「10・31衆院選」。考え抜いた首相の“独断”が吉と出るか凶と出るかは、「結果を見るまで分からない」(同)のが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月18日号より】。

3734チバQ:2021/10/24(日) 22:40:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102400425&g=pol
自民、単独過半数うかがう 立民上積み、共・維堅調―衆院選情勢【21衆院選】
2021年10月24日21時42分


 衆院選の投開票を31日に控え、時事通信社は全国の支社・総支局の取材などを基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。定数465議席のうち、公示前勢力で276議席の自民党は議席を減らし、単独過半数の233議席をうかがう状況だ。立憲民主党は公示前の110議席から上積みし、共産党と日本維新の会も議席を増やす見通し。
【特設】衆院選2021

 ただ、自民党と野党・無所属候補の対決区のうち136の選挙区が接戦で、終盤の情勢によって結果が大きく変動しそうだ。
 自民党は、候補者を立てた277選挙区のうち、110選挙区で当選圏に入っている。接戦区では71選挙区がやや優勢。比例代表は前回の66議席を上回る勢い。
 公明党は前職を立てた9選挙区のうち、大阪、兵庫で四つを確保し、残り五つは激戦。比例は前回の21議席から上積みする公算が大きい。与党で見ると、岸田文雄首相が勝敗ラインに掲げる過半数(233議席)を超え、常任委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数」の261議席に届く可能性がある。
 立民は候補を擁立した214選挙区のうち、18選挙区で議席確保のめどが立っている。比例は公示前の62議席には届かず、40〜50議席を視野に入れる。
 共産は沖縄で議席を維持する見込みで、比例は公示前の11議席から伸ばす勢い。維新は大阪で5議席を固め、比例は前回の8議席から大幅増を見込む。
 国民民主党は4選挙区で当選圏内。れいわ新選組は比例で1議席獲得する可能性がある。社民党は沖縄で1議席を確保する見通し。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得のめどが立っていない。

3735とはずがたり:2021/10/25(月) 10:15:12
自民4区北村氏公認決定 岸田総裁の意向働く 衆院選長崎
2021/10/16 09:51 (JST)10/17 11:12 (JST)updated
c 株式会社長崎新聞社
https://nordot.app/821913082832093184
長崎新聞 <HP特集>

公認候補になり選挙戦への意気込みを語る北村氏=佐世保市本島町の選挙事務所(右)、報道陣に「推薦していただいた方々の気持ちに応えられず残念」と語る瀬川氏=県庁議会棟(左)
 衆院選長崎4区の自民党の公認候補は、8選を目指す前職の北村誠吾氏(74)に決まった。西海市区選出の県議で前県議会議長、瀬川光之氏(59)の公認を求める動きが表面化して約2カ月。最後は北村氏が所属する派閥トップの岸田文雄総裁(首相)の意向が大きく働いたようだ。
 「誠にありがたい。感謝の気持ちでいっぱいです」。15日午後7時すぎ、佐世保市の事務所に姿を見せた北村氏は硬い表情で話し始めた。だが記者の質問が進むにつれ、時折笑顔を見せる場面も。「瀬川氏と溝を深めた覚えはない。お互い元ラガーマンなので、ノーサイドを実現したい」と述べ、挙党態勢を呼び掛ける意向を示した。
 先月18日、北村氏は県連の選挙対策委員会の意向調査(投票)で瀬川氏に敗れ、常任総務会は瀬川氏の公認申請を了承した。だが北村氏を推薦する佐世保支部は「大票田の(佐世保の)意向が反映されていない」と納得せず、党本部に再考を求める文書を提出した。
 「自信が確信になった」(同支部関係者)。先月29日、岸田氏が新総裁に選出されると、北村氏側は息を吹き返した。県連の決定に納得できない佐世保市の県議らが今月初めに上京し、岸田氏から党役員に指示が出ていることを確認したからだった。
 ◆
 党本部の公認の判断基準は(1)現職優先(2)県連の意見(3)勝てる候補-の3項目。(1)は北村氏、(2)は瀬川氏が該当する。
 複数の関係者によると、(3)の目安となる直近の党の情勢調査でも瀬川氏が北村氏を上回った。だが党本部は(1)を重視し、いったん「北村氏公認」の方針を固めた。北村氏に保守票を一本化すれば野党候補に勝てるとの判断があったとみられる。これに対し、瀬川氏側の意向を受けた複数の国会議員が巻き返し、いずれも公認せず双方が出馬する案が浮上。その状態で15日の党選対会議が開かれ、最後は一任を取り付けた岸田総裁や甘利明幹事長らが決定したという。
 県連の山本啓介幹事長は記者団に「非常に残念」と答えた後、「地方の声が、県連の声が、と(公示が目前に迫っているため)申し上げる時間がない」とやり切れなさを抑えるように語った。
 瀬川氏を推していた地域支部の関係者は懸念する。「佐世保支部の幹事長だった萩原活(ひろし)氏は北村氏を支えるはずだったのに出馬を決めた。北村氏は本当に選挙態勢を作れるのか」
 ◆
 「推薦していただいた多くの人々や組織の思いを受けてここまで来た。大変残念な気持ち以上の気持ちがある」。県庁議会棟5階の会派室で記者団の取材に応じた瀬川氏は心境をこう述べた。「党本部は(情勢調査の結果など)内容を分かっていながら決定したのだろう」と悔しさをにじませた。
 瀬川氏は4分ほどやりとりした後、「ご迷惑をお掛けしました」と頭を下げた。会派室を出た直後、記者団に「追いかけてこないでね」と声を掛け、喫煙所へと下りていった。

3736チバQ:2021/10/25(月) 10:51:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1c5d15d7aece361cd30bf1aa8ba8b29437a92ee
トヨタ労連、立民離れ…共産共闘に拒否感「もはや敵だ」と反発も
10/25(月) 8:45配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 旧民主党の「牙城」とされる愛知県で、全トヨタ労働組合連合会(全ト)の支援を受けてきた古本伸一郎前衆院議員(愛知11区)が衆院選不出馬を決めたことが、立憲民主党内に波紋を広げている。全トが与党と関係強化に動く中、立民の党名を隠して全トとの連携維持を図る候補も出ている。

【写真】厳しい表情で衆院選の不出馬を表明する、トヨタ労組出身の古本伸一郎氏

 「自動車産業を守ることは国を守ることだ。古本さんの不出馬はショックだが、自分が自動車産業をしょって立つ」

 24日、同県西尾市で開かれた決起集会で、立民候補はこう語り、支持を訴えた。演説の中で「立民」と言及したのは1度だけ。のぼり旗にも党名はない。全トに「党を表に出さない」と約束して支援を受けていることを意識したためとみられる。

 陣営では、「古本氏の不出馬は、全トの組合員に『自民党に投票してよい』とのサインになる」との危機感が強まっている。

 古本氏は全トに加盟するトヨタ労組出身。6期連続当選し、財務政務官などを歴任した。昨年9月の旧立民と旧国民民主党の合流には加わらなかったが、立民会派に所属していた。

 一方、約35万人の組合員を抱える全トは、2012年に民主党が下野した後も、古本氏ら同党出身議員の支援を続けてきたが、今年1月に自公両党と連携する方針を打ち出した。自動車業界がカーボンニュートラルへの対応など変革を迫られる中、「政策実現のために与党とも連携すべきだ」との声が強まったためだ。

 衆院解散日の14日、愛知県豊田市で行った記者会見で古本氏は不出馬を表明。同席したトヨタ労組の西野勝義執行委員長は「(各政党とは)是々非々で連携を模索していく」と述べた。

 全トが与党との連携に動いた背景には、立民と共産党の共闘に対する拒否感もある。立民は共産と歩調を合わせて大企業に対する課税強化などを主張しており、全ト内には「立民はもはや敵だ」との反発も出ている。

 巨大労組の方針転換に対し、党内からは「愛知11区だけの問題にとどまらない」(若手)と不安視する声があがっている。

3737チバQ:2021/10/25(月) 10:53:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dfeb8ea2ee34d4561a4c7be690157a63ef3c1d4
衆院選長崎3区・五島市 因縁の3候補 火花散らす 三者三様「負けられない」
10/25(月) 10:00配信

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長崎新聞
候補者と一緒に気勢を上げる市民=五島市内

 離島5市町を含む衆院選長崎3区。とりわけ長崎県五島市は、自民前職の谷川弥一候補(80)と無所属新人の山田博司候補(51)の出身地。立憲民主新人の山田勝彦候補(42)の父で元農相の正彦氏はここで生まれ育ち、谷川氏とはライバルだった。博司氏は正彦氏の秘書を務めていたこともある。21日には、この因縁の3人が同時に現地に入り、火花を散らした。
 「新しい時代には新しい政治家が必要。もうそろそろ五島を代表する政治家の世代交代が必要ではないでしょうか」。五島港公園で演説した山田勝彦氏は、傘寿で7期目を狙う谷川氏を意識して声を張り上げた。選挙カーにはキャッチフレーズとして「もう変えんば」と記している。
 谷川氏も負けていない。「この異常事態に『もう変えんば』とか抽象的な言葉でいいのでしょうか」。JAごとう本店駐車場で聴衆に向け、傘で雨をしのぎながらこう問い掛け、人口流出など島の課題に継続し対応する必要性を強調した。
 この日、新聞各紙が情勢調査で、勝彦氏との競り合いを報じていた。別の場所では、国境離島新法などの実績を挙げ「五島のため、日本のため仕事をする人が誰なのか。簡単に譲れない。『もう変えんば』という声を押し返してください」と訴えた。
 勝彦氏の父正彦氏とは、初当選した2003年から過去4回の衆院選で激突。うち3回は、敗れたどちらかが比例復活する接戦を演じてきた。
 その地盤を勝彦氏が受け継いだが、離島では父ほどの勢いはない-こうした見方が谷川陣営に一時広がっていた。業界団体幹部は、危機感をにじませた谷川氏の演説を聞いて「安泰という空気があった。もう1度呼び掛けを強める」と表情を引き締めた。
 勝彦氏は父の支持者の後押しも受け、保守層が厚い離島の切り崩しを図っている。「五島の選挙、大変厳しいが、相手の背中が見えてきた。過去の実績を語る政治家よりも新しい五島の未来を語る政治家を」と畳み掛ける勝彦氏。一緒に島を巡った陣営関係者は「雰囲気が変わっている。そこそこいける」と追い上げに手応えを感じていた。
 同じ日、山田博司氏は市内の事務所で出陣式に臨んだ。組織戦を展開する谷川陣営を念頭に「皆さん、いろんなしがらみを断ち切って自分たちの政治を取り戻すんです」と語気を強めた。
 政党同士の攻防とは一線を画し、大きな団体の支援もない。だが、定数1の県議選五島市区で自民候補を5回連続で下してきた。「相手は県議選でも、有名な国会議員を何人も応援に連れてきた。でも全部はね返した」(後援会幹部)との自負は強い。
 かつて正彦氏の秘書だった博司氏。正彦氏の次男が立候補したことに「私が一番嫌いな世襲をやろうとしている」と批判の矛先を向けた。
 一方、勝彦氏は博司氏には目もくれず、「あくまで谷川氏を追う」(陣営幹部)スタンス。陣営は「保守票を博司氏が獲ってくれれば、谷川氏と勝彦の差が縮まる」とそろばんもはじく。谷川氏は街頭演説で「元秘書が(国会議員の息子の)敵に回る-そんな人と仕事ができますか」と暗に博司氏を批判した。
 選挙手法も離島振興策も三者三様。五島市の70代男性は五島から国会議員を代々輩出してきた経緯に触れ、「離島を考えてくれる政治家が地元から出るのは心強い」と指摘。その上で「3区全体での勝敗だけでなく、離島ではお互い負けたくないだろう」と胸中を推し量る。
     ◆ 
 3区には諸派新人、石本啓之氏(52)も立候補している。

3738チバQ:2021/10/25(月) 13:57:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f8ea6cd519b4516859d46953a103bed8fcf0ae
衆院選:注目区を行く【神奈川9区】〝後継〟に対し〝刺客〟
10/25(月) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)斉藤温氏、中山展宏氏、笠浩史氏、吉田大成氏

 「前神奈川県知事の松沢成文です。彼は政治活動の同志であります」─。衆院選公示日の19日夕、小田急線新百合ケ丘駅前で、松沢がこう紹介したのは日本維新の会新人の吉田だ。

 松沢はかつて9区選出の衆院議員。民主党(当時)から出馬した2000年衆院選では12万票余りを獲得し、次点の自民候補をほぼダブルスコアで退けるなど強固な地盤を築いた。

 転機は03年。知事選に松沢が出馬し初当選を果たすと、同年の衆院選では後継としてテレビ局記者だった笠が立った。これまでの選挙でも松沢は笠の応援にたびたび駆け付けてきた。

 17年の前回選では希望の党(当時)の結党メンバーとして2人が並んで設立会見に参加。“同志”ぶりを見せていたが、その後松沢は維新、笠は無所属とたもとを分かった。

 関係者を驚かせたのは昨年8月。維新の県組織代表(当時)の松沢は、9区に自身の秘書を務めた元県議・吉田の擁立を発表。笠に対する“刺客”とも映る中、松沢は「笠さんを維新に誘ったけど、自民党入りも取り沙汰され、彼の政治方針はよく分からず一緒にはできないと判断した。前から9区での挑戦を希望していた吉田さんを応援することにした」と説明する。

 笠は今年8月の会見で誘いがあったことを認め「維新が嫌なのではなく、選挙区で自民に絶対勝たなくてはいけない」と強調。9月に立憲民主党に入党した。

 吉田の応援演説では、松沢の元に以前からの支持者が声を掛ける場面も少なくない。一方で笠陣営には松沢票の流出は最小限にとどまるとの見方が強い。

 今月16日の笠の事務所開き。幹部を含め松沢時代からの後援会メンバーが顔を並べた。陣営幹部は「松沢さん時代からの支持者で離れたのはほんの少し。やはりとどめはあの選挙」とつぶやく。松沢は8月の横浜市長選に参院議員を辞職して出馬し、8人中5番目と惨敗。「松沢さんこそ何がしたいのか分からない。今は完全に笠さんの組織だ」と後援会幹部は断言する。

 「今まで4回挑戦し、一度も小選挙区で勝ったことがない。毎回あと一歩で涙を飲んだ。なんとか小選挙区で勝たせてほしい」

 週末でにぎわう23日の新百合ケ丘駅前。自民前職の中山の街頭演説会で選対本部長を務める党県連幹事長の土井隆典は強く訴えた。

 中山は岸田新内閣で国土交通副大臣に就任したことをアピール。党広報本部長の河野太郎、党副総裁の麻生太郎らが応援に入るなど、党のてこ入れが進む。

 自民関係者は「松沢票がどう割れるのかは分からないが、この構図で勝てなきゃもうチャンスはない」と危機感をあおる。

 9区は野党共闘を進める立民と共産党が競合する選挙区でもある。共産県委員長・田母神悟は候補者を取り下げなかった理由を「笠さんと市民連合とで政治的立場が違う」と説明した。新人・斉藤は駅頭や団地などを回り、子育て支援や女性の貧困対策などを訴えている。=敬称略

神奈川新聞社

3739チバQ:2021/10/25(月) 14:00:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/66ed0663604079b28e47fc1905200bc7b1e8b45b
銀座・カジノ、不祥事の代償 自民離れた2人のその後 神奈川1区、東京15区【注目区を行く】
10/24(日) 7:37配信

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時事通信
街頭演説に集まった聴衆=21日、横浜市(一部、画像処理してあります)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下での東京・銀座の高級クラブ訪問、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職―。

【主な経歴】松本 純(まつもと じゅん)氏

 衆院選では自民党を揺るがせた二つの不祥事にも国民の審判が下る。厳しい批判を浴び、離党に追い込まれた当事者2人の払った代償は大きい。(敬称略)
 ◇無所属の悲哀
 「軽率な行動を取ってしまった。誠に申し訳ありません」。21日昼のJR桜木町駅前。神奈川1区から無所属で出馬した前職の松本純は、神妙な表情でこう口にした。

 松本が聴衆に謝罪したのは、深夜のクラブ通いのことだ。党国対委員長代理だった今年1月、緊急事態宣言下で不要不急の外出自粛要請が出ている夜8時以降に銀座のクラブを訪れていたことが発覚。離党勧告を受け、2月に離党した。

 地元の反発は激しかった。「松本、出てこい」。事務所には外から罵声が浴びせられ、1日100本に上る抗議の電話が鳴り響いた。とても活動できる雰囲気ではなく、夏前にようやくおわび行脚を開始。だが、女性を中心に拒絶反応は消えていなかった。

 無所属は政党公認と異なり、選挙運動の制約が多い。法定はがきや街頭で配るビラの枚数が政党公認より少なく、政見放送にも出られない。何より松本にとって当たり前だった党の全面支援を受けられない。比例代表に重複立候補し、小選挙区で敗れた場合に復活当選する道も閉ざされる。

 公示直前には復党も取り沙汰されたが「批判は確実。あおりを受けて何十人も犠牲になる」(関係者)と衆院選への影響を危惧する声が噴出し、幹事長の甘利明は見送りを表明した。

 派閥で仕えた副総裁の麻生太郎やその盟友である元首相の安倍晋三、同じ神奈川県選出の河野太郎らが応援に駆け付けるが、「1票でも負けたら落選」。後がない陣営に余裕はない。

 立憲民主党前職の篠原豪は「有権者からは真面目に政治をしてほしいという声を聞く」と力を込める。日本維新の会新人の浅川義治は、街頭で第三極としての存在をアピールする。

 ◇出馬辞退
 IRをめぐる汚職事件で9月に実刑判決を受けた秋元司は、自民党離党後も無実を訴え、東京15区から4選出馬を目指していた。党本部に「無所属で戦いやすい環境をお願いしたい」と、他の公認・推薦候補を立てないよう何度も働き掛けた。

 だが、事件の影響で自民内では、秋元以外の擁立を模索する動きが進行。衆院選で旧希望の党などから出馬し、過去3回秋元と戦った柿沢未途の名前が挙がった。柿沢は所属していた衆院の立民会派を離脱。出馬準備を整えた。

 一方、柿沢と長年対立してきた地元の拒否反応は強く、柿沢の動きが表面化すると、都連は愛知県が活動拠点の元職、今村洋史の公認を党本部に申請。最終的に党本部が出した結論は「2人を無所属候補とし、推薦する」という折衷案だった。事実上の自民分裂の構図だ。

 秋元は蚊帳の外に置かれた。しかし、自らも出馬し乱戦になれば、野党を利する可能性もある。「私が出馬すると政党政治を否定する行為につながる」。秋元は公示前日の18日に記者会見し、不出馬を表明した。

 繰り返される「政治とカネ」の問題。秋元の事件は結果的に地元に混乱をもたらした。「どちらをやればいいのか」。2人の無所属候補を前に自民支援者からは戸惑う声が出ている。

 ◇漁夫の利狙う
 別の選挙区から15区に移ってきた立民元職の井戸正枝は、IR事件を念頭に「利権構造の中で政治を行ってきた」と自民を批判、分裂による漁夫の利を狙う。維新新人の金沢結衣の陣営も「自民票が割れてくれれば」と語る。

 ◇立候補者名簿
 【神奈川1区】
 浅川義治 53 元市議    維 新
 松本純  71 元防災相   無 前
 篠原豪  46 元市議    立 前
 【東京15区】
 桜井誠 49 政治団体代表 一 新
 井戸正枝 55 元兵庫県議  立 元
 柿沢未途 50 元予算委理事 無 前
                推(自)
 猪野隆 56 元国税庁職員 無 新
 今村洋史 59 医師     無 元
                推(自)
 金沢結衣 31 元会社員   維 新
 吉田浩司 61 会社員    無 新
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。維=日本維新の会、無=無所属、立=立憲民主党、一=政治団体日本第一党、自=自民党。丸かっこは推薦政党。

3740チバQ:2021/10/25(月) 14:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b5f511d14989839cd6805ec9f7a16af73568ddb
衆院選:注目区を行く【神奈川6区】公明不出馬で構図一変
10/24(日) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)串田誠一氏、青柳陽一郎氏、古川直季氏

 「自民党、公明党の連立与党にこれからもお任せいただきたい」─。20日、横浜市保土ケ谷区の上星川駅前。自民の古川は公明の市議と街頭演説に立ち、力を込めた。

【写真】街頭に立つ神奈川6区の立候補者ら

 神奈川県内で唯一、公明が公認候補を立ててきた自公連携の象徴区の構図が一変した。出馬予定だった公明議員が緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブを訪れたことが発覚して今年2月に議員辞職。自民が実に25年ぶりに候補を擁立したからだ。

 この日は、6区を地盤に当選7回を数える元職で、公明県本部代表の上田勇も古川の激励に訪れた。旭区では市議を7期26年間務め知名度がある古川だが、保土ケ谷区では「全く無名の新人候補」(古川)。上田は古川を与党候補として多くの地元経営者らに紹介し、同区選出の自民市議の後援会幹部と選挙カーで「比例は公明党、6区は古川直季」と訴えた。

 「懸命に耕し育ててきた地盤」。公明の支持母体・創価学会の幹部が語るように、6区内には公明の組織票が埋まる。支援の見返りとして古川陣営には自民支持層から公明への比例票をどのくらい出せるのか「見積もり」が求められている。公明関係者は「自民が言葉だけでなく、どれだけこちらの選挙に協力するかだ」と厳しい。

 23日には前首相の菅義偉が同区内に古川の応援に入った。公明とのパイプが太いとされる菅は「野党共闘と公明・自民の連立政権の戦い。大接戦なんです。(古川は)初陣で知名度はないが将来性は間違いない」と支持を求めた。

 一方、前回衆院選で上田を破って小選挙区を制したのが、立民の青柳。相手が自民に代わったことで青柳陣営は「自公政権批判票の受け皿の役割が明確になった」とみている。

 「おーっと、4人連続で受け取りました。野球でいったら猛打賞」。20日夕の三ツ境駅前での街頭活動。有権者が政策チラシを受け取ると、立民の県議がマイクで盛り上げた。

 政権交代を求める民意の「風」を感じるという青柳は、その背景に8月の横浜市長選での勝利が評価されたと分析する。

 街頭演説で青柳がコロナ対策やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)反対を掲げた立民推薦の新人候補が当選したことに触れると、聴衆から大きな拍手が上がった。青柳は「この勢いで国政も変えていき『政権交代』に結び付けたい」。

 前回比例復活した維新の串田は、自民、立民に割って入り、第三極としての存在感を示そうと躍起だ。陣営の一人は「前回までと違う構図になり、私たちが付け入る隙が出てきた」と前を向く。

 自民が初めて議席を獲得できるのか、野党が連勝するのか。自民関係者は「四半世紀ぶりの挑戦で組織づくりから始め、ようやく体制が整ってきた。これまで(自民候補がいなくて)行き場を失っていた票を掘り起こせるかが勝敗の鍵」と語った。=敬称略

神奈川新聞社

3741チバQ:2021/10/25(月) 14:07:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9976715bfea2c992122dff87da69113086278d06
「政治とカネ」、世代交代で苦心 議席獲得へ背水の公明 広島3区、東京12区【注目区を行く】
10/23(土) 7:12配信

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時事通信
街頭演説を聞く人たち=17日、広島県安芸高田市

 「私の血の95%は自民党だ」。

 集会の出席者は驚いた。発言した候補が公明党の斉藤鉄夫だったからだ。なりふり構わず必死に訴える斉藤の表情には危機感があふれる。戦いの舞台は、2019年参院選をめぐる大規模買収事件で揺れた広島の3区だ。(敬称略)
 ◇事件の影響まだある
 同区では元法相河井克行が長年議席を維持してきた。しかし、河井は参院選に絡む公職選挙法違反の罪に問われ自民を離党。そこで公明は比例代表中国ブロックで当選を重ねる党副代表のベテラン、斉藤を押し込んだ。自民広島県連は猛反発。「野党が勝てば候補のいすは(自民に)戻る」。斉藤が与党統一候補に決まっても、自民に協力する空気は乏しかった。

 さらに、河井の妻案里=自民離党=の当選無効に伴う4月の参院広島選挙区再選挙は自民が敗北。斉藤を取り巻く状況は悪化するばかりだった。

 雰囲気が一変したのは9月の自民総裁選で地元広島選出の岸田文雄が勝利し、今月4日に首相に選出されてからだ。斉藤が岸田内閣の国土交通相に就いたことも大きい。

 地元政界に強い影響力を持つ県議会議長の自民中本隆志は「岸田政権の国交相を落とす理由はない」と号令をかけ始めた。首長や県連関係者の支援が加速。岸田も応援に駆け付けた。

 公明支持票だけでは当選ラインに届かない斉藤にとって、いかに与党としての一体感を高められるかが勝負の鍵を握る。斉藤が「私の血の95%は自民党」とアピールしたのは15日に開かれた自民の集会だった。高校時代に創価学会に入り、自民村議だった父から猛反対された過去も明かした。

 公明の小選挙区候補は比例と重複しておらず、負ければそこまで。斉藤陣営は「まだ事件の影響はある。厳しい戦いだ。僅差の勝負になる」と気を引き締める。

 立憲民主党は共産党と候補を一本化し、新人のライアン真由美を擁立、「クリーンな政治」を掲げ再選挙に続く連勝を狙う。現地入りした立民代表枝野幸男は21日、「広島出身の総理が出ても事件の反省はない。政治を変えよう」と政権交代を呼び掛けた。

 ◇「太田党」継承
 約20年にわたり、公明前代表太田昭宏が「太田党」と評される地盤を築き上げてきた東京12区。公明は後継に幹部候補の岡本三成を立てたが、候補を長年出せない自民からは不協和音も聞こえ、世代交代は容易でない。

 「力を貸してください」。20日、東京・JR大塚駅前で絶叫する岡本の姿があった。09年から毎回出馬している野党統一候補、共産池内沙織に対し、小選挙区初挑戦の岡本は知名度で劣る。

 公明は丹念に積み上げられた太田の個人票を継承させようと岡本の公認を19年に決定した。だが、昨年から新型コロナウイルス感染が拡大。満足に引き継げない状態が続き、陣営は「太田でなければ支援しないという声は多い」と頭を抱える。

 危機感を強めた太田は地元を離れず、企業・団体回りに専念することを決断。全国から応援依頼が舞い込む太田が選挙区に張り付くのは異例だ。

 一方、地盤が重なる自民前職高木啓の陣営には冷めた空気も漂う。今回も比例東京の名簿上位に登載されたが、地元では太田の引退後、自民に選挙区を渡す密約があったともささやかれる。公明側はこれを否定するが、自民支持者からは「いつまで公明のものなのか」との声が漏れる。

 池内は岡本に真っ向勝負を挑む。21日のJR赤羽駅前の街頭演説には、09年に太田を破り現在は立民参院議員の青木愛が参加し、激励。共産書記局長小池晃は「力を合わせ自公政権を少数に追い込む」と意気込んだ。東京進出の足掛かりとしたい日本維新の会は、保守票の切り崩しで勝機をうかがう。

 ◇立候補者名簿
 【広島3区】
 大山宏     73 元会社員   無 新
 矢島秀平    29 ベーシスト  N 新
 斉藤鉄夫    69 国交相    公 前
                    推(自)
 玉田憲勲    64 医師     無 新
 ライアン真由美 58 元会社役員  立 新
 瀬木寛親    57 ラジオ司会者 維 新
 【東京12区】
 岡本三成 56 元外務政務官 公 前
                 推(自)
 阿部司  39 元会社員   維 新
 池内沙織 39 党中央委員  共 元
                 推(れ)
※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。N=NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で、公=公明党、自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、共=共産党、れ=れいわ新選組。丸かっこは推薦政党。

3742チバQ:2021/10/25(月) 14:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/55e57272fe081a0aeaae1bf3df887e5fa8e4ceab
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
10/23(土) 6:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)中西健治氏、小林丈人氏、藤村晃子氏、木佐木忠晶氏

 「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

【写真で見る】出陣式や街頭での神奈川3区の候補

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

神奈川新聞社

3743チバQ:2021/10/25(月) 14:08:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/74431709dd3e5afad4192209e9c11db02de3810d
最激戦区神奈川7区 “総裁候補”の右腕VS野党共闘 一騎打ち
10/25(月) 12:29配信


 シリーズ「総選挙」です。最激戦区の一つとされている神奈川7区。野党共闘によって選挙区の構図が大きく変わるなか、与党候補が頼ったのは“あの人”でした。



立憲民主党 中谷一馬候補
 「TBSさんですよね。どうもお世話になります」

 自転車にまたがり選挙区内を回るのは、立憲民主党・中谷一馬候補(38)。菅直人元総理の秘書を経て立憲の初代青年局長を務めるなど若手の注目株です。その中谷氏が出馬する神奈川7区をめぐっては、大きな変化が起きていました。

立憲民主党 中谷一馬候補
 「この選挙区自体は元々自公で過半数は超えたことがない選挙区。野党がいつも割れて負けてた選挙区。今回実は野党の一本化が図られて与党との一騎打ちの構図になっている選挙区情勢」

 野党共闘で“一騎打ち”となった激戦区ということで、立憲・幹部も応援に熱が入ります。

立憲民主党 蓮舫代表代行
 「岸田さんでは自民党を変えられない。これまでの問題には蓋をするだけです。みなさんが国会の景色を変えてください」

立憲民主党 中谷一馬候補
 「安倍、菅、岸田、長期に渡って続いた政権が、権力を乱用し政治に奢りと緩みをもたらした。みなさん、この神奈川7区から与野党を拮抗させる政治を作っていきましょう」

 陣営は枝野代表の応援入りも希望していて、党を挙げて勝利を目指します。

 一方、今回、5期目を目指す自民党・鈴木馨祐候補(44)は、“野党共闘”を批判します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「日本が信頼されるような国にするために適した政権はどこですか?立憲民主と共産の政権じゃないと思います。自民党公明党の政権じゃなきゃ、これ、できないんじゃないでしょうか」

 これまで、財務副大臣や党の財務金融部会長を歴任し、こちらも中堅・若手の中で一目置かれる存在です。その鈴木氏がキーワードに掲げるのが「改革、断行」。

岸田首相(所信表明演説)
 「大切なのは『成長と分配の好循環』です」

 実は、岸田総理の所信表明演説中に「改革」の文字は一度も出てきませんでした。鈴木氏は、自民党が「改革」に後ろ向きとは見られたくないと話します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「改革であったりとか自由貿易とか、キーワードとして若干弱くなっている気がします。当然、岸田さんも同じ事は考えていると思いますけども、明確に打ち出していかなくてはいけないと私は思っています」

 その鈴木氏とビラで一緒に写っているのが河野太郎氏です。鈴木氏は、先の総裁選で敗れた河野陣営の要として活躍。今回の総選挙でも改革色の強い河野氏と2か所を回り、深い絆を前面に打ち出しています。

河野太郎前行革相
 「次(の総裁選)は頑張りたいと思います。その時に私の右腕である鈴木馨祐がいないと私も困る」

 与野党一騎打ちの状況に、有権者はどう判断を下すのでしょうか。(25日10:13)

3744チバQ:2021/10/25(月) 14:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/65c6eabc378529b91997f522637ccb9265e15135
票はほしいが、「カラー」は敬遠…つかず離れずの野党共闘
10/25(月) 10:23配信
 衆院選(31日投開票)は野党共闘の成否が情勢を左右する様相が強まっている。九州でも野党の候補者一本化で自民党と互角の戦いに持ち込んでいる選挙区が増加。ただ、立憲民主党などは擁立を見送った共産党票を得たい一方で、「共産に近づけば離れる票もある」とのジレンマも。選挙戦終盤に向け、微妙な距離感で成り立つ共闘がどこまで深まるかが焦点となる。

【一覧】立候補一覧

 選挙戦で唯一の日曜日となった24日午後。福岡市・天神の警固公園に福岡1〜3区の立民の候補者が並び立った。立民、国民民主、両党を支持する連合福岡の合同演説会。連合福岡の会長は「立民、国民の力を合わせて与党の議席を減らそう」と結集を呼び掛けた。2、3区に候補者を擁立しなかった共産関係者の姿はなかった。

 共産票は各選挙区に2万票程度とされ、激戦区ではその行方が勝敗を占う。一方で、連合内には労働運動を巡って対立してきた共産への抵抗感も根強く、「共産関係者と一緒に並んだら応援できない」(福岡県の民間労組幹部)との声も聞かれる。共産との共闘を前面に出せば、保守層が離れるリスクもはらむ。

 福岡県内の11選挙区のうち、共闘する野党が候補者を一本化したのは6選挙区。自民前職と激戦を展開する福岡10区の立民前職は19日夜、北九州市で開いた出発式で「共産からも政策が同じ所は力を合わせようとお話をいただいた」。前回は僅差で自民前職に敗れて比例復活。共産候補と合わせた野党の得票は自民を上回っていた。今回は共産が擁立を見送り、票の上積みに期待する。

 2016年の参院選から野党共闘に取り組む熊本。立民熊本県連の鎌田聡代表は23日、熊本2区で共産新人の街宣車に立った。共産の小池晃書記局長と並び「お互いに力を合わせて頑張ろう」と激励したが、演説後すぐに車上から降り、小池氏の演説を見届けると、「時間がない」と足早に立ち去った。距離感に腐心する。

 長崎では、国民と共産が競合する1区以外の3選挙区で立民に一本化。立民、国民、社民の県組織は「実質的に推薦以上の協力」と結束を強調するが、市民団体が共産を含めた野党4党に呼び掛けた共通政策の合意は実現しなかった。

 野党候補が一本化されても、当落線上を行き来する立民の候補者は少なくない。立民の関係者は「共産票が自民に流れることはない。政権批判票は集約される」と語った。

 (華山哲幸、松本紗菜子、岡部由佳里)

3745チバQ:2021/10/25(月) 14:36:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf226caecc27b4e90976dc727830e6fb43b89be6
【衆院選】自民vs立憲vs維新、大阪独自の三つどもえ激戦区・大阪10区
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 大阪10区の候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。

   ◇   ◇   ◇

JR高槻駅前、立民前職の辻元清美氏(61)がピンクのマイクを握り、声を張り上げた。「くさいものにはフタをする政治でいいのでしょうか」。森友・加計学園、桜を見る会の問題を指摘し、「長期政権のうみを取り除くには、与野党を伯仲させてください」と訴えた。

加計学園の獣医学部新設計画で「行政がゆがめられた」と告発した元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が応援に駆けつけ「安倍内閣が日本の教育を破壊した。敵を作って、社会を分断するのは安倍政治であり、維新政治」と切り捨てた。各社の序盤の情勢調査では同区で2連勝中の辻元氏の先行が伝えられるが、「あくまでも序盤の数字。維新の勢いがすごい」と陣営は気を引き締める。

維新新人で元府議の池下卓氏(46)は辻元氏を意識して「パフォーマンスだけでは国民の生活は良くならない。大阪での改革を全国に広げていく」と対抗心をみせる。公示前の14日には、吉村洋文副代表(大阪府知事)が早々と応援に入り、JR高槻駅前で「高槻にはメチャ強い人がいる。名前は言いませんが、辻元さん。強いんだ、こりゃ」。コロナ禍で一躍、全国区になった「吉村人気」を背景に、現有10議席からの躍進を狙う維新にとって大阪10区は最重点区だ。

外科医で自民前職の大隈和英氏(52)は菅、岸田両政権で厚生労働政務官に起用され、新型コロナウイルス対策に取り組んできた。

23日には三原じゅん子前厚生労働副大臣、この日は青山繁晴参議院議員が応援入り。25日には安倍元首相が応援に入る予定。街頭で大隈氏は「犯罪を犯すことのない国会議員を選んでほしい」と強調し、「大阪は改革、改革で焼け野原」と維新政治を批判する。青山氏は「戦うドクター・大隈を国会に戻してほしい」と訴えた。【松浦隆司】

3746チバQ:2021/10/25(月) 14:37:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca74c2690658d9c5a66d407de2b7bd18979ea84
【衆院選】激戦の東京5区 若宮氏vs手塚氏大接戦で安倍元首相ら大物参戦
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 東京5区の立候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学省事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

    ◇    ◇    ◇

大激戦区がさらにヒートアップしている。現職閣僚の若宮氏と、ライバル手塚氏、日本維新の会の新人田淵正文氏が立候補したが、事実上の若宮氏対手塚氏の拮抗(きっこう)する一騎打ちだ。情勢一変へ、自民党は若宮氏の応援に安倍晋三元首相、茂木敏充外相ら大物を投入。安倍氏は東京・三軒茶屋駅前で沿道を埋めた聴衆を前に危機感をあらわにした。「大変な接戦になっている。明日にでも投票所に行って若宮さんに一票を投じていただきたい。お友達やお父さん、お母さん、ご主人や奥さんや、子どもたちを連れて。また恋人も連れて、昔の恋人も探し出して、どうか投票所に足を運んでいただきたい」と、ウケ狙いも交えて訴えた。

若宮、手塚両氏は同区で4度目の対決となる。前回2017年の衆院選は若宮氏が約2100票の僅差で制し、手塚氏は比例復活。14年、12年もいずれも若宮氏が制し、手塚氏は落選。これまで若宮氏の3戦全勝だが、今回は情勢が違う。

5選を目指す若宮氏は大臣就任で「知名度が格段にアップした」(若宮陣営)とするが、一方で公務優先のため、平日の選挙活動は午前8時〜9時台、午後は夕方以降が中心となり、街頭での活動量が減少した。

ライバルに対し、手塚氏は野党統一候補として追い風を受ける。手塚氏は7月の都議選でも党幹部として野党共闘を主導し、「手応えがある」(手塚陣営)。若宮氏とは対照的な「どぶ板作戦」を積極的に展開。手塚氏はこの日も駅頭で自ら、約300枚のビラを1時間半ほどで配布し、「10回目の選挙戦ですが、短時間で、これだけ手渡しをしたのは初めて」と手応えを口にした。 【大上悟】

3747チバQ:2021/10/25(月) 15:05:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc3a9926cea8596144bcba5bc6d5238405ccd5b6
【衆院選】山本太郎氏が立民・吉田氏招き「手打ち式」因縁の東京8区で演説
10/22(金) 21:38配信

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日刊スポーツ
東京8区から出馬を撤回したれいわ新撰組の山本太郎代表が、同区の野党統一候補となった吉田晴美氏を激励した(撮影・大上悟)

選挙戦も残り9日となった22日、野党共闘を巡ってドタバタ劇の東京8区で、れいわ新撰組の山本太郎代表が初めて街頭演説を行った。最終的に野党統一候補となった立憲民主党の吉田晴美氏をゲストに招いて「手打ち式」を催した。

山本氏は11回目の当選を目指す難敵の自民党石原伸晃元幹事長の消費税政策を批判し、「吉田晴美ならば消費税は5%に減税。石原家のご子息ならば消費税15%。東京8区にお住まいの方には吉田晴美、この人しかいませんよ。必ず選挙区で勝たせてください」と連呼した。グータッチで壇上に招かれた吉田氏も「野党統一候補として、戦わせていただくことの責任の重みと感謝の気持ちで一杯です」と頭を下げた。

山本氏は8日、同区からの出馬表明したが、立民などと最終合意に至っていなかった。前回2017年の衆院選で初挑戦ながら石原氏相手に約2万3000票差と善戦した吉田陣営は出馬準備を進めており、支持者からの猛反発を受けた山本氏は4日後に小選挙区からの出馬を撤回し、比例代表東京ブロックからの出馬を決定した。

ドタバタ劇は一応の決着となったが両陣営には、しこりが残った。両氏のそろい踏みを水面下で調整したが、選挙戦4日目まで、ずれ込んだ。山本氏は「吉田さん、支援者のみなさんにご迷惑かけたので」とわびたが、「吉田さん支持層が比例で全面的にれいわに流れるかは微妙」(関係者)する指摘もある。

前回衆院選の同区で立民と共産党候補の得票を合計すると石原氏に約1100票差まで迫る計算で、れいわ支持票も加わる。野党共闘に危機感を示す石原氏はJR高円寺駅前などの拠点で街頭演説を行い、外交・安全保障政策などで持論を訴えた。日本維新の会の新人候補笠谷圭司氏も波乱を狙う。「必ず国会に行きます」と決意を示した吉田氏に、山本氏は「衆議院でお会いしましょう」と応じた。「永田町の空気を読まない。あなたにとってのミサイル山本太郎を国会に着弾させてください」と怪気炎を挙げたが、激戦区で野党共闘の微妙な空気は、どこまで一本化されるだろうか。【大上悟】

3748チバQ:2021/10/25(月) 15:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffa5c3d41ec5de94cea0e1b4516e8f1c9132d31b
10.31衆院選 長野3区 最激戦区!? 「因縁の対決」構図再び
10/22(金) 19:34配信
NBS長野放送
資料 国会議事堂

衆院選のシリーズ「候補走る」。22日は3区です。立候補したのは、届け出順に立憲民主党・新人の神津健さん。自民党・前職の井出庸生さん。NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で新人の池高生さんの3人です。長野県内最激戦区と目されていますが、これには理由があります。

衆院選 長野3区

小選挙区になって、初めて行われた1996年の総選挙。羽田孜さんと井出正一さんが議席を奪いあい、羽田孜さんが勝利。その後も羽田さんが議席を守ってきました。

衆院選 長野3区

2012年に羽田さんの後継の寺島義幸さんが当選しますが、2014年、井出正一さんの甥、井出庸生さんが議席を奪います。その後、井出さんは民進党、希望の党と移り、2017年には羽田家の後援会「千曲会」の支援も受けて当選します。

衆院選 長野3区 立候補者

ところが2019年、自民党に入りました。これに対し立憲と千曲会は羽田孜さんの甥、神津健さんを擁立。25年前の羽田対井出の構図が再び浮かび上がり、激しい選挙戦が繰り広げられています。

立憲民主党の神津健さん。21日は南佐久地域を回り、自公政権下で広がった格差の解消や政権交代を訴えました。

立憲・新・神津健さん(21日 南相木村):
「一部の強い者のみが豊かになっていき、格差がどんどん広がっていく社会をつくるのではなく、私たち一般庶民が暮らしの豊かさを実感できる暮らしの底上げを図り、格差を解消し、持続可能な支え合う社会を実現していきたい」

神津さんは羽田元総理の甥。去年亡くなったいとこの雄一郎さんに生前、勧められ、政治の道へ進む決意をしました。

前回、井出さんを支援した羽田家の後援会「千曲会」など陣営内では井出さんの自民入りに批判の声が上がっていますが、神津さんはこの日の街頭演説では触れませんでした。
しかし、記者が直接マイクを向けると・・・。

立憲・新・神津健さん:
「(井出さんは)向こう(自民)に行ってしまって、有権者の思いも途切れさせてしまったと思う。(「対井出」を)私自身は、あまり意識はしていない。『神津』対『井出』の戦いの中で、『羽田』が私のことも支援してくださっている」

立憲・新・神津健さん:
「まさに縁起を担いで…」

昼食は験担ぎの「とんかつ」。

立憲・新・神津健さん:
「おいしいです」

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生、羽田雄一郎先生の志を引き継いでまいります」

選挙戦で強調するのは、2人の遺志を受け継ぐ覚悟。「千曲会」のバックアップを受けながら、議席の奪取を目指します。

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生の『政権交代可能な政治を日本に定着させる』という志。雄一郎議員の『子どもの未来を守っていく』という志。私は引き継いで、今回の選挙戦を戦っています」

3749チバQ:2021/10/25(月) 15:09:33

自民・前・井出庸生さん:
「政策を実現する、地域の課題を解決する。2年前の自民党入りを含め、私自身のことを評価頂く、判断頂く、そういう選挙でもあります」

自民党の井出庸生さん。選挙戦では与党入りの説明もしています。

この日は軽井沢町や御代田町へ。街頭演説には自民入りを歓迎する自治体の長や公明党の議員が加わります。

立場は変わりましたが自身の姿勢は変わらないという井出さん。それを象徴するのが2010年の初出馬から使うタスキです。

自民・前・井出庸生さん:
「原点みたいなものなので。僕自身のやることは変わらないです。もともと有権者を男女とか年代とか、企業関係者だなんだとかっていうものを分け隔てなくやってきたので」

昼食は公園でサンドイッチを口に…

自民・前・井出庸生さん:
「この“映える”やつ、いただきます。(ニンジン)甘い。選挙になると野菜なくなるから…」

再び浮上した「羽田」対「井出」の構図には…

自民・前・井出庸生さん:
「自分は自分で自分のやること、訴えるべきことを最後までやるということかな」

コロナ禍で広がった格差是正や地域のインフラ・防災の整備などを訴えつつ、与党入りの決断に理解を求める選挙戦です。

自民・前・井出庸生さん(21日御代田町):
「応援の声、ご批判にも正面から向き合っていきます。積み重ねてきた活動は活動のための活動ではありません、思いを形にしていく、政策を実現する。この地域に根を張って日本のために、わが身を賭す覚悟で頑張ってまいります」

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の池高生さん。弱者を守る政策の実現を訴えています。

N党・新・池高生さん:
「(NHKの)集金人に苦しめられている弱い人、いじめを受けている弱い立場の人、ネット上で誹謗中傷を受けている弱い立場の人、こういう弱い立場の人を守りたい」

県内には選挙事務所を置かず動画投稿サイトで訴えを発信します。

N党・新・池高生さん:
「旧態依然とした自民党の悪いところが復活したと思います。かといって、立憲民主党が共産党と手を組むとか、国民の理解を得られるのか謎です。自民党の対抗となる政党、取って代わる政党ができないといけないと思っています」

3750とはずがたり:2021/10/25(月) 15:13:49
>関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。

>共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

公認候補ゼロの県で「異例の遊説」…国民・玉木代表、立民候補への支持は呼びかけず
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211025-OYT1T50106/
2021/10/25 12:24

 衆院選は24日、期間中で唯一の「選挙サンデー」となり、各候補は繁華街などで支持を呼びかけた。国民民主党の玉木雄一郎代表が三重県内入りし、四日市市内でマイクを握った。同党は県内の小選挙区に候補は立てておらず、比例票の掘り起こしを狙う。

 「失われた政治への信頼を取り戻したい。傷ついた日本経済を立て直して、働く人の給料が上がる経済を実現する。比例は国民民主党にぜひ投票を」。玉木氏はこの日夕、四日市市の近鉄四日市駅近くで街頭演説し、こう訴えた。

 公示後、主要政党の党首が県内に入ったのは玉木氏が初めて。県内の全4小選挙区に立憲民主党は公認候補を立てたが、国民はゼロで、候補不在での遊説は同党にとっても異例という。

 関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

 読売新聞が公示後に実施した序盤情勢調査で、国民は比例東海での議席獲得に向けて厳しい戦いとなっている。玉木氏は記者団に、「三重は前回参院選で選挙区の候補がいなくても比例票を多くいただいた重要な場所。比例票のテコ入れに来た」と説明した。

 県北部にはホンダやトヨタ系の自動車関連企業も多い。来年夏の参院選では、国民が支援を受ける自動車総連の組織内候補が改選を迎える。それだけに公示直前、愛知11区でトヨタ系労組を母体にする前議員が不出馬を表明した影響も懸念されるが、玉木氏は「小選挙区は対立を避け、比例選はそのままやるとの発言があった。影響はないし、ないようにしなければならない」と強調した。

 一方、県内では25日に、自民の安倍晋三元首相や小泉進次郎氏が公認候補の応援に駆けつける予定。ただ、現段階で岸田首相や立民の枝野代表らが来県する予定はない。ある陣営関係者は「大物の応援はありがたいが、まずは候補が地道に活動するしかない」と話す。

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3751チバQ:2021/10/25(月) 15:14:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/3401478ef392a73ccd373f4e5024b4d2f28619ff
戦いの構図 大阪選挙区① 1区〜6区
10/21(木) 19:30配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

1区(4人) 前新4氏が激突
大西宏幸54☆防衛政務官 自(岸)前 【公】
井上英孝50☆党組織局長 維 前
村上賀厚62☆会社役員 立 新
竹内祥倫39 党地区委員長 共 新

平成29年衆院選で勝利した自民前職の大西に、前回比例復活した維新前職の井上が挑む。立民と共産はそれぞれ新人を擁立した。

大西は「『商都大阪』の復活」を掲げ、経済政策や感染症対策、防衛政務官の実績をアピールする。

井上は維新の「身を切る改革」を強調。建設的な対案を出す政党として他党候補との差別化を狙う。

村上は消費税減税など個人消費の底上げによる経済成長を主張。若者向けに動画を配信し、浸透を図る。

竹内は分配重視の経済政策への転換を主張。森友学園問題を取り上げ、政権批判票の取り込みを狙う。

2区(3人) 前回と同じ三つどもえ
尾辻かな子46☆元参院議員 立 前
左藤章70☆党幹事長代理 自(岸)前 【公】
守島正40☆元大阪市議 維 新

前回衆院選と同様に自民、立民、維新の三つどもえの争いになった。

前回比例復活の尾辻は新型コロナウイルス対策で、医療体制や経済支援の拡充を訴える。共産の支援を受け、政権批判を強める。

左藤は、岸田文雄首相が掲げる成長と分配の好循環による「新しい資本主義」の実現を訴え、自公政権維持の必要性を強調する。

3期務めた大阪市議を辞職した守島は国政での行財政改革の実行を公約に掲げる。選挙区をくまなく回り、知名度向上を図る。

3区(4人) 公明前職に挑む
萩原仁54☆党府副代表 立 元
中条栄太郎52 会社役員 無 新
佐藤茂樹62 党幹事長代理 公 前 【自】
渡部結40 党准中央委員 共 新

10選を狙う公明前職に立民元職と共産、無所属の新人が挑む。

萩原は子育て支援や消費税減税を掲げ、公明に批判的な自民支持層の取り込みをうかがう。

自民と維新が候補者を擁立しない中、出馬した中条は保守層向けに憲法改正などを主張する。

自民推薦の佐藤はコロナ対策や2025年大阪・関西万博誘致をアピールし、自公政権継続を訴える。

渡部は政権批判票の受け皿を目指し、消費税減税や最低賃金の引き上げ、ジェンダー平等を訴える。

4区(4人) 経験者4人の激戦
清水忠史53☆党中央委員 共 前
美延映夫60☆元大阪市議 維 前
吉田治59☆元国交副大臣 立 元
中山泰秀51☆元防衛副大臣 自(細)前 【公】

自民、共産、維新の前職と立民元職という衆院議員経験者4人の争い。無党派層が多いエリアで、激戦が予想される。

清水は約9年に及んだ安倍晋三、菅義偉両政権を「冷たい政治」と批判。待機児童対策などを掲げる。

美延は改革路線を訴え、自民との違いをアピール。将来世代への支援も掲げ、浮動票を取り込む考え。

吉田はコロナ対策の充実と消費税減税などを主張。連合大阪の支援を受け、平成21年以来の勝利を狙う。

元防衛副大臣の中山は、日本周辺の安全保障環境に自由と民主主義を確立すると強調し、当選を目指す。

5区(4人) 前職に3氏が挑む
籠池諄子64 元幼稚園職員 無 新
大石晃子44☆元府職員 れ 新
宮本岳志61☆党中央委員 共 元
国重徹46 元総務政務官 公 前 【自】

4選を目指す公明前職に共産元職、れいわ新人、無所属新人が挑む。

籠池は森友学園をめぐる事件で検察当局に逮捕された経験から、司法制度改革を訴える。

大石は積極財政への転換による雇用安定や所得増、格差是正などを掲げ、現役世代への浸透を図る。

宮本は消費税減税や高等教育の学費半減を主張。立民とともに野党共闘を演出し、支持拡大を目指す。

自民推薦の国重は携帯電話料金引き下げの実績やデジタル化促進などを訴え、支持基盤固めを徹底する。

6区(3人) 前新3人が舌戦
伊佐進一46 元財務政務官 公 前 【自】
村上史好69☆元大阪市議 立 前 【れ】
星健太郎41 元市川市議 無 新

公明と立民の前職2人と無所属新人が争う。

伊佐はコロナ対策として国民1人あたり現金10万円の一律給付を公明主導で実現したと強調。安定した自公政権が必要だと訴える。

野党統一候補の村上は、れいわの推薦と共産の支援を受ける。消費税減税などを掲げ、政権批判票の受け皿を目指す。

星は情報技術の専門家としてデジタル化を進め、行政手続きを効率化すると主張。インターネットを通じた活動を展開している。

3752チバQ:2021/10/25(月) 15:16:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/93059e3e144055262b4ffa3283dcb09011490982
戦いの構図 大阪選挙区② 7区〜11区 著名候補が直接対決
10/22(金) 13:32配信

産経新聞
街頭演説に集まった人たち(一部画像処理しています)

31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)


7区(5人) 与野党5人が大混戦
奥下剛光46☆元市長秘書 維 新
渡嘉敷奈緒美59☆元環境副大臣 自(竹)前 【公】
川添健真39 党准府委員 共 新
乃木涼介57☆俳優 立 新
西川弘城56☆元府議 れ 新

自民前職に、立民、共産、維新、れいわがそれぞれ新人を擁立し、5人が争う混戦模様になっている。

前回に続いて立候補した奥下は、橋下徹・元大阪市長の特別秘書を務めていた経歴から改革を進める必要性を強調する。

渡嘉敷は4期の実績に加えて、吹田市のJR岸辺駅周辺で整備が進む北大阪健康医療都市(健都)を発展させると主張する。

川添は大学や専門学校の学費無償化を主張して、非正規労働者の格差是正を進めて自公連立政権からの転換を訴える。

乃木は俳優の認知度を生かして、時限的な消費税減税や所得減免除などを掲げ、政権交代を目指すとアピールする。

西川は、消費税廃止と積極財政で景気回復を実現すると主張。SNSなどを駆使した戦略で幅広い支持の拡大を目指す。

8区(3人) 新人三つどもえの争い
高麗啓一郎41☆元豊中市議 自 新 【公】
漆間譲司47☆元府議 維 新
松井博史53☆元議員秘書 立 新

緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブを訪れていたとして自民を離党した前職、大塚高司が公示1週間前に不出馬を表明。立民と維新が万全の準備を進めるなかで、〝不戦敗〟を避けたい自民は急遽、新人を擁立し、自民、立民、維新の3新人が激突する構図となった。前回は候補者を立てた共産は擁立を見送り、共産票の行方もカギを握りそうだ。

15日に豊中市議から国政出馬を表明した高麗は、コロナ禍で安定した社会を取り戻すために自公政権の維持が必要と主張する。

漆間は、府議時代に取り組んだ議員定数削減など身を切る改革を進めたことをアピールし、国政でも改革を進めると訴える。

前回に続く立候補となった松井は、飲食店支援などのコロナ対策を進めると主張し、自公政権との対立軸をつくると打ち出す。

9区(4人) 前新4人が5市町を奔走
原田憲治73 元防衛副大臣 自(竹)前 【公】
大椿裕子48☆元労組委員長 社 新 【れ】
足立康史56☆党幹事長代理 維 前
磯部和哉49 医師 無 新

過去3回にわたって激戦を繰り広げてきた自民と維新の前職に対して、野党統一候補として社民新人が立候補。さらには無所属新人も加わった。茨木市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町の5市町にまたがる広大な選挙区で、各候補が奔走している。

府連会長を務める原田はこれまでの実績に加え「コロナ対策で国民の命と暮らしを守ってきた」として政策実現力をアピールする。

労組委員長の経歴を持つ大椿は、格差社会や貧困問題の解消、非正規雇用を減らす政策、ジェンダー平等などを掲げる。

前回は比例で復活当選した足立は、大阪で維新が実現してきたとする改革の成果を強調し、選挙区での勝利を目指す。

開業医で在宅医療にも力を入れる磯部は、コロナ対策の強化や在宅医療の充実、子供の教育環境整備などを訴える。

10区(3人) 有数の激戦区で自立維が火花
辻元清美61☆党副代表 立 前
池下卓46☆元府議 維 新
大隈和英52☆厚労政務官 自(麻)前 【公】

前回に続いて、自民と立民、維新の3党が議席を争う府内有数の激戦区。前回は前職3人が争って立民が当選、自民が比例代表で復活、維新が落選と明暗が大きく分かれた。今回は維新が新人を擁立して雪辱を期しており、三つどもえの争いは激しさを増しそうだ。

高い知名度を誇る辻元は、党副代表として全国を回り、5%への消費減税などのコロナ対策を掲げて政権交代を訴える。

3期務めた府議から転身した池下は、行財政改革やコロナ対策などでの実績を訴え、「大阪から日本を変える」とアピール。

2回連続で比例復活している大隈は、厚生労働政務官としてコロナ対策の最前線に立ってきた実績を強調する。

3753チバQ:2021/10/25(月) 15:18:04

11区(3人) 著名候補3氏が激戦
中司宏65☆元枚方市長 維 新
佐藤ゆかり60☆元環境副大臣 自(二)前 【公】
平野博文72☆元官房長官 立 前

自民と立民の前職に維新の新人が加わり、知名度の高い3人が激戦を繰り広げている。

中司は地元出身を強調し、財政再建に取り組んだ枚方市長や府議の実績をアピール。「維新の改革で国政に風穴をあける」と街頭でマイクを握り、支持者らを回っている。

前回選挙に無所属で勝った党選対委員長の平野は、全国からの応援弁士の要請を保留。地元で「自民党政治を変える。いのちと暮らしを守る」と時限的な消費税減税などを訴える。

前回、比例復活した佐藤は京阪枚方市駅前で萩生田光一・経済産業相の応援を受けて演説。同駅前の開発などに予算を付けた実績を示し、「未来を選択する選挙」と支持を訴えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b576ada0f4441ae5bbc2047d978cef5f5c11203
戦いの構図 大阪選挙区③完 12区〜19区 激戦、混戦、因縁対決…選択行方は
10/24(日) 14:31配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

12区(4人) 維新前職VS各党新人
北川晋平34☆会社役員 自 新 【公】
藤田文武40☆会社役員 維 前
松尾正利62 党府委員 共 新
宇都宮優子45☆作曲家 立 新

2年前の補選で勝利した維新前職が優位に戦いを進め、自立共の新人が追う。

叔父の死去に伴う補選で敗れた北川は議席奪還へ、「空想のような政策の政党を選ぶか、実現政党の自公を選ぶか」と強調する。

藤田は大阪での維新の実績を訴え、「しがらみなく改革を進められるのは維新だけ」と維新支持層以外への浸透に力を入れる。

2度目の挑戦となる松尾は「アベノミクスで生じた格差と貧困をただす」と自公政権を厳しく批判し、党勢の拡大を図る。

宇都宮は「子供たちが夢や希望を持てる国を残す」と教育改革などに軸足に置き、消費税減税などを訴えて支持拡大を狙う。

13区(3人) 自民、3選なるか
宗清皇一51☆復興政務官 自(細)前 【公】
神野淳一45 元東大阪市議 共 新
岩谷良平41☆元府議 維 新

3選を目指す自民前職に対し、共産、維新の各新人が挑む。

宗清は国として「政治の安定」の重要性をアピール。新型コロナウイルス禍の中、「がんばろうと思う中小零細企業を支援する施策を打つ」と約束する。

神野は「誰もが安心して暮らせる社会を」と強調。「消費税減税」や「最低賃金を1500円へ」といった政策実現のほか、政権交代を訴える。

岩谷は経営者としての経験から公平・公正・効率の頭文字をとった「3K」社会の実現を提案。既得権打破などの「維新改革を国政に」と呼びかける。

14区(3人) 維新VS自民VS共産、三つどもえ
青柳仁士42☆元国連職員 維 新
長尾敬58☆元内閣政務官 自(細)前
小松久64 元府議 共 新

維新、自民、共産の3氏による議席争いが繰り広げられている。

元国連職員の青柳は、SDGs(持続可能な開発目標)を広めたと強調。「未来に責任を持たないと日本が持たない」と力説し、知名度向上を図る。

4選を目指す長尾は政権が掲げる「難しいことを分かりやすく」と訴え、支持を求める。インターネットでの発信も進め、若者ら無党派層の獲得を狙う。

元府議の小松は高校教諭の経験を強みに、「格差の是正」「教育の充実」などを強調。「命を守る政治を」と繰り返し、政権交代を呼びかける。

15区(3人) 前新3人が舌戦
加納陽之助41☆元国交省室長 自 新 【公】
浦野靖人48☆党広報局長維 前
為仁史72 党地区委員共 新

比例復活の維新前職、前職後継の自民新人、共産新人の3氏が争う。

加納は引退した竹本直一元IT・科学技術担当相の娘婿で地盤を継承。元国土交通省官僚としてまちづくりに取り組んだ経験を武器に知名度向上を図る。

浦野は前回、前々回と選挙区で敗れたが、比例復活しただけに、選挙区勝利が念願。維新の「身を切る改革」の大阪での実績や国政での実現を訴える。

為は野党連合政権実現を前面に打ち出して戦う。選挙区内を細かく回り、支持拡大に結び付ける狙い。演説で医療や福祉の充実などを訴えている。

3754チバQ:2021/10/25(月) 15:18:55
16区(3人) 5度目の直接対決
森山浩行50☆党役員室次長 立 前
北側一雄68 党副代表 公 前 【自】
西脇京子49 主婦 N 新

公明の北側と立民の森山が5度目の激突。その争いにN党新人が参戦した。

森山は「新型コロナ禍で傷ついた社会や経済を立て直す」と訴え、医療費や教育費の個人負担を軽減する政策を強調。党幹部の応援で支持拡大を狙う。

党副代表の北側は支持基盤を固めながら、保守層への浸透に動く。安全なまちづくりへ「防災、減災対策を国家の基本政策にしていく」と主張している。

西脇は街頭演説は行わず、政見放送やポスターを通じて少子化対策をアピール。教育の負担減や大企業の高卒採用枠義務化などを掲げている。

17区(3人) 維新前職に自民、共産が挑む
森流星38 党地区役員 共 新
馬場伸幸56☆党幹事長 維 前
岡下昌平46☆元内閣政務官 自(二)前 【公】

選挙区で当選3回の維新前職に、比例復活の自民前職と共産新人が挑む三つどもえの戦いだ。

初挑戦の森は労働環境の改善を掲げ、「働き方に苦しんでいる多くの人たちの声を国会に届ける」と主張する。野党統一候補として政権交代を訴える。

馬場は「分配と成長には改革が必要だ」と与党との政策の違いを強調する。党幹事長として全国を回る立場だけに、地元の維新市議らが不在をカバーする。

内閣政務官などを務めた岡下は「コロナワクチン接種事業やデジタル改革で成果を納めてきた」とアピール。党幹部らの応援で支持拡大に弾みをつける。

18区(4人) 維新の地盤崩せるか
遠藤敬53☆党国対委員長 維 前
神谷昇72☆元環境政務官 自(二)前 【公】
川戸康嗣46☆会社役員 立 新
望月亮佑29 党地区役員 共 新

維新の強固な地盤を自民が崩せるか。立民、共産はいずれも新人が挑み、激戦になっている。

遠藤は新型コロナウイルス対策のため「最小限のスタッフ」で選挙戦を展開する。街頭演説も減らす中、国会でコロナ対策を提案してきた実績をアピール。

神谷は前大臣らを招いた街頭演説などで支持固めを図る。「観光事業の振興に取り組み、所得と雇用の増加を図って泉州復活を目指す」と訴えている。

川戸は兵庫9区からのくら替え出馬。起業経験を武器に、会員制交流サイト(SNS)も活用して政策を発信するなど、若者層の取り込みを狙う。

望月は「政権交代により政治を転換することが、この社会で生き続けるために必要」などと主張。核廃絶の推進や男女の賃金格差是正などを唱える。

19区(4人) 前職不出馬で混戦模様
北村みき55 元中学教諭 共 新
谷川とむ45☆元総務政務官 自(細)前 【公】
伊東信久57☆医師 維 元
長安豊53☆元国交副大臣 立 元

3回連続当選した丸山穂高の不出馬で混沌。これまでの支持層が今回どう動くかが焦点で、4氏の争いは過熱している。

北村は街宣活動に力を入れている。「自公政権をこのまま続けるのか、政権交代を実現するのか」と争点の明確化を図りながら、支持拡大を期待する。

谷川は、総務政務官として新型コロナウイルスワクチンの調達を担うなどした実績を強調するほか、公明との連携を重視した選挙戦を展開している。

伊東は丸山の党除名を受け、大阪11区からくら替えした。医師の経験から新型コロナ対策に加え、「泉州の医療改革」を掲げ、維新支持層に食い込む。

長安は前回、旧希望の党公認で兵庫11区から出馬。今回出身地で勝利を期す。「自民政権には国民に寄り添う姿勢が感じられない」と政権交代を訴える。

3755チバQ:2021/10/25(月) 15:19:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/728bd9c9d00c90608267104a178c93b2294f4b0c
【東京3区】「石原3男」vs「戦う庶民派」vs「共産党のジャイアン」 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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多くのオフィスビルが建ち並ぶ品川区や大田区の一部、さらに伊豆大島や八丈島、小笠原諸島など東京の島嶼部を選挙区に持つ東京3区。4年前の衆議院議員選挙に続き、自民党前職で石原ファミリーの3男、石原宏高氏(57)と、立憲民主党前職で自身を“戦う庶民派”と称する松原仁氏(65)による激しい選挙戦が今年も繰り広げられている。

自民・石原宏高氏 初日から“人気者”の手厚い応援追い風に訴え
衆議院議員選挙が公示された10月19日夜、品川区の大井町駅前のデッキには100人を超える人だかりが出来ていた。その中心にいたのが石原氏だ。

「コロナで緊急事態宣言が毎回出たときに国民とのコミュニケーションが上手くいかなかった」「コロナが起こった当初、日本から中国にマスクを提供した。その後、日本でマスクが足りなくなったがマスクは中国で作られていて、輸入することが出来なかった」

前政権での課題と、多くの国民が経験したマスク不足の話を皮切りに経済安全保障の重要性などについて聴衆の前で訴えた石原氏。そして、ベージュ色のロングコートを身にまとった人物が石原氏のそばに近づいてきた。

「河野太郎さんが来られました。こんなにたくさんの人が河野さんの話を聞きたいと集まってくれました!」

前ワクチン担当大臣で、総裁選に出馬するも敗れ、自民党の広報本部長に就任した河野太郎氏だ。選挙戦初日、激戦が予想される東京3区に石原氏の応援のため駆けつけた。

「私の話はこれで止めます。でもどうかもう一度、国政に送ってください。そして河野太郎を総理大臣にさせてください。そのことを最後に申し上げて挨拶とさせて頂きます!」

石原氏はそう声を張り上げると、足早に演台を降りた。総裁選で石原氏は河野氏支持を当初から明確にした議員の1人だ。河野氏は「石原宏高さんに一生懸命努力を頂いた甲斐もあって東京では党員票で圧勝できた」と石原氏との親密さをアピール。そして「スマホで写真をたくさん撮って頂いて、宏高さんが一番ハンサムに映っている写真をSNSにどんどんあげてください」とユーモアを交えて呼びかけた。

公示日当日から“人気者”の手厚い支援を追い風に5回目の当選を狙う石原氏。一方、その石原氏と過去何度も激戦を繰り返し、直近3回の選挙ではいずれも僅差で苦杯をなめているのが立憲民主党の松原氏だ。

立憲・松原仁氏 “戦う庶民派” 地域に根ざした課題解決訴え支持拡大へ
「羽田航路の固定化回避、現実には出来ていない」

同じ19日の夜、品川区・大崎駅の改札前でマイクを握った松原氏は、“羽田低空飛行問題”から口火を切り、立ち止まった人々は頷きながら耳を傾けた。

陣営は「メインの関心事はいままではコロナだったが、感染者が減っている現状がある中で、今、地域の人が思う争点はどこなのか。空気をしっかりと読み切って発信していく」と話す。“羽田低空飛行問題”というチョイスによって、落下物の不安や騒音に悩む住民の意見を代弁する戦略だ。地域に根ざした意識の共有による草の根的な選挙戦を繰り広げ、票の掘り起こしと支持拡大を目指す。

「私は日本経済の活性化のために消費減税を訴える。財務省は税金を引き上げることで、相撲でいう“金星”をあげたと勘違いしている」

舌鋒鋭く拳を振り上げながら訴える松原氏。前回の選挙の雪辱を果たすため演説にも力がこもる。

共産・香西克介氏出馬で3つ巴の激戦に
一方で、今回の衆院選では多くの選挙区で、野党による候補者の一本化が進んだが、東京3区では野党共闘が成立しなかった。ブログで自身を“共産党のジャイアン”と称する香西克介氏(45)も立候補。公示日以降、香西氏は街頭で連日マイクを握り「リサイタル」と称する街頭演説を行うなど、精力的に活動している。

前回同様、自民・石原氏、立憲・松原氏、共産・香西氏の3つ巴の構図となった東京3区。コロナ・経済・外交、そして地域の課題など各候補者の訴えが開票日まで続いている。

(衆院選2021・東京都)

政治部

3756チバQ:2021/10/25(月) 15:20:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e353d0cc3c5ed9ea77d244f6fd385aa6d4e62b2
【茨城7区】様相一変で激戦必至 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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茨城7区は、15選を目指す立憲民主党前職・中村喜四郎氏(72)と、自民党前職・永岡桂子氏(67)の6回目の対決が軸となる。長く保守系無所属だった中村氏が立憲民主党に入党したことで、かつての「保守分裂」から一変し「与野党対決」の構図となった。さらに日本維新の会新人・水梨伸晃氏(42)も出馬する。

「無敗の男」の異名を取る中村氏は、1976年に初当選。議員失職した後も、後援会「喜友会」の組織力を背景に、通算14回の当選を誇る。

対する永岡氏は、2005年の衆院選に死去した夫・洋治さんの跡を継いで出馬。中村氏に選挙区で5回連続敗れるも毎回比例復活を果たしている。

「無敗の男」立憲から出馬で様相一変
今回、茨城7区の様相が一変したのは、中村氏が立憲民主党から出馬したためだ。前回の選挙まで3回連続で中村氏に推薦を出した公明党が永岡氏の推薦に転じた。永岡陣営は「選挙区内すべての首長と中村氏の長男の勇太県議を除いた県議全員から強固な支援をいただいている」と自信を見せる。

他方、中村氏は強固な後援会「喜友会」に加え、野党共闘で戦いに臨み、15回目の当選を目指す。

ベテラン2人が対峙する中、日本維新の会新人の水梨氏も「最後まで死力を尽くす」と支持拡大に奔走。「新しい政治への切り替え」を目指し、現役世代の票の獲得を狙う。

(衆院選2021・茨城県)

政治部

3757チバQ:2021/10/25(月) 15:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd578f531254082f33213696ab77acbbf3c6849a
支持・推薦…共産、立民候補支援に濃淡
10/24(日) 20:37配信

産経新聞
衆院選の街頭演説に訪れた有権者ら=24日午後、東京都武蔵野市のJR武蔵境駅前(佐藤徳昭撮影、一部画像を処理しています)

共産党は衆院選で野党共闘を重視し、多くの選挙区で立憲民主党の候補への一本化を図ったが、個別の候補者への支援態勢は一貫していない。「統一候補」として「推薦」する選挙区もある一方で、「支持」や「支援」にとどめる選挙区も少なくない。共産と対立関係にある支持母体の連合や保守層に配慮して共産と距離を置く立民候補もいるため、共産の支援態勢は地域や候補者によって異なるのが実情だ。

共産は今回、多くの選挙区で立民をはじめとする主要野党間の候補者一本化を図り、公示直前にも選挙区での独自候補擁立の取り下げを発表した。党は全289選挙区のうち213選挙区で一本化が実現したと発表している。

しかし、共産が全国の選挙区での野党共闘の対外的立場をまとめた資料によれば、共産以外で一本化した179選挙区のうち、「統一候補」と明確に位置付けたのは67選挙区にとどまった。そのほかは統一候補と明記せず、「支援」「支持」「応援」「自主投票」に分類するなど表現には濃淡がある。

党広報部は、野党統一候補について「党本部としての態度は『応援』だが、応援の内容は選挙区ごとに候補者紹介の際の表記には違いがある」と説明する。

例えば、自民、立民の一騎打ちの構図となった選挙区でも、栃木2、3、4区は「勝利のために力を尽くす」選挙区と位置づけているのに対し、青森3区は「『反自民』の立場から候補者を出していない」選挙区となっており、やや消極的ともいえる表現だ。

共産が独自候補の擁立を見送った京都3、6区の立民候補については「支援」や「支持」でなく、「自主投票」とした。

京都は伝統的に共産が強く、立民の地方議員は日頃から選挙や議会で共産と争う。「共産と共闘できるような地域情勢ではない」(立民の福山哲郎幹事長)のが実情で、立民京都府連は共産府委員会からの共闘に向けた協議の呼びかけに応じなかった。「自主投票」は、こうした地域事情を反映している。(広池慶一)

3758チバQ:2021/10/25(月) 15:22:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/75f182a91a4bea86cf00e2052bfe58846067b259
自民〝牙城〟に維新、立民 三つどもえの大阪2区
10/24(日) 20:16配信

産経新聞
衆院選は31日の投開票まで1週間を切り、最後の日曜日となった24日も、各地の選挙区で候補者が支持拡大に奔走した。このうち大阪2区(大阪市阿倍野区、平野区など)は、長く議席を確保してきた自民党の〝牙城〟に、日本維新の会と立憲民主党が挑む三つどもえの構図。大阪を地盤とする維新も、この区では過去3度、自民の後塵(こうじん)を拝しており、議席の行方が注目される。

 ■強固な地盤、自民

「遠慮なく写真を撮ってください。ビデオでもいいです。左藤章が一番ハンサムに写っているのをツイートして、インスタ(グラム)にも上げてください」

23日夜、阿倍野区の大型商業施設前。街宣カーに立った自民の河野太郎広報本部長は、100人を超える聴衆に会員制交流サイト(SNS)による情報拡散を呼びかけた。先の自民総裁選で岸田文雄首相を上回る最多の党員・党友票を集めた河野氏の来援に、岸田派所属の自民前職、左藤章氏(70)も「ありがたい極み」と感謝しきりだ。

大阪2区は中選挙区(旧大阪6区)時代から左藤家の強固な地盤。義父の恵(めぐむ)氏は郵政相や法相を歴任、義祖父の義詮(ぎせん)氏も大阪府知事を3期務めた。衆院議員通算5期の章氏も、平成21年の選挙こそ民主党(当時)候補に敗れたが、24年以降は維新も含めて議席を譲っていない。

だが今回、序盤情勢では維新新人の守島正氏(40)と競り合い、陣営も「今までで一番厳しい」と認める。章氏は新型コロナウイルスの大阪の死者数が東京に迫る勢いだとして、大阪府・市のトップを務める維新の行政運営を批判、「国民の命と暮らしを守るためにもこの戦いに勝たねばならない」と訴える。

 ■「吉村人気」が後押し、維新

左藤氏に挑む守島氏は、自民が公約に掲げる「分配」政策について「財源なきばらまき」と政権批判に多くの時間を割く。これまで維新の実質的な後ろ盾だった菅義偉(すが・よしひで)前首相が退陣、政党としての影響力の低下も指摘されるが、今回の衆院選は独自色を打ち出す好機ともいえ、自民との対決姿勢を鮮明にしている。

選挙区を構成する4つの区は、維新の看板政策だった「大阪都構想」の住民投票で過去2度、反対が賛成を上回り、大きな壁として立ちはだかったエリア。守島陣営は「ここを制すれば、維新伸長の象徴区になり得る」。

その大阪2区の立候補予定者として、昨年自ら名乗りを上げた守島氏は23年から大阪市議を務め、初当選同期の吉村洋文副代表(大阪府知事)から「大阪維新の会」の政調会長職を引き継ぐなど、党内きっての政策通として知られる。ただ大阪2区に含まれない東淀川区選出の市議だったため知名度不足は否めない。

もっとも、選対本部長ら陣営の2トップには、かつて左藤一族の秘書を務めた地元選出の府議と市議を据え、短期決戦で有権者への浸透を図る追撃態勢を整えた。市議は「左藤家に恩義はあるが政党からして今は違う。エースを投入した今回は絶対に負けられない」と力を込める。

 ■弱者の代弁者に、立民

組織力が強みの左藤氏と「吉村人気」を後押しにする守島氏に対して、立憲前職の尾辻かな子氏(46)は、コロナ禍で医療崩壊の危機が迫った大阪に医療従事者を派遣するよう国会で求め、政府の協力を取り付けたとして、コロナ対策の実績を強調。性的少数者(LGBT)の差別解消や同性婚の法整備なども掲げている。

今月20日には、全国区の知名度を誇る辻元清美氏が応援に駆け付け、街頭演説で「(社会福祉士、介護福祉士の資格を持つ尾辻氏は)働く現場の声がよく分かり、皆さんの立場でこれまで親身に活動してきた。寝ても覚めても尾辻を」と声を張り上げた。

今回は新党の立ち上げに伴う前回選のような熱気には乏しく、野党共闘の構図も4年前と変わらないが、前回比例復活を果たした尾辻氏は「国会で仕事をしてきた野党代表として、がんばっていく」と気を引き締める。

陣営幹部は「男性2人に女性が1人という構図。非正規雇用の女性をはじめ、弱い立場の代弁者として、支持を訴えかけていきたい」と話す。(北野裕子、小泉一敏、小川原咲)

3759チバQ:2021/10/25(月) 15:24:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5de455919e522b5a9ebfe9a5d967ffa3120f9bd4
岐阜5区「自民1強」構図に変化 ベテラン、若手が激突
10/24(日) 8:14配信

岐阜新聞Web
スーパーマーケットの前で買い物客らに向かい演説する候補者=23日午後、土岐市内

 衆院選の公示から初の週末を迎えた23日、11選を目指す自民前職に、野党の新人・元職3人が挑む構図の岐阜5区では、各候補がマイクを握り、舌戦を展開した。序盤情勢で立民新人今井瑠々候補(25)の猛追が伝えられた自民前職古屋圭司候補(68)は県外での応援演説を済ませて急ぎ個人演説会に駆け付け「攻撃こそ最大の防御」と支持者らに票の掘り起こしを求めた。今井候補は精力的に街頭演説などを進め「厳しい戦況だが、本気で挑んで勝ちにいく」と勢いに弾みをつけたい構えだ。維新元職の山田良司候補(61)と共産新人の小関祥子候補(68)も街頭に繰り出して無党派層への浸透を図るなど、中盤戦は熱気を帯びている。

 「地盤も看板もお金も知名度もないが、志はある」。今井候補は土岐市と瑞浪市を選挙カーでくまなく巡り、声を張り上げた。緑色のジャンパーとピンク色のスニーカー姿で、街頭に集まった有権者に駆け寄っては笑顔でグータッチを交わした。半年前から駅前などでの街頭活動に精力的に取り組み、企業経営者へのあいさつ回りも進めた。公示後は連日、朝から晩まで街頭に立って声をからしている。選対幹部によると、序盤情勢で接戦が伝えられると、陣営には「どこで本人の話が聞けるのか」との問い合わせが増えたという。今井候補は「厳しい戦況に間違いはなく、本気で挑んで勝ちにいく」と気を引き締める。

 古屋候補は、旧民主党が自民、公明両党からの政権交代を実現させた2009年衆院選で小選挙区で新人に敗れ比例復活で当選を決めたが、以降はいずれも大差で他候補を退けてきた。今回立民が擁立したのは全国小選挙区で最年少の女性。古屋陣営は序盤情勢を受け、未知数の新人候補に警戒感を強める。「比例復活当選を許さないくらい、圧倒的多数で勝利を」。23日夜に恵那市長島町で開いた個人演説会で選対幹部は力強く訴えた。古屋候補は、県外に応援に出ており、演説会には途中から合流。閣僚経験もあるベテランならではの制約もある中で「攻撃こそ最大の防御。『実現する政治』を実践させてほしい」と支援を求めた。

 自民県議の1人は「新型コロナウイルス下で、人が集まらなくても大丈夫という雰囲気があった」と油断していたことを明かす。22日に恵那市で開かれた集会では(刺客を差し向けられた)05年の郵政選挙を引き合いに、げきが飛んだ。陣営は「接戦との情報で組織が締まった」と受け止める。

 一方、維新元職の山田候補は自転車などで市街地を回り、共産新人の小関候補は各地を巡って支持を訴えた。

岐阜新聞社

3760チバQ:2021/10/25(月) 15:25:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/99d7025f58cfc337fc499b8618c7984bfba6b91f
千葉10区 立民VS自民、激しく競り合う
10/24(日) 7:50配信


産経新聞
千葉10区の選挙ポスター掲示板=23日、旭市(小野晋史撮影)

国際空港がある成田市、漁業が盛んな銚子市、東日本大震災の被災地の旭市などを抱える千葉10区には、いずれも新人の今留尚人氏と梓まり氏、立憲民主党前職の谷田川元氏、自民党前職で党前幹事長代理の林幹雄氏の4人が出馬した。「立共連携」で与野党対決の構図が鮮明になり、序盤戦は谷田川氏と林氏が激しく競り合っている。

「安倍政権から続いた経済政策で分厚い中間層が無くなった。それをわれわれは転換したい」

公示後初の週末となった23日。谷田川氏は選挙区の大票田、成田市で演説会を開催。自民党を批判した上で「政党よりも、地元のことを考えて行動し、結果を出してきた候補者を選んでいただきたい」と訴えた。

谷田川氏は、民主党(当時)が政権交代を果たした平成21年に林氏を破って初当選したが、その後は3連敗。31年に比例の繰り上げで2期目の当選を果たした。12年ぶりの選挙区奪還で3期目を目指す。野田佳彦元首相や蓮舫代表代行ら立民の大物が公示前から応援に駆け付けている。今回は野党連携が進む選挙戦。陣営関係者は「投票率が上がり、無党派層が投票所に足を運んでくれれば」と、票の上積みを見込む。

「幹事長代理として政治のど真ん中で働いてきた。その経験と人脈で地域と地元のためにしっかりと働きたい」。林氏は23日、旭市で演説会を開催。定員900人の大ホールをほぼ埋めた支持者にこう呼び掛けて支持を求めた。

さらに「成田空港の第三滑走路も銚子沖の風力発電も、幹事長室にいたから早く決められた」と、地域に恩恵を与えた実績を強調。銚子連絡道路の整備を加速する考えも示した。

自民の比例代表の定年は73歳。74歳の林氏は選挙区のみの出馬となり比例復活はない「まさに背水の陣」(陣営関係者)。後援会組織のほか首長や議員、支持団体がフル稼働している。23日に応援に駆け付けた同じ二階派の小林鷹之経済安保相は「(谷田川氏は)共産党の協力を得ている。『自衛隊は違憲』で日本は守れるのか」と訴えた。

無所属の今留氏はポスターなどで知名度向上を図り、諸派の梓氏は新党くにもり千葉代表として消費税ゼロや毅然(きぜん)とした対中政策を街頭で訴えている。

3761チバQ:2021/10/25(月) 15:26:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/74890ca7fbb1038b72073217ba301faeddd8e595
大塚高司氏、公示前の情勢調査「落選は確実」で不出馬…大阪8区は新人3人が争い構図
10/24(日) 6:00配信

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スポーツ報知
 今年1月に新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れていたことが発覚し、自民党を離党した3氏は今回の衆院選で、三者三様の状況を迎えた。神奈川1区の無所属・松本純氏(71)は、安倍晋三元首相ら自民の重鎮の応援を受けるが、これまでにない厳しい戦い。強固な地盤を誇る奈良3区・田野瀬太道氏(47)も気を引き締める。一方、出馬を断念した大塚高司氏(57)の大阪8区は、新人3氏による混戦となっている。

 「次男」の大塚氏は、公示1週間前の12日に不出馬を表明した。情勢調査で他候補に水をあけられ「落選は確実」(陣営関係者)だった。引退会見もなく自民はすぐさま、元豊中市議の高麗啓一郎氏(41)を擁立。立民は元議員秘書の松井博史氏(53)、維新は元大阪府議の漆間譲司氏(47)が立候補した。

 大塚氏の14、17年の選挙は、いずれも僅差の勝利だっただけに、新人3人による争いとなった今回は本命が不在。情勢は混とんとしている。高麗、漆間の両氏は、これまでの実績をアピール。松井氏は「いのちと暮らしを守る」を掲げ、支持の拡大を目指している。

 ◆大阪8区(豊中市)

高麗啓一郎 41歳 自民新
漆間譲司 47歳 維新新
松井博史 53歳 立民新

※敬称略、届け出順。年齢は31日の投開票日

報知新聞社

3762チバQ:2021/10/25(月) 15:27:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed632e7a7d3d3d0e5fd45bdf46919f7a6df80674
衆院選注目の選挙区 広島3区 「サイトー」メロディーで浸透図るも自公に残る火種
10/21(木) 23:31配信

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産経新聞
衆院選の序盤から与野党の党首が顔をそろえたのが広島3区だ。20日には首相で自民党総裁の岸田文雄と公明党代表の山口那津男、21日には立憲民主党代表の枝野幸男が現地に入った。自民の候補が出馬していないにもかかわらず双方が同区にこだわるのは、それぞれ深い事情がある。

「最後まで頼む」

岸田は20日夜、広島空港から帰京する間際に党広島県連幹部と面会し、念を押すように伝えた。求めたのは、広島3区に出馬した公明党所属の国土交通相、斉藤鉄夫への支援。岸田は空港に入る直前に広島市のJR緑井駅前で街頭演説に立ち、「斉藤さんとともに新しい時代を切り開いていく」と訴えた。

広島3区は、令和元年の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行の地元だ。自民が河井の後任候補選定を進めていた昨年11月、公明が機先を制するように斉藤の擁立を決めた。

広島は岸田の地元でもある。メンツをつぶされた岸田は自民党本部に駆け込み、当時幹事長だった二階俊博に「地元は公明に怒っている」と抗議したが、結局斉藤の擁立を認めざるを得なかった。公明の支持母体・創価学会は、岸田が会長を務める自民岸田派(宏池会)の議員に、選挙協力の打ち切りをちらつかせて揺さぶりもかけていた。

だが、今年9月の自民総裁選の結果、広島3区は首相のお膝元となり、自公協力の象徴区となった。自民県連幹部は「岸田内閣が発足した瞬間にガラッと雰囲気が変わった」と語る。

10月に発足した岸田内閣では公明の要望を受け入れ、斉藤を国交相に起用した。岸田は20日夕の街頭演説で、自民の「汚点」を逆手に取るように「誰よりもクリーンでまっすぐで、皆さんの期待に応えてくれる政治家が斉藤鉄夫さんだ」と訴えた。

参院広島選挙区選出の党税調会長、宮沢洋一は、広島3区で自民候補を擁立できなかった責任を取り、2月に広島県連会長を辞任した。今は「広島3区で公明と自民がぎくしゃくしたが、これを解決したのは両党の絆だ」と振り返る。

とはいえ、自公の間に火種が残っているのも事実だ。買収事件に関わった自民県議らは表舞台に立っていない。公明には自民県議らの支援に期待する声もあるが、公明県本部の幹部は「自民からは選挙買収に関わった県議らとは接触するなといわれた。こちらから支援を頼むこともない」と明かす。

斉藤が党幹事長や環境相を歴任した連立政権の大物といっても、広島3区では新参者だ。知名度不足も悩みの種となっている。

「サイトウ、サイト、サーイトー♬」

斉藤の集会では軽快なメロディーに乗せて名前が連呼されている。陣営関係者は「やはり名前が浸透していない。年配の人から気味悪がられるが、今はそんなことを言っている場合じゃない」と漏らした。

焦りを募らせるのは、新人のライアン真由美を擁立した立民も同様だ。広島3区は自民の「金権体質」を批判する上では絶好の舞台となるはずだったが、状況が一変したからだ。陣営幹部は「広島の首相が誕生し、相手は国交相になった。それまでは五分五分だと思っていたが厳しくなっている」と語る。

それでも枝野が21日に入ったのは、同区を重視している表れともいえる。枝野が意を砕いたのは、岸田政権の発足により「自公政権は変わった」というイメージの打ち消しだった。

演説では「広島の首相が出て、少しは期待している人もいるかもしれないが何も変わっていない。この間まで法相だった人がよりによって実刑。信じられない。それに対して、ろくな説明をしていない」と批判した。演説の最後に標的としたのは岸田や斉藤ではなく、元首相の安倍晋三や党副総裁の麻生太郎だった。

「安倍さん、麻生さんじゃなくて俺たちの声を聞け!」(児玉佳子)=敬称略

3763チバQ:2021/10/25(月) 15:29:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae23472fa1fc06cceb5aa5e5c2c02e7440747387
「銀座の大失敗」二つの風…逆風やまず謝罪行脚、雪辱への追い風
10/25(月) 10:13配信

西日本新聞
街宣車の上から無所属候補の松本純氏(左)への支持を呼び掛ける麻生太郎自民党副総裁=23日午後7時半ごろ、横浜市金沢区

 「無所属」と控えめに記されたのぼりが、秋の浜風にはためく。

 23日午後7時、横浜市・京急線金沢文庫駅西口。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下だった1月、深夜に東京・銀座のクラブに行ったことで批判を浴び、自民党離党に追い込まれた前職、松本純の顔に、苦戦の焦りがべったり張り付いていた。長らく自身の派閥で苦楽を共にした最側近の修羅場に、矢も盾もたまらず駆け付けたのが自民副総裁の麻生太郎だ。「(松本の)初当選の時から二十数年、ずっと一緒にいました。数少ない波長が合う相手です」。こう援護射撃をもらった松本。マイクを握ると「真摯(しんし)に反省、謙虚に再出発させてくださいと言い続けている」。8期目を目指す演説を、平身低頭に切りだした。


 逆風は弱まる気配がない。

 「銀座行くなら野毛で飲め」―。騒動後、神奈川1区内でポスターにこんな落書きが見つかった。横浜市役所にほど近い野毛は、昭和の香り漂うスナックや居酒屋が軒を連ねる歓楽街だが、コロナ禍の爪痕はいまなお深い。選挙期間中、なじみの一軒に顔を出した会社経営者の男性(41)は、銀座問題を「特権階級のつもりかよ」とばっさり。これまでは松本に1票を投じてきたが、「今回ばかりは考え直す」と言う。

 自民公認候補として盤石の勝ちを収めた前回、松本は公明党の推薦を得ていたが、今回はなし。公明議員が松本と同様の銀座クラブ問題で議員辞職しただけに、「応援すれば示しがつかない」(公明関係者)と静観されているためだ。比例復活の機会も与えられない。

 21日には、第2次政権で松本を国家公安委員長に起用した元首相安倍晋三が、JR桜木町駅前で「友情」の応援演説を行った。選挙ポスターには、大写しになった安倍の顔写真と「純さんをお願いします」のメッセージ。そして、松本は「自民系・無所属」を強調しつつ、謝罪行脚に徹する。第一声では、こう声を振り絞った。「何よりも許されないこの大失敗を生涯、私自身は背負っていかなければならない」

     ■ 

 松本に挑むのは、立憲民主党前職の篠原豪と、日本維新の会新人の浅川義治だ。

 前回、そして維新に所属していた前々回の衆院選で松本に退けられ、比例で救済された篠原。敵失が追い風となっている今回を「雪辱の最大チャンス」(陣営幹部)とみる。衆院解散日の14日には、立民代表の枝野幸男が全国1発目の遊説先として横浜市に入った。アベノミクス批判などに訴えの重点を置く篠原は、前首相菅義偉の退陣の呼び水となった8月の横浜市長選を立民推薦で制した市長、山中竹春とも密に連携。19日の出陣式には、山中が「篠原先生の勝利を心から祈念する」と祝電を寄せた。

 維新は、報道各社の情勢調査で公示前議席から伸ばす勢いを示している。首都圏でも勢力拡大を狙い、代表の松井一郎、前神奈川県知事で同党所属の参院議員だった松沢成文らが続々と、浅川の応援に入っている。陣営関係者は「同じ保守系として、自民の地方議員の後援者にも今回は浅川の支援に回ってくれる人がいる」と手応えを話す。

 =敬称略

 (前田倫之)

3764チバQ:2021/10/25(月) 15:29:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3355ce54fcd8250b871668d1fdfe567d2623afbf
総選挙、茂木外相の”密約”に大ブーイング…元秘書への「依怙ひいき」驚きの中身
10/25(月) 6:02配信

現代ビジネス
候補選びの出来レース
Photo by gettyimages

 「もとはと言えば、茂木さんのワガママが招いた混乱ですよ。真面目に応募して落ちた人には、何と説明するつもりなのか」(自民党栃木県連関係者)

【写真】岸田総理誕生の裏で「キングメーカー」を狙う安倍晋三がいよいよ動きだした

 衆院栃木2区で火種が再燃している。自民党は6月に行った公募の結果、五十嵐清元県議を公認することを決めた。

 だが五十嵐氏は県連会長を務める茂木敏充外務大臣の元秘書で、「他の応募者を茂木さんが引っ込めさせた、いわば出来レース」(前出と別の県連関係者)とされる。茂木氏が県連会長としての力を使い、依怙ひいきで公認を出させたと見られているわけだ。

 これに黙っていなかったのが、前々回の選挙まで同選挙区を守ってきた元農水大臣の西川公也氏である。長男の県議・鎭央氏が公募で敗れたことを不服として、盟友の二階俊博前幹事長に直接申し立て、自民党本部でも大騒動となった。

 事態を収めるために茂木氏と西川氏が取った方法は、「密約」をかわすことだったという。

 「9月末に茂木さんと西川さんが直接話し合った。その結果、『鎭央氏を北関東ブロック比例区候補とし、名簿上位で優遇する』との裁定が下されたのです」(自民党栃木県議)

 これで一件落着―と思いきや、今度は蚊帳の外に置かれた地元県議や支援者たちが怒りを噴出させた。

 もともと西川氏には度重なる違法献金疑惑に加え、収賄容疑で逮捕された過去もあり、不信を抱く関係者が多い。冒頭の県連関係者が言う。

 「鎭央氏は公募の選考で上位ではありませんでした。なのに、親が大物だからといって簡単に比例上位にねじ込むなんて、他の応募者にも有権者にもますます示しがつかない。

 『西川家の人間がまた出るなら、比例は自民党と書かない』という有権者も多いから、北関東ブロック全体の選挙情勢にも悪影響が出始め、困り果てています」

 選挙の結果次第では、県連会長の責任問題に発展する。茂木氏はひいきの高い代償を払うことになるかもしれない。

 『週刊現代』2021年10月23・30日号より

週刊現代(講談社)

3765チバQ:2021/10/25(月) 15:30:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/67601d819253a40c1fd547bfea5d50fc15e12882
宮城1区、議席死守へ党首次々 2区、支持固めへ批判の応酬
10/23(土) 6:00配信

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河北新報
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(上)

 超短期決戦となった衆院選(31日投開票)は中盤に入り、宮城県内6小選挙区の攻防が白熱している。自民党の候補者は政権継続による政治の安定を前面に押し出す。共闘する立憲民主党と共産党をはじめ、野党や無所属の候補者は刷新や改革を掲げて対抗する。1票の増減を巡る激闘の現場に入った。(敬称略)

[1区]

 初日の声量に、かつてない危機感がにじんだ。仙台市青葉区の中心街で19日あった第一声で、自民党前議員の土井亨は「批判を信頼に変える。必ず、必ず結果を出す」と絶叫した。

 公示直前の党世論調査で出遅れが伝えられた。「地域に合ったきめ細かい経済政策を怠った」と安倍政権の金看板だったアベノミクスの問題点を率直に認める一方、「国柄に基づく憲法改正が国会議員の使命だ」と断言。保守層へのアピールも忘れなかった。

 支援に半身だった党地方議員は「具体の条文を挙げない点は物足りない」と注文しながらも、納得した表情を見せた。

 「どんな子どもにもチャンスがある社会をつくるのが政治の使命」。立憲民主党前議員の岡本章子は20日、青葉区愛子の街頭に立ち、「命、子ども、暮らしを守る」というキャッチフレーズを繰り返した。

 隣に立っていたのは党代表枝野幸男。公示日に首相岸田文雄が来仙したことに触れ、「(宮城1区は)大接戦だから昨日は岸田さん、今日は私が来ている」と激戦ムードをあおった。

 憲法改正は岡本も19日、JR仙台駅前の街頭演説で言及。憲法53条に基づく国会召集要求を拒否した与党を「憲法違反の首謀者に憲法改正を任せるわけにはいかない」と切り返した。

 日本維新の会新人の春藤沙弥香は19日の第一声で、フードバンクなどでのボランティア経験を踏まえ「必要な人に必要な支援が届いていない」と子どもの貧困対策の強化を主張した。

 陣営は比例票の上積みも狙い、23日に来県予定の松井一郎代表(大阪市長)に加え、吉村洋文副代表(大阪府知事)の応援を党本部に求めた。

 無所属新人の大草芳江は市中心部で演説を重ね、科学教育の充実を訴える。

◇宮城1区立候補者

岡本章子 57歳 党県代表代行 立前①
春藤沙弥香 40歳 党役員    維新 
土井亨 63歳 元復興副大臣 自前④(公推)
大草芳江 39歳 NPO理事  無新 

[2区]

 コロナ禍で募る政治への不満票を掘り起こせるか。

 仙台市若林区のスーパー前で20日、立憲民主党元議員の鎌田さゆりは「過ちを過ちと認めざるを過ちと言う。庶民の暮らしは追い詰められている」と語気を強めた。選挙2日目に仙台入りした党代表の枝野幸男も「政治を表紙だけなく中身も変えよう」と加勢した。

 1316票差で涙をのんだ2017年の前回選に続く事実上の一騎打ち。都市型選挙で無党派層も多い。

 鎌田の演説はアベノミクスとアベノマスクの批判、貧困と格差が定番。枝野は「投票先をこれから決める層へのアプローチが勝敗を左右する」と見据える。

 選挙カーの助手席から上半身を乗り出し、大きく腕を振る鎌田。自転車も併用し、有権者との近さを演出。おはこの空中戦を臨機応変に繰り出す。

 「総理が初日に来るほどの厳しい互角の戦いだ」。JR仙台駅西口で19日、首相の岸田文雄と並んだ自民党前議員の秋葉賢也は、危機感をにじませた。

 21日には党広報本部長の河野太郎も駆け付けた。宮城野区で「次はいつ閣僚の声がかかってもおかしくない」と明言。首相補佐官、厚生労働副大臣を歴任した秋葉を持ち上げた。

 「共産党に政権を任せたら日本経済は自滅的。皆さんの命と暮らしぶりを守るのは自公政権以外ない」。秋葉は野党共闘に触れ、共産批判を繰り返す。自民支持層を固める筋書きだ。

 前回選は、党所属の地元議員との不和など足元が乱れ、薄氷の勝利を何とか物にした。この4年間で関係修復を図り、「100パーセントの連携ができれば、勝てるはずだ」(陣営関係者)。

 NHK党新人の林幸子は市内の街頭で子ども手当の拡充に言及し「子どもの未来を守りたい」と訴えた。

◇宮城2区立候補者

鎌田さゆり 56歳 党県副代表  立元②
秋葉賢也 59歳 元首相補佐官 自前⑥(公推)
林幸子 47歳 NPO理事  N新 

河北新報

3766チバQ:2021/10/25(月) 15:31:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/c666dd229e7a4d5d553aba511291f8fbf9095937
宮城3区、無党派層の取り込みが鍵 4区、野党共闘の是非が争点に
10/24(日) 6:00配信
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(中)

[3区]

 「相手が非常に伸びており、追い上げられている」。報道各社の序盤情勢調査が明らかになった21日、自民党前議員の西村明宏は蔵王町での演説で危機感をあらわにした。

 脳裏にあったのは、旧民主党の旋風で落選した2009年の衆院選だ。当時も共産党が候補者を立てず、民主候補との事実上の一騎打ち。「自民が下野したあの戦いと全く同じ状況が、今ここで起きている」と述べ、引き締めを図った。

 各地の遊説では地元首長と自民、公明両党の地方議員らが脇を固め、政権与党の太いパイプを誇示する。官房副長官などの要職を務め、インフラ整備で地域発展に取り組んできた実績を語り出すと止まらない。

 「(民主政権時代の)悪夢をよみがえらせないためにも勝ち抜く」。22日夜、岩沼市での個人演説会で拳を振り上げた。

 対する立憲民主党新人の大野園子は野党統一候補として、政権批判のボルテージを日増しに高めている。

 「自民は命と暮らしより選挙の顔を変えることを優先した。そんな政権に未来を託すわけにはいかない」。岩沼市の街頭で23日、つぶれそうな喉から声を振り絞った。足を止めた市民には「ぎりぎりで負けている。近所などにお声掛けを」と懸命に支持を訴えた。

 陣営では、19年の参院選宮城選挙区で立民候補の得票が自民候補を下回った郡部などのてこ入れを重ねてきた。党は代表の枝野幸男が白石市入りした20日、重点区に指定した。

 3区で候補擁立を見送り、比例代表の戦いに絞った共産が選挙区で大野への支持を呼び掛けるなどしており、基礎票の上積みをうかがう。選対幹部は「無党派層をどう取り込むかが鍵」と終盤戦をにらむ。

 無所属新人の浅田晃司は司法・行政改革を訴える。

◇宮城3区立候補者

大野園子 33歳 元会社員   立新 
西村明宏 61歳 元官房副長官 自前⑤(公推)
浅田晃司 74歳 農業     無新 

[4区]

 大通りから外れた住宅地の道路を一本一本なぞるように選挙カーが走る。

 自民党前議員の伊藤信太郎は22日夕方から夜にかけて富谷市北部を回り、「政治の原点は常に現場にある。地域の願いを与党の政策に反映する」と訴えた。

 先導するのは地元を知り尽くした党支部の役員。新型コロナウイルス下で集会を開かず、車で細かく地域を回る。行程は人口比などに基づいて練り上げた。

 陣営幹部は野党共闘について「政権批判の受け皿になった」と認めつつ、「4区では与党に比べて地方組織が弱く、協力の実態が見えない。それでは地域の声を拾えない」と断じる。

 「有権者の反応がいい。ビラを積極的に求められ、若い母親からも声がかかる」。共産党新人の舩山由美に同行する党県議は強調する。単独で戦う前回までとは異なり、野党統一候補の手応えを感じている。

 元保健師で医療福祉の専門家を自任する舩山は20日夜、塩釜市の病院で開いた演説会で「コロナ禍で防護服をごみ袋で代用し、命を削りケアに当たった」と医療従事者をねぎらい、感染症対策の拡充を訴えた。

 党が目標とする比例東北ブロックで初の2議席獲得には、4区での上乗せが必要。「選挙区で勝ち抜き、比例でも票を伸ばしたい」と演説を締めくくった。

 富谷市の商業施設前で22日昼すぎ、日本維新の会新人の早坂敦がマイクを握った。「格差を生み、何も変えられない」と政権与党を批判。野党の選挙協力は「政策が異なる党による談合だ」と切って捨てた。

 第三極としての存在を強調し、住宅街や商業施設周辺で組織に頼らない選挙戦を展開。この日2回目となる利府町での街頭演説を終え、「主要政党には変えられない今の政治への不満を肌で感じる」と口にした。

(敬称略)

◇宮城4区立候補者

伊藤信太郎 68歳 党政調会長代理 自前⑥(公推)
舩山由美 53歳 元仙台市議   共新 
早坂敦 50歳 党役員     維新 

河北新報

3767チバQ:2021/10/25(月) 15:33:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/08f7e9f9adf6e36177fdfd9651b70201d6a31937
宮城5区、共闘網に切り込む落下傘 6区、1次産業票巡り主張交錯
10/25(月) 6:00配信
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(下)

[5区]

 雄弁な語り口の端々に8選を重ねた実績と自負がのぞく。

 「政治のよどみを排除するには政権交代しかない。私に任せてほしい」。公示日の19日、立憲民主党前議員の安住淳は、大郷町の道の駅でビールケースの上に立ち、拳を突き上げた。

 東日本大震災で被災した沿岸部や農村部を抱える選挙区に序盤の2日間入り、街頭演説は23カ所に及んだ。旧民主党政権で財務相を務めた震災当時に触れ「がれき撤去から始まった復興の歩みを知らない人にこの地を託せるはずがない」と相手候補をけん制した。

 区割り変更で前回加わった松島、大郷、南三陸3町にも後援組織を設置。念願だった野党共闘態勢も敷き、票の上積みを狙う。他候補の応援で全国を回り、選挙戦最後の選挙区入りは26日の予定。あるじ不在の中、後援者らが支持者回りを重ね、票固めを図る。

 21日、女川町中心部のテナント型商店街。「今回はしっかりとした女性候補です」。町長の須田善明から太鼓判を押された自民党新人の森下千里は「皆さんと前進していきたい」と強調。1600回を超えるつじ立ちで日焼けした顔を引き締め、支持者ら約50人とグータッチを重ねた。

 政治経験ゼロの森下は宮城とは縁遠い「落下傘候補」。引退したタレント時代の活躍を知る有権者は多くはない。ハンディ克服を草の根戦術に懸ける。

 公示後2日間は内陸部の大崎市から震災の津波で被災した沿岸部まで選挙区をほぼ一巡。中盤は首長や地元議員との連動に軸足を移し、各自治体や党の支部組織を丹念に回る。

 終盤は党政調会長の高市早苗ら党幹部らのてこ入れを受ける予定。連日更新する会員制交流サイト(SNS)の投稿と併せ、若者や無党派層への浸透を狙う。

◇宮城5区立候補者
安住淳 59歳 党国対委員長 立前⑧
森下千里 40歳 元会社代表  自新(公推)

[6区]

 「大臣に選ばれなくて本当に良かった」。公示日の19日、故郷・気仙沼市に戻った自民党前議員小野寺五典は街頭演説の冒頭で笑いを誘った。

 一転、真顔になって真意を説いた。「今、私がやるのは(国より)古里のための仕事だ」。東日本大震災の被災地は新型コロナウイルス禍で二重の苦しみにあるとの危機感を示す。

 防衛相だった前回(2017年)は北朝鮮情勢対応に追われ地元入りできなかった。挽回するかのように、各地域の後援会組織に導かれて広い選挙区の田園地帯や集落を丹念に回る。

 序盤は米どころの内陸部に軸足を置いた。コロナ禍で地元の農業は米価下落に苦しむ。価格安定へ党が打ち出す過剰米の長期保管などの対策を強調し、農家の票固めを図る。

 選挙戦後半は全国応援で不在がちになるため、陣営は気を引き締める。

 共産党新人の内藤隆司は23日、農業地帯の大崎市古川で個人演説会を開いた。「米価下落に政府は有効な手だてを講じていない」。約40人の支持者を前に批判のボルテージを上げた。

 「野党連合政権が樹立されれば戸別所得補償を復活できる」と主張。東京電力福島第1原発事故によって発生した処理水の海洋放出に反対する姿勢も鮮明にし、第1次産業に最大限配慮する姿勢をにじませた。

 6区で初の野党共闘が成立したとして立憲民主党の支持者や無党派層へのアピールに懸命だ。共産の地方議員と連動して各地で街頭演説をこなし、2巡目に入っている。

 個人演説会も各地で行い、26日は古川中心部で共産党の書記局長小池晃と合同で街頭演説をする。28日は党参院議員の岩渕友と一緒に気仙沼市を回る予定で、小野寺の固い地盤に食い込みを図る。

(敬称略)

◇宮城6区立候補者
小野寺五典 61歳 元防衛相 自前⑦(公推)
内藤隆司 63歳 元県議  共新

河北新報

3768チバQ:2021/10/25(月) 15:35:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/952413278330911071c9c906fe868d17de1af41e
選挙区を歩く 東京1区 風吹かず? 看板区の行方
10/24(日) 20:55配信

産経新聞
東京1区立候補者の演説に耳を傾ける聴衆ら=19日午後、JR新橋駅前(内田優作撮影)

東京1区(千代田区、港区・新宿区の一部)は、選挙区内に国会議事堂や東京都庁などを擁する首都の看板区だ。平成24年以来、立憲民主党前職の海江田万里氏(72)と自民党前職の山田美樹氏(47)が火花を散らす。日本維新の会新人の小野泰輔氏(47)、無所属新人の内藤久遠氏(64)も加わり、前回までの乱立一転、4人の戦い。〝首都決戦〟は佳境に入った。

 ■野党共闘のはしり

「コロナとの戦いに明け暮れた1年8カ月はどういう毎日か。失望、怒り。このままではいけないという1年8カ月だ。この思いを選挙でぶつけたい」。19日夜、海江田氏は港区のJR新橋駅前で政権交代を訴えた。

全国で都市部の「1区」は「風」によって選挙情勢が動きやすいといわれるが、同区の厳しさは屈指のものだ。17年の「郵政選挙」では自民の与謝野馨氏が海江田氏に大差で勝利、続く21年の「政権交代選挙」では、逆に海江田氏が現職閣僚の与謝野氏を選挙区で破った。26年には海江田氏が民主党代表にもかかわらず落選した。

海江田氏は前回選で共産党などの支援を取り付けて返り咲き、野党共闘のはしりになった。今回も共産、社民からの支援体制を整え、野党共闘と距離を置く立民の支持母体、連合とも良好な関係を維持する。有権者の不満を風に変えようと懸命だが、「野党共闘は1+1が2にならない。加わる票もあれば、出ていく票もあることを覚悟しなきゃだめだ」とも語り、陣営の引き締めに懸命だ。

 ■コロナ逆風も

与謝野氏の引退を受けて海江田氏との戦いに臨んだのが山田氏で、過去の戦績は山田氏の2勝1敗だ。19日午前、新宿区四谷の選挙事務所近くで第一声をあげた山田氏は「皆さんの声を与党の議員として届けたい」と政権与党の実行力をアピールした。選挙戦では経済再生や社会保障の整備などを掲げる。

山田氏陣営にとって大きな不安材料が、前哨戦と目された7月の都議選で、選挙区内で複数の自民党候補が落選したことだ。山田氏は「新型コロナウイルス対策で頑張ってきたことが、うまく伝わらなかった」と認める。高市早苗政調会長らが連日応援に入り、支持拡大に注力している。

 ■ビジネスマン狙い

海江田・山田両氏の対決に割って入ろうと名乗りを上げたのが維新の小野氏。熊本県副知事を務め、同党推薦で昨年7月の都知事選に立候補し、同年秋から1区で活動を開始した。知名度向上のターゲットは、40〜50代のビジネスマンだ。19日午後に新宿区内で開いた出陣式では「分配すれば成長するのは間違い。まずは成長させなければならない」と主張した。

「維新で東京の選挙区に勝ったらすごいことだが、そんなに簡単にはいかない」と冷静に分析する一方で、「自民に風が吹いているとは思えず、立民も共産と組んで伸び悩んでいる。そう考えると結構面白い戦いになる」と、風が見えない現状の中で、自民対立民の枠組みに倦んだ有権者からの支持に期待を寄せる。

無所属の内藤氏は、防災都市の実現や食料自給率の向上などを訴えている。

(内田優作)

3769チバQ:2021/10/25(月) 15:37:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/62be1e2911b3801c34c63f2e082d02c6170d0156
<衆院選>埼玉13区は共産、自民、立民候補が三つどもえ 15区は自民、野党統一、維新候補が争い
10/25(月) 11:10配信

埼玉新聞
集まった地域住民に支持を訴える候補者=24日、さいたま市南区(画像の一部を加工しています)

 衆院選の投開票まで1週間となった24日、県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。

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■13区

 共産新人の赤岸雅治氏(60)、自民前職の土屋品子氏(69)、立民新人の三角創太氏(33)が三つどもえを繰り広げている13区。

 赤岸氏は春日部市内や越谷市千間台、大袋の各地域を小まめに回り、街頭演説を繰り返した。「今回の選挙で政権交代を実現したい」と声を張った。

 土屋氏は休日で人出が増えた地元春日部の商店街を巡った。春日部駅西口の演説会には自民、公明の地元県議、市議らが応援に駆け付けた。「8回目の戦いでも危機感がある」と訴えた。

 三角氏は午前、越谷市長選の立候補者と駅立ちし、午後は春日部の中心街を練り歩きいた。のぼり旗を掲げ「教育、子育ての完全無償化を目指す」と行き交う人々へのチラシ配布に精を出した。

■15区

 15区は自民前職の田中良生氏(57)、事実上の野党統一候補となった立民前職の高木錬太郎氏(49)、維新新人の沢田良氏(42)が争う。

 田中氏は南区の2地区で街頭演説。「今回の選挙は政権選択選挙。天皇制や日米安保を否定する共産党と組む立憲にわが国のかじ取りを渡すわけにはいかない。健全な保守の議席を守りたい」と力説した。

 高木氏は南区の住宅地を中心に終日、細かく移動。随所でつじ立ちし「新型コロナ対策、子育て支援、くらしの底上げから始まる経済再生」の3本柱を強調。「支え合う社会に変えたい」と訴えた。

 沢田氏は朝からトレードマークのオレンジの上着を着て、選挙区内を自転車で活動。武蔵浦和駅西口で街頭演説した沢田氏は「政治への関わりを私を使うことから始めてほしい」とアピールした。

3770チバQ:2021/10/25(月) 15:39:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fcfb3698abdbe76b8ce079429c49ad83cc9c725
<衆院選>埼玉2区は自民新藤氏、維新高橋氏、野党統一奥田氏が訴え 8区は自民柴山氏、無所属小野塚氏が
10/25(月) 10:53配信

埼玉新聞
駅頭で市民にチラシを配布する候補者=24日午後、所沢市内(画像の一部を加工しています)

 衆院選の投開票まで1週間となった24日、埼玉県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。

自殺も考えた男性、奴隷扱いされ夜逃げ…困窮の闇 NPOに救われ、生活保護から卒業「SOSの現場見て」

■2区

 2区は8選に挑む自民前職の新藤義孝氏(63)、維新新人で元川口市議の高橋英明氏(58)、共産新人で元県議の奥田智子氏(52)の戦い。

 出馬予定だったれいわ新選組の新人が比例代表に回り、かつ立民陣営は公示直後に奥田氏応援を表明。事実上の野党統一候補となった奥田氏はこの日午前、JR川口駅頭に立ち「川口から野党の代表として国会に駆け上がる。消費税は5%に、ジェンダー平等も実現したい」と演説。

 迎え撃つ形となった新藤氏は小集会や街頭で地道に足元を固める活動。この日は午前10時から自宅近くの公園で個人演説会。新型コロナ対策など実績を宣伝。陣営幹部は「皆さん、油断は大敵です」と話した。

 高橋氏は川口駅前などの街頭で演説に立ち、社会保障改革など国政改革の訴えを続けた。

■8区

 自民前職の柴山昌彦氏(55)と無所属で元職の小野塚勝俊氏(49)の一騎打ちとなっている8区。

 柴山氏は午後、この日市長選が告示されたふじみ野市で公明党の演説会に入り、同党比例北関東ブロックの立候補者らと共にマイクを握った。柴山氏は「コロナの新規感染者数は大幅に減少した。政治主導でワクチン接種を加速し、ここまで来たのは自公政権の成果」と強調し支持を呼び掛けた。演説会には市長選候補者も駆け付けていた。

 小野塚氏は午後、所沢駅西口から約300メートル続くプロぺ通り商店街を支援者と共に練り歩き、有権者へ支持を呼び掛けた。特定の政党の支援は受けず、超党派として活動する小野塚氏は「この選挙を何としても勝ち抜いて国会に行き、さまざま問題を変えていく。日本を良き方向に取り戻していく政治を実現したい」と支援を訴えた。

3771チバQ:2021/10/25(月) 15:39:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/82471cb7a7414c07dfccd9f8bf7385b88e0581dd
衆院選“本戦”の裏側は…身内同士の選挙戦もヒートアップ
10/25(月) 9:53配信

西日本新聞
【東京ウオッチ】秘書ひしょ話
論戦の続く衆院選。比例代表の票を巡っても関係者は頭を悩ませる

 31日投開票の衆院選は、中盤戦。立憲民主党などの野党は今回、289小選挙区のうち、213選挙区で候補者を一本化し、野党系無所属候補を含めると、217選挙区で対与党の共闘態勢が整ったことになる。比例代表と合わせた全465議席の陣取り合戦は最後、どのような絵巻を描き出すのか。さて、今回の「秘書ひしょ話」が光を当てるのは、こうした熾烈(しれつ)な“本戦”の裏側。与野党ともに、身内同士による争いも静かにヒートアップしているのです。

【一覧】立候補一覧

 報道各社が選挙戦序盤の情勢調査をさみだれに報じた今週。

 自民党の古参秘書が、食い入るように紙面を凝視していた。視線の先には、与野党の候補がしのぎを削る小選挙区の動向…ではなく、全国11の比例代表ブロックで自民党がそれぞれ何議席を確保できるかの予測記事。例えば、定数20の九州ブロックでは、自民の獲得議席予測は、前回2017年並みの7議席程度となっている。

 「このあたりが当落線上だろうな-」

 情勢調査に関する各紙の書きぶりや、その候補の前回選挙時の「惜敗率」(小選挙区当選者、つまり自分が敗れた相手に対する自分の得票比率)などを交互に見比べながら、秘書は誰にいうともなしにつぶやいた。リストの紙に赤ペンできゅっきゅっと丁寧に印を入れながら、興趣深げに独自の分析を進めていく。

 比例代表で当落の鍵を握るのは、その候補が所属政党の比例名簿に何位で登載されているかだ。もちろん、上位であればあるほど勝利の確率は高まる。

 自民は今回、九州ブロックで、かつて県内の小選挙区定数削減を受けて小選挙区を譲った比例前職を単独1位として優遇し、単独2位には小選挙区の公認調整から漏れた新人を掲載した。このほか、党の内規に沿って73歳未満を対象に、小選挙区と比例の重複立候補者25人を同列の3位として載せ、28〜30位には元職や新人を充てた。

「厳しい人がいっぱいいる」
 仮に、の話である。

 自民が比例九州で7議席を獲得すれば、単独1、2位の2人は当選。残り5議席を巡る党内の争いとなる。無論、小選挙区で当選すれば比例枠を争うレースからは自動的に勝ち抜け。問題は、小選挙区で敗れた候補が、前掲の惜敗率で残り5枠に滑り込めるかどうか。同列3位の25人中、惜敗率の高い人から順に5人が復活するという意味を持つ。

 「安倍晋三元首相の下で戦った過去3回ほど、自民に風は吹いていない。今回は、小選挙区では厳しい人がいっぱいいるぞ」

 くだんの秘書は、九州に限らず大方のブロックの比例代表枠は、小選挙区の敗者復活組で埋まることになると結果を見通す。与野党の攻防は日を追うごとに激しさを増しており、「比例(復活)当選の報に接するのは未明になる」。

 過去には福島県を地盤とする自民候補が、小選挙区の公認調整がもつれた末に、比較的当選が堅いとみられた中国ブロックの比例名簿に落下傘として回されたこともある。今回も、激しい公認争いの結果、参院からくら替えした閣僚経験者に小選挙区候補の椅子を奪われ、政界を引退する形になった前職にまつわり、その長男を、無縁の北関東ブロックで名簿登載する事態が起きている。

 「党執行部はわずかな比例枠を巡って、やりくりしないといけない。選挙区で厳しい戦いを強いられる候補者にとっては、まさに死活問題。選挙後にしこりとなるケースも少なくなく、知恵と胆力がいるぞ」

 赤ペンを持ち直し、新聞のページとリストを見比べ、めくり始めた秘書。「さてさて、あっちの派閥の連中はどうなるかね」。比例復活の行方次第では、党内派閥の勢力図もがらっと塗り替わりかねない。開票終了後の皮算用にも余念がないようだ。

「仲間を追い落とした」という引け目
 片や野党にとっても、比例代表での暗闘は、無縁とは言えない。

 比例復活を経験したことのある立民議員のベテラン秘書は「比例当選の任期中は党内で肩身が狭かった」。同じ衆院議員のバッジを着けているとはいえ、永田町では小選挙区で勝ってこそ一人前とみなされる。「復活組には、『仲間を追い落とした』という引け目が付いて回る」。逆に、接戦であっても小選挙区で勝ち上がれば、仲間を救った「功労者」として人事面などで優遇されやすいというわけだ。

 今回、立民は九州ブロックに、小選挙区との重複立候補者22人全員を、同列1位で掲載した。序盤の情勢調査の獲得予測議席は5議席程度。こちらも息を詰めるしのぎ合いの様相である。

 いまだ投票先を決めていない有権者も一定の割合を占める。終盤から31日の投開票へ向け、情勢は変わる可能性があります。

(河合仁志)

3772チバQ:2021/10/25(月) 15:42:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b5fe6b6796fbe61257d1f9ae57719006fe21de2
衆院選2021 自民分裂バトル!東京15区で7人乱戦 IR汚職で控訴中の前職・秋元司氏が不出馬
10/25(月) 5:00配信

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サンケイスポーツ
IR(統合型リゾート)汚職事件で前職、秋元司氏(50)が有罪判決を受けたことや野党共闘の調整遅れなどから、乱戦模様なのが東京15区(江東区)だ。自民党は地元で活動を続けてきた無所属の前職、柿沢未途氏(50)と愛知県を拠点にしていた無所属の元職、今村洋史氏(59)の2人を推薦。野党は東京4区(大田区の大半)で活動していた立憲民主党の元職、井戸正枝氏(55)を統一候補とした。この3人を軸に、計7人が戦う。

23日夜、江東区内の中学校で開かれた個人演説会。柿沢氏は約120人を前に、力説した。

「1週間前によその選挙区から移ってきた人。本当に地元の声を国会に届ける代議士を務めることができるのか」

中盤情勢で横一線と報じられる井戸氏のことを鋭く批判。「柿沢未途は地元『生え抜き』の政治家」と〝地元密着〟をアピールした。

柿沢氏は、元外相の弘治氏から親子2代で15区が地盤。みんなの党、維新、希望の党で4回当選後、無所属で立民の会派に入った。今月4日に会派を離脱し、首相指名選挙で「岸田文雄」に投票。「自民執行部から(公認候補として)擁立の話もあった」と明かす。

だが、自民と対立してきた経緯から東京都連が反発。事件の影響が避けられない秋元氏にかわる候補者として、今月に都連が今村氏を引き込み、党本部に公認申請した。

2人は無所属のまま推薦の扱いとなり、当選者が公認される流れ。秋元氏は18日に不出馬を表明し、今村氏支援を打ち出した。急転直下の国替えについて、今村氏は「自分の戦いをしっかりするだけ」と力を込めた。

同じ推薦とはいえ、柿沢氏は不利な立場だ。

今村氏にはこれまで丸川珠代前五輪相(50)、萩生田光一経産相(58)らが応援に入った。24日は朝日健太郎参院議員(46)が、新型コロナ感染第6波の可能性を念頭に「医師の今村さんに(国会で)活躍してもらいたい」などとマイクで強調した。

柿沢氏は支持者らにも「新聞紙上に自民党の広告が入っていたが、私の名前と写真だけがない」と苦境を訴える。無所属だと政見放送に出演できないため、「勝手に政見放送!」と題して政見放送風の動画をSNSで公開するなど懸命だ。

一方の井戸氏も野党のごたごたを引きずる「落下傘候補」。東京4区で出馬を予定していたが、共産党が候補者を擁立。井戸氏は「統一候補の確約がないまま国替えした」と明かし「候補者一本化の中で個人の犠牲もあった」。これまでの活動がふいになったことの無念さも示唆した。

東京15区では諸派新人の桜井誠氏(49)、無所属新人の猪野隆氏(56)、維新新人の金沢結衣氏(31)、無所属新人の吉田浩司氏(61)も出馬している。残り6日間の選挙活動で、有権者はどう判断を下すのか。

3773チバQ:2021/10/25(月) 15:43:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f7a45bee3f180edf1368de2be605d0cb85eb94
自民、単独過半数うかがう=立民上積み、共・維堅調―衆院選情勢【21衆院選】
10/24(日) 21:43配信
 衆院選の投開票を31日に控え、時事通信社は全国の支社・総支局の取材などを基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。

 定数465議席のうち、公示前勢力で276議席の自民党は議席を減らし、単独過半数の233議席をうかがう状況だ。立憲民主党は公示前の110議席から上積みし、共産党と日本維新の会も議席を増やす見通し。

 ただ、自民党と野党・無所属候補の対決区のうち136の選挙区が接戦で、終盤の情勢によって結果が大きく変動しそうだ。

 自民党は、候補者を立てた277選挙区のうち、110選挙区で当選圏に入っている。接戦区では71選挙区がやや優勢。比例代表は前回の66議席を上回る勢い。

 公明党は前職を立てた9選挙区のうち、大阪、兵庫で四つを確保し、残り五つは激戦。比例は前回の21議席から上積みする公算が大きい。与党で見ると、岸田文雄首相が勝敗ラインに掲げる過半数(233議席)を超え、常任委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数」の261議席に届く可能性がある。

 立民は候補を擁立した214選挙区のうち、18選挙区で議席確保のめどが立っている。比例は公示前の62議席には届かず、40〜50議席を視野に入れる。

 共産は沖縄で議席を維持する見込みで、比例は公示前の11議席から伸ばす勢い。維新は大阪で5議席を固め、比例は前回の8議席から大幅増を見込む。

 国民民主党は4選挙区で当選圏内。れいわ新選組は比例で1議席獲得する可能性がある。社民党は沖縄で1議席を確保する見通し。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得のめどが立っていない。

3774チバQ:2021/10/25(月) 15:46:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/83ad2009f6c41433958c7ccdafbe2be639b4178b
衆院選長崎4区 野党「共闘」自民「挙党」掲げるも… 疎遠、しこりで一枚岩なれず
10/24(日) 11:00配信

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長崎新聞
野党の県連幹部らとガンバローコールで結束を誓う末次候補(右から2番目)=佐世保市(写真左) 北村候補の出陣式で激励する朝長市長(右)=佐世保市

 与野党対決が激化する衆院選長崎4区。立憲民主新人の末次精一候補(58)陣営が野党共闘に自信を見せる一方、党公認問題で出遅れた自民前職の北村誠吾候補(74)陣営も挙党態勢の構築を急ぐ。だが、いずれも組織が一枚岩になりきれない内情を抱えたまま、後半戦に突入する。
 公示日の19日夜。末次陣営が佐世保市中心部で開いた集会には、連携する国民民主や社民の県連幹部らが顔をそろえ、「全力で応援する」と激励した。衆院選5回目の挑戦となった末次候補は「これまで野党はバラバラで戦ったが、きょうは本当にたくさんの皆さんが来てくれた」と感激した様子を見せた。
 野党の結集をアピールした格好だが、組織の集票力は心もとない。立民は大票田の佐世保市に市議がおらず、4区内で唯一の市町議員だった平戸市議が衆院選公示直前の市議選で落選。支持者は「地域に根付いていない」と嘆く。
 過去の衆院選で非自民候補を支えた佐世保重工業(SSK)などの労組は、組合員の減少で弱体化。SSK出身の佐世保市議4人は国民所属だが、うち1人は「候補者との関係が深まっていない」と集会や街頭活動にも参加していない。社民も前回市議選で議席を3から2へ減らし、かつての存在感はない。
 共産の候補者擁立見送りは好材料とされる。三つどもえとなった前回は、北村候補が約7万4千票を集めて7選を果たしたが、希望の党だった宮島大典氏(現県議)と共産・石川悟氏の合計得票数とは約2千票差しかなかった。「自民を破る土台ができる」。共産党県北部地区委員会委員長の石川氏はそんな期待を込め、末次候補を支援する。
 ただ、国民は共産と政策で一致しない点もあり、労組関係者は「共産色が前面に出過ぎると波風が立つ」と懸念。こうした意見に配慮してか、共産幹部らは出陣式に姿を見せなかった。
     ◆
 「共産と協力する政権に国は任せられない」。19日、北村候補の出陣式で「盟友」として登壇した朝長則男佐世保市長はこう訴えた。自衛隊や米軍との「共存共生」を掲げるだけに、基地政策を否定する共産へのアレルギーは強い。
 北村候補は、閣僚時代の失言などが原因で、瀬川光之県議と自民党公認を争った。党本部裁定で決着したのは公示4日前。出遅れた陣営は「保守の火を消すな」と組織一丸となるよう訴えるが、「そう簡単にしこりは消えない」(自民関係者)。
 北村候補は20日、瀬川氏の地元、西海市に入った。瀬川氏も協力を約束して同行。市内3カ所で街頭演説をしたが、集まったのはいずれも20〜10人程度にとどまった。
 公認争いで瀬川氏を支持した県看護連盟や県農政連盟からも推薦を取り付け、組織固めを急ぐ北村陣営。だが幹部は「時間がない」と焦りを募らせている。

3775チバQ:2021/10/25(月) 15:47:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12216ac8750e87f1109ac1260b42ee8e1c886ae
<衆院選みえ・攻防の裏側>川崎地盤、長男に譲る 世襲批判の中、強い執念
10/24(日) 11:00配信

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伊勢新聞
【衆院解散で政界を引退した川崎県連会長=津市羽所町で】

 自民党三重県連が新人3人を擁立して「世代交代」を掲げる影で、川崎二郎元厚労相(73)が引退した。12選のベテランは世襲批判にさらされながらも長男に地盤を譲るという最後の大仕事に取りかかっている。

 「地元の名士で伊賀の人にとっては特別」(自民党県議)という川崎家の三代目。私財を投じて伊賀上野城を再建した元衆院議員、克の孫、同じく衆院議員で元厚生相の秀二の子に当たる。

 ただ、政界入りは順風満帆とは言い難かった。秀二の急死を受けて初めて旧三重1区から立候補した昭和54年の衆院選は次点で敗北。翌55年は当選したものの、58年は再び落選を喫した。

 「川崎にとって楽な選挙は一度もなかった」と振り返るのは、川崎を中選挙区時代から見守ってきた支援者の一人。川崎は世襲議員ながら盤石ではない選挙戦を戦い抜いてきたからこそ、戦術が磨かれていった。

 15年ほどの付き合いになる県連幹部は「選挙になると、いろいろな団体や会社に声を掛ける徹底的な選挙戦術をとる」と舌を巻く。「あの年齢でも記憶力がよく、会った人の名前を忘れない」という。

 野党の出方も深く読む。9月の知事選で与野党相乗り候補を提案した幹部は「『絶対に相乗りを崩す動きがあるから、万が一の場合も考えるように』と川崎に言われ、実際にそういう場面があった」と明かす。

 そんな川崎は地盤の三重2区を長男に譲り、県連会長として選挙戦に臨んでいる。公募せずに県連三役だけで決めるやり方は県連内からも反発を招いたが、衆院解散までに次期参院候補までまとめてしまった。

 県連関係者は「どうしても長男に地盤を譲りたいという執念を感じた」。川崎は県連会長としては参院候補の動きを指示するだけ。選挙では長男の選挙区に集中。街頭演説など表舞台には立たず、支援者を回る。

 一方、地盤としている足元の伊賀市で揺らいでいる。平成28年の伊賀市長選や31年の県議選伊賀市選挙区などでは、自ら擁立した候補者が相次いで落選。地元関係者は「求心力が低下している」とみる。

 長男に譲った選挙区は野党候補との激戦となっている。これまで何度も落選を経験しながらもよみがえってきた政治家一族の川崎家。選挙の厳しさを誰よりも知る川崎は長男にそのバトンを渡すことができるのか。

     ◇
 県内でも与野党の10人が県内の全選挙区で激戦を繰り広げる衆院選。5回にわたって、各政党の攻防の裏側に迫った。

伊勢新聞

3776チバQ:2021/10/25(月) 15:55:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/5da545e278e0b9bd876346bcf5b24fa42c2f3145
石原王国崩壊危機…「軍団」解散の年に、伸晃氏 11回連続当選黄信号
10/23(土) 5:30配信


スポニチアネックス
公示日の19日に、東京・南阿佐ヶ谷の杉並区役所前で演説を行う石原伸晃氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)による出馬表明と撤回で注目された東京8区。自民党の石原伸晃元幹事長(64)と野党統一候補で立憲民主党の吉田晴美氏(49)が激しく競り合っている。11回連続当選を目指す伸晃氏の牙城とされてきたが、今回は小選挙区での敗北の危機も指摘され、永田町では「石原王国の崩壊か」とのささやきも漏れ始めた。

【写真】東京3区に出馬している石原伸晃氏の弟・宏高氏

 突然の東京8区出馬宣言で騒動を巻き起こした後、比例東京ブロックから出馬した山本氏は22日、同区内のJR阿佐ケ谷駅前で演説を行った。ここに吉田氏がゲストとして合流。「1枚目の投票用紙には吉田晴美、(比例の)2枚目には“れいわ”とお書きください」とアピール。小雨が降る中、足を止める有権者が続出し、気付けば聴衆は約200人規模へと拡大。山本氏が与党を批判するたびに「そうだ、そうだ!」の合唱や拍手が湧き起こった。

 吉田氏は「野党統一候補として戦う責任と感謝でいっぱい」とあいさつ。山本氏から「衆議院で会いましょう!」と声を掛けられグータッチを交わした。吉田氏は演説終了後に報道陣に対し「(山本氏の応援は)心強かった。感無量です」とバックアップに感謝した。

 自民党都連関係者はこの様子に表情を曇らせた。「野党統一候補になった効果と“山本騒動”で吉田氏の知名度が上がった。そして今回のような“合流街頭”でさらに勢いづくかも」と口にしたのは懸念。中選挙区時代を含め、同区を地盤として10回連続の当選を果たしている伸晃氏だが、関係者がやきもきするのには不安材料があるからだ。17年の衆院選では約9万9000票で伸晃氏が当選を果たすも、次点だった吉田氏は約7万6000票。これに希望の党候補、共産党候補の票を合計すると13万9000票となり、伸晃氏の票数を上回る。

 都政関係者は「この4年間、地元で地道に出馬の準備をしていた吉田氏には“山本乱入”に遭って気の毒との同情の声も広がった。石原氏をリードしているとの調査もある」と明かす。

 石原陣営では「これまでで一番厳しい戦い」との声が上がり、危機感が広がっている。石原氏はこの日、JR高円寺駅前などを遊説し「今回は本当に厳しい選挙です」と頭を下げた。杉並区役所前で行った19日の第一声でも、地元企業など約300人の支援者の前で「政治信念の違う野党共闘に負けるわけにはいかない」とマイクを握る手に力を込めた。

 父の石原慎太郎氏(89)の背中を追いかけ初当選したのは90年。慎太郎氏は68年に参院選で初当選し、72年に衆院に鞍替えした後、75年に都知事選で落選したが、この1年を除き、国政の場から石原家が遠ざかったことはなかった。自民党関係者は「仮に伸晃氏が小選挙区で敗れても比例復活の可能性が高いが、現在、石原派の閣僚はゼロ。派閥の領袖(りょうしゅう)として一国一城の小選挙区を落としたら影響力の低下は加速するだろう」とみる。弟の石原宏高氏(57)も東京3区で激戦だ。今年に入り、かつて力強い援軍だった「石原軍団」も解散。政界の石原王国の存続にも危うい空気が流れる。

3777チバQ:2021/10/25(月) 15:56:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2b05f20801c203b008b4b953381ac714500fb3f
福岡10区 自民・山本氏、立民・城井氏と激突
10/21(木) 21:02配信

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産経新聞
立候補者の街頭演説に集まった聴衆=19日、北九州市小倉北区

衆院選(31日投開票)の福岡10区は、自民党前職の山本幸三氏(73)と立憲民主党前職の城井崇氏(48)による4度目の対決を軸に、激しい選挙戦が展開されている。公明党との選挙協力を深める山本氏に対し、城井氏は共産党も交えた「野党共闘」で雪辱を期す。前職2人に割って入る日本維新の会新人、西田主税氏(59)は、自公政権と野党共闘双方の批判の受け皿となることで票の上積みを狙う。

「岸田(文雄)首相とは何でも話せる、何でも頼める仲にある。しっかりと日本を安定させる政策を進めていきたい」

山本氏は19日の公示日、第一声でこう強調した。

山本氏は岸田氏が会長を務める自民党派閥、宏池会(岸田派)の副会長を務める。9月の党総裁選では議員票取りまとめの責任者として、岸田氏の勝利に貢献したという。

選挙戦では首相との親密ぶりを紹介し、自ら訴える政策の実現性をアピール。岸田政権の誕生を追い風にしようと懸命だ。24日には岸田氏が応援に入る方向で調整している。

■正念場

自民は比例代表候補の73歳定年制を原則としており、山本氏も比例代表に重複立候補していない。これまで福岡10区では山本氏が3回連続で当選を果たしているが、「今回は本当に厳しい。比例復活できず、小選挙区で負けたら政治生命の終わり。正念場だ」と気を引き締める。

強い危機感の背景には、今年1月に行われた北九州市議選での大敗がある。自民は、立候補した22人のうち6人が落選した。特に10区内では、そのうち当選10回の重鎮を含む4人が議席を失った。

選挙の実動部隊を担ってきた地元市議の勢力が弱まったことで「支持層をまとめ切れない可能性もある」(自民関係者)。一方で、別の自民関係者は「地元の県議、市議におんぶに抱っこでは駄目だ」と冷ややかだ。

頼みの綱は連立を組む公明との連携だ。公示前には自公合同で1千人規模の集会を開いたほか、街頭演説でも公明の比例代表候補と並ぶ場面が目立った。山本氏は「公明党の力がなければ、とても勝てない」と明け透けに語る。

■権力の塊

山本氏に3連敗を喫している城井氏は、共産が候補者を擁立しなかったことで事実上、野党統一候補として挑む。

19日の街頭演説では「相手(山本氏)は首相派閥の副会長で権力の塊だ。押しつぶされないようはね返す力を寄せてほしい」と対決姿勢を強めた。

前回平成29年の衆院選で城井氏は、当時の希望の党から出馬し、共産候補も含めた三つどもえの構図で、山本氏に約7千票差にまで迫った。前回、共産候補の得票は約3万票で、単純に城井氏の得票と足せば、山本氏を大きく上回ることになる。

共産が候補を擁立しなかったことで、陣営関係者は「今回は勝てる構図だ」と自信をみせる。公示直前の17日には立民の枝野幸男代表が応援に入り、てこ入れを図った。

ただ、外交や安全保障などで政策が異なる共産との共闘はもろ刃の剣でもある。立民関係者は「共産と組めば保守層は逃げていく」と漏らす。

■「立憲共産党」

維新の西田氏は21日、JR小倉駅前でマイクを握り「自公政権のままでいいのか。新型コロナウイルス対策は後手後手ばかりだ」と声を張り上げた。

しかし、それ以上に力がこもっていたのは野党共闘への批判だった。「『立憲共産党』の候補を当選させたら日本の外交、安全保障は成り立たなくなる」と訴えた。

街頭演説には馬場伸幸幹事長も駆けつけ「維新は、自民党がやらない、共産党と組んだ立憲民主党は興味がない大改革をやる」と支持を呼び掛けた。

維新は、1月の北九州市議選で3議席を獲得した。今回の衆院選でも支持拡大を図りたい考えだが、前職同士の与野党対決に埋没気味だ。

福岡10区には無所属新人の大西啓雅氏(51)も立候補している。(小沢慶太)

3778チバQ:2021/10/25(月) 15:57:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d68a1325b14bce40187c39a9aeb65195c369ef9
色合い異なる大分「野党共闘」 
10/20(水) 19:00配信

産経新聞
有権者とグータッチをする自民党の河野太郎広報本部長=16日、大分市

31日投開票の衆院選で、大分県の3選挙区すべてで激戦が繰り広げられている。2、3区は、自民党前職と前回比例復活の立憲民主党前職による与野党一騎打ちで、1区も野党系の無所属前職に、自民新人や共産党新人らが挑む。公示前から与野党ともに幹部が入り、支持拡大を図ってきた。ただ、大分は歴史的に社民党の牙城だったこともあり、共産党の候補取り下げなどで全国的に進んだ「野党共闘」とは多少色合いが異なる選挙戦となっている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

「共産党はドアの内側に靴の先を突っ込み、こじ開けて土足で家に上がり、家主を追い出し乗っ取る」

16日、自民党の河野太郎広報本部長は大分市に駆けつけ、街頭演説でこう訴えた。

選挙協力を進める立民と共産などの関係は与党側にとって攻撃材料で、自民党の甘利明幹事長らがしばしば言及する。河野氏も、立民が共産と「限定的な閣外協力」で合意したことを念頭に「今回の選挙は(共産主義政権の)第一歩を踏み出すのか、自由と民主主義を守るのかが問われている」と強調した。

これにすぐさま反応したのは、翌17日に大分県に入った立民の安住淳国会対策委員長だ。

「ご懸念には及びません。(与党側は)苦しいんだろうね。それしか言うことないんだろうね」

大分市内で記者会見を開いた安住氏は、こうした発言に不快感を示した。その上で「多少のハレーションはあるが、良い所に落ち着いた。(共産と)協力できるところはやるが、自分たちの政策や考えを曲げることはない」と続けた。

× × ×

立民は、大分1〜3区について「最も接戦になる。全国的にも最重点区」(安住氏)と位置づけ注力している。河野氏の発言は厳しい選挙戦を見越した先制パンチと言えた。とはいえ、ある県政関係者は「県の政治史を踏まえれば共産批判は的外れで、上滑りしているように感じた。大分は社民党の存在を抜きには語れないから」と指摘する。

この言葉通り、大分は社民党初代党首で元首相の村山富市氏や、4月に死去した重野安正氏らを国会に送り出してきた社民の牙城だ。自治労を中心とする官公労は長年、社民支持を打ち出す。連合大分を結節点に、旧民主党系の立民や国民と、社民の協力体制が、選挙戦の行方を左右してきた。

昨年、吉田忠智参院議員らが社民を離れて立民に合流。支持者には困惑も広がったが、7月に立民の枝野幸男代表が村山氏の自宅を訪ねて融和を演出した。安住氏も大分入りした17日に村山氏と面会した際、「勝たなきゃだめだぞ」と激励されたことを明かした上で「小政党同士の協力ではなく、1つの党として迎える選挙。自民に力で十分対抗できる」と述べ、合流効果に期待を見せた。

3779チバQ:2021/10/25(月) 15:57:31
× × ×

こうして立民と社民が一体化を進め、連合大分の仲立ちによって国民県連とも連携を深める中、共産の立ち位置は微妙だ。

共産は今回、立民前職が出馬した大分2、3区の2選挙区での擁立を見送り、「野党共闘」を演出した。

ただ、立民が擁立した2区前職の吉川元氏(55)と3区前職の横光克彦氏(77)に国民県連と社民県連が支持を表明する一方で、共産は「自主的に支援する形になるだろう」(県委員会幹部)と組織としての露出を避ける。

複雑なのは1区だ。

立民県連と国民県連が支持し、前回衆院選で希望の党から比例復活した無所属前職、吉良州司氏(63)に、共産県委員会書記長の新人、山下魁氏(44)をぶつけたからだ。

公示前には山下氏を「統一候補」とするような動きもあったが、民間労組などが反発して調整がつかなかった。ただ、連合関係者からは「共産が入らない方が一枚岩になれる」との声も漏れる。

× × ×

対する自民は、2区の前職、衛藤征士郎氏(80)と3区の前職、岩屋毅氏(64)がともに自身の後援会に加え、推薦を受ける公明党と、その支持母体の創価学会などの組織をフル動員し、票の掘り起こしを進める。特に党規定により比例代表と重複立候補しなかった衛藤氏については、自民党本部から九州内の有力企業に支援強化を働きかけ、てこ入れする。

1区の自民新人、高橋舞子氏(33)は公明推薦を受けることができなかった。学会関係者は「結局、(高橋氏側から)何も言われていない。選挙区では自公政権の枠組みに沿って投票するかもしれないが、どうなるかは分からない」と打ち明ける。自民県連内も「一丸ではない」(関係者)という。

しかし高橋氏には、20年近く県政を担う広瀬勝貞知事との良好な関係に加え、「政治の師」と仰ぐ甘利氏が党役員人事で幹事長に就くなど追い風もある。若さや記者経験、女性候補であることなどを打ち出し「自民党型の地上戦に加え、空中戦で従来にない票を掘り起こす」(陣営幹部)ことを狙う。



大分1区からは高橋、山下、吉良の3氏のほか「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の新人、野中美咲氏(25)、無所属新人、西宮重貴氏(43)も立候補している。(中村雅和)

3780チバQ:2021/10/25(月) 18:34:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/05885746a8117b41e6f63e6f598372e0f1ed20b9
大阪10区は“混戦必至”の三つどもえ 辻元氏vs外科医vs維新新人 注目は日本維新の会の動き
10/25(月) 16:56配信

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夕刊フジ
街頭で熱弁を振るう辻元氏

 選挙のたびに、自民党と立憲民主党(旧民主党を含む)、日本維新の会の候補が、激しい三つどもえの戦いを繰り広げているのが大阪10区(高槻市など)だ。今回も、立憲民主党副代表の辻元清美氏(61、当選7回)と、自民党の前厚労政務官の大隈和英氏(52、同2回)、日本維新の会の新人で前大阪府議の池下卓氏(46)が激突する。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン



 過去の激戦を、大阪府議が解説する。

 「2017年の前回衆院選は、小池新党をめぐる混乱で立憲民主党に追い風が吹いて、辻元氏が頭一つ抜け出たが、12年と14年は、ほぼ横一線だ。14年の選挙では、辻元氏が選挙区で勝ったが、大隈氏と日本維新の会の松浪健太氏も比例復活し、3人の国会議員が誕生した」

 今回、まず注目は日本維新の会の動きだ。17年の選挙で敗れた松浪氏が府議にくら替えした。結果、府議の池下氏が逆に国政に回った。

 自民関係者がいう。

 「池下氏は通称『イケタク』と呼ばれ、選挙に強い。祖父と父が高槻市議だったため、盤石の地盤がある。松浪氏が19年に出馬するまでは、府議選で常にトップ当選だった。また、税理士という職業柄か、政治手腕も緻密で理詰め、一方で趣味は茶道という。そのギャップに人気が集まる。府議になった松浪氏も全力支援するため強い」

 立憲民主党の辻元氏はどうか。維新関係者は分析する。

 「手ごわいの一言。11日も代表質問で、岸田文雄首相に舌鋒鋭く『森友学園』再調査を迫るなど、存在感を発揮した。12年の選挙は比例復活だったが、14年と17年は選挙区で勝ち切った。強さの秘密は、彼女の突破力と、秘書給与流用事件で逮捕されながら、不死鳥のように復活してきた不屈の魂。その2つが大阪人にはウケるようだ」

 自民党の大隈氏も善戦する。地元市議がいう。

 「大隈氏は、阪大医学部附属病院や大阪警察病院などで勤務した外科医ながら、偉ぶらず黙々と辻立ちや街頭演説をこなしている。コロナ禍では、厚労政務官として活躍した。選挙のたび票数をジワジワ増やしており、侮れない」

 10区の有権者数は約32万人。6万5000〜7万票が当選ボーダーラインか。 (ジャーナリスト、田村建雄)

 

【大阪10区】(高槻市など)

△辻元清美61  立民前

▼池下卓46  維新新

▼大隈和英52  自民前

※当落予測の△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」 (本紙分析)

3781チバQ:2021/10/25(月) 18:35:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/e686a9282db93286184d2cb79a494531b396c016
自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査
10/25(月) 18:00配信

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朝日新聞デジタル
朝日情勢調査

 31日投開票の衆院選について、朝日新聞社は23、24日、全国約38万人の有権者を対象に電話とインターネットによる調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて、選挙戦中盤の情勢を探った。現時点では、(1)自民党は公示前の276議席より減る公算が大きいものの、単独で過半数(233議席)を大きく上回る勢い(2)立憲民主党は比例区で勢いがなく、公示前の109議席からほぼ横ばい――などの情勢になっている。

東京の選挙区、石原伸晃氏や菅直人氏らが接戦

 選挙区はインターネット調査で、比例区は電話調査で情勢を探った。調査時点で投票態度を明らかにしていない人が、選挙区は4割、比例区は3割おり、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。

 自民は、選挙区では公示前の210議席に届かないものの、161の選挙区で優位に立ち、190議席に迫る勢いをみせている。比例区は堅調で、公示前の66議席を上回り、70議席をうかがう。

 自民は、政権を奪還した2012年の衆院選以降、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を確保してきた。接戦となっている74の選挙区の勝敗次第では、今回もこれを獲得できる。

 公明党は、公示前の29議席は維持しそうな勢い。選挙区では、北海道10区と東京12区で接戦となっている。

 立憲は、選挙区では公示前の48議席を上回る公算が大きい。競り合っている65の選挙区が、議席を上積みできるかどうかの焦点。枝野幸男代表(埼玉5区)も自民前職と接戦となっている。一方、比例区は勢いに欠け、公示前の61議席を10議席以上、下回りそうだ。

 日本維新の会は、公示前の11議席から3倍近くに増える勢い。選挙区は大阪府内を中心に10選挙区でリード。比例区は地盤の近畿以外でも、東京や南関東で複数議席獲得を視野に入れている。

 共産党は、選挙区で議席を維持している沖縄1区で接戦。比例区で議席を積み上げ、全体として公示前の12議席を上回る可能性がある。

 国民民主党は、4選挙区で優勢で、比例区と合わせ、公示前の8議席と同程度になる見込み。

 れいわ新選組は比例区東京で議席獲得をうかがう。社民党は選挙区、比例区ともに1議席を確保できるかどうか。

 「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、厳しい情勢だ。

     ◇

 調査方法 23、24の両日に実施。電話調査は、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、固定電話、携帯電話あわせて2万5595人から有効回答を得た。インターネット調査は、調査会社4社に委託し、各社の登録モニターを対象に調査した。全国で計35万3868件の有効回答を得た。小選挙区はネット調査から当落を予測し、比例区は、電話調査から予測した。

朝日新聞社

3782チバQ:2021/10/25(月) 18:40:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e7236ac0db78679f298c82758cf649fe7bf5d5
自民・岸田派候補は衆院選でまさかの半分落選も…15人が野党候補と大接戦、閣僚経験者も劣勢
10/23(土) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
閣僚経験者も劣勢、平井卓也前デジタル相もリードを許す(C)日刊ゲンダイ

 60以上の選挙区で自民vs野党のデッドヒートとなっている10.31衆院選。とくに岸田首相が率いる岸田派(宏池会)の候補は軒並み苦戦を強いられている。このままでは、宏池会の勢力衰退は待ったなしだ。

 宏池会には衆参合わせて46人が所属していたが、閣僚経験のある宮腰光寛元沖縄北方担当相と竹本直一元科学技術担当相、三ツ矢憲生元外務副大臣の3人が引退。衆院勢力は31人に減っている。

 ただでさえ人数が減っているのに、今回の選挙は、多くが当落線上で喘いでいる。自民党が行ったとされる情勢調査によると、31人の宏池会メンバーのうち15人が野党候補と接戦を繰り広げている(別表)。宏池会の衆院勢力の半分が、リードを許しているか、リードしていても5ポイント差以内に収まっている状況だ。

 若手・中堅だけでなく、閣僚経験者も劣勢もしくは並ばれている。前デジタル相の平井卓也氏(香川1区)と元地方創生相の北村誠吾氏(長崎4区)は立憲候補に後れを取り、元地方創生相の山本幸三氏(福岡10区)も立憲候補と互角の戦いを演じている。

 大阪1区と2区では維新候補に先行され、静岡5区では民主党政権で環境相を務めた細野豪志氏に10ポイント以上も差を付けられている。埼玉1区では、首相補佐官に抜擢された宏池会のホープ・村井英樹氏が立憲候補と横一線だ。早くも「落選しても補佐官はできるから問題ない」(自民党関係者)と落選を見越した指摘まで出始めている。

 宏池会の半分が選挙区を落とすようなことになれば、党内の岸田首相の求心力が低下するのは間違いない。選挙後、政権運営が一気に苦しくなる可能性がある。

3783チバQ:2021/10/25(月) 18:40:43
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296313
自民・河村建一候補「比例中国」→「比例北関東」追放劇のア然…安倍家・岸家に影響力低下の焦り
公開日:2021/10/20 14:15 更新日:2021/10/20 19:33
 19日に公示された衆院選で驚いたのは、山口3区の公認争いで林芳正元文科相に敗れて引退した河村建夫元官房長官の長男・建一氏が、当初発表されていた「比例中国ブロック」ではなく「比例北関東ブロック」に変更になっていたこと。どうやら裏には、地元での影響力低下に焦る安倍元首相の蠢きがあったようだ。

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  ◇  ◇  ◇

 先週16日、自民党山口県連が、岸信夫会長名で党の選対委員長宛てに「比例候補者について」という文書を提出していたことが分かった。そこにはア然とするほどトゲトゲしい文言が並ぶ。

 河村氏の長男が中国ブロックの候補となったことについて〈当県連から党本部に対して公認決定を願い出た候補でもありません〉〈河村建一氏が決定されたことに強く抗議を申し上げるとともに、この方は、山口県連とは何ら関わりのない候補であることを確認させていただきます〉。そのうえで、〈杉田水脈候補の名簿上位搭載にご配慮いただきますよう、強くお願い申し上げます〉と記されていた。

 杉田氏は「LGBTには生産性がない」で物議を醸したウルトラタカ派の女性前職。安倍元首相の強力なプッシュにより、前回2017年衆院選でも比例中国ブロック上位となり、当選した。

 今回も、文書が“威力”を発揮したのだろう。結局、杉田氏は中国ブロック19位(小選挙区との重複候補を除き3番目)となり、一方の河村氏は、北関東ブロック32位(同2番目)へと追い出された形となった。

「15日に中国ブロックに建一氏の名前が入ったのを見て、『世襲で比例優遇はありえない!』と、安倍元首相が激怒し、弟で県連会長の岸防衛相に文書を出させたようです」(党本部関係者)

子飼いの杉田水脈氏を猛プッシュ
問題の文書。杉田水脈候補(右)はウルトラタカ派(C)日刊ゲンダイ
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 安倍元首相は自分も世襲のくせに、よく言うよだが、ついでに言うと、山口県内の小選挙区の4候補は全員世襲だ。

 県連は日刊ゲンダイの取材に、「杉田さんが県連唯一の比例公認候補であり、ごく自然な形で、県連の認識を本部にお伝えした文書です」(事務局長)と答えた。

 19日の公示日、安倍元首相は地元・山口4区で第一声。09年の選挙以来のことだった。

 もっとも、安倍元首相は公示前から何度も地元入りするなど、これまでのようなぶっちぎりの圧勝に不安がある様子。地元有権者の空気に変化の兆しが見えるからだ。

「首相を退陣し、安倍さんは“終わった政治家”。『次は林(芳正)さんだね』と、有権者の期待は移っている。安倍・岸家が永遠に安泰というわけじゃない。山口県内の小選挙区は、次回は現行の4から3に減ることが確実。だからその前に、河村家を追い出したということじゃないか」(地元関係者)

 岸田政権の人事で、安倍元首相は自身が望んでいた「高市幹事長、萩生田官房長官」が実現せず、いまだにイライラし、細田派の幹部に八つ当たり電話をかけているという。比例名簿に強権“介入”する暴走は、地元・山口でも求心力が低下していくことへの焦りの表れだ。

3784チバQ:2021/10/25(月) 19:24:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/aba81ecf12079b56bcf2c0c9fd3ef12259657280
「令和の上州戦争」の群馬1区 新潟5区は元首長三つ巴 混戦の終盤戦
10/25(月) 19:19配信
産経新聞
新潟5区の候補者と語り合う 有権者=13日、新潟県長岡市(太田泰撮影)

31日投開票の衆院選は終盤戦に突入し、候補者らは有権者へのさらなる浸透に向け奔走している。もっとも、各地の選挙区では、一枚岩になれない事情を抱える陣営も少なくない。公認争い、調整の不調、保守分裂…。それぞれの事情を追った。

■群馬1区「令和の上州戦争」

衆院選公示前日の18日、中曽根康弘元首相を祖父に持つ中曽根康隆氏(39)の前橋市の選挙事務所を、公認をめぐって争った尾身朝子氏(60)が訪問していた。

「自民党勝利のため、一致団結して頑張っていく」。そう口にした中曽根氏は、尾身幸次元財務相の長女である尾身氏と「肘タッチ」し、しこり解消をアピールしたが、両者の表情は硬いままだった。

中選挙区制時代には首相経験者が票を奪い合う「上州戦争」が繰り広げられた群馬。今回は1区の公認をめぐり、世襲議員による公認争いが勃発した。尾身氏は前回選で1区から出馬し得票率48・8%の9万2641票を獲得。一方、比例に回った中曽根氏は党員獲得数と世論調査のポイント数を伸ばしてきた。本来なら現職優先で尾身氏だが、党本部はそれを覆して中曽根氏に軍配を上げ、尾身氏の比例転出で決着を図った。

「これをかけるために4年間やってきたといっても過言ではない」。19日の公示日は自らの名前が記されたたすきとともに、選挙区出馬の思いを語った中曽根氏。背景には25年前の平成8年、選挙区調整の結果、康弘氏が比例への転出を余儀なくされた過去がある。

「中曽根家の執念だよ。国取りに勝ったということ」と自民関係者。24日には尾身氏が初めて中曽根氏の選挙応援を行い連携を強調したが、自民が一枚岩になれるかは今も最大の課題だ。選対幹部は「公認はゴールではない」と危機感を示す。

一方、自民の混乱に乗じ候補を一本化して選挙戦に臨みたかった野党の足並みも乱れた。立憲民主党では元職の宮崎岳志氏(51)と新人の斉藤敦子氏(53)が公認を目指したが、両者とも公認されないまま、宮崎氏は日本維新の会から、斉藤氏は県連の支援で無所属で出馬。共産党からは店橋(たなはし)世津子氏(60)が立候補した。

「野党一本化に向け努力したが、残念だ」と共産の選対幹部。野党乱立で票が割れるため「比例を伸ばしていく方針に変更した」とため息をついた。

■新潟5区 元首長3氏の戦い

「豪雪地帯の声を国に届ける国会議員は少ない。どうかみなさんの力を貸してほしい」。公示日の19日、元知事で自民前職の泉田裕彦氏(59)は、出陣式でこう訴えた。3期にわたり知事を務めた高い知名度を武器に、前回選では出身地の加茂市(4区)ではなく5区から出馬し、初当選を果たしている。

当初、5区は泉田氏に対し、前知事で無所属新人の米山隆一氏(54)が野党の支援を受けて戦う構図になるとみられていた。しかし、長岡市長を5期17年務め、全国市長会会長も歴任した無所属新人の森民夫氏(72)が参戦。結果、泉田氏と保守票を食い合う様相を呈しつつある。

この状況を招いた要因の一つが、前回選直前に急逝した長島忠美元復興副大臣の〝後継〟をめぐる問題だ。長島氏は中越地震(平成16年)で被災した旧山古志村(現長岡市)の村長として、復旧と復興に尽力したことで知られている。泉田氏は前回選で長島氏の遺志を継ぐと表明したが、なじみの薄い5区からの出馬には反発の声が上がっていた。自民関係者からは今も「長島氏の後継とはいえない」との声が漏れ聞こえる。

一方、長岡市出身の森氏は、市長時代に長島氏を市の復興管理監に迎え、泉田氏の後任を決める28年の知事選では自公の推薦で出馬した。野党が推す米山氏に敗れたものの、泉田氏と比較する有権者は少なくない。「長島忠美さんの遺志を引き継ぐのは私しかいない」。公示日、森氏は山古志地区でこう訴えた。

保守の争いを横目に、精力的な選挙戦を行うのが米山氏だ。泉田氏の後任として知事に就任した後、30年に女性問題で辞職。今回選では事実上の野党統一候補で組織戦を展開する。公示日は「当たり前のまっとうな政治を取り戻すのが今回の選挙だ」と強調した。

新潟は、近年の大型選挙で野党共闘が推進されてきた地でもある。「絶対に譲れない戦いだ」。米山陣営の関係者は意気込んだ。

3785チバQ:2021/10/25(月) 20:27:13
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_2S3VJQVLIJNKBKKK7XLIXRFMHM.html
選挙区を歩く 東京8区 「石原王国」に地殻変動
2021/10/25 19:37産経新聞

選挙区を歩く 東京8区 「石原王国」に地殻変動

衆院東京8区の候補者の演説に耳を傾ける有権者ら=24日午後5時4分、杉並区(竹之内秀介撮影)

(産経新聞)

れいわ新選組代表の山本太郎元参院議員が公示前にいったん出馬表明し、全国的な注目を集めた東京8区(杉並区の大部分)。公示直前になって立憲民主党、共産党、れいわの3党間で立民新人の吉田晴美氏(49)での一本化が決まり、8区で無敗を誇ってきた自民党前職の石原伸晃元幹事長(64)に挑む「与党」対「野党共闘」の構図となった。日本維新の会新人の笠谷圭司氏(41)も出馬しており、勝敗の行方は見通せない。

運動支える共産

22日、JR阿佐ケ谷駅前で開かれた山本氏の集会には、一時は山本氏と「野党統一候補」の座を争った吉田氏の姿があった。山本氏は今月8日、8区からの出馬を表明したが、吉田氏の支持者からの反発を受け撤回、比例東京ブロックに回った経緯がある。

この日は「頑張りましょう、一緒に国会に」「衆議院でお会いしましょう」と互いにエールを送り合い、笑顔で肘タッチを交わした。吉田陣営の関係者は「いろいろあったが、最終的には和解にたどり着けてよかった。〝雨降って地固まる〟だ」と胸をなでおろす。

吉田氏は今回、立民、共産、れいわの統一候補として出馬。組織力で石原陣営に劣る吉田陣営の運動を支えているのが、共産の存在だ。地元選出の都議や区議が連日街頭に立ち、挙党態勢で吉田氏への投票を呼び掛けている。同党の原田暁(あきら)都議は「これまでの吉田氏の地元での地道な活動を知っているからこそ、われわれも全力で応援できる」と話す。

「共闘」に警戒

一方の石原陣営は「野党が一気に攻めてきた」と警戒を強めている。石原氏は19日の第一声で、「共産と立民が『野合』をして、私たち自公に刃を突き付けている」と吉田陣営を牽制(けんせい)した。

約30年間にわたり石原氏が連勝し続けてきた8区。だが、中選挙区時代には共産候補が当選するなど、際立って保守的な土地柄だというわけではない。そんな8区がなぜ自民の牙城となり得たのか。ある自民区議は「長年の野党の足並みの乱れが石原氏の連勝を生んできた」と語る。

8区では小選挙区制の導入以来、野党候補が複数出馬する状況が常態化していた。例えば平成29年の前回選では旧立民、旧希望の党、共産の候補らが乱立。石原氏は約10万票を獲得して当選を果たしたが、次点の吉田氏は約7万6千票だった。旧希望や共産の候補者の得票を単純に合計すれば、石原氏を約4万票近く上回る計算になる。

自民票吸収も

第三極として石原、吉田両陣営が関心を寄せるのが、維新の笠谷氏の動向だ。維新は他の野党とは異なる保守政党であるだけに、石原氏の選対幹部は「自民票を食い荒らしかねず、今回のような大激戦では勝敗を左右しかねない」と話す。

元自民党員という経歴を持つ笠谷氏は19日の出陣式で、「一部の組織や団体の利益を優先する自民党の政治はおかしい。自民党を外から崩壊させたい」と強調。候補者の一本化が難航した野党陣営も引き合いに出し「この国をまとめられるわけがない」と批判した上で、「共産と手を組んだ立民にこの国の野党第一党を任せるわけにはいかない」と訴えた。

(竹之内秀介)

3786岡山1区民:2021/10/25(月) 20:51:54
https://www.fnn.jp/articles/-/258728
31日投開票の衆議院選挙について、FNNは全国世論調査を行い、選挙戦中盤の情勢を探った。

自民党が議席を減らすのは確実で、単独過半数を維持できるかは微妙な情勢であることがわかった。

調査は、10月23日・24日に、全国18歳以上の男女15万5,045人を対象に、電話(RDD 固定+携帯)で行った。

自民党(公示前276議席)は、東京など大都市圏では、接戦の選挙区が多く、大阪では苦戦を強いられている。

比例代表はおおむね堅調で、前回を超える可能性があるが、選挙区での苦戦が響き、議席を40程度減らす可能性があり、単独過半数を維持できるかが焦点。

公明党(公示前29議席)は、小選挙区に擁立した9人のうち、ほとんどは安定した戦いを見せているが、一部選挙区や比例では苦戦していて、公示前の議席維持は微妙。

自民・公明をあわせると、与党で過半数を確保する見込みだが、国会の常任委員会で委員長ポストを独占したうえで過半数を握る「絶対安定多数」(261議席)には届かない可能性もある。

これに対し、立憲民主党(公示前110議席)は、ほかの野党と候補者を一本化した選挙区や比例が堅調で、公示前勢力から30議席ほど伸ばす可能性がある。

共産党(公示前12議席)は、沖縄の選挙区で議席を見込んでいるほか、比例で数議席伸ばす可能性がある。

日本維新の会(公示前11議席)は、拠点の大阪の選挙区で優位に戦いを進めているほか、比例で議席を増やす見込みで、公示前の11議席から3倍近くまで伸ばす勢い。

国民民主党(公示前8議席)は、小選挙区ではほとんどが苦戦しており、公示前の8議席を守れるか見通せない。

社民党(公示前1議席)は、選挙区で1議席を確保する公算で、れいわ(公示前1議席)は、比例代表で議席獲得の可能性がある。

NHK党(公示前1議席)は、議席獲得が厳しい情勢。

ただ、2割近い選挙区では、1番手と2番手の差が5ポイント以内の接戦となっており、終盤にかけて情勢が変わる可能性もある。

3787岡山1区民:2021/10/25(月) 20:54:19
https://www.fnn.jp/articles/-/258668
31日の投開票の衆議院選挙について、中盤のFNNの調査では自民党が議席を減らすのは確実で、単独過半数を維持できるかは微妙な情勢であることがわかった。
ここ最近の衆院選で圧勝を収めてきた自民党にとっては初めて迎える正念場になると言えるだろう。
調査結果と取材により、今回の選挙の特徴と今後の展開を見通してみたい。

この記事の画像(3枚)
接戦区多数で情勢混沌
過去3回の衆院選は、全てが自民党にとって有利に働いた。
旧民主党から政権を奪還した2012年、消費税率の引き上げを延期した2014年、小池東京都知事の新党立ち上げで野党が割れた2017年。

いずれも自民党が圧勝した選挙だ。
今回は野党の大きな失点もなければ、分裂もない。与党にも大きくアピールする材料はない。
つまり今回は自民党が支持されるのかどうかが冷静に問われる選挙だと言えるのではないか。

逆に言えば、野党がどれだけ現実的な信頼を得られるかが問われる選挙でもある。
FNNの調査では289ある小選挙区のうち、差が3ポイント以内の選挙区が29、差が5ポイント以内の選挙区は54にのぼった。野党が候補者を一本化させたこともあるが、前回に比べて明らかに情勢は混沌としている。
この情勢に追い打ちをかけているのが自民党の候補者事情だ。


野党が候補者一本化 試される自民若手議員
自民党が圧勝した過去3回の選挙しか経験していない1〜3回生は100人以上。
あまりに数が多いため幹部らの指導が行き届かず、地盤が脆弱な候補が多いとされている。

今回の調査で自民党は比例の投票先で約38%の支持を獲得した。公明党(同10%)と合わせて、約5割に達する与党の支持者をまとめれば勝てるはずだが、実際にはそうなっていないところが多い。
支持政党は自民党と考えても、選挙区の候補は「人で決める」という有権者が増えているとの指摘もある。
風頼みの選挙に終始してきた若手候補の多くは今回、党の組織を固めることなど、初めてその実力が問われることになる。

立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党に国民民主党を加えた野党5党が候補者を一本化した選挙区が約7割にのぼることも、接戦区が多い要因のひとつだ。
立憲民主党や共産党などが前回の反省を踏まえ、多くの選挙区で候補者を一本化出来たのは、大きな成果だと言える。
「野党の得票は自民党に入れたくない人の受け皿になれるかどうか」(選挙関係者)との指摘があるように、“反自民票”をひとつにまとめることが小選挙区での選挙を勝ち抜く一番の近道であると言える。
野党間の政策面での温度差が埋まっていないことは課題として残されたままだが、自民党の当選者を減らし、野党勢力を増やすことは間違いなさそうだ。

こうした中で躍進が見込まれるのが「日本維新の会」だ。
これまで長く続いた安倍政権のいわゆる「タカ派路線」から、穏健な岸田政権になったことで保守層の一定の支持が見込まれることに加え、立憲民主党が共産党と共闘したことで野党候補の「左派色」が強まり、中間層の票が流れているとの指摘もある。
関西圏を中心とした人気は相変わらず根強く、比例と合わせて議席を大きく伸ばす見通しだ。

この他、公明党は選挙区での候補を絞り込む従来の選挙戦を展開し、国民民主党、社民党、れいわ、NHK党は議席獲得に全力を挙げている。


「追い風も逆風もない」
今後の選挙戦で焦点になるのは何だろうか。
ある選挙関係者は次のように述べた。

「与党候補にも野党候補にも、追い風もなければ逆風もない」「全く盛り上がらない選挙だし、今後もヤマ場は来ないだろう」つまり幹部の失言などの不測の事態が起きない限りは、候補者一人一人の資質や能力が問われることになるだろう。

別の関係者は自民党の議席について200〜260という幅を示した上で「大勢は投票箱を開けてみるまでわからないのでは」と語った。
大きな風もなく、情勢の変化も選挙区次第のため「現時点で大勢は見えない」ということだ。

有権者にとって投票日までのこの1週間は候補者の実力をじっくり見定める、良い機会になるのかもしれない。

3788名無しさん:2021/10/25(月) 21:26:58
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_X5PDDU5ODNLHBJKFZKKRMAZ3KY.html
トヨタ系労組票の行方 立民候補は党派色薄める
2021/10/25 21:10産経新聞

トヨタ系労組票の行方 立民候補は党派色薄める

(産経新聞)

旧民主党系を支援してきた全トヨタ労働組合連合会(全ト、約35万人)が次期衆院選で、愛知11区(豊田市など)の組織内候補、古本伸一郎前衆院議員の擁立を見送り、自民党との関係悪化を避けた問題は、周辺選挙区にも影響を及ぼしている。「自主投票」の意思表示とも受け取れるだけに、立憲民主党の候補は党派色を薄めて選挙戦に臨み、支援を求めている。

愛知12区の立民前職は23日の演説会で、古本氏から「これからお前が自動車産業を背負ってくれ」と後を託されたと強調した。演説会の応援弁士は自身が所属する立民幹部ではなく、全トと関係が良好な国民民主党の浜口誠参院議員だった。

浜口氏は全ト出身で、産業別労組(産別)自動車総連の組織内議員。立民前職を「同志」と呼びながら11区の問題に触れて「不安の声は十分承知している。だが、築いてきた信頼関係は1ミリも揺るがない」と語り、政党ではなく個人の関係での支援を強調した。

全ト加盟の各労組には、共産党と共闘する立民への嫌悪感が広がっている。立民前職は選挙カーやポスターに党名を記さず、「祈必勝」と大書された為書(ためがき)も、枝野幸男代表や福山哲郎幹事長から送られたものは「余計な波紋を呼ぶ」(陣営関係者)として、選挙事務所に張り出していない。

隣の愛知13区では、立民前職支持で労組票の取りまとめに動く地方議員の一人が「全トが自民に遠慮している以上、私も表では活動しにくい」と語る。選挙事務所では、壁面の一番上に連合、続いて自動車総連など産別の地方組織の推薦状を張り、一番下に枝野氏名義の党公認証がある。

一方の自民は、全トに接近する動きを見せている。愛知県連は政策協定を持ちかけており、8月には国会議員と全ト幹部との意見交換会を開いた。岸田文雄首相は今月21日、12区と13区で街頭演説し、地域の自動車産業に触れて「これからも日本の経済のエンジンとして活躍してほしい」などとアピールした。

自民の県連幹部は、トヨタ自動車のテストコース整備を実現するため、自民県議らが行政との調整に動いたと指摘。「それなのに衆院選では立民を推し、自民候補を落選させるというのは筋が通らない」と語る。(田中一世)

3789チバQ:2021/10/25(月) 21:33:09
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_AJWC3WLFNZI3RJXB3I2M25IENE.html
自民単独過半数へ攻防 立民に勢い 衆院選終盤情勢
2021/10/25 20:39産経新聞

自民単独過半数へ攻防 立民に勢い 衆院選終盤情勢

有権者とグータッチを交わす岸田文雄首相 =23日午後、佐賀市(中村雅和撮影)

(産経新聞)

産経新聞社は25日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った衆院選情勢調査(23、24両日実施)に取材を加味し、31日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。自民党は単独で過半数(233議席)を維持しそうで、連立を組む公明党とあわせれば過半数はほぼ確実な情勢だ。立憲民主党は公示前(110議席)を大きく上回り、140議席台をうかがう。日本維新の会が公示前(11議席)から躍進し30議席に達する勢いをみせている。

自民は全289選挙区のうち130前後で優位に戦いを進めているが、約2割の60程度の選挙区で立民などと接戦になっている。競り負けが増えれば単独過半数を維持できない可能性があり、情勢は予断を許さない。全体では公示前から30議席以上は減らしそうだ。

接戦は都市部で多く、閣僚経験者の苦戦も目立つ。東京都では前回、自公が25選挙区中20を制したが、今回は16で野党側が優位か、接戦となっている。公明は選挙区の前職9人全員の当選が目標だが、危うくなっており、比例とあわせて公示前(29議席)の維持が焦点となりそうだ。

野党は立民、共産党などが候補者を一本化した213選挙区のうち、約半数でリードするか、接戦に持ち込んでおり、共闘の成果が出ているとみられる。

共産は公示前の12議席から20議席近くまで伸ばす可能性がある。国民民主党は前職6人全員の当選が視野に入り、比例での議席獲得が焦点だ。れいわ新選組、社民党もそれぞれ1〜2議席の獲得が視野に入っている。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は苦しい戦い。

維新は地盤の大阪府で擁立した15人のほぼ全員が当選圏内にあり、比例代表とあわせ全体では30議席前後を獲得する勢いだ。

情勢調査では、衆院選の投票行動に関して「すでに期日前投票を済ませた」人と、「必ず投票する」と回答した人の割合を合わせると84・0%だった。



都道府県別の終盤情勢分析は27、28日に掲載します。

情勢調査の方法 サンプル数は1選挙区当たり約500、計15万5045。令和3年6月1日時点の選挙人名簿登録者数を基に、選挙区ごとに満18歳以上の有権者から男女別・年代別の構成割合に応じて調査対象を抽出。電話番号を無作為発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式を採用し、コンピューターで電話をかけるオートコール方式で実施した。

3790とはずがたり:2021/10/25(月) 22:11:45

譲り合いの岐阜4区、「地獄の」総力戦に 自民、野党共闘に危惧
https://mainichi.jp/articles/20211025/k00/00m/010/156000c
黒詰拓也
毎日新聞 2021/10/25 18:15(最終更新 10/25 21:21) 有料記事 1100文字

 選挙区の範囲が6000平方キロ超と全国有数の広さで、都市部から過疎に悩む地域までを抱える岐阜4区。「保守王国」の岐阜にあって、組織力を生かした選挙を大々的に展開する自民前職と、4度の比例復活当選を経て初の小選挙区での勝利を狙う立憲民主前職が2017年の前回衆院選同様に激しく競り合い、維新新人が2人を追う。

 「岸田総理の政策は我々『チーム岸田』が作った」。選挙戦序盤の21日、岐阜県可児市であった自民前職、金子俊平氏(43)の演説会。応援に駆け付けた岸田文雄首相にぴったりくっついた金子氏は約1000人の聴衆を前に、自身の所属派閥が岸田派で、首相との間に太いパイプがあることを強調。岸田首相は「私の側近として活躍する将来のホープ」と持ち上げた。

 演説会では県選出の参院議員に加え、4年前に政界を引退し、金子氏が地盤を譲り受けた父で元国土交通相の一義氏の盟友で、父とは同じ選挙区のライバルでもあった藤井孝男元運輸相も招かれ、応援弁士としてマイクを握った。

 自民がここまでの組織戦を展開するのは、1996年の小選挙区制導入以降、金子氏と藤井氏が交互に出馬するなどして守ってきた議席が、脅かされているためだ。県連は4区を重点地区に定め、所属県議に有権者100人の名簿を集めてくるよう指示。県連会長代行の猫田孝県議は首長や業界団体代表者との面会を重ね「地獄のような選挙」と気を引き締める。

 同じ日の夜、立憲民主前職、今井雅人氏(59)は…

3791とはずがたり:2021/10/25(月) 22:51:00
大阪市のホムペに維新の候補者が乗ってる。ええんかい。

あなたの行動がより良い世界を次につなぐ。青柳 仁士さん
2021年10月25日
https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000518206.html

いま世界は、新型コロナウイルス感染症がもたらした不安に揺れています。
毎日の生活が一変してしまったなかで、人類と地球の未来のためにSDGsが掲げる目標を考え、身近なところでどのように行動すればよいのか、その手がかりを、元・国連職員(SDGs担当)の青柳仁士さんに解説していただきました。

3792とはずがたり:2021/10/25(月) 23:01:48

「岸田政権を左右する」参院・静岡補選で予想外の敗北 自民に危機感
有料会員記事2021衆院選
https://www.asahi.com/articles/ASPBS6HCXPBSUTFK001.html
楢崎貴司、鬼原民幸2021年10月24日 21時25分コメント

 岸田政権にとって2議席死守が至上命令だった参院2補選。山口で圧勝したが、静岡では予想外の敗北を喫した。1週間後に投開票を控えた衆院選の「前哨戦」として臨んだだけに、与党側は危機感を募らせ、野党側は攻勢の足がかりにする構えだ。

岸田首相が2度応援入りも「逆風」拭えず
 選挙戦で岸田文雄首相が2度にわたって応援に入った静岡選挙区。自民党の遠藤利明選挙対策委員長は24日夜、敗北を受けて記者団に「あと一歩及ばずという状態になった」と述べた。

 参院静岡、山口の両補選で争われたのは、もともと自民党が持っていた議席だ。山口選挙区は自民党の分厚い地盤があり、確実に1議席は得られると踏んでいた。また、6月の静岡県知事選に自民党の前参院議員が立候補したことに伴う静岡選挙区でも当初、「勝って当然」との楽観論があった。

 静岡では、衆院8小選挙区のうち自民党や自民系の前職が七つを占める。さらに、野党側は共闘体制を構築できず、10月初旬の自民党の調査では公認候補が、立憲民主党や国民民主党が推す山崎真之輔氏を大きく引き離していた。そうした状況もあって岸田首相は告示日の7日にさっそく応援に入り、「選挙の顔」として「100代目の内閣総理大臣」などと自らのアピールも忘れなかった。

 甘い見通しは、すぐに崩れ去る。

 自民党県連は、街頭などの雰囲気から「逆風」を感じていた。県連幹部の一人は、安倍、菅政権でのコロナ対応に触れ、「両政権の不手際も影響がある。緊急事態宣言などでストレスや不満を抱えていない人はいない」と指摘していた。

 実際、選挙戦中盤には報道各…

3793チバQ:2021/10/25(月) 23:15:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_BU6ABHVPURL7RETSFWSRBQ2EQY.html
維新躍進か 30議席視野 大阪の12選挙区で優勢
2021/10/25 21:24産経新聞

維新躍進か 30議席視野 大阪の12選挙区で優勢

(産経新聞)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が23、24両日に実施した衆院選の終盤情勢調査では、日本維新の会の優勢が際立ち、公示前(11議席)の約3倍となる30議席程度を視野に入れる。地盤とする大阪府の選挙区の大半で先行しているほか、比例代表も増加する見込みで、課題である「全国政党」に向けて前進することになりそうだ。

維新の松井一郎代表(大阪市長)は25日、大阪府東大阪市で演説し、「今までの古い政治ではなく新しい日本をつくるため、既得権益にメスを入れる」と訴えた。この日は岸田文雄首相(自民党総裁)も2日連続で大阪入りし、同市での演説で「大激戦が続いている大阪13区、皆さんの力を与えてほしい」と声を張り上げ、両党の争いが激しくなっている。

維新は大阪19選挙区のうち15選挙区に候補者を擁立した。終盤情勢によると、12選挙区で優位に立ち、13区など2選挙区で自民候補と接戦を繰り広げる。前回の平成29年衆院選は10選挙区で自民に敗れており、今回は12選挙区を制した24年衆院選に匹敵する勢いを維持する。自民は選挙区で「全敗」の可能性もあり、巻き返しに必死だ。

維新躍進の背景には、新型コロナウイルスの感染が落ち着き、党副代表である吉村洋文府知事のコロナ対応が評価されていることなどがあるとみられる。立憲民主党幹部は「大阪では維新が政権批判の受け皿になっている」と指摘する。

維新は今回、関西だけでなく、首都圏や北海道、九州など全国の選挙区で幅広く候補者を擁立。終盤情勢では、維新と自民などの与党、立民などの野党で三つどもえの争いになっている69選挙区のうち、維新が優勢なのは大阪の6選挙区だった。ただ、兵庫の2選挙区で接戦を繰り広げるほか、比例は公示前の8議席から倍増する勢いで、全国での候補者擁立が比例票の掘り起こしにつながっているとみられる。

維新は昨年11月、看板政策としてきた大阪都構想の是非を問う住民投票が反対多数で否決され、党勢に陰りが見えていた。だが、衆院選では、自民でも立民などの野党でもない「第三極」として改めて支持を集めているようだ。(田村龍彦)

3794チバQ:2021/10/25(月) 23:16:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_72HTB3QA3RL4RFQ4NM2KFVYOHE.html
衆院選注目の選挙区 静岡5区 構図一変 派閥間で激突
2021/10/25 21:44産経新聞

衆院選注目の選挙区 静岡5区 構図一変 派閥間で激突

(産経新聞)

「私を裏切り者という人の気持ちは受け止める。だが政治信条でいえば、共産党と組むことこそが国民への裏切りだ。『自衛隊は要らない、日米同盟は必要ない』という共産と組んで選挙を戦うことはできない」

無所属の元環境相、細野豪志は21日夜、静岡県小山町で約80人を前にこう語りかけ、自民党入りを目指す考えに理解を求めた。

長年の支援者も多い。会場は冷え込んだが、最後まで残る聴衆から「見送るためにいるんだよ」と声がかかり、細野は相好を崩しながら選挙カーに乗り込んだ。

細野が自民二階派(志帥会)の特別会員となったのは平成31年1月だ。民主党政権では閣僚を歴任したが、野党転落後に共産との共闘色が強まる党運営を嫌い、29年の衆院選では現実的な安全保障政策などを掲げた新党「希望の党」の結成に加担。同党が惨敗後は、無所属のまま自民入りを目指すことを決めた。

大胆な宗旨替えには冷ややかな声も強い。今月20日に同県富士市で演説した際には、かつての支持者が細野をこう突き放した。

「全部裏切られた」

自民幹事長として長年君臨した二階俊博の影響力を追い風に衆院選を勝ち、自民入りを果たす-。細野のプランは10月1日に二階が幹事長から離れ、岸田派(宏池会)会長の岸田文雄が首相に就任したことで暗転した。長年5区で戦ってきた吉川赳は総裁派閥となった岸田派に所属する。5区の党公認候補も吉川に決まった。自民入りを果たすには、吉川の比例復活を許さぬほどの完勝が条件となる。

細野は背水の陣を敷いた。10月1日の記者会見で「勝利できなかったら政治の世界から引退する」と宣言。二階から「何でもしてやる」と声もかけられたが、あえて応援は頼んでいない。

「困難を乗り越えないと政治家を続ける資格はない」。細野は周囲にこう語るが、退路を断つことで同情票を得る狙いも透ける。

対する吉川は、自民公認候補としての正統性と岸田との近さを前面に出し、議席を得る構えだ。

「日本を救えるのは岸田政権の掲げる思いやりの政治だ。首相に近い位置で私の思いを形にしたい」

21日夜、吉川は同県裾野市で開いた演説会で、岸田との近さをアピールした。同派のワクチン担当相、堀内詔子(のりこ)も応援に駆け付け、派閥の一体感も印象付けた。

吉川は過去3回の衆院選で、選挙区で細野に勝ったことがない。今回、細野からは野党系の支持層が一部離れ、吉川は今回こそ勢いに乗りそうにみえるが、陣営の空気はどことなく重い。細野が吉川の支持層である公明党票を切り崩すなど、支持を広げる動きが見え隠れしているからだ。

「勝たないと政治家を引退するとか、人情めいた話で選挙が左右されていいのか」。吉川は周囲に細野の選挙戦術を非難するが、吉川陣営に入る市議からも「政治家としての経験は細野に及ばない」との声が漏れる。5区は2年あまりにわたり二階と岸田の「代理戦争」の地ともなってきただけに、吉川は首相に就任したばかりの岸田に恥をかかせまいと奔走する。

保守分裂の間隙(かんげき)を縫い、5区に非自民の旗を立てようとしているのが立憲民主党の小野範和だ。国民民主党代表の玉木雄一郎の東大陸上部の後輩にあたる。

「自民の公認争いなどコップの中の話だ。関心が持てない情けない政治ではないか。私が『市民が主役の政治』を実現していく」

小野は22日、同県裾野市のJR岩波駅前でこう訴えた。聴衆は10人に満たなかったが、細かくスポット遊説をこなし、知名度も徐々に浸透してきた。

小野は周囲に「細野が(色を変える)カメレオンのように与党と野党の支持者を向いているが、真の野党票をまとめていく」と意気込む。陣営幹部の同県三島市議、佐藤寛文は「5区の野党統一候補は小野と認知され、細野や吉川との差を縮めつつある」と手応えを語る。(奥原慎平)=敬称略

3795チバQ:2021/10/25(月) 23:17:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_WSN5FTIVNZKWFI32D7EIMDGH3Y.html
野党一本化で自民苦戦 勝敗の帰趨決する接戦区47
2021/10/25 22:08産経新聞

野党一本化で自民苦戦 勝敗の帰趨決する接戦区47

(産経新聞)

産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で23、24両日に実施した衆院選情勢調査で、自民党は単独過半数を維持しそうな情勢だが、苦戦していることをうかがわせる結果となった。立憲民主、共産など野党5党にとって、全289選挙区のうち約7割の213選挙区で候補者を一本化し、135選挙区で事実上の与野党一騎打ちに持ち込めたことが奏功したといえる。野党側は自民を単独過半数割れに追い込みたい考えで、接戦区を中心に攻防は激化しそうだ。

調査結果によると、213選挙区のうち、自民または公明の与党候補が優勢なのは約4割の90選挙区、野党5党の統一候補が優勢なのは3割弱の60選挙区に上った。共産が統一候補となっている39選挙区の多くは戦績が芳しくない。与党系候補と統一候補の接戦区は約2割の47に上り、ここでの結果が勝敗の帰趨(きすう)を決することになりそうだ。

事実上与野党一騎打ちとなった135選挙区では、与党または与党系無所属が約半分の66選挙区で有利な戦いを進めている。統一候補または野党系無所属がリードしているのは39選挙区だが、接戦区は30もあり、最終盤まで選挙戦の行方は見通せていない。

日本維新の会を含む三つどもえの戦いとなっている69選挙区では、無所属を含む与党系候補と野党系候補(維新を除く)が、それぞれ21選挙区で優位に立っており、互角の戦いを展開している。

野党第一党の立民にとって共産との共闘は非自民の保守票や浮動票を取り逃す可能性があるため、一つの賭けではあったが、共産は1選挙区に平均2万票程度あるとされ、効果が出ているのは間違いない。

これに対し、5野党から複数の候補者が出ている選挙区では、与党候補が優勢なのは56選挙区。野党5党側の候補が優位な戦いを進めているのは、わずか4選挙区だった。反自民票の受け皿が分散化すれば、与党に太刀打ちできない現実がうかがえる。

平成29年の前回衆院選では、東京都の小池百合子知事が希望の党を立ち上げ、野党第一党だった旧民進党は希望と立民などに分裂した。野党系の候補は乱立し、与党は憲法改正の国会発議が可能となる3分の2(310議席)を超える議席を獲得した。今回は大きな再編の動きもなく、野党間で候補者調整を進めやすい環境が整っていた。(坂井広志)

3796チバQ:2021/10/26(火) 11:42:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/21c16689ea47ae672f86e108aa6175f439889bbe
維新の会・足立康史の2連ポスターがネット上で物議「印象操作がひどい」
10/25(月) 16:09配信

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東スポWeb
足立康史氏(東スポWeb)

 日本維新の会・足立康史前衆議院議員(大阪9区)の選挙ポスターがネット上で物議を醸している。

【写真】うがい薬の効果を熱弁する吉村府知事

 足立氏のポスターは白と緑の2連で貼っている。白のポスターは足立氏の顔がアップしたものだが、もう一方は大阪府・吉村洋文知事の顔がアップで写っており、下の方に小さく足立氏の顔が写っている。

 ところが、吉村知事の顔がアップされたポスターのみが数日前からネット上で広がり、「候補者を顔出さない選挙って何なのか」「え、吉村知事、いつからあだちさんになったの?」などと批判的な投稿が殺到しているのだ。人気と知名度の高い吉村知事を利用しているといわんばかりだ。これに対し、2連ポスターの片方だけを取り上げ批判するのは「印象操作がひどい」とこうした投稿を批判。2連ポスターが賛否を呼んでいる。

 これに対し足立氏の選対スタッフは25日、ツイッターで「あだち陣営が何かズルいことをやってるかのような印象操作が拡散されていますが、写真をご覧いただければ、緑ポスターと白ポスターとを二連で貼っているにもかかわらず緑ポスターだけを切り取りアップしていることが分かります。あだちは正々堂々戦い続けます!」と反論。

 さらに足立氏自身も「こうしたポスターを準備していたことを私は公示日に知りましたが、このハイブリッド掲示方法を編み出した陣営を誇らしく思います。一ヶ所に同じポスターを二枚貼るのは簡単ですが、二連ワンセットで大きなツーショットポスターとし注目を集める本方式は素晴らしい。『あだち方式』としてご活用下さい!」と訴えている。

東京スポーツ

3797チバQ:2021/10/26(火) 11:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e9d7156bcf78357476e21260195905befff1c75
初代デジタル相・平井卓也氏はドブ板、映画ヒット小川淳也氏は勝てば「代表選出馬」…香川1区7度目対決
10/26(火) 6:00配信


スポーツ報知

 香川1区は全国屈指の激戦・注目区となっている。菅政権で初代デジタル相を務めた自民・平井卓也氏(63)と、昨年公開のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が反響を呼んだ立民・小川淳也氏(50)による7度目の対決。過去の戦績は平井氏の5勝1敗だが、今回は各社調査で小川氏の微差でのリードが伝えられている。全3候補者に戦況と思いを聞いた。(北野 新太)

【写真】涙を浮かべながら拳を突き上げる小川淳也氏

 24日夜、高松市内での個人演説会で平井氏は心の内をのぞかせた。「とにかく苦しい選挙。毎日、泣きそうになります…。皆様どうかお助け下さい!」。さらに、小川氏の映画について自ら言及する。「私は見てないですけど、相手を好きになって私を嫌いになるらしいですね。新しい選挙運動で、通用したら全国会議員が映画を作ることになる。私は仕事で認められたい!」。支援者から拍手が起きた。

 前回の任期中にIT担当相で初入閣を果たし、初のデジタル相にも就任した。代名詞を得て、選挙でもデジタル力を駆使して戦えているのでは、と尋ねると平井氏は表情を曇らせる。「いや、理解されにくい仕事ですし、選挙で訴えたいことはデジタル空間では伝わらない。期間中、最低2万人とは会って目を見て話をしたいです」。アナログなドブ板選挙を貫いている。

 五輪アプリの事業費削減を巡る不適切発言も伝えられた。「だって73億円のアプリって聞いたら腰抜かしません? 税金の無駄遣いに斬り込むのは民間出身議員にしかムリ。予算要求が勝負の官僚出身議員(小川氏)にはできないよ。ぶっちゃけ、全部ホントのことを知ってもらいたいです」

 祖父の元参院副議長・太郎氏の代から選挙を手伝う名和敏延さん(78)は語る。「小さい頃から負けん気は強いけど、良い男なんだよ…」。27日には甘利明幹事長、28日は所属派閥の領袖でもある岸田文雄首相が選挙区に入る予定。終盤の競り勝ちを狙う。

3798チバQ:2021/10/26(火) 11:49:55
〇…映画「なぜ君―」を撮った故・大島渚監督の次男・大島新監督は今選挙で続編「香川1区」(12月24日公開予定)を撮影中。「やはり小川さんの活動が軸ですけど平井さんや自民党の強さ、有権者の姿も表現したいです。平井さんもインタビューに応じてくれました。30分だけですが…」。キネマ旬報ベストテン文化映画1位など前作の反響は「想像もしていなかった」とし「今回はラストシーンを有権者の方が決める作品になります」と予告した。

 25日夕、高松市内のスーパー前で街頭演説を終える頃、小川氏は映画について語った。「みっともないシーンもいっぱいありました。奥さんとか、いつも至近距離にいる人は『何の感慨も感動もなかった。だって普段のままだから』って言います。でも遠巻きに応援して下さる方からは『感心した』というお声をいただいて。政治に接点を感じていただく機会になり、ありがたい」

 初出馬から17年間の活動を追った「なぜ君―」は昨年6月の公開後、異例の反響を呼んだ。今選挙では著名人から応援の声が相次ぎ、全国からの多数のボランティアが活動を手伝う。明子夫人は「今まで以上の総力戦になり、本当に感謝しています」と頭を下げる。

 一方、公示直前の小川氏の行動は波紋を呼んだ。11日、町川順子氏を擁立した維新に対し、出馬回避を求めたことが批判された。小川氏は真意を説明する。「維新や町川さんに働き掛けたのは事実ですけど、野党一本化に人事を尽くさない自分に納得できなかった。悪意ある人には『訪問』が『押し掛け』に、『あいさつ』が『乱入』になる。自分は堂々と戦いたい」

 「身を引く」 2つの覚悟を胸に決戦を戦っている。「小選挙区で当選すれば来年9月の代表選出馬に向けた活動にシフトします。大仕事になる」。仮に落選したら?「後始末をつけます。ケジメがついたら潔く身を引きます。家族に負担と迷惑を掛けた。望まれないのなら、私的な人生を生きても誰に責められるものではないですから」。

 維新の町川順子氏(62)は「簡単に当選できるなんて思わないけど、毎回2人が当選する注目区で新しい選択肢になれたら」と立候補の理由を説明。国民・玉木雄一郎代表、維新・鈴木宗男参院議員らの秘書を務め、3度の国政選出馬立候補経験がある。知人だった小川氏からは出馬回避の打診があったとし「電話を55分間切らせてくれず、私の実家まで来て」と説明。「でも、私は政権批判をしているので、どちらかと言えば平井さんの票を取っている気がするんですけど…」

◆香川1区(高松市、小豆郡、香川郡)
小川淳也50 立民前〈5〉
町川順子62 維新新
平井卓也63 自民前〈7〉

※敬称略、届け出順。丸数字は当選回数。年齢は31日の投開票日

報知新聞社

3799チバQ:2021/10/26(火) 14:51:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/83db08e1c5c38a8e7a62a30c6c3676d04f6c0640
農業票「一枚岩」遠く 熊本県農政連、衆院選で対応苦慮 課題多様化、2区は分裂
10/26(火) 6:55配信

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熊本日日新聞
衆院選で推薦している自民党候補の選挙事務所を訪ね、農家への支援を求める県農業者政治連盟の宮本隆幸会長(左)=9日、熊本市

 31日の衆院選投開票に向け、熊本県内の農業政治団体が自民党公認候補の集票に動いている。ただ、会員農家数の減少で影響力低下は否めず、農業を巡る課題が多様化する中でかつての米価のように農家が一致結束するテーマも見当たらない。保守分裂となった熊本2区では会員の支持が割れ、難しい戦いを強いられている。

 「米価が下がれば地域農業を支える集落営農が打撃を受ける。耕作放棄を防ぐためにも、農家が安心できる支援策をお願いしたい」。衆院解散を控えた今月9日、JAグループ熊本の組合員や職員で組織する県農業者政治連盟(農政連)の宮本隆幸会長=JA熊本中央会長=は県選出の自民党国会議員の地元事務所を回り、米価下落への対策を強く求めた。

 農政連は昨年11月、熊本1〜4区の自民現職(当時)4人の推薦を決定。今年8月には4人と、新型コロナウイルスの影響緩和策や災害に強い産地形成の対策強化など5項目の政策協定を交わした。

 自民党とは歴史的に、米価や農業関係補助金、貿易交渉などを巡って密接な関係を保ってきた。宮本会長は「熊本地震関係の農業予算もベテラン議員のチームワークで獲得できた。コロナ禍で先の見通せない今こそ、4人全員の再選が不可欠」と強調する。

 しかし、選挙戦での影響力は年々低下している。県農政連は地域農協ごとに11の総支部を持ち、会員数は7万3515戸(今年4月時点)。農家の高齢化や「農協離れ」を背景に、この10年で2万戸以上減った。加えて、営農形態の重心は稲作から畜産や施設園芸などに移動。ある農政連幹部は「かつての米価交渉のような、農家が『一枚岩』になれる共通項が見いだしづらい」と打ち明ける。

 そうした中、苦慮しているのが熊本2区への対応だ。17選を目指す自民前職の野田毅氏(80)と無所属新人の西野太亮氏(43)の保守系2人が2度目の対決。共産党新人の橋田芳昭氏(66)も割って入った。2区に関係する3総支部のうち2総支部(熊本市、荒尾・玉名)は会員の支持が野田氏と西野氏に分かれ、異例の「両者推薦」となった。

 県組織としては野田氏のみを推薦しながら、両陣営から「平等な対応」を求められる板挟みの状況。熊本市では総支部のトップが表立って動きづらいため、県組織の幹部らが管内のJA支店を巡回して野田氏支援を呼びかける苦渋の対応を取っている。

 農家の判断は分かれる。野田氏を支持する南区の男性(63)は「議員が予算を取れるようになるには当選を2〜3期重ねんと。今はまだ実績が必要だ」。一方で、西野氏を応援する南区男性(73)は「地区の未来を担う若手農家たちも世代交代を期待している」と言う。「国政選挙はしがらみが多いので投票しない」(南区73歳男性)と距離を置く農家もいる。

 宮本会長は「選挙応援をするのはあくまで農業発展のため。組織が分裂したら元も子もない」。融和を意識しながらの選挙戦が続く。(中尾有希)

3800チバQ:2021/10/26(火) 14:53:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c66605afea5d4b3cbfb2dd08ae7f39abe35a752
「代理戦争」消えぬ火種 二階派VS他派閥 静岡5区、群馬1区【注目区を行く】
10/26(火) 7:08配信

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時事通信
衆院静岡5区の候補者の演説を聞く支援者=21日、静岡県小山町のJR足柄駅前(一部画像処理しています)

 自民党二階派と他派閥が選挙区の公認をめぐり激しく衝突した「代理戦争」。

 党本部裁定で多くは整理されたが、静岡5区は事実上の保守分裂となった。二階派特別会員で自民入りを目指す無所属の細野豪志、党公認で岸田派所属の吉川赳の2人が4度目の対決に臨む。一方、群馬1区の公認調整は二階派に軍配が上がり、奪われた細田派の不満はくすぶる。(敬称略)
 ◇裏切り者と呼ばれ
 「自民党に入ってこの国を守っていきたい」。21日夜、静岡県小山町。小さなコインランドリーの駐車場で、細野は支持者約50人にこう訴えた。20日の演説の際に以前の女性支援者から「裏切り者」とののしられたことも明かし、「こういう方々の声も全部受け止めようと思う」とも語った。

【図解】衆院選挙制度の仕組み

 旧民主党出身で、旧希望の党などを経て無所属となった細野。2019年1月、自民幹事長として権勢の絶頂にあった二階俊博率いる二階派に特別会員として入会し、入党への布石を打った。

 しかし、先の党総裁選で岸田文雄が勝利。敵対する二階は失脚し、情勢は変化した。細野が執行部などに入党を認めさせるには、競合する吉川の比例代表での復活当選を許さない「圧勝」(二階派幹部)が至上命令だ。

 吉川は神経をとがらせる。細野とは過去3回対決してきたが小選挙区は全敗。17年の前回衆院選は落選し、その後、繰り上げ当選で議員バッジをつけた。小選挙区勝利には常に細野という壁が立ちはだかる。

 「岸田総裁が誕生した今だからこそ、私が地域で学んだことをしっかりと伝えていける」。吉川は21日、JR足柄駅前の演説で派閥会長・岸田とのつながりを強調。「総裁派閥の公認候補」という立ち位置を最大限にアピールし、支持を呼び掛けた。

 細野の自民入りに反発する静岡県連も吉川を後押しし、地方議員らを支援に送り込むなど組織をフル稼働させる。静岡の「代理戦争」に終わりは見えない。

 立憲民主党新人、小野範和は「ふるさとに恩返しを」と訴え、支持拡大を図る。

 ◇怒る細田派
 かつて福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三各元首相が争った「上州戦争」をほうふつとさせる二階、細田両派による群馬1区の公認争い。公示直前の15日、党本部は二階派の中曽根康隆を選挙区から擁立し、細田派の尾身朝子を比例代表に回す決定を下した。前回衆院選と入れ替えた形だ。党の情勢調査で中曽根が優位に立っていたことが決定打となった。

 18日、尾身は前橋市の中曽根の事務所を訪れ、「和解」を演出。ただ、面会時間はわずか10分足らずで、尾身は面会後、「お互い頑張ろうと確認した」と記者団に説明すると足早に事務所を後にした。尾身周辺は「後援会は1区で戦う準備をしていた。比例転出に動揺している」と憤る。

 一方、22日の群馬県渋川市での街頭演説で中曽根は「たすきに自分の名前が書いてある。4年前は自民党というたすきだった」と選挙区での出馬を誇った。陣営は尾身が前回獲得した9万票を超える12万票を目標に掲げる。陣営幹部は「自分たちの戦いをするだけ」と語り、尾身側との連携は意識していない。

 土壇場で分裂選挙の事態は回避された。だが、細田派は尾身の今後の選挙区復帰を捨てたわけではない。火種は残ったままだ。

 野党は候補者一本化が実現せず、3人が乱立した。立憲民主党県連が支援する無所属の斉藤敦子、旧民進党出身で元職の宮崎岳志が日本維新の会の公認を得て参戦。共産党新人の店橋世津子も支持を訴える。

 ◇立候補者名簿
 【静岡5区】
 細野豪志 50 元環境相   無 前
 小野範和 48 元銀行員   立 新
 吉川赳 39 元復興政務官 自 前
 千田光 43 自営業    諸 新
 【群馬1区】
 中曽根康隆 39 元議員秘書  自 前
                  推(公)
 斉藤敦子  53 元大学准教授 無 新
 宮崎岳志  51 行政書士   維 元
 店橋世津子 60 元前橋市議  共 新
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。無=無所属、立=立憲民主党、自=自民党、諸=諸派、公=公明党、維=日本維新の会、共=共産党。丸かっこは推薦政党。

3801チバQ:2021/10/26(火) 15:07:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f6dfb7ac556ee6d0bf5617c4d2b1c6ab268dfe
衆院選:注目区を行く【神奈川14区】共産擁立見送り、自民前職と立民新人の一騎打ちに
10/26(火) 5:51配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)長友克洋氏、赤間二郎氏

 「相模原市長の本村賢太郎です。私と彼は同級生。今回は彼の出番です」

 24日、相模原市緑区のJR橋本駅前。応援弁士として本村がマイクを握る横で、立憲民主党の新人・長友は深々を頭を下げた。

 長友と本村はかつて14区を地盤とした元財務相・藤井裕久の秘書を務めた。本村は藤井の後を受け、2009年から14区で4度出馬。17年の前回選で希望の党(当時)で比例復活した本村が19年に市長に当選したことを受け、長友は後継として国政初挑戦となった。

 陣営幹部は「藤井、本村とつないだたすきを途切れさせるわけにはいかない」と強調する。

 共産党が擁立を見送り、与野党一騎打ちの構図が出来上がったことも陣営は追い風と捉える。地元市議が「コロナ禍で自公政権に不満を持った市民は少なくない。その受け皿となり得るか否か」と話せば、14区を担当する共産幹部も「政策や考え方の違いはあるけれど自公に勝ちたいという思いは同じだ」と語る。

 公示直前の決起集会。長友は、沖縄前知事の翁長雄志が保守と革新を結集させるため唱えていた「腹八分、腹六分の精神」を引き合いに出した。「思いや考え方は違うが基本的に目指す方向性が同じであるならば、腹八分、腹六分の精神でまとまり、いまの政治を変えていく。それが14区ではできる」と、野党共闘による一本化に期待を寄せる。

 ただ、市議2期、県議4期を務めたとはいえ、「知名度は相手に比べて圧倒的に劣る」と陣営幹部は不安材料を口にする。主要駅に立ったり、商店街を回ったりと表に出るが、地元市議は「勝利するには、まだまだ足りない。一人でも多くの有権者に顔と名前を覚えてもらわないと」と焦りをにじませる。

 一方、5選を目指す自民党の前職・赤間は自公政権の継続を訴える。19日の告示日。同市中央区の事務所前で行われた「第一声」には自公の県議、市議が集結し「小選挙区は赤間、比例は公明党」と自公連立を強調した。

 地元市議は「一騎打ちは脅威。分かりやすい構図ゆえ、安倍、菅政権に不満を持つ人々の票が集まる可能性がある」と警戒する。岸田政権の支持率が高くなかったこともあり、ある県議は「森友・加計学園問題など政府が説明責任を果たしていない、という考えは有権者に根強く残っている」と話す。

 油断は大敵─。陣営はそう繰り返し、引き締めを図る。告示から初の週末となった23日には同市緑区のJR橋本駅前で赤間が所属する派閥を率いる党副総裁で元首相の麻生太郞が応援に駆け付け、選挙戦終盤にも有力弁士が選挙区入りする予定だ。

 陣営は「厳しい選挙戦」と口にするが、直近3回で小選挙区での当選を死守してきた自負もある。コロナ禍でも地元に密着した活動を続け、幹部の一人は「14区は赤間というイメージが根付いている」と話す。

 赤間は言う。「相手が誰になろうと、構図がどうなろうとやることは変わらない。自公政権の実績や経験、安定した政治の必要性を訴えていく」

 =敬称略

神奈川新聞社

3802チバQ:2021/10/26(火) 16:33:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e06e12228538ae1945ffc2e4f2beb3e0110a00e
「演説に急きょ名前入れた」異例の融和演出も…自民公認争い傷深く
10/26(火) 9:50配信
西日本新聞
【上】原田義昭氏(右)への支持を訴える自民党の岸田文雄総裁=23日午後4時ごろ、福岡県大野城市 【下】立憲民主党の蓮舫代表代行(左)と街頭演説する堤かなめ氏=24日午後0時20分ごろ、福岡県筑紫野市

 紅白の幕が下がるトラックの荷台に立つ自民党前職の原田義昭は、応援に駆け付けた首相で党総裁の岸田文雄を満面の笑みで迎え入れた。即席の舞台には「自民党公認」と大きく書かれた選挙カーが横付けされている。

【一覧】立候補一覧

 23日午後、福岡県大野城市の西鉄白木原駅前。約2千人の聴衆が歩道を埋め、舞台下には公認争いに敗れて出馬を断念した元自民県議の栗原渉が険しい表情でたたずむ。

 「今回は原田さんが公認候補として戦う。次回は栗原さんがこの5区で戦う」。岸田が演説の冒頭、公認争いで党が下した裁定を紹介し、栗原に右手を向けると拍手が起こった。

 首相自ら公認問題に触れざるを得なかった。

 1年以上にわたった自民分裂の対立は、公示の4日前に党本部が原田を公認して決着。「次回は栗原を公認」と記した裁定書の署名には岸田も党本部の総裁室で立ち会った。

 ただ、分裂回避で立憲民主党新人の堤かなめを引き離す計算だったが、報道各社の情勢調査は横一線。党本部関係者は「栗原支援者を取り込まないと勝てない。演説に急きょ栗原の名前を入れた」と明かす。

 異例とも言える首相の融和演出。それでも、分裂の傷痕は深い。

 原田は24日夕、同県筑紫野市で栗原を支援してきた県議や市議ら約20人と向き合った。「なんとか勝てるようにお願いします」と協力を求めたが、「まずは栗原さんとしっかり手を取り合って」「本当に勝ちたかったらもっと活動を」などと不満が噴出した。

 栗原の支援者には、除名をちらつかせて栗原に撤退を迫った党への不信感も渦巻く。栗原に推薦を出していた県農政連や、前回は原田を推薦した公明党は自主投票を決めた。自民県連幹部は「支持拡大より自民離れを引き留める戦いだ」と危機感は強い。

      ■

 「私は太宰府出身。父方は鬼滅の刃(やいば)でブームになった神社の神官でした」

 24日午後。筑紫野市の商業施設前でマイクを握った堤は地元色を前面に出し、応援に入った立民代表代行の蓮舫と並んで通行人に笑顔で手を振った。

 堤が出馬表明したのは約半年前。選挙区外の福岡市博多区の県議だったが、出身地の地の利を生かして支持者の開拓を図り、所属する県教職員組合の全面支援を受けて組織戦も展開する。

 解散前日の13日には共産党が立候補予定者を取り下げ、事実上の野党統一候補となった。自民分裂による「漁夫の利」に期待が高まるも、2日後には自民側も一本化にこぎ着けた。

 4年前の前回衆院選では、野党の2候補が獲得した得票を合わせても原田に約2300票及ばない。

 「無党派層や保守層への浸透が不可欠」(立民関係者)で、陣営がもくろむのが栗原支持者の「造反票」の取り込みだ。23日に同県朝倉市で開かれた個人演説会に栗原の支持者も参加。「栗原さんが引きずり降ろされたので堤さんを応援する」との申し出も増え、栗原のポスターを堤に張り替える動きも出ている。

 ただ、「栗原票がどこまでうちに来るのか読めない」と陣営関係者。「自民の底力は侮れない。本当の勝負はこれからだ」と手綱を引き締めた。

 =敬称略

(下村ゆかり、西田昌矢、金子晋輔)

3803チバQ:2021/10/26(火) 16:34:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b30f1db0b00281ff7969717b6e8dec390bace118
【衆院選】香川1区バトル激化「なぜ君」小川淳也氏VS平井卓也前デジタル相
10/26(火) 8:59配信

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日刊スポーツ
香川1区

衆院選投開票(31日)まで1週間を切る中、香川1区(高松市など)のバトルが激化している。自民前職、平井卓也前デジタル担当相(63)と、映画「なぜ君は総理大臣になれないのか(なぜ君)」に登場する立憲民主党前職、小川淳也氏(50)の一騎打ちに、日本維新の会の新人、元参議院議員秘書の町川順子氏(62)が参戦し、大混戦になっている。

【写真】香川1区候補者。左から小川氏、平井氏、町川氏

25日朝、高松市内でマイクを握った立憲民主党の枝野幸男代表は次世代のリーダー候補に「総理大臣になるには大きなハードルがある。選挙に強くなければいけない」とゲキを飛ばし、「今回は大躍進するチャンスだ」と期待を寄せた。

小川氏は03年衆院選から6回出馬し、平井氏に小選挙区では1勝5敗(比例復活で当選5回)。前回17年選挙で約2000票差まで迫った小川氏は「次世代はここにいる! 大勝負です」と声を張り上げた。

昨年6月、小川氏の逆風の17年間に密着しドキュメンタリー映画「なぜ君」が公開後、急速に知名度を上げた「総理になれない男」に平井陣営は警戒心を強める。この日、高松市内で街頭演説した平井氏はIT相、デジタル相と2度の入閣を果たし、1年でデジタル庁を設立した実績をアピール。「なぜ君」について「ドキュメンタリーと言っているが、明らかに本人(小川氏)に脚光を浴びせ、私をおとしめるためにつくっていることは間違いない」と語気を荒らげ、「有名になりたい、当選したいだけが目的だとしか思えない」とバッサリ切り捨てた。今回は小規模集会を行うなどアナログのどぶ板活動を徹底している。

維新の町川氏は「なぜ君」について「本来の選挙からちょっとズレている気がする」と話し、自民党に「これまでの古い体質では、庶民感情がどんどん離れていくだけ」と指摘した。

今回の選挙戦を描く続編「香川1区」は12月に公開される。【松浦隆司】

3804チバQ:2021/10/26(火) 16:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bec7a4cd59456c268383d8b0c97a39045b5a256
<ルポ短期決戦>「政治とカネ」か災害対策か 広島3区、自民県連に残る遺恨の影響は
10/22(金) 21:11配信

毎日新聞
2019年参院選の買収事件に関わった河井克行元法相の地元、広島3区。「クリーン」や政治の信頼回復を訴えるポスター、のぼり旗が目立つ=広島市安佐南区で2021年10月17日午後2時44分、木下訓明撮影

 「選挙のためにそこまでやるのかと思った。有権者に『政治とカネ』か、災害対策優先かの選択を迫るやり方を『許せない』と言う人もいた」。広島3区の立憲民主党新人、ライアン真由美氏を支援する広島県議はこう振り返る。地元選出の岸田文雄氏が自民党総裁に就任し、首相指名が行われる臨時国会召集前日の3日。公明党の斉藤鉄夫氏が「国土交通相に内定」という報道が、ライアン氏陣営を驚かせた。

 斉藤、ライアン両氏や日本維新の会の瀬木寛親氏ら県内小選挙区で最多の6候補が争う広島3区。2014年の広島土砂災害と18年の西日本豪雨で、甚大な被害に見舞われた地域だ。山間地などには今も当時の爪痕が残り、多数の土砂災害警戒区域を抱える。

 そして国交相は、復興・防災など政府の巨額な公共事業を差配する。ライアン氏陣営にとって、斉藤氏の国交相就任は災害に疲弊する有権者への「露骨なアピール」、さらに脅威とも映った。ライアン氏は16日、北広島町での街頭演説で「岸田政権は国交相のポジションまで選挙のために使う」と猛反発した。

 そして災害対策と並び、各候補が主張する大きな争点が、19年参院選広島選挙区での大規模買収事件を発端とする「政治とカネ」の問題だ。広島3区は、妻案里氏と共に公職選挙法違反で有罪が確定した河井克行元法相(自民を離党)の地元選挙区。案里氏の当選無効に伴う4月の参院広島選挙区再選挙では、与党への批判を追い風に、立憲推薦候補が自民候補を破っている。ライアン氏も演説で、政権の「政治とカネ」問題を改めて強調してみせた。

 一方の斉藤氏。「平和の党」を掲げる公明党にとって、被爆地・広島の小選挙区からの候補擁立は長年の目標だった。河井氏の事件発覚後の昨秋、3区での擁立を自民に打診。中選挙区時代(現3区を含む旧広島1区)に出馬経験があり、党幹部として知名度も高い斉藤氏に白羽の矢が立った。

 斉藤氏は4月末の党代議士会で「広島再選挙では『当選無効になったのになぜ給与が支払われ、なぜ返さないのか』という素朴な声を聞いた」と指摘。有罪確定まで議員歳費を受け取って批判された案里氏が念頭にあった。これを機に公明が自民を促し、当選無効となった国会議員に歳費返納を義務づける歳費法改正の骨子案をまとめた。「政治とカネ」に敏感な支持層を意識し、連立与党として衆院選で「クリーンさ」を主張する布石だった。

 また斉藤氏と岸田首相は1993年、旧1区で共に初出馬し当選した「同期」でもある。首相は就任後初のお国入りとなった20日、斉藤氏の街頭演説に駆けつけた。斉藤氏は「(岸田首相誕生で)同期の私も首相になったようにうれしい」と絆を聴衆に強調。首相も「斉藤さんは誰よりもクリーンで、真っすぐだ」と持ち上げた。

 国交相として地元貢献の訴えも欠かさない。公示後の演説で、斉藤氏は「警戒区域は県内でも(3区の)安佐南、安佐北の人口密集地に多い。全力で責務を果たす」と意気込んだ。

 ただ、支援する自民にはぐらつきものぞく。自民県連が3区で元県議の公認を申請したにもかかわらず、公明との関係を重視する二階俊博幹事長(当時)ら党執行部が、斉藤氏を「与党統一候補」と決定したためだ。

 3区を明け渡した自民県連の中本隆志会長代理は16日、斉藤氏の集会で「最終的に自公の党本部が我々県連抜きで話をつけた」と発言し、斉藤氏陣営は「なぜわざわざ言うのか」と頭を抱えた。この「遺恨」が選挙戦にどう響くかは見通せない。【木下訓明】

3805チバQ:2021/10/26(火) 17:48:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0479d4eb74769a5fbfd87ac9350470ff5d209b8f
衆院選 長崎2区 松平候補 無党派取り込みへ 諫早・西彼で懸命にアピール
10/26(火) 11:00配信

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長崎新聞
松平候補の屋外集会で必勝を期し、ガンバローコールをする支援者ら=諫早市内

 立憲民主前職、松平浩一候補(47)と自民新人、加藤竜祥候補(41)による与野党一騎打ちとなった衆院選長崎2区。農林水産副大臣も務めた父寛治氏の後援会を引き継ぎ組織戦を展開する加藤候補を相手に、比例北陸信越からのくら替えで地盤のない松平候補は、都市部である諫早市や西彼地区の無党派層の取り込みにも注力している。だが、名前と顔を十分には浸透できておらず、陣営は“風”を起こそうと懸命だ。
 公示後の21日、同市内の労組。松平支持を呼び掛ける法定の選挙はがきが、処理が終わりきらないまま段ボールに入っていた。小選挙区は1候補者当たり3万5千枚。後援会や支援組織が集めた名簿を元に宛名を書くなどして発送する。松平候補を推薦する連合長崎の傘下労組にも割り当てられたが、配分は過去に連合長崎が支援した2区候補に比べ大幅に増えた。
 「本来は公示前に終わっているべき作業。労組の負担増は(加藤陣営ほどの)しっかりした後援会組織がないことの裏返し」(関係者)。その頼りの労組も組織率は低下傾向にある。島原藩主も務めた深溝(ふこうず)松平家の末裔(まつえい)という縁で2区に挑む松平候補だが、陣営の一人は加藤候補との組織力の差を「象とネズミ」に例える。
 こうした中、鍵となるのが都市部に多い無党派層への浸透だ。3人が争った前回、野党2候補の諫早市と西彼時津、長与両町での合計得票数は、3選を果たした寛治氏を上回った。公示前、松平候補は加藤候補のおひざ元の島原半島で地域回りを重ねた一方、「玄関先まで出てきてくれる住民が少なかった」(松平候補)という都市部では、幹線道路での朝のつじ立ちにも力点を置いてきた。
 野党候補が一本化された今回、陣営が期すのは2009年衆院選の再来。民意のうねりで民主(当時)が政権を奪取し、2区でも無党派に浸透した新人の福田衣里子氏が自民の重鎮、久間章生氏を破った。
 だが、松平候補の知名度は当時の福田氏に遠く及ばない。無党派層からは「コロナ禍で景気は低迷したまま。政治には、ばらまきではなく、長期的な計画を求めたい。投票に行くつもりだが、(2区の)候補者がどんな人か知らない」(長与町の40代女性医療従事者)との声も聞かれる。「まだ、あの時の“風”には至っていない」(饗庭敦子選対長)のが現状だ。
 週末の23日、松平候補の姿は西彼地区にあった。選挙カーが住宅地を縫うように走り、散歩途中や自宅から窓を開けて手を振る人の姿も。人影を見つけると松平候補は駆け寄り、「政治を変えたい」と訴えた。関係者は言う。「(現政権の)コロナ対策への不満は根強い。選挙戦最終日まで、とにかく一人でも多くの有権者に顔を見せてアピールしていくしかない」

3806チバQ:2021/10/26(火) 17:49:03
https://nordot.app/824082759420870656?c=174761113988793844
衆院選 長崎2区 加藤候補「親子」前面に打ち出さず 世間の厳しい視線意識
2021/10/22 10:30 (JST)10/23 09:52 (JST)updated
© 株式会社長崎新聞社
 衆院選長崎2区の自民新人、加藤竜祥候補(41)は、今季限りで引退した父寛治氏(75)の地盤を引き継いだ。組織戦で知名度アップを急ぐ一方、世襲に向けられる世間の厳しい視線も意識し「親子」を前面に打ち出すことは控えている。
 「何やらデジャブのような気がします」。2日、長崎県諫早市であった竜祥氏の事務所開き。あいさつした党県連の古賀友一郎会長は苦笑いした。2カ月前、4選を目指していた寛治氏の事務所開きで支援を求めたばかり。会場も出席者の顔触れも同じだった。
 寛治氏は体調不良を理由に引退を表明。安倍晋三元首相や寛治氏の秘書を務めた長男竜祥氏の擁立が急転直下で決まった。「父をそばで見続け、公に尽くす姿をいつしか自分自身と重ね合わせていた」
 約3年前、島原市内であった竜祥氏の結婚披露宴。安倍氏の祝辞動画に続き、父親と同じ細田派の萩生田光一氏(現経済産業相)は「いずれ一緒に仕事をしたい」との趣旨のスピーチ。後継者として、その存在を周囲に印象づけた。
 その初戦は、比例北陸信越からくら替えした立憲民主前職、松平浩一候補(47)との一騎打ち。県議時代から無敗を誇った父親の地盤をそのまま受け継ぎ、党営選挙で臨む。だが短期決戦ゆえに知名度はまだ低い。公示前、大票田の諫早市では自民県議が企業回りを助け、陣営は自民市議らに担当地区を割り当て。「父親の時はここまでやっていなかった」(関係者)ほどだ。
 この状況を、加藤親子のおひざ元の島原市で松平候補を支援する男性は「政治の私物化だ」と冷ややかに見る。
 陣営も、こうした批判を敏感に感じ取っている。「世襲が悪いのでしょうか。医者の子どもは親の背中を見て医者になる。竜祥さんは即戦力の世襲」。公示前の集会で弁士はこう理解を求めた。自民地域支部の幹部の一人は「選挙戦で父親が表に出てきてもプラスにはならない」と話す。
 19日、諫早市での出陣式。寛治氏はマイクを握らず、竜祥氏も第一声で父親に言及しなかった。その胸中を陣営幹部は「世襲と言われるのを断ち切ってやっていくんだ、という本人の意志(の表れ)。自然体で戦っていく」と代弁してみせた。竜祥氏が乗り込んだ選挙カーには、父親が掲げ続けた「千里同風」と自身の「創。」の政治スローガンがあしらわれていた。
 今回の全国の衆院選候補者を見ると、自民では世襲候補が3割、立民でも1割を超えている。

3807チバQ:2021/10/26(火) 17:56:37
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138933?rct=gnm_shu21
衆院選 群馬1区、公認争いで揺れた与野党…与党・オール自民には遠く 野党・共闘のチャンス逸す
2021年10月26日 07時20分
候補者の訴えに拍手する支持者たち
候補者の訴えに拍手する支持者たち

 群馬県内の五選挙区全てを独占する「自民王国」に対し、野党が共闘を掲げて挑む選挙戦。焦点の群馬1区では、与野党ともに公認を巡る争いで揺れ、各陣営に影響を残している。(池田知之、安永陽祐) 
◆1区
中曽根康隆(39) 党外交副部会長 自<前><1>=公
斉藤敦子(53) (元)大学准教授 無新
宮崎岳志(51) (元)地方創生特理事 維元<2>
店橋世津子(60) (元)前橋市議 共新
 「公認問題では、ご迷惑を掛けた。1区の公認は中曽根でよかったと思っていただけるよう、オール自民で頑張りたい」。二十四日、前橋市の県JAビル駐車場で開かれた決起集会。自民党前職の中曽根康隆さん(39)は、約三千人(陣営発表)という支持者たちを前に声を張り上げた。
 1区では二〇一七年の前回も、中曽根さんは自民前職の尾身朝子さん(60)と公認を争い、新人だった中曽根さんが比例北関東に回った。中曽根さんは故人の祖父に元首相、父に元外相を持ち、選挙区での当選にこだわる。
 今回公認を得られたのは、強固な地盤にも支えられ、昨年に党員約三千人を獲得して全国八位に食い込むなどしたのが要因という。
 激しい争いに敗れた尾身さんは今回、比例北関東へ。尾身さんも父に元財務相を持ち、党の慣例で公認は現職が優先という見方も出ていた。
 尾身さんの陣営関係者は「党本部の決定なので甘んじて受ける」としながら「国政での仕事はしっかりと続けてきた。支持者はみな悔しがっている」と憤りを隠さない。自民のある地方議員は「尾身さんの支持者からは『中曽根さんには投票しない』との声も聞こえている」と明かす。「オール自民」とはいかず、しこりは今後も残りそうだ。
     ◇
 一方の野党も、1区では自民の争いという大きなチャンスを生かせず、共闘は実現しなかった。
 立憲民主党は昨年、一九年の参院選で旧立民から出馬した新人の斉藤敦子さん(53)を公募で選出。しかし、党本部は公認を出さなかった。斉藤さんは参院選落選後「県連幹部と信頼関係を築くのが難しかった」と一時離党したのが影響したとみられる。
 「立民の旗を掲げて走り続ける」という斉藤さんは結局、無所属で出馬して県連が支援するという形に。共産党も新人の店橋世津子さん(60)を擁立して共闘はなくなり、「自公政治を終わらせ、命を守る政治を実現したい」と主張する。
 その立民の公募に漏れた元職の宮崎岳志さん(51)は、公示直前の十五日に「自民一強に歯止めをかける」として、日本維新の会公認での出馬が決定した。
 前回の1区では、自民の尾身さんに対し、野党候補の合計得票数は約四千七百票上回った。野党共闘を各党に働き掛けた県内の市民団体幹部は「統一候補がいれば、自公政権に批判的な有権者の受け皿を一本化できた。野党の『政権を変えよう』とする本気が見えなかった」と残念がった。
 共産は2、3区で立民候補を支援し、4区は擁立した候補を取り下げて一本化。5区は共産が候補者を擁立したが、立民はしなかった。

3808チバQ:2021/10/26(火) 17:58:33
https://www.chunichi.co.jp/arti
衆院選 静岡
8区、野党一本化で攻防 共産との距離めぐり
2021年10月24日 11時19分 (10月24日 11時19分更新)



 三十一日投開票の衆院選静岡8区は、公示直前に共産が候補者を取り下げ、野党候補が立憲民主前職の源馬謙太郎さん(48)に一本化された。中央では立民や共産など野党四党が政権交代を目指して政策協定を結ぶが、源馬さんを推薦する連合は共産と距離を取る。選挙戦で協力関係には至らないが一九九六年の小選挙区制導入以来、初の一騎打ちの構図となり、危機感を強める自民前職の塩谷立さん(71)の陣営は「野合だ」と批判を繰り広げる。
 「共闘の関係ではない。あくまでこちら側が『独自に支援』という形にとどまっている」。県西部の共産関係者が、源馬さん陣営との関係を解説した。集会や街頭演説などの協力要請があれば応じる構えだが、源馬さん側から依頼は来ていないという。
 8区で四度目の立候補となる源馬さんは今回、連合の推薦を初めて受けた。電力会社などの労働組合を抱える連合は、原発再稼働などに反対する共産とは相いれない。党本部主導で進められてきた「野党共闘」の思惑と現場との間にはずれがあり、源馬さん陣営の幹部は「中央で決めたことで、陣営同士で決めた話ではない。共産と積極的に協力態勢を取るわけではない」と説明。選挙戦は、古くからの支持者や連合関係者らが中心となっている。
 こうした状況に、塩谷さんは「選挙のため」と野党の候補一本化を批判。塩谷さんや支援する自民の市議らは街頭演説で「思想信条や政策で根本的に食い違う政党が協力するなんてあり得ない」などと繰り返し、自公政権の継続を訴える。
 源馬さんは、政府のコロナ対応が後手に回った影響で苦しんだ飲食店や失業者は少なくないなどとして「今の政治に疑問を抱く人は多い」と強調。「そうした人たちの受け皿として、自公政権以外の現実的な選択肢ができた意義はある」と語り、野合批判は当たらないと主張する。
 浜松駅近くを通りがかった浜松市中区の三十代男性会社員は「互いの批判でなく、日本のためになる政策論争を聞きたい」と話した。
 (坂本圭佑、渡辺真由子)cle/353123?rct=siz_shu21

3809チバQ:2021/10/26(火) 17:59:28
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138674?rct=tky_shu21
<衆院選東京12区>自公連立 VS 野党共闘の象徴 公明・太田前代表引退の後継は誰に
2021年10月24日 22時01分
<東京12区・北区と豊島、足立、板橋区の一部>
 首都圏で唯一、公明党が小選挙区に候補者を擁立し、「自公連立の象徴」と呼ばれる東京12区(北区と豊島、足立、板橋区の一部)。引退した公明の太田昭宏前代表の後継候補に、野党統一候補の共産党元職が激しい選挙戦を繰り広げている。連立与党の選挙協力と野党共闘が直接ぶつかり、日本維新の会新人も絡む今選挙の縮図だ。(西川正志、土門哲雄)
街頭演説に集まった有権者ら=東京都北区のJR赤羽駅前で
街頭演説に集まった有権者ら=東京都北区のJR赤羽駅前で

 選挙戦最初で最後の日曜日の24日、各候補が声をからした。
 「相手は私よりはるかに知名度がある。本当に自分の知名度のなさを恥じている。どうか力を貸してください」。JR赤羽駅前で公明前職の岡本三成さんはこう訴えた。
 陣営の選挙戦の位置付けは「信頼と実績の与党か、選挙のためだけに仲間になった野党に任せるのか」。
 解散直後から自民党の河野太郎広報本部長、公示後には小泉進次郎前環境相、高市早苗政調会長らが続々と選挙区入りし、自公総力戦で臨んでいる。
 比例北関東からの転身で、「公明のプリンス」と称された太田氏の存在感が大きかっただけに、名前を売り込むのに苦心してきた。
 一昨年夏から地元を精力的に回ってきたが、コロナ禍で対面の活動は激減。支持母体の創価学会は会員の高齢化などで集票力に陰りが指摘される。陣営幹部は「太田前代表なら自公支持者を問わず『太田党』というくらい浸透していた。岡本候補はまだ不安がある」とねじを巻く。
 公明の小選挙区候補者は比例と重複候補者にならない。落ちればそのまま落選が決まる。そうなれば今後の全国の自公協力に影響が出かねず、地元の自民関係者は「絶対に負けられない。全面バックアップだ」と強調する。
 対する共産元職池内沙織さんも党の最重点候補の1人。5回目の挑戦で、前々回の2014年には比例復活当選。前回は太田氏の約11万2600票に対して、約8万3500票まで迫りながら涙をのんだ。
 立憲民主党との選挙区調整では「絶対に譲れない選挙区」(都委員会幹部)と位置付けられ共闘の旗頭となった。
 池内さんは「野党共闘で共産党が勝ち上がればそのインパクトは計り知れない。全国的にも自公にもとんでもないインパクトがある」と言葉に力を込める。
 24日の街頭集会では「ジェンダー平等が大きな争点になった初めての衆院選。日本をジェンダー平等の国に変える第一歩。勝ち上がらせていただきたい」と重要政策を訴えた。
 立民区議、都議の支援のほか、21日には、立民の青木愛参院議員(比例)が応援に入り「野党共闘の象徴区」とアピールした。
 青木氏は09年の衆院選東京12区で公明の太田氏を破った実績があり、共産側が立民都連に応援を要請して実現。陣営幹部は「太田さんの引退はチャンス。12区で風穴をあける」と息巻く。
 維新新人の阿部司さんは「派閥やしがらみのある自民では改革できない。野党共闘は選挙に勝つことだけが目的」と、改革を望む自民支持層、野党共闘に疑問を持つ立民などの支持層の取り込みを狙っている。

3810チバQ:2021/10/26(火) 18:00:01
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138571?rct=tky_shu21
「王国」に挑む野党共闘 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021年10月24日 07時27分
<東京25区 青梅・昭島・福生・羽村・あきる野市、西多摩郡>
 「保守地盤の西多摩地域も変わってきた」。あきる野市のJR秋川駅前で二十日午後、立民の島田幸成さんが力を込めた。周囲には同党と共産の市議ら。村木英幸市長も「野党連立政権で政治を生まれ変わらせよう」と呼び掛けた。
 保守王国だった西多摩地域の「変化」の一つが、村木市長が誕生した二〇一九年の市長選だ。立民、共産などの市議が野党共闘で、新人の村木市長を支援。国政での野党共闘を目指す市民連合も政策協定を結び、僅差で自民、公明が推薦する現職候補を破った。
 当時、「市民連合あきる野」代表として選挙を支援した山下千尋さんは、今回の選挙で島田さんを支持する「東京25区市民連合連絡会」共同代表に名前を連ねる。「市長選と国政選挙は必ずしも同じではない」と口元を引き締めながら、勝利の再現に期待する。
 異変は、あきる野市長選にとどまらない。今年四月の日の出町長選では、自公が推薦する新人候補を、共産市議と政策協定を結んだ田村みさ子さんが破って初当選。今回、25区で初めて独自候補擁立を見送った共産の関係者は「新しい政治を勝ち取るのが第一。チャンスはある」と話す。
 受けて立つ自民の井上信治さんは旧民主党が躍進した〇九年も議席を死守し、前回まで六回連続で当選。菅内閣では万博相として初入閣した。だが、今回は野党共闘に危機感を強める。

 「十八年間国会で働いてきた。人脈があり、発言力や実行力も高めてきた」。十九日には、秋川駅でこう実績を訴えた。応援する自民都議は「時代は『反自民』。前回までは野党が二人以上出ていたが、今回は一本化した。これは脅威だ」と支援を呼び掛けた。
 野党系首長の誕生のほかにも懸念材料がある。二〇年の奥多摩町長選では、自民推薦の現職が、今年七月の都議選青梅市選挙区では自民新人が、いずれも都民ファースト系候補に敗れた。国政進出を断念した都民ファに期待する票が衆院選でどちらの陣営に流れるのかも焦点になる。
 井上さんは「対立候補のことは考えずに全力で走り回る」と支持固めを急ぐ。前回から25区に加わり、井上さんにとっては知名度不足が課題の昭島市では、公示日の夜、JR昭島駅前で出陣式。臼井伸介市長らの応援を受け「地元昭島・西多摩選出の前議員です」と強調した。(布施谷航、林朋実)=おわり

3811チバQ:2021/10/26(火) 18:16:25
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/757916
<衆院選佐賀・激突1区>佐賀市長選の余波抱え
保守分裂で残るしこり-岩田氏 支援候補敗れ危機感も-原口氏
10/22 10:00
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 「時の人」の周りに人だかりができていた。衆院選が公示された19日、自民前職の岩田和親(48)の出陣式。17日の佐賀市長選で自民党の推薦を受けて当選した坂井英隆がマイクを握ると、ひときわ大きな拍手が起こった。陣営関係者は言う。「追い風にしていく。坂井氏にはできる限り選挙戦でも表に出てきてもらいたい」。ただ、順風とばかりはいえない内実も浮かび上がる。

 岩田と坂井の選挙対策本部は市議や県議を中心に顔ぶれが重なる。市長選を終え、岩田事務所に足を運んだ一人はがくぜんとした。市議が案内役を務める街演計画が固まっていない。毎晩開く決起大会の日程は急きょ埋めたが、20日は穴が空いた。ポスターができたのも公示4日前。「準備不足はいなめないが、とにかく立て直すしかない」

 市長選は自民系市議の半数が割れる保守分裂の激戦だった。敗れた候補を推した市議の一人は人目を避けるように夜に岩田事務所を訪ねた。「何かあれば自民党からではなく、岩田事務所から直接言ってくれ」。推薦を巡る対立で党へのわだかまりは消えない。「中一日でいきなりノーサイドとはならないが、気の毒なのは岩田さん。応援はしっかりやるつもり」。複雑な胸中を吐露した。

 岩田陣営は23日を起爆剤にしたい考えだ。所属派閥の会長の岸田文雄首相が応援で来県する。「直接、首相に佐賀の声を届けることができるのは自分だ」。岩田は演説で必ずこう訴える。陣営は総裁選、市長選で吹き始めた「風」を受け止められるかどうかが、勝負の分水嶺になるとみている。

◆    ◆

 「自民党総裁選の影響は大きい。この間の佐賀市長選の影響も大きい。危ない選挙だ」。公示翌日の夜に市内で開かれた立憲民主党前職の原口一博(62)の個人演説会。市長選で当選した自民推薦候補に、自らが支援した候補が届かなかったことに言及し、危機感を訴えた。

 市長選投開票日には「衆院選の前哨戦ではない。構図が全然違う」とかわしていたが、公示日の街演後は一転、「市長選から続いているので厳しい戦いだと思う」と危機感を口にした。

 一方、陣営幹部は「国政選挙なので空気は変わっている。衆院選への影響はない」とみる。無所属で出馬し圧勝した前回の結果が示すように、政党や組織によらない「原口党」と呼ばれる高い人気と知名度を誇る。「対向車や通行人の反応がいい。今まで以上の手応えを感じる」。日々の動きを常にインターネットでライブ配信し、地域をくまなく回る。

 全国的に野党共闘が実現し、1区も原口に一本化された。共産党県委員会が佐賀市で開いた街頭演説会では、共産の参院議員が「1区で原口さん、2区で大串さんを押し上げたい。野党で政権を変えるために力を尽くす」と共闘を印象付けた。ただ、一緒に演説しようと呼び掛けられた原口の姿はなかった。

 共産支持層からの得票を見込む一方、距離感には細心の注意を払う。陣営関係者は「長い時間をかけて関係を築いてきた連合佐賀や社民と同じではない。それぞれの持ち分を発揮できるいい距離感、バランスを取る必要がある」。勝負の分かれ目となる中間層の保守票が逃げることは何としても避けたい考えだ。(衆院選取材班)

◇    ◇

 前回は全国で唯一、自民候補が小選挙区で全敗した佐賀県。1、2区ともに比例復活した自民前職が立民前職に挑む激戦となっている。両選挙区の攻防を追った。(敬称略)

3812チバQ:2021/10/26(火) 18:52:44
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/821662/
【激戦区ルポ】立民ポスターに張り替える自民支持者…福岡5区、公認争い傷深く
2021/10/26 6:00
下村 ゆかり、西田 昌矢、金子 晋輔
紅白の幕が下がるトラックの荷台に立つ自民党前職の原田義昭は、応援に駆け付けた首相で党総裁の岸田文雄を満面の笑みで迎え入れた。即席の舞台には「自民党公認」と大きく書かれた選挙カーが横付けされている。

 23日午後、福岡県大野城市の西鉄白木原駅前。約2千人の聴衆が歩道を埋め、舞台下には公認争いに敗れて出馬を断念した元自民県議の栗原渉が険しい表情でたたずむ。

 「今回は原田さんが公認候補として戦う。次回は栗原さんがこの5区で戦う」。岸田が演説の冒頭、公認争いで党が下した裁定を紹介し、栗原に右手を向けると拍手が起こった。

 首相自ら公認問題に触れざるを得なかった。

 1年以上にわたった自民分裂の対立は、公示の4日前に党本部が原田を公認して決着。「次回は栗原を公認」と記した裁定書の署名には岸田も党本部の総裁室で立ち会った。

 ただ、分裂回避で立憲民主党新人の堤かなめを引き離す計算だったが、報道各社の情勢調査は横一線。党本部関係者は「栗原支援者を取り込まないと勝てない。演説に急きょ栗原の名前を入れた」と明かす。

 異例とも言える首相の融和演出。それでも、分裂の傷痕は深い。

 原田は24日夕、同県筑紫野市で栗原を支援してきた県議や市議ら約20人と向き合った。「なんとか勝てるようにお願いします」と協力を求めたが、「まずは栗原さんとしっかり手を取り合って」「本当に勝ちたかったらもっと活動を」などと不満が噴出した。

 栗原の支援者には、除名をちらつかせて栗原に撤退を迫った党への不信感も渦巻く。栗原に推薦を出していた県農政連や、前回は原田を推薦した公明党は自主投票を決めた。自民県連幹部は「支持拡大より自民離れを引き留める戦いだ」と危機感は強い。

      ■

 「私は太宰府出身。父方は鬼滅の刃(やいば)でブームになった神社の神官でした」

 24日午後。筑紫野市の商業施設前でマイクを握った堤は地元色を前面に出し、応援に入った立民代表代行の蓮舫と並んで通行人に笑顔で手を振った。

 堤が出馬表明したのは約半年前。選挙区外の福岡市博多区の県議だったが、出身地の地の利を生かして支持者の開拓を図り、所属する県教職員組合の全面支援を受けて組織戦も展開する。

 解散前日の13日には共産党が立候補予定者を取り下げ、事実上の野党統一候補となった。自民分裂による「漁夫の利」に期待が高まるも、2日後には自民側も一本化にこぎ着けた。

 4年前の前回衆院選では、野党の2候補が獲得した得票を合わせても原田に約2300票及ばない。

 「無党派層や保守層への浸透が不可欠」(立民関係者)で、陣営がもくろむのが栗原支持者の「造反票」の取り込みだ。23日に同県朝倉市で開かれた個人演説会に栗原の支持者も参加。「栗原さんが引きずり降ろされたので堤さんを応援する」との申し出も増え、栗原のポスターを堤に張り替える動きも出ている。

 ただ、「栗原票がどこまでうちに来るのか読めない」と陣営関係者。「自民の底力は侮れない。本当の勝負はこれからだ」と手綱を引き締めた。

 =敬称略

(下村ゆかり、西田昌矢、金子晋輔)

3813チバQ:2021/10/26(火) 19:01:54
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=803596&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
支持層が交錯、激しい選挙戦 広島6区、一騎打ち
広島2021/10/26 13:37

 衆院選(31日投開票)の広島6区は、2005年以来続く非自民の議席を巡る与野党の攻防が焦点となる。今回初めて一騎打ちとなり、立憲民主党前職の佐藤公治氏(62)と自民党比例代表中国ブロック前職の小島敏文氏(71)=公明推薦=が互いの支持層を崩し合う激しい選挙戦を展開している。

 通算4選を目指す佐藤氏は前回、直前に政界引退した元金融担当相亀井静香氏(84)の支援を受け、1万6407票差で勝利した。県北部に残る亀井氏の後援会が今回も後押しする。

 佐藤氏は元農相の父守良氏の地盤を引き継ぎ、自民党支持層にも一定に浸透する。地元の尾道市では、両陣営の出陣式に出ず「中立」の意思を示す自民党系市議が複数いた。市長は両方に駆け付けた。

 演説では政党色を抑え、代表を務める政治団体「結集ひろしま」を前面に出す。ことし4月の参院広島選挙区再選挙では「結集」から立った宮口治子氏(45)が「政治とカネ」の問題を強く訴え、広島6区の全7市町で自民党候補の得票を上回った。勢いをつなげようと佐藤氏も同様に「健全な政治」を呼び掛け、17年参院選の大規模買収事件の解明を求める自民党支持層の取り込みも図る。

 前回選では共産党新人が1万4585票を獲得。同党は今回表立って動いていないが、党員に支持を呼び掛ける。推薦する連合広島の幹部も各地の出陣式で応援演説した。

 小島氏は過去4度の選挙と同様、多くの企業や業界団体から支援を受ける。出陣式や公示前の集会で全ての首長が顔を出し、出席した地元議員の数も県北部を除き佐藤陣営を圧倒する。

 演説では立憲民主党と共産党の共闘を批判。「自由民主主義体制を守るための選挙」と訴え、佐藤氏側の自民党支持層の切り崩しを図る。

 前回の6万9209票からの上積みの鍵の一つとみるのが、今回も推薦を受ける公明党。関係者によると、同党の基礎票は約2万票。同党の地元幹部は、広島3区の候補者の支持拡大に小島陣営が協力した見返りとして、前回以上に熱心に活動しているとする。

 市町別で特に重視するのが、佐藤氏に前回1万1757票差をつけられた尾道市だ。地元の世羅町に構えていた選対本部を初めて同市に設置。企業や業界団体の連携を密にするため、地区後援会も立ち上げた。

 3回続けて比例復活で当選した小島氏。今回も党の比例名簿の上位に載り小選挙区で敗北しても当選するとの見方があるが、陣営は「緩みはない」とする。(森田晃司)

3814チバQ:2021/10/26(火) 19:02:59
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=803593&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
保守系3人、上積みに汗 向かう立民、追い風も【焦点区を歩く】<6>広島4区
広島2021/10/26 13:34

 空本誠喜 57 ☆党県幹事長 維 元
 新谷正義 46 ☆前総務副大臣 自(竹)前
 中川俊直 51 元経産政務官 無 元
 上野寛治 39 ☆党県支部長 立 新
 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(竹)は旧竹下派)

 衆院選公示翌日の20日夜、東広島市役所そばの公園。4選を目指す自民党前職の新谷正義(46)=公明党推薦=は、首相の岸田文雄(64)と党広報車に上がり、「国民の命と暮らしに寄り添う」と声を張った。22日の府中町での集会には茂木敏充外相(66)が来援。党の地方議員や支持組織が全域でバックアップする王道の選挙運動を展開する。

 とはいえ、懸念もくすぶる。小選挙区の戦いは今回がまだ2回目。党の地方組織の役員は「新型コロナウイルスの影響もあり、この4年間、地元での活動が明らかに少なかった」と指摘する。保守系とされる候補が他に2人いる構図も踏まえ、公示後は、党支持層への浸透が足りないとみる地域での活動を強めている。

 「保守の考えで政治を進める」と話すのは、日本維新の会元職の空本誠喜(57)だ。21日に海田町の街頭で応援に立った日本維新の会の馬場伸幸幹事長(56)は、「改革の精神がある」と後押しした。自転車で選挙区を回る空本は、政治とカネの問題による政治不信を肌で実感。「有権者の反応は前回選と比べて格段にいい」と活動を加速させる。

 ▽比例得票も重視

 ただ、党の「お膝元」である関西地方での勢いをそのまま持ち込めてはおらず、比例票の獲得も重視する。前回、比例代表中国ブロックで党の獲得議席はゼロ。陣営関係者は「今回は1議席に届きそうだ」と期待する。広島3区に立った党公認候補と比例復活をかけて競る可能性もあり、票の上積みに懸命だ。

 かつて自民党で衆院議員を2期務めた無所属元職の中川俊直(51)は背水の陣を敷く。投開票日に向けて最初で最後の日曜となった24日。東広島市の商業施設近くで「最後のチャンスを賜りたい」と中川。街頭演説では、前回選前に女性問題で離党し、立候補を見送ったことへのおわびに必ず触れ、頭を下げる。父で元自民党幹事長の秀直(77)もマイクを握り、「もう一度出番を与えてやるかどうか、答えを出してやってほしい」とお願いした。

 不祥事の影響や選挙戦のブランク…。父子と縁の深い地方議員の多くも今回は距離を置く。「党よりも国民」のための政治を訴える中川は、友人や地元経済人に加え、母佳津子(78)や元秘書らがフル回転する。

 与野党の保守系、衆院議員経験者3人と争う立憲民主党新人の上野寛治(39)。フレッシュさを売りに、自公政権への批判票や無党派層の取り込みを狙う。

 ▽「静岡を契機に」

 追い風も吹く。参院静岡選挙区の補欠選挙で24日、同党と国民民主党が推薦した候補者が自民党候補者を下した。25日、東広島市内で上野のそばに立った立憲民主党副幹事長の杉尾秀哉(64)は「静岡を契機に政治を変えよう」と力説した。

 今のところ、連合系列の地方議員は出身の労働組合によって支援に温度差があり、共産党も組織だった支援の動きはない。陣営幹部は、野党勢力でつくる政治団体「結集ひろしま」の推薦を手掛かりに「各組織に応援をもらい、生活者の声を国政に届ける」と説く。=敬称略(教蓮孝匡、堅次亮平、高橋寧々)

3815チバQ:2021/10/26(火) 19:04:18
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=803155&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
自民「逆風」軟化に手応え 立・共「カネ」追及に勝機【焦点区を歩く】<5>広島7区
広島2021/10/24 23:10

 佐藤広典 45 ☆党県支部長  立 新
 橋本加代 48 会社代表    無 新
 村井明美 73 党地区委員   共 新
 小林史明 38 ☆内閣府副大臣 自(岸)前

 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(岸)は岸田派)

特集・衆院選2021

広島7区

 「議員が問題を起こすと離党させ、わが党は逃げてきた。一般企業では通用しない」。4選を目指す自民党前職の小林史明(38)は衆院選公示の19日、JR福山駅前で聴衆に党の改革への意欲を示した。

 新型コロナウイルスの感染者が減る中、ワクチン担当大臣補佐官を務めた実績や政策を強調した。さらに支持拡大へ重要視するのが政治とカネの問題で遠のいた党の信頼回復だ。

 ▽無党派多い都市

 4月の参院広島選挙区の再選挙。2019年参院選の同選挙区での大規模買収事件を受けた逆風が自民党に吹き、野党が推した福山市出身の宮口治子(45)が自民党新人を下した。広島7区とエリアが重なる同市内では約1万票差がついた。同市の投票率が県内最低の29・86%になったのも、自民党支持層が投票を控えたためとの見方が強い。

 7区は、政権交代が起きた09年の衆院選で民主党が自民党から議席を奪った。12年の衆院選以降は自民党が再び議席を得ているが、県内第2の都市だけに無党派層も多く、風が吹けば与野党の票は逆転するとみる関係者は多い。

 小林陣営は当初、「逆風」を警戒。しかし選挙戦が進むにつれ「再選挙の時とは雰囲気が違う」との声が相次ぐ。22日に遊説に同行した市議は言う。「県選出の岸田文雄首相の誕生を陰で支えた。副大臣にも就任し、期待が大きい」

 対する立憲民主党新人の佐藤広典(45)は、再選挙で宮口を支援した連合広島が支える。19日の出発式で宮口は「政権を代えなければ疑惑、隠蔽(いんぺい)、不正、1億5千万円のこと、何も表に出ない」と追及。「再選挙で県民は金権政治はノーと言った」と声を張った。

 ▽金権政治に不満

 佐藤は17年の前回選に続く挑戦となる。この間、生活者の視点で有権者の悩みに向き合ってきた。街頭演説のたび、有権者から「金権政治は許せない」「政治を変えて」と声が上がる。陣営関係者は「再選挙では後半戦から盛り上がったのに対し、序盤から反応がいい」。政治とカネの問題に対する自民党への不満は根強く、岸田首相誕生の効果も7区では薄いとみる。

 共産党新人の村井明美(73)も政治とカネの問題を絡めて票の取り込みを狙う。19日の第一声では新型コロナや気候変動対策といった政策に加え、岸田首相の誕生に触れ「1億5千万円の問題を真っ先に解明してくれると思ったが、しないようだ」と皮肉った。

 同党は全国で立憲民主党などと候補の一本化を進めたが、県内では1、7区に公認候補を立てた。前回失った比例代表中国ブロックの議席奪還に向け、県内の人口の多い都市で比例票の掘り起こしも進める。

 22日の街頭演説で、村井は「清潔な政治を願う声を比例と選挙区の1票に込めて」と訴えた。23日には比例単独の元職も7区に入り、合同で街頭に立った。

 無所属新人の橋本加代(48)は交通量の多い国道や県道でつじ立ちをし、浸透を図っている。=敬称略(門戸隆彦、川村正治、吉原健太郎)

3816チバQ:2021/10/26(火) 19:05:22
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=802757&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1352
残るしこり「河村票」は 野党連携、不鮮明さも【焦点区を歩く】<3>山口3区
山口2021/10/23 10:30

坂本史子 66 ☆党県副代表 立 新
林芳正 60 ☆元文部科学相 自(岸)新

(届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(岸)は岸田派)

 衆院解散の前夜、11選を目指していた元官房長官の河村建夫(78)が立候補を見送り、引退の意向を固めた。自民党は参院議員を辞して転身を図る林芳正(60)=公明党推薦=を公認。分裂選挙は避けられたが、しこりは残り、さまよう「河村票」もある。

 「今日からが本当の戦いだ。岸田政権をつくった一人としても負けられない」。林は19日、宇部市での出陣式で力強くマイクを握った。宇部、山陽小野田、美祢の3市長や自民党と公明党の山口県議、支持者たち約千人が集まった。将来の首相候補と期待する自民党県連会長代行の塩満久雄は「日本の宝だ」と持ち上げた。

 ▽来賓紹介されず

 会場には、河村の長男・建一(45)も姿を見せた。比例北関東ブロックの候補になったが、来賓として紹介されることはなかった。党本部は15日、河村に引退を促す代わりに建一を比例中国ブロックで擁立するといったん決めた。しかし党県連は「何ら関わりがない候補」と反発。公示前夜に「国替え」する事態となった。19日に宇部市内で河村が開いた支援者への「感謝の集い」で建一はこう述べた。「北関東に武者修行に出させていただく」

 公認問題が決着し河村は「ノーサイド」、林は「融和」を強調した。ただその言葉は両者の周辺で上滑りしている感がある。河村を30年以上支援してきた男性は「国替え」までの経緯に「ここまでするか。家族全員、今回は白票か、相手に入れるかだ」と憤る。自民党関係者には「河村さんも林さんも党組織の上で選挙してきた人」として、大勢にさほど影響はないとみる向きもある。

 ▽連合意向に配慮

 三つどもえも想定された事態は一転し、与野党の一騎打ちとなった。立憲民主党新人で党山口県連副代表の坂本史子(66)は「公認も比例も、かなり前からできていた話なのではないか。構図がすっきりして戦いやすい」と自民党の「内ゲバ」を皮肉る。「いったん自公政権には休んでもらう。自民党を支持してきた方も応援していただきたい」と挑戦的だ。

 坂本は山陽小野田市出身。東京・目黒区議を6期目途中で辞職し、2017年の前回衆院選に3区から立候補した。約4万1千票を得たが、河村に6万票余りの大差で敗れた。この4年間は、小さな声を政治に反映させようと地域を歩いてきた。

 19日に宇部市であった坂本の出陣式には約50人が出席した。自民党王国の牙城に挑む野党統一候補となったものの、来賓に共産党の姿はなかった。「非自民、反共産」のスタンスの連合山口から推薦を受けており、配慮した形だ。社民党県連合代表の佐々木明美は「自民党をストップが旗印のはずなのだが」と、すっきりしない連携を残念がった。

 三つどもえになれば票が割れ、比例復活に有利になるとの見方もあった。立憲民主党県連の幹部は「自民候補が一本化されて逆風だ。あとは林さんに乗れない河村票をどれだけ取り込めるか」と険しい表情を見せた。=敬称略(渡辺裕明、中川晃平)

3817チバQ:2021/10/26(火) 19:05:59
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=802394&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
重なる支持層「亀井票」なお影響力【焦点区を歩く】<2>広島6区
広島2021/10/21 23:10

 佐藤公治 62 ☆党県代表   立 前
 小島敏文 71 ☆元厚労政務官 自(岸)前

 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(岸)は岸田派)

広島6区立候補者一覧

 「自由民主主義体制を守るのか、共産主義体制に移行するのか」。自民党比例中国前職の小島敏文(71)は衆院選公示の19日、尾道市での出陣式で声のトーンを一段と上げた。広島6区で争う前職佐藤公治(62)が所属する立憲民主党と共闘し、政権交代を目指す共産党を「閣外協力と言っても絶対に(政権に)入ってくる」と非難した。

 小島が意識するのは、佐藤が抱える自民党支持層の票。党衆院議員だった父守良から引き継いだ地盤と、元党政調会長の亀井静香(84)が影響力を残す「亀井票」だ。亀井は2017年の前回選直前に政界引退し、佐藤を支援する。陣営は、6区で今回初めて実現した「野党共闘」こそ佐藤の票を切り崩す格好の攻撃材料と捉える。

 小島の第一声から1時間後。同市で出陣式を開いた佐藤は対照的に、政党名を一切口にしなかった。代わりに連呼したのが「結集」というフレーズ。佐藤は政治団体「結集ひろしま」の代表として19年の参院選、今年4月の参院広島選挙区再選挙で野党系候補の勝利を後押しした。

 演説では野党結集と共に「今の政治が不健全と思うのであれば参加してほしい」と自民党支持層にも呼び掛けた。その上で「結集6区、結集ひろしま、そして結集日本へ」と締めくくり、政権交代を訴えた。

 ▽1万4000票の行方

 非自民党候補の勝利が05年以来続く選挙区での初の与野党一騎打ち。三つどもえだった前回、共産党新人が獲得した約1万4千票の行方も重みを持つ。

 佐藤陣営は共産票の取り込みを確信するが、計9カ所で開いた出陣式に共産党関係者の姿はほとんど見られなかった。政党を前面に出さない戦略は、希望の党公認だった前回と重なる。陣営に野党色は目立たず、20日の県北部での出陣式では「小選挙区は佐藤、比例は自民」と呼び掛ける後援会幹部もいたほどだ。

 佐藤が前回、小島に約1万6千票差で勝った要因の一つは「亀井票」だ。19日、亀井の出身地庄原市での出陣式で「心地良く暮らせる県北をつくれば、亀井先生にも喜んでもらえる」と力を込めた。亀井後援会幹部は「亀井、佐藤の選挙といっても過言ではない」と全面協力を明言。佐藤後援会幹部は頭を下げた。

 推薦する連合広島の幹部も各地の出陣式でマイクを握る。「佐藤、亀井、連合系」の枠組みで比例代表を含め通算4選を目指す。

 ▽首相妻の出身地

 一方、小島陣営が追い風と期待するのが、地元広島からの岸田文雄(64)の首相就任だ。出陣式では「普段からそばにいます」と同じ派閥を強調。岸田の妻裕子(57)が三次市出身であることも「心強い」と陣営は語る。選挙戦中盤に同市での応援演説を計画する。

 小選挙区で4連敗し、3回続けて比例復活した小島。党の方針で比例重複が危ぶまれたが今回も名簿に載った。小選挙区で敗れても復活当選の可能性がある。ただ、地元の世羅町での演説では「この選挙に通らなかったら私はもう駄目なんですよ」と涙を流し、小選挙区初勝利への強い決意を改めて示している。=敬称略(森田晃司、矢野匡洋、小島正和)

3818チバQ:2021/10/26(火) 19:09:50
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014789991.shtml
2021/10/25 13:20神戸新聞NEXT

混迷の短期決戦 衆院選・注目選挙区(上)交錯する思惑 兵庫9区
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全国遊説で自民党候補への支援を訴える安倍晋三元首相=22日、長崎市内
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全国遊説で自民党候補への支援を訴える安倍晋三元首相=22日、長崎市内
■長期政権、保守地盤にもひずみ

 9年近くに及んだ安倍・菅政権を総括しない与党に、攻勢を強める野党-。長期政権を支えた自民党前職と共産党新人が争う兵庫9区は、こんな構図が展開されている。両政権のひずみは強固な保守地盤でも見え隠れし、一方で「野党共闘」からも不協和音が響き、混迷を深めている。

 21日夕、埼玉県の大宮駅前。自民候補の応援に入った前経済再生担当相の西村康稔(59)の傍らで、理想のリーダーと慕う元首相安倍晋三がマイクを握った。

 「安倍・菅政権で格差が拡大したという野党の主張は間違い。雇用をつくり、収入を増やした」。立憲民主党代表枝野幸男の地盤で、長期政権への批判に真っ向から反論した。

 安倍と同じく全国遊説中の西村も、立民などの野党共闘の政策に「耳触りのいいことばかり言う。惑わされないで」と訴えた。

 7選を目指す前職の西村は、旧民主党に政権を奪われた2009年衆院選でも議席を死守。強固な地盤は付け入る隙を見せず、兵庫県内の自民前職に9人の対抗馬を立てた日本維新の会も、9区だけは擁立を断念した。

 「日本の政治のリーダーとして、大きな一歩を踏み出す大事な選挙。圧倒的な勝利をお願いしたい」

 安倍・菅政権で約4年間、官房副長官やコロナ対応の閣僚を担った実績を引っさげる西村は今回、自民総裁の椅子を見据えた戦いと位置付ける。

 朝の駅立ちを除けば、選挙区でマイクを握ったのは公示日だけで、その後は若手候補らの応援に全国を飛び回り、素地固めに余念がない。街宣では自公政権の実績をアピールするも、コロナ対応でつまずいた菅政権に触れることはない。そこには苦い記憶があった。

 東京都に4度目の緊急事態宣言発令が決まった7月8日夜。会見した西村は、酒類の提供自粛に応じない飲食店に、金融機関から順守を働き掛けてもらう方針を示した。「脅し」とも取られかねないと与野党から批判を浴び、撤回した。

 コロナ禍で苦しんだ明石市内の飲食店経営者(30)は違和感を口にする。「地元を離れてばかりではなく、釈明すべきではないか。逃げているように見える」

 どう勝つかが問われる選挙戦で、長期政権の慢心が影を落とす。

3819チバQ:2021/10/26(火) 19:10:09
   ◇

 あるじ不在の牙城を狙う共産新人の福原由加利(34)は、野党共闘を背景に攻勢を強める。だが、それも一枚岩とは言いがたい。


 前回、候補者を取り下げ、新社会党に選挙区を譲った共産。7年ぶりに西村とまみえる今回は、立民が候補者を立てず、事実上の野党共闘ができた。ところが公示日、福原の応援に駆け付けたのは、社民党と新社会関係者が中心だった。

 立民の最大の支持団体・連合は、労働運動を巡って対立してきた共産との共闘に異論が根強い。9区特有の事情も相まって動きは鈍い。「強固な地盤を持つ西村を応援する企業もあり、小さな労組が弓を引くのは難しい」(労組関係者)

 連合に配慮する立民県連も、水面下で支援を模索するが、表立った共闘には踏み切れずにいる。

 ワクチン接種率が低い明石市の状況を逆手に取り、「そんな対応しかできない人(西村)に任せられますか」と訴える福原。思惑が交錯する中、政権交代を旗印にした共闘は風穴をあけられるか。

     ◆

 中盤に差し掛かった衆院選。政党、候補者の攻防が目まぐるしく揺れ動く。兵庫の注目選挙区を追った。

=敬称略=

(衆院選取材班)

3820チバQ:2021/10/26(火) 19:10:45
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014791755.shtml
時計2021/10/26 05:30神戸新聞NEXT

混迷の短期決戦 衆院選・注目選挙区(中)鍵握る無党派層 兵庫6区
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有権者とグータッチをし、支持を訴える立憲民主党の枝野幸男代表(左)=24日午後、神戸市中央区
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有権者とグータッチをし、支持を訴える立憲民主党の枝野幸男代表(左)=24日午後、神戸市中央区
■阪神間、三つどもえの攻防

 兵庫県内では7選挙区で、自民党と立憲民主党、関西を中心に勢力を伸ばす日本維新の会が真っ向から争う。無党派層が多い都市部の6区は、4選に向けた自民前職、野党議席の死守を目指す立民前職、返り咲きを狙う維新元職が民意をつかもうと競り合う。

 「分かち合い、支え合い、みんなで豊かになる。自己責任という時代遅れの政治はもう変えよう」

 24日午後、川西市の阪急川西能勢口駅前。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言解除でにぎわう街頭で、立民代表の枝野幸男は熱く政権交代を訴えた。

 隣に立った前職の桜井周(51)も「アベノミクスの恩恵があったのは金持ちだけ。次は庶民が豊かになる番だ」と、9年近くに及んだ安倍・菅政権を批判。2人とも「野党共闘」への言及はなく、政権との対決姿勢を鮮明にした。

 桜井は4年前、東京都知事小池百合子が希望の党を立ち上げて招いた混乱の中、県内でただ一人、立民公認で立候補。「反安倍1強」の受け皿となり、共産の支援も受けて、比例復活で野党議席を確保した。


 今回、立民の党本部は桜井に小選挙区での当選を課し、「比例代表で仲間を救え」とする。衆院選で踏み切った野党共闘は、勝利に不可欠な戦略でもある。

 枝野が県内入りする直前の23日、共産側は表立った支援に踏み切った。比例の投票を促す選挙カーで、小選挙区の投票先として桜井の名前を訴え始めた。

 6区内で最も有権者が多い宝塚市では4月、前哨戦にも位置付けられた市長選で、立民と共産などが支援する新人が当選した。前市長も長らく野党が支え、共闘の素地はある。

 「地方選挙とはいえ、全国に先駆けて共闘を成し遂げた実績がある」と陣営幹部。その深化が鍵を握る。

3821チバQ:2021/10/26(火) 19:11:06
   ◇

 民主党から自民が政権を奪還した2012年の衆院選で初当選した前職の大串正樹(55)は、かつてない試練にさらされている。

 選挙基盤は弱いが、長らく続いた「安倍1強」の下で当選を重ねた「魔の3回生」。無派閥で支持してきた前首相菅義偉がコロナ対応で批判を浴びて退陣し、危機感を強める。

 情勢調査で接戦が伝えられ、街頭で「これまでにない厳しい戦い」と繰り返す大串。衆院解散後、初の週末となった16日には、内閣支持率を落とした張本人の菅にも来援を頼み、なりふり構わない戦いを見せる。


 もともと6区は1996年の小選挙区制導入後、同じ政党の候補者の連続当選がなく、定着は悲願だった。当選を重ねた大串が危険水域とされ、首相岸田文雄も公示日翌日、いち早く選挙区入りした。

 「やれることは、何でもやる」。そう覚悟を決めた陣営の背後に、維新の足音も近づく。

 「分配には財源が必要。維新は大阪で財源を生む改革を行ってきた」

 24日夕、維新副代表の大阪府知事吉村洋文は阪急宝塚駅前で、自民と立民が訴える分配論を一蹴した。

 傍らに立った元職の市村浩一郎(57)は5年前、旧民主党から維新にくら替えし、6区での挑戦は7回を数える。会員制交流サイト(SNS)で街頭演説の様子などを拡散し、安倍政権下で自民を応援した無党派層の取り込みを狙う。

 「本拠地の大阪に隣接する阪神間ではもう浸透してきた」と手応えを口にする市村。第三の勢力として存在感を増しつつある。

=敬称略=

(衆院選取材班)

3822チバQ:2021/10/26(火) 19:11:48
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014792072.shtml
021/10/26 09:50神戸新聞NEXT

兵庫5区なぜこんなに広い? 見直し重ね農村から都市まで
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 【質問】兵庫県の衆院選小選挙区(全12選挙区)は、区によってあまりにも広さが違いませんか。例えば、兵庫8区は尼崎市1市のみの一方、同5区は大阪のベッドタウンの川西市の一部や三田市から、日本海沿岸の市町にまたがります。なぜ、こんなことになっているのですか。

     ◇

 衆院選小選挙区の区割りは、10年ごとの見直しが法律で規定されています。西暦の末尾が0の年に実施する大規模国勢調査の結果公表から1年以内に、衆院選挙区画定審議会が見直し案を勧告。これを受けて、国会で公職選挙法などを改正します。

 最近は2017年6月に改正法が成立。兵庫県内は、兵庫7区の西宮市北部が同2区に、同6区の川西市北部が同5区に、それぞれ編入され=区割り図参照、同年10月の前回衆院選から適用されました。

 見直しを重ねた区割り図で、目を引くのは広大な同5区です。ある候補者の関係者は「面積が狭い区にも他の苦労があると思うが」と前置きしつつ、「移動のガソリン代はばかにならないし、地元事務所も複数いる。ヒトとカネがかさみ、地域のバランスを取るのも難しい」と明かします。

 農村部と住宅地では、地域課題も住民の意識も大きく異なります。同じような地域を組み合わせられなかったのでしょうか。

 神戸大法学部の砂原庸介教授(政治学・行政学)は「中山間地域だけで選挙区を作ると、もっと広大になってしまう。ある程度バランスを取ろうとすると、兵庫5区のような選挙区が出るのはしかたがない」と指摘しました。

 砂原教授は「日本の特徴として、衆院議員は選挙区の自治体を代表する意識が強い」と指摘します。「アメリカのように人口に応じて緯度経度などで選挙区を分けることもできるはずだが、市町村の代表という観念とは合わず、難しいだろう」と話しています。(上杉順子)

3823とはずがたり:2021/10/26(火) 19:15:56
選挙区の盛り上がりを欠いては比例にも響くやろし,立憲会派に居たとは云え古本の不出馬は国民党にも痛いのではないか。。
まあ東海1議席を固めたという報道もあるので議席的にはそんなに盛り上がらなくても十分なのか?

愛知11区の期日前、伸びず トヨタ労組系不出馬、組合員の困惑影響か
https://www.chunichi.co.jp/article/354078
2021年10月26日 05時00分 (10月26日 05時01分更新)

 愛知県選管が二十五日に発表した期日前投票の投票率で、県内十五選挙区のうち愛知11区だけが唯一、二〇一七年の前回衆院選を下回った。11区はトヨタ自動車労組出身の前職の不出馬表明で、構図が一変した選挙区。有権者の困惑は大きく、投票率の低下を懸念する声も出ている。
 今回は、新型コロナウイルス対策で投票所の密集を避けようと選管が分散投票を呼び掛けており、期日前投票は全国的に増加。県全体でも二十四日までの集計で前回比0・92ポイント増の6・26%となっている。
 豊田市の大半とみよし市の11区は労組票が多く、期日前の投票率が高い水準にある。今回も11・98%と県内選挙区で最高だったが、前回よりも0・66ポイント減となり、他の十四選挙区がいずれも増加したのと比べ、傾向の違いが目立った。
 11区は労組支援の前職不出馬により、自民前職と共産新人、無所属新人の三人の争い。トヨタ労組は11区在住の組合員に対し、選挙区では「自主投票」の方針を伝える一方、比例代表に関しては上部団体の全トヨタ労働組合連合会(全ト)の方針に沿い国民民主党に投票するよう求めている。
 しかし、全トには、加盟組合から「どう対応すればい...

3824チバQ:2021/10/26(火) 19:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6420b6539b1c05ab380c288548535d5dd485b6
知事めぐっても波紋 富山1区の戦いを追う
10/25(月) 19:17配信
 衆議院選挙の富山1区は、ご覧の4人が立候補して激しい選挙戦を展開しています。1区をめぐっては新田知事が記者会見で次のような発言をしたことが波紋を広げました。

 新田知事(10月14日の定例会見)
「過去、富山1区から2人出せたことがあるんですね。やはり私の立場としては、それが一番いい形になる。そうなってほしいなと願います」

 去年の知事選で支援を受けた候補に対し、比例復活もにらんでの発言で、1区の各候補はこれも念頭に、支持の広がりを図っています。

 日本維新の会の副代表を務める吉村洋文大阪府知事。

 衆議院議員時代の同期で維新・元職の吉田豊史候補を応援するために富山入りしました。陣営には25日、一つの思惑がありました。

 知事選で支援した新田知事が吉田候補に比例復活も念頭に当選してほしいと話したのを受けて、吉村知事と新田知事が顔を合わせる計画も進めていたのです。しかしスケジュールなどの問題があるとして24日に急きょ断念。

 吉田豊史候補
 「吉村さんが僕の応援に入ってくれた事を最大限効果発揮して、1週間戦っていきたい。既に新田さんが、この選挙において自民党候補と私を応援すると明言してくださっているのでそれで十分だと思ってます」

 一方で自民党支持層の切り崩しや無党派層の取り込みを目指しています。

 吉田豊史候補
 「追いかけている背中は遠いですけど、一人ひとり仲間を増やしていって必ず小選挙区で富山で勝たせていただきたいと思っています」

 YouTubeチャンネル「フミログ」では、動画やライブ配信で精力的に活動。陣営は、ことし4月の富山市長選で獲得したおよそ5万4000票に上乗せを狙います。

 こうした維新の動きを警戒しているのが、自民・前職の田畑裕明候補です。今月19日の出陣式には「1区から2人当選が一番いい形」と発言した新田知事が出席していましたが、それを意識してか次のように声を張り上げました。

3825チバQ:2021/10/26(火) 19:49:26
 田畑裕明候補
 「富山から当選するのは1人しかいらないんですよ。富山1区、私、田畑裕明に託していただきたいと思います。どうですか、皆さん」

 田畑候補は、これまでの選挙戦同様、県議や市議のネットワークを最大限に生かしながら、町内会単位で細かく回る屋外での「青空集会」を繰り返し、顔の見える身近な存在をアピールしています。

 また、岸田政権で総務副大臣に就任したことを前面に打ち出し、「富山の声が政権中枢に伝わりやすい候補」だと訴えています。

 田畑裕明候補
 「地方にしっかり光を当てるという省庁の職務でありますから期待の声は大変大きいなと思います。とにかくいろんな方にお会いするというのが基本でありまして、少なくてもどの候補者よりも選挙の活動量は誰にも負けないと思いますからそれで突き進みたいと思います」

 陣営では、前回を上回る7万5千票以上を最低ラインとし、他の候補の比例復活も阻止を目指します。

 一方、立憲・新人の西尾政英候補は、24日夜の個人演説会で改革姿勢を前面に訴えました。同じ野党でも維新との違いを強調し、政権に批判的な無党派層の取り込みに必死です。

 西尾政英候補
 「冷たい政治の自民維新対、私たちの温かい一億総中流社会を取り戻す。流れを変える歴史を作る選挙だと思っています」

 今回の知事の発言については。

 西尾政英候補
 「2人って言われたんですかね。別に西尾は受からなくてもいいってことじゃないと思うんです。知事は全方位外交だと思っています」

 公示後、選挙活動中に吉田候補と鉢合わせました。

 西尾政英候補
 「2人じゃなくて3人で受かりましょうと言った。最後の最後まで気を緩めずに、野党不在は富山県と山口県ぐらいですから、風穴を開けたいと思っています」

 西尾候補はスーパーやドラッグストアなど、生活に密着した場所での街頭演説に力を入れています。先週末には富山市のまちなかを練り歩き「変えよう」の掛け声で幅広い年代の人たちに政権交代を訴えました。

 共産・新人の青山了介候補は、知事をめぐる動きからは距離を置き、支持浸透を図っています。

 青山了介候補
 「正直ね、私らには関係のない話だと思いますし、私たち国民の皆さんにどんな政治をするのか訴えるのが政党の話だと思いますので、どんな立場であってもそれぞれやられればいいのかなと思いますけれども」

 青山候補は、安倍・菅政治をこのまま続けるのか、変えるのかが争点だとして、現在の政権に代わる新たな選択肢を有権者に示したいと訴えています。

 青山了介候補
 「感染をここまで広げ、なによりも本来であれば亡くならなくても良かった方が犠牲になった。こんな政治を続けるわけにはいきません。最低賃金を時給1500円以上に引き上げて8時間働けば誰もが普通に暮らせる社会を目指します」

 1日10回以上の街頭演説やミニ集会などでこまめに訴えています。青山候補は、自ら2人の子どもを育てている立場から、大学の授業料半額、ジェンダー平等など若者が将来に希望を持ち、安心して暮らせる政治を実現したいとしています。

 26日は党副委員長の来県も控えていて選挙区はもちろん、比例代表の上積みも目指しています。

3826チバQ:2021/10/26(火) 19:59:27
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211024649185.html
無党派への浸透注力
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟1区
2021/10/24 11:30
 4年ぶりの衆院選の戦いは31日の投開票日に向け、中盤戦に入っている。新潟県内6小選挙区の候補者は街頭や集会などで、新型コロナウイルス対策や経済政策、農業、原発再稼働問題などを熱く訴えている。陣営はそれぞれの支持層を固めながら、無党派層などへのアピールにも余念がない。共同通信社の電話調査を基に新潟日報社が探った序盤情勢を踏まえながら、与野党候補らによる攻防の最前線を追った。

   □   □

◇新潟1区立候補者(届け出順、敬称略)
石崎徹(37) 日本維新の会・元職
塚田一郎(57) 自民党・新人
西村智奈美(54) 立憲民主党・前職


 野党統一候補で立憲民主党前職の西村智奈美氏(54)と、自民党新人で元参院議員の塚田一郎氏(57)、自民を離党した日本維新の会元職の石崎徹氏(37)が争う。新潟日報社などの序盤情勢調査では、西村氏を塚田氏が追う展開で、石崎氏は苦戦している。ただ、1区に多いとされる無党派層の約4割が態度未決定で、各候補は無党派層への浸透を図る。

 6選を目指す野党統一候補の西村氏は、政府の新型コロナウイルス対応や経済対策への批判を強める。街頭で「実質賃金は増えていない。金融所得課税などの見直しで国民への分配を行っていきたい」と訴える。

 立民支持層の9割超、共産の約7割を固めた。勝つためには無党派層への浸透も欠かせない。1日40カ所ほどで街頭演説をこなす。

 他候補に比べて先行しているとの報道が相次ぎ、陣営は気の緩みを懸念する。立民県連最大の支持団体、連合新潟の牧野茂夫会長は街頭で「選挙は投票箱のふたを開けるまで分からない。緩まず応援してほしい」と懸命に引き締める。

 自民の塚田氏は街頭演説などで、参院議員時代の経験と政権与党の実行力を繰り返しアピールする。「政策は実現しないと絵に描いた餅だ。私と対立候補との違いは実現できるかどうかだ」と呼び掛ける。

 公示前から無党派層への浸透が課題視されてきた。序盤では、無党派層の支持を1割強しか得られていない。今後は、人気のある河野太郎前行政改革担当相らから応援に来てもらうなどで巻き返しを図る。

 自民支持層からの支持を6割超しか固め切れていないことも課題だ。選対幹部は「足元を固めないといけない」とし、企業への支持呼び掛けを強める構えだ。

 石崎氏は元秘書への暴行事件で自民を離党し、維新から出馬した。暴行事件によるマイナスイメージは根強いとみられ、維新支持層でも広がりを欠く。

 20日には知名度の高い党代表の松井一郎大阪市長が新潟市中央区を訪れた。松井市長は街頭で「(石崎氏は)甘いところがあったから不適切な行動をやった。今後は維新が指導していく」と援護射撃をした。

 石崎氏は街頭で頭を下げつつ「与党への不満、野党への不安がある。維新はしがらみなく真の改革をやる」と、第三極を求める無党派層への浸透を図る。選挙カーから「改革」と声を響かせ、1区内を走り回る。

3827チバQ:2021/10/26(火) 19:59:53
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211024649201.html
戦術修正で追い込み
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟2区
2021/10/24 14:30
◇新潟2区立候補者(届け出順、敬称略)
高倉栄(50) 国民民主党・新人
細田健一(57) 自民党・前職
平あや子(41) 共産党・新人


 自民党前職細田健一氏(57)に対し、候補を一本化できなかった野党側の共産党新人平あや子氏(41)、国民民主党新人高倉栄氏(50)が挑む。新潟日報社の序盤情勢調査では、細田氏が先行し、平氏、高倉氏が追う展開。各陣営は終盤の追い込みへ、組織の引き締めや戦術の修正を図っている。

 自民が公認争いを経て一本化した細田氏の街頭演説には、比例単独候補に回った前職鷲尾英一郎氏に近い地方議員の姿も見られる。細田氏は「鷲尾氏の支援者といい関係を築きたい」と結束をアピールする。

 22日には、長岡市内の街頭演説で300人近くを集め、組織力を見せつけた。ただ、陣営はこの組織が緩まないか警戒を強める。

 2区選対本部長の柄沢正三県議は「リードと言われて負けた例は多く、これほど危険なことはない。足がストップするのは絶対避けないといけない」と呼び掛けた。各地域の県議らの手厚いバックアップを受け、企業回りやミニ集会も行いながら票固めを目指す。

 追う平氏は、東京電力柏崎刈羽原発の廃炉を訴え、原発に不安を抱く有権者の取り込みに注力する。池田千賀子県議ら超党派の地方議員に支えられ、「柏崎で予想以上に知ってもらえている」と手応えを語る。

 ただ、票の積み上げに必要な無党派層への浸透は、序盤で1割にとどまる。22日に柏崎市内で行った街頭演説では、最低賃金の大幅な引き上げなど、より暮らしに密着したテーマの訴えに時間を割いた。

 社民県連や立憲民主党支持者の支援を受けていることから、折に触れて「野党共闘」もPRする。共産県委員会の川俣幸雄書記長は「自公政権との対立軸を強調したい」と狙いを語る。

 高倉氏は連合新潟の推薦を受けて組合票を固める。街宣で「旧民主党のラストサムライ」とアピールし、鷲尾氏が旧民主党の国会議員時代に得た票の受け皿を目指してきた。

 ただ、序盤情勢で、旧民主をルーツとする立民の支持層が高倉氏よりも平氏に流れている。最近では「旧民主党」を封印し、鷲尾氏を支持していた保守票への浸透を意識する。

 無党派層の獲得に向けては、会員制交流サイト(SNS)や動画で、雇用対策などの政策や親しみやすい人柄を発信。党県連の市川政広幹事長は「大票田の柏崎市を中心に街宣を強化し、若者や無党派層を掘り起こしたい」と力を込める。

3828チバQ:2021/10/26(火) 20:00:20
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211025649313.html
激戦 支持固めを急ぐ
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟3区
2021/10/25 10:30
◇新潟3区立候補者(届け出順、敬称略)
黒岩宇洋(55) 立憲民主党・前職
斎藤洋明(44) 自民党・前職


 自民党前職の斎藤洋明氏(44)と立憲民主党前職の黒岩宇洋氏(55)による4度目の対決が繰り広げられている。前回は50票差で黒岩氏が制した激戦区。共同通信社の電話調査を基に新潟日報社が探った序盤情勢によると、今回も激しく競り合う。各陣営は支持基盤を固めつつ、無党派層への浸透に力を注ぐ。

 斎藤氏は、官僚を辞めた妻との「二人三脚」の姿勢を前面に出し、選挙戦に挑んでいる。妻もマイクを握り「夫に仕事を続けさせてやりたい」と有権者の心情に訴えている。

 小選挙区で2連敗中。今回も比例に重複立候補し、復活当選の道は残されたとはいえ、選挙区で3連敗すれば次は出馬できない可能性もある。斎藤氏は「比例は関係ない。小選挙区で勝つのみだ」と強調する。

 首長や地方議員から手厚い支援を受ける組織戦を展開し、保守票を固める。地域を選挙カーで回り、地方の声を届けるために政権与党議員が必要だと訴える。

 アピール力が課題とされ、序盤情勢調査でも無党派層に十分浸透できていない。陣営は独自性を出そうと「自民党を変える」というのぼり旗を立て、改革路線を打ち出す。演説でも繰り返し改革に触れている。

 自民党県連の小野峯生幹事長は「本人は本当に党を変えたいと思っている。無党派層にも響くのではないか」と期待する。

 一方、黒岩氏は今回、旧民主党の看板政策「農家戸別所得補償制度」の復活を第一に掲げる。3区に多い農家票の取り込みを図る。

 街頭で「農家は壊滅的だ。戸別所得補償こそ、都会から地方の最大の分配政策だ」と訴える。財源に金融所得課税の引き上げ分を充てるとし、富裕層からの分配を強調する。

 前回無所属で出馬したが、今回は野党統一候補だ。社民や共産党も支援し、電話掛けなどで協力する。

 前半戦は選挙カーで、大票田の新発田市をはじめ、新潟市北区や五泉市など前回、得票数が相手を上回った地域を主に回り、支持固めを図ってきた。細い路地にも入り、有権者を見つけると、すかさず降車して声を掛けている。

 序盤情勢調査では、無党派層からより支持を得ている一方で、40代以下への浸透が課題として浮かび上がった。選対本部幹事長の佐藤浩雄県議は「若い世代が多い地域を回り、有権者に子育て支援や教育政策を訴えたい」と話す。

3829チバQ:2021/10/26(火) 20:01:04
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211025649344.html
鍵握る三条 てこ入れ
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟4区
2021/10/25 14:00
◇新潟4区立候補者(届け出順、敬称略)
菊田真紀子(52) 立憲民主党・前職
国定勇人(49) 自民党・新人


 7選を目指す立憲民主党前職の菊田真紀子氏(52)と、前三条市長で自民党新人の国定勇人氏(49)による一騎打ちは中盤に入って、いっそう熱を帯びている。それぞれの衆院選、三条市長選で協力関係にあった両氏の激突。勝敗の鍵を握るのは、支持者がかぶる大票田・三条市での得票だ。

 新潟日報社が共同通信の電話調査を基に探った情勢では、この三条市周辺の県央エリアで両氏は横一線に並ぶ。新潟市南部ではややリードする菊田氏を国定氏が猛追する。両陣営は選挙戦終盤に向け、三条市での活動に力を入れる構えだ。

 「国会で与野党が伯仲する力を持つことが大事だ。野党に力を貸してほしい」

 菊田氏は強固な後援会組織と連合新潟を軸に支持基盤を固める。個人演説会などには森裕子、打越さく良両立民参院議員のほか、側面支援する共産党の地方議員も並び、野党共闘を前面に出してアピールする。

 三条市長だった国定氏を「これまでで一番の強敵」(菊田氏)と捉える。自民党の組織力も警戒し、選挙戦序盤から無党派層と女性票の獲得に重点を置いた。

 情勢調査によると、その無党派層と女性の支持は一定程度固めたが、若年層への浸透が課題だ。勝敗の鍵となる三条市を含む県央エリアでは競り合っている。

 選対本部長の小島晋県議は「県央エリアで五分に持ち込めれば勝機はある」と話す。25日には立民の蓮舫代表代行が三条市に入り、無党派層のさらなる掘り起こしを図る。

 一方、国定氏は保守系地方議員の全面支援を受ける。「4区の発展には、国から予算を持ってくることができる与党の国会議員が必要だ」と強調し、自民・公明支持層を固める。

 公示翌日の20日には甘利明党幹事長も街宣に駆け付け、党の後ろ盾をアピールした。商工関係者の支援も受け、街宣や演説会とともに企業訪問を重ねている。

 情勢調査では、前市長として圧倒的な知名度があるため有利とみられた県央エリアで、菊田氏に互角の戦いに持ち込まれている。陣営は今後、三条市や、次に有権者が多い新潟市秋葉区でのてこ入れに臨む。

 さらに無党派層への浸透にも力を注ぐ。「選挙戦終盤に向けてSNS(会員制交流サイト)を使った空中戦を仕掛けている」と選対幹部。街宣や企業回りの様子を発信し、序盤情勢で支持が厚かった若年層の囲い込みを狙う。


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