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議員の不祥事・スキャンダル等綜合スレッド
98
:
さきたま
:2020/10/03(土) 08:58:49
>>97
の続き
「民間の相談所」への軽視・偏見を感じるブログ内容
杉田議員は、ブログ内で次のようにも書いている。
被害者が民間の相談所に相談をして「気が晴れました」で終わっては、根本的な解決にはなりません。
警察の中に相談所を作り、女性警察官を配置することで敷居を下げ、相談しやすくすることができるのではないか、また、それが警察における女性活躍にも繋がるのではないかということを申し上げました。
出典:「一部報道における私の発言について」(杉田水脈オフィシャルブログ)
「民間の相談所に相談をして『気が晴れました』で終わっては」という書き振りは、専門的な包括支援機関であるワンストップの取り組みを、あまりにも軽視している。医療機関、警察、支援弁護士などのサポートにつながることができる機関であるから「ワンストップ」なのだ。
ただ、始まったばかりの取り組みであるため、ワンストップの質について地域差があり、各専門機関との連携もまちまちであることはこれまでも指摘されている。
ワンストップがさらに質・量ともに拡充していくためには予算が必要だ。杉田議員は、男女共同参画の要求額の中でも「女性に対する暴力対策」への比率が高かったことにご立腹のようだが、そうであるならなおさら、支援現場で何が問題となっているかを把握してから発言してほしい。
そして「警察の中の相談所」はすでにある
また、「警察の中に相談所を作り」とあるが、各都道府県警察では性犯罪被害の専門相談窓口があり、2017年8月からは、全国共通の短縮ダイヤル「#8103」の運用が開始されている。#8103にかければ、最寄りの各都道府県警の性犯罪被害相談窓口につながる。
杉田議員は、警察の中に相談窓口がないと思っているのだろうか。聞いてみたい。
「女性活躍」とは?
性暴力被害者の相談に女性警察官をあてることが女性活躍につながるという発想もいただけない。確かに、被害当事者の中には女性警官の方が話しやすいと感じる人がいるのは事実だ。ただし、性被害当事者は女性だけではないし、本来であれば男性警官であっても性被害当事者に適切な対応ができなければならない。
また、「女性活躍」とは何なのか。「女性だから」という理由で配置される場所を作ることは、むしろ女性警官のキャリアを狭めることになりかねない。男性ばかりで行われてきてしまった意思決定の場に女性が増えることこそ必要なはずだ。女性警官だから性被害相談ばかり担当させられることになりかねない状況に懸念があることを、実際に女性警官からも聞いている。
支援はまだ足りない
前述の通り、各都道府県に最低1カ所ずつワンストップ支援センターができたのは最近のことだ。2018年10月に奈良県で「NARAハート」が開設され、これで全都道府県全てに1カ所以上のワンストップが設置されることになった。
このことに驚きはないだろうか?
内閣府調査によれば、女性の13人に1人、男性の67人に1人が過去に無理やり性交された被害経験があると答えている。被害はあるにもかかわらず、ケアを受けられる場所は非常に少ない。
国連は女性の人口20万人につき1カ所のワンストップ支援センターが必要と提唱しており、その基準では日本には300カ所以上が必要だが、2019年1月時点での弁護士会調べによれば全国に54カ所、そのうち行政が関与する(性犯罪・性暴力被害者支援交付金が出ている)ワンストップ支援センターは、47都道府県に49カ所。
日本は性被害の認知件数が少ないから……というのは順序が逆である。被害者が相談できる場所が少ないのだから、警察が認知する被害件数が少なくて当然だ。
2019年1月に行われたイベント「医療の現場からみた『性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの現状と課題』」の中では、パネリストが「通報されるレイプ被害は2〜3%。もし窃盗被害の2〜3%しか警察が対応できないのだとしたら大変恥ずかしいこととなるはず」と発言していた。
病院拠点型ワンストップセンターの少なさなど、課題は多い。以前、ある被害当事者は私に「傷だらけで血を流しているのに、治療してくれる場所がどこにもない状況」と語った。中長期的支援を受けられる機関も少なく、メンタルクリニックの中から性被害者に理解のある場所を自分で探し出さなければならない被害当事者も少なくない。
日本の性被害支援状況は、まだじゅうぶんに整っていない。また、これまでの数十年間でDVや性被害者を支援してきたのは、主に女性たちの草の根の運動だった。ようやく国が気づき目を向け始めた支援について、議員の立場にいる人が無知や偏見を振りかざさないでいただきたい。
9月25日のTBSラジオ「Session-22」では、杉田議員の発言について、会議で笑いが起こったとも言及されていた。本当ならばあまりにもひどい。しっかりと調査が行われることを強く望む。
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