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新・大中華世界的話題

718チバQ:2015/12/01(火) 21:50:28
http://mainichi.jp/select/news/20151202k0000m030061000c.html
ミャンマー:スーチー氏、軍と攻防へ 「大統領の上」巡り
毎日新聞 2015年12月01日 19時27分(最終更新 12月01日 21時14分)
【ヤンゴン春日孝之】ミャンマーで最大野党「国民民主連盟(NLD)」を率いるアウンサンスーチー氏と国軍のミンアウンフライン最高司令官が2日、首都ネピドーで会談する。総選挙で圧勝したNLDが次期国会で大統領を擁立するが、大統領資格がないスーチー氏は「大統領の上に立つ」と宣言し憲法を超越した立場で国政を担う決意を示す。「憲法の守護者」としての国軍が、これにどう対応するか、会談を機に駆け引きが本格化する。

 スーチー氏が選挙(11月8日)前から繰り返す「大統領の上に立つ」とはどういうことか、具体的なポストなど真意は不明だ。

 ただスーチー氏は自ら指名する大統領について「権威も権力もない」と強調。米紙ワシントン・ポストのインタビューで「首脳会談はどうするのか?」と聞かれ「彼(大統領)は私の脇に座ることができる」と答えた。

 自らが想定する「大統領の上」のポストについて、以前の記者会見で「(今は存在しない)首相か?」と問われ「首相職は(かつて)大統領の下だった。私は上だ」と一蹴している。

 大統領は憲法で最高権力者の国家元首と位置づけられる。だがスーチー氏は、憲法を否定する形で大統領を自らの忠実な部下にすると公言しているわけだ。

 ミンアウンフライン最高司令官は、スーチー氏が今回のトップ会談を申し入れた後、国軍幹部らを前に演説した。国軍系紙ミャワディ・デーリーによると「全ての者は法を順守すべきだ。誰も法の上に立つことはできない。トリックを弄(ろう)したりする行為は罰せられるべきだ」と述べた。

 最高司令官は今年6月の毎日新聞との会見で、独立(1948年)以来、内戦下にあるこの国で、国軍の政治関与を保障する憲法が「国家の安全装置」として機能している実情を説明した。憲法の根幹に関わるスーチー氏の姿勢は、今の国家システムや国軍への「大胆な挑戦」とも受け取れる。

 憲法上、国家非常事態の時は、大統領が最高意思決定機関となる「国防治安評議会」を招集し、全権を最高司令官に委譲するシステムになっている。評議会メンバーは大統領以下11人。うち6人は国軍関係者だ。スーチー氏が憲法の枠内で国政を担おうとするなら、このメンバーにも入っておく必要があるが、彼女が就任可能なポストは外相くらいしかない。だが複数のNLD幹部は「外相はあり得ない」と否定する。

 そうした中、スーチー氏が「大統領の上に立つ」と公言するのは、ある種のはったりで、最高司令官との今後の交渉で駆け引きに使うのでは、との臆測が流れている。

 英BBCの元記者、ラリー・ジェーガン氏はバンコク・ポスト紙で「スーチー氏は最終的に大統領ポストを手に入れる可能性がある」と指摘する。憲法で「スーチー大統領」を阻むのは、息子が英国籍だという「親族の国籍条項」だ。NLD幹部の情報として、国軍がこの条項の「一時停止」を受け入れる可能性があるという。

 国軍としては、憲法を超越するスーチー氏の立場を黙認するより、緊急避難的に「スーチー大統領」を容認した方が、憲法へのダメージは少ないとの判断がある、との見方だ。

 国軍最高司令官は、非常事態時に全権を掌握できることから、意図的に治安を悪化させる「合法的クーデター」も可能とされる。また、内閣で軍事・治安を統括する国防、内務、国境の主要3閣僚は最高司令官が任命できる。スーチー氏が国政の実権を握っても、絶大な権限を保持する国軍の協力なしに、政権のかじ取りはおぼつかない。

 国軍優位を規定する憲法の改正を「民主化への核心」と位置づけるスーチー氏と、これを死守しようとする国軍。双方の水面下での攻防が活発化しそうだ。

 ◇大統領の選出方法

 新大統領は来春の国会で選出される。候補者は上下両院の民選議員が各1人、両院の軍人議員団から合同で1人の計3人の副大統領をまず選出。この中から投票で大統領を選び「落選」した2人が副大統領になる。総選挙でNLDは上下両院とも制しており、NLDは2人を擁立できる。結果的にNLDから大統領と副大統領、軍人議員からもう1人の副大統領を出すことになる。


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