[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
新・大中華世界的話題
565
:
名無しさん
:2015/11/10(火) 23:05:32
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151110-00010000-fsight-int
歴史的「中台トップ会談」の勝者はだれか?
新潮社 フォーサイト 11月10日(火)10時31分配信
満面の笑みを浮かべた台湾の馬英九総統は、いささか硬い表情の中国の習近平国家主席と握手を交わしたあと、とっさにスーツの前ボタンをさっと外し、世界から集まった数百人の記者団に手を大きく振った。筋肉質で胸板の厚い馬氏はスーツが破れてしまうことを心配したからで、馬氏はボタンを外したまま、会談の会場に向かった。
■60秒以上続いた握手
「中台分断後初」とされた歴史的な中台トップ会談で、馬氏の高揚ぶりは目立った。冒頭の公開発言の予定はそれぞれ5分。習氏は「我々は、血は水よりも濃い家族である」と使い慣れた決まり文句を淡々と語り、4分30秒できっちり語り終えた。一方、馬氏の話は5分で終わらなかった。仕切り役のシンガポール側は、発言途中で報道陣をシャングリラ・ホテル「Island Ballroom 」から追い出した。発言は結局、6分以上続いた。馬氏の話には、中国の古典『尚書』からの引用「非知之艱、行之惟艱」(知るに易く、行うに難し)など漢学教養がふんだんに盛り込まれ、中華民族主義者・馬英九の「中華の本家は我が中華民国にあり」という意気込みが伝わってきた。
そんな馬氏と、「中華民族の復興」を掲げる習氏との相性が悪いはずはない。会談後、馬氏は習氏を「現実的で、柔軟で、率直だった」と最大限持ち上げた。60秒以上続いた握手について「気持ち良かった。2人とも力一杯握った」とも。2人は食事中、抗日戦争の話を語り合った。習氏が、ミズーリ号で降伏文書に調印した日本の要人は誰だったか思い出せずにいると、馬氏が「重光葵ですよ」と教えるというやり取りで盛り上がったという。
会談を無事に乗り切るため、習氏は「台湾独立反対」「1つの中国原則(一中原則)」「台湾は中国の領土」といった台湾側を刺激する発言は控え、馬氏も「中華民国」や「1つの中国には中台別々の解釈がある(一中各表)」という中国側に耳障りな部分に言及しなかった。そのうえで、それぞれが会談後の会見で、こうした言うべきことを補完して述べる、という形式を取ったので、馬氏が一方的に譲歩したという解釈は、いささか不公平かもしれない。
■「被動」から「主動」へ
それにしても、中国側が「習馬会」、台湾側が「馬習会」と呼ぶ中台トップ会談の開催が4日に公表されて以来、最も強く印象づけられたのは馬総統の元気さだった。台湾での事前記者会見では1時間半かけて50人の記者の質問をさばいた。支持率が低迷を始めた2010年以来、その表情は曇る一方だったので、こんなにハイで嬉々とした馬氏を見るのは本当に久しぶりである。
ただ、馬氏の個人的満足とは別に、中国と台湾、どちらが多くを得たかと言えば、文句なく中国ではないだろうか。その理由を考えてみたい。
筆者にはいささか後悔の念がある。中台トップ会談の実現を予感しながら、そのタイミングはすでに失われたと判断していた。馬氏が会談を熱望しているのは周知の事実だったが、中国側の反応は鈍かった。昨年11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)での会談を、中国側が国際会議の場は望ましくない、と断った。金門島での会談も議論に上ったが実現しなかった。今年春、中国側を取材すると、答えは「場所、タイミングさえ合えばまだ可能性はある」というものだったが、私は単に拒否のための口実ではないかと受け取っていた。
なぜなら、馬英九の支持率は10%前後に低迷し、来年5月には新しい総統の座が民進党の蔡英文主席に転がり込むことは確実視されている。馬氏は中国にとって中台関係の雪解けを演出した「恩人」ではあるが、冷徹な中国はそれだけではレームダック化した馬氏にトップ会談というプレゼントは渡さないと考えたからだ。しかし、中国の判断は違った。いまがチャンスだと考えたのだ。
その理由を、台湾政策に通じる中国の研究者はこう語る。
「この習馬会で、我々は、被動(受け)から、主動(攻め)へ局面を転換できた」
その意味は深い。この2年、台湾では、中国とのサービス貿易協定に反対するひまわり運動が成功を収め、地方選挙では国民党が空前の大敗を喫し、総統選挙は民進党の優勢が明らか。台湾に対し、「善意」という名の利益提供を続けてきた中国にとっては、台湾政策の根本を揺るがすような、目の当たりにしたくはない事態の連続であった。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板