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新・大中華世界的話題

542チバQ:2015/11/10(火) 07:58:17
 少数民族対策は、スー・チー氏の父で独立運動を主導したアウン・サン将軍も尽力し、志半ばで暗殺された経緯がある。スー・チー氏も意欲を示すテーマだ。

 国軍と対立してきたスー・チー氏は、多数派のビルマ族ながら、少数民族武装勢力から一定の信頼を得ていたとされる。だが、今回選挙で、NLDは調整すると約束していたこれら少数民族地域にも候補者を擁立し、「反感を買ってしまった」(政府関係者)。

 和平交渉は今後、北部カチン州のカチン独立軍(KIA)など、より難しい相手にシフトする。一方、国軍と戦闘を続ける中国系少数民族コーカン族の武装勢力などは、交渉から排除されたまま。総選挙では少数民族政党も躍進しているもようで、武装勢力も発言力を増した格好だ。新政権は難しい対応を迫られそうだ。

 
◇国軍と和解 どう実現

 NLD関係者によると、スー・チー氏は投票終了後の8日夜、党幹部らに「期日前投票などの確認を徹底するように」と指示したという。事前の投票は、国内でもやむを得ない事情と判断された場合に認められたが、任務にあたる国軍の兵士などの多くが、この対象となった。

 連邦選挙管理委員会は、欧州連合(EU)などからの監視団から、軍施設内の投票状況の調査を求められながら、「機密」を理由に一時、拒否した。また、軍出身のティン・エイ選挙管理委員長は先月13日、総選挙の延期を突然提案し、NLDが「USDPの劣勢を盛り返すための時間稼ぎだ」と猛反発して撤回させるなど、国軍や選管との関係は良好とはいえない。

 1990年の総選挙ではNLDが圧勝しながら、軍政は結果を無視した。ミン・アウン・フライン司令官は選挙前、結果を「尊重する」とする一方、「外国勢力を利する勢力に投票すべきでない」とも発言。国軍が「非常事態」と判断すれば、合法的にクーデターを起こすこともできる。

 かつての怨念(おんねん)から軍出身者を冷遇するととられれば、軍ばかりか、出身者や関係者が多い政府内のサボタージュも招きかねない。国軍は、今後のスー・チー氏の出方を注意深く見ているもようだ。


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