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新・大中華世界的話題

49とはずがたり:2015/08/25(火) 01:28:30

さらに党中央宣伝部と新聞出版広電総局は、中国全土のメディアに、直ちにこの証言を否定する報道をするよう指令を出したという。そのため、もとの番組がなかったことになっているというのに、その内容を否定する記事だけが大量発生するという奇妙なことが起きたのだった。

「微信」には、「政府はインターネットを消すヒマがあれば、現場の火を消せ!」といった批判の書き込みが相次いだ。ちなみにこうした書き込みも、20分くらいすると削除されてしまったが。14億人の言論統制の現場もまた、戦場のようなものかもしれない。

そんな中、李克強首相が現場を視察した8月16日、前出の天津のジャーナリストが、皮肉を込めた「微信」をくれた。

「事故から4日目に、ついに李克強首相が視察に訪れたことで、われわれ天津市民はようやく安堵した。天津は北京の外港で、その距離はわずか130㎞しかなく、車を飛ばせば1時間半で来られる。前任の温家宝首相なら、事故の翌朝に駆けつけてくれたに違いない(筆者注:天津は温家宝首相の故郷)。?

それが李克強首相は、なぜ天津入りまで4日もかかったのか。それは察するに、毒ガスに汚染された現場の空気を吸いたくなかったからだろう。同様に習近平主席がいまだに来ないのは、暗殺を恐れているからだ。そのため李克強首相がついに現れたことで、われわれは『ああ、天津の空気はもう大丈夫なのだ』と、ホッと胸を撫で下ろしたのだ」

やはり現地の人に聞いてみないと、分からないことはあるものだ。

楊棟梁局長の失脚は単なる「生け贄」か?

興味深いことは、他にもある。中国共産党中央紀律検査委員会は、事故から6日が経過した8月18日、国家安全生産監督管理総局の楊棟梁局長に対して、「重大な規律・法律違反の容疑で調査を開始した」と、ホームページで発表した。

楊局長はその二日前に、李克強首相に同行して、天津を訪れたばかりだった。インターネットでCCTVの映像を確認したが、逢沢一郎自民党議運委員長そっくりの顔をした楊局長の姿が、李首相のすぐ後ろに映っている。

この楊局長の失脚を、どう見るべきか。表向きには、楊局長が拘束される理由はある。国家安全生産監督管理総局長として、重大事故を防ぐ責任者の立場にありながら、防げなかったからである。

だが、楊局長は北京にいて、日本の25倍もある中国全土の安全な生産現場を管理監督しているのだ。このポストにいたから引っ捕らえて拘束するというなら、このポストに就く人物は、誰もが監獄に直結していることになる。

天津市民が騒ぐので誰か幹部の「生け贄」が必要だった、という見方もできる。だがそれならば、黄興国・天津市党委書記代理以下、天津市の幹部たちが拘束されて然るべきだ。だが8月21日現在、拘束されたのは、爆発した倉庫を管理していた瑞海公司の幹部たちだけだ。

ここからは、私の見立てである。おそらく天津市民同様、習近平主席の怒りが炸裂したのではないか。

習近平主席と江沢民元主席が現在、仁義なき権力闘争を繰り広げていることは、先週のこのコラム>>45-46に記した通りだ。習近平主席としては、この天津の爆発事故を利用して、一気呵成に江沢民一派を一網打尽にしてしまおうと決意したのではなかろうか。

「トップ7」を侮辱する書き込みが放置されるワケ

内外のテレビ映像を見ていると、今回の爆発事故を受けて天津で抗議している市民たちの中に、次のように叫んでいる人たちを認めた。


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