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新・大中華世界的話題
163
:
チバQ
:2015/09/12(土) 17:13:57
http://toyokeizai.net/articles/-/84215
シンガポール総選挙、与党が圧勝した理由
89議席のうち人民行動党が83議席を獲得
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福田 恵介 :東洋経済 編集局記者 2015年09月12日
9月11日に行われたシンガポールの総選挙では、与党・人民行動党(PAP)が圧勝と言える結果を残した。3月に死去した国父であるリー・クアンユー元首相後のシンガポールの政治も、ほぼ1党独裁の体制が続いていくことになる。
11日の総選挙は、議席数89議席のうちPAPが83議席を獲得、最大野党である労働者党(WP)が6議席を獲得した。前回2011年の総選挙から定数が2議席増となっており、前回はPAPが81議席、WPは6議席を獲得していた。なお、2012年に実施された補欠選挙で、WPがさらに1議席を追加している。
PAPが得票率を10%引き上げた
議席数は前回とそれほど変わらないが、大きな変化はPAPが今回獲得した69.9%という得票率だ。前回2011年の総選挙では60.1%と史上最低の得票率に終わり、PAPは惨敗。経済政策や長期政権への批判票が集まっていた。
「今回はほぼ完勝と言ってよい」。拓殖大学国際学部教授で、シンガポールの政治・経済に詳しい岩崎育夫氏はこう指摘する。69.9%の得票率は、2001年の総選挙で75.3%を獲得して以降は凋落傾向にあったPAPへの信認を取り戻したことも意味する。リー・シェンロン首相も選挙後の記者会見で「PAPにとって良い結果を得たが、シンガポール国民にとってもすばらしい結果だ」と自信を見せた。
今回の選挙戦について、「故リー・クアンユー氏の弔い合戦」「シンガポール建国50周年」という2つの要素もあり、PAPに追い風が吹いたのではないかとの見方もある。だが、正確にいえば、「シンガポール国民の現実的な判断の結果」(岩崎教授)かもしれない。
「もうリー・クアンユー時代は終わり、これからは政府と国民がきちんと相対しながら、今後の国づくりをどうすべきかを考えなければならない。そう考えた場合、現在のシンガポールの運営を安心して任せられるのはPAPしかいない、と国民が判断した」(岩崎教授)。政界から引退していたゴー・チョクトン元首相が再び立候補したことも、PAPのこれまでの実績をアピールすることに繋がったといえるだろう。
逆に言えば、野党への批判票が積み重なった結果とも言える。野党で唯一、議席を保有していた労働者党(WP)は、アルジュニード集団選挙区で議席を維持したものの、今回は50.95%という薄氷の勝利となった。また、ホウガン1人選挙区でも議席を維持したものの、前回補選で獲得した62.1%から57.69%と減らしている。
シンガポールの選挙区は、1つの議席を争う13の「1人区」と、各政党が4〜6人の候補者を1つのグループとして争う16の「集団区」が設定されている。WPはそれぞれ1カ所ずつ勝利したことになる。
野党が7つも乱立
投票所の様子(写真:REUTERS/Edgar Su)
WPが得票率を減らしたのは、「政策能力、行政能力がまだ国民に認められていない証拠」と岩崎教授は断言する。さらに今回は野党が7つも乱立したことが、結果的にPAPへの追い風になったとも付け加える。「唯一議席を持つWPが指導力・調整力を発揮し野党を一本化すべきだが、その能力もない。野党側は長期的な戦略を練り直しすべきだろう」(岩崎教授)。
国政運営上の課題は山積している。今回の選挙で焦点の一つとなった外国人労働者受け入れの問題など、経済・社会的問題は解決すべき喫緊の課題だ。国民の生活向上のためには、独裁への不満はあるものの、運営能力を考えればPAPしかいないという国民の現実的判断が見える。「強力な委任を与えてくれたシンガポール国民に感謝する」と述べたリー・シェンロン首相だが、その委任に、素早く、的確に対応できるかどうかが、今後の注目点である。
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