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新・大中華世界的話題

151チバQ:2015/09/11(金) 19:54:41
http://www.asahi.com/articles/DA3S11956931.html
(途上の民主化 ミャンマー総選挙:2)排除されるイスラム教徒
2015年9月10日05時00分
 「資格なしと判明した。立候補届け出を取り消す」

 ミャンマー旧首都ヤンゴンにある下院議員シュエマウンさん(50)の自宅に8月下旬、選挙管理委員会からこんなファクスが届いた。シュエマウンさんは、バングラデシュに接する西部ラカイン州の選挙区から再選を目指していた。同州に多いイスラム教徒の「ロヒンギャ」を自称する。

 選管によると、取り消しは「出生時に父母が外国籍の場合、議員になれない」との規定に基づく。だが、英領植民地時代から両親がミャンマーで暮らしていたというシュエマウンさんは「父は当時警官。母の家族も英領期から暮らす。2人とも国民だ」と反論。自身もミャンマー国籍を持つ。

 軍事政権下であった前回2010年の総選挙では、軍政支持派の現与党・連邦団結発展党(USDP)の候補として当選した。今回は同党の公認が得られず、無所属で出ようとしていた。立候補取り消しは「宗教以外に理由が思いつかない」と嘆く。

 選管は今回、88人の立候補を認めなかった。多くがイスラム教徒とみられ、地元紙によると、イスラム政党「民主人権党」では18人中17人が失格。国籍のないロヒンギャには、前回与えられた投票権も認めない。

 人口の9割とされる仏教徒には、習慣や文化が異なるイスラム教徒に嫌悪感を抱く人々も少なくない。ロヒンギャとの間では、12年に大規模な衝突が起きた。

 そんななか、仏教僧らの組織「民族宗教保護委員会」が力を増す。13年に結成し、全国330郡のうち約250郡に支部を持つ。仏教徒女性とイスラム教徒男性との結婚の制限を狙う「民族・宗教保護法」を500万人の署名を集めて国会や政府に働きかけ、今年8月末に成立させた。チョーセインウィン事務局長(65)は「キリスト教や精霊信仰の人々とは共存してきたが、イスラム教徒は問題を起こすので自己防衛せねばならない」と主張する。

 野党・国民民主連盟(NLD)にも、イスラム教徒の候補はいない。党員でイスラム教徒のコーニー氏(62)によると、当初十数人が立候補を予定したが、見送られた。「イスラム教徒の候補者を立てればNLDはイスラム政党だと批判される」(コーニー氏)

 総選挙を巡り、民主化に逆行するように現れた「少数派排除」の動き。民主化を訴えてきたNLDのアウンサンスーチー党首も、この件では沈黙したままだ。(ヤンゴン=五十嵐誠)


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