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新・大中華世界的話題

1304OS5:2025/04/20(日) 21:16:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cbd647c22b6a91b3c295c4c374c31500c8dac30
妊娠中に命がけの渡河 タイに脱出の女性医師 「明るい未来をすべて失った」 翻弄される人々 軍政下のミャンマー㊥
4/12(土) 8:59配信


産経新聞
国軍による支配が続くミャンマーの最大都市ヤンゴンにある仏塔「シュエダゴン・パゴダ」。明るい未来や幸福を祈る参拝者は後を絶たない=3月25日(岩田智雄撮影)

ミャンマーの政府機関で働いていた女性医師、ミーさん(33)=仮名=が、医師の夫とともに祖国を後にしたのは昨年4月のことだ。

【地図でみる】はだしで渡河、何度も転げ落ち…命がけでタイに逃れたミーさんの脱出ルート

辺りが闇に包まれた午後10時、ミャンマー東部のミャワディを出発し、タイ国境との間を流れるモエイ川をはだしになって渡った。

タイのメソト側に来ると、住民が通報したのか、タイ当局者が待ち構えているのが見えた。逃亡ルートを変えて身を潜めながら丘を歩き、1メートルほどの高さのところから何度か転げ落ちた。4〜5時間後、ようやく協力者の車に乗り込んで逃げることができた。

現在、生活の場としているタイの首都バンコクで取材に応じたミーさんは、逃避行を「経験したことがない悪夢のような出来事だった」と振り返るが、大地震に見舞われた祖国を思うと涙が止まらないという。

「被災地の人々は、生きながらにして地獄を生きている気持ちだろう。軍政下ではあらゆるシステムが崩壊している。専門家は追い出され、適切な緊急対応計画などないはずで、あったとしても国軍は何もしていない」。2021年2月にクーデターで実権を握り、民主派を弾圧してきた国軍をこう非難した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のリポートによると、タイ政府は、クーデター発生から今年3月末までに最大5万2千人が保護を求めてタイに渡ったが、その後大半が帰国したとしている。ただ、ミーさんのようにタイにとどまっている住民も多く、実数は不明だ。ミーさんにミャンマーを脱出した現在の生活を問うと、「医師として働き大学院で修士号を取る夢など、明るい未来をすべて失った」とうつむいた。

■徴兵制に反発、国外脱出を決意

クーデター発生後すぐ、ミャンマーでは、公務員らの間に職務をボイコットすることで抵抗の意を示す「不服従運動」が広がった。クーデターを「不公正だ」と考えたミーさんも参加した結果、夫婦ともに職を失った。住んでいた政府官舎を追われ、正当な事情なく職場を放棄したとの理由で罰金まで求められた。

職と住まいを変えながら隠れて暮らす日々を過ごす中、タイへの脱出を決断したのは、軍政が昨年2月に徴兵制の実施を発表したためだった。民主政治を求める国民に銃口を向けることになり、身に危険も迫る。

「ミャンマーでは今も若者が武器を取り、国軍から自由を取り戻すために命を落としている。とても悲しい」とミーさんは声を落とした。軍政は今年12月か来年1月に総選挙を行うと発表したが、多くの民主派国民は拘束されたままで「総選挙など何の意味もなさない。たとえやっても国民は受け入れない」と話す。

ミーさんは、モエイ川を渡ったときに身ごもっていたことが後ほど分かった。現在、タイで生まれた生後3カ月の息子と暮らす。幼子を抱えた将来の希望を問うと、こうつぶやいた。「考えられるのは将来ではなく、明日のことだけだ。子供はこれから大きくなるというのに」(バンコク 岩田智雄)


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