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新・大中華世界的話題

1303OS5:2025/04/20(日) 21:15:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef4c42535aa5b52b5317b5ac24080dcfc311d901
地震3時間後に空爆実施 災害と戦闘、疲弊するミャンマー住民 国軍支援の中国に不満 翻弄される人々 軍政下のミャンマー㊤
4/11(金) 9:56配信

産経新聞
3月28日、ミャンマーの首都ネピドーのホテルで、地震により落下したシャンデリア(岩田智雄撮影)

3月28日、ミャンマーの首都ネピドーにある国軍系政党、連邦団結発展党(USDP)の本部を訪れた際、党責任者の男性はこう力説した。

「国内の武装勢力は地元の人間ではない。外国のテロリストだ」

国軍が使うおきまりの表現だ。名指しこそしないものの、少数民族武装勢力との内戦への米国の関与を非難した。

その直後、大きな揺れが発生した。あちこちで人々が泣き叫び、党本部の建物にはひび割れが走った。「過去100年余で最大」(米CNN)とされるマグニチュード(M)7・7の地震で、3600人以上の死亡が確認されている。

全土がパニック状態に陥る中、国軍が行ったのは空爆だった。発生から3時間もたたないうちに、内戦状態にある北東部シャン州で軍事作戦を実施した。

民主派系メディア「イラワジ」によると、4月1日までに、被災地や西部ラカイン州を含む10の地域と州で32回の空爆と砲撃が実行され、住民など52人が死亡、49人が負傷したという。

2021年2月の国軍によるクーデター後、民主政治の回復を求める人々は弾圧され、地方では国軍と少数民族武装勢力との戦闘が激化する。

4月に入り、国軍と一部武装勢力は被災者救済を優先するため一時停戦を発表した。だがその後、双方が「停戦を守っていない」と非難している。震災が起きても続く戦闘。厳しい状況に置かれているのは住民だ。

ミャンマー各地が内戦状態にある中、自治を求める少数民族武装勢力、アラカン軍(AA)が優勢な西部ラカイン州での暮らしは特に厳しい。

多くの住民は最大都市ヤンゴンへ戦火を逃れてきた。タクシー運転手のマウンターザンさん(59)=仮名=はラカイン州の州都シットウェで英語教師をしていたが、昨年初め、妻や子供とともにヤンゴンに避難した。

AAの武器や資金の供給源は判然としないが、「(米国など)外国のテロリストが支援している」と主張する国軍の説明を額面通り受け取る人は少ない。マウンターザンさんも「外国のテロリスト? 知らないね。AAからは外国に住むアラカン人の支援と聞いている」と首をかしげる。

AAは陸上戦で国軍を圧倒し、シットウェなど一部の都市を除き多くの町を支配下に置く。

国軍が空爆を繰り返すのは、AAには空軍力がなく、空では自由が利くからだ。これまでも武装勢力が潜伏しているとにらんだ学校や病院、僧院にまで空爆を浴びせ、国際的な非難を浴びてきた。

マウンターザンさんは状況が悪化する前に脱出して無事だったが、「国軍は自分たちの利益だけを考え、住民の生活など気にしていない。自宅がどのようになっているかはまったくわからない」と憤った。

ラカイン州は第二次世界大戦中、日英の激戦地となり、今は内戦状態にある。開発は遅れており、ヤンゴンなどの都市部でも経済制裁や地震の影響で通電が1日4時間という地域が少なくない中、州内はさらに電力が不足している。

その地域に進出しているのが中国だ。沖合で産出する天然ガスのほか、中東産石油の供給路に使えると目を付け、天然の良港があるチャウピューから中国南部雲南省へ至るパイプラインを建設し権益を持つ。かつて、ビルマ(現ミャンマー)を通じて米英などが中国国民政府の蔣介石政権を支援した「援蔣ルート」をなぞるように、経済回廊の構築を目指している。

中国は、国軍が今年12月か来年1月に民主派を排除したまま実施するとしている総選挙に対する支援を表明し、国軍との絆を強めている。

マウンターザンさんは「国軍は中国からカネをもらっているはずなのに住民の生活はそのままだ。中国も取れるものだけ取り、住民に分け前を与えない」と不満をあらわにした。



国軍によるクーデター以来、非常事態宣言が続くミャンマー。大地震にも襲われ、翻弄される人々を取り上げる。(ネピドー インド太平洋特派員、岩田智雄)


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