したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・大中華世界的話題

1010チバQ:2016/01/19(火) 22:29:36
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/219191
台湾 蔡政権誕生へ(下)対中関係 現状維持、鍵は台湾人意識
2016年01月19日 02時06分
オバマ政権

 総統選の余韻が消えない18日。米国は動いた。台湾入りしたバーンズ前国務副長官は、次期総統に決まった民主進歩党(民進党)の蔡英文主席と会談。当選を祝福された蔡氏は「地域の平和と安定の維持に責任を負う」と語ったという。
 オバマ政権は南シナ海の領土問題などで中国と緊張関係が続く。アジア重視政策を実現するためにも、中台関係安定は欠かせない。ブリンケン国務副長官も北京で台湾担当高官と会談する見通しと伝えられる。米国務省の新旧高官の動きには、中台双方に「自制」と「対話」を求める米政府の狙いがある。
    ■    ■
 米国は台湾の安全保障の後ろ盾。独立志向を封印し中台関係「現状維持」を掲げる蔡氏を評価している。日本も台湾とは関係強化を図る方針だ。だが中国が警戒を緩める気配はない。
 「(中国には)多くのカードがある」。投開票日の16日夜。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は社説で、蔡氏が独立色を強めれば、台湾と外交関係のある中米など22カ国に断交を迫る外交戦を仕掛ける用意があると伝えた。
 中国は台湾を自国の一部としており、国として扱うことは許さない。2000年からの台湾の民進党政権時代は中国と友好国の争奪戦を繰り広げたが、対中融和策に転じた国民党の馬英九政権下では表立った争いはやんでいた。
 海洋進出を加速させる中国にとり、台湾の戦略的重要性は高まっている。日米への接近は「対中包囲網」にも映る。「北京には一貫した考え方がある。向こうが妥協してくると一方的に考えてはいけない」。台湾の張五岳・淡江大中国大陸研究所長は指摘する。
    ■    ■
 「両岸(中台)は一体。私は中国人として誇りを持っています」
 投開票の前日夜から、台湾では韓国の女性歌手グループ「TWICE」の台湾出身メンバー周子瑜さん(16)が頭を下げる動画が繰り返しニュースで流れた。
 韓国のテレビで台湾の「国旗」を振ったことが中国で「台湾独立派」と批判され、謝罪を強いられた-。台湾メディアは伝えた。
 国民党寄りの台湾紙、聯合報は、騒動が「台湾は中国とは違う」と考える「台湾人意識」を刺激、独立志向の民進党圧勝の一因になったと指摘した。影響の度合いは不明だが、街でこんな声も聞いた。「選挙を通じて彼女を応援しようと思った人は僕の周りにもいた」=台北市の男性(23)。
 中台分断から67年。民主主義が根付く台湾からは一党独裁が続く中国は異質な社会に見える。台湾の政治大の調査では台湾で「自分は中国人」と考える人は1992年の25・5%から昨年は3・3%まで減った。
 軍事・経済力で台湾を圧倒する中国は蔡氏に圧力をかけながら出方をうかがうだろう。だが特に若年層で高まる「台湾人意識」はいつでも「反中ナショナリズム」に変わりうる。中国もこの現実からは逃れられない。 (台北・横尾誠)
=2016/01/19付 西日本新聞朝刊=


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板