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新・鉄道綜合スレ

938チバQ:2016/10/24(月) 21:33:38
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20161019ddlk01020159000c.html
<鉄路の行方>/1 「1日1往復」JR札沼線・新十津川駅 利用は観光客頼み /北海道
10月19日 11:00毎日新聞

 ◇「一部廃線」留萌線 周辺の町、危機感

 午前9時28分。新十津川町のJR札沼線・新十津川駅に1両(定員96人)の「最終列車」が到着すると、座席を埋めた約30人の乗客が降り立った。駅構内で写真を撮影し、何人かは12分後の折り返し列車にも乗車する。日本一早い最終列車の発着で知られる同駅で日常となった、朝の小さなにぎわいだ。

 ただ、町の地域おこし協力隊の金奨一朗(こんしょういちろう)さん(27)によると「地元住民の利用はほとんどない」という。3月のダイヤ改正で札沼線の新十津川-浦臼駅(浦臼町)間は1日1往復だけとなり、町民が新十津川駅から札幌方面に向かっても帰りの列車がないためだ。同駅近くに住む50代の自営業男性は「鉄道に乗るなら、町民は約4キロ離れた函館線の滝川駅に、浦臼町民ならやはり同線の奈井江駅に行く。札沼線の北部区間は生活路線としては廃線になったも同然だ」と漏らす。

    ◇

 新十津川駅から札幌方面に向かう午前9時40分発の列車に乗車した。乗客は十数人。列車は収穫間近の田畑が続く自然豊かな沿線を走ったが、地元住民とみられる客は発車から約50分後、新十津川から10駅離れた石狩月形駅(月形町)まで乗ってこなかった。

 妻と初めて乗車したという札幌市北区の武山将(すすむ)さん(78)は「景色は素晴らしい」と喜ぶ一方、「地元の方は乗っていないし、私たちも新十津川方面に行く時はいつも車だった」とも話した。

    ◇

 留萌線の留萌-増毛間では、12月の廃止を目前に観光客の利用が増えている。JR北海道は、5月から通常1両編成の車両を休日のうち混雑が予想される日には2両に増発。座席の多くが埋まり、留萌駅や増毛駅、乗降の少ない礼受(れうけ)駅などの「秘境駅」では、鉄道ファンらがカメラやスマートフォンを構える。増毛町内では、観光名所や飲食店が混みあっていた。

 同町にある日本最北の酒蔵「国稀酒造」では、昨年10月からの来場客が前年比約1割増の14万7000人に上った。町観光協会長の林真二・同社社長(66)は「廃線は残念だが、鉄道への依存度が低かったのも事実。決まった以上は、廃線もプラスに変えようと国内外に町のPRを続けてきた」と手応えを感じている。しかし留萌線は深川-留萌駅間も、JR北が近く発表すると見られる単独維持が困難な区間に含まれるとみられている。林社長は「留萌線全体がなくなればどうなるのか」と懸念する。

 増毛町は廃止後、増毛駅舎などの設備をJR北から譲渡される。駅舎は観光や情報発信拠点として再利用する方針だが、林社長は「廃線で注目された後のプランを示さなければ、町は沈没していってしまう」と危機感を隠さない。【野原寛史】=つづく

    ◆

 JR北の「単独では維持困難な線区」に含まれると思われる路線の地域や、新しい公共交通の姿を模索する自治体などを取材し、岐路を迎える「鉄路の行方」を探った。


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