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新・鉄道綜合スレ

918チバQ:2016/10/17(月) 20:22:05
京都府「一方的な主張だ」

 これに対し、京都府も黙っていない。滋賀県の試算では舞鶴ルートは最も分が悪い結果となったが、京都府の城福健陽副知事はすぐさま、滋賀県の西嶋栄治副知事あてに抗議のメールを送った。

 メールでは、3ルートについては「関西広域連合の場で、広く明瞭な形で議論・検討することが適切」と主張。独自の試算結果を公表した滋賀県の行為に対し、「関西全体として調査のあり方を検討せず、一府県の一方的な主張をされたことは、関西全体で便益を考えていこうとする中で、大変残念」と批判し、試算の詳細について説明するよう求めている。

 滋賀県交通戦略課は「試算は一方的ではなく、事実を客観的に計算した結果だ」と反論するが、京都府交通政策課は「今は試算を出す状況ではない」と冷ややか。その上でなお、「日本海側の国土軸をしっかり築くためにも少しでもルートを西に延ばしておく必要がある」として、舞鶴ルートの必要性を強調する。

福井県も独自試算

 実は、独自試算を行っていたのは滋賀県だけではない。小浜・京都ルートを支持する福井県も6月に県議会の特別委員会で、建設費などについて同ルートと舞鶴ルートと比較した独自の試算結果を明らかにしている。

 福井県の試算では、敦賀-新大阪間の建設距離は、小浜・京都ルートが約130キロ、舞鶴ルートが約190キロ。その分、建設費は小浜・京都ルートが1兆3600億円で、舞鶴ルートの2兆400億円より安い。さらに、福井から新大阪までの移動は、小浜・京都ルートの方が20分弱短くなるという。

 福井県新幹線建設推進課の担当者は「新しく浮上した舞鶴ルートについて知るために試算した」と説明。また、米原ルートだと敦賀から大阪までは米原駅で東海道新幹線に乗り換えることが前提になっており、今回滋賀県が公表した試算結果については、「米原ルートは乗り換えの利便性(の悪さ)についての視点が欠けている」と指摘した上で、「今は国の調査を待つ」としている。

 とはいえ、福井県も「所要時間や乗り換えなど利用者の視点に加え、国土強靱(きょうじん)化の観点からも、北陸新幹線は日本海側を通った方が良い」などとして、小浜・京都ルート支持の従来の立場を崩していない。

誘致合戦ピークへ

 ルートは、国土交通省が10月末までに建設費や経済効果などの試算をまとめた上で、与党検討委員会が年内にも与党案を最終決定する方針。

 これに先立ち、滋賀県は今月19日に国土交通相と面会し、試算結果をもとに米原ルートの優位性を訴える。一方、京都府も今月26日に舞鶴市など府内の自治体と一緒に東京都内で決起大会を開き、国交省や政府与党に舞鶴ルートをアピールする考えだ。

 対する福井県。県議会からは「京都や滋賀の動きが激しくなっている。小浜・京都ルートで決定するよう集中してほしい」の声も上がっており、実現に向けた方策を検討しているという。

 各自治体の思惑が入り交じる北陸新幹線敦賀以西のルート。綱引きは、佳境に入っている。


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