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新・鉄道綜合スレ

530チバQ:2016/03/27(日) 23:06:52
http://www.sankei.com/region/news/160325/rgn1603250032-n1.html
2016.3.25 07:07
【海峡新時代 新幹線「北の大地」へ】
(下)仙台圏の“戦略”
 ■東京に向いた視線、変わるか

 3月下旬、国内や海外旅行を計画する多くの客でにぎわうJTB東北仙台支店(仙台市青葉区)。店舗の入り口付近には「北海道新幹線開業」のチラシと一緒に、新たに新幹線の運賃情報を追加した北海道旅行のパンフレットが数多く並んでいる。

 ◆物産展で手応え

 「仙台圏から観光に来ていただける手応えを感じた」。昨年11月、仙台市中心部の勾当台公園。3日間にわたる物産展を開いた函館市の担当者は力を込めた。平成25年秋に開催したときと比べると市民らの反応は大きく変化していたからだ。

 「ダイヤによっては札幌より仙台の方が短時間で行けるようになり、利便性が上がる」「函館と仙台、相互に行き来することが重要だ」。景気の良い言葉が次々と飛び出した。

 26日の北海道新幹線開業を当て込み、JTB東北は、行きは北海道新幹線で移動し、道南を周遊して空路で帰路につくコースなどを用意している。

 同社によると、東北6県から北海道を訪れる商品の3月の予約者数は昨年同月と比べて約8割増えた(15日現在)という。商品全体の3分の1が北海道新幹線を利用するもので、「開業効果を実感している」(CSR推進室)。

 「東北にとって、一つの力にできるように沿線各市で連携して頑張っていきたい」。奥山恵美子市長は3月15日の定例記者会見でこう述べ、新幹線開業に期待感を示した。だが、もっとも力点を置くのは新たに新幹線で結ばれる道南や津軽地域ではなく、東京や海外からの旅行客の取り込みだ。奥山市長は続けた。

 ◆旅行コース開拓

 「新千歳空港に入った海外からの旅行客が南下して函館などを見て、帰りは新幹線で東北を堪能した上で東京から帰国する。新しいコースの開拓の可能性が広がる」「東北観光推進機構と一緒に、まずは一番の拠点である東京を中心に、どう新しいキャンペーンを組んでいくか」

 市は首都圏から新函館北斗駅を目指す乗客の途中下車も狙っており、旅行会社向けの格安チケットでも、仙台駅などに途中下車できるようJR東日本に働きかけているという。

 民間調査会社の東日本リサーチセンター(仙台市)がまとめた北海道新幹線に関する調査結果(1千人が回答)によると、「利用したい」(32・7%)と「やや利用したい」(42・6%)を合わせ、仙台市民の4分の3が利用する意向があることが分かった。

 仙台市民の期待が大きく膨らんでいるようにも見えるが、同社は「質問は(新幹線利用の)期限を決めておらず、『一生のうちに一度は乗ってみたい』という考えで回答した人も含まれるのでは」(企画調査部)と慎重に見極める。

 観光ビジネスに詳しい宮城大事業構想学部の宮原育子教授も「仙台圏の人たちにとって北海道へつながる新幹線は、待ちかねていたというわけではないだろう」と指摘する。

 「仙台は、東京と新幹線で日帰りで行き来できる緊密な関係。(東京方面を向く)仙台圏の人たちが北海道に対して生活や楽しみの面でメリットを感じるかどうかが重要だ」

 ビジネス利用も期待できる札幌への延伸は15年先。官民とも東京に向いた視線をいかにして「北」に向けられるか。東北最大の都市圏の動向が北海道新幹線の成否をも左右しそうだ。

                  ◇

 この連載は福田徳行、岡田美月が担当しました。


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