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新・鉄道綜合スレ

5198OS5:2025/09/30(火) 15:18:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/c984e412c4d84df8374f9a7c94a53a327675c8ea
「ミニ新幹線が最良案」 西九州新幹線とJR佐世保線を考えるシンポジウム、鉄道ジャーナリストら登壇
9/30(火) 12:30配信


長崎新聞

西九州新幹線とJR佐世保線のあり方などについて議論したパネルディスカッション=佐世保市湊町、佐世保商工会議所

 長崎県佐世保市がルートから外れた西九州新幹線とJR佐世保線について考えるシンポジウムが27日、同市内であり、交通や経済の視点などから佐世保と高速鉄道網のあり方を議論した。

 佐世保自由民主会館(市岡博道理事長)が主催。約140人が参加した。

 鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は、全国の事例やデータを用い「新幹線と佐世保の将来」をテーマに講演。「佐世保線はいずれ改良が必要。市が取り残されないためには(在来線も使える軌道の)ミニ新幹線が最も良い案だ」と強調した。

 パネルディスカッションには梅原氏のほか、宮島大典市長、JR九州新幹線企画部の牛島康博部長、長崎経済同友会の山口健二代表幹事が登壇した。

 宮島市長は、1978年の原子力船「むつ」の受け入れが新幹線着工につながったとされる経緯を説明し「市は当事者だ」と強調。「(佐世保線に)ミニ新幹線などを検討し、並行在来線として取り扱われない方法を考えるべき」と述べた。山口代表幹事は「新幹線が止まる町となる効果は非常に大きい」と指摘した。

 梅原氏は、JR東日本と山形県などが連携し、ミニ新幹線方式で運行する山形新幹線の事例を紹介。「佐世保線でも将来的に実現が目指せる方法では」と語った。

5199OS5:2025/09/30(火) 18:53:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a53504425df9546400871962f058473b7e8e88b1
新高岡駅の深刻な満車問題、北陸新幹線の敦賀開業で需要増 「これじゃあ大変」新幹線利用者から悲鳴
9/29(月) 18:54配信
北陸新幹線新高岡駅前の市営駐車場が週末を中心に満車状態となり、利用者が車を停められないという問題が慢性化している。敦賀延伸で新幹線利用者が増加する中、駅周辺に新たな駐車場スペースを確保することが難しい状況だ。

【写真を見る】新高岡駅の駐車場危機、861台分では足りない現状と難しい対策

満車続きの駐車場
9月下旬の日曜日午後2時。新高岡駅周辺の市営駐車場は全て満車となっていた。

新高岡駅前には市営駐車場が6か所あるが、その全てが満車状態だった。480台収容できる立体駐車場も1階から屋上の4階まですべて空きがない。空車になっても、待機していた車がすぐに入り、満車の状態に戻るという状況が続いている。

「駐車場が空いてるかなと心配になる」「これじゃあ大変」と利用者からは不安の声が聞かれた。ある利用者は「久しぶりですけど、昔はここまで混雑がひどくなかった」と状況の変化を指摘している。

市の認識と対応策
高岡市都市計画課の橘篤志課長は「令和6年3月に敦賀開業があったことやコロナ禍が明けたことで観光需要が増えたものと考えている」と分析する。

市では対策として、駐車場の利用状況をリアルタイムで配信する「満空情報」というウェブサイトを運営している。利用者は事前に駐車場の空き状況を確認できるようになっているが、満車の場合の代替手段とは言えない。

このため、あいの風とやま鉄道の高岡駅前にある駐車場に車を停めて、JR城端線や路線バス、あるいは徒歩で新高岡駅まで移動する方法を提案している。新幹線利用者限定で、高岡駅前の駐車料金が7日間まで無料になる措置も取られているが、利便性の点で浸透していないのが実情である。

問題の背景と経緯
北陸新幹線開業に合わせて策定された新高岡駅周辺のまちづくり計画では、駐車場の需要は東京・金沢間の開業で800台、大阪まで延伸された際に1500台と予測されていた。

そのため、新高岡駅前には807台の駐車場が整備され、今年3月には民間を含めて50台余り増やして、現在861台の収容能力がある。しかし、昨年の敦賀開業で利用者が増加したことで駐車場不足に陥っている状況だ。

対策の難しさと今後の課題
新高岡駅前で簡単に駐車場を増やせない理由について、橘課長は「新高岡駅周辺に駐車場に適した空き地がないのも現状としてある」と説明する。

駅の北側は商業地、南側には大型ショッピングセンターがあり、付近に広がる田んぼは市街化調整区域として指定されているため、簡単には用途を変更できないという制約がある。

「既存の平面駐車場を立体化する」などの対策が考えられるが、すぐの対応は難しい状況だ。しかし、新幹線利用者にとっては深刻な問題であり、立体駐車場を含めた早急な議論が必要といえるだろう。

富山テレビ

5200OS5:2025/09/30(火) 18:58:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c69e14b79c49473c9f7c562a869f638b9751d0c
リニア座席、リクライニングなし JR東海、背もたれ15度傾斜に
9/30(火) 15:40配信




 JR東海は開発中のリニア中央新幹線の車両に関し、乗客の座席の背もたれをリクライニング機能のない固定式としたことが30日、同社への取材で分かった。東京・品川から名古屋までを最速40分で結ぶため、リクライニング機能がなくても乗客が快適に過ごせると判断した。背もたれは後ろに15度傾斜した状態にする。

【写真】リニア新車両「M10」走行開始 無塗装、簡素化で空気抵抗を削減

 固定式の背もたれは、外観だけを7月に報道機関に公開した試験車両の新型式「M10」に採用した。M10は実際に開業する際の車両の基本としており、改良を重ねた上で最終的な仕様を決定する。従来の「M9」まではリクライニング機能を付けていた。

5201OS5:2025/09/30(火) 21:01:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f336225b19705675eef4e6a899e325920e2f589
「空港アクセス鉄道」需要予測は?熊本駅まで39分の快速列車は1日14往復計画
9/30(火) 19:10配信

熊本朝日放送

 空港アクセス鉄道の事業費をめぐり、熊本県は需要予測などの詳しい調査結果を明らかにしました。

 熊本空港へのアクセス向上のため、JR豊肥線の肥後大津駅と空港を結ぶ計画の空港アクセス鉄道。県議会の特別委員会で、200億円の事業費増額の根拠となった調査結果を県が公表しました。

 内訳として、物価や人件費の高騰で160億円、トンネルや駅舎などの設計の見直しで30億円がそれぞれ見込まれるとしています。

 一方、一部の駅で車両の行き違いを可能にするなど、豊肥線の輸送能力を強化することで、熊本駅と空港を39分ほどで結ぶ快速列車を1日あたり14本運行できるようになるほか、半導体産業の進出による沿線人口の増加も見込まれることから、需要は伸びると予測。事業継続性を確保できるとしました。

 県議からは、事業費に関する質問が相次ぎました。

議員
「工事費が610億円まで膨らんでいる、こういう状況のなかで、昔、議論があった、3分の1国庫補助が達せなかった時にどうするのか」

企画振興部長
「国による最大限の財政支援を求めていく。シリコンアイランド九州を実現して、熊本のTSMC進出、半導体産業進出を最大限生かす、交付金を取りに行く。しっかりと民間のみなさんのお力をお借りするとか、市町村としっかり協議していく」

 傍聴に訪れた地元大津町の住民は―

住民
「根拠じゃなくて、金額をポンと上げただけ。いわゆる国税を使うんですよね。私たちが払ったお金を使う。ですから400億円の次がプラス200億円というのは考えられない数字ですよね」

 熊本県は今後、改めて収支を予測した上で、来年度中の鉄道事業許可取得、2034年度末の開業を目指しています。

5202OS5:2025/10/01(水) 16:04:47
https://tabiris.com/archives/hankyu-shinosaka2025/
阪急社長「新大阪連絡線の事業化は難しい」発言の真意。北陸新幹線がなぜ関係するのか
費用対効果を最大化するため?

By Jun Kamakura - 2025年9月29日
阪急阪神HDの嶋田泰夫社長が、計画中のなにわ筋・新大阪連絡線について、「北陸新幹線の新大阪延伸の詳細が見通せない現状では事業化は難しい」と発言しました。北陸新幹線と阪急新大阪連絡線の延伸に、どういう関係があるのでしょうか。背景と発言の真意をひもといてみましょう。


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なにわ筋線との同時開業を目指す?
阪急なにわ筋・新大阪連絡線は、JR大阪地下駅(うめきたホーム)から、十三駅を経て、新大阪駅に至る新線計画です。2031年開業予定のなにわ筋線に乗り入れて、関西空港と新大阪駅を直結する構想です。

なにわ筋・新大阪連絡線の開業予定時期が明示されたことはありません。ただ、これまでに、「なにわ筋線との同時開業(2031年春)を目指す」といった阪急首脳のコメントが、報道で伝えられたりしています。

阪急なにわ筋・新大阪連絡線ルート図
画像:阪急阪神ホールディングス中期経営計画(2024年3月期決算説明会資料)


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「事業化は難しい」
ところが、阪急阪神HDの嶋田社長は、日本経済新聞のインタビューに対し、「北陸新幹線の新大阪延伸の詳細が見通せない現状では事業化は難しい。費用対効果を最大化するためにも焦る必要はない」(2025年9月25日付)と発言しました。

この発言は、これまでの「なにわ筋線との同時開業」という目標を覆す内容です。

ただ、阪急なにわ筋・新大阪連絡線は、現時点で環境アセスにも着手していません。したがって、2031年になにわ筋線と同時開業をするのは、もともと難しいとみられてきました。

それを阪急阪神社長が正式に認めただけの話です。その点に限れば、大きな驚きはありません。

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なぜ北陸新幹線と関係あるのか
驚かされたのは、事業化が困難な理由として「北陸新幹線の新大阪延伸の詳細が見通せないこと」を挙げたことです。

北陸新幹線新大阪延伸は、小浜・京都ルートで建設することが決まっていますが、建設費の高騰に加え、京都府市での反対論が根強いこともあり、着工は見通せません。先の参院選の結果もあって、米原ルートを含めた再試算が始まったところです。

再試算の結果が出るのはまだ先ですが、小浜・京都ルートで建設するのであれば、新大阪駅に北陸新幹線がいずれ来ることに間違いありません。また、北陸新幹線の地下駅の概略設計は公表されていて、東海道新幹線の南側に設置することが決まっています。

北陸新幹線新大阪駅
画像:鉄道・運輸機構
阪急新大阪駅は東海道新幹線の北側になる見込みなので、北陸新幹線の着工を待たずに、阪急線だけの単独施工もできるはずです。にもかかわらず、阪急の社長が「北陸新幹線の詳細が見通せないこと」を理由にしているのは、なぜでしょうか。

阪急新大阪線予定図
画像:東海道新幹線の輸送力増強に向けた新大阪駅ホーム等増設計画 JR東海 建設工事部土木工事課


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「費用対効果を最大化するために」
ポイントとなりそうなのは、「詳細が見通せないこと」に続く、「費用対効果を最大化するためにも焦る必要はない」という発言です。

裏を返せば、「北陸新幹線の着工が決まらないと、費用対効果が最大化できない」と述べているようにも受けとめられます。

北陸新幹線が新大阪駅まで開業すれば、北陸方面への旅客は、新大阪駅を利用することになります。現状の「サンダーバード」は大阪駅の利用者が多いので、新幹線開業後は「大阪駅→新大阪駅」へと利用者が遷移するわけです。そのぶん、阪急新大阪連絡線の存在価値も上がります。

これは小浜・京都ルートでも、米原ルートでも変わりません。米原ルートの場合は、北陸旅客が東海道新幹線に移る形になります。

北陸新幹線が新大阪駅または米原駅まで延伸し、「サンダーバード」が廃止されれば、どちらのルートであっても、北陸旅客は新大阪駅利用にシフトするわけです。

5203OS5:2025/10/01(水) 16:04:59
延伸実現への疑念
しかし、北陸新幹線延伸が、小浜・京都ルート、米原ルートのいずれでも実現せず、敦賀終着が固定化すれば、北陸旅客は大阪駅利用がメインのままです。そうなると、阪急新大阪連絡線の価値にも影響を与え、費用対効果を「最大化」できません。

これが、嶋田社長の言う「費用対効果を最大化するために急ぐ必要はない」の真意ではないでしょうか。有り体にいえば、北陸新幹線が敦賀止まりで固定されることを懸念しているわけです。北陸新幹線の延伸実現を疑っている、と言い換えてもいいでしょう。

北陸新幹線の延伸事業は、小浜・京都ルートも、米原ルートも、それぞれ問題を抱え、どちらの実現も見通せません。阪急阪神社長が新大阪線建設を様子見しているのは、北陸新幹線の新大阪延伸事業が行き詰まっていることを、図らずも指摘したことになるのではないでしょうか。

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リニアも見通せず
嶋田社長のコメントにはありませんでしたが、リニアの新大阪開業も、いつになるかわからない状況になっています。

北陸新幹線の延伸が実現しなかったり、リニアの開業が相当に遅くなるのであれば、阪急としては、それを前提に事業化を判断することになるのでしょう。

その場合に、なにわ筋・新大阪連絡線ができないと決まったわけではありません。しかし、費用便益比を計算すると、難しくなる可能性も出てきそうです。(鎌倉淳)

5204OS5:2025/10/02(木) 18:02:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/675608ba02e26560919a7155ba558f3763e1a7ff

「猫駅長」で話題・和歌山電鉄貴志川線、「上下分離方式」移行すれば黒字転換見込み…現行のままなら赤字
10/2(木) 17:10配信


読売新聞オンライン

和歌山県

 和歌山市は、行政から設備投資などの資金援助を受ける「準公設民営」で運行されている和歌山電鉄貴志川線について、現状の補助では今後も赤字が出るとの調査結果を明らかにした。行政が線路などを所有し、同電鉄が運行を担う「上下分離方式」の「公設民営」に移行すれば、黒字化が見込めるという。同電鉄への支援を巡る議論が本格化している。(丹下巨樹)

【写真】貴志川線を走る電車(和歌山市で)

 貴志川線は1916年に部分開通。61年には南海電鉄の路線網に加えられた。和歌山(和歌山市)―貴志(紀の川市)の14・3キロを結んでいる。

 ピーク時に約360万人だった利用客は減少を続け、2004年度には約190万人となり、廃線の危機に陥った。06年に両備グループ(岡山)が路線を引き継ぎ、再建を目指すことになった。猫駅長などで話題を集めたが、設備投資などを含めた鉄道事業は厳しい状況となっていた。

 そこで、和歌山県と沿線の和歌山、紀の川両市、和歌山電鉄は16年、設備改修などに対して行政が財政支援を行う合意を締結。この合意の期限が26年3月末に迫っている。

 このため、県と両市、地元関係者などでつくる協議会は24年7月〜25年3月、利用状況や利用者数の見通しを調べた。調査結果が和歌山市議会の建設企業委員会で9月19日、示された。

 提示された資料によると、鉄道事業の収支は両備グループが引き継いだ06年度以降も赤字が続いている。赤字幅は16〜19年度が8200万円〜1億1000万円だったが、コロナ禍の影響と設備の修繕が響いた20〜23年度には1億7600万円〜2億9800万円。行政側は当初の上限より5億円以上多い18億1480万円を24年度までに支援した。

 今後10年間の試算では、現行の準公設民営の場合、2億8000万円の最終赤字が発生。一方、公設民営となれば、4億7000万円の最終黒字が見込まれる。

 結果を踏まえ、和歌山市などは貴志川線の運営方針についての協議を急ぐ。貴志川線を守るため、鉄道のほか、路線バスやバス高速輸送システム(BRT)、低床式車両(LRV)の導入なども含めて検討する予定だ。一定の通勤、通学の需要があり、大きな変更をすると混乱が生じかねない。

 市交通政策課は「利便性や観光面、地域の活性化など様々な観点から、県や紀の川市とともに慎重に検討を進めたい」としている。

読売新聞

5205OS5:2025/10/02(木) 18:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf79393f31fe8bff0b2ba7027bf88109b872ccda
線路保守体制「改善を」 脱線のいすみ鉄道に勧告 運輸安全委
10/2(木) 10:06配信


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コメント67件


時事通信

線路上に残されていたいすみ鉄道の事故車両=2024年12月、千葉県いすみ市

 千葉県の第三セクター「いすみ鉄道」の列車が2024年10月に脱線した事故があり、運輸安全委員会は2日、腐食やひび割れのある枕木が連続し、レール幅が広がったのが原因とする調査報告書を公表した。

 同社の保守体制を「技術力不足」と指摘した上で、国や自治体の協力を得て改善するよう勧告した。

 事故は24年10月4日午前8時すぎに発生。いすみ線国吉―上総中川間を走行中の列車(2両編成)が、時速約41キロで右カーブを走行中に脱線した。近隣の高校生ら104人と運転士1人が乗車していたが、けが人はいなかった。

 報告書によると、事故前に実施したレールの検査で、1656カ所が基準を満たしていなかったが、施工能力や予算の関係から、社内規定の期限までに補修が完了したのは23カ所にとどまった。また、脱線現場付近の枕木は、21本中9本が損傷しており、脱線の影響で片方のレールが横倒しになった。

 運輸安全委は「必要な線路の補修ができていなかった」として、レールの管理方法を見直した上で、木製からコンクリート製の枕木への変更を進めるよう求めた。

 いすみ線は房総半島の大原―上総中野間の26.8キロを結ぶローカル線。事故後は全線運休が続いており、27年秋の復旧を目指している。

5206OS5:2025/10/02(木) 22:37:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/13b9aa6d9e022303877595dd1cb8c826c660aef0
空港アクセス鉄道 熊本駅-空港間、最短39分 快速運行、バスより優位に 27年度着工目指す
10/2(木) 9:35配信

熊本日日新聞

(写真:熊本日日新聞)

 JR豊肥線と熊本空港を結ぶアクセス鉄道について、熊本県は30日、主要駅のみに停車する快速列車を運行することで空港駅─熊本駅間の所要時間が約39分になるとの試算を明らかにした。同じ区間を約60分で結ぶリムジンバスより優位となる。運賃は950円で、バスの1200円より安価を見込んだ。

 アクセス鉄道の整備と併せて取り組む豊肥線の輸送力強化では、快速運行を可能にするため、東海学園前、武蔵塚、原水の各駅で上下線の行き違いや同時進入が可能な構造にする。

 物価高騰などを踏まえて事業効果を再調査し、詳細を同日の県議会高速交通ネットワーク整備推進特別委員会で説明した。

 県の想定によると、アクセス鉄道は上下線ともに、1日当たり快速14本、普通47本を運行し、全て乗り換えの必要がない直通運転とする。快速列車の停車駅は新水前寺、水前寺、武蔵塚、光の森、肥後大津の5駅とする。普通の所要時間は約48分。22年に公表した前回の調査では、運行本数は普通のみ49本で所要時間約44分、運賃は800円としていた。


(写真:熊本日日新聞)

 運行形態は「上下分離方式」を採用し、線路や鉄道設備は県が設立する第三セクターが所有し、列車の運行はJR九州が豊肥線と一体的に担う。

 整備費用は約610億円で前回の約410億円から約200億円増加する。要因として物価や人件費の高騰160億円、鉄道設計の精査で30億円、車両購入費と運行システム改修費10億円を挙げた。豊肥線の輸送力強化は別に60億円が必要になる。

 事業費の負担は県、JR九州、国で各3分の1を想定している。委員会では自民党県議団の前川收氏が国の補助が十分に得られない場合の対応を質問。企画振興部の富永隼行部長は「民間企業や市町村と協議し、財源確保することが必要」と述べ、国支援が3分の1に届かない場合でも事業を進める認識を示した。

 アクセス鉄道は、JR肥後大津駅(大津町)と熊本空港を結ぶ全長約6・8キロ。県は駅から南に分岐して国道57号や白川を横断し、空港南側に新設する終着駅と結ぶルートを示している。26年度中に国の事業許可を得て、27年度中の着工、34年度末までの開業を目指す。(樋口琢郎)

5207OS5:2025/10/03(金) 13:06:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/46f880e8bade5b4463a6229872dc137420f96fcf
2つの蒲田駅つなぐ「蒲蒲線」計画、国交省が認定…2038〜42年の開業目指す
10/3(金) 11:00配信

読売新聞オンライン

(写真:読売新聞)

 国土交通省は3日、JR・東急線の蒲田駅と京急線の京急蒲田駅を結ぶ「新空港線」(蒲蒲線)について、具体的な事業計画を盛り込んだ「速達性向上計画」を認定した。営業主体となる東急電鉄などは2038〜42年の開業を目指している。 東急東横線が乗り入れる予定で、渋谷駅などから京急蒲田駅まで乗り換えなしで移動できるようになり、羽田空港への交通利便性も高まる。自由が丘―京急蒲田駅間は現在の約37分から約15分に短縮されるという。

【図】一目でわかる…「羽田空港アクセス線」の予定ルート

 計画は東急電鉄と、同社と地元の大田区が出資する第3セクター「羽田エアポートライン」が今年8月に申請していた。今回の認定により鉄道事業の許可を受けたとみなされ、都市計画決定などを経て着工する予定だ。総事業費は約1250億円を見込んでいる。

 計画では、東急多摩川線を蒲田駅の手前から地下化し、地下に新設する東急の蒲田駅から京急蒲田駅までを線路でつなぐ。両駅の間は約800メートル離れており、これまでは徒歩やバスで移動する必要があった。朝の通勤時には1時間当たり20本程度、その他の時間帯は同10本程度の運行を予定している。

5208OS5:2025/10/04(土) 07:35:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbc015d53b37f458b25040e4833f9f5cdcac1758
山陽新幹線「新尾道駅 = 失敗例」は本当か? 1988年開業以来揶揄され続けた駅、その存在意義を改めて考える
10/4(土) 5:51配信



新尾道駅開業の功罪

1988年に請願駅として開業した新尾道駅(画像:菅原康晴)

 山陽新幹線の福山〜三原間に、地元の請願駅として新尾道駅が開業したのは1988(昭和63)年3月である。この年は新幹線の新駅設置が相次いだ年で、同じ山陽新幹線の東広島駅や、東海道新幹線の新富士駅、三河安城駅も請願駅として開業している。

 新尾道駅は他駅に比べ、開業以来しばしば

「失敗例」

として取り上げられてきた。その理由は明確である。まず前後の駅との距離が近すぎる。福山〜新尾道間は約20km、新尾道〜三原間はわずか11kmに過ぎない。東京や新大阪方面から尾道市に向かう場合、ほとんどの利用者は「のぞみ」が停車する福山駅で下車し、JR山陽本線に乗り換えて尾道駅まで向かう方が合理的である。

 加えて、新尾道駅の立地は尾道市の中心市街地から約3km離れており、在来線との直接接続もない。停車する列車も日中は「こだま」が1時間に1本程度で、利便性は高くない。このため、建設費120億円ともいわれる巨額の投資を、地元負担で請願駅として実施する意義に疑問を呈する声があるのも自然である。

 ただ、尾道市の立場も理解できる。山陽新幹線は岡山〜博多間が1975年に開業したが、尾道市と三原市は新幹線の駅設置をめぐり争奪戦を繰り広げたとされる。尾道市としては、三原市に先を越されたという思いがあり、新駅設置は地元の誇りや将来の経済発展を見据えた戦略でもあったと考えられる。

新尾道駅の立地価値

新尾道駅より南へ約3km、中心市街地にある山陽本線の尾道駅(画像:菅原康晴)

 上記の理由からすると、新尾道駅は「失敗例」とされる。しかしここではあえて、新尾道駅の存在意義を考えてみたい。

 まず駅周辺の環境を見てみる。尾道市中心部から約3km離れているものの、駅周辺は新幹線新駅にありがちな“無人の荒野”ではない。中心市街地からほぼ途切れなく住宅が続き、幹線道路である国道184号線も通っている。

 駅の北東側徒歩圏内には小規模なニュータウンの分譲地があり、北西約2kmには広島県立びんご運動公園がある。その北には尾道工業団地や尾道流通団地も位置する。駅周辺は住宅や施設が連続しており、潜在的な利用者層が存在する環境だ。

 路線バスは、駅が市中心部と市北部を結ぶ幹線道路沿いにあることもあって、本数は比較的多い。高速バスについては、かつて複数路線が乗り入れていたが、2025年時点では福山から新尾道駅を経由し松山に向かう路線のみとなっている。

 道路網も整備されている。駅南側約1kmには高規格道路の国道2号線バイパスが走り、北側約6kmには山陽自動車道が並行している。高速道路や幹線道路は新幹線の「競合」となる一方で、レンタカーや駐車場などと組み合わせれば補完関係も生じる。

 駅周辺の施設や交通網が実際に乗降客数や地域活性化にどれほど寄与しているかは明確でない。しかし、これらの存在は潜在的な需要の発生源となる可能性がある。そう考えると、新尾道駅の立地は必ずしも悪いとはいえない。

5209OS5:2025/10/04(土) 07:35:45
地方新幹線の経済効果

新尾道駅を通過する「のぞみ」。(画像:菅原康晴)

 やや古いが、新尾道駅と周辺施設との関係を報告した文献が存在する。2007(平成19)年、北海道の北洋銀行は「北海道新幹線札幌延伸に向けて(4)」という調査リポートを公開した。

 同リポートは、北海道新幹線で計画される新小樽駅への提言のなかで、先行例として新尾道駅を取り上げ、尾道市への取材を行っている。報告によると、新尾道駅の乗降客数は当初予想の1日3100人を下回っていた。その理由は、先述した駅の立地やアクセス条件とほぼ一致する。

 さらに広島方面からの観光客は、山陽自動車道の開通にともない、高速バス利用に移行したとされる。一方で、取材対象が尾道市であるため、ポジティブな要素も指摘されている。駅周辺の尾道工業団地は1992年に完売し、当時開発中だった尾道流通団地も好調に推移していた。

 こうした産業団地の立地は山陽自動車道の開通による効果が大きいが、商談や打合せの際に新幹線を利用するケースも想定されている。直近では、2025年4月、尾道市が新たな産業用地整備に向けた調査を開始した。市内では20年近く新たな産業団地が整備されず、企業の要望に十分応えられていなかったという。

 新尾道駅を利用するのは、観光客よりも北側の産業団地へ向かうビジネス客の流れが中心となる可能性がある。こうした利用は限定的かもしれないが、駅の存在が地域経済やビジネス活動に一定の貢献をする余地はありそうだ。

こだま駅の活用可能性

キャパに余裕がある山陽新幹線「こだま」の車内(画像:菅原康晴)

 上記のリポートでは触れられていないが、新尾道駅周辺では広島県立びんご運動公園も注目すべき施設である。公園は1500席のメインアリーナを中心に、野球場、テニスコート、プール、キャンプ場などが整備されており、県内でも最大級のスポーツ・レクリエーション施設である。大会やイベント開催時には多くの人が訪れる。

 地元報道によると、2025年1月、マンション管理などを手掛ける合人社グループが、公園のパークPFI事業(民間資金を活用して公共施設を整備・運営する仕組み)を受託した。今後はスケートボード場やグランピングなどの宿泊施設を新たに整備する計画である。大会やイベントは常時発生するわけではないが、一時的に来訪者が増えることは確かであり、同駅の最寄り駅としての存在価値に一定の意味を持たせる。

 この施設だけで新尾道駅の存在意義が格段に高まるわけではない。しかし今後は、最寄り駅であることを積極的にアピールする余地があるだろう。さらに注目すべきは、新尾道駅が

「こだま停車駅」

である点である。停車列車が限られるため、観光客やビジネス客に向けた利便性向上策を検討する余地もある。

 新幹線の駅は通常、東京や大阪など大都市圏に直結する高速鉄道としての役割が強調される。しかし、1983(昭和58)年に出版された佐貫利雄氏の都市論の名著「成長する都市衰退する都市」では、山陽新幹線内の人の流れは、対大都市圏よりも「こだま駅」を含む

「山陽メガロポリス内での移動の方が大きい」

と分析されている。

 当時、新尾道駅は存在しなかったが、同著は出版から40年以上経った現在でも、膨大なデータに基づく分析が高く評価されている。

「新幹線 = 東京・大阪」

という固定概念を外し、山陽メガロポリス内の「こだま駅」として捉えると、駅の利用実態は違った景色として見えてくる。

 JR西日本の「移動等円滑化取組報告書(令和5年度)」によると、新尾道駅の2023年の乗降人員は1956人である。計画当初の目標には届かなかったが、同駅より少ない乗降人員の新幹線単独駅も存在する。建設費120億円に見合う投資だったかは議論の余地があるが、単純に「失敗例」と断じるのは早計かもしれない。

菅原康晴(フリーライター)


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