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新・鉄道綜合スレ

482チバQ:2016/03/13(日) 21:45:37
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160308ddlk17040254000c.html
<「かがやき」の現在>新幹線開業1年/上 変わる人の流れ 進学・就職、関東にシフト 地元出身者確保へ悩む企業 /石川

03月08日 13:54毎日新聞

 ◇「かがやき」の現在(いま)

 北陸新幹線が14日で開業1年を迎える。観光客数を大幅に押し上げただけでなく、北陸3県の大学受験地図や学生の就職活動にも影響を及ぼしつつある。

 「往来の時間が大幅短縮され、関東の大学に対する生徒の心理的な距離感も薄まった」

 育英予備校金沢(金沢市)の鹿熊(かくま)国彦顧問は受験生心理の変化を感じている。これまで私大志望者の受験先は、関西方面が8割を占め、残り2割が関東だった。それが今春は関東が3割近くへと「東」にややシフトした。

 富山市の学習塾・富山育英センターの担当者も「浪人生で関東有名私大への出願が伸びた」と言う。

 石川県立金沢二水高を今月卒業した金沢市の坂下美結(みゆ)さん(18)は東京に進学する一人だ。芸能関係の仕事に興味があり、いずれも都内の私大3校を受験、晴れて駒沢大(世田谷区)に進む。「帰省しやすくなったことも大学選びの大きな要素だった」と話す。

 北陸の大学も首都圏に打って出ている。富山大は今年度、東京や神奈川などで入試説明会を14年度(8回)の倍近い計15回開催した。昨春から新たに工学部の入試をさいたま市でも実施。今春は53人が受験し、昨春から2割近く増えた。

 同大入試課は「進学先選びでも関東との結びつきが強まっている。PR効果を実感している」と手応えを話す。

   □   □

 一方、就職面では県内出身者の県外流出が進むのでは、と北陸の企業は懸念を強めている。

 金沢市内にある鮮魚関連会社の採用担当者は今年度、関西の大学にも出向いて採用活動をしたが、今春の新入社員は県内高校生2人にとどまった。「来春は4人確保したいが、難しいかもしれない」と漏らす。

 石川労働局によると、今春卒業予定の県内大学生の就職内定者数は1月末現在、昨春比3・4%増の3585人だったが、そのうち県内企業の内定組は1276人で、逆に3・8%減った。地元企業の人材確保難はデータにも表れている。

 金沢学院大の就職支援センターによると、今春卒業の学生に対する関東の企業からの求人は例年比2割増しだった。担当者は「利便性の向上に加え、人手不足の関東の企業が採用活動のエリアを広げていることも背景にある」と話す。

 それでも、地元企業の中にはチャンスと捉える向きもある。金沢市内の住宅メーカーは「Uターン就職するケースが増える」とみて、首都圏に進学した県内出身生へのアプローチを強めたい考えだ。採用担当者は「新幹線沿線の企業同士で、学生の争奪戦が激化するだろう」と今後の変化を予測してみせた。

     ◇

 北陸新幹線は正念場の2年目を迎える。開業は地域に何をもたらしたのか。効果は持続できるのか。課題と展望を3回に分けてリポートする。


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