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新・鉄道綜合スレ

4529OS5:2023/11/06(月) 23:51:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/936670/
JR北海道 ③経営努力 収益改善 多角化に活路<イチから!解説>
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2023年11月6日 05:00 JR北海道は国鉄の分割・民営化で1987年に発足して以来、マイカーの普及や高速道路延伸を背景に鉄道の利用者減少に直面してきた。特急の高速化や再開発事業拡大で収益改善を目指したが、2011年の石勝線特急火災事故などトラブル続発で挫折。安全対策の費用を増やしたことで経営が悪化し、赤字路線の見直しを迫られている。
■乗客確保へ高速化追求
 JR北海道の発足時に比べ高規格幹線道路の総延長が7倍、自動車保有台数が2倍近い増加を示す中、同社が力を入れたのが高速化だった。「速く走らせて所要時間を短縮すればサービス向上につながる。鉄道はいかに早く目的地につけるかが本質だ」。JRで長く技術畑を歩んだ元幹部は当時を振り返り、そう語る。
 車体を傾けることでカーブでの高速運転を可能にする振り子式車両を開発し、当時としては道内最速の時速130キロの走行を実現。1994年に函館―札幌間で導入し、同区間を従来より30分短い最速2時間59分で結んだ。97年には釧路―札幌間も45分短い3時間40分に縮めている。
 取り組みは奏功し、鉄道運輸収入は96年度にピークの800億円に達する。ほかにもリゾート列車や、線路と道路の両方を走れる「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の開発にも注力した。
 元幹部は、民営化後に自社で車両や保線の技術者を育てる必要に迫られたとし、「新しい車両を造ることで維持や保守管理の技術も上がる効果があった」と話す。
■再開発で鉄道を下支え
 さらにJRが活路を見いだしたのは再開発事業だ。
 札幌駅を高架化したことで空いた土地を活用し、1990年に商業施設「パセオ」、99年に地下街の「アピア」を開業。2003年には「JRタワー」が営業を始め、百貨店の大丸札幌店や札幌ステラプレイスが入った。ファッション、グルメ、シネマコンプレックスをはじめ医療機関やオフィスなど多彩な施設が札幌駅周辺に集まる「巨艦施設」の誕生を受け、商業の重心は大通地区から札幌駅に移った。
 事業に携わったJRの臼井幸彦・元常務は駅跡地を利用するため旧運輸省と交渉を重ねたといい、「再開発の収益で鉄道事業を支えなければいけない。何としても成功させなければいけなかった」と話す。
 その後、ホテルやマンション建設にも参入。23年3月期連結決算では、鉄道を中心とした運輸事業の営業損益が631億円の赤字なのに対し、不動産賃貸やホテルなどの非鉄道事業は67億円の黒字を出すまでになっている。
 一方で、JRが取り組んだ非鉄道事業には、焼き鳥チェーンやアウトドア専門店、食肉用ダチョウの飼育など実を結ばなかったものも多く、「本業がおろそかになった」との批判もつきまとう。


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