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新・鉄道綜合スレ

4377OS5:2023/06/21(水) 13:14:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4e81a9e1f12bf21fce54cade4e80602ae11745f
富士山に「登山鉄道」構想、スバルライン上にLRT…地元市長は「信仰の山」と反発
6/21(水) 5:01配信
 富士山(3776メートル)の世界文化遺産登録が2013年に決定してから、22日で10年を迎える。観光客数の抑制と環境負荷の低減が課題となる中、北麓の山梨県は、麓と5合目を結ぶ「富士山登山鉄道構想」を描いている。有料道路「富士スバルライン」上に軌道を敷設する計画で、近く調査を行う方針だ。ただ、世界文化遺産登録の際、「信仰の山」という点が重視されており、地元では更なる開発に反対する声も上がる。(清水誠勝)

 県の構想によると、スバルライン上の約28キロ・メートルに敷設した軌道に次世代型路面電車(LRT)を走らせる。1編成の乗客は120人で、上りは約52分、速度制限がかかる下りは約74分を要する。整備費は約1400億円と見積もっており、登山者らへのアンケートを基にした試算では、往復運賃を1万円とした場合に年間約300万人の需要を見込む。

 県は19年に登山鉄道導入の可否を検討する有識者会議を設置。21年に構想をまとめ、今年度は初めて専門的な調査を実施する。急勾配と急カーブへの車両の対応力や、冬季の運行のための氷雪性能などを調べる。架線を設置しなくても走行できるように、バッテリーや給電方法も検討する。

 同県の長崎幸太郎知事は登山鉄道について「日本の象徴である富士山の普遍的価値を守り、高めていく手段の一つ」と強調する。

 富士山では、新型コロナウイルス感染拡大前の19年に506万人の観光客が山梨県側の5合目を訪れた。一方、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)は「神聖な雰囲気を阻害する」などとして、観光客数の抑制を求めてきた経緯がある。

 観光客が主に利用しているスバルラインは公道のため、県は「今もマイカー規制はしているが、観光客数抑制のために車の往来をさらに規制するのは現行法上難しい」としている。これに対し、本数が限られる鉄道なら管理が容易となり、排ガスを出さないLRTには環境負荷を抑えるメリットもあると県は説明する。

 県は構想を基に地元に説明を進める考えだが、同県富士吉田市の堀内茂市長は5月の記者会見で「富士山は信仰の山。これ以上手を入れてほしくない」と反発。地元観光連盟などは「電気バスの拡充も検討すべきだ」として鉄道に反対している。

 また、世界遺産のエリア内で開発行為を行うには、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(イコモス)」に認められる必要がある。日本イコモス国内委員会の岡田保良委員長は「開発が環境に与える影響などを慎重に評価する必要がある」との見解を示している。

 ◆次世代型路面電車(LRT)=「ライト・レール・トランジット」の略で、騒音や揺れを抑えた低床の路面電車。山梨県によると、災害時は緊急車両も路面を走ることができ、氷雪にも強いという。国内では富山市などで導入されている。


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