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新・鉄道綜合スレ

4270OS5:2023/03/07(火) 14:41:42
利便性の低下を懸念する声も
福井県越前市に完成予定の越前たけふ駅(画像:(C)Google)

 このため、一部の駅では利便性の低下を懸念する声が絶えない。

 金沢駅から敦賀駅間で新幹線の停車する

・小松駅
・加賀温泉駅
・芦原温泉駅
・福井駅

は、いずれも現在はサンダーバードとしらさぎの停車駅である。当然、現在も北陸本線の駅があり、2024年春以降は並行在来線と接続する。

 ところが福井〜敦賀間は既存の駅を利用せず、新設される越前たけふ駅(福井県越前市)が新幹線停車駅となる。駅の位置は北陸本線武生駅から約3km離れており、接続駅はない。

 現在、福井〜敦賀間にある武生駅と鯖江駅にはサンダーバードの一部列車が停車する設定になっている。この地域では特急停車駅がなくなってしまうため、新幹線開通後は利便性が低下すると考えられている。

耐えぬ運行存続を求める声
サンダーバード(画像:写真AC)

「めがねの街」として知られ、新幹線駅もない鯖江市では新幹線の早期整備を支持する一方、いかに利便性を確保するかが課題となってきた。

 同市は2012(平成24)年時点で「仮称・南越駅(現在の越前たけふ駅)までシャトルバスを運行する」ことを県に要望することが市議会で議論されたほか、2013年には、鯖江商工会議所が新幹線開業時に鯖江駅に停車する快速電車の増便を求める建議書を市に提出している。

 鯖江市に限らず沿線では新幹線を求めるとともに、現在の北陸本線と同等かそれ以上の利便性を求める声が続いて来た。結果、福井県では新幹線開通後も並行在来線でサンダーバード・しらさぎの運行存続を求める声が極めて強い状況が続いてきた。

 この声は2015年9月、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの稲田朋美自民党政調会長(当時)が『福井新聞』の取材に応じ、特急存続に対して

「敦賀駅の利便性向上も含め、県全体で可能性を模索していくことは必要だ」

という意見を表明した頃から存在感を増した(『福井新聞』2015年9月2日付朝刊)。

蒸し返されるフリーゲージトレイン
フリーゲージトレイン(画像:国土交通省)

 これを踏まえ、福井県ではJR西日本との間で特急存続を求める協議を実施したものの、2021年6月に打ち切りとなった。JR西日本が難色を示し、福井県も収入が減少すると試算されたためだ(現行の特急すべてを乗り入れた場合、年間7億円が減少)。

 さらに、福井県では代替案として関西圏から敦賀駅まで運行されている新快速の延伸を要望したものの、敦賀以北に約140億円を投じて直流化する必要があるため、こちらも断念せざるを得なかった。

 特急も新快速も不可能となったことで、福井県では敦賀延伸にあたって導入が検討されていたフリーゲージトレイン(異なる軌間を直通できるようにした列車)を断念した国の責任を問う声が、自民党県議からもあがっている。

 すでに消滅した構想であるフリーゲージトレインが蒸し返されるあたり、沿線の利便性確保が

「地域の死活問題」

になるという意識が共有されていることがわかる。

 ハピラインふくいでは2024年春以降、福井〜敦賀間の運行本数を現行の1日102本から126本に増便する経営計画を策定している。増便にあたっては快速列車も設定、新幹線や敦賀駅での特急・新快速の接続も調整される見込みだ。


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