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新・鉄道綜合スレ

4052チバQ:2022/10/15(土) 16:47:59
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/742509/?rct=n_jrhokkaido
<留萌線廃止 見えた課題>下 増毛6年後 観光客増、人口減は止まらず
10/08 05:00
観光客が訪れている旧増毛駅舎。一方、バスやタクシーは減便、撤退が続く
観光客が訪れている旧増毛駅舎。一方、バスやタクシーは減便、撤退が続く
 シルバーウィーク後半の9月24日、増毛町は昼過ぎから青空がのぞいた。旧増毛駅の駐車場には約40台の車が止まり、ナンバーは札幌、帯広、釧路、北見など町外からの訪問が目立つ。

 車を止めた観光客の多くは、近くの観光案内所やすし店、酒蔵まで足を延ばしていた。札幌から夫婦で訪れた会社員高橋稔さん(57)は俳優の故高倉健さんのファン。旧増毛駅は高倉さん主演の映画「駅 STATION」(1981年)の舞台で、駅内に飾られている当時の写真を熱心に眺め、「駅舎の雰囲気がとてもいい」と満足そうだ。

■観光拠点の旧駅

 増毛駅は留萌線の終点として約100年の歴史を誇った。2016年の路線廃止後も駅舎は残り、今は増毛観光の拠点として欠かせない存在だ。廃線から間もなくJRから駅舎を譲り受けた町は、建物の増築に着手した。駐車場など周辺整備にはJRから支払われた支援金の一部3千万円を充て、終着駅の象徴である列車止めも残した。

 歴史ある駅舎は鉄道ファンを中心に注目を集め、廃止前は年間25万人前後だった町への観光客数は、コロナ下のここ2年を除けば、毎年30万人を超えている。

 廃線を逆手に活性化につなげた好例とも言えるが、JRの代替交通として市民の足を支えるバスやタクシーの運行にはほころびが出ている。

 日本海沿いを走り留萌と増毛、札幌を結ぶ路線バス「特急ましけ号」の廃止が町に提案されたのは昨年秋だった。運行する沿岸バスによると、1回の運行で乗客は平均5人以下。「赤字が続き、これ以上は継続できない」と理解を求めた。

 利用の少ない路線とはいえ、バスで札幌に通院する町民もおり、町は受け入れられなかった。沿岸バスに対して運行支援として、年間約650万円の町税の投入を決めた。路線は維持されたが、毎日だった運行は週3日に減った。

■タクシーは撤退

 町内に常駐していたタクシー会社も、昨年3月に「採算が取れない」などの理由で撤退した。このため、町は今春から公用車を使ったハイヤー事業に踏み切った。初乗り300円と相場の半額程度。平日の昼間のみだが、スーパーへの買い物や通院など1回500〜千円ほどの負担とあって、高齢者を中心にニーズは高い。ただ運賃収入だけで人件費や燃料費などはまかなえず、町は本年度、300万円の予算を計上した。

 公共交通が先細りする原因を、町は人口減と分析する。9月末の人口は3791人で、廃線になった16年末(4606人)と比べると2割近く減り、止まる気配はない。

 廃線と人口減の因果関係がはっきりしないものの、堀雅志町長は「利用する人が少なくなれば、公共交通を維持するのはますます難しくなる」と述べ、町の負担が重くなることを覚悟する。今後、公共交通が立ち行かなくなる可能性を懸念し、「留萌線の廃止を控えるほかのマチの将来の姿かもしれません」と警鐘を鳴らしている。


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