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新・鉄道綜合スレ

4040チバQ:2022/10/14(金) 00:28:02
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221010-OYT1T50058/
[鉄道150年 それぞれの選択]<中>バス会社が3セク運行
2022/10/10 21:08
鉄道150年
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丹鉄…運賃値下げ、駅カフェも
 駅舎にコーヒーの香りが漂う。景勝地・天橋立で知られる京都府宮津市。10月初旬、京都丹後鉄道(丹鉄)の宮津駅では、待合室に4年前に開店したカフェで、利用者がカップを手に列車を待っていた。

[鉄道150年 それぞれの選択]<下>新幹線開業 在来線に影響
京都丹後鉄道の宮津駅構内にあるカフェ。鉄道に人を呼び込む一つの仕掛けだ(5日、京都府宮津市で)
 「カフェが出来ただけで、駅の雰囲気も随分すてきになった」と、沿線に住む吉田あい子さん(72)。この日は夫を病院に連れて行った帰りで、「また電車を使おうかって気持ちになりますよね」と笑顔で話した。


 京都府と兵庫県の北部を走る丹鉄は、2015年から民間企業「ウィラー」(大阪市)の子会社が運営する。異色なのは、ウィラー社が鉄道事業者ではなく、高速バスやタクシーを手がけている点だ。

 前身の北近畿タンゴ鉄道は、両府県などが出資する第3セクター鉄道だったが、慢性的な赤字だった。再生を図るために列車の運行やサービスを委託する企業を公募。他の交通機関のノウハウを持つウィラー社ならと期待して託した。

 ウィラー社が試みているのは、鉄道の地域の足としての役割を取り戻すこと。カフェは、鉄道と住民の距離を縮める入り口だ。気軽に使ってもらえるように19年には運賃も値下げし、初乗りは170円から150円になった。

 鉄道の弱点である駅から先の不便さを補うため、本業のノウハウも活用。地元タクシー会社とも連携し、昨年から一部沿線で駅周辺であれば月額5000円でタクシーが乗り放題になるサービスも始めている。

 委託契約は10年間。コロナ禍もあり、目に見えて利用者が増えたわけではないが、宮津市企画課の中村真由子さん(42)は「観光はもちろん、高齢者、高校生には必要な交通機関。なんとか良い方向に行けば」と期待する。

      ◇

 丹鉄の現状は、1987年の国鉄民営化前後に相次ぎ誕生した3セク鉄道の行き詰まりの一つの例だ。

 3セク鉄道は、当時、 莫大ばくだい な赤字を抱えていた国鉄から不採算路線を切り離す目的で設立された。1キロあたりの1日の利用者が4000人未満の計83路線を対象に、半数以上を廃線にする一方、地元が存続を要望した36路線を3セク化し、自治体に経営を委ねることで「延命」させたのだ。

 元は不採算路線であり、運営主体が代わっても経営は厳しい。「第三セクター鉄道等協議会」によると、コロナ禍前の2019年度でも、加盟する3セク鉄道のうち8割は赤字だった。

 08年4月に廃止された兵庫県南部の三木鉄道のように姿を消した路線もある。

 国学院大の高橋信行教授(行政法)は「3セク化は一つの方法だったが、国鉄民営化から35年がたち、人口減や高齢化で自治体の財政余力も小さくなった。維持できなくなる路線は増えてくるだろう」と指摘する。


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