したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・鉄道綜合スレ

3787チバQ:2022/02/19(土) 14:41:52
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-828168.html
世界初! 四国で始まった線路と道路を走る“二刀流車両” 乗ってわかったDMVの注目点と課題
2022/02/19 11:01デイリー新潮

世界初! 四国で始まった線路と道路を走る“二刀流車両” 乗ってわかったDMVの注目点と課題

阿佐海岸鉄道DMV93形の入出庫は、バスモードで行なわれる。

(デイリー新潮)

 第3セクターの阿佐海岸鉄道は1992年3月26日に阿佐東線(あさとうせん)海部―甲浦間が開業し、1両の気動車が“地元の足”という重責を担っていた。開業30周年が近づいた2021年12月25日、世界初となるDMVの運行を阿波海南文化村―道の駅宍喰温泉・海の駅とろむ間で開始。地元客のほか、観光客も取り込もうと沿線が一体となって盛り上げている。導入までの歴史、DMV車両の概要、注目点などを取り上げる。【岸田法眼/レイルウェイ・ライター】

DMVとは
 DMVは「Dual Mode Vehicle(道路と線路を走行可能な車両〔バス〕)」の略で、JR北海道が2002年10月から開発に乗り出した。2004年1月に日産自動車のシビリアン(マイクロバス)をDMV化改造した試験車DMV901が登場すると、6月28日から札沼線石狩月形―晩生内(おそきない)間で走行試験が行なわれた。

 2005年9月にプロトタイプと位置づけたDMV911・912が登場。引き続き走行試験を実施し、2007年4月14日に釧網本線浜小清水―藻琴間で、鉄道モードとバスモードの“二刀流”による試験的営業運転が行なわれた。

 2008年には定員を16人から25人以上に増やすため、トヨタ自動車のコースター(マイクロバス)に切り替え、DMV921〜923が登場。実用化に向けて、試験などを進めていた。しかし、2011年以降、事故や不祥事が相次いだ影響で、「安全最優先」に方針転換したことから、2014年9月10日に実用化を断念した。

徳島県と阿佐海岸鉄道が実用化に乗り出す
 DMVは全国の自治体や第3セクター鉄道などから注目を集め、試験運行が実施された。徳島県もJR北海道のDMVを借り、2011年11月16日から17日にかけて、JR四国の牟岐線牟岐―阿佐海岸鉄道の阿佐東線宍喰間で走行試験、2012年2月10〜12日に試乗参加者を乗せたデモ走行がそれぞれ実施された。

 2016年に入ると、徳島県が「阿佐東線DMV導入協議会」を発足し、DMVの実現に向けて協議を重ねてゆく。阿佐海岸鉄道は開業後、沿線の人口減少などで利用客が伸び悩み、赤字に歯止めがかからない状況だった。同社の井原豊喜専務によると、路線の存続が厳しい状況に追い込まれていたという。しかし、「列車がなくなるというのは、地域(沿線)にしても残念なことになる」(井原専務談)ということもあり、「廃止」という選択肢はなかった。

 幸い阿佐海岸鉄道はDMVを導入する環境が整っていた。海部―甲浦間の距離が8.5キロと短く、改修工事による投資額を抑えることが可能、通勤や通学のラッシュがない、全線が高架、盛土、トンネルという構造なので、駅構内を除き踏切がない。そして、DMV導入の大きな決め手となったのは、「DMVに置き換えることで、DMV自体を観光資源にして、地域の活性化に生かそう」(井原専務談)というものだった。2019年3月16日のダイヤ改正で、牟岐線との直通運転を終え、DMVの導入に向けて準備が進められてゆく。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板