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新・鉄道綜合スレ

3507荷主研究者:2021/05/04(火) 21:19:31

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/526389?rct=n_hokkaido
2021年03/27 05:00 北海道新聞
<検証 北海道新幹線>(1)乗客減、打開策探る 東京頼み、見えた限界

開業5周年を迎えた新函館北斗駅で、停車する北海道新幹線車両とともに記念撮影する家族連れ=26日午後、北斗市(中本翔撮影)

 北海道新幹線開業5周年を迎えた26日、新函館北斗駅(北斗市)では地元関係者らが節目を祝い、到着した新幹線客を横断幕などで出迎えた。隣の木古内駅(渡島管内木古内町)でも周辺の町を紹介するパネル展などが開かれていたが、多くの人が集まるようなイベントはなく、いつも通りに落ち着いていた。

 津軽海峡に面する木古内町。2016年3月26日の北海道新幹線開業は人口減に苦しんでいたマチを大きく変えた。だが、この4月、町役場で15年前にできた「まちづくり新幹線課」から「新幹線」の文字が消え、「まちづくり未来課」に改称される。担当者は「新幹線によるまちづくりの一定の役割を終えたので」と説明する。

 「新幹線の開業は、マチが生まれ変わるチャンスだと思った」。00〜20年に木古内町長を務めた大森伊佐緒さん(67)は、新幹線駅前に立つ道の駅「みそぎの郷きこない」を見上げて当時を振り返る。

 「みそぎの郷」は新幹線開業の2カ月前にオープン。それ以来、周辺自治体を含む広域観光の拠点となり、同町の観光客は、15年度の15万人から16年度には62万人に急増した。その後も年間観光客は新型コロナ感染拡大前の19年度まで50万〜60万人台を維持。木古内町は北海道新幹線開業に伴う数少ない成功例だ。

 しかし、北海道新幹線新青森―新函館北斗間は利用客の減少が続き、開業間もない16年度でこそ乗車率は32%だったが、17年度以降は20%台に低迷。一方、15年に金沢まで開業した北陸新幹線は5年目でも上越妙高―糸魚川間の乗車率が40%を超え、沿線の観光振興などにも大きな役割を果たしてきた。この違いはどこにあるのか。

 市民から親しみを込めて「おみちょ」と呼ばれる近江町市場は、金沢市街地の真ん中に位置する。今年で開設300年になる「市民の台所」は、6年前の北陸新幹線金沢開業を機に首都圏などから多くの人が訪れる石川県を代表する観光スポットになった。

 「それはもう劇的な変化でしたよ」。市場の青果店「フルーツ坂野」専務の坂野浩章さん(41)はこう振り返る。店内にはテレビのロケで訪れた芸能人との記念写真が20枚ほど。新幹線開業前は郊外への大型スーパーの進出などで、人がまばらだったが、開業後は観光客であふれ、新型コロナの感染が拡大する前は「地元客が来づらくなるほどだった」(同市場商店街振興組合)という。

 石川県開業企画課によると、北陸新幹線(上越妙高―糸魚川間)の利用者数は金沢開業後の1年間で926万人にのぼり、開業前の在来線特急に比べ2・9倍に急増。5年目でも2・6倍を維持している。それに対し、北海道新幹線は開業1年間が1・6倍だったのが、4年目の2019年度は1・2倍程度に縮小。金沢との比較で見えてきたのは、北海道新幹線の利用者増加を阻む高い「壁」だ。


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