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新・鉄道綜合スレ

35チバQ:2015/08/26(水) 23:21:20
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20150825-OYTNT50059.html
北陸新幹線 福井先行開業 高い壁
2015年08月26日
金沢-福井間で最大の難工事とされる九頭竜川橋梁のイメージ図(県提供)
金沢-福井間で最大の難工事とされる九頭竜川橋梁のイメージ図(県提供)

 ◇与党PT近く結論

 北陸新幹線金沢―福井駅間の開業を敦賀開業より2年前倒しして2020年度とする「福井先行開業」の可否を話し合う与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)検討委の議論が大詰めだ。13回の議論を重ね、近く結論を出すが、技術的に困難とされる工期短縮など、山積する課題の克服は容易ではない。(原典子)

 金沢―敦賀間の開業は当初25年度の計画だったが、「石川、富山から11年遅れでは取り残される」との危機感を背景にした県の強い要望を受け、政府は今年1月、敦賀開業を3年前倒しする方針を固めた。

 同時に福井先行開業について課題を整理して「夏をめど」に結論を出すことを決定。北陸3県などの国会議員9人が3月から課題の解決策を探ってきた。

 課題は、▽九頭竜川鉄橋などの工期2年短縮▽一時的に発着駅となる福井駅近辺に車両が折り返すための点検場所の確保▽えちぜん鉄道高架工事の2年短縮▽用地買収が間に合うか――などだ。

 特にハードルが高いとされているのが、太田国土交通相が「技術的に困難」とする工期短縮だ。新幹線の線路の両端を県道が走る一体橋の九頭竜川橋梁(410メートル)の現行計画では橋桁などの完成は19年度末。更にレールの敷設や電気設備の工事、2回冬をまたいで行う試運転などを8年後の敦賀開業に間に合うように終える工程で発注済みだ。

 検討委では、通常なら工事を中断する川の流量が多い6〜10月の工事継続▽昼夜を通した工事――などの短縮案も出ているが、設計のやり直しなどで事業費増は避けられない。

 JR福井駅の高架工事も課題だ。えち鉄が新幹線高架の一部を暫定利用して高架化を進める計画のため、えち鉄の高架工事が終わらないと新幹線の高架工事は行えない。検討委では工場で組み立てた部品を現地で仕上げる工法で時間短縮を図る案が検討された。

 また鉄道建設・運輸施設整備支援機構の試算では、福井駅で折り返すための車両の仮置場「留置線」の費用は130億〜160億円。敦賀開業後に撤去する場合、解体費も必要だが、財源は示されておらず、地元負担が生じる可能性もある。

 金沢―福井間の新幹線のダイヤも、在来線特急との乗り継ぎが不便にならないだけの本数が確保される保証がなく、福井駅で待ち時間が長くなる懸念も残る。

 こうした中、県内でも福井先行開業への意見は温度差がある。経済界は観光客増などによる経済効果を視野に敦賀開業の3年短縮の決定前から福井先行開業を熱望。自民党の稲田政調会長らも昨年末から先行開業への意気込みを語っていた。

 ただ、「色々精査してきたが、どの項目をとっても先行開業は難しいと思う」(検討委メンバーの高木毅衆院議員)との見方も強い。ある自民県議は「不透明な部分も多く、多額の費用と労力をかける価値があるのか疑問だ」と話す。

 県は、「基本的には賛成」だが、利便性の確保や費用負担などもあり、「実現できさえすればいいと言うわけではない」と様子見だ。

2015年08月26日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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