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新・鉄道綜合スレ

3314荷主研究者:2020/11/21(土) 21:11:18

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/475311?rct=n_hokkaido
2020年10/28 18:51 北海道新聞
<論点・並行在来線-新幹線時代を前に>2 地域の足 人口減加速、採算厳しく

平日朝の蘭越駅ホーム。通学に欠かせない足だが、少子高齢化で高校生は減っている

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 10月下旬の平日、午前7時5分すぎ。それまで人けのなかったJR蘭越駅のホームに高校生が次々と姿を見せた。あっという間に40人ほどが乗り込むと、列車はほぼ満席に。2駅先のニセコ駅まで乗るニセコ高2年の気田紘一朗さん(17)は「列車がなくなるなんて想像できない」と話す。

■生徒利用半減

 後志管内の函館線沿線には14の高校があり、鉄路は通学の足だ。だが、JRから窓口業務を委託された町の臨時職員として10年前から蘭越駅で働く増子謙克さん(60)は「駅を使う生徒は半分に減った」と話す。毎朝、通学風景を見守ってきただけに鉄路への思いは人一倍強いが「子どもたちの負担となる赤字路線は残せない」と複雑な表情だ。

 実際、採算は厳しい。小樽―長万部間の1キロ当たり1日平均利用者数を表す「輸送密度」は2018年度625人。JRが維持困難路線の目安とする2千人を大きく下回る。鍵を握る沿線人口は15年時点で18万5千人と、区間の長さがほぼ同じ函館―長万部間の半分ほどだ。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、小樽―長万部間の45年時点の人口は今の半分近くの約9万7千人に減る。

 過疎地の鉄路に未来はないのか。共和町の山本栄二町長は「財政を考えればバス転換しかない」と厳しく見る。函館線小沢駅は町内に残る唯一の駅。35年前、ここから共和町の中心部を横断して岩内に至る国鉄岩内線が廃線になった。代わりに運行が始まったバスは1時間に1本、岩内から町中心部を経由して小樽、札幌に行く。「バスの運用次第で鉄路以上に利便性は高まる」と山本町長は前向きにとらえる。

■先細りの不安

 しかし、仮に鉄路が廃止された場合、沿線自治体の全てに小樽や札幌への直通便が確保される保証はない。高齢化が進む中、通院などで公共交通に頼る住民の存在は無視できず、並行在来線の存廃論議には「町が先細りする」(蘭越町の金秀行町長)との不安が常につきまとう。(桜井翼)


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