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新・鉄道綜合スレ

3239荷主研究者:2020/09/05(土) 14:33:45

https://www.sakigake.jp/news/article/20200730AK0010/
2020年7月30日 11時50分 秋田魁新報
鳥海山ろく線の通学利用、激減 料金高い? 5年で6割減

鳥海山ろく線の列車を降りて改札に向かう高校生。通学定期の利用減少が近年目立つ=17日朝、羽後本荘駅

 第三セクター・由利高原鉄道が運行する秋田県由利本荘市の鳥海山ろく線(羽後本荘―矢島間23キロ)で、主な利用者層である高校生の乗車が急激に減っている。通学定期券の購入者数はここ5年で6割も減少。少子化に加え、保護者による車での送迎の広がりが影響しているとみられるが、高額な定期券代(運賃)も敬遠される要因との声も聞かれる。現状を探った。

 17日午前7時半すぎ、羽後本荘駅。矢島発の上り列車が到着すると、20人ほどの高校生がホームに降り立った。

 改札を週に数回担当する20代女性社員は「人数は以前より減っていますね」。夕方よりも朝、上り線より下り線の減少が目立つという。

 本荘地域や矢島地域への通学に欠かせない存在となってきた山ろく線。だが、通学定期券を高3の長男のために購入している40代男性会社員は言う。「料金が高いと感じる。もっと安くなればありがたい」

 男性の自宅と職場は矢島地域。長男は本荘地域の高校に通学する。一方、本荘地域で働く地元の同世代の間では、車で出勤する途中に子どもを高校まで送る人が少なくないという。「運行時間帯や運賃次第でもっと利用は増えるはずだ」と話す。

 由利高原鉄道によると、矢島―羽後本荘間(23キロ)の1カ月定期券は高校生で1万8230円。収益性が低いとされるJRの「地方交通線」と同じ運行距離で比べても1万円ほど高い。山ろく線のような三セク鉄道の多くは、利用者の少ない不採算路線であり、収入を確保するには運賃体系を高めにせざるを得ず、定期券の割引率も低いためだ。

 一方、同じ三セク鉄道の秋田内陸線(鷹巣―角館間94・2キロ)の場合、通学定期券を購入する高校生には、沿線の北秋田市と仙北市から助成があり、代金がJRと同等になるよう調整されている。

 北秋田市によると、補助率は45〜60%ほど。鷹巣―阿仁前田間(25・2キロ)を例に取ると、通常の定期券代金は1万9740円だが、負担は7560円で済む。昨年度は市内の高校生約160人が助成を利用した。

 これに対し、由利本荘市は高校生の通学利用に助成はしていない。市地域振興課によると、山ろく線と並行して走るバス路線があり、鉄道だけを支援する形は好ましくないという。

 担当者は「『料金が高すぎる』という声は把握しているが、安くして利用が増えるかは未知数。これまでに大きな値上げが行われたわけでもない」と話す。

 市内の高校関係者は、高校生の乗車低迷と割高な運賃に密接な関連はないとみる。「車で送迎される生徒は以前より明らかに増えた。保護者は料金よりも職場の場所、天候や時間などを判断材料にしているのではないか」と語る。

 関連性がはっきりしない点を踏まえ、由利高原鉄道の萱場道夫社長は「効果的な乗車促進対策を取るためにも、まずはニーズの調査を急ぎたい」と話す。市も「現状を考えると、何らかのてこ入れが必要」として、調査には協力する意向を示す。


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