したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・鉄道綜合スレ

3202チバQ:2020/08/07(金) 18:15:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/d19cdb11aced078ed81b252a2eeb3d50ea0514d9
東武、「SL2機体制」で試される日光戦略の勝算
8/7(金) 5:20配信


東武日光駅に入線した蒸気機関車「SL大樹」。通常は下今市―鬼怒川温泉間で運行している(記者撮影)
 東武鉄道が運行する蒸気機関車「SL大樹」が8月5日、日光線の東武日光駅にお目見えした。

【写真】東武日光駅へ乗り入れる列車のヘッドマークもお披露目

 SL大樹は同社が鬼怒川線の下今市駅から鬼怒川温泉駅までの12.4kmで走らせている観光列車。デビュー3周年を前に日光・鬼怒川エリアのもう一方の玄関口、東武日光駅に初めて乗り入れた。10月に下今市駅から同駅までの営業運転に乗り出す。

■東武日光に新たに乗り入れ

 東武では7月末、真岡鉄道(栃木県)で活躍していたSLが検修庫のある南栗橋車両管区に到着。今年12月からは同社が運行するSLが2機体制となる。2021年夏以降、鬼怒川線でも平日を含めて毎日運転するなど、SLによる地域の観光振興を一層強化していく方針だ。
 同社は8月5日、東武日光駅でSL大樹のお披露目と新プロモーションの発表会を開催した。同駅に乗り入れる列車は「SL大樹『ふたら』」と命名。中禅寺湖の北にそびえる男体山の異称で、日光の地名の由来でもある「二荒山(ふたらさん)」にちなんで名付けた。

 デビューは10月3日を予定。その後、当面は臨時列車として月1回程度、下今市―東武日光間の7.1kmを17〜23分かけて走る。一方、鬼怒川線のSLの列車名称は従来どおりSL大樹とする。
 併せて「It’s SLOW time」と銘打った新しい観光プロモーションの開始を発表。女優の門脇麦さんを起用したテレビCMを展開し、ゆっくりとしたSLの旅の魅力を20〜30代をターゲットに訴えていく考えだ。

 SL大樹は3年前の2017年8月10日に営業運転を開始した。名称の「大樹」は江戸幕府を開いた徳川家康をまつる日光東照宮にあやかって、征夷大将軍の唐名から採用された。ヘッドマークは徳川家の「三つ葉葵」の紋とC11形の3つの動輪を掛け合わせたようなデザインになっている。
 現在使用するSLは1941年製の「C11形207号機」。2016年にJR北海道から借り受けた。長く北海道で活躍して1974年にいったん廃車となったが、動態保存機として復活し「SLニセコ号」などで人気を呼んだSLだ。「カニ目」と呼ばれる離れた2つの前照灯が霧の多い北の大地出身であることを物語っている。

 編成はSLを先頭に、自動列車停止装置(ATS)を備えた車掌車、国鉄時代の14系客車3両、最後尾で支援するディーゼル機関車(DL)の6両で構成。東武の「SL復活運転プロジェクト」には全国各地の鉄道会社が協力しており、車掌車はJR貨物とJR西日本、客車はJR四国、DLはJR東日本から譲り受けた。

 設備面では、終着駅でSLの進行方向を変える転車台をJR西日本から譲渡された。発着駅となる下今市駅と鬼怒川温泉駅にある転車台は、それぞれ長門市駅(山口県)と三次駅(広島県)から運ばれた。機関士・機関助士や検修員は大井川鉄道など、SL運行の知見がある各社で養成した。

■真岡鉄道のSLも仲間入り

 全国の鉄道会社から車両や設備、ノウハウを集めて実現した復活運転だが、今年7月31日にまた仲間が増えた。同社の南栗橋車両管区にSL「C11形325号機」が到着し、報道関係者に公開された。
 325号機は茨城・栃木両県にまたがる真岡鉄道で活躍。只見線などJR東日本管内に“出張”する機会も多く、各地で人気を集めていた。が、維持コストがかさむことから売却が決定。2019年3月に実施した一般競争入札で東武が落札した。JR東日本の大宮総合車両センターでの検査の後、栗橋駅のJR・東武間の連絡線を経由して南栗橋へ運ばれた。今後、改造工事や乗務員の訓練を経て今年12月にデビューする予定だ。

 325号機のほか、JR東日本からDL「DE11 09」とJR北海道から14系客車「スハフ14 501」1両も新たに導入した。大樹は現在、特急のグリーン車座席を使用した「ドリームカー」を含む5両の客車を組み変えながら運用しているため、もう1両ある車掌車と合わせ、客車3両のSL列車を2編成つくることができるようになる。
 東武にとってSLが2機体制になるメリットは大きい。1機だけの場合は、大きな検査になると長期間運行ができなくなってしまう。実際に、埼玉県の秩父鉄道が熊谷―三峰口間で運行する「SLパレオエクスプレス」は全般検査のため、2020年はSL運転ができない。

 SLが2機あれば、一方が検査に入っても、もう一方を使って運転が継続できる。また、東武は今年6月6日のダイヤ改正で大樹をSLとDLによる牽引がそれぞれ2往復の1日計8本とした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で現在はSL2往復のみとなっているが、2機体制になると4往復すべてをSLで運転することが可能になる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板